JP6485784B2 - 帯揚げ - Google Patents

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Description

本発明は、着物を着用する際に装着する帯揚げに関するものである。
従来、着物を着用する際に女性の場合、帯の形を整え固定する小道具として帯枕を使用する。帯枕は、枕部を背中に当て紐部を前に廻し胸元で結び帯の中へしまうが、帯枕は装飾性のない紐や白ガーゼ等が使われているために、その紐を含む帯枕を包み隠すために装飾性のある帯揚げを使用し、脇から胸にかけて華やかに飾るものとして用いられる。
帯揚げは、一般的には細長い布であり、長辺中央部で背中に位置される帯枕を包み、残りの部分を両脇よりそれぞれ前にもってきて、帯枕の紐を隠しつつ、胸元で余分な長さと幅を綺麗に折り畳み結ぶ等して着物と帯の間に差し込み装着するが、着物を着る機会の少ない方や着付けの苦手な方等を含む使用者にとっては、難しく時間と手間がかかるという問題があった。
実開昭63−24226公報 特開2012−219417公報
そこで本発明の帯揚げは、誰にでも簡単に美しく装着することができる帯揚げを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明が提供する帯揚げは、背中に位置させる帯枕を包む収納部分と、脇から胸元にかけて着物と帯との間に装着する前側部分とを備えた帯揚げであって、長尺の布を幅方向に三つ折り以上に折り、長辺中央部に前記収納部分を形成し、さらにその両側の部分を幅方向に二つ折り以上に折り重ね、合わせ目を固定するか、その両側の部分を幅方向に丸めて合わせ目を固定することで、前記前側部分を形成する。
本発明の帯揚げは、背中に位置される帯枕を包む収納部分は大きく開き包み易くズレにくい構造とし、脇から胸元にかけて着物と帯との間に装着する前側部分は、あらかじめ仕上がり時と同様の形や膨らみを形成させ、全体のバランスを考慮し着物と帯の間に差し込みするだけで容易かつ短時間で確実に美しく装着できるようにする。
本発明が提供する帯揚げは、収納部分が三つ折り以上に折られており、広げると船底のような形状をしていて大きく開くため、帯枕の大きさに係わらず包み易くズレにくい構造となっている。
本発明が提供する帯揚げは、脇から胸元にかけて着物と帯との間に装着する前側部分が、あらかじめ仕上がり時と同様の形や膨らみが形成されているため、帯揚げの余分な長さと幅を綺麗に折り畳み、交差・結ぶ等して着物と帯の間に差し込み美しく装着するという、難しく時間と手間のかかる作業が省略できる。
本発明の帯揚げの収納部分で背中に位置される帯枕を包むと、形成されている前側部分が両脇に位置してくるので、右側と左側をそれぞれ脇から胸元にかけて帯枕の紐を隠しながら着物と帯の間に装着すればよい。
この帯揚げは、着物を着る機会の少ない方や着付けの苦手な方等を含む使用者にとって、前側部分を全体のバランスを考慮し、交差・結ぶ等して着物と帯の間へ差し込むだけで容易かつ短時間で確実に美しく装着できる。
本発明の帯揚げは、形成された前側部分で、いりく・本結び・おはさみ等や、また他の布を用いて胸元の交差する部分を覆う等、いろいろな装着方法が容易に行うことができ、装飾性のバリエーションも豊富になる。つまり、本発明の帯揚げは、三つ折りし、さらに二つ折りして固定した前側部分を備えたことによって、従来のように脇から胸元に回した部分を整える作業が不要であり、そのままいりく等の作業をするだけですむ。
また、前側部分内に弾性のある厚み固定材を設けると、仕上がり時と同様の形や膨らみがより安定し、長時間形が保持される。
帯揚げの正面図である。 帯揚げの収納部分を開き、帯枕の収納を示す図である。 図1の帯揚げの作成手順((a)(b)(c))を示す図である。 図1の帯揚げを装着した状態を示す正面図である。 (a)背中に位置させる帯枕を帯揚げで包んだ図である。 (b)形成された前側部分が両脇に位置することを示す図である。 帯揚げで帯枕を包んだ図である。 帯揚げの前側部分の装着例(a)(b)(c)。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を実施例によって説明する。
図1は、帯揚げAの正面図で、帯枕8を包む収納部分2と前側部分3を備える。固定4の方法はいろいろあるが好ましくは長さ方向に縫う。
図2は、帯揚げAの収納部分2を開いて帯枕8の収納を示す図である。
次に帯揚げAの作成手順を図3で説明する。
