JP6480797B2 - ステータユニット、ステータユニットを備える回転電機及びステータユニットの製造方法 - Google Patents

ステータユニット、ステータユニットを備える回転電機及びステータユニットの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、コイルが巻回されるステータユニット、このステータユニットを備える回転電機及びこのステータユニットの製造方法に関するものである。
特許文献1には、複数のコイルが巻回されるステータユニットにおいて、各コイルから引き出される線材の端部同士を適宜結合した構成が開示されている。
特開2009−303420号公報
しかし、コイルから引き出される線材の端部同士を結合する場合、線材が絡み合ってしまったり、結合する線材を間違えてしまったりすることがある。このため、ステータユニットを製造する効率が低下するおそれがある。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたものであり、ステータユニットの製造効率を向上することを目的とする。
第1の本発明は、複数のコイルを有するステータユニットであって、各コイルが巻き回されるステータコアと、各コイルから延出する線材がそれぞれ配索される複数の溝部を有する配索部材と、を備え、配索部材は、環状であり、溝部は、同心状に複数形成され、配索部材は、溝部に配索される各線材を導くために配索部材の外周側または内周側から溝部に至って切り欠いて形成されたガイドスリットを有し、ガイドスリットは各コイルに対応する位置に設けられることを特徴とする。
第1の発明では、各コイルから延出する線材が、それぞれ対応する配索部材内の溝部に嵌め込まれる。また、第1の発明では、溝部は、円環状に形成される配索部材内に同心状に形成される。このため、線材が配索される溝部をスペースの無駄なく配置することができ、ステータユニットをコンパクト化することができる。また、第1の発明では、溝部に嵌め込まれる線材を導くガイドスリットが各コイルに対応する位置にそれぞれ設けられている。このため、各コイルから延出する線材を各溝部へとスムーズに導くことができる。この結果、ステータユニットの製造効率を向上させることができる。
の本発明は、溝部は、ガイドスリットと接続する部位に周方向に凹む係合凹部を有することを特徴とする。
の発明では、ガイドスリットを挿通する線材を溝部に嵌め込む際に、線材は、溝部に形成される係合凹部によって係止される。このため、線材を各溝部へとスムーズに嵌め込むことができる。この結果、ステータユニットの製造効率を向上させることができる。
の本発明は、配索部材は、溝部を覆う蓋体を有し、蓋体には、溝部に配索される各線材同士を結線するために各線材の一端側が引き出される開口部が設けられることを特徴とする。
の発明では、溝部内に嵌め込まれた線材の一端側は、蓋体に設けられる開口部から引き出されて結線される。このため、結線作業を迅速に行うことができる。
の本発明は、配索部材は、溝部を覆う蓋体を有し、蓋体には、溝部内に配索された各線材を押圧する押圧突起が設けられることを特徴とする。
の発明では、溝部内に嵌め込まれた線材は、蓋体に設けられる押圧突起により押圧固定される。このため、振動等により線材が移動することが防止され、線材が他の線材と接触したり、側面に当たって損傷したりすることを抑制することができる。
の本発明は、各線材は、それぞれ互いに異なる案内壁に沿って溝部から集結溝部内へと案内されることを特徴とする。
の本発明は、案内壁は、各線材の一端が集結溝部の幅方向に並ぶように設けられることを特徴とする。
及び第の発明では、集結溝部に集結される各線材は、それぞれ互いに異なる案内壁に沿って各溝部から集結溝部内へと案内されるので、集結溝部に集結される各線材の一端は、集結溝部の幅方向に整列した状態となる。このため、結線作業の効率を向上させることができる。
の本発明は、案内壁と溝部との接続部は、円弧面状に形成されることを特徴とする。
の発明では、各溝部と案内壁との接続部が、円弧面状に形成される。このため、よりスムーズに各線材を各溝部から集結溝部内へと案内することができる。
の本発明は、回転電機であって、第1から第のいずれかの発明のステータユニットと、ロータと、を備えることを特徴とする。
の発明では、回転電機は、製造効率が向上する構成を有するステータユニットを備える。このため、回転電機の製造効率を向上させることができる。
の本発明は、ステータユニットの製造方法であって、ステータコアに複数の線材を巻き回し複数のコイルを形成する巻回工程と、前記各コイルの線材の端部を引き出す引出工程と、前記各コイルから引き出された線材が配索される配索部材を取り付ける取付工程と、前記各コイルから引き出された各線材を前記配索部材に形成された溝部に配索する配索工程と、を有し、前記配索工程において、前記各線材のうち最初に配索される線材は、前記溝部に配索される線材を導くために前記配索部材の外周側または内周側から前記各溝部に至って切り欠いて形成されたガイドスリットが開口する前記配索部材の外周側または内周側から最も遠い位置に形成される前記溝部に配索される線材であり、前記各線材のうち最後に配索される線材は、前記溝部に配索される線材を導くガイドスリットが開口する前記配索部材の外周側または内周側から最も近い位置に形成される前記溝部に配索される線材であることを特徴とする。
の発明では、巻回工程と、引出工程と、取付工程と、配索工程と、によってステータユニットが製造される。このため、線材を結線する際に、線材が絡み合ってしまったり、結合する線材を間違えてしまったりすることが防止される。この結果、ステータユニットの製造効率を向上させることができる。また、第9の発明では、配索工程においては、ガイドスリットが開口する配索部材の外周側または内周側から最も遠い位置に形成される溝部から順に線材が嵌め込まれる。このため、線材を溝部に嵌め込む際に、線材が絡み合うことが防止される。この結果、ステータユニットの製造効率を向上させることができる。
10の本発明は、配索工程は、溝部に配索された各線材を、それぞれ互いに異なる案内壁に沿わせて溝部に接続される集結溝部内に案内する工程を含むことを特徴とする。
10の発明では、集結溝部に集結される各線材は、それぞれ互いに異なる案内壁に沿って各溝部から集結溝部内へと案内されるので、集結溝部に集結される各線材の一端は、集結溝部の幅方向に整列した状態となる。このため、結線作業の効率を向上させることができる。
本発明によれば、複数の溝部を有する配索部材がコイルに隣接して配置され、この配索部材の溝部内に各コイルから引き出される線材がそれぞれ嵌め込まれることによってステータユニットが製造される。このため、ステータユニットの製造効率を向上することが可能となる。
本発明の実施形態に係るステータユニットの断面図である。 図1の矢印A方向から見たステータユニットを示す図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 ステータの等価電気回路を示す図である。 本発明の実施形態に係るステータユニットの配索部材を示す図である。 図5のVI−VI線に沿う断面図である。 図5のVII−VII線に沿う断面図である。 図5のVIII−VIII線に沿う断面図である。 図5のIX−IX線に沿う断面図である。 本発明の実施形態に係るステータユニットの製造方法を説明するための図である。 本発明の実施形態の変形例に係るステータユニットの配索部材を示す図である。 図11のXII−XII線に沿う断面図である。 本発明の実施形態の第1変形例に係るステータユニットの製造方法を説明するための図である。 図13のXIV−XIV線に沿う断面図である。 本発明の実施形態の第2変形例に係るステータユニットの図14に相当する断面図である。 本発明の実施形態の第3変形例に係るステータユニットの図14に相当する断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1に示すように、回転電機100は、ステータユニット10と、ステータユニット10の内側に設けられるロータ20と、を備える3相交流モータである。
