JP6482236B2 - 自動車のピラー補強構造 - Google Patents

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本発明は、クラブシェル構造に対応可能とした自動車のピラー補強構造に関する。
従来、自動車においては、車両衝突時の荷重によるピラーの断面崩れを防止するために、ピラー内にこれの上下方向略全長に渡る長さのピラーリインホースを配設するとともに、該ピラーリインホースにバルクヘッドを結合する場合がある(例えば、特許文献1参照)。またドアの過開きによるピラーの変形を防止するために、ピラー内に配設されたピラーリインホースにチェッカリインホースを結合する場合がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−47188号公報 特開2008−137495号公報
ところで、近年の自動車においては、ピラー部材の低コスト化,軽量化を図る観点から、ピラーアウタパネル,ピラーインナパネル自体の強度,剛性を高めることでピラーリインホース等の補強部材を廃止する、いわゆるクラブシェル構造を採用することが検討されている。
しかしながら、前記従来の特許文献1,2の構造では、ピラー内にピラーリインホースを配設し、該ピラーリインホースにバルクヘッド,ドアチェッカリインホースを結合する構造であることから、前述の低コスト化,軽量化に対応できておらず、この点での改善が要請されている。
本発明は、前記従来の状況に鑑みてなされたもので、ピラー部材の必要な強度,剛性を確保しつつ、低コスト化及び軽量化に対応できる自動車のピラー補強構造を提供することを課題としている。
本発明は、ピラーアウタとピラーインナとを結合してなるピラー部材と、該ピラー部材内にベルトライン上に位置するよう配設されたバルクヘッドと、前記ピラー部材内の前記バルクヘッドの下方に配設されたドアチェッカブラケットとを有する自動車のピラー補強構造において、
前記バルクヘッドは、前記ピラーアウタとピラーインナとの間を車幅方向に延び上,下に配置された2つの横壁と、上下方向に延び前記2つの横壁の内縁部同士を接続する1つの内縦壁とを有し、前記横壁の車両前後方向後端部には結合フランジ部が一体形成され、前記ドアチェッカブラケットには、前記バルクヘッドの結合フランジ部に車両前後方向に重なるよう延びる重合部が一体形成され、該重合部は前記結合フランジ部と共に前記ピラー部材に一体的に結合されていることを特徴としている。
本発明に係るピラー補強構造によれば、ドアチェッカブラケット又はバルクヘッドの何れか一方に、何れか他方に少なくとも車両前後方向に重なるよう延びる重合部を形成し、該重合部を前記他方と共にピラー部材に一体的に結合したので、車両衝突時の前後方向の荷重及びドアの過開きによる開方向の荷重をバルクヘッドとドアチェッカブラケットとの両方で受け止めることができ、ピラー部材の断面崩れを防止できるとともに、ピラー部材の変形を防止できる。
このように本発明では、既存のバルクヘッド及びドアチェッカブラケットを有効に利用してピラー部材の必要な強度,剛性を確保することができるので、ピラーリインホース等の補強部材を不要にでき、低コスト化及び軽量化を図ることができ、ひいてはクラブシェル構造の採用を可能にできる。
本発明の実施例1による自動車のフロントサイド部の側面図である。 前記フロントサイド部のフロントピラーの要部側面図である。 前記フロントピラーの断面背面図(図2のIII-III線断面図)である。 前記フロントピラーの断面平面図(図3のIV-IV線断面図)である。 前記フロントピラーの断面平面図(図3のV-V線断面図)である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図5は、本発明の実施例1による自動車のピラー補強構造を説明するための図である。本実施例において、前,後,左,右とは、車両の前進方向に見た状態での前,後,左,右を意味する。
