JP3220380U - 作り帯 - Google Patents

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Abstract

【課題】長尺状の生地を必要としない作り帯を提供する。【解決手段】着用者の胴回りに巻く帯板部20と、帯板部20に取り付けられる太鼓部40と、を有する作り帯10であって、帯板部20は、下端が折曲げられることで二重で重なり合っていて、一端21aから太鼓部40を通過して、太鼓部40の一方端から露出された位置22で折り返され、再び太鼓部40を通過して、太鼓部40の他方端から露出された位置の他端21bまで到る。【選択図】図1

Description

本考案は、和装としての着物用の作り帯に関するものである。
着物を着用する場合には帯が使用される。しかしながら、普段から着物を着用していない者にとって帯を結ぶのは容易ではない。また、普段から着物を着用する者であっても高齢になると帯をきつく結ぶことが困難になってしまう。
このような問題に対して近年、予め結んだ形に加工してある作り帯が普及している。特許文献1には、太鼓帯本体と、前帯と、装着バンドとを有する作り帯が開示されている。特許文献1の作り帯を着用するには、胴部に装着バンドを巻き付けてから、前帯を装着バンドの上から巻き付けて太鼓帯本体に挿入して面ファスナーで係止することから、簡単に帯を結ぶことができる。
特開平9−78323号公報
しかしながら、特許文献1の従来の作り帯は、いわゆる名古屋帯を改良して作り帯に仕立てたものであり、左右方向の一端で折曲げて二重に重ね合わせているために、仕立てるには長尺状の生地が必要になってしまうという問題がある。また、特許文献1の従来の作り帯は、染物の生地を用いる場合が考慮されていない。
本考案は、このような点に鑑みてなされたものであり、従来の作り帯よりも長尺状の生地を必要としない作り帯を提供することを目的とする。また、染物の魅力を最大限に発揮できる作り帯を提供することを目的とする。
本考案の作り帯は、着用者の胴回りに巻く帯板部と、前記帯板部に取り付けられる太鼓部と、を有する作り帯であって、前記帯板部は、下端が折曲げられることで二重で重なり合っていることを特徴とする。
また、本考案の作り帯は、前記帯板部が、一端から前記太鼓部を通過して、前記太鼓部の一方端から露出された位置で折り返され、再び前記太鼓部を通過して、前記太鼓部の他方端から露出された位置の他端まで到ることを特徴とする。
また、本考案の作り帯は、前記太鼓部が、本体部と、垂れ部とを有し、前記太鼓部を正面から見て、前記本体部に施された第1の図柄と、前記垂れ部に施された第2の図柄とが連続することを特徴とする。
また、本考案の作り帯は、前記第1の図柄と前記第2の図柄とによって所定の図柄が完結していることを特徴とする。
また、本考案の作り帯は、前記太鼓部が、連続する生地で構成され、上下に位置する第1の折り返し部と第2の折り返し部とにより少なくとも三重で重なり合い、前記生地は、前記太鼓部を展開したときに前記第1の図柄と前記第2の図柄とが連続しない非連続部が施されていることを特徴とする。
本考案によれば、従来の作り帯よりも長尺状の生地を必要としない作り帯を提供することができる。また、染物の魅力を最大限に発揮できる作り帯を提供することができる。
結ぶ前の作り帯を外側面から見た構成の一例を示す図である。 結ぶ前の作り帯を内側面から見た構成の一例を示す図である。 結ぶ前の作り帯を上側から見た構成の一例を示す図である。 結ぶ前の作り帯を側方から見た構成の一例を示す図である。 結んだ後の作り帯を上側から見た構成の一例を示す図である。 結んだ後の作り帯を斜め後側から見た構成の一例を示す斜視図である。 作り帯を仕立てるための生地の一例を示す図である。
本考案に係る実施形態の作り帯10について図面を参照して説明する。