ロータ20は、図示しないケーシングに回転自在に支持されるロータシャフト21と、ロータシャフト21に取り付けられる永久磁石22と、を備える。
ステータユニット10は、ティース部11aを有するステータコア11と、ステータコア11のティース部11aに設けられるコイル12と、ティース部11aとコイル12との間に介在する絶縁性樹脂製のインシュレータ13と、コイル12と軸方向に並んで設けられる配索部材40と、を備える。なお、「軸方向」は、ステータユニット10の中心軸Oが延びる方向を意味する。
ステータコア11は、磁性材からなり、複数の鋼板を積層して形成される。ステータコア11の径方向内側には、中心軸Oに向かって延びるティース部11aが複数形成されている。
コイル12は、インシュレータ13を介してティース部11aに銅等の導電性を有する金属製の線材16を巻き回すことによって形成される。図2に示されるように、本実施形態におけるコイル12は、3相の駆動電流に対応して、U相コイルU1〜U4、V相コイルV1〜V4及びW相コイルW1〜W4が設けられる。
各相のコイルは4つのコイルからなり、4つのコイルのうち2つのコイルが隣接して配置され、これらのコイルに対向し中心軸Oを挟んで残りの2つのコイルが隣接して配置される。具体的には、図2において下方に示される第1U相コイルU1及び第2U相コイルU2に対向して中心軸Oを挟んで第3U相コイルU3及び第4U相コイルU4が配置される。V相コイルV1〜V4及びW相コイルW1〜W4も同様にして、対称的に配置される。本実施形態において各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4は、図2において下方に示される第1U相コイルU1から時計回りに、第1V相コイルV1,第2V相コイルV2,第2W相コイルW2,第1W相コイルW1,第3U相コイルU3,第4U相コイルU4,第4V相コイルV4,第3V相コイルV3,第3W相コイルW3,第4W相コイルW4,第2U相コイルU2の順で配置される。
次に、図4の等価電気回路図を用いて各コイル間の結線について説明する。
隣接して配置される2つのコイル、例えば第1U相コイルU1及び第2U相コイルU2を形成するためには1本の線材16が用いられ、線材16の巻き始めの部分と巻終わりの部分が各コイルU1,U2から引き出される。引き出された線材16は、他のコイルから引き出された線材16とともに結線される。図4に示されるように、第1U相コイルU1及び第2U相コイルU2を形成する線材16の巻き始めの部分は、第1U相コイルU1から第1U相動力線51aとして引き出される。同様に、第3U相コイルU3及び第4U相コイルU4を形成する線材16の巻き始めの部分は、第3U相コイルU3から第2U相動力線51bとして引き出される。第1U相動力線51aと第2U相動力線51bとは、U相端子50aで結線され図示しない電源から電力が供給される。
第1V相コイルV1及び第2V相コイルV2を形成する線材16の巻き始めの部分は、第1V相コイルV1から第1V相動力線51cとして引き出される。同様に、第3V相コイルV3及び第4V相コイルV4を形成する線材16の巻き始めの部分は、第3V相コイルV3から第2V相動力線51dとして引き出される。第1V相動力線51cと第2V相動力線51dとは、V相端子50bで結線され図示しない電源から電力が供給される。
第1W相コイルW1及び第2W相コイルW2を形成する線材16の巻き始めの部分は、第1W相コイルW1から第1W相動力線51eとして引き出される。同様に、第3W相コイルW3及び第4W相コイルW4を形成する線材16の巻き始めの部分は、第3W相コイルW3から第2W相動力線51fとして引き出される。第1W相動力線51eと第2W相動力線51fとは、W相端子50cで結線され図示しない電源から電力が供給される。
一方、第1U相コイルU1及び第2U相コイルU2を形成する線材16の巻終わりの部分は、第2U相コイルU2から第1U相中性線52aとして引き出される。同様に、第3U相コイルU3及び第4U相コイルU4を形成する線材16の巻終わりの部分は、第4U相コイルU4から第2U相中性線52bとして、第1V相コイルV1及び第2V相コイルV2を形成する線材16の巻終わりの部分は、第2V相コイルV2から第1V相中性線52cとして、第3V相コイルV3及び第4V相コイルV4を形成する線材16の巻終わりの部分は、第4V相コイルV4から第2V相中性線52dとして、第1W相コイルW1及び第2W相コイルW2を形成する線材16の巻終わりの部分は、第2W相コイルW2から第1W相中性線52eとして、第3W相コイルW3及び第4W相コイルW4を形成する線材16の巻終わりの部分は、第4W相コイルW4から第2W相中性線52fとして、それぞれ引き出される。そして、第1U相中性線52aと第2V相中性線52dと第2W相中性線52fとは、第1中性点50dで結線され、第2U相中性線52bと第1V相中性線52cと第1W相中性線52eとは、第2中性点50eで結線される。各コイルから引き出される動力線51a〜51f及び中性線52a〜52fは、それぞれ配索部材40内に配索される。
図1に示すように、インシュレータ13は、ステータコア11のティース部11aを覆うように形成される。インシュレータ13の外周には、配索部材40を固定するための係合部15が複数形成される。係合部15には、後述の配索部材40の位置決め部45が係合する。
配索部材40は、図5に示されるように、線材16が嵌め込まれる溝部としての複数の溝71a〜71f,72a〜72fが形成される本体部41と、本体部41の溝71a〜71f,72a〜72fを覆うように本体部41に固定される蓋体42と、を有する。
配索部材40の本体部41について、図5〜9を参照して説明する。図5は、本体部41のみを図1の矢印A方向から見た図である。図6は、図5のVI−VI線に沿う断面図であり、図7は、図5のVII−VII線に沿う断面図であり、図8は、図5のVIII−VIII線に沿う断面図であり、図9は、図5のIX−IX線に沿う断面図である。
本体部41は、樹脂製の円環状部材であり、各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4から引き出される線材16が嵌め込まれる複数の溝71a〜71f,72a〜72fと、各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4から引き出される線材16を溝71a〜71f,72a〜72fに導くガイドスリット61a〜61f,62a〜62fと、溝71a〜71f,72a〜72fに嵌め込まれた線材16の端部が集結される集結溝部としての集結溝67a〜67eと、本体部41の外周側から突出して形成されインシュレータ13に係合する位置決め部45と、を有する。
溝71a〜71f,72a〜72fは、コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4から引き出された線材16を、線材16同士が結線される位置へ導くものであり、その一端にはガイドスリット61a〜61f,62a〜62fが接続され、他端には集結溝67a〜67eが接続される。
溝71a〜71f,72a〜72fは、動力線51a〜51fが嵌め込まれる動力線溝71a〜71fと、中性線52a〜52fが嵌め込まれる中性線溝72a〜72fと、に分けられる。
動力線溝71a〜71fは、第1U相コイルU1から引き出される第1U相動力線51aが嵌め込まれる第1U相動力線溝71aと、第3U相コイルU3から引き出される第2U相動力線51bが嵌め込まれる第2U相動力線溝71bと、第1V相コイルV1から引き出される第1V相動力線51cが嵌め込まれる第1V相動力線溝71cと、第3V相コイルV3から引き出される第2V相動力線51dが嵌め込まれる第2V相動力線溝71dと、第1W相コイルW1から引き出される第1W相動力線51eが嵌め込まれる第1W相動力線溝71eと、第3W相コイルW3から引き出される第2W相動力線51fが嵌め込まれる第2W相動力線溝71fと、からなる。
