JP6413230B2 - 抵抗器及び抵抗器の製造方法 - Google Patents
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また、特許文献2には、セラミックス基板の上に抵抗体と金属電極とを形成し、金属電極と金属端子とをはんだ接合した構造の抵抗器が提案されている。
さらに、例えば特許文献3には、絶縁層を備えたシリコン基板と放熱板(ヒートシンク)とをはんだ接合した抵抗器が提案されている。
また、本発明の抵抗器は、セラミックス基板と、このセラミックス基板の一方の面に形成された抵抗体及び金属電極と、前記金属電極に接合された金属端子と、を備え、前記金属電極と前記金属端子とが、厚さが5μm以上100μm以下の範囲の接合材を介して固相拡散接合され、前記金属電極と前記接合材、および、前記接合材と前記金属端子がそれぞれ固相拡散接合されており、前記金属電極及び前記金属端子がCuからなり、Alからなる接合材を介して前記金属電極と前記金属端子とが固相拡散接合されており、前記セラミックス基板の他方の面側に接合されたヒートシンクを備えるとともに、前記セラミックス基板と前記ヒートシンクとの間に形成された緩衝層を備え、前記緩衝層は、Al又はAl合金で構成されていることを特徴としている。
セラミックス基板の他方の面側にヒートシンクが接合されているので、抵抗体から発生する熱を効率的にヒートシンクから外部へ放散することができ、抵抗器の信頼性を向上させることが可能である。
セラミックス基板とヒートシンクとの間に緩衝層が形成されているので、抵抗体に冷熱サイクルが負荷された際に、セラミックス基板とヒートシンクとの間に生じる熱応力を緩衝層によって緩和し、セラミックス基板に割れが発生することを抑制できる。
また、AlとCuとの固相拡散接合の温度は、Ag−Cu−Ti系のろう材の接合温度と比較して低いので、接合時における抵抗体の熱劣化を抑制可能となる。また、このように比較的低温で接合することにより、金属電極と金属端子との接合部に生じる残留応力を低減することもできる。
また、CuとAlとの固相拡散接合の温度は、Ag−Cu−Ti系のろう材の接合温度と比較して低いので、接合時における抵抗体の熱劣化を抑制可能となる。また、このように比較的低温で接合することにより、金属電極と金属端子との接合部に生じる残留応力を低減することもできる。
この場合、Alからなる金属電極と金属端子との間に、接合材としてCu箔又はCu粉末を介在させて、積層方向に加圧して加熱処理を行い固相拡散接合するので、Alからなる金属電極と金属端子とが、Cu箔又はCu粉末からなる接合材とそれぞれ固相拡散接合され、金属電極と金属端子とを確実に接合することができる。
この場合、Cuからなる金属電極と金属端子との間に、接合材としてAl箔又はAl粉末を介在させて、積層方向に加圧して加熱処理を行い固相拡散接合するので、Cuからなる金属電極と金属端子とが、Al箔又はAl粉末からなる接合材とそれぞれ固相拡散接合され、金属電極と金属端子とを確実に接合することができる。
以下に、本発明の実施形態について、添付した図面を参照して説明する。まず、本発明の第一実施形態について説明する。
本発明の実施形態に係る抵抗器1は、図1に示すように、セラミックス基板11と、このセラミックス基板11の一方の面に形成された抵抗体12及び金属電極13と、金属電極13に接合された金属端子14とを備えている。本実施形態において、抵抗器1は、セラミックス基板11の他方の面に接合された放熱板31(ヒートシンク)を備えており、この放熱板31が、耐熱グリース42を介して冷却器41にネジ43で締結されている。
そして、これらの金属電極13と金属端子14とが、接合層15を介して接合されている。
金属端子14、金属電極13、及び接合層15は導電性が良好であり、電流が金属端子14から抵抗体12に流れるようになっている。
第一拡散層17は、接合材25(Cu層16)のCuと、金属電極13のAlとが相互拡散することによって形成されるものである。この第一拡散層17においては、金属電極13からCu層16に向かうに従い、漸次Alの濃度が低くなり、かつCuの濃度が高くなる濃度勾配を有している。
