JP6482887B2 - 医療施設又は介護施設 - Google Patents

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Description

本発明は、平面計画的に、ユーティリティ領域と、前記ユーティリティ領域に隣接する通路領域と、前記通路領域を挟んで前記ユーティリティ領域と対向する状態で外壁に沿って設けた居室領域と、を備えた建築物に関する。
上記のような建築物の一例としては、コアウォールより中央側を共用ゾーン(ユーティリティ領域)とし、境界梁より外周側の領域全体を住戸ゾーン(居室領域)とし、コアウォールと境界梁とで囲まれた領域を、共用ゾーンと住戸ゾーンとを連絡する共用廊下(通路領域)とした集合住宅建物がある(例えば特許文献1参照)。そして、この集合住宅建物においては、共用廊下と住戸ゾーンとの境界に、横断面を正方形に形成した4本の境界柱を備え、これらの境界柱間に境界梁を設けている。又、住戸ゾーンを取り囲む外周壁を、横断面を正方形に形成した複数の外周柱と外周柱間に架設した外周梁とからラーメン架構に構成している。
又、建築物の一例である療養施設においては、療養施設の外壁を、平面視で鋸歯のような凹凸状になるように、横断面を略正方形などに形成した柱(構造柱)の間に複数の外壁(非構造壁)を配備して構成したものがある(例えば特許文献2参照)。そして、この療養施設においては、凹凸状に形成した外壁の所定箇所に窓を設けるとともに、外壁の各凸状部にベッドの頭部側が収まるように複数のベッドを配備することにより、プライバシーを守りながら各ベッドからの眺望を平等に確保できるようにしている。
特開2002−227435号公報(段落番号0007、0011、0014、図1) 特開2006−161395号公報(段落番号0015〜0022、0025、図1)
上記の構成では、居室側での剛性を確保するために、通路領域と居室領域との間や居室側の外壁に複数の柱を備えることから、各柱の配置により、居室領域での間取りや通路領域の通路幅などを計画する上において制約を受けることになる。つまり、居室領域及び通路領域でのゾーニングの自由度を高める上において改善の余地がある。
又、外壁に備える各柱の横断面、及び、居室領域と通路領域との境界に備える各柱の横断面が、X軸方向の長さとY軸方向の長さとが同じ又は略同じになる正方形などであることにより、各柱が、外壁の壁面、又は、居室領域と通路領域との境界に備える仕切り壁の壁面から、居室領域又は通路領域に張り出すことになり、その分、居室領域及び通路領域が狭くなる。つまり、居室領域及び通路領域を有効に使用する上において改善の余地がある。
本発明の目的は、居室領域及び通路領域でのゾーニングの自由度を高めるとともに、居室領域及び通路領域をより有効に使用できるようにすることにある。
本発明の課題解決手段では、
平面計画的に、ユーティリティ領域と、前記ユーティリティ領域に隣接する通路領域と、前記通路領域を挟んで前記ユーティリティ領域と対向する状態で外壁に沿って設けた居室領域と、を備えた医療施設又は介護施設において、
複数の柱と複数の大梁とを剛接合したラーメン構造により剛構造に構成した第1構造部と、前記第1構造部に隣接する第2構造部と、を備え、
前記第1構造部に前記ユーティリティ領域を備え、
前記第2構造部は、前記外壁のうちの前記居室領域に接する居室側外壁を含むとともに、前記通路領域と前記居室領域とを備え、
階層における前記ユーティリティ領域にスタッフスペースを備えると共に、当該階層における前記居室領域に病室又は居室を備え、
前記居室側外壁は、横断面を扁平に形成した複数の外壁用構造体を間隔をあけて配置して構成し、
前記居室側外壁と前記第1構造部とを床用構造体にて接合することにより、前記第2構造部を剛構造に構成し
前記外壁用構造体の間隔は、前記第1構造部の前記柱の間隔よりも小さい
この手段によると、第2構造部を剛構造に構成する上において、通路領域と居室領域とのそれぞれに複数の構造柱を配備する必要がない。又、居室側外壁を構成する上において、複数の構造柱が居室側外壁の壁面から居室領域に張り出す不具合を無くすことができる。