中性線溝72a〜72fは、第2U相コイルU2から引き出される第1U相中性線52aが嵌め込まれる第1U相中性線溝72aと、第4U相コイルU4から引き出される第2U相中性線52bが嵌め込まれる第2U相中性線溝72bと、第2V相コイルV2から引き出される第1V相中性線52cが嵌め込まれる第1V相中性線溝72cと、第4V相コイルV4から引き出される第2V相中性線52dが嵌め込まれる第2V相中性線溝72dと、第2W相コイルW2から引き出される第1W相中性線52eが嵌め込まれる第1W相中性線溝72eと、第4W相コイルW4から引き出される第2W相中性線52fが嵌め込まれる第2W相中性線溝72fと、からなる。
また、各溝71a〜71f,72a〜72fは、本体部41の径方向に離間して設けられており、第1U相動力線51aが嵌め込まれる第1U相動力線溝71aと、第2U相動力線51bが嵌め込まれる第2U相動力線溝71bと、第2W相動力線51fが嵌め込まれる第2W相動力線溝71fと、は、本体部41の径方向において最も外周側に配置される。これらの溝71a,71b,71fよりも内側には、第1W相動力線51eが嵌め込まれる第1W相動力線溝71eと、第1U相中性線52aが嵌め込まれる第1U相中性線溝72aと、第2V相中性線52dが嵌め込まれる第2V相中性線溝72dと、第2W相中性線52fが嵌め込まれる第2W相中性線溝72fと、が配置される。そして、本体部41の径方向において最も内周側には、第1V相動力線51cが嵌め込まれる第1V相動力線溝71cと、第2V相動力線51dが嵌め込まれる第2V相動力線溝71dと、第2U相中性線52bが嵌め込まれる第2U相中性線溝72bと、第1V相中性線52cが嵌め込まれる第1V相中性線溝72cと、第1W相中性線52eが嵌め込まれる第1W相中性線溝72eと、が配置される。特に動力線51a〜51fが嵌め込まれる動力線溝71a〜71fは、動力線51a〜51fが他の線材16と接触することを防止するために、他の溝とは径方向及び周方向に離間して設けられる。
溝71a〜71f,72a〜72fの断面形状は、図6に示されるように、U字状であり、底面79aと、底面79aから軸方向に立ち上がる側面79bとを有する。側面79bには、溝内に線材16を保持する保持突起78が任意の箇所に設けられる。特に、保持突起78は、集結溝67a〜67eと接続する部分の周辺に設けることが好ましい。溝71a〜71f,72a〜72fから集結溝67a〜67eにかけて線材16の方向が周方向から径方向に変わる際に、保持突起78によって線材16が溝71a〜71f,72a〜72fから外れることを防止することができる。
ガイドスリット61a〜61f,62a〜62fは、本体部41を軸方向に貫通して形成される切り欠きであり、各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4の軸方向に隣接する部分に設けられる。本実施形態において、ガイドスリット61a〜61f,62a〜62fは、本体部41の内周側から各溝71a〜71f,72a〜72fに向かって径方向に延びている。
ガイドスリット61a〜61f,62a〜62fは、動力線51a〜51fが挿通する動力線ガイドスリット61a〜61fと、中性線52a〜52fが挿通する中性線ガイドスリット62a〜62fと、に分けられる。
動力線ガイドスリット61a〜61fは、第1U相動力線51aが挿通し、第1U相動力線溝71aに接続する第1U相動力線ガイドスリット61aと、第2U相動力線51bが挿通し、第2U相動力線溝71bに接続する第2U相動力線ガイドスリット61bと、第1V相動力線51cが挿通し、第1V相動力線溝71cに接続する第1V相動力線ガイドスリット61cと、第2V相動力線51dが挿通し、第2V相動力線溝71dに接続する第2V相動力線ガイドスリット61dと、第1W相動力線51eが挿通し、第1W相動力線溝71eに接続する第1W相動力線ガイドスリット61eと、第2W相動力線51fが挿通し、第2W相動力線51fに接続する第2W相動力線ガイドスリット61fと、からなる。
中性線ガイドスリット62a〜62fは、第1U相中性線52aが挿通し、第1U相中性線溝72aに接続する第1U相中性線ガイドスリット62aと、第2U相中性線52bが挿通し、第2U相中性線溝72bに接続する第2U相中性線ガイドスリット62bと、第1V相中性線52cが挿通し、第1V相中性線溝72cに接続する第1V相中性線ガイドスリット62cと、第2V相中性線52dが挿通し、第2V相中性線溝72dに接続する第2V相中性線ガイドスリット62dと、第1W相中性線52eが挿通し、第1W相中性線溝72eに接続する第1W相中性線ガイドスリット62eと、第2W相中性線52fが挿通し、第2W相中性線溝72fに接続する第2W相中性線ガイドスリット62fと、からなる。
ガイドスリット61a〜61f,62a〜62fが接続する溝71a〜71f,72a〜72fの内周側に他の溝が設けられている場合、ガイドスリット61a〜61f,62a〜62fは、他の溝を横切って形成される。このため、第1U相動力線溝71aに接続する第1U相動力線ガイドスリット61aは、第2V相動力線溝71dと第1W相動力線溝71eとを横切って形成され、第2U相動力線溝71bに接続する第2U相動力線ガイドスリット61bは、第2U相中性線溝72bを横切って形成され、第2W相動力線溝71fに接続する第2W相動力線ガイドスリット61fは、第2V相動力線溝71dと第2V相中性線溝72dとを横切って形成される。同様に、第1W相動力線溝71eに接続する第1W相動力線ガイドスリット61eは、第1V相中性線溝72cと第1W相中性線溝72eとを横切って形成され、第1U相中性線溝72aに接続する第1U相中性線ガイドスリット62aは、第2V相動力線溝71dを横切って形成され、第2W相中性線溝72fに接続する第2W相中性線ガイドスリット62fは、第2V相動力線溝71dを横切って形成される。本実施形態では、ガイドスリット61a〜61f,62a〜62fは、本体部41の内周側に開口している。これに代えて、一部または全てのガイドスリット61a〜61f,62a〜62fを本体部41の外周側に開口させてもよい。
ガイドスリット61a〜61f,62a〜62fと溝71a〜71f,72a〜72fとが接続する部分には、溝71a〜71f,72a〜72fに沿って周方向に切り欠かれる係合凹部77が形成される。係合凹部77は、ガイドスリット61a〜61f,62a〜62fを挿通する線材16を溝71a〜71f,72a〜72fに嵌め込む際に、線材16を係止するために設けられる。
集結溝67a〜67eは、結線される線材16の端部を集結するために設けられる溝である。集結溝67a〜67eは、各溝71a〜71f,72a〜72fから本体部41の外周側に向けて形成される。このため、各溝71a〜71f,72a〜72fに沿って周方向に嵌め込まれた線材16の端部は、集結溝67a〜67eにおいて、本体部41の径方向外側に向けて引き出される。
集結溝67a〜67eは、動力線51a〜51fが集結される動力線集結溝67a〜67cと、中性線52a〜52fが集結される中性線集結溝67d,67eと、に分けられる。動力線集結溝67a〜67cは、第1U相動力線溝71a及び第2U相動力線溝71bに接続し、第1U相動力線51aと第2U相動力線51bとが集結されるU相動力線集結溝67aと、第1V相動力線溝71c及び第2V相動力線溝71dに接続し、第1V相動力線51cと第2V相動力線51dとが集結されるV相動力線集結溝67bと、第1W相動力線溝71e及び第2W相動力線溝71fに接続し、第1W相動力線51eと第2W相動力線51fとが集結されるW相動力線集結溝67cと、からなる。中性線集結溝67d,67eは、第1U相中性線溝72a,第2V相中性線溝72d及び第2W相中性線溝72fに接続し、第1U相中性線52aと第2V相中性線52dと第2W相中性線52fとが集結される第1中性線集結溝67dと、第2U相中性線溝72b,第1V相中性線溝72c及び第1W相中性線溝72eに接続し、第2U相中性線52bと第1V相中性線52cと第1W相中性線52eとが集結される第2中性線集結溝67eと、からなる。
