JP6484075B2 - 検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、検査装置に関する。
包材や箱等のパッケージ内に食品等の内容物を収容して出荷するような物品の搬送ラインにおいては、不具合(例えば、パッケージ内での内容物の破損、パッケージ内への異物の混入及び内容物の数量不足等)が発生した物品の出荷を防止するために、物品の状態を検査する必要がある。
このような物品の状態を検査する検査装置として、内容物がパッケージに収容された物品に赤外線を照射することによって赤外線透過画像を取得し、当該赤外線透過画像に基づいて内容物の状態を検出する赤外線検査装置が知られている。例えば、特許文献1には、被検査物を搬送するコンベアを上下に挟んで対向配置される光照射部(近赤外線発光装置)と光受光部(撮像装置)と、それらの各装置を支持する支柱とを備え、光照射部は、支持部材に片持ち状態に支持され、光受光部は、支持部材に片持ち状態で上下動可能に支持され、支持部材は、ベース部材を介して支柱に上下動可能に取り付けられた検査装置が開示されている。
実用新案登録第3189416号
このような検査装置では、光照射部又は光受光部の少なくとも一方にゴミ又は塵埃等が付着すると、光受光部において受光できる光量が低下し、検査精度が低下する。
そこで、本発明は、光照射部又は光受光部の少なくとも一方にゴミ又は塵埃等が付着することに起因する、光受光部における光受光量の低下を抑制できる検査装置を提供することを目的とする。
本発明の検査装置は、搬送部によって搬送される物品に光を照射し、物品を透過した光に基づいて物品を検査する検査装置であって、搬送部を挟んで互いに対向配置される光照射部及び光受光部と、光照射部又は光受光部の少なくとも一方に連続的に気体を噴き付ける第1噴付部と、を備え、第1噴付部により連続的に気体を噴き付けられる光照射部又は光受光部は、物品の搬送方向及び互いの対向方向に交差する方向に延在している。
この構成の検査装置では、光照射部又は光受光部の少なくとも一方(光照射部及び/又は光受光部)に連続的に気体を噴き付けるので、ゴミ又は塵埃等が付着することを抑制できる。この結果、光照射部又は光受光部の少なくとも一方にゴミ又は塵埃等が付着することに起因する、光受光部における光受光量の低下を抑制できる。
本発明の検査装置では、第1噴付部は、気体を噴き付ける光照射部又は光受光部の延在方向に沿って気体を噴射してもよい。
この構成の検査装置によれば、第1噴付部を延在方向における一端に配置して、その延在方向に沿って噴き付けるだけで、一方向に延在する光照射部又は光受光部の他端まで、気体を噴き付けることができる。これにより、光照射部又は光受光部に付着するゴミ又は塵埃等を効率的に除去することができる。
本発明の検査装置では、第1噴付部における単位時間当たりの気体の噴付量を切り替える第1噴付制御部を更に備えていていてもよい。
この構成の検査装置によれば、光照射部又は光受光部に噴き付ける気体の噴付量を状況に合わせて切り替えることができるので、光照射部又は光受光部に付着するゴミ又は塵埃等を効果的に除去することができる。
本発明の検査装置では、第1噴付制御部は、定期的に噴付量を切り替えてもよい。
この構成の検査装置によれば、例えば、定期的に光照射部又は光受光部への噴付量が、通常の噴付量よりも多くなるように切り替えることにより、通常の噴付量では除去できないようなゴミ又は塵埃等を除去することができる。
本発明の検査装置では、搬送部によって搬送される物品に気体を噴き付けて、搬送部から物品を排出させる第2噴付部をさらに備え、第1噴付部における単位時間当たりの気体の噴付量は、第2噴付部における噴付量よりも少なくしてもよい。
この構成の検査装置では、例えば、第1噴付部及び第2噴付部への気体の供給を一の気体供給源からとする構成であっても、第2噴付部から気体が噴き付けられる際の気体供給源における圧力低下を抑えることができる。これにより、気体供給源にかかる負荷を軽減できる。
