JP2009115225A - 2段伸縮シリンダ装置及び3段式伸縮ブーム - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図りつつ、用途の拡大及び使い勝手の向上を図り得る2段伸縮シリンダ装置を提供する。
【解決手段】2段伸縮シリンダ装置5はピストンロッド11、内側シリンダチューブ12、外側シリンダチューブ13、内側伸び油室17、外側伸び油室18、内側縮み油室19及び外側縮み油室20を備える。内側伸び油室と外側伸び油室を非連通状態に、内側縮み油室と外側縮み油室を連通状態に各々設ける。ピストンロッドに、内側伸び油室に連通する第1油路25と、外側伸び油室と連通するための第2油路26と、内側縮み油路に連通する第3油路27とを互いに非連通状態に形成する共に、内側シリンダチューブの底部に連通管路28を設け、連通管路の一端側を第2油路内に挿入させて、ピストンロッドと内側シリンダチューブとが相対的に伸縮動作をするときそれに追従して連通管路の第2油路内への挿入長さが自在に変化するように構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、クレーン車の伸縮ブームなどのアクチュエータとして装備される2段伸縮シリンダ装置及びこれを装備する3段式伸縮ブームに関する。
従来、この種の2段伸縮シリンダ装置として、例えば特許文献1に開示されているように、ピストンロッドと、このピストンロッドの外周に同心状にかつ伸縮自在に順次嵌合する内側シリンダチューブ及び外側シリンダチューブと、この内側シリンダチューブ内を介してピストンロッドの先端面と外側シリンダチューブとの間に形成される伸び油室と、上記内側シリンダチューブの内周面とピストンロッドの外周面との間及び外側シリンダチューブの内周面と内側シリンダチューブの外周面との間にそれぞれ形成される内側縮み油室及び外側縮み油室と、上記ピストンロッドに形成されかつ上記伸び油室と連通する伸び用油路と、上記ピストンロッドに形成されかつ上記内側縮み油室と連通する縮み用油路と、上記内側シリンダチューブの周壁部に形成されかつ上記内側縮み油室と外側縮み油室とを連通する縮み用連通路とを備え、シリンダ装置の伸長時には油圧ポンプからの圧油を作動油としてピストンロッドの基端部に設けた伸びポートから上記伸び用油路を通して伸び油室に供給すると同時に、内側縮み油室内の作動油を上記縮み用油路を通して、外側縮み油室内の作動油を上記縮み用連絡路、内側縮み油室及び縮み用油路を通してそれぞれピストンロッドの基端部に設けた縮みポートからタンクに戻し、シリンダ装置の縮小時には油圧ポンプからの圧油を作動油として上記縮みポートから縮み用油路を通して内側縮み油室に供給するとともに、この内側縮み油室から上記縮み用連通路を介して外側縮み用油室に供給し、それと同時に、伸び油室内の作動油を伸び用油路を通して上記伸びポートからタンクに戻すように構成したものは知られている。
ところが、上記従来の2段伸縮シリンダ装置では、伸縮時の外側シリンダチューブと内側シリンダチューブの動作順序を自在に設定し変更することができないので、これを装備する3段式伸縮ブームの安定性を高めることができないという問題がある。すなわち、3段式伸縮ブームにおいては、通常、その内部に2段伸縮シリンダ装置を配置し、このシリンダ装置のピストンロッドを伸縮ブームの1段目ブーム(基端ブームともいう。)に、シリンダ装置の内側シリンダチューブを伸縮ブームの2段目ブーム(中間ブームともいう。)に、シリンダ装置の外側シリンダチューブを伸縮ブームの3段目ブーム(先端ブームともいう。)にそれぞれ結合する構成になっているが、このような3段式伸縮ブームの場合、安定性を高める観点からは、ブーム伸長時には先に外側シリンダチューブが内側シリンダチューブに対し伸長動作をして3段目ブームが伸長し、次に内側シリンダチューブがピストンロッドに対し伸長動作をして2段目ブームが伸長する一方、ブーム縮小時には逆に先に内側シリンダチューブがピストンロッドに対し縮小動作をして2段目ブームが縮小し、次に外側シリンダチューブが内側シリンダチューブに対し縮小動作をして3段目ブームが縮小することが望ましいが、このような動作順序を確保することができないという問題である。
また、2段伸縮シリンダ装置の用途を拡げたり、使い勝手を高めたりするために、伸縮時の動作順序を自在に設定可能にすることが要望されている。