V相動力線集結溝67bは、図5に示されるように、径方向に沿って形成される。U相動力線集結溝67aとW相動力線集結溝67cとは、V相動力線集結溝67bを挟んで近接して配置されており、V相動力線集結溝67bとほぼ平行に形成される。U相動力線集結溝67aとW相動力線集結溝67cとは、線材16が嵌め込まれる溝71a〜71f,72a〜72fと同じ深さを有する一方、V相動力線集結溝67bは、図7に示されるように、線材16が嵌め込まれる溝71a〜71f,72a〜72fよりも浅く形成される。このため、V相動力線集結溝67bに集結される第1V相動力線51c及び第2V相動力線51dは、第1U相動力線溝71a及び第1W相動力線溝71e内に嵌め込まれる線材16と接触することが防止される。同様に第1中性線集結溝67dと第2中性線集結溝67eも図8及び図9に示されるように、線材16が嵌め込まれる溝71a〜71f,72a〜72fよりも浅く形成される。
図1及び図2に示すように、本体部41の外周側から突出して形成される位置決め部45は、インシュレータ13に形成される係合部15にスナップフィットによって係合する。位置決め部45の位置は、位置決め部45と係合部15とが係合したときに、本体部41に形成されるガイドスリット61a〜61f,62a〜62fがそれぞれ対応するコイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4の軸方向に隣接する位置に配置されるように設定されている。位置決め部57及び係合部15は、スナップフィットに限定されず、コイル12に対して配索部材40を固定することができればどのような結合構造であってもよい。また、係合部15は、インシュレータ13に代えて、ステータコア11に設けてもよい。
蓋体42は、図示しない結合構造によって本体部41に結合され、本体部41に形成される溝71a〜71f,72a〜72fを覆っている。また、蓋体42は、図2に示されるように、本体部41に形成される集結溝67a〜67eに集結される線材16の末端部を軸方向に立ち上げるための開口部42a〜42eを有する。開口部42a〜42eは、蓋体42を軸方向に貫通する切り欠きであり、蓋体42の外周側から集結溝67a〜67eに合せて延びている。具体的には、U相動力線集結溝67aに対向して形成されるU相動力線開口部42aと、V相動力線集結溝67bに対向して形成されるV相動力線開口部42bと、W相動力線集結溝67cに対向して形成されるW相動力線開口部42cと、第1中性線集結溝67dに対向して形成される第1中性線開口部42dと、第2中性線集結溝67eに対向して形成される第2中性線開口部42eと、が設けられる。
第1中性線開口部42dには、図2及び図3に示されるように、中性線52a,52d,52fを束ねるスリーブ58の位置決めを行う段付き孔42fが形成される。段付き孔42fは、蓋体42の本体部41に接触する面とは反対側の面から、スリーブ58の外形形状よりもやや大きめに穿設される座繰り穴である。中性線52a,52d,52fを結線する際には、段付き孔42fによって位置決めされたスリーブ58によって中性線52a,52d,52fが束ねられるため、結線作業を迅速に行うことが可能となる。第2中性線開口部42eにも同様に段付き孔42fが形成される。
蓋体42は、さらに、本体部41に形成される溝71a〜71f,72a〜72fに嵌め込まれた線材16を押圧する押圧突起42gを有する。押圧突起42gは、図1または図3に示されるように、溝71a〜71f,72a〜72fの位置に合わせて、蓋体42の本体部41側の面から突出して形成される突起である。押圧突起42gによって溝71a〜71f,72a〜72fに嵌め込まれた線材16は押圧固定されるため、振動等によって線材16が溝71a〜71f,72a〜72f内を動くことが抑制される。
次に、上述のように構成されるステータユニット10の製造方法について説明する。
まず、ステータコア11に装着されるインシュレータ13に線材16を巻き回しコイル12を形成する巻回工程が行われる。巻回工程では、1本の線材16によって、各相コイルのうち隣接して配置される2つのコイルが形成される。具体的には、第1U相コイルU1と、これに隣接して配置される第2U相コイルU2と、が1本の線材16によって形成される。他のコイルも同様にして形成される。
巻回工程後、各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4の線材16の端部を引き出す引出工程が行われる。引出工程では、線材16の巻き始めの部分と巻終わりの部分とが各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4から、配索部材40が取り付けられる側に向けて引き出される。具体的には、第1U相コイルU1から線材16の巻き始めの部分である第1U相動力線51aが配索部材40側に引き出され、第2U相コイルU2から線材16の巻終わりの部分である第1U相中性線52aが配索部材40側に引き出される。他のコイルからも同様にして線材16が配索部材40側に引き出される。
引出工程後、配索部材40の本体部41をインシュレータ13に取り付ける取付工程が行われる。取付工程では、本体部41の位置決め部45がインシュレータ13の係合部15に係合することにより、本体部41がインシュレータ13に対して固定される。また、取付工程では、引出工程において引き出された線材16が、本体部41のガイドスリット61a〜61f,62a〜62fにそれぞれ通される。具体的には、第1U相コイルU1から引き出された第1U相動力線51aは、第1U相動力線ガイドスリット61aに通され、第2U相コイルU2から引き出された第1U相中性線52aは、第1U相中性線ガイドスリット62aに通される。他のコイルから引き出された線材16も同様にして対応するガイドスリット61b〜61f,62b〜62fに通される。
取付工程後、引き出された線材16を配索部材40の本体部41に形成された溝71a〜71f,72a〜72fに嵌め込むことにより配索する配索工程が行われる。配索工程では、ガイドスリット61a〜61f,62a〜62fに挿通する線材16は、係合凹部77に係止された後、溝71a〜71f,72a〜72f内に嵌め込まれる。線材16は、対応する集結溝67a〜67eに到達すると、集結溝67a〜67eに沿って径方向外側に向けて折り曲げられ、本体部41の外周側に引き出される。具体的には、第1U相動力線ガイドスリット61aに挿通する第1U相動力線51aは、第1U相動力線溝71aに形成される係合凹部77に係止された後、第1U相動力線溝71aに嵌め込まれる。その後、第1U相動力線51aは、U相動力線集結溝67aに到達するとU相動力線集結溝67aに沿って折り曲げられ、本体部41の外周側に引き出される。他のコイルから引き出された線材16も同様にして各溝71b〜71f,72a〜72fに嵌め込まれ、対応する集結溝67a〜67eに導かれる。溝71a〜71f,72a〜72fに保持突起78が設けられている場合、保持突起78と底面79aとの間に線材16が配置されるように、線材16は、底面79aに向けて押し込まれる。
ここで、配索工程における線材16の配索順序について説明する。
本実施形態では、溝71a〜71f,72a〜72fが半径方向に離間して設けられているとともに、線材16を溝71a〜71f,72a〜72fに導くガイドスリット61a〜61f,62a〜62fが本体部41の内周側に開口しているので、例えば、外周側に形成される第1U相動力線溝71aよりも先に内周側に形成される第1W相動力線溝71eに線材16を嵌め込んでしまうと、嵌め込まれた線材16によって第1U相動力線溝71aに接続する第1U相動力線ガイドスリット61aが塞がれてしまい、第1U相動力線ガイドスリット61aを通じて第1U相動力線溝71aに線材16を導くことが困難となってしまう。このため、配索工程では、ガイドスリット61a〜61f,62a〜62fが開口する本体部41の内周側から最も遠い位置に形成される溝から順に線材16が嵌め込まれる。