本発明の検査装置では、物品は、内容物が包材に包装されており、光受光部で受光した光に基づいて、包材のシール部における内容物の噛み込みの有無を判定する噛込検査部と、噛込検査部によって噛み込み有と判定された物品を搬送部から排出するために第2噴付部に気体を噴き付けさせた後、第1噴付部における噴付量を連続的に噴き付ける場合と比べて一時的に多くなるように切り替える第2噴付制御部と、を更に備えていてもよい。
噛込検査部において噛み込みが有りと判定された包材のシール部は、適正にシールされていないことがあり、内容物が漏れ出している可能性が高い。このような場合、漏れ出した内容物が光照射部又は光受光部に付着している可能性が高い。この構成の検査装置によれば、噛込検査部において噛み込みが有りと確認された物品が光照射部及び光受光部を通過した後は、通常よりも多い噴付量で光照射部又は光受光部に気体を噴き付けるように、第2噴付制御部が第1噴付部を制御する。これにより、包材から漏れ出した内容物が光照射部又は光受光部に付着している場合であっても、付着した内容物を効果的に除去することができる。
本発明の検査装置では、検査装置は、一の気体供給源と、一の気体供給源から供給される気体を、第1流通部及び第2流通部に分流する分流部と、第1流通部を流通する気体を、第2噴付部又は第3流通部に選択可能に供給する切替部と、第2流通部を流通する気体と第3流通部を流通する気体とを合流させて、第1噴付部に供給する合流部と、を更に備えていてもよい。
この構成の検査装置では、比較的簡易な構成で、一の気体供給源の負荷を大きくすることなく、第1噴付部における噴付量の切り替えができる。
本発明によれば、光照射部又は光受光部の少なくとも一方にゴミ又は塵埃等が付着することに起因する、光受光部における光受光量の低下を抑制できる。
一実施形態に係る検査装置を正面から見た正面図である。 図1の検査装置を搬送方向から見た側面図である。 図1の検査装置が備えている振分用エアジェット及び光源用エアジェットの接続構成を示す図である。 図1の検査装置が備えている制御コンピュータの構成を示す制御ブロック図である。 図4の制御コンピュータの機能を示した機能ブロック図である。
以下、図面を参照して一実施形態について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
(1)全体構成
近赤外線検査装置1は、内容物が包材によって包装された物品Gを検査する装置である。図1及び図2に示されるように、近赤外線検査装置1は、光照射部2と、光受光部3と、制御コンピュータ(第1噴付制御部、第2噴付制御部、噛込検査部)4と、光源用噴付部(第1噴付部)31と、振分用噴付部(第2噴付部)33と、を備えている。光照射部2は、搬送コンベア(搬送部)11,12の下方に配置されている。光受光部3は、搬送コンベア11,12の上方に配置されている。光照射部2及び光受光部3は、搬送コンベア11,12間に設けられた間隙を介して互いに対向している。
近赤外線検査装置1は、無色又は単一の色彩を有するパッケージ、及び当該パッケージ内に収容された内容物を有する物品Gを検査対象とする。物品Gは、例えば、食品等の搬送ラインにおいて搬送される煎餅である。なお、パッケージは、透明な材料、半透明な材料等、光透過性を有する材料からなる。また、パッケージの材料自体が色彩を有している場合もあるし、印刷等によってパッケージに色彩が施されている場合もある。
光照射部2は、搬送コンベア11,12間の間隙の下方において当該間隙に沿って延在する近赤外線照射器13を有している。すなわち、光照射部2は、搬送方向と光受光部3の対向方向(光照射方向)とに直交(交差)する方向に延在している。光照射部2は、搬送コンベア11,12によって搬送される物品Gが搬送コンベア11,12間の間隙上を通過する際に、近赤外線照射器13から物品Gに近赤外線を照射する。なお、近赤外線の波長は、780nm〜1100nmである。
光受光部3は、搬送コンベア11,12間の間隙の上方において当該間隙に沿って延在する近赤外線ラインセンサ14を有している。すなわち、光受光部3は、搬送方向と光照射部2の対向方向(光受光方向)とに直交(交差)する方向に延在している。光受光部3は、搬送コンベア11,12によって搬送される物品Gが搬送コンベア11,12間の間隙上を通過する際に物品Gに照射された近赤外線の透過光を近赤外線ラインセンサ14で検出し、検出信号を出力する。