本実施形態において、第一拡散層17は、図2に示すように、AlとCuからなる金属間化合物が積層された構造とされており、金属電極13側からCu層16側に向けて順に、金属電極13とCu層16との接合界面に沿って、θ相17A、η2相17Bが積層し、さらにζ2相17C、δ相17D及びγ2相17Eのうち少なくとも一つの相が積層して構成されている(図11参照)。
また、第一拡散層17とCu層16との接合界面には、酸化物17Fが、接合界面に沿って層状に分散している。なお、本実施形態においては、この酸化物17Fは、アルミナ(Al2O3)等のアルミニウム酸化物とされている。なお、酸化物17Fは、第一拡散層17とCu層16との界面に分断された状態で分散しており、第一拡散層17とCu層16とが直接接触している領域も存在している。また、この酸化物17Fは銅層16と第一拡散層17との界面に沿って、ζ2相17C、δ相17D及びγ2相17Eのうち少なくとも一つの相で構成された層の内部に層状に分散していてもよい。
本実施形態において、第二拡散層18は、図2に示すように、3種の金属間化合物が積層された構造とされており、金属端子14側からCu層16側に向けて順に、金属端子14とCu層16との接合界面に沿って、θ相18A、η2相18Bが積層し、さらにζ2相18C、δ相18D及びγ2相18Eのうち少なくとも一つの相が積層して構成されているとされている。
さらに、本実施形態では、Cu層の平均結晶粒径が50μm以上200μm以下の範囲内とされ、金属電極13及び金属端子14の平均結晶粒径が500μm以上とされている。
冷却器41は、放熱板31に取付けられ、放熱板31を冷却するためのものである。
耐熱グリース42は、これらの放熱板31と冷却器41との間に介在されており、放熱板31と冷却器41との隙間を埋めて放熱板31からの熱が冷却器41側へ効率的に伝達されるようになっている。
まず、図4に示すように、セラミックス基板11の一方の面に、例えばスパッタリング法を用いてTa−Si系薄膜からなる抵抗体12を形成する(抵抗体形成工程S01)。
次いで、セラミックス基板11の一方の面における所定の位置に、例えばスパッタリング法を用いてAlからなる金属電極13を形成する(金属電極形成工程S02)。
ろう材箔26としては厚さ10μm〜35μmのAl−Si系ろう材箔、Al−Ge系ろう材箔等が用いることができる。本実施形態では、ろう材箔26として厚さ20μmのAl−Si系ろう材箔を用いた。
そして、積層方向に加圧力を負荷して真空加熱炉内に配置し、640℃以上650℃以下に設定し、10分以上60分以下保持する。こうして、セラミックス基板11の他方の面に放熱板31が接合される(放熱板接合工程S04)。
なお、本実施形態においては、金属電極13、接合材25、及び金属端子14の接合される面は平滑とされている。
以上のようにして本実施形態に係る抵抗器1が製造される。
さらに、Alからなる金属端子14の厚さが0.05mm以上とされているので、端子としての強度を十分に確保するとともに比較的大きな電流を流すことができる。また、金属端子14の厚さが0.6mm以下とされているので、抵抗体12の発熱回数が多くてもセラミックス基板11に割れが発生することを抑制できる。
具体的には、第一拡散層17及び第二拡散層18は、金属電極13及び金属端子14側からCu層16側に向けて順に、θ相(17A,18A)、η2相(17B,18B)が積層し、さらにζ2相(17C,18C)、δ相(17D,18D)及びγ2相(17E,18E)のうち少なくとも一つの相が積層しているので、第一拡散層17及び第二拡散層18の内部における体積変動が小さくなり、内部歪みが抑えられることになる。
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
本発明の第二実施形態に係る抵抗器101は、図5に示すように、セラミックス基板111と、このセラミックス基板111の一方の面に形成された抵抗体112及び金属電極113と、金属電極113に接合された金属端子114とを備えている。第二実施形態において、抵抗器101は、セラミックス基板111の他方の面に接合された放熱板131(ヒートシンク)を備えており、この放熱板131が、断熱材142を介して冷却器141にネジ143により締結され接合されている。