これにより、居室領域での間取りや通路領域の通路幅などを計画する上において、複数の構造柱による制約がなくなるとともに、居室領域及び通路領域を無駄なく使用することができる。
つまり、居室領域及び通路領域でのゾーニングの自由度を高めることができるとともに、居室領域及び通路領域をより有効に使用することができる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、
前記ユーティリティ領域に居室を備え、
前記居室側外壁は、複数の前記外壁用構造体にわたる梁を備えるとともに、前記外壁用構造体の配置が異なる平行配置領域と雁行配置領域とを有し、
前記平行配置領域においては、複数の前記外壁用構造体を、前記横断面の長手方向が前記梁の材軸方向と一致する姿勢で前記材軸方向に沿って配置し、
前記雁行配置領域においては、複数の前記外壁用構造体を、前記横断面の長手方向が前記材軸方向と交差する姿勢で前記材軸方向に沿って配置している。
この手段によると、平行配置領域においては、複数の外壁用構造体により形成する壁面が面一になる外壁を形成することができ、雁行配置領域においては、複数の外壁用構造体により形成する壁面が鋸刃状になる外壁を形成することができる。
これにより、居室領域には、壁面を面一に形成した外壁に接する居室と、壁面を鋸刃状に形成した外壁に接する居室とを備えることができる。そして、ユーティリティ領域には、外壁に接していない居室を備えることができる。
従って、多様なニーズに応じた種々の居室を備えることができる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、
前記第2構造体は、同一階に複数の前記居室領域を備え、
前記ユーティリティ領域は、複数の吹抜けを、複数の前記居室領域が前記通路領域を挟んでいずれかの前記吹抜けと対向するように分散配備し、
前記居室領域ごとに空気調和ユニットを配備し、
前記空気調和ユニットは、給気又は排気を、対応する前記居室領域が対向する前記吹抜けに対して行うように構成している。
この手段によると、ユーティリティ領域の各吹抜けからの各居室領域及び通路領域への自然光の取り入れが可能になる。これにより、各居室領域及び通路領域での居心地の向上、及び、光熱費の削減、などを図ることができる。
又、各居室領域ごとに配備した空気調和ユニットから吹抜けにわたる空調ダクトを、対向する居室領域と吹抜けとにわたって最短に形成することができる。つまり、各空気調和ユニットを合理的に配備することができる。
本発明をより好適なものにするための手段の一つとして、
前記空気調和ユニットは、前記吹抜けから給気し、対応する居室領域側の屋外に排気するように構成している。
この手段によると、対応する吹抜けから居室領域に給気することにより、各吹抜けに対する上方からの新鮮外気の流入を促進させることができる。
その結果、各吹抜けへの新鮮外気の取り入れを良好に行えるとともに、各居室領域に供給する空気の清浄性を向上させることができる。
医療施設における病棟階の横断平面図である。 医療施設の縦断面図である。 居室側外壁の構成などを示す要部の横断平面図である。 雁行配置領域での居室側外壁の構成などを示す要部の斜視図である。 3面の外壁が各居室領域に接する居室側外壁となる別実施形態を示す病棟階の概略横断平面図である。 隣接する2面の外壁が各居室領域に接する居室側外壁となる別実施形態を示す病棟階の概略横断平面図である。 対向する2面の外壁が各居室領域に接する居室側外壁となる別実施形態を示す病棟階の概略横断平面図である。 居室領域の配置などが異なる複数の建物を渡り廊下で連結した別実施形態を示す病棟階の概略横断平面図である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、本発明を、建築物の一例である医療施設に適用した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態で例示する医療施設は、RC造であり、コア部となる第1構造部1と、第1構造部1を取り囲む状態で第1構造部1に隣接する第2構造部2とを備えて、複数の階層を有するように建造している。そして、複数の階層のうち、少なくとも上下に隣接する2つの階層を病棟階として備えている。
