JP6479908B2 - 積荷移動台車 - Google Patents

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Description

本発明は、荷台床面の溝内に配置されて荷台内で積荷を移動する積荷移動台車に関する。
近年、トラック等の車両の荷台床面に車両の進行方向に延びる複数の溝が設置され、溝内で移動する積荷移動台車を用いて荷台内における積荷の移動の容易化が図られている。この種の積荷移動台車として、前記溝内にその長手方向に長手を有するように配置されて積荷が載置される台車本体と、前記溝の底面上を転動して前記台車本体を前記長手方向に移動させる移動ローラと、前記台車本体を前記移動ローラに対して昇降させる昇降機構と、当該積荷移動台車の長手方向一端側において一端が前記昇降機構に着脱自在に挿し込まれて昇降機構を操作する操作棒とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
例えば、荷台内でパレット(荷役台)に載った積荷を車両の進行方向に移動する場合、当該パレットの左端側と右端側の下に配置された溝にそれぞれ積荷移動台車を挿入し、昇降機構を操作棒によって操作して台車本体を移動ローラに対して上昇させることにより、前記パレットを各積荷移動台車の台車本体の上に載置して荷台床面から浮かせる。この状態で前記一対の積荷移動台車を溝内で車両の進行方向に移動させることにより、荷台内における積荷の移動が行われる。
特開平8−67246号公報
前記各積荷移動台車には、積荷の移動を容易にするために前記移動ローラが設けられている。しかし、前記積荷は荷物の種類や量により重量が1tを超える場合も少なくない。さらに、積荷移動台車は作業者によって移動する積荷の下の溝内に配置されるものなので、積荷移動台車はいつも溝内の完全な中心に配置される訳ではなく、パレット上の荷物の配置状況や荷台床面の傾きによっても、溝内における積荷移動台車の位置が変わる。例えば、荷台床面が車両の幅方向に傾いている場合、前各積荷移動台車の移動ローラだけではなく台車本体の側面が溝に接触することになる。このため、前記移動ローラだけではパレットの移動時の作業者の負担の軽減が十分ではない場合があり、積荷移動台車の操作性を更に向上する必要があった。
また、移動する積荷の位置や移動方向に応じて積荷移動台車の位置や方向を変える必要がある。例えば、荷台の奥側の積荷を移動する場合には、作業者は積荷に対し荷台の入口側に立って操作棒により積荷移動台車を操作し、積荷を荷台の入口近傍で入口側に向かって移動させる場合には、作業者は安全のために積荷に対し荷台の奥側に立って操作棒により積荷移動台車を操作することになるので、積荷移動台車の位置や方向を変える必要がある。また、荷台上の積荷の移動作業が終わった後、車両の移動時に積荷移動台車が溝内で無用に動かないように、積荷移動台車を移動ローラが上側を向くように溝内で反転させる等の移動防止の処置が行われる。
ここで、積荷移動台車は1tを超えるパレットが載置されるものなので、繰り返しの使用に耐えうるように金属材料を用いて頑丈に作られている。このため、積荷移動台車は作業者による持ち上げや方向転換や移動防止処置等の操作を行う上で決して軽いものではなく、積荷移動台車の操作性を更に向上する必要があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、作業者による操作性を向上することができる積荷移動台車を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明の第1の態様に係る積荷移動台車は、荷台床面の溝内に該溝の長手方向に長手を有するように配置され、積荷が載置される載置面を有すると共に下方に開口する中空部を有する台車本体と、前記長手方向に間隔をあけて前記中空部内に複数設けられ、前記溝の底面上を転動して前記台車本体を前記溝内で前記長手方向に移動させる移動ローラと、前記台車本体を前記移動ローラに対して昇降させて上昇時に前記載置面を前記溝の上端よりも上方に配置させる昇降機構とを備え、前記台車本体の前記長手方向の一端に、前記昇降機構による昇降を操作する操作機構を収容する収容部が前記載置面から上方に突出して設けられ、前記収容部における前記台車本体の幅方向の両側面の前記溝外に配置される部分に凹部が設けられている。
この態様によれば、収容部における台車幅方向の両側に凹部が設けられていない場合よりも、収容部を把持して積荷移動台車を持ち上げ易くなる。積荷移動台車は1tを超える積荷が載置されるものなので、繰り返しの使用に耐えうるように金属材料を用いて頑丈に作られており、決して軽いものではないので、収容部の凹部は作業者による積荷移動台車の操作性を向上する上で極めて有用である。
ここで、前記転動体が前記台車本体に支持されているので、昇降機構により台車本体が移動ローラに対して上昇させられた、積荷の搬送状態において、転動体を溝内面のより高い位置に接触させることができ、重量物である積荷を支持している状態で溝内における台車本体の倒れをより確実に防止して、上記操作性の向上を確実に実現することが可能となる。
また、本発明の第2の態様に係る積荷移動台車は、荷台床面の溝内に該溝の長手方向に長手を有するように配置され、積荷が載置される載置面を有すると共に下方に開口する中空部を有する台車本体と、前記長手方向に間隔をあけて前記中空部内に複数設けられ、前記溝の底面上を転動して前記台車本体を前記溝内で前記長手方向に移動させる移動ローラと、前記台車本体を前記移動ローラに対して昇降させて上昇時に前記載置面を前記溝の上端よりも上方に配置させる昇降機構と、一端が前記昇降機構に設けられた挿入穴に着脱自在に取付けられ、他端を前記長手方向に傾動させることにより前記昇降機構による前記台車本体の昇降を行う操作棒とを備え、該操作棒の前記他端には前記操作棒の長手方向と略直交する方向に延びる握り部が固定されている。