図において、1は自動車のフロントサイド部を示している。このフロントサイド部1は、上下方向に延びるフロントピラー2の下端部2aにロッカレール3の前端部3aを結合し、上端部に不図示のルーフレールの前端部を結合するとともに、前記フロントピラー2の後方にセンタピラー4を配設し、該センタピラー4の上端部,下端部をそれぞれ前記ルーフレール,ロッカレール3に結合することによりドア開口1aを形成した構造を有する。
前記フロントピラー2には、上,下ドアヒンジ5,6を介してフロントドア7が開閉可能に取り付けられている。該フロントピラー2の下ドアヒンジ6には、ヒンジブラケット8が結合されている。
前記フロントピラー2は、ピラーアウタ10とピラーインナ11とを結合した構造を有する。このアウタピラー10,インナピラー11は、単体で強度,剛性の高い高張力鋼板,差厚鋼板等が採用されている。
前記ピラーアウタ10は、車幅方向外側の外側壁10aと、該外側壁10aの前,後縁に続いて車内側に屈曲して延びる前側壁10b,後側壁10cと、該前側壁10b,後側壁10cに続いて屈曲形成された前フランジ10d,後フランジ10eとを有する断面大略ハット形状をなしている。
前記ピラーインナ11は、平板状のもので、これの前,後縁部が前記前フランジ10d及び後フランジ10eに溶接結合されている。これによりフロントピラー2は角筒状の閉断面構造となっている。
前記フロントピラー2には、前後方向に延びるアッパメンバ12の後端部が溶接結合されており、該アッパメンバ12は、車両側方から見たとき、前記フロントドア7のベルトラインLと略同じ高さ位置に配設されている。
前記フロントピラー2内には、バルクヘッド13が配設されており、該バルクヘッド13は、車両前後方向に見たとき、前記アッパメンバ12と対向するよう配設されている。
前記バルクヘッド13は、前記ピラーアウタ10とピラーインナ11とを車幅方向に掛け渡すように配設され、該ピラーアウタ10,ピラーインナ11に結合されている。詳細には、図3に示すように、ピラーアウタ10とピラーインナ11との間を車幅方向に延びる第1〜第4横壁13a〜13dと、該第1,第2横壁13a,13bの内縁同士を接続する第1内縦壁13eと、第2,第3横壁13b,13cの外縁同士を接続する第2外縦壁13fと、第3,第4横壁13c,13dの内縁同士を接続する第3内縦壁13gとを一体に屈曲形成した構造を有する。
前記第1,第4横壁13a,13dに屈曲形成された各フランジ部13h,13h及び前記第2外縦壁13fが前記ピラーアウタ10に結合され、前記第1,第3内縦壁13e,13gがピラーインナ11に結合されている。これによりフロントピラー2内には、該フロントピラー2とバルクヘッド3により前後方向に延び、かつ上下方向に3つに画成された閉断面部aが形成されている。
ここで下端の前記閉断面aを構成する第3,第4横壁13c,13d及び第3内側縦壁13gにより車両前後方向に延びるビード部が形成されている。
前記ピラーアウタ10の後フランジ10eの前記バルクヘッド13に対応する部分には、上,下取付け座10f,10gが形成されている。この上,下取付け座10f,10gには、左,右のフロントピラー2間に架け渡して配置されたクロスメンバ取付けブラケット22,22が締結固定されている(図2参照)。
前記フロントピラー2のバルクヘッド13の下方には、ドア開度を規制するドアチェッカ15が配設されている。このドアチェッカ15は、図5に示すように、フロントピラー2の後側壁10cにボルト締め固定された支持部材16にドアチェッカバー17を枢支し、該ドアチェッカバー17をフロントドア7内に挿入すると共に、先端部にストッパ18を固定した概略構造を有する。
前記フロントピラー2には、ドアチェッカブラケット20が配設されている。このドアチェッカブラケット20は、板金製であり、前記ピラーアウタ10の外側壁10aの後部分に当接する外板部20aと、該外板部20aに続いて車内側に屈曲して延び、後側壁10cに当接する後板部20bと、該後板部20bに内縁に続いて後方に屈曲して延び、後フランジ10eとピラーインナ11との間に配置された接合板部20cとを有する。この後板部20bには、前記ドアチェッカ15の支持部材16を取り付けるための取付け孔20b′が形成されている。