図1及び図2に示されるように、光照射部2及び光受光部3は、光照射部2から光受光部3に至る近赤外線の光路Lが周囲雰囲気に露出した状態で、台座5に立設された支柱6に片持ち支持されている。つまり、物品Gの検査領域がシールドボックス等によって覆われていない。
光源用噴付部31は、光照射部2に連続的にエア(気体)を噴き付ける。光源用噴付部31は、例えば、エアを一方向に噴射することが可能なエアジェットノズルである。光源用噴付部31は、鉛直方向において、光照射部2を片持ち支持する部分よりも上方に配置されており、支柱6に固定されている。
光源用噴付部31は、光照射部の延在方向に沿ってエアを噴射する。すなわち、光源用噴付部31は、光照射部2と光受光部3とが互いに対向する方向及び物品Gの搬送方向に直交する方向に向かってエアを噴射する。本実施形態では、光源用噴付部31における単位時間当たりのエアの噴付量は、振分用噴付部33におけるエアの噴付量よりも少なくなるように設定されている。
振分用噴付部33は、搬送コンベア12によって搬送される物品Gに空気(気体)を噴き付けて、搬送コンベア12から物品Gを排出させる。振分用噴付部33は、例えば、エアを一方向に噴射することが可能なエアジェットノズルである。振分用噴付部33は、光源用噴付部31の搬送方向(図1に示す実線矢印)下流側に配置され、搬送コンベア12の支持部にブラケット35を介して固定されている。
振分用噴付部33は、搬送コンベア12によって搬送される物品Gに対し、搬送方向と直交する方向からエアを噴き付ける。すなわち、振分用噴付部33は、光源用噴付部31が光照射部2にエアを噴き付ける方向と平行な方向にエアを噴き付ける。振分用噴付部33のエアの噴き付けによって搬送コンベア12から排出された物品Gは、正規の搬送コンベア12から外れた回収箱(図示せず)に回収される。
なお、図1及び図2では、光源用噴付部31及び振分用噴付部33にエアを供給する配管の図示を省略している。図3に示されるように、光源用噴付部31及び振分用噴付部33は、一のエア供給源(気体供給源)51からエアが供給される。次に、光源用噴付部31及び振分用噴付部33におけるエア供給の構成について説明する。
一のエア供給源51は、例えば、エアが充填されたタンクである。エア供給源51からのエア供給のON/OFFは、第1配管62に設けられたレギュレータ52によって行われる。レギュレータ52は、後段にて詳述する制御コンピュータ4によって制御される。
一のエア供給源51からレギュレータ52を介してエアが供給される第1配管62は、分流部53に接続されている。分流部53は、一のエア供給源51から第1配管62を介して供給されるエアを、第2配管63(第1流通部)及び第3配管64(第2流通部)に分流する。本実施形態では、分流部53は、第2配管63に供給されるエアの量が第3配管64に供給されるエアの量よりも大きくなるように分流する。これにより、光源用噴付部31における単位時間当たりのエアの噴付量は、振分用噴付部33におけるエアの噴付量よりも少なくすることができる。第2配管63は、電磁弁(切替部)54に接続され、第3配管64は、スピードコントローラ55に接続されている。
電磁弁54は、第2配管63を流通するエアを、第4配管65又は第5配管(第3流通部)66に選択可能に供給する。第4配管65は、振分用噴付部33に接続され、第5配管66は、合流部56に接続されている。電磁弁54は、後段にて詳述する制御コンピュータ4によって制御される。
スピードコントローラ55は、第3配管64を流れるエアの量を調整する。第3配管64を流れるエアの量は、初期設定として設定することが可能であり、制御コンピュータ4によって制御することが可能である。これにより、光源用噴付部31が光照射部2に連続的に吹き付けるエアの量が調整される。
合流部56は、第3配管64を流通するエアと第5配管66を流通するエアとを合流させる。合流部56は、第6配管67を介して光源用噴付部31に接続されている。これにより、第3配管64を流通するエアと第5配管66を流通するエアとが合わさって、第6配管67を介して光源用噴付部31に供給される。
