JP3168870U - スカーフ - Google Patents

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清和 黒田
清和 黒田
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Abstract

【課題】首回りや腰回り、或いは頭部等に対して種々の形態でもって簡単に装着することができると共に着用中に形崩れなどが生じることなくその装着形態を保持して優れたファッション機能を発揮することができるスカーフを提供する。【解決手段】方形状のスカーフ本体1の対角線上の両隅角部に、これらの隅角部を紐状に収束させることによって環体3とこの環体3に係脱自在に係止するフック4とを結び付け、スカーフ本体1を対角線から二つ折りして二等辺三角形状に形成し、これを首回りに巻き付けたり頭部に被せた状態にして環体3にフック4を連結することによってその形態を保持する。また、スカーフ本体1の一辺における両端部に上記環体3とフック4とを取付けた状態にして腰回り等に装着することもできる。【選択図】図1

Description

本考案は、身体の首回り等に装着して衣装を彩るスカーフに関するものである。
従来から、スカーフはファション用としてさらには防寒用、日焼け防止用等として広く使用されているが、絹等の非常に滑り易い柔軟な薄い生地から形成されているために、保形性が悪くて身体に装着しても形崩れをおこしてずれ落ちたりする虞れがある。
このため、例えば、特許文献1に記載されているように、方形状のスカーフ本体の一つの隅角部からスカーフ本体の中心部寄りの対角線上に挿通孔を穿設しておき、該対角線を折り曲げ線としてこのスカーフを二つ折りして首等に巻き付け、上記一つの隅角部に対して対角線上で対向する他方の隅角部を上記挿通孔に挿通した状態にすることによってその形態を保持しておくことができるスカーフが考案されている。
さらに、特許文献2には、二等辺三角形状のスカーフの両側部に、表面にベルベット式ファスナー等の留め具をそれぞれ取付けている筒状体を糸等によって取り付けておき、使用時にはこのスカーフの両側端部をそれぞれ対応する筒状体に挿通して該筒状体から両側端部を所定量だけ引き出し、この状態にして首に巻き付けたのち、筒状体どうしを上記留め具によって連結することにより、圧迫感を与えることなく装着できるように構成したスカーフが記載されている。
また、特許文献3には、方形状のスカーフ本体の四方の隅角部に錘を設けたスカーフが開示されてあり、このスカーフによれば着用した際に、スカーフの端部が風等によって舞い上がるのを防止すると共に自然な襞と弛みを保持した着用感のよいスカーフを得ることができるとされている。
特開平8−81809号公報 実公平3−54104号公報 実開平5−37914号公報
しかしながら、特許文献1に記載のスカーフによれば、方形状のスカーフ本体の一つの隅角部からスカーフ本体の中心部寄りの対角線上に挿通孔を穿設しておき、この挿通孔に上記隅角部に対して対角線上で対向する他方の隅角部を挿通して首等に巻き付けた状態にして装着するものであるから、挿通孔が小さいと、該挿通孔にスカーフ本体の隅角部を挿通するのに手間を要するばかりでなく、挿通孔からの引き出し長さが大きくなるに従って挿通孔を無理に押し拡げようとする力が発生して挿通孔が破れる虞れがある一方、挿通孔が大きいと、挿通したスカーフ本体の隅角部に対する保持力が低下してスタイルが形崩れするばかりでなく、着用形態によって隅角部が挿通孔から抜け出る事態が生じる虞れがある。また、スカーフ本体にこのような挿通孔を設けておくと、スカーフとしての本来の意匠的外観を損なうことになり、商品価値が低下するといった問題点がある。
同様に、上記特許文献2に記載のスカーフにおいても、二等辺三角形状のスカーフの両側部に取り付けている筒状体にスカーフの両側端部をそれぞれ挿通した状態にして首に巻き付けるように構成しているため、筒状体からのスカーフ両側端部の引き出し長さを調節して首に対する圧迫感が生じないにようにすることができるが、筒状体によるスカーフ両側端部の保持力が弱くてスカーフの取付位置がずれ易くなり、装着した形態を保持することができなくなる虞れがあると共に筒状体によって外観が損なわれて高級感のイメージをかもしだすことができないといった問題点がある。