この態様によれば、操作棒の他端に前記握り部が設けられていない場合よりも、昇降装置に取付けられた操作棒に引っ張る方向及び押す方向の力を加え易い。積荷移動台車で移動する積荷は重量が1tを超える場合も少なくないので、操作棒の一端に引っ張る方向又は押す方向の力を加えて積荷移動台車上の積荷を移動する際に、前記握り部は作業者による積荷移動台車の操作性を向上する上で極めて有用である。
また、本発明の第3の態様に係る積荷移動台車は、荷台床面の溝内に該溝の長手方向に長手を有するように配置され、積荷が載置される載置面を備えると共に下方に開口する中空部を有する台車本体と、前記長手方向に間隔をあけて前記中空部内に複数設けられ、前記溝の底面上を転動して前記台車本体を前記溝内で前記長手方向に移動させる移動ローラと、前記台車本体を前記移動ローラに対して昇降させて上昇時に前記載置面を前記溝の上端よりも上方に配置させる昇降機構と、前記台車本体の幅方向の一方側及び他方側に互いに前記長手方向に離間して2以上ずつ設けられ、それぞれ前記台車本体に高さ方向に沿う軸線回りに回転可能に支持された転動体とを備え、前記各転動体の外周面の一部が前記台車本体の幅方向一方の側面又は他方の側面から突出している。
この態様によれば、積荷移動台車が積荷の下側の溝内に挿入される際に、積荷移動台車が該溝の幅方向一方に偏って配置される場合や、溝が設置されている床面が傾いている場合であっても、台車本体の側面よりも先に転動体の外周面が溝の側面に当接する。このため、台車本体の側面が溝の側面に接する場合よりも積荷移動台車の移動抵抗が低減され、操作性が向上する。
また、本発明の第4の態様に係る積荷移動台車は、荷台床面の溝内に該溝の長手方向に長手を有するように配置され、積荷が載置される載置面を有すると共に下方に開口する中空部を有する台車本体と、前記長手方向に間隔をあけて前記中空部内に複数設けられ、前記溝の底面上を転動して前記台車本体を前記溝内で前記長手方向に移動させる移動ローラと、前記台車本体を前記移動ローラに対して昇降させて上昇時に前記載置面を前記溝の上端よりも上方に配置させる昇降機構とを備え、前記台車本体の前記長手方向の一端に、前記昇降機構による昇降を操作する操作機構を収容する収容部が前記載置面から上方に突出して設けられ、前記収容部の上面の前記載置面側には該載置面側に向かって徐々に高さが低くなる傾斜部が形成されている。
この態様によれば、積荷の端部が収容部上に乗り上げ、その積荷が載置面側に移動して積荷の端部が収容部から載置面上に落下する際に、収容部の上面に徐々に高さが低くなる傾斜部が形成されていない場合よりも、積荷の端部が落下する際の衝撃を和らげることができる。積荷移動台車に載置される積荷は重量が1tを超える場合も少なくないので、積荷の端部が落下する際の衝撃によって積荷移動台車に変形や損傷が生ずる場合もある。従って、収容部の上面に傾斜が設けられていない場合は、落下の際の衝撃を小さくするために、収容部上に乗り上げた積荷の移動をより慎重に行う必要があったところ、その気遣いを軽減し注意力を他に廻すことができる。このため、収容部の上面の傾斜部は作業者による積荷移動台車の操作性を向上する上で極めて有用である。
また、本発明の第5の態様に係る積荷移動台車は、荷台床面の溝内に該溝の長手方向に長手を有するように配置され、積荷が載置される載置面を有すると共に下方に開口する中空部を有する台車本体と、前記長手方向に間隔をあけて前記中空部内に複数設けられ、前記溝の底面上を転動して前記台車本体を前記溝内で前記長手方向に移動させる移動ローラと、前記台車本体を前記移動ローラに対して昇降させて上昇時に前記載置面を前記溝の上端よりも上方に配置させる昇降機構と、前記台車本体における前記長手方向の一端に設けられ、ストッパ部材を台車本体の下面よりも下方に突出させるブレーキ機構とを備え、前記ストッパ部材が前記下方に突出した際に、前記ストッパ部材の下端と前記台車本体の他端下面との間を結ぶ仮想線に対し前記移動ローラが前記台車本体側に配置されるように、前記ブレーキ機構が構成されている。
積荷移動台車は昇降機構による昇降状態に拘わらず移動ローラによって溝内を長手方向に移動可能である。このため、荷台が載置されている車両を運転し移動させる際には、積荷移動台車が溝内で無用に移動しないように、移動ローラが上になるように積荷移動台車を溝内で反転させる処置や、移動ローラが下にならないように荷台床面に載置する等の処置が必要であった。上記の態様は、ストッパ部材を台車本体の下面よりも下方に突出させるだけで、移動ローラによる積荷移動台車の移動を規制することができるので、積荷移動台車の操作性を向上する上で極めて有用である。
また、本発明の第6の態様に係る積荷移動台車は、荷台床面の溝内に該溝の長手方向に長手を有するように配置され、積荷が載置される載置面を有すると共に下方に開口する中空部を有する台車本体と、前記長手方向に間隔をあけて前記中空部内に複数設けられ、前記溝の底面上を転動して前記台車本体を前記溝内で前記長手方向に移動させる移動ローラと、前記台車本体を前記移動ローラに対して昇降させて上昇時に前記載置面を前記溝の上端よりも上方に配置させる昇降機構とを備え、前記台車本体の前記載置面と該台車本体の幅方向一対の側面との間が曲面で接続されている。
積荷移動台車の台車本体と溝との間に大きな隙間が形成されていると、積荷移動台車が溝の長手方向に対して斜めに配置され、溝内における積荷移動台車の移動が円滑でなくなるため、台車本体は溝との間に小さな隙間が形成されるような幅寸法を有する。
上記の態様によれば、台車本体の上壁部と一対の側壁部との間が曲面で接続されているので、台車本体と溝との間の隙間が小さい状況でも、溝内で積荷移動台車をその幅方向に回転させることが可能となる。従って、上記態様は積荷移動台車を溝内で移動ローラが上になるように反転する際の積荷移動台車の操作性を向上する上で極めて有用である。