まず、長尺の布1を幅方向に三つ折り以上に折る。好ましい一例として内三つ折りで作成した場合の手順を説明していく。長尺の布は、例えば一般に着物や服などに用いられる布である。
(1)長尺の布1を幅方向に内三つ折りする(図3(a))。
(2)図3(b)は内三つ折りされた状態を示し、長辺中央部に収納部分2が形成される。
(3)図3(c)は、さらにその両側の部分を幅方向に二つ折り以上に折り重ね、合わせ目を例えば縫い合わせることによって固定4し前側部分3が形成された状態を示す。なお、幅方向に丸めて合わせ目を縫い合わせることによって固定4し前側部分3を形成する場合もある。固定方法は、縫い合わせることに限らない。
(4)前側部分3に弾性のある厚み保持材5を設ける場合は、前記載(3)の合わせ目を固定4する前に行うとよい。この弾性のある厚み保持材5は、綿状態の合繊綿・木綿・真綿・麻綿や、発泡ポリエチレンやパンヤ等が良い。厚み保持材5は、例えば布1の特性によっては、設けない場合もある。
次に図4・図5・図6で、上記帯揚げAを使用した着物の着付け例を説明する。
図4は帯揚げAを装着した状態を示す正面図である。
(1)まず着物6を着付けて帯7で締めたら、背中の帯山の位置に帯枕8を当て、帯枕8の紐を両脇から前に持ってきて胸元で結び、結び目は前から見えないよう着物6と帯7の間に入れ込み、帯枕8を固定する。
(2)次に帯揚げAは、収納部分2を広げた状態にして両手で後ろ手に持ち、図5(a)で示すように背中に位置される帯枕8を包む。
なお、あらかじめ帯揚げAで帯枕8を包んでから、帯枕8を前記(1)記載のように背中に位置させてもよい。この場合も、三つ折りしているので、しっかりと帯枕を保持することができる。
(3)次に、図5(b)で示すように、帯揚げAの形成された前側部分3が両脇に位置してくるので、それぞれを右手・左手で持ち、胸元中央に持ってきたら、着物7と帯8の間に仮に収納する。
(4)次に、帯8のお太鼓の形を整え帯締め9を結んだら、着物6と帯7の間へ仮に収納しておいた帯揚げAの前側部分3を、脇から胸元にかけ帯枕8の紐を隠しながら胸元で左側が前になるように交差・結ぶ等して、着物7と帯8の間へ全体のバランスを考慮し装着する。
図6で、帯揚げAの前側部分3の装着の仕方を例示する。装着の仕方はいくつもあるが、適宜好ましい方法を選択すればよい。
(a)は交差させて着物6と帯7の間へ装着する。
(b)は結んで着物6と帯7の間へ装着する。
(c)は前記(a)同様交差させて着物6と帯7の間へ装着し、さらに同じ生地又は別の生地や素材で作った形成した布Bで交差した部分を隠し着物6と帯7の間へ配置すると本結びのように結んだように見える。
本発明の帯揚げは、帯枕を使用しない帯結びをする時等、収納部分を開かずに図1の状態で使用することも出来る。
収納部分2と前側部分3の境界は、例えば脇下に位置させるように設置する。
帯揚げAの収納部分の四つ折りの例としては、カエル折り等がある。
長尺の布1は、2種類以上の布を組み合わせて用いてもよい。
既存の帯揚げを加工してもよい。
帯揚げAの前側部分3は、折りたたむ、丸める以外にも、捩じって形成しても良い。
帯揚げAの前側部分3装着の際、胸元飾り用に同じ生地又は別の生地や素材で作った形成した布等を用いると、更に装着方法が増える。
帯揚げAの形成された前側部分に、ビーズ・リボン・刺繍等の飾りをすると、装飾性のバリエーションが豊富になる。
本発明の帯揚げは、四季を問わず、生地を問わず、装着可能である。
本発明の帯揚げは、浴衣を着用する際に使用してもよい。
A 帯揚げ
B 帯揚げの飾り
1 長尺の布
2 収納部分
3 前側部分
4 固定
5 厚み保持材
6 着物
7 帯
8 帯枕
9 帯締め

Claims (3)

  1. 帯を固定させるために背中に位置させる帯枕を包む収納部分と、脇から胸元にかけて着物と帯との間に装着する前側部分とを備えた帯揚げであって、
    長尺の布を幅方向に三つ折り以上に折り、長辺中央部に前記収納部分を形成し、さらに、前記収納部分の両側の部分を幅方向に二つ折り以上に折り重ね、合わせ目を固定するか、又は、前記収納部分の両側の部分を幅方向に丸めて合わせ目を固定することで、前記前側部分を形成していることを特徴とする帯揚げ。
  2. 前記前側部分に、弾性のある厚み保持材を設けたことを特徴とする請求項1記載の帯揚げ。
  3. 前記前側部分を胸元で着物と帯の間に収納した後に、交差した部分を覆う形成した飾り布をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の帯揚げ。
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