第1構造部1は、複数の柱3と複数の大梁4と複数の小梁5などとを剛接合したラーメン構造により剛構造に構成している。又、複数の大梁4及び小梁5などで支持される床用構造体6を備えている。第1構造部1の床用構造体6は、複数の大梁4及び小梁5などと一体に打設したコンクリートスラブで構成している。
第2構造部2は、4面の外壁7A〜7Dを有する外周壁7と第1構造部1とを床用構造体8にて接合することにより剛構造に構成している。第2構造部2の床用構造体8は、大スパンに適した高強度を有するようにPC鋼線によってプレストレスを与えた軽量で厚みの薄いコンクリートパネルで構成している。そして、第2構造部2の床用構造体8を、端部固定度を低減した状態で第1構造部1と各外壁7A〜7Dとにわたる4本の大梁(鉄骨梁)9で支持している。これにより、第2構造部2での天井高を高くしている。又、天井懐10の融通性を高めている。
図1〜4に示すように、各病棟階は、平面計画的に、四角形のユーティリティ領域A1、ユーティリティ領域A1を取り囲む状態でユーティリティ領域A1に隣接する四角枠形の通路領域A2、及び、通路領域A2を挟んでユーティリティ領域A1と対向する状態で各外壁7A〜7Dに沿って設けた4箇所の居室領域A3、などを備えている。そして、ユーティリティ領域A1を第1構造部1に備えている。又、通路領域A2及び4つの居室領域A3などを第2構造部2に備えている。
外周壁7は、その全外壁7A〜7Dが各居室領域A3に接する居室側外壁Bであり、第2構造部2に含まれている。居室側外周壁Bは、横断面を扁平に形成した複数の壁柱(外壁用構造体の一例)11を、外壁形成方向に所定間隔をあけて配置した状態で備えている。又、複数の壁柱11にわたる複数の扁平の梁12を備えている。そして、複数の壁柱11と複数の梁12とを剛接合したラーメン構造により、居室側外周壁Bを剛構造に構成している。各壁柱11は、構造柱としての強度を有するように適正な配筋を施している。
居室側外周壁Bは、壁柱11の配置が異なる平行配置領域Baと雁行配置領域Bbとを有している。具体的には、居室側外周壁Bは、植栽を施した外庭に面する北東側の外壁7Aと南西側の外壁7Cとを形成する領域を平行配置領域Baとしている。又、隣家や一般道に面する南東側の外壁7Bと西日が射す北西側の外壁7Dとを形成する領域を雁行配置領域Bbとしている。そして、平行配置領域Baにおいては、各壁柱11を、各壁柱11における横断面の長手方向が梁12の材軸方向と一致する姿勢で梁12の材軸方向に沿って配置している。又、雁行配置領域Bbにおいては、各壁柱11を、各壁柱11における横断面の長手方向が梁12の材軸方向と交差する姿勢で梁12の材軸方向に沿って配置している。これにより、平行配置領域Baに配置する各壁柱11は、各壁柱11で形成する北東側の外壁7Aと南西側の外壁7Cとを面一にする面一壁柱11Aとなっている。又、雁行配置領域Bbに配置する各壁柱11は、各壁柱11で形成する北東側の外壁7Bと南西側の外壁7Dとを鋸刃状にする傾斜壁柱11Bとなっている。そして、隣接する面一壁柱11Aの間、及び、隣接する面一壁柱11Aと傾斜壁柱11Bとの間に、梁12の材軸方向に沿う第1窓13を備えている。又、隣接する傾斜壁柱11Bの間に、平面視形状がL字形の第2窓14を備えている。
つまり、居室側外周壁Bは、平行配置領域Baにおいては、1つの面一壁柱11Aと1つの第1窓13とを1つのユニットにして、平行配置領域Baの梁12の材軸方向に沿って併設し、又、雁行配置領域Bbにおいては、1つの傾斜壁柱11Bと1つの第2窓14とを1つのユニットにして、雁行配置領域Bbの梁12の材軸方向に沿って併設することにより、簡単に構成することができる。つまり、居室側外周壁Bの施工を効率良く行うことができる。