また、本発明の第7の態様に係る積荷移動台車は、荷台床面の溝内に該溝の長手方向に長手を有するように配置され、積荷が載置される載置面を有すると共に下方に開口する中空部を有する台車本体と、前記長手方向に間隔をあけて前記中空部内に複数設けられ、前記溝の底面上を転動して前記台車本体を前記溝内で前記長手方向に移動させる移動ローラと、前記複数の移動ローラを回転可能に支持するフレームを有し、前記台車本体に対して前記フレームを台車長手方向の一方に移動させることにより前記台車本体を前記複数の移動ローラに対して上昇させ、他方に移動させることにより前記台車本体を前記複数の移動ローラに対して下降させる昇降機構とを備え、前記昇降機構はその台車長手方向の一端側に操作棒の一端が着脱自在に取付けられる操作機構を有し、前記台車本体は、前記載置面を構成する上壁部と、前記上壁部における台車幅方向の一方および他方からそれぞれ下方に延びる一対の側壁部と、前記台車本体の前記台車長手方向の一端側の前記上壁部が設けられていない部分において、前記一対の側壁部からそれぞれ上方に延びる金属製の第1板状部材と、前記上壁部における前記台車長手方向の一端側に前記載置面から上方に突出するように設けられた金属製の第2板状部材とを有し、前記台車本体の前記台車長手方向の一端側に前記第1板状部材および前記第2板状部材を有する収容部が形成され、該操作機構は、前記台車本体に前記台車長手方向に傾動可能に前記収容部内に支持され、前記操作棒の一端が着脱自在に取付けられる傾動部材と、長手方向の一端側が傾動部材に連結されると共に長手方向の他端側が前記フレームの一端側に連結され、前記傾動部材の傾動に応じて前記フレームと共に前記台車長手方向に移動するリンク部材とを有し、前記リンク部材には、その短手方向に突出し、前記フレームを台車長手方向の一方に移動させる際に前記台車本体の前記第2板状部材に係止し前記フレームの台車長手方向一方への移動を規制する係合突起が設けられている。
上記態様によれば、フレームを台車長手方向の一方に移動させる際に操作棒を操作する力が強過ぎる場合でも、台車本体に対するフレームの台車長手方向一方への移動がリンク部材の係合突起が収容部を構成する金属製の第2板状部材に係止することによって規制される。従来は、操作棒を操作する力が強過ぎる場合は、台車本体に対しフレームが台車長手方向の一方に必要量を超えて移動し、必要量を超えた際に他の部材と無用に干渉する等し、干渉した部材の損傷を招く可能性があったが、上記態様によれば、操作棒を操作する力が過ぎる場合であっても、他の部材との無用な干渉が防止される。従って、作業者は操作棒を操作する力をそれ程気にする必要が無くなり、積荷移動台車の操作性を向上する上で極めて有用である。
本発明によれば、積荷移動台車の操作性を向上し、荷台内で積荷を移動する作業者の負担を軽減することができる。
本発明の第1の実施形態に係る積荷移動台車、積荷のパレット、及び荷台の斜視図である。 図1の積荷移動台車の要部斜視図である。 図1の積荷移動台車の台車本体、移動ローラ、及び昇降機構の分解斜視図である。 図1の積荷移動台車の台車本体の要部斜視図である。 図1の積荷移動台車の台車本体の要部底面図である。 図1の積荷移動台車のブレーキ機構の分解斜視図である。 図1の積荷移動台車のブレーキ機構の動作説明図である。 図1の積荷移動台車のブレーキ機構の動作説明図である。 図1の積荷移動台車に用いられる操作棒の平面図である。 図1の積荷移動台車に用いられる操作棒の側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る積荷移動台車の要部断面図である。 図11の積荷移動台車の要部断面図である。 図11の積荷移動台車の要部断面図である。 従来の積荷移動台車の要部断面図である。
本発明の第1の実施形態に係る積荷移動台車について図面を参照して以下に説明する。
この積荷移動台車は、図1〜3に示すように、荷台1の床面2の溝3内に該溝3の長手方向に長手を有するように配置され、積荷のパレット4が載置される載置面10aを備えると共に下方に開口する中空部10bを有する台車本体10と、台車本体10の長手方向に間隔をあけて中空部10b内に配置され、溝3の底面上を転動して台車本体10を溝3内で長手方向に移動させる複数の移動ローラ20と、台車本体10を移動ローラ20に対して昇降させて上昇時に載置面10aを溝3の上端よりも上方に配置させる昇降機構30と、台車本体10の幅方向の一方側及び他方側に互いに台車本体10の長手方向に離間して2つずつ設けられ、それぞれ台車本体10又は昇降機構30に回転可能に支持された転動体15とを備えている。
この積荷移動台車は、トラック等の車両の荷台1内で積荷を移動させるために使用される。例えば、車両の進行方向に延びる複数の溝3が床面2に設置されている荷台1内において、作業者によって積荷移動台車が積荷の下の溝3内に配置されると共に、作業者が積荷移動台車によって積荷を床面2から浮かして車両の進行方向に移動させる。
台車本体10は、図4に示す台車本体10の端部のように、鋼鈑等の金属製板状部材を屈曲成形することにより形成されている。また、台車本体10は、図3及び図4に示すように、積荷が載置される載置面10aを構成する平板状の上壁部11と、上壁部11における台車幅方向の一方及び他方から下方に延びる一対の側壁部12とを有する。これにより、積荷が載置される載置面10aと、載置面10aにおける台車幅方向一方及び他方から下方に延びる一対の側面10cと、上壁部11の下方に上壁部11及び一対の側壁部12によって囲まれた中空部10bが形成されている。また、前記屈曲成形により載置面10aと幅方向一対の側面10cとの間に曲面(成形R)が形成されている。
台車本体10における台車長手方向の一端には後述する操作機構34を収容する収容部13が形成されている。収容部13は載置面10aよりも上方に突出するように形成され、収容部13内は操作機構34を収容するために上壁部11が設けられていない。例えば、鋼鈑等の金属製板状部材を屈曲成形して上壁部11及び一対の側壁部12を形成する際に、収容部13に対応する上壁部11を打ち抜き加工や機械加工により除去し、また、収容部13の側壁部12の上端から上方に延びるように金属製の板状部材を溶接すると共に、上壁部11における台車長手方向の一端に載置面10aから上方に突出するように金属製の板状部材を溶接することにより、台車本体10における台車長手方向の一端に収容部13が形成される。収容部13の載置面10a側には載置面10a側に向かって徐々に高さが低くなる平面上の傾斜部13aが設けられている。傾斜部13aは、好ましくは、収容部13の載置面10aからの突出高さの50%以上の高さ範囲に設けられる。