制御コンピュータ4は、支柱6内に収容されており、近赤外線検査装置1の動作制御及び各種の信号処理を行う。一例として、制御コンピュータ4は、光受光部3から出力された検出信号に基づいて、物品Gの近赤外線透過像を取得し、当該近赤外線透過像にから包材のシール部における内容物の噛み込みの有無を検査する。なお、支柱6には、制御コンピュータ4の他、ディスプレイ等の表示部及びタッチボタン等の操作部26が設けられている。ただし、制御コンピュータ4、表示部及び操作部は、台座5及び支柱6とは別に用意された制御ボックス等に設けられていてもよい。
(2)制御コンピュータの構成
制御コンピュータ4について詳細に説明する。制御コンピュータ4は、近赤外線検査装置1における各種動作を制御する部分であり、図4に示されるように、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read OnlyMemory)22、RAM(Random Access Memory)23は、アドレスバスやデータバス等のバスラインを介して相互に接続されている。図5に示されるように、制御コンピュータ4は、近赤外線検査装置1における各種制御処理を実行する概念的な部分としての第1噴付制御部41と、第2噴付制御部43と、噛込検査部45と、を有している。このような概念的な部分は、例えばROMに格納されているプログラムがRAM上にロードされてCPUで実行される。
更に、制御コンピュータ4は、コンベアモータ12f、ロータリエンコーダ12g、近赤外線照射器13、近赤外線ラインセンサ14、光電センサ15等と接続されている。光電センサを設けず、ラインセンサで検出した画像の明度低下によって物品Gの通過を検知してもよい。なお、制御コンピュータ4において、コンベアモータ12fに装着されたロータリエンコーダ12gで検出された搬送コンベア11,12の搬送速度を受信し、また、コンベアを挟んで配置される一対の投光器及び受光器から構成される同期センサとしての光電センサ15からの信号を受信することにより、被検査物である物品Gが近赤外線ラインセンサ14の位置にくるタイミングを検出してもよい。
(2−1)第1噴付制御部
第1噴付制御部41は、光源用噴付部31におけるエアの単位時間当たりの噴付量を切り替える部分である。具体的には、第1噴付制御部41は、電磁弁54を制御して、第5配管66に連通させる弁を開放することによって、光源用噴付部31におけるエアの単位時間当たりの噴付量が通常状態よりも多くなるように切り替える。
光源用噴付部31は、連続的に、光照射部2にエアを噴き付けている。この状態を「通常状態」と呼ぶ。通常状態では、光源用噴付部31は、スピードコントローラ55によって調整された流量のエアが第3配管64から供給される。上述のとおり、第5配管66に連通させる弁を開放されることによって、光源用噴付部31には、第3配管64からのエアの供給に加え、第5配管66からもエアが供給される。これにより、光源用噴付部31は、通常状態よりも単位時間当たりのエアの噴付量が増加する。言い換えれば、光源用噴付部31は、通常状態よりも強くエアを噴き付けるようになる。
第1噴付制御部41は、光源用噴付部31におけるエアの単位時間当たりの噴付量を定期的に切り替える。第1噴付制御部41は、例えば、近赤外線検査装置1が稼働後、30〜60分ごとに、光源用噴付部31におけるエアの噴付量が一時的に増加するように切り替えられる。なお、エアの噴付量を一時的に増加させる定期的な切り替えのタイミングは、上述の所定時間ごとの切り替えだけでなく、例えば、所定の数の物品G(例えば、5000〜10000回)が検査されるごと等であってもよい。定期的な切り替えのタイミング(時間、検査の回数等)は、搬送する物品Gの種類等によって適宜設定することが好ましい。
(2−2)第2噴付制御部
第2噴付制御部43は、後段にて詳述する噛込検査部45によって噛み込みが有と判定された物品Gを搬送コンベア12から排出するために、振分用噴付部33にエアを噴射させた後、光源用噴付部31におけるエアの噴付量を連続的に噴き付ける場合(通常状態)と比べ一時的に多く噴き付けるように切り替える部分である。