図1は、結ぶ前の作り帯10を外側面から見た図である。外側面とは、作り帯10が外観として露出される側の面をいう。図2は、結ぶ前の作り帯10を内側面から見た図である。内側面とは、作り帯10を結んだときに着用者に接する側の面をいう。図3は、結ぶ前の作り帯10を上側から見た図である。図4は、結ぶ前の作り帯10を図3に示すI−I線を切断して矢印方向から見た図である。なお、図面には、必要に応じて作り帯を展開した状態を基準として上、下、前、後、右、左で図示している。
本実施形態の作り帯10は、帯板部20、装着バンド30、太鼓部40を有し、それぞれが別体で構成される。
まず、帯板部20について説明する。
帯板部20は、着物の上から着用者の胴回りに巻くための部材である。帯板部20は、左右方向に沿った長尺状に形成される。本実施形態の帯板部20は、1枚の生地を二重で重なり合うようにして構成される。具体的には、下端が折曲げられ、上端が開放するような態様で重なり合っている。ここで、上端が開放するとは、重なり合った上端同士がずれないように複数の位置で結合されているだけであって、重なり合った上端同士が左右方向に沿って連続して縫い合わされていない状態をいう。本実施形態の作り帯10は、通常の帯のように胴回りに二巻きさせるのではなく、簡単に結ぶために帯板部20を胴回りに一巻きさせるだけである。帯板部20を二重で重なり合うようにすることで、胴回りに一巻きさせた場合であっても二巻きさせたように見せることができる。また、下端を折曲げて二重で重なり合うようにすることで、従来の作り帯のように左右方向の一端で折曲げて二重で重ね合わせる場合に比べて長尺状の生地が必要にならない。
また、図1〜図3に示すように、帯板部20は、一端21a(左端)から右側に向かって延び、太鼓部40の内部を通過して、太鼓部40の右端(一方端)から僅かに露出された位置の折り返し部22で折り返され、再び太鼓部40の内部を通過して、太鼓部40の左端(他方端)から僅かに露出されて位置する他端21bまで到るように形成される。すなわち、帯板部20は、左右方向の折り返し部22で折り返されることで仕立てし易い構成である。
また、図3に示すように、帯板部20は、折り返し部22で折り返された状態を維持できるように、太鼓部40内の略中央で帯板部20が前後に重なり合った状態を例えば縫い合わせによる接続部23によって装着バンド30と共に接続している。なお、帯板部20は、接続部23から折り返し部22までの間が装着バンド30に接続されていないことから、帯板部20と装着バンド30との間に後述するように帯板部20の一端21aを挿入することができる。
また、図2、図3に示すように、帯板部20の内側面のうち一端21aに近接した位置に、面ファスナー24が接合される。面ファスナー24は、後述する起毛布に係止する。
また、図1に示すように、帯板部20の外側面には、帯板側図柄25が施されている。本実施形態の帯板側図柄25は、いわゆる手描き友禅によって染色されている。ここで、手描き友禅とは、染色技法のひとつであって、着物や帯などを仕立てるための生地に糸目糊を使って模様の輪郭線を描いた後に色挿し(彩色)することで、隣り合う色同士が混ざらないように防染でき、絵画のような華やかな絵柄を染色することができる染色技法である。帯板側図柄25は、帯板部20の外側面のみによって図柄で完結している。一方、図2に示すように、帯板部20の内側面には、図柄が施されていない。
次に、装着バンド30について説明する。
装着バンド30は、帯板部20を巻く前に着用者の胴回りに装着することで作り帯10を胴回りに仮止めするための部材である。装着バンド30は、左右方向に沿った長尺状に形成される。装着バンド30は、着用者の胴回りに巻き付けることができる長さを有する。図2、図3に示すように、装着バンド30は、一端31a(左端)から延び、太鼓部40の内部を通過して、帯板部20の折り返し部22を超えて、他端31b(右端)まで到っている。装着バンド30の幅(上下方向の長さ)は、帯板部20の幅(上下方向の長さ)よりも小さい。また、装着バンド30は、太鼓部40および太鼓部40よりも左側で帯板部20の内側面に重なり合う。また、図3に示すように、装着バンド30は、太鼓部40内の左右方向の両側で例えば縫い合わせによる接続部32によって太鼓部40に接続されている。装着バンド30は、外側面33が起毛布になっており、内側面34がゴムや合成皮革のような摩擦の大きい材料からなる滑り止め面になっている。また、図2、図3に示すように、装着バンド30の内側面34のうち一端31aに近接した位置に、面ファスナー35が接合される。面ファスナー35は、外側面33の起毛布に係止する。