収容部13における台車幅方向の両側面にはそれぞれ、台車長手方向に延びると共に互いに上下方向に並設された複数の第1滑り止め溝13bが設けられている。各第1滑り止め溝13bはフライス加工によって収容部13の側面に設けられた凹部である。また、溝3内に積荷移動台車を移動ローラ20が下になるように載置した際に少なくとも1以上、好ましくは2以上の第1滑り止め溝13bが溝3の上端よりも上方に配置されるように、各第1滑り止め溝13bが配置されている。
収容部13における台車幅方向の両側面にはそれぞれ、台車長手方向に延びると共に互いに上下方向に並設された複数の第2滑り止め溝13cが設けられている。各第2滑り止め溝13cはフライス加工によって収容部13の側面に設けられた凹部である。また、溝3内に積荷移動台車を移動ローラ20が上になるように載置した際に少なくとも1以上、好ましくは2以上の第2滑り止め溝13cが溝3の上端よりも上方に配置されるように、各第2滑り止め溝13cが配置されている。
台車本体10の一対の側壁部12にはそれぞれ2つずつ転動体用窓14が設けられ、各転動体用窓14は側壁部12における台車長手方向の一端側または他端側に設けられ、側壁部12を貫通している。また、各転動体用窓14内にそれぞれ台車本体10に回転可能に支持された転動体15が設けられている。各転動体15は、転動体15の回転軸と同軸の支持軸15aと、支持軸15aを台車本体10に固定する固定プレート15bとによって、台車本体10に回転可能に支持されている。
具体的には、図3及び図4に示すように、台車本体10の側壁部12の内側面(側面10cと反対側の面)に支持軸15aの一端及び他端が収容される軸支持凹部12aが設けられ、固定プレート15bにも支持軸15aの一端及び他端が収容される軸支持凹部が設けられている。そして、支持軸15aが挿通した転動体15を転動体用窓14内に配置すると共に、台車本体10の軸支持凹部12a及び固定プレート15bの軸支持凹部に支持軸15aの一端及び他端が収容されるように固定プレート15bを側壁部12の内側面にボルトで固定することにより、転動体15が台車本体10に高さ方向に沿う軸線回りに回転可能に支持される。本実施形態では、転動体15は内輪なしのニードルベアリングであり、ニードルベアリングのコロが支持軸15aの外周面に当接している。なお、支持軸15aは略鉛直方向に延びるように配置される。
上記のようにして、転動体15はその外周面の一部が台車本体10の側面10cから突出するように台車本体10に回転可能に支持される。本実施形態では、図5に示すように、転動体15の外周面は側面10cから1mm程度突出しているが、突出する高さは台車本体10の幅や溝3の幅(台車本体10と溝3との隙間の量)に応じて適宜選択可能である。
昇降機構30としては、荷台の溝内に配置され台車本体の昇降を用いて積荷を移動する公知の積荷移動台車に用いられる機構を用いることが可能であり、例えば特開平8−67246号公報に示される昇降機構を用いることが可能である。本実施形態の昇降機構30は、図3に示すように、複数の移動ローラ20を回転可能に支持するフレーム31と、フレーム31に支持された複数の昇降ローラ32と、台車本体10の上壁部11の下面に固定され、下方に向かって傾斜する傾斜面を有する斜面部材33と、昇降機構30による昇降を操作する操作機構34とを有する。
昇降機構30は、複数の移動ローラ20を支持するフレーム31を台車本体10に対して台車長手方向の他端側(収容部13が設けられていない側)に移動させると、各昇降ローラ32が前記傾斜面上を転動して各斜面部材33の頂部に向かって移動し、これにより移動ローラ20に対して台車本体10が上方に移動する。一方、フレーム31を台車本体10に対して台車長手方向の一端側に移動させると、各昇降ローラ32が各斜面部材33の傾斜面上を下るように移動し、移動ローラ20に対して台車本体10が下方に移動する。
操作機構34はフレーム31における台車長手方向の一端に連結されると共に、図9及び図10に示される操作棒50の一端が着脱自在に取付けられる挿入穴34aを有する。操作機構34は、挿入穴34aに取付けられた操作棒50の他端を台車長手方向に傾動させることにより、昇降機構30を前述のように動作させるように構成されている。本実施形態では、操作棒50が略鉛直方向に立つ位置において、移動ローラ20と台車本体10とが最も近い位置(下降位置)に配置され、操作棒50を台車長手方向に倒れるように傾動させることにより、台車本体10が移動ローラ20に対して上昇した位置(上昇位置)に移動する。
操作棒50は直線状に形成された金属製棒部材を用いて作られたものであり、一端側に係合突起51が溶接等により固定され、他端側に一対の握り部52が溶接等により固定されている。操作棒50を台車長手方向に倒れるように傾動させ、操作棒50をその長手軸回りに所定位置まで回転させると、係合突起51が収容部13における台車長手方向の一端側を形成する後端壁13dに台車長手方向に係合する。この状態で作業者が操作棒50の他端側に引っ張り方向の力を加えると、その力が係合突起51を介して台車本体10に伝わり、台車本体10にもその一端側に向かう力が加わる。一方、作業者が操作棒50の他端側に押す方向の力を加えると、その力が挿入穴34aを介して台車本体10に伝わり、台車本体10にもその他端側に向かう力が加わる。
一対の握り部52は、操作棒50の他端側から操作棒50の長手方向と直交する方向且つ互いに反対の方向に延びるように、操作棒50の他端側に固定されている。
台車本体10の収容部13の後端壁13dにはブレーキ機構60が固定されている。ブレーキ機構60は、図2及び図6に示すように、収容部13の後端壁13dにボルトで固定される筐体61と、コイルスプリングから成る付勢部材62と、付勢部材62内を挿通すると共に上端が付勢部材62の上端に係合するストッパ部材63と、軸63の側面に取付けられたレバー64とを有する。