金属端子114は、金属電極113に電気的に接続された端子であり、第二実施形態においては、Cuによって構成されている。また、金属端子114の厚さは、0.02mm以上0.15mm以下とされており、第二実施形態においては、0.1mmとされている。なお、本実施形態において、Cuは、純CuやCu合金を含むものとする。
第一実施形態では、これらの金属電極13と金属端子14とが接合材25を介して固相拡散接合される場合について説明したが、第二実施形態では、金属電極113と金属端子114とが直接固相拡散接合されている。
第三拡散層117は、金属電極113のAlと金属端子114のCuとが相互拡散することによって形成されるものである。この第三拡散層117においては、金属電極113側から金属端子114側に向かうに従い、漸次Alの濃度が低くなり、かつCuの濃度が高くなる濃度勾配を有している。
第三拡散層117は、AlとCuからなる金属間化合物で構成されており、本実施形態では、複数の金属化化合物が接合界面に沿って積層した構造とされている。ここで、この第三拡散層117の厚さは、1μm以上80μm以下の範囲内、好ましくは、5μm以上80μm以下の範囲内に設定されている。
また、第三拡散層117と金属電極113との接合界面には、酸化物117Fが、接合界面に沿って層状に分散している。なお、本実施形態においては、この酸化物117Fは、アルミナ(Al2O3)等のアルミニウム酸化物とされている。なお、酸化物117Fは、第三拡散層117と金属端子114との界面に分断された状態で分散しており、第三拡散層117と金属端子114とが直接接触している領域も存在している。また、この酸化物117Fは第三拡散層117と金属端子114との界面に沿って、ζ2相117C、δ相117D及びγ2相117Eのうち少なくとも一つの相で構成された層の内部に層状に分散していてもよい。
さらに、本実施形態では、金属端子114の平均結晶粒径が50μm以上200μm以下の範囲内とされ、金属電極113の平均結晶粒径が500μm以上とされている。
冷却器141は、放熱板131に取付けられ、放熱板131を冷却するためのものである。
まず、図8に示すように、セラミックス基板111の一方の面に、スパッタリング法を用いてTa−Siからなる薄膜抵抗体112を形成する(抵抗体形成工程S11)。
次いで、セラミックス基板111の一方の面における所定の位置に、スパッタリング法を用いてAlからなる金属電極113を形成する(金属電極形成工程S12)。
ろう材箔126としては厚さ10μm〜35μmのAl−Si系ろう材箔、Al−Ge系ろう材箔等が用いられる。
本実施形態ではろう材箔126として厚さ20μmのAl−Si系ろう材箔を用いた。
そして、積層方向に加圧力を負荷して真空加熱炉内に配置し、640℃以上650℃以下に設定し、10分以上60分以下保持する。こうして、セラミックス基板111の他方の面に放熱板131が接合される(放熱板接合工程S14)。
次いで、セラミックス基板111、金属電極113、金属端子114の積層方向に加圧して真空加熱炉の中に装入する。本実施形態においては、積層方向に1.0kgf/cm2以上35kgf/cm2以下の加圧力を負荷し、真空加熱炉の加熱温度を400℃以上548℃未満に設定し、10分以上90分以下保持する。このとき、金属電極113と金属端子114とが固相拡散接合される(金属端子接合工程S16)。
なお、本実施形態においては、金属電極113及び金属端子114の接合されるそれぞれの面は平滑とされている。
以上のようにして第二実施形態に係る抵抗器101が製造される。
また、アルミナからなるセラミックス基板111の厚さは0.3mm以上1.0mm未満とされているので、抵抗体112の発熱回数が多くてもセラミックス基板111に割れが発生することを抑制できる。
さらに、Cuからなる金属端子114の厚さが0.02mm以上とされているので、端子としての強度を十分に確保するとともに比較的大きな電流を流すことができる。また、金属端子114の厚さが0.15mm以下とされているので、抵抗体112の発熱回数が多くてもセラミックス基板111に割れが発生することを抑制できる。