一方、このような問題を解決し、また要望に答えるために、例えば特許文献2に開示されているように、外側シリンダチューブ(特許文献2のシリンダバレルが該当する。)の底部と内側シリンダチューブ(同じく2段目ロックアクチュエータが該当する。)の先端面との間に外側伸び油室を、内側シリンダチューブの底部とピストンロッド(同じく1段目ロックアクチュエータが該当する。)の先端面との間に内側伸び油室をそれぞれ別々に形成した上、外側シリンダチューブと内側シリンダチューブとの間及び内側シリンダチューブとピストンロッドとの間に、それぞれバネ復帰型のロックピストンとロックセグメントとからなるロック機構を設けて、2段伸縮シリンダ装置の伸縮時の動作順序を任意に設定し得るように構成したものは知られている。しかし、この2段伸縮シリンダ装置の場合、シリンダ本体内に機械的なロック機構を設けることから、シリンダ本体の外径つまり外側シリンダチューブの外径がかなり大きくなる。そのため、これを2段式伸縮ブーム内に装備するに当たっては伸縮ブームを大きくする必要があり、伸縮ブームの大型化を招くという不具合がある。
特開2002−70809号公報 特許第2618768号公報
本発明はかかる諸点に鑑みてなされたものであり、その第1の課題とするところは、機械的なロック機構を用いることなく、伸縮時の動作順序を自在に設定可能にすることにより、小型化を図りつつ、用途の拡大及び使い勝手の向上を図り得る2段伸縮シリンダ装置を提供せんとするものである。
また、第2の課題は、上記の2段伸縮シリンダ装置を使用することにより、大型化を招くことなく、安定性の向上を有効に図り得る3段式伸縮ブームを提供せんとするものである。
上記第1の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、2段伸縮シリンダ装置として、ピストンロッドと、このピストンロッドの外周に同心状にかつ伸縮自在に順次嵌合する内側シリンダチューブ及び外側シリンダチューブと、この内側シリンダチューブの底部とピストンロッドの先端面との間及び外側シリンダチューブの底部と内側シリンダチューブの先端面との間にそれぞれ形成される内側伸び油室及び外側伸び油室と、上記内側シリンダチューブの内周面とピストンロッドの外周面との間及び外側シリンダチューブの内周面と内側シリンダチューブの外周面との間にそれぞれ形成される内側縮み油室及び外側縮み油室とを備えることを前提とする。そして、上記内側伸び油室と外側伸び油室を、互いに非連通状態に設ける一方、上記内側縮み油室と外側縮み油室を、互いに連通状態に設ける。また、上記ピストンロッドに、上記内側伸び油室に連通する第1油路と、上記外側伸び油室と連通するための第2油路と、上記内側縮み油路に連通する第3油路とを互いに非連通状態に独立して形成するとともに、上記内側シリンダチューブの底部に上記第2油路を外側伸び油室に連通させるための連通管路を設け、この連通管路の一端側を第2油路内に挿入させて、ピストンロッドと内側シリンダチューブとが相対的に伸縮動作をするときその伸縮動作に追従して上記連通管路の第2油路内への挿入長さが自在に変化するように構成する。
この構成では、2段伸縮シリンダ装置が2段縮小状態でピストンロッドを基準に内側シリンダチューブを伸長させるときには、油圧源からの圧油を作動油としてピストンロッドの第1油路を通して内側伸び油室に供給すると同時に、内側縮み油室内の作動油をピストンロッドの第3油路を通してタンク側に戻すことにより、内側シリンダチューブが伸長動作をする。その際、内側シリンダチューブの底部に設けた連通管路は、内側シリンダチューブの伸長動作に追従して第2油路内への挿入長さが短くなりながら、第2油路を外側伸び油室に連通させるという機能を維持することになる。また、外側シリンダチューブを伸長させるときには、作動油をピストンロッドの第2油路を通して外側伸び油室に供給すると同時に、外側縮み油室内の作動油を内側縮み油室及びピストンロッドの第3油路を通してタンク側に戻すことにより、外側シリンダチューブが伸長動作をする。このように、2段伸縮シリンダ装置の内側シリンダチューブ及び外側シリンダチューブのいずれを先に伸長させるか、あるいはいずれか一方のみを伸長させるかということは自由に設定することができる。