筐体61には、その上面から所定の深さまで形成された第1の穴61aと、第1の穴61aよりも小さい直径で第1の穴61aの底面から筐体61の下面まで貫通する第2の穴61bと、筐体61の側面から第1の穴61aまで貫通すると共に上下方向に延設され、レバー64が内部に配置されるレバーガイド穴61cとが設けられている。第1の穴61a内に付勢部材62を配置し、付勢部材62内及び第2の穴61b内にストッパ部材63の軸63aを挿通し、下面に滑り止め部材63cが取付けられたストッパ部材63のストッパプレート63bを軸63aの下端に固定し、ストッパ部材63の軸63aの外周面にレバー64を固定することにより、ブレーキ機構60が構成されている。
付勢部材62内を挿通する軸63aの上端が付勢部材62の上端に上方から係合し、第1の穴61の底面が付勢部材62の下端に下方から係合しているので、ストッパ部材63は付勢部材62によって筐体61に対し上方に付勢されている。レバーガイド穴61cの下端側にはレバーガイド穴61cから斜め上方に延びる固定穴61dが設けられている。図7に示すように、レバーガイド穴61cの下端まで移動したレバー64が固定穴61d内に収容されると、ストッパ部材63が筐体61から下方に向かって突出した状態になると共に、ストッパ部材63の上方への移動が規制される。レバー64を固定穴61dから出してレバーガイド穴61c内に配置すると、付勢部材62によりレバー64がレバーガイド穴61c内を上方に移動し、これにより、ストッパ部材63が筐体61から突出していない状態に自動的に戻る。このようにストッパ部材63が非突出状態に自動的に戻るので、作業者の負担を低減することができる。
図8に示すように、台車本体10が移動ローラ20に対して下降位置にあり、レバー64が固定穴61d内に収容された状態で、ストッパ部材63の下端と台車本体10の他端の下面との間を結ぶ仮想線ILに対し、各移動ローラ20が台車本体10側に配置されるように、ブレーキ機構60が構成されている。
上記積荷移動台車は、床面2に車両の進行方向に延設された複数の溝3のうち、積荷のパレット4の下方に配置された溝3内に挿入される。また、作業者が操作棒50によって昇降機構30を操作して台車本体10を移動ローラ20に対して上昇させることにより、パレット4を積荷移動台車の上に載置して床面2から浮かせる。この状態で、作業者が操作棒50の他端側に車両進行方向の力を加えることにより、荷台内で積荷を車両進行方向に移動させる。
本実施形態の積荷移動台車は、台車本体10の幅方向の一方側及び他方側に互いに台車長手方向に離間して2つずつ転動体15が設けられている。各転動体15は台車本体10に高さ方向に沿う軸線回りに回転可能に支持され、各転動体15の外周面の一部が台車本体10の幅方向一方の側面10c又は他方の側面10cから突出している。
このため、積荷移動台車が積荷のパレット4の下側の溝3内に挿入される際に、積荷移動台車が溝3の幅方向一方に偏って配置される場合や、溝3が設置されている床面が傾いており、積荷の重さによって積荷移動台車が溝3の側面に押し付けられる場合であっても、台車本体10の側面10cよりも先に転動体15の外周面が溝3の側面に当接するので、台車本体10の側面10cが溝3の側面に接する場合よりも積荷移動台車の移動抵抗が軽減され、作業者による積荷移動台車の作業性が向上する。
なお、転動体15が台車本体10の幅方向の一方側及び他方側に3つ以上ずつ設けられている場合でも同様の作用効果を奏する。
また、転動体15は台車本体10に回転可能に支持されている。このため、昇降機構30により台車本体10が移動ローラ20に対して上昇させられ、積荷の搬送状態にある時に、転動体15を溝内面のより高い位置に接触させることができる。従って、重量物である積荷を支持している状態で溝3内における台車本体10の倒れをより確実に防止することができ、作業者による積荷移動台車の作業性の向上を確実に実現することが可能となる。また、昇降装置30に転動体15を支持すると、台車本体10と昇降装置30とが台車幅方向にある程度相対的に移動可能であり、可動範囲の分だけ側面10cからの転動体15の突出高さが変化するが、転動体15が台車本体10の側壁部12に回転可能に支持されているので、積荷の重さによって積荷移動台車が溝3の側面に強い力で押し付けられる場合であっても、台車本体10の側面10cよりも先に転動体15の外周面が溝3の側面に確実に当接し、作業者による積荷移動台車の作業性を向上する上で極めて有用である。
本実施形態では、転動体15はベアリングから成り、転動体15の外周面はベアリングの外輪である。ベアリングの外輪は耐摩耗性、耐食性、耐荷重性等に優れた材質を選択して作られているものなので、繰り返しの使用による摩耗や変形が生じ難く、積荷移動台車のメンテナンスに係るコストや時間を削減することができる。
また、転動体15の外周面がベアリングの外輪であることから、転動体15の製造コストを低減する上で有利であり、転動体15を設けるためのスペースを小さくする上でも有利である。
積荷移動台車の台車本体10の中空部10b内には移動ローラ20や昇降機構30が収容され、積荷移動台車の強度を確保するため、昇降機構30のフレーム31等は十分な太さを有するものとなる。また、昇降機構30のフレーム31等は中空部10b内で台車本体10に対して移動するので、中空部10b内で昇降機構30によって使用されないスペースは比較的小さい。このため、転動体15を設けるためのスペースを小さくできることは、積荷移動台車の他の構成を変更する必要性を低減又は無くすことができるので、極めて有用である。
また、転動体15にその回転軸と同軸状に支持軸15aを挿通し、台車本体10の側壁12の内側面と固定プレート15bとの間に支持軸15aの一端側及び他端側が支持されるように、固定プレート15bを台車本体10の側壁の内側面に固定することにより、転動体15が台車本体10に回転可能に支持されている。
このため、転動体15を台車本体10に取付ける取付構造のスペースも小さくすることができ、積荷移動台車の他の構成を変更する必要性を低減又は無くすことができる。
また、簡単な構成により転動体15を強固に台車本体10に支持することができ、転動体15の交換作業も容易に行うことができる。