北西側の外壁7Dにおいては、各傾斜壁柱11Bの幅広の壁面が更に西向きになって、西日をより効果的に遮蔽する状態が得られるようにするために、各傾斜壁柱11Bを、それらの横断面の長手方向が梁12の材軸方向と交差する姿勢となるように配置している。
図1〜3に示すように、各病棟階のユーティリティ領域A1は、3箇所の吹抜け15、居室スペース16、スタッフスペース17、3箇所の共用スペース18、及び、通路スペース19、などを備えている。
各吹抜け15は、最下位の病棟階に備えた3箇所の中庭20を上方に開放している。これにより、ユーティリティ領域A1への自然光の取り入れ、並びに、各吹抜け15及び各中庭20への新鮮外気の取り入れ、などを可能にしている。又、火災発生時には、各吹抜け15による自然排煙を可能にしている。
各吹抜け15は、4箇所の居室領域A3が通路領域A2を挟んでいずれかの吹抜け15と対向するように分散配備している。具体的には、3箇所の吹抜け15のうち、北側の第1吹抜け15Aが、4箇所の居室領域A3のうちの北東側の第1居室領域A3aと、通路領域A2を挟んで対向している。又、東側の第2吹抜け15Bが、第1居室領域A3a及び南東側の第2居室領域A3bと、通路領域A2を挟んで対向している。そして、西側の第3吹抜け15Cが、南西側の第3居室領域A3c及び北西側の第4居室領域A3dと、通路領域A2を挟んで対向している。これにより、各吹抜け15からの通路領域A2及び各居室領域A3への自然光の取り入れを可能にしている。
居室スペース16は、第2吹抜け15Bの北西側に隣接している。そして、居室スペース16に、2つの病室(居室の一例)21を備えている。居室スペース16の各病室21は1床室型で、第2吹抜け15Bからの自然光の取り入れを可能にする窓22を備えている。これにより、光熱費の削減を図りながら、居室スペース16の各病室21を明るく快適にすることができ、各病室21での居心地を良くすることができる。
スタッフスペース17は、第1吹抜け15Aの南東側に隣接し、第2吹抜け15Bの北西側、及び、居室スペース16の北東側と北西側とに隣接している。スタッフスペース17には、作業コーナー23及びスタッフ用の休憩室24などを備えている。作業コーナー23は、居室スペース16の各病室21に対する直接的な出入りを可能にするドア(図示せず)を備えている。これにより、作業コーナー23と居室スペース16の各病室21との間の動線を最短にすることができ、居室スペース16の各病室21を看護度の高い患者用とすることができる。作業コーナー23及びスタッフ用の休憩室24は、第1吹抜け15A又は第2吹抜け15Bからの自然光の取り入れを可能にする窓26,27を備えている。これにより、光熱費の削減を図りながら、作業コーナー23及びスタッフ用の休憩室24を明るく快適にすることができ、作業コーナー23及びスタッフ用の休憩室24での看護士などのスタッフの居心地を良くすることができる。
3箇所の共用スペース18のうち、北側の第1共用スペース18Aは、第1吹抜け15Aの北西側に隣接している。第1共用スペース18Aには、デイコーナー28及び面談室29などを備えている。デイコーナー28及び面談室29は、第1吹抜け15Aからの自然光の取り入れを可能にする窓30を備えている。これにより、光熱費の削減を図りながら、デイコーナー28及び面談室29を明るく快適にすることができ、デイコーナー28及び面談室29での見舞客や患者などの居心地を良くすることができる。南側の第2共用スペース18Bは、各吹抜け15に隣接しておらず、各階層に連通するエレベータホール32及び階段室33などを備えている。南西側の第3共用スペース18Cは、第3吹抜け15Cの北東側と南東側とに隣接している。第3共用スペース18Cには、洗面コーナー34及び浴室35などを備えている。洗面コーナー34及び浴室35は、第3吹抜け15Cからの自然光の取り入れを可能にする窓36,37を備えている。これにより、光熱費の削減を図りながら、洗面コーナー34及び浴室35を明るく快適にすることができ、洗面コーナー34及び浴室35での患者の居心地を良くすることができる。