前記ドアチェッカブラケット20の外板部20a,後板部20bがそれぞれ前記外側壁10a,後側壁10cに溶接により結合され、接合板部20cが後フランジ10e及びピラーインナ11間に重ね合わせて溶接により結合されている(図2の×印参照)。
そして前記ドアチェッカブラケット20(一方側)には、前記バルクヘッド13(他方側)に重なるよう上方に延びる重合部20dが形成されており、詳細には、以下の構造を有する。
前記バルクヘッド13の第3横壁13cには、上方に突出する結合フランジ部13iが一体に屈曲形成されている。
前記重合部20dは、前記バルクヘッド13の第4,第3横壁13d,13cを通って前記結合フランジ部13iの背面に車両前後方向に重なるように延びる前側重合部20と、前記ピラーアウタ10の下取付け座10gの内側面に、車幅方向に重なるように延びる内側重合部20fとを有する。
前記前側重合部20は、前記結合フランジ部13iと共に前記ピラーアウタ10の後側壁10cに3枚重ね合わせて溶接により一体に結合されている。また前記内側重合部20fは、前記ピラーアウタ10の後フランジ10eに溶接により結合されている。
本実施例によれば、ドアチェッカブラケット20に、バルクヘッド13の結合フランジ部13iに車両前後方向に重なるよう延びる前側重合部20を形成し、該前側重合部20を前記結合フランジ部13iと共にアウタピラー10の後側壁10cに溶接により一体に結合したので、車両衝突時の前後方向の荷重及びフロントドア7の過開きによる開方向の荷重をバルクヘッド13とドアチェッカブラケット20との両方で受け止めることができる。これにより、車両衝突時のフロントピラー2の断面崩れを防止でき、アッパメンバ12からの入力をバルクヘッド13を介してフロントピラー2に沿って上方,下方に効率よく分散させて伝達することができ、さらに前記ドア過開きによるフロントピラー7の変形を防止できる。ちなみに、10m/sの突風評価でのドアチェッカ入力に対する強度が確保可能である。
このように本実施では、既存のバルクヘッド13及びドアチェッカブラケット20を有効利用にしてフロントピラー2の必要な強度,剛性を確保することができるので、ピラーリインホース等の補強部材を不要にでき、低コスト化及び軽量化を図ることができ、ひいてはクラブシェル構造に対応できる。
本実施例では、ドアチェッカブラケット20に、ピラーアウタ10の下取付け座10gに車幅方向に重なるよう延びる内側重合部20fを形成し、該内側重合部20fをアウタピラー10に溶接により結合したので、部品点数を増やすことなく、クロスメンバの取り付け剛性を向上できる。
また前記実施例では、フロントドアに適用したが、本発明は、リヤドアにも適用可能である。
2 フロントピラー(ピラー部材)
10 ピラーアウタ
11 ピラーインナ
13 バルクヘッド
20 ドアチェッカブラケット
20d 重合部
L ベルトライン

Claims (1)

  1. ピラーアウタとピラーインナとを結合してなるピラー部材と、該ピラー部材内にベルトライン上に位置するよう配設されたバルクヘッドと、前記ピラー部材内の前記バルクヘッドの下方に配設されたドアチェッカブラケットとを有する自動車のピラー補強構造において、
    前記バルクヘッドは、前記ピラーアウタとピラーインナとの間を車幅方向に延び上,下に配置された2つの横壁と、上下方向に延び前記2つの横壁の内縁部同士を接続する1つの内縦壁とを有し、前記横壁の車両前後方向後端部には結合フランジ部が一体形成され、
    前記ドアチェッカブラケットには、前記バルクヘッドの結合フランジ部に車両前後方向に重なるよう延びる重合部が一体形成され、
    該重合部は前記結合フランジ部と共に前記ピラー部材に一体的に結合されている
    ことを特徴とする自動車のピラー補強構造。
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