一方、2段伸縮シリンダ装置が2段伸長状態でピストンロッドを基準に内側シリンダチューブを縮小させるときには、作動油をピストンロッドの第3油路を通して内側縮み油室に供給すると同時に、内側伸び油室内の作動油をピストンロッドの第1油路を通してタンク側に戻すことにより、内側シリンダチューブが縮小動作をする。その際、内側シリンダチューブの底部に設けた連通管路は、内側シリンダチューブの縮小動作に追従して第2油路内への挿入長さが長くなりながら、第2油路を外側伸び油室に連通させるという機能を維持することになる。また、外側シリンダチューブを縮小させるときには、作動油をピストンロッドの第3油路及び内側縮み油室を通して外側縮み油室に供給すると同時に、外側伸び油室内の作動油をピストンロッドの第2油路を通してタンク側に戻すことにより、外側シリンダチューブが縮小動作をする。このように、2段伸縮シリンダ装置の内側シリンダチューブ及び外側シリンダチューブのいずれを先に縮小させるか、あるいはいずれか一方のみを縮小させるかということは自由に設定することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の2段伸縮シリンダ装置において、ピストンロッドに第1ないし第3油路を形成する場合の好ましい形態を提供するものである。すなわち、上記ピストンロッドを中空状に形成し、このピストンロッドの中空部内に、その中心軸を同心として内側パイプと外側パイプとを二重管状に設け、この内側パイプ内は上記第2油路を、内側パイプと外側パイプとの間の隙間は上記第1油路を、外側パイプとピストンロッドの内周面との間は上記第3油路をそれぞれ構成する。この構成では、ピストンロッドひいてはシリンダ装置の対称性を確保しながら、ピストンロッド内に比較的簡単な構成でもって3つの油路を形成することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の2段伸縮シリンダ装置において、ピストンロッドの3つの油路つまり第1ないし第3油路に対し作動油を供給したり、油路側から作動油をタンクに戻したりするための油圧回路構成を提供するものである。すなわち、上記ピストンロッドの基端部に、上記第1油路に連通する内側伸びポートと、上記第2油路に連通する外側伸びポートと、上記第3油路に連通する縮みポートとを設け、油圧源からの圧油を上記内側伸びポート、外側伸びポート及び縮みポートのうちの1つのポートに供給し、かつ残り2つのうちの一方のポートをタンクに連通し、他方のポートを遮断状態にする切換手段を備える構成にする。この構成では、切換手段によって、油圧源からの圧油がピストンロッド基端部の3つのポートつまり、内側伸びポート、外側伸びポート及び縮みポートのうちの1つのポートに供給され、残り2つのうちの一方のポートがタンクに連通され、他方のポートが遮断状態にされるため、内側シリンダチューブ及び外側シリンダチューブの伸縮動作を容易にかつ適切に設定変更することができる。
請求項4及び5に係る発明は、いずれも請求項3記載の2段伸縮シリンダ装置において、切換手段の具体的な形態を提供するものである。
すなわち、請求項4に係る発明は、上記切換手段を、油圧源からの圧油を内側伸びポート又は外側伸びポートに供給しかつ縮みポートをタンクに連通する第1位置と、油圧源からの圧油を縮みポートに連通しかつ内側伸びポート又は外側伸びポートをタンクに連通する第2位置と、各ポートを遮断状態にする第3位置とに切換可能な第1切換弁と、この第1切換弁を通して供給される油圧源からの圧油を内側伸びポート及び外側伸びポートのいずれか一方に供給し、他方のポートを遮断状態にする第2切換弁とによって構成する。
この構成では、第1切換弁を第1位置に切り換え、第2切換弁を、内側伸びポートに圧油を供給する位置に切り換えると、内側シリンダチューブが伸長動作をし、第1切換弁を第1位置にしたまま第2切換弁を、外側伸びポートに圧油を供給する位置に切り換えると、外側シリンダチューブが伸長動作をする。また、第1切換弁を第2位置に切り換え、第2切換弁を、内側伸びポートをタンクに連通する位置に切り換えると、内側シリンダチューブが縮小動作をし、第1切換弁を第2位置にしたまた第2切換弁を、外側伸びポートをタンクに連通する位置に切り換えると、外側シリンダチューブが縮小動作をする。尚、第1切換弁を第3位置に切り換えると、各ポートが遮断され、作動油の給排が行われなくなるため、2段伸縮シリンダ装置は停止状態になる。
また、請求項5に係る発明は、上記切換手段を、油圧源からの圧油を内側伸びポート又は外側伸びポートに供給しかつ縮みポートをタンクに連通する第1位置と、油圧源からの圧油を縮みポートに連通しかつ内側伸びポート又は外側伸びポートをタンクに連通する第2位置と、各ポートを遮断状態にする第3位置とに切換可能な第1切換弁と、この第1切換弁を通して供給される油圧源からの圧油を、それぞれ内側伸びポート及び外側伸びポートに対し、供給又は遮断する2つの第2切換弁とによって構成する。