通路スペース19は、ユーティリティ領域A1を北東側と南西側とに略2等分し、かつ、ユーティリティ領域A1の南西側を北西側と南東側とに略2等分する平面視T字状の廊下38を備えている。そして、廊下38の北西側が第1吹抜け15Aの南西側に隣接し、かつ、廊下38の南東側が第2吹抜け15Bの南西側に隣接している。廊下38は、第1吹抜け15A及び第2吹抜け15Bに面する壁面38Aの略全体を、第1吹抜け15A及び第2吹抜け15Bからの自然光の取り入れを可能にする透明のガラス板などの壁材により構成している。これにより、光熱費の削減を図りながら廊下38の北西側と南東側とを明るくすることができる。
通路領域A2は、ユーティリティ領域A1と4箇所の居室領域A3との間においてユーティリティ領域A1を取り囲む回廊40を備えている。そして、この回廊40を、スタッフスペース17に連通する廊下38に接続することにより、北東側のスタッフスペース17と南西側の各居室領域A3との間の動線を短くしている。回廊40は、各吹抜け15に面する壁面40Aの略全体を、各吹抜け15からの自然光の取り入れを可能にする透明のガラス板などの壁材により構成している。
図1〜4に示すように、4箇所の居室領域A3のうち、第1居室領域A3aは、複数の1床室型の病室(居室)41を備えている。1床室型の各病室41は、それぞれが1つの第1窓13を有するように区画形成している。第2居室領域A3b及び第4居室領域A3dは、複数の四床室型の病室(居室)42と複数の1床室型の病室(居室)43とを備えている。四床室型の各病室42は、1つの傾斜壁柱11Bと1つの第2窓14とで得られる領域を1床分として4床分を確保したいわゆる個室的ICU型四床室である。1床室型の各病室43は、2つの傾斜壁柱11Bと2つの第2窓14とで得られる領域を1床分としている。第3居室領域A3cは、複数の四床室型の病室(居室)44を備えている。第3居室領域A3cの四床室型の各病室44は、壁際に備えた2床分の領域と回廊側に備えた2床分の領域とから4床分を確保したいわゆる一般型四床室である。
個室的ICU型四床室の各病室42においては、4床分の各領域に、ベッド45を、壁際を頭部側とした傾斜壁柱11Bに対する直交姿勢で配備している。これにより、患者側としては、ベッド上で顔を第2窓14に向けることで、隣人と視線を合わせることなく眺望を得ることができる。又、外部からの人目を極力避けた状態で第2窓14から自然光を取り入れることができる。つまり、患者のプライバシーを守りながら、患者に居心地の良い環境を提供することができる。特に、北西側の第4居室領域A3dに備える個室的ICU型四床室の各病室42においては、各傾斜壁柱11Bにて西日を遮蔽することができ、これにより、西日による居心地の低下を改善することができる。又、看護側としては、各ベッド上の患者に対する回廊側の出入口46からの動線が短くなるとともに、各患者に対して目が行き届き易くなる。つまり、個室的ICU型四床室の各病室42は、看護度は比較的高いが眺望などを望む患者用とすることができる。
第2居室領域A3b及び第4居室領域A3dの1床室型の各病室43においては、2床分の広い領域に、単一のベッド45を、壁際を頭部側とした傾斜壁柱11Bに対する直交姿勢で配備している。これにより、患者側としては、広い専有面積が得られるとともに、外部からの人目を極力避けた状態で、眺望を得ることができ、かつ、第2窓14から自然光を取り入れることができる。つまり、患者のプライバシーを守りながら、より居心地の良い環境を患者に提供することができる。特に、北西側の第4居室領域A3dに備える各病室43においては、各傾斜壁柱11Bにて西日を遮蔽することができ、これにより、西日による居心地の低下を改善することができる。つまり、第2居室領域A3b及び第4居室領域A3dに備えた1床室型の各病室43は、より快適な環境を望む患者用とすることができる。
