JP6588332B2 - 物品検査システム - Google Patents

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Description

本発明は、物品検査システムに関する。
物品検査システムとして、物品を搬送しつつ物品を検査する検査部と、検査部によって検査された物品を搬送しつつ、検査部による物品の検査結果に基づいて物品を振り分ける振分部と、を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−78258号公報
上述したような物品検査システムにおいては、振分部が、物品を搬送する搬送機構、搬送機構によって搬送される物品にエアを噴射して物品を第1方向に振り分ける第1エアノズル、及び搬送機構によって搬送される物品にエアを噴射して第1方向とは異なる第2方向に物品を振り分ける第2エアノズルを有する場合がある。この場合、搬送機構の長さを抑える観点からは、第1エアノズルと第2エアノズルとが互いに対向するように配置されることが好ましい。
しかしながら、物品を確実に振り分ける観点から、物品全体にエアが噴射されるように、第1エアノズルにエアを噴射させるための第1噴射期間、及び第2エアノズルにエアを噴射させるための第2噴射期間を設定すると、複数の物品に対して設定した第1噴射期間と第2噴射期間とが互いに重複するおそれがある。特に物品が自然物である場合には、第1噴射期間と第2噴射期間とが互いに重複し易い。その結果、第1エアノズルから噴射されたエアと第2エアノズルから噴射されたエアとが互いに干渉し、高い振分優先度を有する検査結果であった物品を振り分けることができないおそれがある。
そこで、本発明は、高い振分優先度を有する検査結果であった物品を確実に振り分けることができる物品検査システムを提供することを目的とする。
本発明の物品検査システムは、物品を搬送しつつ物品を検査する検査部と、検査部によって検査された物品を搬送する搬送機構、搬送機構によって搬送される物品にエアを噴射して物品を第1方向に振り分ける第1エアノズル、及び搬送機構によって搬送される物品にエアを噴射して第1方向とは異なる第2方向に物品を振り分ける第2エアノズルを有する振分部と、検査部による物品の検査結果に基づいて振分部を制御する制御部と、を備え、制御部は、検査結果が第1結果であった物品に対しては、第1エアノズルにエアを噴射させるための第1噴射期間を設定し、検査結果が第1結果よりも高い振分優先度を有する第2結果であった物品に対しては、第2エアノズルにエアを噴射させるための第2噴射期間を設定し、搬送機構によって搬送される複数の物品に対して設定した第1噴射期間と第2噴射期間とが互いに重複する場合には、重複した噴射期間において第1エアノズルにエアを噴射させずに第2エアノズルにエアを噴射させる。
上記物品検査システムでは、搬送される複数の物品に対して設定した第1噴射期間と第2噴射期間とが互いに重複する場合、重複した噴射期間において第1エアノズルにエアを噴射させずに第2エアノズルにエアを噴射させる。これにより、第1エアノズルから噴射されたエアと第2エアノズルから噴射されたエアとが互いに干渉することが回避され、検査結果が高い振分優先度を有する第2結果であった物品に第2エアノズルからエアが噴射されることとなる。よって、当該物品を第2方向に確実に振り分けることができる。このように、上記物品検査システムによれば、高い振分優先度を有する検査結果であった物品を確実に振り分けることができる。
本発明の物品検査システムでは、制御部は、搬送機構によって搬送される複数の物品に対して設定した第1噴射期間と第2噴射期間とが互いに重複し、且つ、第2噴射期間が第1噴射期間に先行する場合には、重複した噴射期間に続く第1噴射期間において第2エアノズルにエアを噴射させずに第1エアノズルにエアを噴射させてもよい。例えば、重複した噴射期間に続く第1噴射期間が比較的長い場合に、第1エアノズルからのエアの噴射に切り替えることで、第1結果であった物品に第1エアノズルからエアが噴射されることとなる。よって、当該物品を第1方向に振り分けることができる。