具体的には、第2噴付制御部43は、噛込検査部45によって噛み込みが有と判定されると、電磁弁54を制御して、第4配管65に連通させる弁を開くことによって、振分用噴付部33にエアを噴射させる。次に、第2噴付制御部43は、電磁弁54を制御して、第4配管65に連通させる弁を閉じ、第5配管66に連通させる弁を一時的に開かせる。これにより、光源用噴付部31は、一時的に、第3配管64からのエアの供給に加え、第5配管66からもエアが供給される。これにより、光源用噴付部31は、通常状態よりも単位時間当たりのエアの噴付量が一時的に増加する。言い換えれば、光源用噴付部31は、一時的に通常状態よりも強くエアを噴き付けるようになる。なお、光源用噴付部31において、通常状態よりも単位時間当たりのエアの噴付量を増加させる一時的な時間は、搬送する物品Gの種類等によって適宜設定することが好ましい。
(2−3)噛込検査部
噛込検査部45は、光受光部3で受光した光に基づいて、包材のシール部における内容物の噛み込みの有無を判定する部分である。例えば、噛込検査部45は、包材のシール部の位置を特定し、特定されたシール部の位置において所定の光透過率が得られない領域が存在する場合に、シール部に内容物の噛み込みが有ると判定する。
(3)特徴及び作用・効果
上記実施形態の近赤外線検査装置1では、近赤外線照射器13に連続的にエアを噴き付けるので、ゴミ又は塵埃等が近赤外線照射器13に付着することを抑制できる。この結果、近赤外線照射器13にゴミ又は塵埃等が付着することに起因する、光受光部3における光受光量の低下を抑制できる。すなわち、噛み込みの有無等の検出精度を高めることが可能になる。
上記実施形態の近赤外線検査装置1では、光源用噴付部31は、エアを噴き付ける近赤外線照射器13に対し、その延在方向、すなわち、物品Gの搬送方向及び光照射部2と光受光部3との対向方向に直交する方向に沿ってエアを噴き付けている。これにより、一方向に延在する光照射部2の端まで、光源用噴付部31からのエアを噴き付けることができるので、光照射部2に付着するゴミ又は塵埃等を効率的に除去することができる。
また、エアを噴き付ける近赤外線照射器13に対し、搬送方向から噴き付ける場合には、延在方向に沿って光照射部2の端から端まで光源用噴付部を配置しないと、一方向に延在する光照射部2に付着するゴミ又は塵埃等を確実に除去することができない。上記構成では、光照射部2の延在方向における一端に、一つの光源用噴付部31を配置して、その延在方向に沿ってエアを噴き付けるだけで、光照射部2に付着するゴミ又は塵埃等を効率的に除去することができる。つまり、最小の部品群で、光照射部2に付着するゴミ又は塵埃等を除去できるので、装置の大型化を抑制でき、コストも抑制することができる。
上記実施形態の近赤外線検査装置1では、第1噴付制御部41は、定期的に光照射部2への単位時間当たりのエアの噴付量が通常状態よりも多くなるように切り替えるので、通常状態では除去できないような光照射部2に付着するゴミ又は塵埃等を除去することができる。
上記実施形態の近赤外線検査装置1では、光源用噴付部31における単位時間当たりのエアの噴付量は、振分用噴付部33におけるエアの噴付量よりも少なくしている。このため、光源用噴付部31及び振分用噴付部33へのエアの供給を一のエア供給源51とする構成であっても、振分用噴付部33からエアが噴き付けられる際のエア供給源51における圧力低下を抑えることができる。これにより、エア供給源51にかかる負荷を軽減できる。
上記実施形態の噛込検査部45において噛み込みが有りと判定された包材のシール部は、適正にシールされていないことがあり、内容物が漏れ出している可能性が高い。上記実施形態の近赤外線検査装置1によれば、噛込検査部45において噛み込みが有りと判定された物品Gが光照射部2を通過した後は、光源用噴付部31が通常よりも多い噴付量で光照射部2にエアを噴き付けるので、包材から漏れ出した内容物が光照射部2に付着している場合であっても、付着した内容物を除去することができる。