一方、上記特許文献3によれば、方形状のスカーフ本体の四方の隅角部に錘を設けているので、この錘を優れた装飾性を発揮する物品から形成しておくことによって高級感のあるスカーフを提供することができるが、錘では着用中における風などによるスカーフの舞い上がりを防止することができても、錘の重量によってスカーフの四方の隅角部がそれぞれ単独的に揺動して当初の着用した形態を保持することができなくなる虞れがあり、これをなくするには、スカーフ本体の対角線上に対向する隅角部同士、或いは、隣接する隅角部同士を結着する必要が生じ、錘が邪魔になってその操作が煩わしくなるといった問題点がある。また、スカーフ本体の四隅部に錘を挟着手段等によって着脱自在に取付けると、錘の取付けによってスカーフ本体の隅角部が損傷し、これらの錘を取り外すことによって通常のスカーフとして使用した場合には外観を損することになる。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、首回りや肩部等に対して種々の形態でもって簡単且つ正確に装着し得ると共に着用中に形崩れが生じることなくその装着形態を保持して高級感に富んだ優れたファッション機能を発揮することができ、また、通常のスカーフとしても体裁よく着用することができるスカーフを提供するにある。
上記目的を達成するために本考案のスカーフは、請求項1に記載したように、方形状のスカーフ本体と、このスカーフ本体の四方隅角部における2つの隅角部に、該隅角部を結び付けることによって取り外し可能に取付けられた互いに係脱可能な留め金具とからなることを特徴とする。
このように構成したスカーフにおいて、請求項2に係る考案は、上記留め金具を、フックと、このフックを係脱自在に係合させる環体とから構成してなり、環体とフックのリング部とにスカーフ本体の二つの隅角部をそれぞれ紐状に収束して結び付けることにより取付けていることを特徴とする。
また、請求項3に係る考案は、上記環体とフックのリング部とにその隅角部から挿通するスカーフ本体の両側部におけるこれらの環体とフックのリング部からの引き出し長さを調節可能に形成していることを特徴する。
本考案のスカーフによれば、方形状のスカーフ本体と、このスカーフ本体における2つの隅角部に着脱自在に取付けられる互いに係脱可能な留め金具とから構成しているので、この留め金具をスカーフ本体の対角線上に対向する隅角部に取付けて両手で留め金具を左右方向に引っ張れば、スカーフ本体をその対角線を折り目として二等辺三角形状に簡単且つ正確に二つ折りすることができ、この状態にしてスカーフ本体を首回りに一巻き、或いは二重、三重に巻き付けて留め金具を係止させることにより、容易にスカーフを首回りに装着することができると共に留め金具によりその着用形態を確実に保持しておくことができ、高級感に富んだ体裁のよい外観を呈する着用を可能にすることができる。
さらに、対角線上の両隅角部に留め金具を取付けているこのスカーフ本体を頭部にその対角線からの折り目部分を前側にして被せると共にその両側隅角部を首回りに巻き付けたのち、留め金具を係止させれば、防寒用や日焼け防止用としても着用できる。
また、スカーフ本体の一辺における両端隅角部に上記留め金具を取付けておき、スカーフ本体を身体の正面で展開した状態にしてその一辺両側部を両肩から後方にかけ渡し、首の後部で留め金具を係止させることによりスカーフ本体をエプロン状に着用し、この上から上着を着用すれば、スカーフ本体がブラウス状を呈して胸元からその綺麗な色彩、模様を露出させることができ、優れたファッション性を発揮させることができる。
さらにまた、このスカーフ本体を腰に巻き付けてその留め金具を係止させれば、スカート状の着用形態としてのファッションを楽しむことができる。
その上、請求項2に係る考案によれば、上記留め金具は、フックと、このフックを係脱自在に係合させる環体とから構成してなり、スカーフ本体の二つの隅角部を紐状に収束して環体とフックのリング部とにそれぞれ結び付けることによりこれらの環体とフックとをスカーフ本体の隅角部に取付けるように構成しているので、スカーフ本体の生地を傷めることなく環体とフックとを取付けることができるばかりでなく、その取付け、取り外しが簡単に行えるものであり、この留め金具を装着していない場合には、通常のスカーフとして着用でき、装着した場合にはこの留め金具がアクセサリーの機能を奏して体裁のよい着用を行うことができる。
また、上記環体とフックのリング部とに隅角部から挿通するスカーフ本体のこれらの環体とフックのリング部からの引き出し長さを調節可能に形成しているので、このスカーフ本体を上記のように首回りや腰回り、或いは頭部に装着する際に、着用者の首回りや腰回り等の寸法に応じてそのスカーフ本体の対角線上で対向する両隅角部側、或いは一辺における隣接する両隅角部側にそれぞれ取付ける環体とフックとの間の長さを調節することができ、着用者に応じて体裁のよいファッション性に富んだ装着を可能にすることができるものである。