この構成では、第1切換弁を第1位置に切り換え、2つの第2切換弁のうち、内側伸びポートに対応した第2切換弁を供給位置(連通位置)に、他の第2切換弁を遮断位置にそれぞれ切り換えると、内側シリンダチューブが伸長動作をし、第1切換弁を第1位置にしたまま、2つの第2切換弁のうち、外側伸びポートに対応した第2切換弁を供給位置に、他の第2切換弁を遮断位置にそれぞれ切り換えると、外側シリンダチューブが伸長動作をする。また、第1切換弁を第2位置に切り換え、2つの第2切換弁のうち、内側伸びポートに対応した第2切換弁を供給位置に、他の第2切換弁を遮断位置にそれぞれ切り換えると、内側シリンダチューブが縮小動作をし、第1切換弁を第2位置にしたまま、2つの第2切換弁のうち、外側伸びポートに対応した第2切換弁を供給位置に、他の第2切換弁を遮断位置にそれぞれ切り換えると、外側シリンダチューブが縮小動作をする。尚、内側シリンダチューブ又は外側シリンダチューブが伸縮動作中に供給位置にある第2切換弁を遮断位置に切り換えると、第1切換弁を切り換えるまでもなく、伸縮動作を容易に中断させることができる。
ここで、請求項4又は5記載の2段伸縮シリンダ装置の場合、ピストンロッドと内側シリンダチューブとが相対的に縮小動作をするとき、その縮小動作に追随して連通管路の第2油路内への挿入長さが長くなるが、この第2油路にピストンロッドの外側伸びポートを通して連通する第2切換弁は、その連通を遮断した状態にあることから、第2油路内の作動油の圧力が異常に高くなる。このことに起因して、特に、後述する請求項7に係る発明の如く2段伸縮シリンダ装置を装備する3段式伸縮ブームでは、3段目ブームが全伸長状態のときには第2油路内で作動油が高圧に封じ込められ、配管破損などが発生する虞があり、また、3段目ブームが全伸長状態でないときには伸び操作をしていない3段目ブームが伸長するという不具合がある。請求項6に係る発明は、このような問題に対処するためのものである。
すなわち、請求項6に係る発明は、請求項4又は5記載の2段伸縮シリンダ装置において、上記ピストンロッドと内側シリンダチューブとが相対的に縮小動作をするときその縮小動作に追随して連通管路の第2油路内への挿入長さが長くなり、それに伴って第2油路から上記外側伸びポートを通して排出される作動油を上記切換手段の第2切換弁を迂回してタンクに戻すための戻し油路を備える構成にする。この構成では、ピストンロッドと内側シリンダチューブとが相対的に縮小動作をするとき、ピストンロッドの外側伸びポート及び第2油路に連通した第2切換弁は、その連通を遮断した状態にあるが、縮小動作に追従して連通管路の第2油路内への挿入長さが長くなると、それに伴って、第2油路から外側伸びポートを通して排出される作動油が第2切換弁を迂回した戻し油路を通ってタンクに戻されるため、第2油路内の作動油の圧力が異常に高くなることはない。
上記第2の課題を解決するため、請求項7に係る発明は、3段式伸縮ブームとして、3つのブームを伸縮自在に順次嵌合させて伸縮ブーム本体を構成し、この伸縮ブーム本体内に、請求項1ないし請求項6のいずれか一つに記載の2段伸縮シリンダ装置を配置し、この2段伸縮シリンダ装置のピストンロッドを伸縮ブーム本体の1段目ブームに、内側シリンダチューブを伸縮ブーム本体の2段目ブームに、外側シリンダチューブを伸縮ブーム本体の3段目ブームにそれぞれ結合する構成にする。
この構成では、伸縮ブーム本体の2段縮小状態から2段伸長を行うときには、先ず、2段伸縮シリンダ装置の外側シリンダチューブを内側シリンダチューブに対し伸長させることにより、伸縮ブーム本体の3段目ブームを伸長させる。次に、2段伸縮シリンダ装置の内側シリンダチューブをピストンロッドに対し伸長させることにより、伸縮ブーム本体の2段目ブームを伸長させる。このような動作順序によれば、伸縮ブーム本体の伸長動作時にその重心が基端側に可及的に維持されることになり、安定性が向上する。
一方、伸縮ブーム本体の2段伸長状態から2段縮小を行うときには、先ず、2段伸縮シリンダ装置の内側シリンダチューブをピストンロッドに対し縮小させることにより、伸縮ブーム本体の2段目ブームを縮小させる。次に、2段伸縮シリンダ装置の外側シリンダチューブを内側シリンダチューブに対し縮小させることにより、伸縮ブーム本体の3段目ブームを縮小させる。このような動作順序によれば、伸縮ブーム本体の縮小動作時にその重心が基端側に可及的に維持されることになり、安定性が向上する。