上記実施形態の近赤外線検査装置1では、一のエア供給源51と、一のエア供給源51から供給されるエアを第2配管63及び第3配管64に分流する分流部53と、第2配管63を流通するエアを振分用噴付部33又は第5配管66に選択可能に供給する電磁弁54と、第3配管64を流通するエアと第5配管66を流通するエアとを合流させて光源用噴付部31に供給する合流部56と、を備えている。この構成により、比較的簡易な構成で、一のエア供給源51の負荷を大きくすることなく、光源用噴付部31におけるエアの噴付量の切り替えができる。
(4)変形例
以上、一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態では、光照射部又は光受光部の少なくとも一方に連続的に気体を噴き付ける第1噴付部として、光源用噴付部31を備える例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態の光源用噴付部31に加えて、光受光部3に連続的にエアを噴き付ける噴付部を備える構成としてもよい。また、上記実施形態の光源用噴付部31に代えて、光受光部3に連続的にエアを噴き付ける噴付部を備える構成としてもよい。
上記実施形態では、搬送コンベア12によって搬送される物品Gに対し、搬送方向と直交する幅方向からエアを噴き付ける振分用噴付部33を備える例を挙げて説明したが、本発明は、振分用噴付部33を備えない構成としてもよい。すなわち、光源用噴付部31と、光源用噴付部31にエアを供給する専用のエア供給源51と、を備える近赤外線検査装置1としてもよい。この場合であっても、光照射部2にゴミ又は塵埃等が付着することに起因する、光受光部3における光受光量の低下を抑制できる。
上記実施形態では、光照射部2が搬送コンベヤ11,12における搬送面の下方に配置され、光受光部3が搬送コンベヤ11,12における搬送面の上方に配置されている例を挙げて説明したが、光照射部2が搬送コンベヤ11,12における搬送面の上方に配置され、光受光部3が搬送コンベヤ11,12における搬送面の下方に配置されてもよい。
上記実施形態では、第1噴付制御部41は、定期的に光源用噴付部31におけるエアの噴付量を切り替える例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。上述するような定期的なエアの噴付量の切り替えが無い場合であっても、光照射部2に連続的にエアを噴き付ける光源用噴付部31を備える構成とすることで、光照射部2にゴミ又は塵埃等が付着することに起因する、光受光部3における光受光量の低下を抑制できる。ただし、定期的に通常のエアを噴き付ける時よりも強くエアを噴き付ける構成とすることで、想定しない大きさのゴミ又は塵埃等が付着した場合であっても、効果的にそのようなゴミ又は塵埃等を除去することができる。
上記実施形態では、第1噴付制御部41が、定期的に自動的に光源用噴付部31におけるエアの噴付量を切り替える例を挙げて説明したが、例えば、使用者が操作部26を操作することにより、光源用噴付部31のエアの噴付量を切り替えられるような構成としてもよい。
上記実施形態では、包材のシール部における内容物の噛み込みの有無を検査する近赤外線検査装置1の例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、物品Gを透過した近赤外線による透過画像に基づいて、物品Gに異物等が混入していることを検査する近赤外線検査装置1であってもよい。この場合であっても、光照射部2にゴミ又は塵埃等が付着することに起因する、光受光部3における光受光量の低下を抑制できるので、異物等の検出精度を高めることが可能になる。
上記実施形態では、物品Gに近赤外線を照射し、当該物品Gを透過した近赤外線に基づいて透過画像を生成する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、物品GにX線を照射し、当該物品Gを透過したX線に基づいてX線透過画像を生成する画像生成部を備えるX線検査装置(検査装置)に適用することも可能である。