一般型四床室の各病室43においては、壁際の2床分の各領域と回廊側の2床分の各領域とにベッド45を配備している。これにより、壁際の患者は、眺望及び採光を得ることができるが、回廊側の出入口47からの動線が長くなり、看護士の目が行き届き難くなる。一方、回廊側の患者は、眺望及び採光を得難くなるが、回廊側の出入口47からの動線が短くなり、看護士の目が行き届き易くなる。つまり、一般型四床室の各病室43は、壁際を、看護度が比較的低く眺望などを望む患者用とすることができ、又、回廊側を、看護度が比較的高く眺望などを殆ど望まない患者用とすることができる。
第1居室領域A3aと第4居室領域A3dとの間には、各第1窓13からの自然光の取り入れが可能なデイコーナー48を備えている。又、第3居室領域A3cと第4居室領域A3dとの間には、各第1窓13及び第2窓14からの自然光の取り入れが可能なデイコーナー49を備えている。これにより、光熱費の削減を図りながら、各デイコーナー48,49を明るく快適にすることができ、各デイコーナー48,49での見舞客や患者などの居心地を良くすることができる。
要するに、この医療施設においては、同一病棟階に、患者の多様な症状や要望に応じた異なる種類の病室21,41〜44を備えることができる。これにより、各患者に居心地の良い空間を提供しながら、同一病棟階のスタッフにより、様々な症状の患者の要望に応えることができる。又、見舞客やスタッフにも明るくて快適な環境を提供することができるとともに、スタッフに作業効率の良い医療環境を提供することができる。その結果、効率の良い医療施設の経営などを実現することができる。
又、第2構造部2を剛構造に構成する上においては、前述したように、構造柱としての強度を有する複数の壁柱11と複数の梁12とを剛接合したラーメン構造により、居室側外周壁Bを剛構造に構成した上で、この居室側外周壁Bと、ラーメン構造により剛構造に構成した第1構造部1とを、高強度を有する床用構造体8にて接合している。これにより、通路領域A2と各居室領域A3とのそれぞれに複数の構造柱を配備する必要がない。又、居室側外周壁Bを構成する上において、複数の構造柱が居室側外周壁Bの内壁面から各居室領域A3に張り出す不具合を無くすことができる。これにより、通路領域A2の通路幅や各居室領域A3での間取りなどを計画する上において、複数の構造柱による制約がなくなるとともに、通路領域A2及び各居室領域A3を無駄なく使用することができる。
図3及び図4に示すように、各傾斜壁柱11Bは、厚みの薄い雑壁50を備えている。
そして、各傾斜壁柱11Bのうち、ベッド45に対向する各傾斜壁柱11Bは、雑壁50との厚みの差を活用して、傾斜壁柱11Bと化粧壁51との間に排気チャンバ52を備えている。各排気チャンバ52は、床用構造体8の近くに備えた吸込みスリット53から各ベッド周辺の臭気を吸込み、各排気チャンバ52の上部に接続した排気ダクト54を介して、第2窓14の上部に備えた排気部55から屋外に排出するように構成している。これにより、各ベッド上で患者の看護を行う際に発生する臭気が隣のベッド45に及ぶことを防止している。
排気ダクト54及び排気部55は天井懐10に備えている。天井懐10には、通路領域A2を挟んで対向する居室領域A3と吹抜け15とにわたる複数の給気ダクト(図示せず)、及び、各吹抜け15から各居室領域A3への給気を可能にする複数の空調機(図示せず)、などを備えている。そして、複数の空調機、給気ダクト、複数の排気チャンバ52、及び、複数の排気ダクト54、などにより、各居室領域A3ごとに、対向する吹抜け15から居室領域A3に給気し、各居室領域A3から対応する居室領域側の屋外に排気する空気調和ユニット56を構成している。
これにより、各居室領域A3ごとに配備する空気調和ユニット56から各吹抜け15にわたる給気ダクトを、対向する居室領域A3と吹抜け15とにわたって最短に形成することができる。つまり、各空気調和ユニット56を合理的に配備することができる。
又、対応する吹抜け15から居室領域A3に給気することにより、各吹抜け15に対する上方からの新鮮外気の流入を促進させることができる。これにより、各吹抜け15への新鮮外気の取り入れを良好に行えるとともに、各居室領域A3に供給する空気の清浄性を向上させることができる。