本発明の物品検査システムでは、制御部は、搬送機構によって搬送される複数の物品に対して設定した第1噴射期間と第2噴射期間とが互いに重複し、且つ、第2噴射期間が第1噴射期間に先行する場合には、重複した噴射期間に続く第1噴射期間において第1エアノズルにエアを噴射させずに第2エアノズルにエアを噴射させてもよい。例えば、重複した噴射期間に続く第1噴射期間が比較的短い場合に、第2エアノズルからのエアの噴射を継続させることで、第1結果であった物品に第2エアノズルからエアが噴射されることとなる。よって、当該物品が搬送機構によって搬送されるのを回避することができる。
本発明の物品検査システムでは、検査部は、物品の光透過像を生成し、光透過像に基づいて物品を検査し、制御部は、検査結果が第1結果であった物品に対しては、光透過像に基づいて算出した当該物品の搬送方向長さを搬送機構の搬送速度で除算して得られる時間よりも長い第1噴射期間を設定し、検査結果が第2結果であった物品に対しては、光透過像に基づいて算出した当該物品の搬送方向長さを搬送速度で除算して得られる時間よりも長い第2噴射期間を設定してもよい。これにより、物品全体にエアを噴射することが可能となる。
本発明の物品検査システムでは、制御部は、検査結果が第1結果であった物品に対しては、光透過像に基づいて算出した当該物品の所定点を中心として第1噴射期間を設定し、検査結果が第2結果であった物品に対しては、光透過像に基づいて算出した当該物品の所定点を中心として第2噴射期間を設定することが好ましい。これにより、より確実に物品全体にエアを噴射することが可能となる。
本発明によれば、高い振分優先度を有する検査結果であった物品を確実に振り分けることができる物品検査システムを提供することが可能となる。
一実施形態の物品検査システムの正面図である。 図1の物品検査システムの振分装置の平面図である。 図2の振分装置の動作例を示すタイミングチャートである。 比較例としての振分装置の動作例を示すタイミングチャートである。 (a)は、図2の振分装置における設定オン時間の他の設定例を示すタイミングチャートである。(b)は、比較例としての振分装置における設定オン時間の設定例を示すタイミングチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1に示されるように、物品検査システム100は、X線検査装置(検査部)1と、振分装置(振分部)50と、制御部60と、を備える。X線検査装置1は、物品Gを搬送方向aに沿って搬送しつつ、当該物品Gへの異物の混入の有無、及び当該物品Gの損傷(例えば物品Gの割れ及び欠け等、以下同じ)の発生の有無等を検査する。
物品Gは、例えば自然物の食品である。物品Gの外形形状は、種々の形状であってもよい。なお、物品Gは、特に限定されず、例えば内容物が収納された箱体、缶詰、又は袋体でもよいし、カップ入り食品等の紙容器でもよい。
X線検査装置1は、振分装置50における搬送方向aの上流側(以下、単に「上流側」という)に配置されている。X線検査装置1は、装置本体2と、搬入コンベア3と、を備える。搬入コンベア3は、装置本体2に検査前の物品Gを搬入する。搬入コンベア3には、一般的な平ベルトコンベアが使用されている。
装置本体2は、検査室21と、X線源22と、X線検出器23と、搬送コンベア24と、を備える。検査室21は、箱状に形成されている。検査室21において上流側及び搬送方向aの下流側(以下、単に「下流側」という)には、物品Gが通過する搬入口及び搬出口がそれぞれ設けられている。X線源22は、装置本体2内における検査室21の上方に配置されている。X線源22は、スリット機構(図示せず)等を介してX線照射領域Aを形成しつつ、検査室21内に搬入された物品GにX線を照射する。X線検出器23は、X線源22と対向するように、装置本体2内における検査室21の下方に配置されている。