以上のように、本発明の2段伸縮シリンダ装置によれば、機械的なロック機構を用いることなく、ピストンロッドに3つの油路を互いに独立して形成することなどによって、2段伸縮時の動作順序を自在に設定することができるので、小型化を図りながら、用途の拡大及び使い勝手の向上を有効に図ることができる。
特に、請求項2に係る発明では、シリンダ装置の対称性を確保しながら、ピストンロッド内に比較的簡単な構成でもって3つの油路を形成することができるので、実施化を図る上で有利なものである。
請求項3に係る発明では、切換手段によって、油圧源からの圧油がピストンロッド基端部の内側伸びポート、外側伸びポート及び縮みポートのうちの1つのポートに供給され、残り2つのうちの一方のポートがタンクに連通され、他方のポートが遮断状態にされるため、内側シリンダチューブ及び外側シリンダチューブの伸縮動作を容易にかつ適切に設定変更することができ、実用性に優れた効果を奏する。
請求項4に係る発明では、切換手段が2つの切換弁のみで構成されているため、部品点数を少なくしてコストの低廉化などに寄与することができる。
請求項5に係る発明では、切換手段が3つの切換弁で構成されるが、内側シリンダチューブ又は外側シリンダチューブが伸縮動作中にその伸縮動作を容易に中断させることができ、操作の利便性を高めることができる。
請求項6に係る発明では、ピストンロッドと内側シリンダチューブとが相対的に縮小動作をするときその縮小動作に追従して連通管路の第2油路内への挿入長さがなると、それに伴って、第2油路から外側伸びポートを通して排出される作動油が第2切換弁を迂回した戻し油路を通ってタンクに戻されるため、第2油路内の作動油の異常な圧力上昇を防止することができ、それに起因する外側シリンダチューブの不用意な伸長動作や配管破損などの発生を未然に防止できるという効果を併有する。
また、本発明の3段式伸縮ブームによれば、伸縮ブーム本体内に装備した2段伸縮シリンダ装置によって、伸縮ブーム本体の伸縮動作時に重心が基端側に可及的に位置するよう動作順序を適宜設定することができるので、安定性の向上を図ることができる。しかも、2段伸縮シリンダ装置が小径のものであるため、伸縮ブームの小型化を図ることができ、実用性に優れた効果を奏するものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態である実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本発明の第1の実施形態に係る3段式伸縮ブームAを示す。この伸縮ブームAは、3段のブームとして大きい順に1段目ブーム(基端ブームともいう。)1、2段目ブーム(中間ブームともいう。)2及び3段目ブーム(先端ブームともいう。)3を有し、この3段のブーム1〜3を伸縮自在に順次嵌合させて伸縮ブーム本体4が構成されている。
上記伸縮ブーム本体4内には2段伸縮シリンダ装置5(図3参照)の伸縮シリンダ6が配置されている。この伸縮シリンダ6は、ピストンロッド11と、このピストンロッド11の外周に同心状にかつ伸縮自在に順次嵌合する内側シリンダチューブ12及び外側シリンダチューブ13とを備えている。伸縮シリンダ6は、ピストンロッド11の基端側を伸縮ブーム本体4の基端側に向けた状態で配置されており、この伸縮シリンダ6のピストンロッド11の基端部は伸縮ブーム本体4の1段目ブーム1に、内側シリンダチューブ12のロッド側端部は伸縮ブーム本体4の2段目ブーム2に、外側シリンダチューブ13のロッド側端部は伸縮ブーム本体4の3段目ブーム3にそれぞれ結合ピン14,15又は16などを介して結合されている。
上記2段伸縮シリンダ装置5は、図3に示すように、伸縮シリンダ6と、この伸縮シリンダ6に対し作動油を給排する油圧回路部7とを有してなる。伸縮シリンダ6は、上述の如くピストンロッド11と、内側シリンダチューブ12及び外側シリンダチューブ13とを備えることに加えて、内側シリンダチューブ12の底部を構成するピストン部12aとピストンロッド11の先端面を構成するピストン部11aとの間に形成される内側伸び油室17と、外側シリンダチューブ13の底部13aと内側シリンダチューブ12のピストン部12aの先端面との間に形成される外側伸び油室18と、上記内側シリンダチューブ12の内周面とピストンロッド11の外周面との間に形成される内側縮み油室19と、上記外側シリンダチューブ13の内周面と内側シリンダチューブ12の外周面との間に形成される外側縮み油室20とを備えている。