また、各転動体15は台車本体10の一端側又は他端側に配置されている。好ましくは、各転動体15は台車本体10の一端又は他端から20cm以内に配置され、さらに好ましくは、各転動体15は台車本体10の一端又は他端から10cm以内に配置されている。このように、各転動体15が台車本体10の一端側又は他端側に配置されているので、積荷移動台車が溝3内で水平方向に斜めに配置される場合でも、台車本体10の側面10cよりも先に各転動体15を溝3の側面に当接させることができる。
また、操作棒50の他端には操作棒50の長手軸と略直交する方向に延びる握り部52が固定されている。
このような握り部52が設けられていない場合、例えば、操作棒の他端側に操作棒の長手軸と同軸状の握り部のみが設けられている場合、積荷移動台車で移動する積荷の重量が1t程度になると、操作棒の他端に引っ張り方向及び押す方向の力を加える作業者に相当な負担がかかる。
本実施形態は、操作棒50の他端側に前記握り部52が固定されているので、昇降装置30に取付けられた操作棒に引っ張る方向及び押す方向の力を加え易く、作業者による積荷移動台車の操作性を向上する上で極めて有用である。
また、操作棒50の他端に互いに略反対方向に延びる一対の握り部52が固定されているので、操作棒50の他端側に引っ張り方向及び押す方向の力をバランス良く加えることができ、作業者による積荷移動台車の操作性をより向上することができる。
さらに、トラックの荷台1の側壁等に一対のフック状部材や一対のリング状部材等から成る操作棒ハンガーを設け、一対の握り部52をそれぞれ各フック状部材の上に置くことにより、又は一対の握り部52をそれぞれ各リング状部材の中に通すことにより、操作棒50を簡単に荷台1上に固定又は吊り下げることができる。ここで、一対の握り部52が操作棒50に固定されているので、トラックの振動等により握り部52がフック状部材又はリング状部材から脱落する可能性を低減できる。
また、台車本体10の長手方向の一端に載置面10aよりも上方に突出すると共に操作機構34を収容する収容部13が設けられ、移動ローラ20が下になるように積荷移動台車を溝3内に配置し、台車本体10が移動ローラ20に対して下降位置に配置された状態において、収容部13における台車幅方向の両側面の溝3外に配置される部分に複数の第1滑り止め溝(凹部)13bが設けられている。
積荷移動台車は1tを超える積荷が載置されるものなので、繰り返しの使用に耐えうるように金属材料を用いて頑丈に作られており、決して軽いものではない。また、移動する積荷の位置や移動方向に応じて、作業者が積荷移動台車の位置や方向を変える必要がある。溝内に配置された積荷移動台車の位置や方向を変える際、作業者は積荷移動台車における溝から突出した部分、つまり、台車本体10の収容部13を掴んで積荷移動台車を持ち上げることになる。ここで、作業者は安全のため軍手等を装着しているので、従来の積荷移動台車を掴む際に作業者の手が収容部13上で滑り易く、積荷移動台車の操作性が良いとは言えない状態であった。
本実施形態では、収容部13に複数の第1滑り止め溝13bが設けられているので、軍手等を装着した作業者の手が収容部13上で滑り難くなり、作業者による積荷移動台車の操作性を向上することができる。
また、積荷移動台車を溝3内に移動ローラ20が上になるように配置した状態で、収容部13における台車幅方向の両側面の溝3外に配置される部分に複数の第2滑り止め溝13bが設けられている。
このため、積荷移動台車を移動ローラ20が上になるように溝3内に配置する際や、そのように溝3内に配置されている積荷移動台車を持ち上げる際に、作業者による積荷移動台車の操作性を向上することができる。
台車本体10の収容部13の台車幅方向の側面は溝3との接触等により傷が付きやすい部分である。このため、台車幅方向の側面に貼付した滑り止めシールや、ショットブラスト等の粗面上処理により形成された粗面部は、積荷移動台車の使用時に剥がれや目潰れが発生し易い。
本実施形態では、各滑り止め溝13b,13cは台車幅方向の側面を凹状に削ることにより形成されているので、積荷移動台車の繰り返しの使用でも各滑り止め溝13b,13cの機能が維持される。
また、収容部13の上面における載置面10a側に載置面10a側に向かって徐々に高さが低くなる傾斜部13aが設けられている。
積荷移動台車に載置される積荷は1tを超える場合があり、また、積荷の移動作業中に積荷のパレット4の端部が収容部13上に乗り上げる場合がある。収容部13に乗り上げたパレット4が台車本体10の載置面10a側に移動し、パレット4の端部が収容部13から落下する際に、台車本体10の載置面10aには積荷の重さと落下高さに応じた衝撃力が加わる。台車本体10は重量物が載置されるものであり、十分な強度を有するように作られているが、落下高さが高いと前記衝撃力が積荷の重さに対し相当に大きくなり、台車本体10が変形する場合もある。このため、従来の積荷移動台車のように収容部の上面に傾斜部が設けられていない場合は、落下の際の衝撃を小さくするために、収容部に乗り上げた積荷の移動をより慎重に行うという気遣いが必要であった。
本実施形態では、収容部13の上面における載置面10a側に傾斜部13aが設けられているので、落下高さが小さくなり、前記気遣いを軽減し注意力を他に廻すことができる。従って、収容部13の上面の傾斜部13aは、作業者による積荷移動台車の操作性を向上する上で極めて有用である。
また、台車本体10の長手方向の一端にストッパ部材63を下方に突出させるブレーキ機構60が設けられ、ストッパ部材63が下方に突出した際に、ストッパ部材63の下端と台車本体10の他端の下面とを結ぶ仮想線ILに対し移動ローラ20が台車本体10側に配置されるように、ブレーキ機構60が構成されている。
積荷移動台車は昇降機構30による昇降状態に拘わらず移動ローラ20によって溝3内を台車長手方向に移動可能である。このため、従来、荷台2が載置されている車両を運転し移動させる際には、積荷移動台車が溝3内で無用に移動しないように、移動ローラ20が上になるように積荷移動台車を溝3内で反転させる処置や、移動ローラ20が下にならないように積荷移動台車を床面2に載置する等の処置が必要であった。
