JP6561883B2 - 回路基板の製造方法 - Google Patents

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本発明は、大電流、高電圧を制御するパワーモジュール等に用いられる回路基板の製造方法に関する。
パワーモジュールに用いられる回路基板の回路層は、特許文献1〜3に記載されているように、絶縁基板であるセラミックス基板の一方の面にアルミニウム等の金属板をろう接合することにより形成される。また、回路基板としては、セラミックス基板の他方面にも熱伝導性に優れた金属板をろう接合することにより金属層を設けて、その金属層を介して放熱板や冷却器を接合することも行われる。そして、回路基板の回路層の上面に、はんだ等で半導体素子を接合することにより、パワーモジュールが製造される。
また、回路基板の回路層は複数の小パターンが組み合わされた回路パターンが形成されれることがあり、このような回路パターンを形成する手法として、例えば特許文献3に開示されているように、エッチングにより回路パターンを形成したり、又はセラミックス基板に複数の金属板を並べて接合して、セラミックス基板上に回路パターンを形成する手法が知られている。
特開2005‐79593号公報 特開2006‐351834号公報 特開平10‐65075号公報
ところで、半導体素子の小型化に伴い、パワーモジュールの回路の高集積化の要望が高まっている。そこで、回路基板の回路層に微細パターンを形成することが考えられるが、セラミックス基板に金属板がろう接合された回路基板では、エッチングにより回路パターンを形成しようとしても、アスペクト比の高いパターンは形成できず、1mm以下の微細パターンを形成することが困難である。また、回路層となる金属板にプレス加工により微細な回路パターンを形成しておくことはできるが、セラミックス基板との接合の際に回路間の間隔を維持することが難しいことから、エッチングの場合と同様に、1mm以下の微細パターンの形成が困難である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、回路の高集積化を図ることができるとともに、放熱性能を良好に維持できる回路基板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の回路基板の製造方法は、セラミックス基板の一方の面に、ろう材を介して回路層となるアルミニウム材を積層して、その積層方向に加圧した状態で加熱することにより、前記セラミックス基板に前記回路層が接合された回路基板を製造する方法であって、前記アルミニウム材には、厚さ0.005mm以上0.1mm以下の純度96質量%以上で、かつSi濃度が0.6質量%以下のアルミニウムの表面に、厚さ2nm以上11nm以下の酸化膜が形成されているものを用い、前記ろう材はAl‐Si系合金とされ、前記ろう材の含有Si濃度をa1(%)、前記ろう材の厚さをt1(μm)、前記アルミニウム材の厚さをt2(μm)、前記アルミニウ材と前記ろう材の平均Si濃度をa2(%)とした場合に、a2=(a1×t1)/(t2+t1)より算出される前記平均Si濃度a2が0.1%以上3.0%以下となるよう前記ろう材にSiを含有させることを特徴とする。
回路基板の回路層に微細な回路パターンを形成する手段として、予め回路層の厚さを薄く設けることが可能であれば、後の回路パターン形成のためのエッチング処理を短時間で終えることが可能になるので、微細パターンを形成できる。ところが、回路層となるアルミニウム材とセラミックス基板とをろう材を用いて接合する場合には、アルミニウム材、ろう材及びセラミックス基板の積層体をその積層方向に加圧した状態を保持する必要があり、積層体をカーボン板等の加圧板の間で挟持することが行われるが、アルミニウム材を厚さが0.1mm以下の薄肉に設けた場合には、アルミニウム材中に拡散するろう材のろう成分がアルミニウム材の表面に到達して回路基板と加圧板とが接合されるおそれがある。その結果、回路基板の生産性が著しく低下することが問題となる。
この点、本発明では、厚さが0.005mm以上0.1mm以下の薄肉のアルミニウム材を用いて回路層を形成するが、表面に厚さが2nm以上11nm以下の酸化膜が形成された純度96質量%以上で、かつSi濃度が0.6質量%以下のアルミニウム材を用いるとともに、ろう材としてAl‐Si系合金をを用い、ろう材の含有Si濃度をa1(%)、ろう材の厚さをt1(μm)、アルミニウム材の厚さをt2(μm)、アルミニウム材とろう材の平均Si濃度をa2(%)とした場合に、a2=(a1×t1)/(t2+t1)より算出される平均Si濃度a2が0.1%以上3.0%以下となるようろう材にSiを含有させることにより、薄肉のアルミニウム材を用いた場合であっても、表面の酸化膜がバリア層となってろう成分の回路層表面への到達を防止できる。したがって、回路基板の生産性を低下させることなく、薄肉の回路層を有する回路基板を製造できる。また、このように製造された回路基板にエッチング処理を施すことにより、回路層に微細な回路パターンを形成できる。