上記内側伸び油室17と外側伸び油室18は、内側シリンダチューブ12のピストン部12aにより油密的に遮断することで互いに非連通状態に設けられている。一方、上記内側縮み油室19と外側縮み油室20は、内側シリンダチューブ12のロッド側端部に設けた連通ポート21と外側シリンダチューブ13のロッド側端部に設けた連通ポート22との間に配置された合成樹脂や合成ゴムなどからなる可撓性を有する外部連通管路23を介して、互いに連通状態に設けられている。
上記ピストンロッド11には、上記内側伸び油室17に連通する第1油路25と、上記外側伸び油室18と連通するための第2油路26と、上記内側縮み油室19に連通する第3油路27とが互いに非連通状態に独立して形成されているとともに、上記内側シリンダチューブ12のピストン部12aには上記第2油路26を外側伸び油室18と連通させるための連通管路28が一体成形又は別体で設けられている。この連通管路28は、その一端側がピストンロッド11のピストン部11aに貫通して設けた挿入穴29を通して上記第2油路26内に挿入されていて、ピストンロッド11と内側シリンダチューブ12とが相対的に伸縮動作をするときその伸縮動作に追従して上記連通管路28の第2油路26内への挿入長さが自在に変化するように構成されている。
上記ピストンロッド11は中空の円筒状に形成されており、このピストンロッド11の中空部内にはその中心軸を同心として内側パイプ31と外側パイプ32とが二重管状に設けられ、この内側パイプ31内は上記第2油路26を、内側パイプ31と外側パイプ32との間の隙間は上記第1油路25を、外側パイプ32とピストンロッド11の内周面との間は上記第3油路27をそれぞれ構成している。第1油路25は、ピストンロッド11のピストン部11aに形成した連通穴33を通して内側伸び油室17に連通されており、第3油路27は、ピストンロッド11の外周面のピストン部11a側部位に設けた連通穴34を通して内側縮み油室19に連通されている。
上記ピストンロッド11の基端部には、上記第1油路25に連通する内側伸びポート36と、上記第2油路26に連通する外側伸びポート37と、上記第3油路27に連通する縮みポート38とが設けられており、この3つのポート36〜38を通して、上記油圧回路部7による作動油の給排が行われる。この油圧回路部7は、油圧源としての油圧ポンプ41と、この油圧ポンプ41からの圧油を上記3つのポート36〜38のうちの1つのポートに供給し、かつ残り2つのうちの一方のポートをタンク42に連通し、他方のポートを遮断状態にする切換手段43とを備えてなる。
上記切換手段43は、具体的には、油圧ポンプ41からの圧油を内側伸びポート36又は外側伸びポート37に供給しかつ縮みポート38をタンク42に連通する第1位置aと、油圧ポンプ41からの圧油を縮みポート38に連通しかつ内側伸びポート36又は外側伸びポート37をタンク42に連通する第2位置bと、各ポート36〜38を遮断状態にする第3位置cとに切換可能な4ポート3位置切換弁よりなる第1切換弁44と、この第1切換弁44を通して供給される油圧ポンプ41からの圧油を内側伸びポート36及び外側伸びポート37のいずれか一方に供給し、他方のポートを遮断状態にする3ポート2位置切換弁よりなる第2切換弁45とからなる。
上記ピストンロッド11と内側シリンダチューブ12とが相対的に縮小動作をするときその縮小動作に追従して連通管路28の第2油路26内への挿入長さが長くなるが、上記油圧回路部7は、それに伴って第2油路26から上記外側伸びポート37を通して排出される作動油を上記切換手段43の第2切換弁45を迂回してタンク42に戻すための戻し油路46を備えている。この戻し油路46にはチェック弁47と絞り48とが直列に介在されている。
尚、図3中、51はピストンロッド11のピストン部11aの外周面に装着されたシール、52は内側シリンダチューブ12のピストン部12aの外周面に装着されたシール、53は内側シリンダチューブ12のロッド側端部のピストンロッド11外周面との摺接箇所に装着されたシール、54は外側シリンダチューブ13のロッド側端部の内側シリンダチューブ12外周面との摺接箇所に装着されたシール、55はピストンロッド11のピストン部11aの挿入穴29周縁部に装着されたシールである。