本実施形態は、ストッパ部材63を台車本体10の下面よりも下方に突出させるだけで、移動ローラ20による積荷移動台車の移動を規制することができるので、積荷移動台車の操作性を向上する上で極めて有用である。
また、台車本体10における載置面10aと幅方向一対の側面10cとの間が曲面で接続されている。
ここで、積荷移動台車の台車本体10と溝3との間に大きな隙間が形成されていると、積荷移動台車が溝3内でその長手方向に対して斜めに配置され、溝3内における積荷移動台車の移動が円滑ではなくなる。このため、従来から、台車本体10の幅方向両側にそれぞれ1〜2mmの隙間が形成されるように、台車本体10の幅寸法が溝3の幅寸法に対して3mm程度小さくなるように作られることが多い。
このように溝3との隙間が小さいので、従来、積荷移動台車を移動ローラ20が上になるように溝3内で反転させるためには、積荷移動台車を溝3から取出して積荷移動台車を反転させる必要があった。
本実施形態では、台車本体10の載置面10aと幅方向一対の側面10cとの間が曲面で接続されているので、載置面10aと側面10cとが鋭角で接続されている場合と比較し、載置面10aと一方の側面10cとの接続部と他方の側面10cの下端との距離(台車本体10の断面の対角線方向の寸法)が小さくなり、溝3内で積荷移動台車を反転させることが可能となる。従って、本実施形態は、積荷移動台車の操作性を向上する上で極めて有用である。
また、台車本体10の上壁部11及び一対の側壁部12を屈曲成形により一体に形成する場合にできる成形Rによって、前記曲面を形成しているので、前記曲面を形成するための専用のコストがかからず、製造コストを低減することができる。
なお、成形Rではなく、機械加工によって上記曲面を形成することも可能である。
尚、本発明は上記実施形態の構成のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更や改良を加えることができ、このように変更や改良を加えた実施形態も本発明の権利範囲に含まれるものとする。
例えば、上記実施形態では、トラック等の車両の荷台で用いられる積荷移動台車を示したが、荷台の床面に溝3が形成されている貨物列車やコンテナ車でも前記積荷移動台車を用いることが可能である。
また、上記実施形態では、収容部13の両側面にそれぞれ複数の第1滑り止め溝13b及び複数の第2滑り止め溝13cが設けられているが、複数の第1滑り止め溝13bに対応する位置に単一の凹部を設け、複数の第2滑り止め溝13cに対応する位置に単一の凹部を設けることも可能である。この場合でも、軍手等を装着した作業者の手が収容部13上で滑り難くなる。なお、複数の第1滑り止め溝13b及び複数の第2滑り止め溝13cが設けられている方が、作業者による積荷移動台車の操作性をより向上することができる。
また、上記実施形態では、転動体15として内輪なしニードルベアリングを用いたものを示したが、転動体15として内輪付きニードルベアリングを用いることも可能であり、その他のころ軸受けを用いることも可能である。さらに、転動体15として玉軸受を用いることも可能である。
さらに、転動体として、金属球が複数の小さな支持金属球によって回転可能に支持された株式会社エイテック社製のボールトランスファーベアリングを使用することも可能である。この場合でも、金属球の外周面の一部が台車本体10の側面10cから突出するように構成すると、上記と同様の作用効果を奏する。
また、上記実施形態では、転動体15の外周面がベアリングの外輪であるものを示したが、ベアリングの外輪に環状部材を嵌合し、転動体15の外周面を環状部材によって構成しても良い。
また、上記実施形態では、操作棒50の他端側に一対の握り部52を設けたものを示したが、握り部52を1対の握り部52のうち1つだけとすることも可能であり、この場合でも、握り部52があることにより作業者が操作棒50に引っ張り方向及び押す方向の力を加え易くなる。
また、上記実施形態では、鋼鈑等の板状部材を屈曲成形することにより台車本体10の上壁部11と一対の側壁部12を一体に形成しているが、上壁部11を構成する鋼鈑と側壁部12を構成する鋼鈑とを溶接で接続して台車本体10を作ることも可能である。
本発明の第2の実施形態に係る積荷移動台車について図11〜14を参照して以下に説明する。
第2の実施形態では、第1の実施形態に対して、操作機構34の構成と、各斜面部材33の構成と、収容部13における台車幅方向の両側面に設けられた凹部としての複数の第1滑り止め溝及び複数の第2滑り止め溝に変更を加えたものであり、その他の構成は第1の実施形態と同等である。
図11及び12に示すように、本実施形態の操作機構34は、第1の実施形態と同様に操作棒50の一端が着脱自在に取付けられる挿入穴34aと、挿入穴34aが設けられると共に収容部13に台車長手方向に傾動可能に支持された傾動部材34bと、一端側が傾動部材34bの一端側に傾動可能に連結され、他端側が昇降機構30のフレーム31の一端側に傾動可能に連結されたリンク部材34cとを有する。なお、第1の実施形態でも、明示はされていないが、傾動部材及びリンク部材が設けられている。
本実施形態でも、第1の実施形態と同様に、挿入穴34aに取付けられた操作棒50を略鉛直方向に立つよう傾動させることにより、移動ローラ20と台車本体10とが最も近い位置(下降位置)に配置され、操作棒50を鉛直方向位置から倒れるように台車長手方向に傾動させることにより、台車本体10が移動ローラ20に対して上昇した位置(上昇位置)に移動する。
上昇位置に移動させる際、操作棒50を台車長手方向に傾動させると、傾動部材34bも台車長手方向に傾動し、これにより、傾動部材34bの一端側が台車長手方向の他端側(収容部13が設けられていない側)に向かって移動する。このため、リンク部材34cも台車長手方向の他端側に向かって移動し、リンク部材34cの他端側に連結されている昇降機構30のフレーム31も台車長手方向の他端側に向かって移動する。これにより、第1の実施形態と同様に、昇降機構30の各昇降ローラ32が各斜面部材33の傾斜面上をその頂部に向かって転動し、移動ローラ20に対して台車本体10が上方に移動する。