さらに、本発明の製造方法により製造された回路基板は、回路層の厚さが0.1mm以下の薄肉に設けられているので、回路基板の使用環境においても、回路層とセラミックス基板との間の熱伸縮差による反りが生じ難い。したがって、回路基板と、その回路基板の回路層とは反対側に配設される放熱板や冷却器等との密着性を向上でき、放熱性能を良好に維持できる。
ここで、酸化膜の厚さが2nm未満の場合は、バリア層の効果が無くなり、ろう材成分が回路層表面へ到達することとなる。この場合、回路層表面、特にアルミニウム材の粒界にろう染みが生じ、回路層表面を観察するとセラミックス基板が透けて観察されるようになる。このような回路層にエッチングによって、回路パターンを形成すると、セラミックス基板が観察された部分では回路パターンの断線が生じることとなる。一方、酸化膜の厚さが11nmを超えると、アルミニウム材とセラミックス基板とを接合することが困難となり、特に、冷熱サイクル後の接合性が低下することとなる。
また、平均Si濃度a2が0.1%未満の場合は、加熱時に生成する液相の量が低下するため、冷熱サイクル後の接合性が低下する。さらに、平均Si濃度a2が3.0%を超えると、液相の量が増加するため、酸化膜の厚さが2nm未満の場合と同様に、回路層表面を観察するとセラミックス基板が透けて観察されるようになる。
本発明によれば、回路層を薄肉化でき、回路の高集積化を図ることができるとともに、放熱性能を良好に維持できる。
本発明の実施形態に係る回路基板を示す断面図である。 本発明の実施形態の回路基板の製造方法を説明する断面図である。 クラッド材を用いた回路基板の製造方法を説明する断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る実施形態の回路基板の製造方法により製造される回路基板10を示している。この図1に示す回路基板10は、絶縁基板であるセラミックス基板11と、このセラミックス基板11の一方の面(図1において上面)に接合された回路層12と、セラミックス基板11の他方の面(図1において下面)に接合された金属層13とを備えている。
回路基板10を構成するセラミックス基板11は、例えばAlN(窒化アルミニウム)、Si(窒化珪素)等の窒化物系セラミックス、もしくはAl(アルミナ)等の酸化物系セラミックスを用いることができる。また、セラミックス基板11の厚さは0.1mm以上1.0mm以下とされる。
回路層12は、厚さt0が0.005mm以上0.1mm以下のアルミニウム合金からなり、純度96質量%以上で、かつSi濃度が0.6質量%以下のアルミニウム材をセラミックス基板11の一方の面にろう材を用いて接合することにより形成されている。
また、金属層13は、必ずしも限定されるものではないが、アルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム材をセラミックス基板11の他方の面にろう材を用いて接合することにより形成され、厚さが0.005mm以上5mm以下に設けられる。
そして、このように構成される回路基板10の回路層12の上面に半導体素子50がはんだ付けによって接合されることにより、パワーモジュール100が製造される。なお、回路基板10の金属層13の表面には、放熱板や冷却器等が配設されて使用される。
なお、パワーモジュール100(回路基板10)の一方の面(金属層13)に配設される放熱板や冷却器は、回路基板10を冷却するものであり、銅やアルミニウム等の熱伝導性が良好な材料で構成されることが望ましい。本実施形態においては、回路基板10に配設される放熱板40は、アルミニウム合金(A6063合金)により平板状に形成されている。また、回路基板10に固定される放熱板40としては、平板状のもの、熱間鍛造等によって多数のピン状フィンを一体に形成したもの、押出成形によって相互に平行な帯状フィンを一体に形成したもの等、適宜の形状のものを採用できる。
また、回路基板10と放熱板40とは、回路基板10の金属層13と放熱板40との間に、例えばグリースを介在させ、回路基板10と放熱板40とをバネ等により押し付けて固定したり、回路基板10を放熱板40にはんだ付けしたり、ろう付けして固定することも可能である。
そして、このように構成される回路基板10は、図2(a)に示すように、セラミックス基板11の一方の面にろう材41を介して回路層12となるアルミニウム材21を積層するとともに、セラミックス基板11の他方の面にろう材42を介して金属層13となるアルミニウム材31を積層し、これらの積層体を図2(b)に示すように、その積層方向に加圧した状態で加熱して、図2(c)に示すように、セラミックス基板11に回路層12及び金属層13をろう接合することにより製造される。以下、回路基板10の製造方法を、詳細に説明する。