さらに、スカーフ本体の対角線上で対向する隅角部を留め金具の環体とフックのリング部とにそれぞれ挿通すると共にフックを環体に係止させることによりスカーフ本体をループ状に形成し、このスカーフ本体を首に掛けると共に環体とフックのリング部に挿通しているスカーフ本体の両隅角部をさらに所定長さ引き出して環体のフックとからそれぞれ垂下させれば、ネクタイ状の着用形態にすることができる。
本考案スカーフの斜視図。 スカーフ本体の二つの隅角部に取付けた留め金具の拡大正面図。 スカーフを二等辺三角形状に二つ折りした状態の正面図。 スカーフ本体を一巻き状の着用形態に形成した状態の正面図。 首回りに装着した状態の正面図。 スカーフ本体を二重巻き状の形態に形成する手順を示す正面図。 二重巻き状の形態にした状態の正面図。 首回りに装着した状態の正面図。 頭部に装着した状態の正面図。 スカーフ本体の隣接する隅角部に留め金具を取付けた状態の斜視図。 身体の正面に展開状態に装着した状態の正面図。 上着を着用した状態の正面図。 腰回りに着用した状態の正面図。 ネクタイ状の形態に形成した状態の正面図。
次に、本考案の具体的な実施の形態を図面について説明すると、図1において、1は方形状(正方形状)に形成されているスカーフ本体で、絹、綿等の天然繊維、或いはポリエステル、レーヨン等の合成繊維の柔軟で薄い生地からなり、図示していないが全面に亘って適宜な図柄模様や色彩等をほどこしている。そして、このスカーフ本体1の対角線上で対向する両隅角部1a、1cを留め金具2によって連結可能に構成している。
留め金具2は図2に示すように、金属製の環体3と、この環体3に係脱自在に係合する金属製のフック4とからなり、フック4はその基端部に軸6を該フック4の延長方向に突設してあり、この軸6に金属製のリング部5の先端部を軸6の回りに回転自在に取付けている。これらの環体3とフック4のリング部5との内径(孔径)は、上記スカーフ本体1をその隅角部から中心部に向かって所望長さ、挿通可能な大きさである1〜2cm、好ましくは1.2cm位に形成されている。なお、フック4の開口部には、常態においては、フック4の開口部を内方から弾性的に閉止している抜け止め片7を内外方向に開閉自在に取付けている。
留め金具2の環体3をスカーフ本体1の一つの隅角部1aに取付けるには、この隅角部1aを紐状に収束するか、或いは、紙縒り状に収束させた状態にして該隅角部1aを環体3に結び付けることによって取り外し可能に取付けてあり、同様に、留め金具2のフック4をスカーフ本体1の上記隅角部1aに対して対角線上で対向する上記隅角部1cに取付けるには、この隅角部1cを紐状に収束するか、或いは、紙縒り状に収束させた状態にして、該隅角部1cをフック4のリング部5に結び付けることによって取り外し可能に取付けている。(図2参照)。
このように、スカーフ本体1の対角線上の両隅角部1a、1cにのみ留め金具2の環体3とフック4とをそれぞれ取付けてなるスカーフは、次に述べるように種々の形態にして着用することができる。
まず、スカーフ本体1の対角線上の両隅角部1a、1bに取付けている環体3とフック4とを両手で摘んで左右に引っ張ることにより、図3に示すように、対角線を折り目としてスカーフ本体1を折り目が底辺となる二等辺三角形状に二つ折りする。次いで、図4に示すように上記環体3にフック4を係止させることによってスカーフ本体1の上記両隅角部1a、1c間を連結して一巻状のループ形態にし、これを互いに連結している環体3とフック4側が首の後側となるように図5に示すように首に掛け渡すことにより、身体の前面側にこのループ形態のスカーフを垂下した状態に装着する。
また、スカーフ本体1の対角線上の両隅角部1a、1bに上記環体3とフック4とを取付けている上記スカーフを、図6、図7に示すように二重巻きのループ形態にし、これを図8に示すように首に掛け渡すことにより、身体の前面側にこのループ形態のスカーフを垂下した状態に装着する。なお、スカーフ本体1を首回りに一巻き状、或いは、二重巻き状に巻き付けたりする際に、予め、留め金具2である環体3とフック4とを結合させたのち、首回りに装着してもよく、或いは、首回りに一巻き、二巻き状に巻き付けたのち、留め金具2の環体3とフック4とを係止させてもよい。
さらに、スカーフ本体1の対角線上の両隅角部1a、1bに上記環体3とフック4とを取付ける際に、これらの環体3とフック4のリング部5に挿通したスカーフ本体1の隅角部1a、1cをそれぞれ環体3とフック4のリング部5とから所望長さだけ引き出すことによって環体3とフック4のリング部5との間のスカーフ本体1の対角線の長さを調節したのち、引き出した部分を環体3とフック4のリング部5とに結着しておいてもよく、このようにすれば、スカーフ本体1を上記のように一巻き、二巻き状に巻き付けた際のループの大きさを着用者に適合した大きさに形成することができる。