X線検出器23は、搬送コンベア24の幅方向に一列に配列された複数の画素からなるラインセンサを有しており、物品Gを透過したX線を検出する。X線検査装置1では、物品GがX線照射領域Aを通過するときに、X線検出器23によって所定のタイミングで取得された検出信号が画像処理されて、物品Gへの異物の混入の有無、及び当該物品Gにおける損傷の発生の有無等が検査される。X線検出器23は、検査結果に応じた検査結果信号を後述の制御部60に送信する。
搬送コンベア24には、一般的な平ベルトコンベアが使用されている。搬送コンベア24の両端部は、検査室21からそれぞれ突出している。搬送コンベア24は、搬入コンベア3から検査前の物品Gを受け取り、検査室21内に物品Gを搬入する。そして、搬送コンベア24は、検査室21外に物品Gを搬出し、振分装置50に検査後の物品Gを受け渡す。
図1及び図2に示されるように、振分装置50は、搬送コンベア(搬送機構)51と、第1エアノズル52と、第2エアノズル53と、を有する。搬送コンベア51は、X線検査装置1によって検査された物品Gを搬送する。搬送コンベア51は、装置本体2から受け渡された物品Gを搬送方向aに沿って搬送する。搬送コンベア51には、一般的な平ベルトコンベアが使用されている。
図2に示されるように、第1エアノズル52は、搬送コンベア51の幅方向一方側の側方に配置されている。第1エアノズル52は、例えばX線検査装置1による検査の結果が、物品Gに損傷が発生していたという第1結果であった場合、搬送コンベア51によって搬送される当該物品Gにエアを噴射して物品Gを第1方向D1に振り分ける。ここでは、エアを噴射された物品Gは、第1方向D1に振り分けられることによって第1シュート54に回収され、搬送コンベア51の搬送面51a上から除かれる。第1シュート54は、損傷が発生していた物品Gを回収するための回収容器である。第1シュート54は、第1エアノズル52よりも下流側における搬送コンベア51の幅方向他方側の側方に配置されている。第1方向D1は、搬送コンベア51の幅方向の一方側から他方側に向かい、且つ、上流側から下流側に向かう方向である。
第2エアノズル53は、搬送コンベア51の幅方向他方側における搬送コンベア51の側方に配置されている。第2エアノズル53は、例えばX線検査装置1による検査の結果が、物品Gに異物が混入していたという第2結果であった場合、搬送コンベア51によって搬送される物品Gにエアを噴射して第2方向D2に物品Gを振り分ける。ここでは、エアを噴射された物品Gは、第2方向D2に振り分けられることによって第2シュート55に回収され、搬送コンベア51の搬送面51a上から除かれる。第2シュート55は、異物が混入していた物品Gを回収するための回収容器である。第2シュート55は、第2エアノズル53よりも下流側における搬送コンベア51の幅方向一方側の側方に配置されている。第2方向D2は、搬送コンベア51の幅方向の他方側から一方側に向かい、且つ、上流側から下流側に向かう方向である。第2方向D2は、搬送コンベア51の幅方向において第1方向D1とは反対方向である。
第1エアノズル52と第2エアノズル53とは、搬送コンベア51の長さを抑える観点から、搬送コンベア51を挟んで互いに対向するように配置されている。第1シュート54と第2シュート55とは、搬送コンベア51を挟んで互いに対向するように配置されている。このような振分装置50では、搬送コンベア51の長さを抑えることができる一方で、第1エアノズル52から噴射されたエアと第2エアノズル53から噴射されたエアとが互いに干渉し得る配置となっている。
制御部60は、X線検査装置1による物品Gの検査結果に基づいて振分装置50を制御する。制御部60は、ROM[Read Only Memory]に記憶されているプログラムをRAM[RandomAccess Memory]にロードし、CPU[Central Processing Unit]で実行することで、各種の制御を実行する。制御部60による振分装置50の制御について、以下に説明する。
制御部60は、X線検出器23からの検査結果信号に基づいて、搬送方向aに沿って搬送される物品Gを搬送コンベア51の搬送面51a上から除くべきか否かを判断する。具体的には、制御部60は、物品Gの振分優先度に応じて、検査結果が第1結果であった物品Gに対して第1エアノズル52にエアを噴射させるべきか否か、検査結果が第2結果であった物品Gに対して第2エアノズル53にエアを噴射させるべきか否か、を少なくとも判断する。