次に、太鼓部40について説明する。
太鼓部40は、帯板部20とは別体で構成され、帯板部20に取り付けられる。本実施形態の太鼓部40は、1枚の生地を少なくとも前後に三重で重なり合うようにして構成される。具体的に、図4に示すように、太鼓部40は、一端41a(上端)から垂下し、第1の折り返し部42で折り返した後で起立し、第2の折り返し部43で再び垂下して第1の折り返し部42を越えて他端41b(下端)まで到るように形成される。
太鼓部40は、本体部44、重合部47、垂れ部48を有する。
本体部44は、後側に位置し、一端41aから第1の折り返し部42までの範囲によって構成される。また、本体部44のうち上側に、高さ調整部45を有する。図4に示すように、高さ調整部45を前側に曲げる位置を調整することで、太鼓部40全体の高さを調整することができる。高さ調整部45の内側面のうち一端41aに近接した位置であって、左右に離れた位置に一対の面ファスナー46が接合される。一対の面ファスナー46は、それぞれ上下方向に長い。一対の面ファスナー46は、垂れ部48の後述する面ファスナー49に係止する。
重合部47は、本体部44と垂れ部48との間に挟まれて位置し、第1の折り返し部42から第2の折り返し部43までの範囲によって構成される。
垂れ部48は、前側に位置し、第2の折り返し部43から他端41bまでの範囲によって構成される。なお、他端41bは太鼓部40の垂れ先である。図2に示すように、垂れ部48の内側面のうち第2の折り返し部43と他端41bとの間の位置であって、左右に離れた位置に一対の面ファスナー49が接合される。一対の面ファスナー49は、それぞれ上下方向に長い。一対の面ファスナー49は、高さ調整部45の面ファスナー46に係止する。また、垂れ部48のうち下側には、垂れ部48の形状を整えるために板状のスポンジ等を用いた補強部材50が生地の内部に充填されている。
また、太鼓部40のうち、重合部47と垂れ部48とは、上述した接続部32によって、装着バンド30と共に接続されている。したがって、太鼓部40は、帯板部20との間で分離しないように装着バンド30を介して帯板部20に取り付けられている。
図1に示すように、本実施形態の太鼓部40のうち、本体部44の外側面(表面)には、第1の太鼓側図柄55が施されている。本実施形態の第1の太鼓側図柄55は、手描き友禅によって染色されている。また、第1の太鼓側図柄55は、本体部44の外側面のみでは一つの図柄として完結されておらず、図柄の下側が折り返し部42によって見えなくなっている。具体的に、第1の太鼓側図柄55である笹の葉のうち葉先が折り返し部42に掛かってしまい見えなくなっている。
一方、本実施形態の太鼓部40のうち、垂れ部48の外側面(表面)には、第2の太鼓側図柄56が施されている。本実施形態の第2の太鼓側図柄56は、手描き友禅によって染色されている。また、第2の太鼓側図柄56は、垂れ部48の外側面のみでは一つの図柄として完結されておらず、図柄の上側が本体部44によって隠れて見えなくなっている。具体的には、第2の太鼓側図柄55である笹の葉のうち葉元が本体部44に隠れて見えなくなっている。
しかしながら、本実施形態の太鼓部40は、図1に示すように太鼓部40を正面から見たときに第1の太鼓側図柄55と第2の太鼓側図柄56とが連続しており、一つの所定の図柄として完結している。具体的には、第1の太鼓側図柄55である笹の葉の葉元と、第2の太鼓側図柄56である笹の葉の葉先とが連続して、葉全体が表されている。すなわち、第1の折り返し部42の位置と第2の折り返し部43の位置とを考慮して、図柄が連続するように第1の太鼓側図柄55と第2の太鼓側図柄56とが施されている。
