JP6468028B2 - 放熱板付パワーモジュール用基板 - Google Patents
放熱板付パワーモジュール用基板 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6468028B2 JP6468028B2 JP2015069395A JP2015069395A JP6468028B2 JP 6468028 B2 JP6468028 B2 JP 6468028B2 JP 2015069395 A JP2015069395 A JP 2015069395A JP 2015069395 A JP2015069395 A JP 2015069395A JP 6468028 B2 JP6468028 B2 JP 6468028B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- copper
- heat sink
- aluminum
- linear expansion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Description
そこで、特許文献1から3に開示されているように、熱伝導性の高い銅(Cu)に、低線膨張率のタングステン(W)やモリブデン(Mo)、クロム(Cr)等の低線膨張率材料を組み合わせた銅系材料を用いることにより、高い熱伝導性と低い線膨張率とを兼ね備えた放熱板の開発が盛んに行われるようになっている。
さらに、放熱板の線膨張率が低くなることによって、放熱板に生じる反りを抑制することができ、良好な放熱性能を維持することができる。
なお、銅系低線膨張材層としては、銅‐モリブデンのコンポジット材を好適に用いることができる。この場合、モリブデンは、55wt%〜75wt%の範囲内で含有されていると良い。
図1に示す第1実施形態の放熱板付パワーモジュール用基板100Aは、セラミックス基板11の一方の面に回路層12が接合されるとともに、そのセラミックス基板11の他方の面に金属層13が接合されたパワーモジュール用基板10と、放熱板50Aとが接合されたものである。また、本実施形態の放熱板付パワーモジュール用基板100Aを構成するパワーモジュール用基板10には、セラミックス基板11上に複数の回路層12が間隔をあけて接合されている。そして、このパワーモジュール用基板10の回路層12の表面に半導体素子60が搭載され、パワーモジュール110が構成される。
本実施形態の一例としては、銅系低線膨張材層51AがMo60wt%‐Cu40wt%のコンポジット材により形成され、アルミニウム層52がA3003アルミニウム合金により形成される。また、各層の厚みは、銅系低線膨張材層51Aの厚みが0.5mm、上側アルミニウム層52aの厚みt1が4.0mm、下側アルミニウム層52bの厚みt2が0.5mmとされる。
放熱板付パワーモジュール用基板100Aは、図2(c)に示すように、パワーモジュール用基板10と、放熱板50Aとを接合することにより製造される。
具体的には、図示を省略するが、パワーモジュール用基板10を構成する回路層12、セラミックス基板11及び金属層13のこれらの各層をろう材41を介して積層した積層体を形成しておき、これらを積層方向に加圧した状態で加熱することにより、パワーモジュール用基板10を製造する。
具体的には、パワージュール用基板10の金属層13と放熱板50Aの上側アルミニウム層52aとを重ねて積層し、これらの積層方向に加圧した状態で、真空雰囲気下で加熱することにより、金属層13と上側アルミニウム層52aとを固相拡散接合する。この接合の際の加圧力は2MPa、接合温度は520℃とされ、この加圧及び加熱状態を60分間保持することにより、金属層13と上側アルミニウム層52aとを固相拡散接合する。
11 セラミックス基板
12 回路層
13 金属層
41,42 ろう材
50A〜50C 放熱板
51A〜50C 銅系低線膨張材層
52 アルミニウム層
52a,52c 上側アルミニウム層
52b,52d 下側アルミニウム層
55 インサート箔
56 凹部
57 側壁部
58 段差部
60 半導体素子
80 ヒートシンク
100A〜100C 放熱板付パワーモジュール用基板
Claims (3)
- セラミックス基板の一方の面に回路層が接合されるとともに、前記セラミックス基板の他方の面に金属層を介して放熱板が接合された放熱板付パワーモジュール用基板であって、
前記放熱板が、低線膨張率材料及び銅を含む銅系低線膨張材層と、前記銅系低線膨張材層の両面を被覆するアルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム層とにより形成されており、
前記銅系低線膨張材層と前記アルミニウム層とは、チタン層を介して固相拡散接合されている放熱板付パワーモジュール用基板。 - 前記金属層側に配設される上側アルミニウム層の厚みをt1とし、前記金属層とは反対側に配設される下側アルミニウム層の厚みをt2とした場合に、厚みt1が厚みt2よりも大きく設けられている請求項1に記載の放熱板付パワーモジュール用基板。
- 前記銅系低線膨張材層が、前記金属層と前記放熱板との接合面を投影した接合投影領域に設けられている請求項1又は2に記載の放熱板付パワーモジュール用基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015069395A JP6468028B2 (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 放熱板付パワーモジュール用基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015069395A JP6468028B2 (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 放熱板付パワーモジュール用基板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016189421A JP2016189421A (ja) | 2016-11-04 |
JP6468028B2 true JP6468028B2 (ja) | 2019-02-13 |
Family
ID=57240737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015069395A Active JP6468028B2 (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 放熱板付パワーモジュール用基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6468028B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110313064B (zh) * | 2017-03-23 | 2024-06-25 | 株式会社东芝 | 陶瓷金属电路基板及使用了该陶瓷金属电路基板的半导体装置 |