振分優先度は、搬送コンベア51の搬送面51a上から物品Gを除く(振り分ける)必要性に応じた優先度である。例えば物品Gが食品の場合、異物が混入していた物品Gは、損傷が発生していた物品Gよりも、搬送コンベア51の搬送面51a上から優先的に除く必要がある。換言すれば、異物が混入していた物品G(検査結果が第2結果であった物品G)の振分優先度は、損傷が発生していた物品G(検査結果が第1結果であった物品G)の振分優先度よりも高い。
図3に示されるように、制御部60は、X線検査装置1による物品Gの検査結果に応じて、第1エアノズル52又は第2エアノズル53にエアを噴射させるための噴射期間を設定する(以下、設定した噴射期間を設定オン時間ともいう)。制御部60は、損傷が発生していた物品Gに対しては、第1エアノズル52にエアを噴射させるための第1噴射期間を設定する。第1噴射期間は、第1エアノズル52にエアを噴射させるための設定オン時間である。図3の例では、制御部60は、損傷が発生していた物品G2,G4に対しては、当該物品G2,G4の直前にそれぞれ搬送される物品G1,G3の上流側の端部から、当該物品G2,G4の直後に搬送される物品G3,G5の下流側の端部までに対応する期間を、第1噴射期間として設定する。つまり、第1噴射期間は、設定オン時間T1,T3である。
制御部60は、異物が混入していた物品Gに対しては、第2エアノズル53にエアを噴射させるための第2噴射期間を設定する。第2噴射期間は、第2エアノズル53にエアを噴射させるための設定オン時間である。図3の例では、制御部60は、異物が混入していた物品G3に対しては、当該物品G3の直前に搬送される物品G2の上流側の端部から、当該物品G3の直後に搬送される物品G4の下流側の端部までに対応する期間を、第2噴射期間として設定する。つまり、第2噴射期間は、設定オン時間T2である。
制御部60は、搬送コンベア51によって搬送される複数の物品Gに対して設定した第1噴射期間と第2噴射期間とが互いに重複する場合には、重複した噴射期間において第1エアノズル52にエアを噴射させずに第2エアノズル53にエアを噴射させる。図3の例では、複数の物品G2,G3,G4に対して設定した第1噴射期間と第2噴射期間とが、期間S1,S2において互いに重複している。この場合、制御部60は、重複した噴射期間である期間S1,S2において第1エアノズル52にエアを噴射させずに第2エアノズル53にエアを噴射させる。
従って、制御部60は、損傷が発生していた物品G2に対しては、実オン時間ON1において第1エアノズル52にエアを噴射させるが、期間S1において第1エアノズル52にエアを噴射させない。制御部60は、異物が混入していた物品G3に対しては、期間S1及び期間S2を含む実オン時間ON2において第2エアノズル53にエアを噴射させる。
また、制御部60は、搬送コンベア51によって搬送される複数の物品Gに対して設定した第1噴射期間と第2噴射期間とが互いに重複し、且つ、第2噴射期間が第1噴射期間に先行する場合には、重複した噴射期間に続く第1噴射期間において第2エアノズル53にエアを噴射させずに第1エアノズル52にエアを噴射させる。図3の例では、複数の物品G3,G4に対して設定した設定オン時間T2,T3とが、期間S2において互いに重複し、且つ、設定オン時間T2が設定オン時間T3に先行している。この場合、制御部60は、重複した噴射期間である期間S2に続く設定オン時間T3において第2エアノズル53にエアを噴射させずに第1エアノズル52にエアを噴射させる。
従って、制御部60は、異物が混入していた物品G3に対しては、期間S2を含む実オン時間ON2において第2エアノズル53にエアを噴射させる。制御部60は、損傷が発生していた物品G4に対しては、期間S2に続く実オン時間ON3において第2エアノズル53にエアを噴射させずに第1エアノズル52にエアを噴射させる。