次に、上述したように構成される作り帯10の結び方について図5を参照して説明する。図5は、結んだ後の作り帯10を上側から見た構成の一例を示す図である。
まず、着用者は、着物の上から胴回りに装着バンド30を巻き付け、装着バンド30の面ファスナー35を装着バンド30の起毛布に係止させることで作り帯10を仮止めする。
続いて、着用者は、装着バンド30の上から帯板部20を胴回りに巻き付ける。具体的には、帯板部20の一端21aを太鼓部40の本体部44内、詳細には帯板部20と装着バンド30との間に挿入して、帯板部20の面ファスナー24を装着バンド30の起毛布に係止させる。
続いて、着用者は、太鼓部40の本体部44のうち高さ調整部45を前側に曲げて、高さ調整部45の面ファスナー46を垂れ部48の面ファスナー49に係止される。このとき、面ファスナー46と面ファスナー49との間で係止する位置を上下方向に変えることによって高さ調整部45の曲げ位置も上下方向に変わることから、太鼓部40の高さを調整することができる。続いて、着用者は、二重で重なり合っている帯板部20の開放された上端から、帯板部20の隙間に図示しない板部材を挿入することで帯板部20の形を整える。このようにして、着用者は容易に帯を結ぶことができる。
図6は、結んだ作り帯10を斜め後側から見た斜視図である。
ここで、帯板部20に注目したときに、帯板部20は二重で重なり合っていることから、通常の帯と同様に胴回りに二巻きさせたように見せることができる。
また、太鼓部40に注目したときに、第1の太鼓側図柄55が施されているのは本体部44であり、第2の太鼓側図柄56が施されているのは垂れ部48であり、異なる部位であるにもかかわらず、第1の太鼓側図柄55と第2の太鼓側図柄56とが連続し、一つの所定の図柄として完結している。このように、太鼓部40の本体部44の第1の太鼓側図柄55と、第2の太鼓側図柄56の図柄とを連続させて、一つの所定の図柄として完結させることで、染物の魅力を最大限に発揮させることができる。また、図柄を手描き友禅によって染色することで、華やかな図柄を採用することができる。
次に、上述した帯板部20および太鼓部40を仕立てる方法について図7を参照して説明する。図7は、帯板部20および太鼓部40を仕立てる生地60の一例を示す図である。
本実施形態の生地60は、例えば名古屋帯等を仕立てるための既存の生地を用いるのではなく、上述した作り帯10を仕立てるために専用に製造された生地である。
本実施形態の生地60は、表地61aと図示しない裏地とからなる。例えば、表地61aは染物の生地であり、裏地は織物の生地とすることができる。このように異なる生地にすることで、二重で重なり合う帯板部20の間から僅かに裏地を視認できたり、例えば図6に示すように作り帯10を斜め後側から見たときに太鼓部40の本体部44内に裏地を視認できたりすることで、帯の異なる趣をもたらすことができる。なお、表地61aおよび裏地の何れもが同一の生地であってもよく、裏地を省略してもよい。
図7に示すように、生地60のうち、切断線62を挟んだ右側が帯板部20を仕立てるための帯板側生地63aであり、左側が太鼓部40を仕立てるための太鼓側生地63bである。
まず、帯板側生地63aについて説明する。
帯板側生地63aは長尺状であり、帯板側生地63aの1枚の生地を二重で重なり合うようにするために、長手方向に沿って折曲げるための折曲げ線64を一点鎖線で図示している。この折曲げ線64はいわゆる山折に折曲がるための仮想線である。折曲げ線64に沿って山折に折曲げることで裏地同士が対面する態様で帯板部20が形成される。また、折曲げ線64を挟んだ一方側は、上述した帯板側図柄25が施される。帯板側図柄25は、作り帯10を着用者が巻いたときに帯板部20の正面になる位置に描く。なお、折曲げ線64を挟んだ他方側は、着用者に接する面になるために図柄は施されない。
このように、本実施形態の帯板部20では、帯板側生地63aを長手方向に沿って折曲げることで二重で重なり合うようにしているために、従来の作り帯よりも長尺状の生地を必要としない。
