JP6988708B2 - 圧延用複合スラブの製造方法及び複層クラッド材の製造方法 - Google Patents
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また、本発明は、異種金属で構成された複層クラッド材の製造方法であって、上述した圧延用複合スラブの製造方法と、前記圧延用複合スラブの製造方法によって得られた複合スラブを460℃乃至600℃の温度で熱間圧延する圧延工程と、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態に係る複合スラブの製造方法について、図面を参照して詳細に説明する。図1に示すように、複合スラブ1は、箱本体2、中間部材3,4及び封止体5で主に構成されている。複合スラブ1は、圧延工程又は鍛造工程等を施して薄くすることにより複層クラッド材を製造する際に用いられる部材である。つまり、複合スラブ1は、例えば、熱間圧延する際に、圧延ローラに挿入する部材である。複合スラブ1は、内部に中間部材3,4が収容されるとともに、箱本体2と封止体5とが接合されることで一体化(密閉)されている。なお、以下では「裏面」の反対側の面を「表面」として説明する。
次に、本発明の第二実施形態に係る複合スラブの製造方法について説明する。図9に示すように、第二実施形態に係る複合スラブの製造方法では、中間部材の数と突合せ形態が第一実施形態と相違する。本実施形態では、第一実施形態と相違する部分を中心に説明する。
次に、本発明の第三実施形態に係る複合スラブの製造方法について説明する。図11に示すように、第三実施形態に係る複合スラブの製造方法では、中間部材の数と突合せ形態が第一実施形態と相違する。本実施形態では、第一実施形態と相違する部分を中心に説明する。
次に、本発明の第四実施形態に係る複合スラブの製造方法について説明する。図13に示すように、第四実施形態に係る複合スラブの製造方法では、枠部材40を用いている点で第一実施形態と相違する。本実施形態では、第一実施形態と相違する部分を中心に説明する。
次に、本発明の第五実施形態に係る複合スラブの製造方法について説明する。図16に示すように、第五実施形態に係る複合スラブの製造方法では、中間部材の数と突合せ形態が第四実施形態と相違する。本実施形態では、第四実施形態と相違する部分を中心に説明する。
次に、本発明の第六実施形態に係る複合スラブの製造方法について説明する。図18に示すように、第六実施形態に係る複合スラブの製造方法では、中間部材の数と突合せ形態が第四実施形態と相違する。本実施形態では、第四実施形態と相違する部分を中心に説明する。
図25Bに示すように、熱間圧延工程後の試験体T6を剥離部材106で分割することにより、Al/Cuの二層からなる複層クラッド材6A,6Bを得ることができる。
2 箱本体
3 中間部材
4 中間部材
5 封止体
14 排気流路
15 真空引き用治具
F 第二回転ツール(回転ツール)
F1 連結部
F2 攪拌ピン
G 第一回転ツール(回転ツール)
G1 ショルダ部
G2 攪拌ピン
J1 突合せ部
Claims (9)
- 圧延工程を施して薄くすることにより異種金属で構成された複層クラッド材を製造するための圧延用複合スラブの製造方法であって、
底部、前記底部の周縁から立ち上がる周壁部を有する金属製の箱本体と、前記箱本体の開口部を封止する金属製の封止体と、を準備する準備工程と、
前記箱本体の凹部に複数枚の中間部材を挿入するとともに、前記周壁部の内壁と前記封止体の側面とを突き合わせて突合せ部を形成する突合せ工程と、
前記突合せ部を接合して密閉する密閉工程と、を含み、
前記箱本体及び前記封止体をアルミニウム又はアルミニウム合金で形成し、前記中間部材を銅又は銅合金で形成し、
前記突合せ工程では、前記中間部材の間に介設され、当該中間部材同士を剥離させるための剥離剤又は剥離部材を介在させることを特徴とする圧延用複合スラブの製造方法。 - 圧延工程を施して薄くすることにより異種金属で構成された複層クラッド材を製造するための圧延用複合スラブの製造方法であって、
底部、前記底部の周縁から立ち上がる周壁部を有する金属製の箱本体と、前記箱本体の開口部を封止する金属製の封止体と、を準備するとともに、前記周壁部の内周縁に段差底面と、前記段差底面から立ち上がる段差側面と、を有する周壁段差部を形成する準備工程と、
前記箱本体の凹部に複数枚の中間部材を挿入するとともに、前記周壁段差部に前記封止体を載置して前記段差側面と前記封止体の側面とを突き合わせて突合せ部を形成する突合せ工程と、
前記突合せ部を接合して密閉する密閉工程と、を含み、
前記箱本体及び前記封止体をアルミニウム又はアルミニウム合金で形成し、前記中間部材を銅又は銅合金で形成し、
前記突合せ工程では、前記中間部材の間に介設され、当該中間部材同士を剥離させるための剥離剤又は剥離部材を介在させることを特徴とする圧延用複合スラブの製造方法。 - 圧延工程を施して薄くすることにより異種金属で構成された複層クラッド材を製造するための圧延用複合スラブの製造方法であって、
底部、前記底部の周縁から立ち上がる周壁部を有する金属製の箱本体と、前記箱本体の開口部を封止する金属製の封止体と、を準備する準備工程と、
前記箱本体の凹部に複数枚の中間部材を挿入するとともに、前記周壁部の周壁端面と前記封止体の裏面とを突き合わせて突合せ部を形成する突合せ工程と、
前記突合せ部を接合して密閉する密閉工程と、を含み、
前記箱本体及び前記封止体をアルミニウム又はアルミニウム合金で形成し、前記中間部材を銅又は銅合金で形成し、
前記突合せ工程では、前記中間部材の間に介設され、当該中間部材同士を剥離させるための剥離剤又は剥離部材を介在させることを特徴とする圧延用複合スラブの製造方法。 - 前記箱本体又は前記封止体に設けられ前記凹部と外部とを連通する排気流路から真空引きを行う真空引き工程と、
前記密閉工程及び真空引き工程を行った後、前記排気流路の連通を遮断する遮断工程と、を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の圧延用複合スラブの製造方法。 - 前記準備工程では、前記箱本体の前記周壁部に前記排気流路を設け、
前記密閉工程では、回転ツールを用いて前記突合せ部を摩擦攪拌接合して密閉し、
前記遮断工程では、前記排気流路を回転ツールで横切って摩擦攪拌により前記排気流路を遮断することを特徴とする請求項4に記載の圧延用複合スラブの製造方法。 - 圧延工程を施して薄くすることにより異種金属で構成された複層クラッド材を製造するための圧延用複合スラブの製造方法であって、
金属製の枠部材と、前記枠部材の一方の開口を覆う金属製の底部材と、前記枠部材の他方の開口を覆う金属製の封止体と、を準備する準備工程と、
前記枠部材の内部に複数枚の中間部材を挿入するとともに、前記枠部材、前記底部材及び前記封止体をそれぞれ突き合わせて突合せ部を形成する突合せ工程と、
各前記突合せ部を接合して密閉する密閉工程と、を含み、
前記底部材及び前記封止体をアルミニウム又はアルミニウム合金で形成し、前記中間部材を銅又は銅合金で形成し、
前記突合せ工程では、前記中間部材の間に介設され、当該中間部材同士を剥離させるための剥離剤又は剥離部材を介在させることを特徴とする圧延用複合スラブの製造方法。 - 前記枠部材、前記底部材及び前記封止体のいずれかに設けられ内部と外部とを連通する排気流路から真空引きを行う真空引き工程と、
前記密閉工程及び真空引き工程を行った後、前記排気流路の連通を遮断する遮断工程と、を含むことを特徴とする請求項6に記載の圧延用複合スラブの製造方法。 - 前記準備工程では、前記枠部材に前記排気流路を設け、
前記密閉工程では、回転ツールを用いて各前記突合せ部を摩擦攪拌接合して密閉し、
前記遮断工程では、前記排気流路を回転ツールで横切って摩擦攪拌により前記排気流路を遮断することを特徴とする請求項7に記載の圧延用複合スラブの製造方法。 - 異種金属で構成された複層クラッド材の製造方法であって、
請求項1〜8の何れか一項に記載の圧延用複合スラブの製造方法と、
前記圧延用複合スラブの製造方法によって得られた複合スラブを460℃乃至600℃の温度で熱間圧延する圧延工程と、を備えることを特徴とする複層クラッド材の製造方法。
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