ここで、物品Gを確実に振り分ける観点から、各物品G全体にエアが噴射されるように第1噴射期間又は第2噴射期間を設定すると、複数の物品Gに対して設定した第1噴射期間と第2噴射期間とが互いに重複し、第1エアノズルから噴射されたエアと第2エアノズルから噴射されたエアとが互いに干渉する場合がある。特に物品Gが自然物である場合には、第1噴射期間と第2噴射期間とが互いに重複し易い。
例えば、図4に示されるように、損傷が発生していた物品G2に対して実オン時間ON1’において第1エアノズル52にエアを噴射させると共に、異物が混入していた物品G3に対して実オン時間ON2において第2エアノズル53にエアを噴射させると、期間S1において、第1エアノズルから噴射されたエアと第2エアノズルから噴射されたエアとが互いに干渉してしまう。また、異物が混入していた物品G3に対して実オン時間ON2において第2エアノズル53にエアを噴射させると共に、損傷が発生していた物品G4に対して実オン時間ON3’において第1エアノズル52にエアを噴射させると、期間S2において、第1エアノズルから噴射されたエアと第2エアノズルから噴射されたエアとが互いに干渉してしまう。その結果、高い振分優先度を有する検査結果であるにも関わらず、異物が混入していた物品G3を振り分けることができないおそれがあった。
この点、上述した物品検査システム100では、搬送される複数の物品G2,G3,G4に対して設定した設定オン時間T1,T2,T3が互いに重複する場合、重複した噴射期間である期間S1,S2において第1エアノズル52にエアを噴射させずに第2エアノズル53にエアを噴射させる。これにより、第1エアノズル52から噴射されたエアと第2エアノズル53から噴射されたエアとが互いに干渉することが回避され、異物が混入していた物品G3に第2エアノズル53からエアが噴射されることとなる。よって、当該物品G3を第2方向D2に確実に振り分けることができる。このように、物品検査システム100によれば、検査結果が高い振分優先度を有する第2結果であった物品G3を確実に振り分けることができる。
物品検査システム100では、制御部60は、搬送コンベア51によって搬送される複数の物品G3,G4に対して設定した設定オン時間T2,T3が互いに重複し、且つ、設定オン時間T2が設定オン時間T3に先行する場合には、重複した噴射期間である期間S2に続く設定オン時間T3において第2エアノズル53にエアを噴射させずに第1エアノズル52にエアを噴射させる。例えば、期間S2に続く設定オン時間T3が比較的長い場合に、第1エアノズル52からのエアの噴射に切り替えることで、損傷が発生していた物品G4に第1エアノズル52からエアが噴射されることとなる。よって、当該物品G4を第1方向D1に振り分けることができる。
[変形例]
上記実施形態では、検査装置としてX線検査装置1を備えるが、検査装置としては、例えば近赤外線検査装置等であってもよい。
上記実施形態では、第2方向D2は搬送コンベア51の幅方向において第1方向D1とは反対方向であったが、第2方向D2はこれに限定されず、第1方向D1とは異なる方向であればよい。
上記実施形態では、制御部60は、搬送コンベア51によって搬送される複数の物品G3,G4に対して設定した設定オン時間T2,T3が互いに重複し、且つ、設定オン時間T2が設定オン時間T3に先行する場合には、重複した噴射期間である期間S2に続く設定オン時間T3において第2エアノズル53にエアを噴射させずに第1エアノズル52にエアを噴射させた。しかしながら、期間S2に続く設定オン時間T3において第1エアノズル52にエアを噴射させずに第2エアノズル53にエアを噴射させてもよい。例えば、期間S2に続く設定オン時間T3が比較的短い場合(物品G4に第1エアノズル52からエアが噴出される期間が比較的短くなる場合)に、第2エアノズル53からのエアの噴射を継続させることで、損傷が発生していた物品G4に第2エアノズル53からエアが噴射されることとなる。よって、物品G4が振り分けられずに搬送コンベア51によって搬送されるのを回避することができる。