また、第三拡散層117は、複数の金属間化合物が接合界面に沿って積層した構造とされているので、脆い拡散層が大きく成長してしまうことを抑制できる。また、金属電極113中のAlと金属端子114中のCuとが相互拡散することにより、金属電極113側から金属端子114側に向けてそれぞれの組成に適した金属間化合物が層状に形成されることから、接合界面近傍の特性を安定させることができる。
具体的には、第三拡散層117は、金属電極113側から金属端子114側に向けて順に、θ相(117A)、η2相(117B)が積層し、さらにζ2相(117C)、δ相(117D)及びγ2相(117E)のうち少なくとも一つの相が積層しているので、第三拡散層117の内部における体積変動が小さくなり、内部歪みが抑えられることになる。
ここで、緩衝層216は、Al又はAl合金で構成されている。また、緩衝層216は、純度99.9%以上のAl(3NAl)で構成されることが好ましく、純度99.99%以上のAl(4NAl)で構成されることがより好ましい。
また、Cuからなる金属電極及び金属端子を、Al箔又はAl粉末からなる接合材を介して積層し、固相拡散接合する構成としても良い。
また、上記実施の形態では、ヒートシンクがA6063(Al合金)からなる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、純Alや他のAl合金からなる構成とされても良い。
(本発明例1)
AlNからなるセラミックス基板(15mm×10mm×0.635mmt)の一方の面に、スパッタリング法を用いてTa−Si系の抵抗体(10mm×10mm×0.8μm)を形成した。さらに、スパッタリング法を用いて、セラミックス基板の一方の面の所定の位置に、Alからなる金属電極(厚さ:2μm)を形成した。
次いで、セラミックス基板の他方の面に、Al−Si系ろう材箔を介して、A1050材からなる放熱板(20mm×13mm×3mmt)を積層した。そして、積層方向に加圧力を負荷して645℃で30分保持して、セラミックス基板の他方の面に放熱板を接合した。
次いで、金属電極上に無酸素銅からなるCu箔(厚さ:20μm)を積層し、さらにCu箔上にAlからなる金属端子(厚さ:0.25mm)を積層した。そして、積層方向に9kgf/cm2に加圧力を負荷し、真空雰囲気において、530℃で30分保持して、Cu箔を介して金属電極と金属端子とを接合した。さらに、放熱板を冷却器にネジによって締結し、本発明例1の抵抗器を製造した。
アルミナからなるセラミックス基板(15mm×11mm×0.38mmt)の一方の面に、スパッタリング法を用いてTa−Si系からなる抵抗体(10mm×10mm×0.5μmt)を形成した。さらに、スパッタリング法を用いて、セラミックス基板の一方の面の所定の位置に、Alからなる金属電極(厚さ:2μm)を形成した。
次いで、セラミックス基板の他方の面に、Al−Si系ろう材箔を介して、A1050材からなる放熱板(20mm×13mm×3mmt)を積層した。そして、積層方向に加圧力を負荷して645℃で30分保持して、セラミックス基板の他方の面に放熱板を接合した。
次に、金属電極上にCuからなる金属端子(厚さ:0.2mm)を積層した。そして、積層方向に9kgf/cm2に加圧力を負荷し、真空雰囲気において、530℃で30分保持して、金属電極と金属端子とを接合するとともに、セラミックス基板と放熱板とを接合した。さらに、放熱板を冷却器にネジによって締結し、本発明例2の抵抗器を製造した。
AlNからなるセラミックス基板(15mm×11mm×0.635mmt)の一方の面に、スパッタリング法を用いてTa−Si系の抵抗体(10mm×10mm×0.5μmt)を形成した。さらに、スパッタリング法を用いて、セラミックス基板の一方の面の所定の位置に、Alからなる金属電極(厚さ:2μm)を形成した。