図2(a)に示すように、セラミックス基板11の一方の面に回路層12となる回路層用アルミニウム材21をろう材41を介して積層し、他方の面に金属層13となる金属層用アルミニウム材31をろう材42を介して積層する。
回路層用アルミニウム材21としては、厚さが0.005mm以上0.1mm以下の純度96質量%以上で、かつSi濃度が0.6質量%以下のアルミニウムの表面に、熱処理により厚さが3nm以上11nm以下の酸化膜が形成されたものを用い、例えばJIS規格では純度99.99質量%以上の純アルミニウム板(いわゆる4Nアルミニウム)の圧延板を好適に用いることができる。熱処理は、大気中で250℃〜400℃の範囲内で、10分〜480分の条件で行うことができる。
そして、回路層用アルミニウム材21とセラミックス基板11との間に介在されるろう材41は、ろう材41の含有Si濃度をa1(%)、ろう材41の厚さをt1(μm)、回路層用アルミニウム材21の厚さをt2(μm)、回路層用アルミニウム材21とろう材41の平均Si濃度をa2(%)とした場合に、a2=(a1×t1)/(t2+t1)より算出される平均Si濃度a2が0.1%以上3.0%以下となるようろう材41にSiを含有させたAl‐Si系合金ろう材を好適に用いることができる。好ましくは平均Si濃度a2を0.2%以上1.3%以下とするとよい。
また、金属層用アルミニウム材31としては、厚さが0.005mm以上5mm以下のアルミニウム又はアルミニウム合金を用いることができ、金属層用アルミニウム材31とセラミックス基板11との間に介在されるろう材42は、Al‐Si系合金等のろう材を用いることができる。なお、回路基板10の反りを抑制したい場合は、回路層用アルミニウム材21と同様に、厚さが0.005mm以上0.1mm以下のアルミニウム又はアルミニウム合金を用いるとよい。
そして、これらの積層体を、図2(b)に示すように、一対の加圧板61,61の間に配置して、積層方向に加圧した状態で加熱することにより、セラミックス基板11と回路層用アルミニウム材21と、セラミックス基板11と金属層用アルミニウム材31とをろう付けする。これにより、セラミックス基板11の一方の面に回路層12を形成するとともに、セラミックス基板11の他方の面に金属層13を形成して、図2(c)に示すように、セラミックス基板11と回路層12、セラミックス基板11と金属層13とが一体に接合された回路基板10を製造する。
なお、この場合の加圧力としては例えば0.2〜0.4MPa、加熱温度としては例えば600〜640℃とされる。
この際、回路層12となる回路層用アルミニウム材21は厚さが0.005mm以上0.1mm以下の薄肉に設けられており、回路層用アルミニウム材21とセラミックス基板11とのろう接合時には、ろう材41のろう成分(Si)が回路層用アルミニウム材21中の全体にわたって拡散するが、回路層アルミニウム材21に、表面に2nm以上11nm以下の厚さを有する酸化膜が形成された純度96質量%以上のアルミニウム材を用いるとともに、ろう材41としてa2=(a1×t1)/(t2+t1)より算出される平均Si濃度a2が0.1%以上3.0%以下となるようろう材にSiを含有させたAl‐Si系合金ろう材を用いることにより、回路層用アルミニウム材21の表面に設けられた酸化膜がバリア層となって、ろう成分の回路層12表面への到達を防止できる。
したがって、回路基板10の生産性を低下させることなく、薄肉の回路層12を有する回路基板10を製造できる。また、このように製造された回路基板10にエッチング処理を施すことにより、回路層12に微細な回路パターンを形成できる。
また、このようにして製造される回路基板10では、回路層12は、純度96質量%以上で、かつSi濃度が0.6質量%以下のアルミニウム材にろう材41のろう成分(Si)が拡散されたアルミニウム合金により構成され、回路層12の厚さt0は、接合前の回路層用アルミニウム材21と同様に0.005mm以上0.1mm以下に設けられる。
このように、本実施形態の製造方法により製造された回路基板10は、回路層12の厚さt0が0.1mm以下の薄肉に設けられているので、回路基板10の使用環境においても、回路層12とセラミックス基板11との間の熱伸縮差による反りが生じ難い。したがって、回路基板10と、その回路基板10とは反対側に配設される放熱板40や冷却器等との密着性を向上でき、放熱性能を良好に維持できる。
