JP6471937B2 - 車室の下隅構造 - Google Patents

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Description

本発明は、バス等の車両の車室の下隅構造に関する。
特許文献1には、床板材の上面に床上張り材を接着するバス等の車両の床面構造が記載されている。
特開平8−54040号公報
特許文献1のような床面構造を有するバスの床面を水洗すると、床上張り材の上面を流れた水が車室の下縁角部から外部へ漏出する可能性がある。このような漏水は、車室の下縁角部で床上張り材を上方へ曲折して延ばし、その延長部分を、床板材の端縁部に固定されて上方へ延びる床受材に接着することによって防止することが可能である。
しかし、床上張り材として塩化ビニル等のように柔軟性が高くない樹脂シートを使用し、車室の下縁角部で床上張り材を曲折して接着した場合、床上張り材が復元力によって床板材から剥離してしまう可能性がある。
そこで、本発明は、車室の下縁角部における床板材からの床上張り材の剥離を確実に防止することが可能な車室の下隅構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、床板材の端縁部と、床板材の端縁部に固定されて上方へ延びる床受材の下端部とが、車室の下縁角部を形成する車室の下隅構造であって、床上張り材と、内装材と、抑え材とを備える。
床上張り材は、樹脂製シート状であり、床面部と起立面部と有する。床面部は、床板材の上面に接着される。起立面部は、車室の下縁角部で床面部から曲折し上方へ延びて床受材の内面に接着される。内装材は、樹脂製又は金属製のシート状であり、側面装飾部と下縁装飾部とを有する。側面装飾部は、床受材の内面に接着される。下縁装飾部は、側面装飾部から連続して下方へ延びて床上張り材の起立面部の内面に接着される。抑え材は、床上張り材押圧板部と内装材押圧板部とを一体的に有するL状断面であり、床上張り材の床面部と起立面部との間の曲折面部に沿って配置される長尺状の部材である。
床上張り材押圧板部は、床上張り材の曲折面部の近傍で、床面部を貫通する固定具によって床面部とともに床板材に固定され、床面部に上方から面接触して床面部を押圧する。内装材押圧板部は、床上張り材押圧板部が床板材に固定された状態で、内装材の下縁装飾部の下端部に側方から当接して下縁装飾部を押圧する。
上記構成では、抑え材の床上張り材押圧板部が、床上張り材の曲折面部の近傍で、床面部を貫通するビス等の固定具によって床面部とともに床板材に固定され、床面部に上方から面接触して床面部を押圧するので、曲折面部の復元力による床上張り材の床板材からの剥離を抑え材によって確実に防止することができる。
また、床上張り材押圧板部が床板材に固定された状態で、内装材押圧板部が、内装材の下縁装飾部の下端部に側方から当接して下縁装飾部を押圧するので、内装材の下縁を抑え材によって被覆するとともに、内装材の下端部の床受材からの剥離を抑え材によって確実に防止することができる。
また、1つの抑え材によって、床上張り材及び内装材の双方の剥離を防止することができるので、構造の簡素化及び部品点数の削減を図ることができる。
本発明によれば、車室の下縁角部における床板材からの床上張り材の剥離を確実に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る車室の下隅構造を有するバスの車幅方向一側の下部を示す斜視図である。 図1のII部の拡大斜視図である。 図2のIII−III矢視断面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中の矢印FRは車両の前方を、UPは上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、左右方向は、車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図3に示すように、車両(本実施形態ではバス)の車室1の下方は、略水平に配置される木製平板状の床板材2によって区画され、車室1の車幅方向両側の下端隅部4は、床板材2の車幅方向外側の端縁部2aと、略鉛直に起立する床受材3の下端部3aとによって形成される。床受材3の下端部3aは、L状に曲折して車幅方向内側に延び、その車幅方向内側の端縁部3bが床板材2の端縁部2aの下面に固定される。なお、車室1の車幅方向両側(左右)の下端隅部4の構造は略共通するため、以下では一側(右側)について説明し、他側(左側)の説明を省略する。
図1〜図3に示すように、床板材2の上面は、床上張り材10によって覆われる。床上張り材10は、柔軟性が高くない比較的硬質な樹脂製(例えば塩化ビニル製)のシート材であり、床板材2の上面に上方から重なって接着される床面部11と、床受材3の内面に車幅方向内側(車室1内側)から重なって接着される起立面部12と、床面部11と起立面部12との間の曲折面部13とを有する。曲折面部13は、車室1の下縁角部4で湾曲状に曲折する。床面部11は、曲折面部13から車幅方向内側へ延び、起立面部12は、曲折面部13から上方へ延びる。床上張り材10の柔軟性が高くないため、曲折面部13の湾曲形状の曲率半径は大きくなり易い。
床上張り材10の起立面部12の車幅方向内側の表面(内面)と、起立面部12よりも上方の床受材3の車幅方向内側の表面(内面)とは、内装材(トリム材)20によって覆われる。内装材20は、床上張り材10よりも薄い樹脂製又は金属製のシート材であり、床受材3の内面に車室1内側から重なって接着される側面装飾部21と、側面装飾部21から一体的に連続して下方へ延びて床上張り材10の起立面部12の内面に車室1内側から重なって接着される下縁装飾部22とを有する。
床上張り材10の曲折面部13の前後方向の略全域には、硬質樹脂製又は金属製の長尺状の抑え材30が配置され、抑え材30によって曲折面部13の車室1内側の略全域が覆われる。抑え材30は、L状断面の型材であり、床上張り材押圧板部31と内装材押圧板部32と傾斜板部34とを一体的に有する。内装材押圧板部32は、床上張り材押圧板部31に対して略直交し、傾斜板部34は、床上張り材押圧板部31及び内装材押圧板部32に対して傾斜して両者を連結する。
床上張り材押圧板部31は、平板状であり、図3に示すように、床上張り材10の曲折面部13の近傍で、床面部11を貫通するビス(固定具)5によって床上張り材10の床面部11とともに床板材2に固定される。床上張り材押圧板部31の平面状の下面は、床面部11に上方から面接触して床面部11を押圧する。床上張り材押圧板部31は、前後方向の複数箇所で(複数のビス5で)、床面部11とともに床板材2に固定される。
内装材押圧板部32は、床上張り材押圧板部31が床板材2に固定された状態で、傾斜板部34から上方へ延びる。内装材押圧板部32の上端部の前後方向の略全域には、車幅方向外側(車室1の外側)へ突出する平面状の突起面33が一体形成されている。床上張り材押圧板部31が床板材2に固定された状態で、突起面33は、内装材20の下縁装飾部22の下端部22aに側方(車幅方向内側)から当接して下縁装飾部22を押圧する。内装材押圧板部32のうち自由端側の上端部で車幅方向外側へ突出する突起面33によって下縁装飾部22を押圧するので、突起面33に押圧力(内装材押圧板部32の弾性力)を集中させて下縁装飾部材22の下端部22aを強固に保持することができる。
車室1の組立作業において、作業者は、床受材3に床板材2を固定した後、床面部11を床板材2の上面に接着し、起立面部12を床受材3の内面に接着して、床上張り材10を張り付ける。床上張り材10の張り付けに際し、曲率半径が小さくなるように曲折面部13を湾曲させる。続いて、側面装飾部21を床受材3の内面に接着し、下縁装飾部22を起立面部12の内面に接着して、内装材20を張り付ける。
最後に、抑え材30を、床上張り材10の曲折面部13に沿って配置し、抑え材30の内装材押圧板部32を内装材20の下縁装飾部22に対して車幅方向内側から押圧しながら、抑え材30の床上張り材押圧板部31の上方から床面部11を貫通するようにビス5を打ち込み、ビス5によって抑え材30を床面部11とともに床板材2に固定する。ビス5による固定は、抑え材30の全長に亘って適宜間隔で行う。
上記作業により、抑え材30の床上張り材押圧板部31は、床上張り材10の曲折面部13の近傍で、ビス5によって床面部11とともに床板材2に固定され、床面部11に上方から面接触して床面部11を押圧する。このため、曲折面部13の復元力による床上張り材10の床板材2からの剥離を、抑え材30によって確実に防止することができる。
また、床上張り材押圧板部31が床板材2に固定された状態で、内装材押圧板部32は、内装材20の下縁装飾部22の下端部22aに側方から当接して下縁装飾部22を押圧する。このため、内装材20の下縁を抑え材30によって被覆することができるとともに、内装材20の下端部22aの床受材3からの剥離を抑え材30によって確実に防止することができる。
さらに、1つの抑え材30によって、床上張り材10及び内装材20の双方の剥離を防止することができるので、構造の簡素化及び部品点数の削減を図ることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
本発明の車室の下隅構造は、バス等の車両に利用することができる。
1 車室
2 床板材
2a 床板材の端縁部
3 床受材
3a 床受材の下端部
4 下縁角部
5 ビス(固定具)
10 床上張り材
11 床面部
12 起立面部
13 曲折面部
20 内装材
21 側面装飾部
22 下縁装飾部
22a 下縁装飾部材の下端部
30 抑え材
31 床上張り材押圧板部
32 内装材押圧板部
33 突起面