次に、太鼓側生地63bについて説明する。
太鼓側生地63bは長尺状であり、太鼓側生地63bの1枚の生地を前後に三重で重なり合うようにするために、長手方向と直交する方向に沿って折り返すための上述した第1の折り返し部42と、第2の折り返し部43とを一点鎖線で図示している。すなわち、図7に示す太鼓側生地63aは、折り返す前の太鼓部40を展開した状態に相当する。
ここで、第1の折り返し部42に跨って、上述した第1の太鼓側図柄55が施される。第1の太鼓側図柄55は、太鼓部40を展開した状態では、一つの図柄として完結している。具体的には、第1の太鼓側図柄55である笹の葉が葉先まで描かれている。
一方、第2の折り返し部43と太鼓側生地63bの端との間に、上述した第2の太鼓側図柄56が施される。第2の太鼓側図柄56は、太鼓部40を展開した状態では、一つの図柄として完結している。具体的には、第2の太鼓側図柄56である笹の葉は葉元まで描かれている。ここで、第2の太鼓側図柄56は、第1の太鼓側図柄55の一部と同じ図柄である。このように、第2の太鼓側図柄56を、第1の太鼓側図柄55の一部と同じ図柄にすることで、生地に下絵を描く図案の一部を共通化できると共に、染料を染色する色挿しを同様に行うことができる。
本実施形態では、図7に示すように、太鼓部40を展開したときに、第1の太鼓側図柄55と第2の太鼓側図柄56とが連続しない非連続部65が施されている。非連続部65は、第2の折り返し部43に跨って施されている。非連続部65では、第1の折り返し部42および第2の折り返し部43で折り返されることで外観として見えない。したがって、非連続部65を施すことで、外観として見えない部分に図柄を施す作業をなくすことができる。
このように、作り帯10を仕立てるために専用に製造された生地60を用いることで、作り帯10を結んだときに結び方に依存されることなく所望する位置に図柄を施すことができる。特に、太鼓部40では、第1の太鼓側図柄55と第2の太鼓側図柄56を正確に連続させることができることから、積極的に垂れ部48にも図柄を施すことができる。
以上、本考案を上述した実施形態により説明したが、本考案は上述した実施形態に限定されるものではなく、本考案の範囲内で変更等が可能である。
本実施形態では、装着バンド30を有する場合について説明したが、仮止めを考慮しなければ装着バンド30はなくてもよい。
10:作り帯 20:帯状部 40:太鼓部 48:垂れ部 55:第1の太鼓側図柄56:第2の太鼓側図柄 42:第1の折り返し部 43:第2の折り返し部 65:非連続部

Claims (5)

  1. 着用者の胴回りに巻く帯板部と、
    前記帯板部に取り付けられる太鼓部と、を有する作り帯であって、
    前記帯板部は、
    下端が折曲げられることで二重で重なり合っていることを特徴とする作り帯。
  2. 前記帯板部は、
    一端から前記太鼓部を通過して、前記太鼓部の一方端から露出された位置で折り返され、再び前記太鼓部を通過して、前記太鼓部の他方端から露出された位置の他端まで到ることを特徴とする請求項1に記載の作り帯。
  3. 前記太鼓部は、
    本体部と、垂れ部とを有し、
    前記太鼓部を正面から見て、前記本体部に施された第1の図柄と、前記垂れ部に施された第2の図柄とが連続することを特徴とする請求項1または2に記載の作り帯。
  4. 前記第1の図柄と前記第2の図柄とによって所定の図柄が完結していることを特徴とする請求項3に記載の作り帯。
  5. 前記太鼓部は、
    連続する生地で構成され、上下に位置する第1の折り返し部と第2の折り返し部とにより少なくとも三重で重なり合い、
    前記生地は、前記太鼓部を展開したときに前記第1の図柄と前記第2の図柄とが連続しない非連続部が施されていることを特徴とする請求項3または4に記載の作り帯。
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