図9はスカーフ本体1の上記対角線上の両隅角部1a、1cに留め金具2である環体3とフック4とをそれぞれ取付けてなるスカーフの別な使用形態を示すもので、図3に示すように、対角線を折り目としてスカーフ本体1を折り目が底辺となる二等辺三角形状に二つ折りしたのち、この折り目部分の中央部を額の上方の頭部前面に当てがいながらスカーフ本体1を頭部に被せると共にスカーフ本体1の両側部を下方に折り曲げて両耳部を被覆しながら隅角部1a、1cを首に巻き付けたのち、環体3にフック4を係止されることによって頭部を被覆した形態としてあり、防寒用や日焼け防止用等として着用している。
図10はスカーフ本体1の一辺における隣接する隅角部、例えば、上記隅角部1aとこの隅角部1aに隣接する隅角部1bとにのみ上記留め金具2における環体3とフック4のリング部5とをそれぞれ取り外し可能に取付けてなるスカーフを示すもので、両側隅角部1a、1bに取付けている上記環体3とフック4とを左右に引っ張ってスカーフ本体1を身体の正面で上記一辺側が上端となるように展開させ、このスカーフ本体1の上端両側部を図11に示すように両肩から後方に掛け渡して首の後部で留め金具2の環体3とフック4とを係止させることにより、エプロン状に着用し、しかるのち、この上から図12に示すように、上着を着用すれば、上記スカーフ本体1を胸元から外部に露出するブラウス状の形態として使用することができる。
また、上記図10に示すようにスカーフ本体1の一辺における隣接する隅角部1a、1bに留め金具2の環体3とフック4とをそれぞれ取付けてなるスカーフを上記のようにその一辺側が上端となるよう展開させた状態にして図13に示すように腰に巻き付け、環体3とフック4とを連結すれば、スカート状の着用形態とすることができる。この場合も、上記のように、スカーフ本体1の一辺の両隅角部1a、1bに上記環体3とフック4とを取付ける際に、これらの環体3とフック4のリング部5に挿通したスカーフ本体1の隅角部1a、1bをそれぞれ環体3とフック4のリング部5とから所望長さだけ引き出すことによって環体3とフック4のリング部5との間のスカーフ本体1の長さを腰回りの寸法に応じて調節したのち、上記引き出しているスカーフ本体1の両側端部を環体3とフック4とに取り外し可能に結着し、しかるのち、腰に装着することが好ましい。
さらにまた、スカーフ本体1の対角線上で対向する上記両隅角部1a、1cを、上記のように、紐状、或いは紙縒り状に収束させた状態にしてこれらの隅角部1a、1cをそれぞれ上記環体3とフック4のリング部5とに挿通すると共に、これらの環体3とフック4のリング部5とからスカーフ本体1の両隅角部1a、1cに連なる対角線上の部分を所望長さだけ引き出し、この状態にしてスカーフ本体1を首回りに掛け渡したのち、環体3とフック4とを連結するか、或いは、環体3とフック4とを連結してスカーフ本体1をループ状に形成したのち首に掛け渡し、環体3とフック4のリング部5とからそれぞれ引き出しているスカーフ本体1の両側部の垂下長さを所望長さに調節することによって図14に示すようにネクタイ状の着用形態にすることができる。この際、環体3とフック4のリング部5とから引き出しているスカーフ本体1の両側部を環体3とフック4のリング部5とに結着しておいてもよい。
1 スカーフ本体
1a〜1b 隅角部
2 留め金具
3 環体
4 フック
5 リング部

Claims (3)

  1. 方形状のスカーフ本体と、このスカーフ本体の四方隅角部における2つの隅角部に、該隅角部を結び付けることによって取り外し可能に取付けられた互いに係脱可能な留め金具とからなることを特徴とするスカーフ。
  2. 留め金具はフックと、このフックを係脱自在に係合させる環体とから構成してなり、環体とフックのリング部とにスカーフ本体の二つの隅角部をそれぞれ紐状に収束して結び付けることにより取付けていることを特徴とする請求項1に記載のスカーフ。
  3. 環体とフックのリング部とにその隅角部から挿通するスカーフ本体の両側部におけるこれらの環体とフックのリング部からの引き出し長さを調節可能に形成していることを特徴とする請求項2に記載のスカーフ。
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WO2013032521A2 (en) * 2011-08-30 2013-03-07 Gillan Kathleen Fashion accessory system

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WO2013032521A2 (en) * 2011-08-30 2013-03-07 Gillan Kathleen Fashion accessory system
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