Claims (1)

  1. 床板材の端縁部と、前記床板材の端縁部に固定されて上方へ延びる床受材の下端部とが、車室の下縁角部を形成する前記車室の下隅構造であって、
    前記床板材の上面に接着される床面部と、前記車室の前記下縁角部で前記床面部から曲折し上方へ延びて前記床受材の内面に接着される起立面部とを有する樹脂製又は金属製のシート状の床上張り材と、
    前記床受材の内面に接着される側面装飾部と、前記側面装飾部から連続して下方へ延びて前記床上張り材の前記起立面部の内面に接着される下縁装飾部とを有する樹脂製シート状の内装材と、
    床上張り材押圧板部と内装材押圧板部とを一体的に有するL状断面であり、前記床上張り材の前記床面部と前記起立面部との間の曲折面部に沿って配置される長尺状の抑え材と、を備え、
    前記床上張り材押圧板部は、前記床上張り材の前記曲折面部の近傍で、前記床面部を貫通する固定具によって前記床面部とともに前記床板材に固定され、前記床面部に上方から面接触して前記床面部を押圧し、
    前記内装材押圧板部は、前記床上張り材押圧板部が前記床板材に固定された状態で、前記内装材の前記下縁装飾部の下端部に側方から当接して前記下縁装飾部を押圧する
    ことを特徴とする車室の下隅構造。
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