図示は省略するが、この医療施設においては、第1構造部1に耐震壁及びブレースなどの耐震要素を設けて、第1構造部1の剛性及び耐力を高めることにより、第2構造部2の地震時負担せん断力を小さくしている。
〔別実施形態〕
〔1〕第1構造部1を壁式構造により剛構造に構成してもよい。
〔2〕第1構造部1の平面視形状は種々の変更が可能である。例えば、第1構造部1の平面視形状を、八角形などの多角形、円形、L字形、あるいは、H字形、などに形成してもよい。
〔3〕第2構造部2の平面視形状は、第1構造部1の平面視形状などに応じて種々の変更が可能である。
〔4〕外壁用構造体11を構造壁とし、居室側外壁Bを壁式構造により剛構造に構成してもよい。
〔5〕図5に示すように、建築物を、平面計画的に、四角形のユーティリティ領域A1と、ユーティリティ領域A1に隣接するコの字形の通路領域A2と、通路領域A2を挟んでユーティリティ領域A1と対向する状態で3面の外壁7A,7C,7Dに沿って設けた3箇所の居室領域A3とを備えるように構成してもよい。この構成では、各外壁7A〜7Dのうち、3面の外壁7A,7C,7Dが各居室領域A3に接する居室側外壁Bとなっている。これにより、第2構造部2の平面視形状がコの字形になっている。
〔6〕図6に示すように、建築物を、平面計画的に、四角形のユーティリティ領域A1と、ユーティリティ領域A1に隣接するL字形の通路領域A2と、通路領域A2を挟んでユーティリティ領域A1と対向する状態で2面の外壁7C,7Dに沿って設けた2箇所の居室領域A3とを備えるように構成してもよい。この構成では、各外壁7A〜7Dのうち、隣接する2面の外壁7C,7Dが各居室領域A3に接する居室側外壁Bとなっている。これにより、第2構造部2の平面視形状がL字形になっている。
〔7〕図7に示すように、建築物を、平面計画的に、四角形のユーティリティ領域A1と、ユーティリティ領域A1に隣接する一対の通路領域A2と、通路領域A2を挟んでユーティリティ領域A1と対向する状態で2面の外壁7B,7Dに沿って設けた2箇所の居室領域A3とを備えるように構成してもよい。この構成では、各外壁7A〜7Dのうち、対向する2面の外壁7B,7Dが各居室領域A3に接する居室側外壁Bとなっている。これにより、第2構造部2として、平面視で第1構造部1を挟む状態で配置する一対の第2構造部2を備える構成となっている。
〔8〕図8に示すように、建築物は、通路領域A2の形状や配置、及び、居室領域A3の数量や配置、などが異なる複数の建物(図8では3棟の建物)Z1〜Z3を渡り廊下57などで連結したものであってもよい。
〔9〕図5〜8に示すように、居室側外壁Bにおける平行配置領域Ba及び雁行配置領域Bbの配置設定は、居室側外壁Bが面する屋外の環境などに応じて種々の変更が可能である。ちなみに、図示は省略するが、例えば、複数の居室側外壁Bのそれぞれが外庭や森林などに面している場合には、各居室側外壁Bのそれぞれが平行配置領域Baとなるように設定してもよい。又、複数の居室側外壁Bのそれぞれが民家や一般道などに面している場合には、各居室側外壁Bのそれぞれが雁行配置領域Bbとなるように設定してもよい。又、単一の居室側外壁Bが、外庭や森林などに面する第1領域と民家や一般道などに面する第2領域とを有する場合には、単一の居室側外壁Bにおける第1領域が平行配置領域Baとなり、第2領域が雁行配置領域Bbとなるように設定してもよい。
〔10〕ユーティリティ領域A1での区画設定は、建築物の使用目的、ユーティリティ領域A1の使用目的、及び、ユーティリティ領域A1の形状、などに応じて種々の変更が可能である。例えば、ユーティリティ領域A1などでの快適性の向上を図るために、より多くの吹抜け15を備えるようにしてもよい。又、居室21での居住性の向上を図るために、居室スペース16の拡張を図るようにしてもよい。