具体的には、最初に、本体部41の径方向において最も外周側に形成されるU相動力線溝71a,第2U相動力線溝71b及び第2W相動力線溝71fにそれぞれ線材16が嵌め込まれる。続いて、これらの溝71a,71b,71fよりも内側に形成される第1W相動力線溝71e,第1U相中性線溝72a,第2V相中性線溝72d及び第2W相中性線溝72fにそれぞれ線材16が嵌め込まれる。そして最後に、本体部41の径方向において最も内周側に形成される第1V相動力線溝71c,第2V相動力線溝71d,第2U相中性線溝72b,第1V相中性線溝72c及び第1W相中性線溝72eにそれぞれ線材16が嵌め込まれる。
本実施形態では、全てのガイドスリット61a〜61f,62a〜62fが本体部41の内周側に開口しているが、全てのガイドスリット61a〜61f,62a〜62fが本体部41の外周側に開口する場合は、本体部41の外周側から最も遠い位置に形成される溝、すなわち、本体部41の最も内側に形成される溝から順に線材16が嵌め込まれる。
また、一部のガイドスリット61a〜61f,62a〜62fが本体部41の外周側に開口し、残りのガイドスリット61a〜61f,62a〜62fが本体部41の内周側に開口する場合は、外周側に開口するガイドスリット61a〜61f,62a〜62fが接続する溝群では、本体部41の外周側から最も遠い位置に形成される溝から順に線材16が嵌め込まれ、内周側に開口するガイドスリット61a〜61f,62a〜62fが接続する溝群では、本体部41の内周側から最も遠い位置に形成される溝から順に線材16が嵌め込まれる。なお、この場合は、どちらの溝群から線材16の嵌め込みを始めてもよい。
図10には、配索工程が終了した状態のステータユニット10が示されている。各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4から引き出された12本の線材16は、各ガイドスリット61a〜61f,62a〜62fを挿通し、各溝71a〜71f,72a〜72fに嵌め込まれ、各集結溝67a〜67eに沿って本体部41の外周側に引き出された状態となる。
配索工程後、蓋体42に設けられる押圧突起42gによって溝71a〜71f,72a〜72fに嵌め込まれた線材16を固定する固定工程が行われる。固定工程では、図示しない結合構造により蓋体42が本体部41に結合され、このときの結合力によって、蓋体42に設けられる押圧突起42gが溝71a〜71f,72a〜72fに嵌め込まれた線材16を押圧固定する。押圧突起42gは、特に、V相動力線集結溝67bが交差する第1U相動力線溝71a及び第1W相動力線溝71eや第1中性線集結溝67dが交差する第2W相動力線溝71f、第2中性線集結溝67eが交差する第2U相動力線溝71bに嵌め込まれる線材16を押圧する位置に設けるとよい。これにより、集結溝67b,67d,67eに集結する線材16と溝71a,71b,71e,71f内に嵌め込まれる線材16とが接触することを避けることができる。
固定工程後、動力線51a〜51fの結線と中性線52a〜52fの結線とをそれぞれ行う結線工程が行われる。図2に示すように、動力線51a〜51fの結線を行う結線工程では、U相動力線集結溝67aに集結された第1U相動力線51aと第2U相動力線51bとがU相動力線開口部42aを通じて軸方向に立ち上げられて、はんだ付け等によりU相端子50aとして結線される。同様にして、V相動力線集結溝67bに集結された第1V相動力線51cと第2V相動力線51dとがV相端子50bとして結線され、W相動力線集結溝67cに集結された第1W相動力線51eと第2W相動力線51fとがW相端子50cとして結線される。動力線51a〜51fを結線する際、外部の電源と容易に接続できるように金属端子を取り付けてもよい。また、結線の前に、線材16の端部を切断することにより、各動力線51a〜51fの長さを揃えてもよい。
中性線52a〜52fの結線を行う結線工程では、第1中性線集結溝67dに集結された第1U相中性線52a,第2V相中性線52d及び第2W相中性線52fが第1中性線開口部42dを通じて軸方向に立ち上げられて、スリーブ58によって束ねられる。スリーブ58が段付き孔42fによって位置決めされた状態で第1U相中性線52a,第2V相中性線52d及び第2W相中性線52fは、スリーブ58とともにはんだ付けにより第1中性点50dとして結線される。同様にして、第2中性線集結溝67eに集結された第2U相中性線52b,第1V相中性線52c及び第1W相中性線52eは、第2中性点50eとして結線される。結線の前に、線材16の端部を切断することにより、各中性線52a〜52fの長さを揃えてもよい。
以上の実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
複数の溝71a〜71f,72a〜72fを有する配索部材40が複数のコイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4に隣接して配置され、各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4から引き出される線材16が配索部材40内の対応する溝71a〜71f,72a〜72fにそれぞれ嵌め込まれることによってステータユニット10が製造されるため、線材16が絡み合ってしまったり、結合する線材16を間違えてしまったりすることが避けられる。また、線材16の配索は、特別な治具を用いることなく行うことができる。このため、ステータユニット10の製造効率を向上することが可能となる。
また、溝71a〜71f,72a〜72fは、円環状に形成された配索部材40内に同心状に形成されているため、線材16が配索される溝71a〜71f,72a〜72fをスペースの無駄なく配置することができ、ステータユニット10をコンパクト化することができる。
また、各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4に対応する位置に、溝71a〜71f,72a〜72fに嵌め込まれる線材16を導くガイドスリット61a〜61f,62a〜62fがそれぞれ設けられているため、各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4から引き出された線材16を各溝71a〜71f,72a〜72fへスムーズに導くことができる。このため、ステータユニット10の製造効率を向上することが可能となる。
また、ガイドスリット61a〜61f,62a〜62fを挿通する線材16を溝71a〜71f,72a〜72fに嵌め込む際に、線材16は、溝71a〜71f,72a〜72fに形成される係合凹部77によって係止されるため、線材16を各溝71a〜71f,72a〜72fへスムーズに嵌め込むことができる。このため、ステータユニット10の製造効率を向上することが可能となる。
また、一旦、溝71a〜71f,72a〜72f内に嵌め込まれた線材16は、保持突起78により溝71a〜71f,72a〜72fから外れることが防止されるため、ステータユニット10の製造効率を向上することが可能となる。
また、溝71a〜71f,72a〜72f内に嵌め込まれた線材16の一端側は、蓋体42に設けられる開口部42a〜42eに集結されて結線されるため、結線作業を迅速に行うことが可能となる。
また、溝71a〜71f,72a〜72f内に嵌め込まれた線材16は、蓋体42に設けられる押圧突起42gにより押圧固定されるため、振動等により線材16が移動することがないので、線材16が他の線材16と接触したり、側面79bに当たって損傷したりすることを抑制することができる。