上記実施形態では、スピードコントローラ55における流量の調整が制御コンピュータ4によって行われる例を挙げて説明したが、スピードコントローラ55に設けられたバルブ等を手動で開閉することにより調整してもよい。
上記実施形態では、物品Gの検査領域がシールドボックス等によって覆われていない構成の近赤外線装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、シールドボックス等によって覆われる構成の検査装置に適用してもよい。
以上説明した種々の実施形態及び変形例は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々、組み合わせられてもよい。
1…近赤外線検査装置(検査装置)、2…光照射部、3…光受光部、4…制御コンピュータ、11,12…搬送コンベア(搬送部)、31…光源用噴付部(第1噴付部)、33…振分用噴付部(第2噴付部)、41…第1噴付制御部、43…第2噴付制御部、45…噛込検査部、51…エア供給源(気体供給源)、52…レギュレータ、53…分流部、54…電磁弁(切替部)、55…スピードコントローラ、56…合流部。

Claims (7)

  1. 搬送部によって搬送される物品に光を照射し、前記物品を透過した前記光に基づいて前記物品を検査する検査装置であって、
    前記搬送部を挟んで互いに対向配置される光照射部及び光受光部と、
    前記光照射部又は前記光受光部の少なくとも一方に連続的に気体を噴き付ける第1噴付部と、
    前記搬送部によって搬送される前記物品に気体を噴き付けて、前記搬送部から前記物品を排出させる第2噴付部と、
    を備え、
    前記第1噴付部により連続的に気体を噴き付けられる前記光照射部又は前記光受光部は、前記物品の搬送方向及び前記互いの対向方向に交差する方向に延在し、
    前記第1噴付部における単位時間当たりの気体の噴付量は、前記第2噴付部における前記噴付量よりも少ない、検査装置。
  2. 前記物品は、内容物が包材に包装されており、
    前記光受光部で受光した前記光に基づいて、前記包材のシール部における前記内容物の噛み込みの有無を判定する噛込検査部と、
    前記噛込検査部によって噛み込み有と判定された前記物品を前記搬送部から排出するために前記第2噴付部に気体を噴き付けさせた後、前記第1噴付部における前記噴付量を連続的に噴き付ける場合と比べて一時的に多くなるように切り替える第2噴付制御部と、を更に備えている、請求項記載の検査装置。
  3. 一の気体供給源と、
    前記一の気体供給源から供給される気体を、第1流通部及び第2流通部に分流する分流部と、
    前記第1流通部を流通する気体を、前記第2噴付部又は第3流通部に選択可能に供給する切替部と、
    前記第2流通部を流通する気体と前記第3流通部を流通する気体とを合流させて、前記第1噴付部に供給する合流部と、を更に備えている、請求項1又は2記載の検査装置。
  4. 前記第1噴付部における単位時間当たりの気体の噴付量を切り替える第1噴付制御部を更に備えている、請求項1〜3の何れか一項記載の検査装置。
  5. 搬送部によって搬送される物品に光を照射し、前記物品を透過した前記光に基づいて前記物品を検査する検査装置であって、
    前記搬送部を挟んで互いに対向配置される光照射部及び光受光部と、
    前記光照射部又は前記光受光部の少なくとも一方に連続的に気体を噴き付ける第1噴付部と、
    前記第1噴付部における単位時間当たりの気体の噴付量を切り替える第1噴付制御部と、
    を備え、
    前記第1噴付部により連続的に気体を噴き付けられる前記光照射部又は前記光受光部は、前記物品の搬送方向及び前記互いの対向方向に交差する方向に延在している、検査装置。
  6. 前記第1噴付制御部は、定期的に前記噴付量を切り替える、請求項4又は5記載の検査装置。
  7. 前記第1噴付部は、前記気体を噴き付ける前記光照射部又は前記光受光部の延在方向に沿って前記気体を噴射する、請求項1〜6の何れか一項記載の検査装置。
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