次に、上記3段式伸縮ブームAの作動、特に、そのアクチュエータである2段伸縮シリンダ装置5の作動について説明する。今、図3に示すように、伸縮シリンダ6が2段縮小状態にあり、油圧回路部7の第1切換弁44は、停止位置である第3位置cにある。このとき、3段式伸縮ブームAの伸縮ブーム本体4は、図1(a)及び図2に示すように、2段縮小状態にある。
このような伸縮ブーム本体4の2段縮小状態から2段伸長を行うときには、2段伸縮シリンダ装置5の油圧回路部7において、先ず、第1切換弁44を図示の第3位置cから第1位置aに切り換えるとともに、第2切換弁45を図示の第1位置aから第2位置bに切り換えることにより、油圧ポンプ41からの圧油を作動油として第1切換弁44及び第2切換弁45を介して伸縮シリンダ6のピストンロッド11基端部の外側伸びポート37に、ひいてはピストンロッド11の第2油路26及び連通管路28を通して外側伸び油室18に供給すると同時に、外側縮み油室20内の作動油を外部連通管路23、内側縮み油室19及びピストンロッド11の第3油路27を通してタンク42側に戻す。これにより、伸縮シリンダ6の外側シリンダチューブ13が内側シリンダチューブ12に対し伸長動作をし、この伸長動作に伴って、伸縮ブーム本体4の3段目ブーム3のみが、図1(b)に示すように伸長する。
続いて、第1切換弁44を第1位置aにしたまま、第2切換弁45を第1位置aに切り換えることにより、油圧ポンプ41からの圧油を第1切換弁44及び第2切換弁45を介して伸縮シリンダ6のピストンロッド11基端部の内側伸びポート36に、ひいてはピストンロッド11の第1油路25を通して内側伸び油室17に供給すると同時に、内側縮み油室19内の作動油をピストンロッド11の第3油路27を通してタンク42側に戻す。これにより、伸縮シリンダ6の内側シリンダチューブ12がピストンロッド11に対し伸長動作をし、この伸長動作に伴って、伸縮ブーム本体4の2段目ブーム2が、図1(c)に示すように、3段目ブーム3と一体に伸長し、伸縮ブーム本体4は2段伸長状態になる。
一方、伸縮ブーム本体4の2段伸長状態から2段縮小を行うときには、2段伸縮シリンダ装置5の油圧回路部7において、先ず、第1切換弁44を第2位置bに切り換えるとともに、第2切換弁45を第1位置aに切り換えることにより、油圧ポンプ41からの圧油を第1切換弁44を介して伸縮シリンダ6のピストンロッド11基端部の縮みポート38に、ひいてはピストンロッド11の第3油路27を通して内側縮み油室19に供給すると同時に、内側伸び油室17内の作動油をピストンロッド11の第1油路25及び第2切換弁45などを通してタンク42に戻す。これにより、伸縮シリンダ6の内側シリンダチューブ12がピストンロッド11に対し縮小動作をし、この縮小動作に伴って、伸縮ブーム本体4の2段目ブーム2が縮小し、図1(b)に示す1段伸長状態(1段縮小状態ともいう。)になる。
続いて、第1切換弁44を第2位置bにしたまま、第2切換弁45を第2位置bに切り換えることにより、油圧ポンプ41からの圧油を第1切換弁44を介して伸縮シリンダ6のピストンロッド11基端部の縮みポート38に、ひいてはピストンロッド11の第3油路27、内側縮み油室19及び外部連通管路23を通して外側縮み油室20に供給すると同時に、外側伸び油室18内の作動油を連通管路28、ピストンロッド11の第2油路26及び第2切換弁45などを通してタンク42に戻す。これにより、伸縮シリンダ6の外側シリンダチューブ13が内側シリンダチューブ12に対し縮小動作をし、この縮小動作に伴って、伸縮ブーム本体4の3段目ブーム3が縮小し、図1(a)に示す2段縮小状態になる。
このように、伸縮ブーム本体4の2段伸長時及び2段縮小時には、いずれも3段目ブーム3のみが伸長した状態を経た後、2段伸長状態又は2段縮小状態になるため、伸縮ブーム本体4の重心を基端側に可及的に維持させることができ、伸縮ブーム本体4ないし3段式伸縮ブームAの安定性を高めることができる。また、3段式伸縮ブームAの安定性に問題がない場合などには、2段目ブーム2を先に伸長させることなども可能であるため、3段式伸縮ブームAの使い勝手を高めることができる。
しかも、上記伸縮ブーム本体4内に配置されるアクチュエータとしての2段伸縮シリンダ装置5の伸縮シリンダ6は、従来の如く機械的なロック機構を用いることなく、単にピストンロッド11に3つの油路25〜27を互いに独立して形成することなどで足り、構成が比較的簡単なものであるため、その分伸縮シリンダ6の直径を小さくすることができ、それに伴い、伸縮ブーム本体4の小型化を図ることができる。