上記実施形態では、制御部60は、物品Gに対する第1噴射期間及び第2噴射期間を、当該物品Gの直前に搬送される物品Gの上流側の端部から、当該物品Gの直後に搬送される物品Gの下流側の端部までに対応する期間に設定したが、噴射期間の設定態様は、これに限定されない。例えば、制御部60は、図5(a)に示されるように、物品GNGの搬送方向長さに基づいて第1噴射期間及び第2噴射期間を設定してもよい。図5(a)及び図5(b)において、物品GNGは、損傷が発生していた物品G又は異物が混入していた物品Gである。物品GOKは、損傷が発生しておらず且つ異物が混入していない物品Gである。
具体的には、X線検査装置1は、物品Gの光透過像を生成すると共に、光透過像に基づいて物品Gを検査する。制御部60は、損傷が発生していた物品GNGに対しては、X線検査装置1が生成した光透過像に基づいて算出した当該物品GNGの搬送方向長さを、搬送コンベア51の搬送速度で除算して得られる時間よりも長い第1噴射期間を設定してもよい。制御部60は、異物が混入していた物品GNGに対しては、当該物品GNGの搬送方向長さを搬送コンベア51の搬送速度で除算して得られる時間よりも長い第2噴射期間を設定してもよい。光透過像は、X線透過画像における物品Gの像である。搬送方向長さとは、搬送方向aにおける物品Gの上流側の端部から下流側の端部までの長さである。搬送方向長さは、例えば、X線透過画像における物品Gの像について、搬送方向aにおける物品Gの上流側の端部から下流側の端部までの画素数から算出することができる。
従来、図5(b)に示されるように、エアノズルにエアを噴射させるための噴射期間を、物品GNGの搬送方向長さによらず、予め設定された所定の噴射期間に設定する場合があった。この場合、例えば物品Gが自然物である場合には、物品Gの搬送方向長さが物品Gごとに一定ではないため、物品G全体にエアを噴射できないおそれがあった。この点、上述のように物品GNGの搬送方向長さに基づいて第1噴射期間及び第2噴射期間を制御部60が設定することにより、図5(a)に示されるように、物品GNGに対して設定した第1噴射期間及び第2噴射期間は、当該物品GNGの搬送方向長さに対応する期間(例えば当該物品GNGを透過したX線をX線検出器23が検出した期間)よりも長くなる。よって、物品G全体にエアを噴射することが可能となる。
また、制御部60は、損傷が発生していた物品GNGに対しては、光透過像に基づいて算出した当該物品GNGの所定点を中心として第1噴射期間を設定し、異物が混入していた物品GNGに対しては、光透過像に基づいて算出した当該物品GNGの所定点を中心として第2噴射期間を設定することが好ましい。ここでの所定点は、例えば、X線透過画像における物品GNGの図心、X線透過画像に基づいて推定した物品GNGの重心、又はX線透過画像に基づいて推定した物品GNGの特異点(例えば棒付きキャンディの場合、棒とキャンディとの接続点)等、X線透過画像に基づいて算出できる物品GNGに関する特徴的な種々の点であってもよい。
具体的には、制御部60は、損傷が発生していた物品GNGに対しては、当該物品GNGの所定点に対応する時刻よりも前に第1エアノズル52にエアを噴射させる噴射期間と、当該物品GNGの所定点に対応する時刻よりも後に第1エアノズル52にエアを噴射させる噴射期間と、を等しい時間に設定する。これにより、制御部60は、損傷が発生していた物品GNGに対して当該物品GNGの所定点を中心として第1噴射期間を設定することができる。また、制御部60は、異物が混入していた物品GNGに対しては、当該物品GNGの所定点に対応する時刻よりも前に第2エアノズル53にエアを噴射させる噴射期間と、当該物品GNGの所定点に対応する時刻よりも後に第2エアノズル53にエアを噴射させる噴射期間と、を等しい時間に設定する。これにより、制御部60は、異物が混入していた物品GNGに対して当該物品GNGの所定点を中心として第2噴射期間を設定することができる。
従って、制御部60は、損傷が発生していた物品GNGに対しては、当該物品GNGの所定点を中心とする第1噴射期間において第1エアノズル52にエアを噴射させる。制御部60は、異物が混入していた物品GNGに対しては、当該物品GNGの所定点を中心とする第2噴射期間において第2エアノズル53にエアを噴射させる。その結果、より確実に物品G全体にエアを噴射することが可能となる。