また、各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4を形成する巻回工程と、各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4の線材16の端部を引き出す引出工程と、配索部材40をインシュレータ13またはステータコア11に取り付ける取付工程と、各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4から引き出された線材16を配索部材40に形成された溝71a〜71f,72a〜72fに嵌め込む配索工程と、によってステータユニット10が製造されるため、線材16が絡み合ってしまったり、結合する線材16を間違えてしまったりすることが避けられる。また、線材16の配索は、特別な治具を用いることなく行うことができる。このため、ステータユニット10の製造効率を向上することが可能となる。
また、配索工程においては、ガイドスリット61a〜61f,62a〜62fが開口する配索部材40の外周側または内周側から最も遠い位置に形成される溝から順に線材16が嵌め込まれるため、線材16が絡み合ってしまったり、結合する線材16を間違えてしまったりすることが避けられる。このため、ステータユニット10の製造効率を向上することが可能となる。
また、蓋体42に設けられる押圧突起42gによって溝71a〜71f,72a〜72fに嵌め込まれた線材16を押圧固定した後、動力線51a〜51fの結線と中性線52a〜52fの結線がそれぞれ行われるため、結線される線材16と他の線材16とが接触することを防止することができる。
次に、図11〜14を参照して、本発明の実施形態に係るステータユニット10の第1変形例について説明する。図11は、図5のXI部を拡大した図面に第1変形例の特徴部分を明示した図面であり、図12は、図11のXII−XII線に沿う断面図である。また、図13は、図11に示される配索部材40の本体部41に線材16が配索された状態を示す図面であり、図14は、図13のXIV−XIV線に沿う断面図である。
上記実施形態では、集結溝67eの底面は平坦である。第1変形例では、これに代えて、図11及び図12に示すように、集結溝67eには、第1底面68aと、第1底面68aに連続して形成され、第1底面68aよりも深さが深い第2底面68bと、の深さの異なる二つの底面が設けられる。
集結溝67eは、さらに、集結溝67eに接続される溝72b,72c,72eに配索される線材16を集結溝67e内へと案内する案内壁81a〜81cを有する。集結溝67eには、第1底面68aから軸方向に立ち上がる第1案内壁81aと、第1底面68aと第2底面68bとを接続する第2案内壁81bと、第2底面68bから軸方向に立ち上がる第3案内壁81cと、が設けられる。これらの案内壁81a〜81cは、集結溝67eが延在する方向である径方向に沿って形成され、配索部材40の周方向、すなわち、集結溝67eの幅方向に沿って所定の間隔をあけて配置される。
また、各溝72b,72c,72eと各案内壁81a〜81cとの接続部には円弧面82a〜82cが設けられる。第1案内壁81aと第1V相中性線溝72cとの接続部には第1円弧面82aが形成され、第2案内壁81bと第1W相中性線溝72eとの接続部には第2円弧面82bが形成され、第3案内壁81cと第2U相中性線溝72bとの接続部には第3円弧面82cが形成される。図示しないが他の集結溝67a〜67dにも同様にして案内壁と円弧面とが設けられる。なお、各集結溝67a〜67dに設けられる案内壁の数は、各集結溝67a〜67dに集結される線材16の本数に合わせて設定される。
上記構成を有することにより、第1変形例では、配索工程において、集結溝67a〜67eに各線材16を集結する際、各溝71a〜71f,72a〜72fに配索された各線材16を、それぞれ互いに異なる案内壁に沿わせて集結溝67a〜67e内へと案内する。
具体的には、図13に示すように、第1V相中性線溝72cに嵌め込まれる第1V相中性線52cは、第1円弧面82aに沿って曲げられて第1案内壁81aに沿って集結溝67e内へと案内され、第1W相中性線溝72eに嵌め込まれる第1W相中性線52eは、第2円弧面82bに沿って曲げられて第2案内壁81bに沿って集結溝67e内へと案内され、第2U相中性線溝72bに嵌め込まれる第2U相中性線52bは、第3円弧面82cに沿って曲げられて第3案内壁81cに沿って集結溝67e内へと案内される。他の集結溝67a〜67dにおいても同様にして各線材16は円弧面と案内壁に沿って集結溝67a〜67d内へと案内される。
このように、集結溝67a〜67eに集結される各線材16は、それぞれ互いに異なる案内壁に沿って各溝71a〜71f,72a〜72fから集結溝67a〜67e内へと案内される。このため、集結溝67a〜67eに集結される各線材16の一端は、図14に示されるように、集結溝67a〜67e内で軸方向においては重なり合うことなく、配索部材40の周方向、すなわち、集結溝67a〜67eの幅方向に整列した状態となる。
配索工程及び固定工程の後に行われる結線工程では、集結溝67a〜67eに集結された各線材16は、蓋体42の開口部42a〜42eを通じて軸方向に立ち上げられて、それぞれ結線される。
ここで、配索工程が終わった状態で、集結溝67eに集結された3つの線材52b,52c,52eは、図14に示されるように、集結溝67e内において、深さ方向には多少ずれた位置にそれぞれ配置されるが、立ち上げる方向、すなわち、軸方向には重なり合った状態にはなっていない。このため、3つの線材52b,52c,52eは、蓋体42の開口部42eを通じて軸方向に立ち上げられる際に、互いに絡まり合うことなく円滑に立ち上げられる。そして、3つの線材52b,52c,52eは、立ち上げられる際にそれぞれの一端が一直線に並ぶように整形された後、図2に示されるように、スリーブ58が嵌め込まれ、はんだ付けによってスリーブ58とともに結線される。
このように、集結溝67a〜67eに集結された各線材16は、互いに絡まり合うことなく立ち上げられるため、結線工程において、線材16同士の絡まりを解く必要がない。また、線材16同士の絡まりが防止されるため、各線材16を立ち上げる過程で各線材16の一端を横一列に並べることが可能となる。
案内壁を用いることなく複数の線材16を単に集結溝67a〜67eに集結させると、集結溝67a〜67e内で各線材16が互いに重なった状態となる。この状態で各線材16を立ち上げると、線材16同士が絡み合って線材16の一端が整列しない状態となってしまう。各線材16を結線させるためには、各線材16の一端を横一列に整列させる必要があるため、結線前に線材16同士の絡まりを解いて各線材16の一端を横一列に整列させる整形作業を別途行う必要がある。
第1変形例では、上述のように、各線材16の一端は、配索工程が終わった段階で集結溝67a〜67eの幅方向に整列した状態となる。このため、結線工程において各線材16が立ち上げられる際に線材16同士が絡まり合うことはなく、各線材16の一端を容易に横一列に整列させることができる。この結果、整形作業を別途行う必要がなくなり、結線作業の効率を向上させることができる。特に、結線される線材16の数が多い中性線の結線作業では、整形作業が不要となることによって作業時間を大幅に短縮することができる。
また、各溝71a〜71f,72a〜72fと案内壁との接続部は、円弧面状に形成されるため、よりスムーズに各線材を集結溝67a〜67e内へと案内することができる。
また、集結溝67a〜67e内で各線材16が互いに重なるように案内され、線材16が集結溝67a〜67e内に収まらない状態になってしまうと、本体部41に蓋体42を固定することが困難となる。この第1変形例では、上述のように、各線材16は、蓋体42が取り付けられる方向、すなわち軸方向に重なり合うことがないため、蓋体42の組み付けを容易に行うことができる。
なお、案内壁は、上述のように集結溝67eの側壁からなるものであってもよいし、集結溝67eの底面から突出して形成される薄板状の仕切壁であってもよい。また、案内壁は、集結溝67eの延在方向に連続した形状を有していてもよいし、断続的な形状を有していてもよく、集結溝67e内に各線材16をそれぞれ別々に案内することができればどのような構造であってもよい。