本実施形態では、リンク部材34cの長手方向における一端側連結部と他端側連結部との間に係合突起34dが設けられ、本実施形態では、係合突起34dはリンク部材34cからその短手方向且つ上方に突出している。係合突起34dは、操作棒50が取付けられた操作棒50を台車長手方向に傾動させ、リンク部材34cが台車長手方向の他端側に向かって移動し、各昇降ローラ32が各斜面部材33上の所定位置まで移動した際に、図12に示すように、台車本体10の一部に台車長手方向の一端側から係合する。このため、上昇位置にする際に操作棒50に加える力が大き過ぎても、各昇降ローラ32が各斜面部材33上で前記所定位置を大きく超えて台車長手方向の他端側に移動することが防止される。
各昇降ローラ32は各斜面部材33の傾斜面上を頂部に向かって移動した後、各斜面部材33の頂部に設けられた凹部33a内に嵌る(図13参照)。この状態が上昇位置に移動した状態であり、各昇降ローラ32が各斜面部材33上の前記所定位置まで移動した状態である。従来は、図14に示すように、各昇降ローラ32の台車長手方向の他端側への移動を規制するために、各斜面部材33の頂部に移動規制突起33bを設けることもあった。しかし、移動規制突起33bを設けても、操作棒50に加わる力が大き過ぎる場合、昇降ローラ32が移動規制突起33bに乗り上げることがあった。そして、昇降ローラ32が移動規制突起33bに乗り上げると、台車本体10が移動ローラ20に対して過度に上昇した位置に移動する。一方、台車本体10の中空部10bから昇降機構30が脱落又は過度に突出しないように、台車本体10に対する昇降機構30の下方への移動を規制する規制ピンが台車本体10の中空部10b内に設けられている。このため、昇降ローラ32が移動規制突起33bに乗り上げ、台車本体10が移動ローラ20に対して過度に上昇した位置に移動すると、昇降機構30が規制ピンに上方から接触する。この接触が繰り返し行われる場合や、昇降機構30が規制ピンに大きな力で押し付けられると、規制ピンが破損し、昇降機構30が台車本体10の中空部から脱落する可能性がある。
しかし、本実施形態では、係合突起34dにより、各昇降ローラ32が各斜面部材33上で前記所定位置を大きく超えて台車長手方向の他端側に移動することが防止され、また、従来のように各斜面部材33の頂部に移動規制突起33bを設ける必要が無いので、操作棒50を傾動させる際の力が大き過ぎても、昇降機構30が規制ピンに大きな力で押し付けられない。
また、第1の実施形態では、図2等に示されているように、収容部13における台車幅方向の両側面にそれぞれ溝穴である複数の第1滑り止め溝13b及び複数の第2滑り止め溝13cを設けたが、本実施形態では、収容部13における台車幅方向の両側面の凹部として、収容部13の側面を構成する板状部材を貫通する複数の第1滑り止め溝孔13e及び複数の第2滑り止め溝孔13fを設けている。
このように、収容部13における台車幅方向の両側面に滑り止めのために設けられた複数の凹部がそれぞれ収容部13の内部まで貫通しているので、収容部13内の通気性が向上し、収容部13内に配置される操作機構34の錆や潤滑油の劣化を抑制することが可能となり、また、打ち抜き加工によってこれら凹部を形成することができるので、製造コストの低減を図ることができ、さらに、軽量化を図ることもできる。
1 荷台
2 床面
3 溝
4 パレット
10 台車本体
10a 載置面
10c 側面
13 収容部
13a 傾斜部
13b 第1滑り止め溝
13c 第2滑り止め溝
13e 第1滑り止め溝孔
13f 第2滑り止め溝孔
14 転動体用窓
15 転動体
20 移動ローラ
30 昇降機構
34 操作機構
34a 挿入穴
34b 傾動部材
34c リンク部材
34d 係合突起
50 操作棒
51 係合突起
52 握り部
60 ブレーキ機構
61 筐体
62 付勢部材
63 ストッパ部材
64 レバー

Claims (1)

  1. 荷台床面の溝内に該溝の長手方向に長手を有するように配置され、積荷が載置される載置面を有すると共に下方に開口する中空部を有する台車本体と、
    前記長手方向に間隔をあけて前記中空部内に複数設けられ、前記溝の底面上を転動して前記台車本体を前記溝内で前記長手方向に移動させる移動ローラと、
    前記複数の移動ローラを回転可能に支持するフレームを有し、前記台車本体に対して前記フレームを台車長手方向の一方に移動させることにより前記台車本体を前記複数の移動ローラに対して上昇させ、他方に移動させることにより前記台車本体を前記複数の移動ローラに対して下降させる昇降機構とを備え、
    前記昇降機構はその台車長手方向の一端側に操作棒の一端が着脱自在に取付けられる操作機構を有し、
    前記台車本体は、前記載置面を構成する上壁部と、前記上壁部における台車幅方向の一方および他方からそれぞれ下方に延びる一対の側壁部と、前記台車本体の前記台車長手方向の一端側の前記上壁部が設けられていない部分において、前記一対の側壁部からそれぞれ上方に延びる金属製の第1板状部材と、前記上壁部における前記台車長手方向の一端側に前記載置面から上方に突出するように設けられた金属製の第2板状部材とを有し、
    前記台車本体の前記台車長手方向の一端側に前記第1板状部材および前記第2板状部材を有する収容部が形成され、
    該操作機構は、前記台車本体に前記台車長手方向に傾動可能に前記収容部内に支持され、前記操作棒の一端が着脱自在に取付けられる傾動部材と、長手方向の一端側が傾動部材に連結されると共に長手方向の他端側が前記フレームの一端側に連結され、前記傾動部材の傾動に応じて前記フレームと共に前記台車長手方向に移動するリンク部材とを有し、
    前記リンク部材には、その短手方向に突出し、前記フレームを台車長手方向の一方に移動させる際に前記台車本体の前記第2板状部材に係止し前記フレームの台車長手方向一方への移動を規制する係合突起が設けられている積荷移動台車。
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