なお、上述した変形例では、制御部60は、損傷が発生していた物品GNGに対しては、X線検査装置1が生成した光透過像に基づいて算出した当該物品GNGの搬送方向長さを、搬送コンベア51の搬送速度で除算して得られる時間よりも長い第1噴射期間を設定し、異物が混入していた物品GNGに対しては、当該物品GNGの搬送方向長さを搬送コンベア51の搬送速度で除算して得られる時間よりも長い第2噴射期間を設定した。しかしながら、第1噴射期間及び第2噴射期間は、物品GNGの搬送方向長さを搬送コンベア51の搬送速度で除算して得られる時間以下に設定されてもよい。
1…X線検査装置(検査部)、50…振分装置(振分部)、51…搬送コンベア(搬送機構)、52…第1エアノズル、53…第2エアノズル、60…制御部、100…物品検査システム、G,GNG,GOK…物品。

Claims (5)

  1. 物品を搬送しつつ前記物品を検査する検査部と、
    前記検査部によって検査された前記物品を搬送する搬送機構、前記搬送機構によって搬送される前記物品にエアを噴射して前記物品を第1方向に振り分ける第1エアノズル、及び前記搬送機構によって搬送される前記物品にエアを噴射して前記第1方向とは異なる第2方向に前記物品を振り分ける第2エアノズルを有する振分部と、
    前記検査部による前記物品の検査結果に基づいて前記振分部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記検査結果が第1結果であった前記物品に対しては、前記第1エアノズルにエアを噴射させるための第1噴射期間を設定し、
    前記検査結果が前記第1結果よりも高い振分優先度を有する第2結果であった前記物品に対しては、前記第2エアノズルにエアを噴射させるための第2噴射期間を設定し、
    前記搬送機構によって搬送される複数の前記物品に対して設定した前記第1噴射期間と前記第2噴射期間とが互いに重複する場合には、重複した噴射期間において前記第1エアノズルにエアを噴射させずに前記第2エアノズルにエアを噴射させる、物品検査システム。
  2. 前記制御部は、前記搬送機構によって搬送される複数の前記物品に対して設定した前記第1噴射期間と前記第2噴射期間とが互いに重複し、且つ、前記第2噴射期間が前記第1噴射期間に先行する場合には、重複した前記噴射期間に続く前記第1噴射期間において前記第2エアノズルにエアを噴射させずに前記第1エアノズルにエアを噴射させる、請求項1記載の物品検査システム。
  3. 前記制御部は、前記搬送機構によって搬送される複数の前記物品に対して設定した前記第1噴射期間と前記第2噴射期間とが互いに重複し、且つ、前記第2噴射期間が前記第1噴射期間に先行する場合には、重複した前記噴射期間に続く前記第1噴射期間において前記第1エアノズルにエアを噴射させずに前記第2エアノズルにエアを噴射させる、請求項1記載の物品検査システム。
  4. 前記検査部は、前記物品の光透過像を生成し、前記光透過像に基づいて前記物品を検査し、
    前記制御部は、
    前記検査結果が前記第1結果であった前記物品に対しては、前記光透過像に基づいて算出した当該物品の搬送方向長さを前記搬送機構の搬送速度で除算して得られる時間よりも長い前記第1噴射期間を設定し、
    前記検査結果が前記第2結果であった前記物品に対しては、前記光透過像に基づいて算出した当該物品の搬送方向長さを前記搬送速度で除算して得られる時間よりも長い前記第2噴射期間を設定する、請求項1〜3の何れか一項記載の物品検査システム。
  5. 前記制御部は、
    前記検査結果が前記第1結果であった前記物品に対しては、前記光透過像に基づいて算出した当該物品の所定点を中心として前記第1噴射期間を設定し、
    前記検査結果が前記第2結果であった前記物品に対しては、前記光透過像に基づいて算出した当該物品の所定点を中心として前記第2噴射期間を設定する、請求項4記載の物品検査システム。
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