また、上述の第1変形例では、集結溝67eには、深さの異なる二つの底面68a,68bが設けられている。この構成に代えて、図15に示される第2変形例及び図16に示される第3変形例のように、それぞれ深さの異なる第1底面68a、第2底面68b及び第3底面68cを集結溝67eに設けた構成としてもよい。この場合、集結溝67eに集結される三本の線材52b,52c,52eは、それぞれ各底面68a,68b,68cから軸方向に立ち上がる案内壁81a,81b,81cに沿って案内される。このように、集結溝67eに集結される線材52b,52c,52eの数と同じ数の底面68a,68b,68cが集結溝67eに設けられることにより、集結溝67e内で各線材16が互いに重なり合うことが確実に防止される。なお、図15に示される第1底面68aの深さと第3底面68cの深さとは同じであってもよく、各線材52b,52c,52eを案内する案内壁81a,81b,81cがそれぞれ形成されれば、各底面68a,68b,68cはどのように設けられてもよい。
以下、本発明の実施形態の構成、作用、及び効果をまとめて説明する。
複数のコイル12を有するステータユニット10は、各コイル12が巻き回されるステータコア11と、各コイル12から延出する各線材16がそれぞれ配索される複数の溝71a〜71f,72a〜72fを有する配索部材40と、を備えることを特徴とする。
この構成では、各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4から延出する線材16が、それぞれ対応する配索部材40内の溝71a〜71f,72a〜72fに嵌め込まれることによってステータユニット10が製造される。このため、線材16を結線する際に、線材16が絡み合ってしまったり、結合する線材16を間違えてしまったりすることが避けられる。また、線材16の配索は、特別な治具を用いることなく、線材16を対応する溝71a〜71f,72a〜72fに嵌め込むだけで行うことができる。この結果、ステータユニット10の製造効率を向上させることができる。
配索部材40は、環状であり、溝71a〜71f,72a〜72fは、同心状に複数形成されることを特徴とする。
この構成では、溝71a〜71f,72a〜72fは、円環状に形成される配索部材40内に同心状に形成されている。このため、線材16が配索される溝71a〜71f,72a〜72fをスペースの無駄なく配置することができ、ステータユニット10をコンパクト化することができる。
配索部材40は、配索部材40の外周側または内周側から溝71a〜71f,72a〜72fに向けて形成され、溝71a〜71f,72a〜72fに配索される各線材16を導くガイドスリット61a〜61f,62a〜62fを有し、ガイドスリット61a〜61f,62a〜62fは各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4に対応する位置に設けられることを特徴とする。
この構成では、溝71a〜71f,72a〜72fに嵌め込まれる線材16を導くガイドスリット61a〜61f,62a〜62fが各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4に対応する位置にそれぞれ設けられている。このため、各コイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4から延出する線材16を各溝71a〜71f,72a〜72fへとスムーズに導くことができる。この結果、ステータユニット10の製造効率を向上させることができる。
溝71a〜71f,72a〜72fは、ガイドスリット61a〜61f,62a〜62fと接続する部位に周方向に凹む係合凹部77を有することを特徴とする。
この構成では、ガイドスリット61a〜61f,62a〜62fを挿通する線材16を溝71a〜71f,72a〜72fに嵌め込む際に、線材16は、溝71a〜71f,72a〜72fに形成される係合凹部77によって係止される。このため、線材16を各溝71a〜71f,72a〜72fへとスムーズに嵌め込むことができる。この結果、ステータユニット10の製造効率を向上させることができる。
配索部材40は、溝71a〜71f,72a〜72fを覆う蓋体42を有し、蓋体42には、溝71a〜71f,72a〜72fに配索される各線材16同士を結線するために各線材16の一端側が引き出される開口部42a〜42eが設けられることを特徴とする。
この構成では、溝71a〜71f,72a〜72f内に嵌め込まれた線材16の一端側は、蓋体42に設けられる開口部42a〜42eから引き出されて結線される。このため、結線作業を迅速に行うことができる。
配索部材40は、溝71a〜71f,72a〜72fを覆う蓋体42を有し、蓋体42には、溝71a〜71f,72a〜72f内に配索された各線材16を押圧する押圧突起42gが設けられることを特徴とする。
この構成では、溝71a〜71f,72a〜72f内に嵌め込まれた線材16は、蓋体42に設けられる押圧突起42gにより押圧固定される。このため、振動等により線材16が移動することが防止され、線材16が他の線材16と接触したり、側面79bに当たって損傷したりすることを抑制することができる。
配索部材40は、溝71a〜71f,72a〜72fに接続され、溝71a〜71f,72a〜72fに配索される各線材16の一端が集結される集結溝67a〜67eを有し、集結溝67a〜67eは、集結溝67a〜67eの延在方向に沿って設けられる複数の案内壁81a〜81cを有し、各線材16は、それぞれ互いに異なる案内壁81a〜81cに沿って溝71a〜71f,72a〜72fから集結溝67a〜67e内へと案内されることを特徴とする。
また、案内壁81a〜81cは、各線材16の一端が集結溝67a〜67eの幅方向に並ぶように設けられることを特徴とする。
これらの構成では、集結溝67a〜67eに集結される各線材16は、それぞれ互いに異なる案内壁に沿って各溝71a〜71f,72a〜72fから集結溝67a〜67e内へと案内される。このため、集結溝67a〜67eに集結される各線材16の一端は、集結溝67a〜67e内で軸方向に重なり合うことなく、集結溝67a〜67eの幅方向に整列した状態となる。この結果、各線材16を結線する際に、各線材16の一端を横一列に並ばせる作業を行う必要がなくなり、結線作業の効率を向上させることができる。
案内壁81a〜81cと溝71a〜71f,72a〜72fとの接続部は、円弧面状に形成されることを特徴とする。
この構成では、各溝71a〜71f,72a〜72fと案内壁81a〜81cとの接続部が、円弧面状に形成される。このため、よりスムーズに各線材16を各溝71a〜71f,72a〜72fから集結溝67a〜67e内へと案内することができる。
回転電機100は、上述の構成を有するステータユニット10と、ロータ20と、を備えることを特徴とする。
この構成では、回転電機100は、製造効率が向上する構成を有するステータユニット10を備える。このため、回転電機100の製造効率を向上させることができる。
ステータユニット10の製造方法は、ステータコア11に複数の線材16を巻き回し複数のコイル12を形成する巻回工程と、各コイル12の線材16の端部を引き出す引出工程と、各コイル12から引き出された線材16が配索される配索部材40を取り付ける取付工程と、各コイル12から引き出された各線材16を配索部材40に形成された溝71a〜71f,72a〜72fに配索する配索工程と、を有することを特徴とする。
この方法では、巻回工程と、引出工程と、取付工程と、配索工程と、によってステータユニット10が製造される。このため、線材16を結線する際に、線材16が絡み合ってしまったり、結合する線材16を間違えてしまったりすることが防止される。また、線材16の配索は、特別な治具を用いることなく、線材16を対応する溝71a〜71f,72a〜72fに嵌め込むだけで行うことができる。この結果、ステータユニット10の製造効率を向上させることができる。