なお、上記実施形態では、ろう材41を箔の形態で用いたが、図3に示すように、予め、回路層12となる回路層用アルミニウム材21のセラミックス基板11との接合面に、ろう材41と同成分のろう材層41aが積層されたクラッド材22を用意しておき、このクラッド材22を用いることで、ろう材の取り回しを容易に進めることができる。また、セラミックス基板11と回路層用アルミニウム材21との間に、ろう材を確実に介在させてろう付けを行うことができ、セラミックス基板11と回路層12とを強固に接合できる。
なお、金属層13とセラミックス基板11とのろう接合においても、回路層12と同様に、金属層用アルミニウム材31のセラミックス基板11との接合面に、ろう材42と同成分のろう材層42aが積層されたクラッド材32を用いることができる。
また、上記実施形態において、微細な回路層12上に銅材(Cu)を接合した構造とすることもできる。この場合、熱伝導性の良い銅材が回路層12上に形成されることで、回路基板の放熱性を向上させることができる。なお、回路層12と銅材の接合は、固相拡散接合で行うとよい。また、銅材の厚さを厚くしたい場合には、回路層12に純度99.99質量%以上のアルミニウム材と銅材を順に接合してもよい。
また、ろう材41に、Mg,Zn,Ge,Cu,Ca,Ga,Li等の元素を含有させることができる。この場合、ろう材の融点を下げることができ、低温でセラミックス基板と回路層用アルミニウム材を接合することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
表1記載のアルミニウム材を表1記載の条件で熱処理した後、AlNからなるセラミックス基板の両面に表1記載のAl‐Si系合金のろう材箔を介してアルミニウム材を積層し、荷重0.3MPa、加熱温度640℃、加熱時間30分の条件で接合し、回路層及び金属層を有する回路基板を作製した。なお、表1において、アルミニウム材の純度が96質量%の試料は、アルミニウム材としてA3003合金を用いた。
そして、得られた各回路基板に対し、冷熱サイクル後の接合率及び回路層の表面観察を行った。なお、酸化膜の厚さは、熱処理後のアルミニウム材に対し、表面からオージェ分析によりスパッタ厚さ方向に行い、アルミナ(Al)を比較サンプルとして測定した。
(冷熱サイクル後の接合率)
冷熱サイクル後の接合率は、冷熱衝撃試験機エスペック社製TSB−51を使用し、ヒートシンク付パワーモジュール用基板に対して、液相(フロリナート)で、−40℃×10分←→150℃×10分の3000サイクルを実施し、回路層とセラミックス基板との接合率を評価した。具体的には、回路基板において、回路層とセラミックス基板との界面の接合率について超音波探傷装置(株式会社日立パワーソリューションズ製FineSAT200)を用いて評価し、以下の式から算出した。ここで、初期接合面積とは、接合前における接合すべき面積、すなわち回路層の面積とした。超音波探傷像を二値化処理した画像において剥離は接合部内の白色部で示されることから、この白色部の面積を剥離面積とした。
(接合率)={(初期接合面積)−(非接合部面積)}/(初期接合面積)×100
接合率が90%以上の場合を「○」、90%未満の場合を「×」と評価した。
(回路層表面の観察)
回路基板の表面を目視にて観察し、回路層表面からセラミックス基板が透けて観察された場合を「×」、透けて観察されなかった場合を「○」と評価した。
評価結果を表1に示す。
表1の結果からわかるように、アルミニウム材の酸化膜の厚さを2nm以上11nm以下とし、平均Si濃度a2を0.1%以上0.3%以下とした本発明例については、接合率も高く、表面にろう材成分が達することのない回路基板が得られることが確認できた。
10 回路基板
11 セラミックス基板
12 回路層
13 金属層
21 回路層用アルミニウム材
22,32 クラッド材
31 金属層用アルミニウム材
41,42 ろう材
41a,42a ろう材層
50 半導体素子
61 加圧板
100 パワーモジュール

Claims (1)

  1. セラミックス基板の一方の面に、ろう材を介して回路層となるアルミニウム材を積層して、その積層方向に加圧した状態で加熱することにより、前記セラミックス基板に前記回路層が接合された回路基板を製造する方法であって、
    前記アルミニウム材には、厚さ0.005mm以上0.1mm以下の純度96質量%以上で、かつSi濃度が0.6質量%以下のアルミニウムの表面に、厚さ2nm以上11nm以下の酸化膜が形成されているものを用い、
    前記ろう材はAl‐Si系合金とされ、
    前記ろう材の含有Si濃度をa1(%)、前記ろう材の厚さをt1(μm)、前記アルミニウム材の厚さをt2(μm)、前記アルミニウム材と前記ろう材の平均Si濃度をa2(%)とした場合に、a2=(a1×t1)/(t2+t1)より算出される前記平均Si濃度a2が0.1%以上3.0%以下となるよう前記ろう材にSiを含有させることを特徴とする回路基板の製造方法。
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