〔11〕居室領域A3での居室41〜44の区画設定は、建築物の使用目的、居室領域A3の形状、及び、入居者の要望、などに応じて種々の変更が可能である。例えば、居室側外周壁Bの平行配置領域Baに沿って備える居室領域A3においては、壁際の4床分の各領域に、ベッド45を、壁際を頭部側とした面一壁柱11Aに対する直交姿勢で配備する、いわゆるICU型四床室を備えるように区画設定してもよい。
〔12〕床用構造体8を、フラットスラブ、又は、複数の小梁などと一体に打設したコンクリートスラブ、などで構成してもよい。又、床用構造体8を、第1構造部1と各外壁7A〜7Dとにわたる複数の小梁で支持するように構成してもよい。
〔13〕空気調和ユニット56は、換気のみを行うように構成したものであってもよく、又、換気に加えて温度調節などを行うように構成したものであってもよい。又、空気調和ユニット56は、対応する居室領域側の屋外から給気し、吹抜け15に排気するように構成してもよい。
〔14〕建築物の階層数は、平屋を含め、種々の変更が可能である。
本発明は、平面計画的に、ユーティリティ領域と、ユーティリティ領域に隣接する通路領域と、通路領域を挟んでユーティリティ領域と対向する状態で外壁に沿って設けた居室領域とを備えた、医療施設、介護施設、宿泊施設、及び、集合住宅、などの建築物に適用することができる。
1 第1構造部
2 第2構造部
7A 外壁
7B 外壁
7C 外壁
7D 外壁
8 床用構造体
11 外壁用構造体
12 梁
15 吹抜け
21 居室
56 空気調和ユニット
A1 ユーティリティ領域
A2 通路領域
A3 居室領域
B 居室側外壁
Ba 平行配置領域
Bb 雁行配置領域

Claims (4)

  1. 平面計画的に、ユーティリティ領域と、前記ユーティリティ領域に隣接する通路領域と、前記通路領域を挟んで前記ユーティリティ領域と対向する状態で外壁に沿って設けた居室領域と、を備えた医療施設又は介護施設において、
    複数の柱と複数の大梁とを剛接合したラーメン構造により剛構造に構成した第1構造部と、前記第1構造部に隣接する第2構造部と、を備え、
    前記第1構造部に前記ユーティリティ領域を備え、
    前記第2構造部は、前記外壁のうちの前記居室領域に接する居室側外壁を含むとともに、前記通路領域と前記居室領域とを備え、
    階層における前記ユーティリティ領域にスタッフスペースを備えると共に、当該階層における前記居室領域に病室又は居室を備え、
    前記居室側外壁は、横断面を扁平に形成した複数の外壁用構造体を間隔をあけて配置して構成し、
    前記居室側外壁と前記第1構造部とを床用構造体にて接合することにより、前記第2構造部を剛構造に構成し
    前記外壁用構造体の間隔は、前記第1構造部の前記柱の間隔よりも小さい医療施設又は介護施設
  2. 前記ユーティリティ領域に居室を備え、
    前記居室側外壁は、複数の前記外壁用構造体にわたる梁を備えるとともに、前記外壁用構造体の配置が異なる平行配置領域と雁行配置領域とを有し、
    前記平行配置領域においては、複数の前記外壁用構造体を、前記横断面の長手方向が前記梁の材軸方向と一致する姿勢で前記材軸方向に沿って配置し、
    前記雁行配置領域においては、複数の前記外壁用構造体を、前記横断面の長手方向が前記材軸方向と交差する姿勢で前記材軸方向に沿って配置している請求項1に記載の医療施設又は介護施設
  3. 前記第2構造体は、同一階に複数の前記居室領域を備え、
    前記ユーティリティ領域は、複数の吹抜けを、複数の前記居室領域が前記通路領域を挟んでいずれかの前記吹抜けと対向するように分散配備し、
    前記居室領域ごとに空気調和ユニットを配備し、
    前記空気調和ユニットは、給気又は排気を、対応する前記居室領域が対向する前記吹抜けに対して行うように構成している請求項1又は2記載の医療施設又は介護施設
  4. 前記空気調和ユニットは、前記吹抜けから給気し、対応する居室領域側の屋外に排気するように構成している請求項3に記載の医療施設又は介護施設
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