EP3780085A4 (en) * | 2018-03-28 | 2021-12-29 | Mitsubishi Materials Corporation | Insulated circuit board with heat sink |
CN111432972B (zh) * | 2018-06-14 | 2022-05-03 | 日本轻金属株式会社 | 多层包覆件的制造方法 |
JP6988709B2 (ja) * | 2018-06-14 | 2022-01-05 | 日本軽金属株式会社 | 圧延用複合スラブの製造方法及び複層クラッド材の製造方法 |
JP6988708B2 (ja) * | 2018-06-14 | 2022-01-05 | 日本軽金属株式会社 | 圧延用複合スラブの製造方法及び複層クラッド材の製造方法 |
JPWO2020129863A1 (ja) * | 2018-12-21 | 2021-11-25 | 日本発條株式会社 | 接合方法および接合体 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004063655A (ja) * | 2002-07-26 | 2004-02-26 | Toyota Industries Corp | 放熱システム、放熱方法、熱緩衝部材、半導体モジュール、ヒートスプレッダおよび基板 |
JP2004200369A (ja) * | 2002-12-18 | 2004-07-15 | Mitsubishi Materials Corp | パワーモジュール用基板及びパワーモジュール |
JP2004266059A (ja) * | 2003-02-28 | 2004-09-24 | Mitsubishi Materials Corp | 放熱体の製造方法及び放熱体並びにこの放熱体を用いたパワーモジュール用基板及びパワーモジュール |
JP2004327711A (ja) * | 2003-04-24 | 2004-11-18 | Toyota Motor Corp | 半導体モジュール |
-
2015
- 2015-03-30 JP JP2015069395A patent/JP6468028B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016189421A (ja) | 2016-11-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6468028B2 (ja) | 放熱板付パワーモジュール用基板 | |
JP5892281B2 (ja) | ヒートシンク付きパワーモジュール用基板及びパワーモジュール | |
TWI649840B (zh) | 功率模組用基板單元及功率模組 | |
JP5515947B2 (ja) | 冷却装置 | |
JP6323522B2 (ja) | 冷却器付パワーモジュール用基板 | |
TWI690041B (zh) | 具有散熱片的電源模組用基板及電源模組 | |
JP2002203932A (ja) | 半導体パワー素子用放熱基板とその導体板及びヒートシンク材並びにロー材 | |
JP6601512B2 (ja) | ヒートシンク付きパワーモジュール用基板及びパワーモジュール | |
JP6201827B2 (ja) | 放熱板付パワーモジュール用基板の製造方法 | |
JP6638282B2 (ja) | 冷却器付き発光モジュールおよび冷却器付き発光モジュールの製造方法 | |
JP6638284B2 (ja) | 放熱板付パワーモジュール用基板及びパワーモジュール | |
JP6201828B2 (ja) | 放熱板付パワーモジュール用基板の製造方法 | |
JP5966512B2 (ja) | ヒートシンク付パワーモジュール用基板の製造方法 | |
JP2010098057A (ja) | ヒートシンク付パワーモジュール用基板、ヒートシンク付パワーモジュール及び緩衝層付パワーモジュール用基板 | |
JP2018170504A (ja) | ヒートシンク付き絶縁回路基板の製造方法 | |
JP6503796B2 (ja) | ヒートシンク付パワーモジュール用基板及びパワーモジュール | |
JP6028497B2 (ja) | パワーモジュール用基板およびその製造方法 | |
JP6681660B2 (ja) | ヒートシンク付パワーモジュール用基板及びパワーモジュール | |
JP2014167984A (ja) | ヒートシンク付パワーモジュール用基板の製造方法 | |
JP2010238965A (ja) | パワーモジュール用基板、パワーモジュール用基板の製造方法及びパワーモジュール | |
JP5648705B2 (ja) | ヒートシンク付パワーモジュール用基板、ヒートシンク付パワーモジュール及び緩衝層付パワーモジュール用基板 | |
JP6561883B2 (ja) | 回路基板の製造方法 | |
JP5303936B2 (ja) | パワーモジュール用基板及びパワーモジュール並びにパワーモジュール用基板の製造方法 | |
JP2013143465A (ja) | ヒートシンク付きパワーモジュール用基板の製造方法及び製造装置 | |
JP2012049437A (ja) | パワーモジュール用基板およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170929 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180618 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180703 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180828 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181218 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181231 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6468028 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |