JP6467959B2 - 伸縮ブームの伸縮装置 - Google Patents

伸縮ブームの伸縮装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6467959B2
JP6467959B2 JP2015019898A JP2015019898A JP6467959B2 JP 6467959 B2 JP6467959 B2 JP 6467959B2 JP 2015019898 A JP2015019898 A JP 2015019898A JP 2015019898 A JP2015019898 A JP 2015019898A JP 6467959 B2 JP6467959 B2 JP 6467959B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
cylinder
telescopic
hydraulic
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015019898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016141542A (ja
Inventor
直人 川淵
直人 川淵
貴史 川野
貴史 川野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tadano Ltd
Original Assignee
Tadano Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tadano Ltd filed Critical Tadano Ltd
Priority to JP2015019898A priority Critical patent/JP6467959B2/ja
Priority to CN201610061191.1A priority patent/CN105836637B/zh
Priority to US15/010,078 priority patent/US9738498B2/en
Priority to EP16153385.6A priority patent/EP3053869B1/en
Publication of JP2016141542A publication Critical patent/JP2016141542A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6467959B2 publication Critical patent/JP6467959B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C23/00Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
    • B66C23/62Constructional features or details
    • B66C23/64Jibs
    • B66C23/70Jibs constructed of sections adapted to be assembled to form jibs or various lengths
    • B66C23/701Jibs constructed of sections adapted to be assembled to form jibs or various lengths telescopic
    • B66C23/705Jibs constructed of sections adapted to be assembled to form jibs or various lengths telescopic telescoped by hydraulic jacks

Description

この発明は、移動式クレーンに搭載された伸縮ブームを伸縮させる装置に関するものである。
たとえばラフテレーンクレーン等の移動式クレーンは、一般に多段式の伸縮ブームを備えており、この伸縮ブームの伸縮動作は、一般に油圧シリンダにより行われる。特に、単一の複動式油圧シリンダが伸縮ブームを伸縮させる装置(以下、「伸縮装置」と称される。)が、従来より提案されている(たとえば、特許文献1〜特許文献3参照)。
この伸縮装置の構造は、次のとおりである。
多段式の伸縮ブームでは、これを構成する最下段及び最上段のブームがそれぞれベースブーム及びトップブームであり、これらの中間に配置された単一又は複数のブームが中間ブームである。伸縮ブームが複数の中間ブームを有する場合は、トップブームと隣り合う中間ブームを第1中間ブーム、これと隣り合う中間ブームを順に第2、第3中間ブームとする。各ブームは隣り合うブームに対して伸縮(スライド)し、全縮小状態及び全伸長状態でブーム固定ピン(以下、「Bピン」と称される。)によって当該状態を維持される。伸縮ブームは、トップブームから順に伸長され、トップブームに続いて中間ブームが伸長される。
このような伸縮装置では、単一の油圧シリンダの一端部(シリンダロッド側の端部)がベースブームの基端部に連結されている。各ブームが全縮小状態であるときは、隣り合うブーム同士がBピンによって連結されている。まず、油圧シリンダのシリンダチューブがトップブームと連結される。両者は、シリンダ固定ピン(以下、「Cピン」と称される。)によって連結されると共に、トップブームと第1中間ブームとを連結していたBピンが外され、第1中間ブームに対してトップブームがスライド可能となる。この状態で油圧シリンダが伸長すると、第1中間ブームに対してトップブームが伸長する。
トップブームが第1中間ブームに対して全伸長状態となれば、再びBピンによってトップブームが第1中間ブームに連結される。トップブームと油圧シリンダとを連結していたCピンが外され、油圧シリンダが縮小する。次に、油圧シリンダが第1中間ブームにCピンを介して連結されると共に第1中間ブームと第2中間ブームとを連結しているBピンが外され、その状態で油圧シリンダが伸長される。これにより、第2中間ブームが第3中間ブームに対して伸長する。このような要領にて各ブームが順次隣り合うブームに対して伸長し、最終的に伸縮ブームの全体が全伸長状態となる。この要領と逆の要領にて伸縮ブームが縮小される。
従来の伸縮装置では、上記Bピン及びCピンは、油圧アクチュエータにより駆動される。この油圧アクチュエータは、一般に上記油圧シリンダのシリンダチューブの近傍に配置されているため、上記油圧アクチュエータの駆動源としての圧油(作動油)は、油圧配管を介して油圧源(油圧ポンプ)から送給される。前述のように各ブームは、隣り合うブームに対してスライドされるから、作動油を送給する配管は、一般にホースリールを備えた油圧ホースが採用される。
特開平7−267584号公報 特許第4612144号公報 特許第4709415号公報
ところで、移動式クレーンの仕様により伸縮ブームの長さは様々であり、場合によっては油圧源から上記油圧アクチュエータまでの距離が非常に長くなる。他方、移動式クレーンの作業時の環境温度は、−20℃(摂氏)から90℃が想定されており、特に低温環境下では、作動油の粘性の上昇が問題を引き起こす。すなわち、作動油の粘性が上がることにより、Bピン及びCピンの動作速度が低下し、その結果、伸縮ブームの伸縮動作のレスポンスが低下する。この現象は、上記油圧配管が長いほど顕著である。
このような不都合を回避するために、従来では上記油圧配管の容量が増大されている。つまり、ホースリールの径が拡大されることにより作動油の流動抵抗ないし圧力損失が低減されている。かかる対策が施されることにより一定の効果(Bピン及びCピンの動作速度の向上)が発揮されるが、一方で、ホースリールが大型化し、その重量及びコストが大幅に増加してしまうという新たな問題が生じる。また、このような移動式クレーンでは、ホースリール等の補機類は可能な限り小型軽量化の要請があり、そのような要請にも反する。
本発明はかかる背景のもとになされたものであって、その目的は、低温環境下でもBピン及びCピンの円滑な駆動を実現し得る小型軽量且つコスト安価な伸縮ブームの伸縮装置を提供することである。
(1) 本発明に係る伸縮ブームの伸縮装置は、ベースブーム、当該ベースブーム内に挿入された中間ブーム及び当該中間ブーム内に挿入されたトップブームを有し、互いに隣り合う一方のブームが他方のブームに対してスライド可能に配置された伸縮ブームと、シリンダチューブ及びシリンダロッドを有し、シリンダロッドが上記ベースブームに連結された状態で上記各ブームの長手方向に沿って伸縮ブームに内蔵された単一の伸縮シリンダと、上記トップブーム又は中間ブームのいずれかのブームに選択的に係合し、当該係合したブームと上記シリンダチューブとを連結する第1油圧アクチュエータを有するシリンダ・ブーム連結機構と、互いに隣り合うブーム同士を連結して両者の相対的スライドを規制すると共に、所要時に特定のブーム間同士の連結を解除し得る第2油圧アクチュエータを有するブーム間固定機構と、上記シリンダ・ブーム連結機構及びブーム間固定機構を駆動する駆動機構とを備えている。この駆動機構は、上記シリンダチューブに設けられ、上記第1油圧アクチュエータ又は第2油圧アクチュエータに選択的に作動油を供給する油圧供給部と、空気圧を供給する空圧供給部を有し、当該空気圧に基づいて上記油圧供給部に所定圧力の作動油を発生させる駆動源発生部とを備えている。上記油圧供給部は、エアオーバーハイドロリックブースタ(AOH)を備え、上記駆動源発生部は、AOHに接続された空圧供給ユニットを備えている。
この構成によれば、シリンダ・ブーム連結機構及びブーム間固定機構を駆動する油圧供給部が伸縮シリンダのシリンダチューブに設けられている。このため、上記油圧供給部の回路長は従来に比べてきわめて短くなり、作動油の粘性変化に伴うシリンダ・ブーム連結機構及びブーム間固定機構の作動レスポンスの低下はきわめて小さくなる。また、駆動源発生部は、油圧供給部に空気圧を供給するので、仮に空圧供給部と油圧供給部との距離が長い場合であっても、環境温度の変化にともなう空気の圧力損失は小さいため、シリンダ・ブーム連結機構及びブーム間固定機構の作動レスポンスに影響を与えない。したがって、空圧供給部は、空気の圧力損失を考慮して大型化される必要はなく、軽量小型化が実現される。AOHが採用されるので、小さな圧力の空圧源(たとえば1MPa)に基づいて上記第1油圧アクチュエータ又は第2油圧アクチュエータに所要の油圧(たとえば10MPa)の作動油が簡単且つ確実に供給され得る。
(2) 上記油圧供給部は、上記シリンダチューブを基準として対称に配置された一対のAOHを備えているのが好ましい。
この構成では、各AOHが軽量小型化され得るので、ブーム内へのAOHのレイアウトが容易になる。しかも、ブーム内の重量配分が均一になる。
(3) 上記空圧供給ユニットは、空圧源とAOHとを接続する空圧ホース及びホースリールを備えているのが好ましい。
この構成では、従来から一般的に使用されている空圧ユニットが上記空圧供給ユニットに採用される。したがって、空圧ユニットが安価に構成される。しかも、前述のように空圧ユニットが供給する圧縮空気の圧力損失は環境温度に影響されにくいから、特に低温環境下での動作を考慮して大径の空圧ホースが採用される必要はない。そのため、空圧ホース及びホースリールの軽量小型化が実現される。
(4) 上記AOHは、エアピストン及びエアチューブを有するエアシリンダを備えており、上記エアピストンは、エアチューブに対していずれの方向にも付勢されることなくスライド自在な状態であるのが好ましい。
前述のように油圧供給部が上記シリンダチューブに設けられるから、AOHは、油圧回路としては閉じた回路を構成するのが通常である。このような閉じた回路において、たとえば環境温度が変化して当該回路内の作動油の圧力が上昇した場合、上記エアピストンがフリーの状態であるから、このエアピストンと対をなす油圧シリンダのピストンは容易に変位する。すなわち、上記エアピストンがフリーの状態となることにより、上記油圧シリンダにリザーバータンクが設けられたと同様の機能が発揮される。したがって、AOHに別途リザーバータンクを設ける必要がなく、AOHの構造ひいては油圧供給部が小型軽量化される。
この発明によれば、低温環境下でもシリンダ・ブーム連結機構及びブーム間固定機構の円滑な駆動が実現され、しかも小型軽量且つコスト安価な伸縮ブームの伸縮装置が提供される。
図1は、本発明の一実施形態に係る伸縮ブームの伸縮装置が採用された移動式クレーンの要部拡大図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る伸縮ブームの構造を示す模式図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る駆動機構の構造を示す模式図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る伸縮ブームの縦断面図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る伸縮ブームの横断面図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る駆動機構の回路系統図である。 図7は、本発明の一実施形態に係るトップブームの断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態が、適宜図面が参照されつつ説明される。なお、本実施の形態は、本発明に係る伸縮ブームの伸縮装置の一態様にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施態様が変更されてもよいことは言うまでもない。
<概略構成と特徴点>
図1は、本発明の一実施形態に係る伸縮ブームの伸縮装置10が採用された移動式クレーン(典型的にはラフテレーンクレーン)の要部拡大図である。
同図が示すように、この移動式クレーンでは、旋回台11が設けられており、この旋回台11に起伏中心軸12を介して伸縮ブーム13が支持されている。後に詳述されるように、伸縮ブーム13は複数の筒状のブームを備えており、これらはテレスコピック構造を構成している。伸縮ブーム13は、起伏中心軸12を中心にして回動可能となっており、図示されていない起伏シリンダが伸縮することによって起伏動作をする。また、単一の伸縮シリンダ14が伸縮ブーム13に搭載されており、伸縮シリンダ14が伸縮することによって、伸縮ブーム13は、後述される要領で長手方向に伸縮するようになっている。
図2は、伸縮ブーム13の構造を示す模式図である。
図1及び図2が示すように、伸縮ブームの伸縮装置(以下、単に「伸縮装置」と称される。)10は、上記伸縮ブーム13及びこれを伸縮させる伸縮シリンダ14と、この伸縮シリンダ14を伸縮ブーム13の所定部に連結させるシリンダ・ブーム連結機構15と、伸縮ブーム13を構成する複数のブームのうち隣り合うブーム同士を連結させるブーム間固定機構16と、シリンダ・ブーム連結機構15及びブーム間固定機構16を駆動する駆動機構17(図1参照)とを備えている。
図3は、駆動機構17の構造を示す模式図である。
本実施形態に係る伸縮装置10の特徴とするところは、駆動機構17の構造である。図1及び図3が示すように、駆動機構17は、後に詳述される油圧供給部18及び駆動源発生部19を備えており、駆動源発生部19は、空気圧に基づいて油圧供給部18に所定の油圧を発生させるようになっている。油圧供給部18は、後述の要領にてブーム連結機構15及びブーム間固定機構16(図2参照)に油圧を供給し、これらを作動させる。また、上記駆動源発生部19は、後述の空圧供給部41を採用しており、圧縮空気を油圧供給部18に送給するようになっている。つまり、駆動機構17は、空気圧を油圧に変換してブーム連結機構15及びブーム間固定機構16を駆動するものであり、これにより、駆動機構17全体が大幅に軽量・小型化され得るという効果が奏される。
<伸縮ブームの動作>
図2が示すように、伸縮ブーム13は、ベースブーム20及びトップブーム21を備え、両者の間に4本の中間ブーム22〜25が配置されている。これら中間ブーム22〜25は、トップブーム21に隣り合うものから順に第1中間ブーム22、第2中間ブーム23、第3中間ブーム24及び第4中間ブーム25と称される。つまり、本実施形態では、伸縮ブーム13は6段編成である。ベースブーム20に対してその余の各ブーム21〜25が長手方向38にスライドするように組み立てられており、前述のように、伸縮ブーム13は、テレスコピック構造を構成している。もっとも、伸縮ブーム13が6段編成である必要はなく、中間ブームの数は特に限定されない。
本実施形態では、単一の伸縮シリンダ14が伸縮ブーム13に内蔵されている。伸縮シリンダ14は、油圧式複動シリンダであり、シリンダロッド39の先端部がベースブーム20の基端に連結されている。伸縮シリンダ14は、伸縮ブーム13の長手方向38に沿って配置されており、シリンダチューブ36は、図2の状態ではトップブーム21の内側に配置されている。伸縮シリンダ14が伸縮動作をすることにより、後述のように伸縮シリンダ14が伸縮する。
図2は、伸縮ブーム13が全縮小状態であることを示している。この状態では、互いに隣り合うブーム同士は、ブーム間固定機構16により常時連結されている。
図4及び図5は、それぞれ伸縮ブーム13の縦断面図及び横断面図であり、図5は、図4においてV−V面における断面図である。これらの図は、シリンダ・ブーム連結機構15及びブーム間固定機構16の構造を模式的に示している。
図2、図4及び図5が示すように、ブーム間固定機構16は、5本のブーム固定ピン(以下、「Bピン」と称される。)26〜30並びにこれを駆動する油圧シリンダ31(特許請求の範囲に記載された「第2油圧アクチュエータ」に相当)とを備えている。ブーム間固定機構16の構造は既知である。Bピン26は、隣り合うトップブーム21及び第1中間ブーム22に貫通することにより、両者の相対的スライドを規制する。図2及び図5が示すように、Bピン26は、トップブーム21側に設けられており、第1中間ブーム22に対して進退することにより第1中間ブーム22を貫通し、あるいは第1中間ブーム22から離反する。常時において、Bピン26は図示されていないバネにより第1中間ブーム22側へ付勢されている。第1中間ブーム22においてBピン26が貫通する部位は、基端部及び先端部であり、当該部位にBピン26が挿通されるボス32、33が設けられている(図2参照)。このボス32、33が設けられた部位は、第1中間ブーム22に対してトップブーム21がそれぞれ全縮小状態及び全伸長状態となったときに、Bピン26が対向する位置である。すなわち、トップブーム21は、第1中間ブーム22に対して全縮小あるいは全伸長した状態で、Bピン26によって両者が連結固定される。図5が示すように、油圧シリンダ31が作動することにより、Bピン26が第1中間ブーム22から引き抜かれる。これにより、第1中間ブーム22に対してトップブーム21が相対的にスライド可能となる。なお、Bピン27〜30の挙動についてもBピン26と同様である。
図2、図4及び図5が示すように、シリンダ・ブーム連結機構15は、シリンダ連結ピン(以下、「Cピン」と称される。)34並びにこれを駆動する油圧シリンダ35(特許請求の範囲に記載された「第1油圧アクチュエータ」に相当)を備えている。シリンダ・ブーム連結機構15の構造は既知である。Cピン34は、伸縮シリンダ14のシリンダチューブ36側に設けられており、図2が示す状態では、常にトップブーム21と嵌合している。図5が示すように、油圧シリンダ35は、リンク機構40を備えている。このリンク機構40は、油圧シリンダ35が作動することによってCピン34を同図において左右方向にスライドさせる。常時において、Cピン34は、図示されていないバネによりトップブーム21側へ付勢されている。トップブーム21の基端部にはボス37が設けられており、Cピン34は、このボス37と嵌合する。油圧シリンダ35が作動することにより、上記リンク機構40を介してCピン34が伸縮シリンダ14側へ引っ張られる。Cピン34がボス37から引き抜かれると、伸縮シリンダ14は、トップブーム21から力学的に分離される。つまり、常時において伸縮シリンダ14は、トップブーム21と連結するように構成されており、油圧シリンダ35が作動したときは、伸縮シリンダ14が伸縮ブーム13に対してスライドすることができる。各中間ブーム22〜25の基端部にもボス37が設けられており、Cピン34は、後述の要領にて各中間ブーム22〜25と選択的に連結することができる。
図5(a)は、Bピン26が第1中間ブーム22から引き抜かれ且つCピン34がトップブーム21に連結された状態を示しており、同図(b)は、Bピン26が第1中間ブーム22に連結され且つCピン34がトップブーム21から引き抜かれた状態を示している。
図5(a)の状態から伸縮シリンダ14が伸長すると、図2が示すように、伸縮シリンダ14のシリンダチューブ36と共にトップブーム21が第1中間ブーム22に対して矢印38の方向左向きにスライドする。Bピン26がボス33と対向する位置まで伸縮シリンダ14が伸びると、油圧シリンダ31の作動が停止され、上記バネによってBピン26が第1中間ブーム22側に復帰し、ボス33と嵌合する。これにより、第1中間ブーム22に対してトップブーム21が全伸長した状態で両者が固定される。次に、図5(b)が示すように、油圧シリンダ35が作動し、リンク機構40を介してCピン34とトップブーム21との連結が解除される。すなわち、Cピン34がトップブーム21のボス37から引き抜かれる。この状態で伸縮シリンダ14が縮小すると、シリンダチューブ36のみがベースブーム20の基端側(図2において右側)に移動する。
この間、油圧シリンダ35は作動したままであり、Cピン34は、図5(b)の状態が保たれる。伸縮シリンダ14が縮小してCピン34が第1中間ブーム22に設けられたボス37の位置まで移動すると、伸縮シリンダ14の縮小動作が停止されると共に油圧シリンダ35の作動が停止され、図5(a)が示すようにCピン34が第1中間ブーム22のボス37と連結される。続いて第2中間ブーム22が伸長される場合は、トップブーム21が伸長される場合と同様の動作がなされ、順次第2中間ブーム23、第3中間ブーム24、第4中間ブーム25が伸長される。なお、伸縮ブーム13が縮小される場合は、前述と逆の動作がなされる。
<伸縮装置の駆動回路>
図6は、駆動機構17の回路系統図である。
駆動機構17は、前述のようにシリンダ・ブーム連結機構15及びブーム間固定機構16を駆動する。同図が示すように、本実施形態に係る駆動機構17は、油圧供給部18及び駆動源発生部19とを備えており、駆動源発生部19は、圧縮空気を作動流体として作動する。つまり、駆動機構17は、油圧・空圧複合形式である。
油圧供給部18は、電磁切換弁47、48及びチェック弁49、50と、一対のエアーオーバーハイドロリックブースタ(AOH)51とを備えている。これらは、油圧シリンダ31及び油圧シリンダ35と接続されている。ブーム固定ピン26〜30及びシリンダ連結ピン34は、油圧シリンダ31及び油圧シリンダ35によって前述のように駆動される。油圧供給部18は、油圧シリンダ31及び油圧シリンダ35と共にいわゆる閉じた回路を構成し、伸縮シリンダ14のシリンダチューブ36に設けられている。AOH51は、空圧入力ポート52及び油圧出力ポート53を有し、空圧入力ポート52に入力された空気圧に対応する所定圧力の油圧を油圧出力ポート53から出力する。
本実施形態では、AOH51は、入力シリンダ66(特許請求の範囲に記載された「エアチューブ」に相当)及びエアピストン67と、出力シリンダ68及び油圧ピストン69とを備えている。入力シリンダ66に上記空圧入力ポート52が設けられ、出力シリンダ68に上記油圧出力ポート53が設けられている。エアピストン67と油圧ピストン69は、主軸70によって連結されており、両者は、一体となってスライドする。本実施形態では、エアピストン67は、入力シリンダ66内でフリーの状態で保持されている。つまり、エアピストン67は、入力シリンダ66内で両者間に発生する摩擦力のみで保持されている。すなわち、エアピストン67は、入力シリンダ66内でフリーであり、入力シリンダ66内でいずれの方向にも付勢されていない。エアピストン67がフリーであることによる作用効果については後述される。
駆動源発生部19は、空圧供給ユニット54を含む空圧供給部41と、制御バルブユニット55とを備えている。
空圧供給ユニット54は、クイックリリース弁56と、エアホース57及びホースリール58とを備えている。クイックリリース弁56は、入力ポート59及び出力ポート60を有し、出力ポート60がAOH51の空圧入力ポート52と接続されている。エアホース57は、所定の長さに裁断されており、ホースリール58に引き出し自在に巻き取られている。本実施形態では、ホースリール58は、図1及び図3が示すように旋回台11の後方に取り付けられている。エアホース57の長さは適宜設定されるが、本実施形態では、伸縮シリンダ14のストロークに対応している。空圧供給部41は、図示されていない空圧源を備えている。この空圧源としては、たとえば移動式クレーンに備えられたエアタンクが採用され得る。空圧源の圧力は、たとえば1MPaである。
制御バルブユニット55は、圧力制御弁(減圧弁61及びリリーフ弁62)と、電磁切換弁63とを備えている。上記空圧源が減圧弁61の入力ポート64に接続されており、出力ポート65に電磁切換弁63が接続されている。減圧弁61と電磁切換弁63との間にリリーフ弁62が設けられている。
前述のように、伸縮ブーム13が伸長されるときは、Bピン26〜30及びCピン34が操作される。この操作は、次の要領で行われる。
図2が示す状態からトップブーム21が伸長するときは、駆動源発生部19から圧縮空気が油圧供給部18に送られる。具体的には、電磁切換弁63が切り替わり(図6においてシンボルが入れ替わる。)圧縮空気がエアホース57に送られる。エアホース57はホースリール58に巻回されているが、このエアホース57によって圧縮空気は、クイックリリース弁56に送られる。この圧縮空気はクイックリリース弁56を作動させてAOH51に到達する。
電磁切換弁63と共に電磁切換弁47、48も切り替わる(図6においてシンボルが入れ替わる。)。AOH51は、圧縮空気の供給を受けて所定圧力(たとえば、10MPa)の油圧を発生する。つまり、油圧出力ポート53から高圧の作動油を送り出す。作動油は、チェック弁49及び電磁切換弁48を経て、油圧シリンダ31に供給される。油圧シリンダ31が作動してBピン26がトップブーム21から離脱する。この時点で、電磁切換弁63の励磁が解除されて(シンボルが図6に示された状態に復帰する。)、圧縮空気の供給が遮断される。このように圧縮空気の供給が遮断されたとしても、電磁切換弁47及びチェック弁49により、油圧シリンダ31の圧力は維持される。この状態で伸縮シリンダ14が伸長することにより、トップブーム21は伸長する。
トップブーム21が全伸長状態となれば伸縮シリンダ14が停止する。これに伴って電磁切換弁47、48の励磁も解除される(シンボルが図6に示された状態に復帰する。)。これにより、油圧シリンダ31へ供給された作動油は、チェック弁50及び電磁切換弁47を経てAOH51の出力シリンダ68に戻る。Bピン26はボス33と嵌合し、再びトップブーム21と第1中間ブーム22とが連結される。
前述のように、AOH51のエアピストン67は、入力シリンダ66内でフリーの状態で保持されているから、出力シリンダ68に作動油が戻されると、油圧ピストン69と共にエアピストン67がスライドする。エアピストン67内の空気は、クイックリリース弁56側に送られるが、この空気は、そのままクイックリリース弁56から排気(大気開放)される。
続いて、電磁切換弁63が切り替わり(図6においてシンボルが入れ替わる。)、圧縮空気がエアホース57に送られる。つまり、再び駆動源発生部19から圧縮空気が油圧供給部18に送られる。前述と同様に、圧縮空気は、エアホース57によってクイックリリース弁56に送られ、AOH51に到達する。AOH51は、所定圧力の作動油を油圧出力ポート53から送り出す。
電磁切換弁63と共に電磁切換弁47が切り替わる(図においてシンボルが入れ替わる。)。作動油は、チェック弁49及び電磁切換弁48を経て、油圧シリンダ35に供給される。油圧シリンダ35が作動してCピン34がトップブーム21から離脱する。この時点で、電磁切換弁63の励磁が解除されて圧縮空気の供給が遮断される。このように圧縮空気の供給が遮断されたとしても、電磁切換弁47及びチェック弁49により、油圧シリンダ35の圧力は維持される。この状態で伸縮シリンダ14が縮小することにより(図2参照)、トップブーム21が第1中間ブーム22に全伸長状態で保持されたまま、シリンダチューブ36のみが第1中間ブーム22の基端部側へスライドする。
伸縮シリンダ14が縮小し、Cピン34が第1中間ブーム22のボス37の位置まで移動すれば伸縮シリンダ14が停止する。これに伴って電磁切換弁47の励磁も解除される。これにより、油圧シリンダ35へ供給された作動油は、電磁切換弁48、47を経てAOH51の出力シリンダ68に戻る。その結果、Cピン34は上記ボス37と嵌合し、伸縮シリンダ14は第1中間ブーム22と連結される。出力シリンダ68に作動油が戻されると、AOH51のエアピストン67が入力シリンダ66内でフリーの状態で保持されているから、油圧ピストン69と共にエアピストン67がスライドする。エアピストン67内の空気は、クイックリリース弁56側に送られるが、この空気は、そのままクイックリリース弁56から排気(大気開放)される。
同様にして第2〜第4中間ブーム23〜25が伸長される。また、伸縮シリンダ14が縮小されるときも上記油圧供給部18及び駆動源発生部19は、同様に作動する。なお、本実施形態では、制御バルブユニット55が圧力制御弁(減圧弁61及びリリーフ弁62)を備えているから、負荷に応じて適切な圧力の圧縮空気が空圧源から駆動源発生部19に送給される。
図7は、トップブーム21の断面図である。
本実施形態では油圧供給部18は、2つのAOH51を備えている。これらAOH51は、図7が示すように、伸縮シリンダ14のシリンダチューブ36の近傍に配置されている。これらは、伸縮シリンダ14の中心を含む仮想面71を基準に径方向に対称(同図では、左右対称)に配置されている。このように、2つのAOH51が左右対称に配置されていることによる作用効果については後述される。
<本実施形態に係る伸縮装置の作用効果>
本実施形態に係る伸縮装置10によれば、油圧供給部18が伸縮シリンダ14のシリンダチューブ36に設けられているため、当該油圧供給部18と油圧シリンダ31、35との距離がきわめて短くなる。つまり、駆動機構17の油圧系統において回路長が従来に比べてきわめて短くなり、作動油の粘性変化に伴うシリンダ・ブーム連結機構15及びブーム間固定機構16の作動レスポンスが大きく低下することはない。しかも、油圧供給部18は、駆動源発生部19から送給された圧縮空気に基づいて所定圧力の油圧を発生させるので、本実施形態のように駆動機構17の空圧系統において回路長が長い場合であっても、環境温度の変化にともなう空気の圧力損失は小さいため、シリンダ・ブーム連結機構15及びブーム間固定機構16の作動レスポンスに影響を与えない。
したがって、本実施形態において空圧供給部41は、空気の圧力損失を考慮して大型化される必要はなく、軽量且つ小型にデザインされ得る。すなわち、エアホース57が細径化されると共にホースリール58がコンパクトに設計され、従来に比べてこれらが大幅に軽量化され得る。その結果、旋回台11の周辺における補機類の配置スペースが広くなり、ホースリール58のレイアウトの自由度が向上する。特に、図1が示すようにホースリール58が旋回台11の上方、たとえば伸縮ブーム13に含まれる起伏中心軸12の近傍に配置され得る。
また、本実施形態では、上記油圧供給部18がAOH51を備えているので、空圧源の圧力が小さく抑えられる一方で、油圧シリンダ31、35に供給する作動油の圧力は大きくなる。つまり、油圧シリンダ31、35が作動するために必要な油圧が簡単に得られる。
さらに、本実施形態では、一対のAOH51が設けられている。これにより、必要な油圧を発生させるために単一のAOH51が負担する割合が小さくなり、各AOH51がコンパクト化され、本実施形態のようにシリンダチューブ36とトップブーム21の内壁との間にレイアウトされ得る。しかも、各AOH51がシリンダチューブ36を基準として対称に配置されることにより、伸縮ブーム13内の重量配分が均一になるという利点もある。
特に本実施形態では、AOH51は、油圧回路として閉じた回路を構成しつつ、AOH51のエアピストン67がフリーの状態で入力シリンダ66内に配置されている。たとえば、環境温度が変化して油圧供給部18内の作動油の圧力が上昇した場合、エアピストン67がフリーの状態であるから、このエアピストン67と対をなす油圧ピストンは容易に変位する。すなわち、エアピストン67がフリーの状態となることにより、出力シリンダ68にリザーバータンクが設けられたと同様の機能が発揮される。したがって、AOH51に別途リザーバータンクを設ける必要がない。その結果、AOH51の構造の簡素化、油圧供給部18の小型軽量化が実現される。
<本実施形態の変形例>
本実施形態では、一対のAOH51が採用されているが単一のAOHが採用されてもよい。また、空圧供給部41が備えるエアタンクは、ブレーキ用エアタンク等が兼用され得るが、AOH51用に別途エアタンクその他の空圧源が設けられていてもよい。本実施形態では、空圧供給ユニット55に供給される圧縮空気の圧力は1MPaに設定されるが、これに限定されるものではなく、AOH51の出力として10MPaが実現されるのであれば、空圧源の圧力は適宜設定され得る。
10・・・伸縮ブームの伸縮装置
11・・・旋回台
13・・・伸縮ブーム
14・・・伸縮シリンダ
15・・・シリンダ・ブーム連結機構
16・・・ブーム間固定機構
17・・・駆動機構
18・・・油圧供給部
19・・・駆動源発生部
20・・・ベースブーム
21・・・トップブーム
22・・・第1中間ブーム
23・・・第2中間ブーム
24・・・第3中間ブーム
25・・・第4中間ブーム
26・・・ブーム固定ピン
27・・・ブーム固定ピン
28・・・ブーム固定ピン
29・・・ブーム固定ピン
30・・・ブーム固定ピン
31・・・油圧シリンダ
34・・・シリンダ連結ピン
35・・・油圧シリンダ
36・・・シリンダチューブ
39・・・シリンダロッド
40・・・リンク機構
41・・・空圧供給部
51・・・AOH
57・・・エアホース
58・・・ホースリール
66・・・入力シリンダ
67・・・エアピストン
68・・・出力シリンダ
69・・・油圧ピストン



Claims (4)

  1. ベースブーム、当該ベースブーム内に挿入された中間ブーム及び当該中間ブーム内に挿入されたトップブームを有し、互いに隣り合う一方のブームが他方のブームに対してスライド可能に配置された伸縮ブームと、
    シリンダチューブ及びシリンダロッドを有し、シリンダロッドが上記ベースブームに連結された状態で上記各ブームの長手方向に沿って伸縮ブームに内蔵された単一の伸縮シリンダと、
    上記トップブーム又は中間ブームのいずれかのブームに選択的に係合し、当該係合したブームと上記シリンダチューブとを連結する第1油圧アクチュエータを有するシリンダ・ブーム連結機構と、
    互いに隣り合うブーム同士を連結して両者の相対的スライドを規制すると共に、所要時に特定のブーム間同士の連結を解除し得る第2油圧アクチュエータを有するブーム間固定機構と、
    上記シリンダ・ブーム連結機構及びブーム間固定機構を駆動する駆動機構とを備えた伸縮ブームの伸縮装置であって、
    上記駆動機構は、
    上記シリンダチューブに設けられ、上記第1油圧アクチュエータ又は第2油圧アクチュエータに選択的に作動油を供給する油圧供給部と、
    空気圧を供給する空圧供給部を有し、当該空気圧に基づいて上記油圧供給部に所定圧力の作動油を発生させる駆動源発生部とを備え、
    上記油圧供給部は、エアオーバーハイドロリックブースタ(AOH)を備え、
    上記駆動源発生部は、AOHに接続された空圧供給ユニットを備えている伸縮ブームの伸縮装置。
  2. 上記油圧供給部は、上記シリンダチューブを基準として対称に配置された一対のAOHを備えている請求項1に記載の伸縮ブームの伸縮装置。
  3. 上記空圧供給ユニットは、
    空圧源とAOHとを接続する空圧ホース及びホースリールを備えている請求項1又は2に記載の伸縮ブームの伸縮装置。
  4. 上記AOHは、
    エアピストン及びエアチューブを有するエアシリンダを備えており、
    上記エアピストンは、エアチューブに対していずれの方向にも付勢されることなくスライド自在な状態である請求項1から3のいずれかに記載の伸縮ブームの伸縮装置。

JP2015019898A 2015-02-04 2015-02-04 伸縮ブームの伸縮装置 Active JP6467959B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015019898A JP6467959B2 (ja) 2015-02-04 2015-02-04 伸縮ブームの伸縮装置
CN201610061191.1A CN105836637B (zh) 2015-02-04 2016-01-28 伸缩臂的伸缩装置
US15/010,078 US9738498B2 (en) 2015-02-04 2016-01-29 Telescopic boom extension device
EP16153385.6A EP3053869B1 (en) 2015-02-04 2016-01-29 Telescopic boom extension device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015019898A JP6467959B2 (ja) 2015-02-04 2015-02-04 伸縮ブームの伸縮装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016141542A JP2016141542A (ja) 2016-08-08
JP6467959B2 true JP6467959B2 (ja) 2019-02-13

Family

ID=55274994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015019898A Active JP6467959B2 (ja) 2015-02-04 2015-02-04 伸縮ブームの伸縮装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9738498B2 (ja)
EP (1) EP3053869B1 (ja)
JP (1) JP6467959B2 (ja)
CN (1) CN105836637B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6787392B2 (ja) * 2016-03-03 2020-11-18 株式会社タダノ 伸縮機構
CN112777498B (zh) * 2021-03-23 2022-07-05 三一汽车起重机械有限公司 一种伸缩臂结构及起重机

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2833422A (en) * 1950-12-28 1958-05-06 Ferwerda Ray Telescopic boom
US3624979A (en) * 1969-08-25 1971-12-07 Daniel F Przybylski Telescoping hydraulic cylinder arrangement for multiple section extensible booms
US4459786A (en) * 1981-10-27 1984-07-17 Ro Corporation Longitudinally bowed transversely polygonal boom for cranes and the like
US4478014A (en) * 1981-12-14 1984-10-23 Fmc Corporation Telescopic boom with angled corner construction
US4663900A (en) * 1985-12-16 1987-05-12 Singer Products Corporation Locking mast and stop ring assembly
US4688690A (en) * 1986-03-07 1987-08-25 Harnischfeger Corporation Method and apparatus for extending fly section of crane boom
US4676340A (en) * 1986-05-28 1987-06-30 Pierce-Correll Corporation Telescopic boom assembly having high dielectric properties
DE9013210U1 (ja) * 1990-09-18 1991-01-03 Liebherr-Werk Ehingen Gmbh, 7930 Ehingen, De
JPH05272502A (ja) * 1992-03-25 1993-10-19 Shimadzu Corp アクチュエータ
DE4344795A1 (de) 1993-12-28 1995-06-29 Liebherr Werk Ehingen Fahrbarer Kran mit einem Teleskopausleger
JP2000199501A (ja) * 1998-10-31 2000-07-18 Masabumi Isobe 圧力の上昇に依り作動する増圧機構を持ったシリンダ―装置
JP4612144B2 (ja) 2000-04-12 2011-01-12 株式会社タダノ 移動式クレーンのブーム伸縮機構
JP4709415B2 (ja) 2001-04-17 2011-06-22 株式会社タダノ 伸縮機構の制御装置
JP4709431B2 (ja) * 2001-06-26 2011-06-22 株式会社タダノ 伸縮機構
US6601719B2 (en) * 2001-09-21 2003-08-05 Link-Belt Construction Equipment Co., L.P., Lllp Locking and latching system for a telescoping boom
WO2006098739A2 (en) * 2005-03-11 2006-09-21 The Will-Burt Company Heavy duty field mast
CN201284197Y (zh) * 2008-10-15 2009-08-05 徐州重型机械有限公司 伸缩臂插销机构控制系统
CN103388598B (zh) * 2013-08-06 2015-12-02 中联重科股份有限公司 吊臂伸缩机构及其液压控制系统和控制方法、起重机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016141542A (ja) 2016-08-08
CN105836637A (zh) 2016-08-10
EP3053869B1 (en) 2018-08-01
US9738498B2 (en) 2017-08-22
EP3053869A1 (en) 2016-08-10
US20160221803A1 (en) 2016-08-04
CN105836637B (zh) 2018-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6476996B2 (ja) 伸縮ブームの伸縮装置
JP6170755B2 (ja) 電動油圧アクチュエータ
US10604386B2 (en) Expansion/contraction mechanism
JP4933862B2 (ja) 油圧駆動装置
CN103429522B (zh) 装卸起重机悬臂
JP2009115225A (ja) 2段伸縮シリンダ装置及び3段式伸縮ブーム
JP5407223B2 (ja) 伸縮ブーム
TWI784173B (zh) 氣壓缸的流體迴路
JP6467959B2 (ja) 伸縮ブームの伸縮装置
JP6638882B2 (ja) 伸縮機構
JP2015158258A (ja) 複動型流体圧シリンダ
JP5048260B2 (ja) 伸縮ブームの伸縮機構
JP2009067590A (ja) 伸縮ブーム
JP6635244B1 (ja) 伸縮装置及びクレーン
JP2007269439A5 (ja)
JP5794683B2 (ja) 多段伸縮シリンダ
JP6064533B2 (ja) ブーム伸縮機構の制御装置
JP2019052022A (ja) 伸縮機構
JP2021532311A (ja) 入れ子式油圧シリンダ
JP2021169826A (ja) バルブ機構
JP2019112181A (ja) 伸縮機構
JP2019142623A (ja) 伸縮機構
JPS58148184A (ja) 多段ブ−ムの伸縮装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181231

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6467959

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250