配索工程において、各線材16のうち最初に配索される線材は、溝71a〜71f,72a〜72fに配索される線材16を導くガイドスリット61a〜61f,62a〜62fが開口する配索部材40の外周側または内周側から最も遠い位置に形成される溝に配索される線材であり、各線材16のうち最後に配索される線材は、溝71a〜71f,72a〜72fに配索される線材16を導くガイドスリット61a〜61f,62a〜62fが開口する配索部材40の外周側または内周側から最も近い位置に形成される溝に配索される線材であることを特徴とする。
この方法では、配索工程においては、ガイドスリット61a〜61f,62a〜62fが開口する配索部材40の外周側または内周側から最も遠い位置に形成される溝から順に線材16が嵌め込まれる。このため、線材16を溝に嵌め込む際に、線材16が絡み合うことが防止される。この結果、ステータユニット10の製造効率を向上させることができる。
配索工程は、溝71a〜71f,72a〜72fに配索された各線材16を、それぞれ互いに異なる案内壁81a〜81cに沿わせて溝71a〜71f,72a〜72fに接続される集結溝67a〜67e内に案内する工程を含むことを特徴とする。
この方法では、集結溝67a〜67eに集結される各線材16は、それぞれ互いに異なる案内壁に沿って各溝71a〜71f,72a〜72fから集結溝67a〜67e内へと案内される。このため、集結溝67a〜67eに集結される各線材16の一端は、集結溝67a〜67e内で深さ方向に重なり合うことなく、集結溝67a〜67eの幅方向に整列した状態となる。この結果、各線材16を結線する際に、各線材16の一端を横一列に並ばせる作業を行う必要がなくなり、結線作業の効率を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、本実施形態では、回転電機100は、3相交流モータであるが、2相交流モータであってもよい。また、コイルの個数は12個であるが、一般的にモータに採用される個数であれば何個であってもよい。
また、コイルの結線は、Y結線に限定されず、デルタ結線であってもよい。その場合、配索部材40に中性線を配索する溝を設けなくてもよい。
また、本実施形態では、ステータコア11と線材16とを絶縁するために、ステータコア11にインシュレータ13が装着されているが、絶縁性に問題がなければ被膜された線材16を用いることによりインシュレータ13を取り除いてもよい。
また、本実施形態では、線材16は、ガイドスリット61a〜61f,62a〜62fを介して溝71a〜71f,72a〜72fに導かれている。この構成に代えて、溝71a〜71f,72a〜72fの底面に貫通孔を形成し、この貫通孔に線材16を挿通することによって、線材16を溝71a〜71f,72a〜72fに導く構成としてもよい。
また、本実施形態では、配索部材40に形成される各溝71a〜71f,72a〜72fは、本体部41の上面に形成され、径方向または周方向にそれぞれ配設されている。この構成に代えて、各溝71a〜71f,72a〜72fを本体部41の側面に形成してもよい。この場合、各溝71a〜71f,72a〜72fは、軸方向または周方向にそれぞれ配設される。
また、本実施形態では、配索部材40は、円環状であるが、六角形や八角形などの多角形形状であってもよいし、多角形の角部をR面取りした環状形状であってもよい。
100・・・回転電機、10・・・ステータユニット、11・・・ステータコア、12・・・コイル、13・・・インシュレータ、15・・・係合部、16・・・線材、20・・・ロータ、40・・・配索部材、41・・・本体部、42・・・蓋体、42a〜42e・・・開口部、42g・・・押圧突起、45・・・位置決め部、51a〜51f・・・動力線、52a〜52f・・・中性線、57・・・位置決め部、58・・・スリーブ、61a〜61f,62a〜62f・・・ガイドスリット、67a〜67e・・・集結溝(集結溝部)、71a〜71f,72a〜72f・・・溝(溝部)、77・・・係合凹部、78・・・保持突起、81a〜81c・・・案内壁、82a〜82c・・・円弧面、U1〜U4・・・U相コイル、V1〜V4・・・V相コイル、W1〜W4・・・W相コイル

Claims (10)

  1. 複数のコイルを有するステータユニットであって、
    前記各コイルが巻き回されるステータコアと、
    前記各コイルから延出する各線材がそれぞれ配索される複数の溝部を有する配索部材と、を備え
    前記配索部材は、環状であり、
    前記溝部は、同心状に複数形成され、
    前記配索部材は、前記溝部に配索される前記各線材を導くために前記配索部材の外周側または内周側から前記溝部に至って切り欠いて形成されたガイドスリットを有し、
    前記ガイドスリットは前記各コイルに対応する位置に設けられることを特徴とするステータユニット。
  2. 前記溝部は、前記ガイドスリットと接続する部位に周方向に凹む係合凹部を有することを特徴とする請求項1に記載のステータユニット。
  3. 前記配索部材は、前記溝部を覆う蓋体を有し、
    前記蓋体には、前記溝部に配索される前記各線材同士を結線するために前記各線材の一端側が引き出される開口部が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載のステータユニット。
  4. 前記配索部材は、前記溝部を覆う蓋体を有し、
    前記蓋体には、前記溝部内に配索された前記各線材を押圧する押圧突起が設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のステータユニット。
  5. 前記配索部材は、前記溝部に接続され、前記溝部に配索される前記各線材の一端が集結される集結溝部を有し、
    前記集結溝部は、前記集結溝部の延在方向に沿って設けられる複数の案内壁を有し、
    前記各線材は、それぞれ互いに異なる前記案内壁に沿って前記溝部から前記集結溝部内へと案内されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のステータユニット。
  6. 前記案内壁は、前記各線材の一端が前記集結溝部の幅方向に並ぶように設けられることを特徴とする請求項5に記載のステータユニット。
  7. 前記案内壁と前記溝部との接続部は、円弧面状に形成されることを特徴とする請求項5または6に記載のステータユニット。
  8. 請求項1から7のいずれか一つに記載のステータユニットと、ロータと、を備える回転電機。
  9. ステータユニットの製造方法であって、
    ステータコアに複数の線材を巻き回し複数のコイルを形成する巻回工程と、
    前記各コイルの線材の端部を引き出す引出工程と、
    前記各コイルから引き出された線材が配索される配索部材を取り付ける取付工程と、
    前記各コイルから引き出された各線材を前記配索部材に形成された溝部に配索する配索工程と、を有し、
    前記配索工程において、前記各線材のうち最初に配索される線材は、前記溝部に配索される線材を導くために前記配索部材の外周側または内周側から前記各溝部に至って切り欠いて形成されたガイドスリットが開口する前記配索部材の外周側または内周側から最も遠い位置に形成される前記溝部に配索される線材であり、前記各線材のうち最後に配索される線材は、前記溝部に配索される線材を導くガイドスリットが開口する前記配索部材の外周側または内周側から最も近い位置に形成される前記溝部に配索される線材であることを特徴とするステータユニットの製造方法。
  10. 前記配索工程は、前記溝部に配索された前記各線材を、それぞれ互いに異なる案内壁に沿わせて前記溝部に接続される集結溝部内に案内する工程を含むことを特徴とする請求項9に記載のステータユニットの製造方法。
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