次いで、金属電極上に、はんだ材を用いてAlからなる金属端子(厚さ:0.25μm)を220℃で接合した。また、セラミックス基板の他方の面にも、はんだ材(Sn−Agはんだ)を用いてA1050材からなる放熱板を220℃で接合した。なお、放熱板のはんだ接合は、放熱板にNiめっきを施した後に行った。さらに、放熱板を冷却器にネジによって締結し、従来例1の抵抗器を製造した。
(耐熱試験)
抵抗器の金属端子を電源に接続して300V〜500Vの電圧を印加し、抵抗体の表面温度を赤外線放射温度計で測定し、抵抗体の表面温度が所定の温度となったら、この温度で5分間保持した後、電源を切る。そして、抵抗体の表面温度が30℃まで低下したら、前述の電圧印加の操作を再度行う。この操作を繰り返して、抵抗体を5回発熱させる耐熱試験を実施した。なお、上述の所定の温度は、150℃、300℃、500℃に設定した。
耐熱試験後の抵抗器において、金属電極と金属端子との接合部の接合強度、及びセラミックス基板と放熱板との接合部の接合強度の低下が確認されない場合を「◎」と評価した。また、接合強度の低下が、初期値より30%以内であった場合を「○」と評価した。また、金属端子及び放熱板が耐熱試験中に接合部から外れた場合を「×」と評価した。この評価の結果を表1に示す。
接合強度の測定は、耐熱試験後の抵抗器を保持して、金属端子を水平に引張ることで測定した。またセラミックス基板と放熱板の接合強度は、適当な形状に切断した後、放熱板部分を保持して、界面でのシェア強度を測定した。
一方、従来例1の抵抗器においては、300℃の耐熱試験では、はんだ材の一部が溶融し、接合強度の低下が確認された。また、500℃の耐熱試験では、はんだ材が溶融し、金属端子及び放熱板が接合部から外れた。
11、111 セラミックス基板
12、112 抵抗体
13、113 金属電極
14、114 金属端子
25 接合材
31、131 放熱板(ヒートシンク)
216 緩衝層
Claims (4)
- セラミックス基板と、このセラミックス基板の一方の面に形成された抵抗体及び金属電極と、前記金属電極に接合された金属端子と、を備え、
前記金属電極と前記金属端子とが、厚さが5μm以上100μm以下の範囲の接合材を介して固相拡散接合され、前記金属電極と前記接合材、および、前記接合材と前記金属端子がそれぞれ固相拡散接合されており、
前記金属電極及び前記金属端子がAlからなり、Cuからなる接合材を介して前記金属電極と前記金属端子とが固相拡散接合されており、
前記セラミックス基板の他方の面側に接合されたヒートシンクを備えるとともに、前記セラミックス基板と前記ヒートシンクとの間に形成された緩衝層を備え、
前記緩衝層は、Al又はAl合金で構成されていることを特徴とする抵抗器。 - セラミックス基板と、このセラミックス基板の一方の面に形成された抵抗体及び金属電極と、前記金属電極に接合された金属端子と、を備え、
前記金属電極と前記金属端子とが、厚さが5μm以上100μm以下の範囲の接合材を介して固相拡散接合され、前記金属電極と前記接合材、および、前記接合材と前記金属端子がそれぞれ固相拡散接合されており、
前記金属電極及び前記金属端子がCuからなり、Alからなる接合材を介して前記金属電極と前記金属端子とが固相拡散接合されており、
前記セラミックス基板の他方の面側に接合されたヒートシンクを備えるとともに、前記セラミックス基板と前記ヒートシンクとの間に形成された緩衝層を備え、
前記緩衝層は、Al又はAl合金で構成されていることを特徴とする抵抗器。 - 請求項1に記載された抵抗器を製造する抵抗器の製造方法であって、
前記接合材が、Cu箔又はCu粉末からなり、
前記金属電極と前記金属端子とを前記接合材を介して積層し、前記金属電極、前記接合材、及び前記金属端子の積層方向に加圧力を負荷した状態で加熱処理を行うことによって固相拡散接合することを特徴とする抵抗器の製造方法。 - 請求項2に記載された抵抗器を製造する抵抗器の製造方法であって、
前記接合材が、Al箔又はAl粉末からなり、
前記金属電極と前記金属端子とを前記接合材を介して積層し、前記金属電極、前記接合材、及び前記金属端子の積層方向に加圧力を負荷した状態で加熱処理を行うことによって固相拡散接合することを特徴とする抵抗器の製造方法。
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