特に、本実施形態の場合、ピストンロッド11に3つの油路、つまり内側伸び油室17に連通する第1油路25と、外側伸び油室18と連通するための第2油路26と、内側縮み油室19に連通する第3油路27とを互いに独立して形成するに当たり、ピストンロッド11を中空の円筒状に形成し、このピストンロッド11の中空部内に、その中心軸を同心として内側パイプ31と外側パイプ32とを二重管状に設け、この内側パイプ31内は上記第2油路26を、内側パイプ31と外側パイプ32との間の隙間は上記第1油路25を、外側パイプ32とピストンロッド11の内周面との間は上記第3油路27をそれぞれ構成しているため、ピストンロッド11ひいては伸縮シリンダ6の対称性を確保しながら、ピストンロッド11内に比較的簡単な構成でもって3つの油路25〜27を形成することができる。この結果、伸縮シリンダ6の小型化ひいては伸縮ブーム本体6の小型化をより図ることができ、実施化を図る上で有利なものである。
また、上記ピストンロッド11の3つの油路25〜27に対し作動油を供給したり、油路25〜27側から作動油をタンク42に戻したりするための2段伸縮シリンダ装置5の油圧回路部7は、油圧源としての油圧ポンプ41と、この油圧ポンプ41からの圧油をピストンロッド11の基端部に設けた3つのポート36〜38のうちの1つのポートに供給し、かつ残り2つのうちの一方のポートをタンク42に連通し、他方のポートを遮断状態にする切換手段43とを備えてなり、この切換手段43によって、3つのポート36〜38の作動油供給、タンク連通及び遮断の切換が行われるため、内側シリンダチューブ12及び外側シリンダチューブ13の伸縮動作を容易にかつ適切に設定変更することができる。
その上、上記切換手段43は、伸長動作位置である第1位置aと縮小動作位置である第2位置bと停止位置である第3位置cとに切換可能な第1切換弁44と、内側シリンダチューブ12を伸縮動作させる第1位置aと外側シリンダチューブ13を伸縮動作させる第2位置bとに切換可能な第2切換弁45とだけで構成されているため、部品点数を少なくしてコストの低廉化などに寄与することができる。
さらに、上記伸縮シリンダ6においては、内側シリンダチューブ12がピストンロッド11に対し伸縮動作をするとき、内側シリンダチューブ12のピストン部12aに設けた連通管路28は、内側シリンダチューブ12の伸縮動作に追従して第2油路26内への挿入長さを変化しながら、第2油路26を外側伸び油室18に連通させる機能を維持するようになっているため、油漏れなどが発生することはなく、作動の信頼性を高めることができる。
加えて、上記内側シリンダチューブ12がピストンロッド11に対し伸長した状態から縮小動作をするとき、上記切換手段43の第2切換弁45は、第1位置aに位置し、ピストンロッド11の第2油路26及び外側伸びポート37とタンク42側との連通を遮断した状態にあるが、内側シリンダチューブ12の縮小動作に追従して連通管路28の第2油路26内への挿入長さが長くなると、それに伴って、第2油路26から外側伸びポート37を通して排出される作動油が第2切換弁45を迂回した戻し油路46を通ってタンク42に戻されるため、第2油路26内の作動油の圧力が異常に高くなることはない。その結果、封じ込め圧の発生に起因する外側シリンダチューブ13ひいては伸縮ブーム本体4の3段目ブーム3の不用意な伸長動作や配管破損などの発生を未然に防止することができる。
図4は本発明の第2の実施形態として2段伸縮シリンダ装置の油圧回路部の変形例を示す。この第2の実施形態の場合、2段伸縮シリンダ装置5の油圧回路部7は、第1の実施形態の場合と同じく、油圧源としての油圧ポンプ41と、この油圧ポンプ41からの圧油を、ピストンロッド11の基端部に設けた内側伸びポート36、外側伸びポート37及び縮みポート38のうちの1つのポートに供給し、かつ残り2つのうちの一方のポートをタンク42に連通し、他方のポートを遮断状態にする切換手段61とを備えてなるが、切換手段61の構成が、第1の実施形態の場合のそれと異なる。
すなわち、上記切換手段61は、油圧ポンプ41からの圧油を内側伸びポート36又は外側伸びポート37に供給しかつ縮みポート38をタンク42に連通する第1位置aと、油圧ポンプ41からの圧油を縮みポート38に連通しかつ内側伸びポート36又は外側伸びポート37をタンク42に連通する第2位置bと、各ポート36〜38を遮断状態にする第3位置cとに切換可能な4ポート3位置切換弁よりなる第1切換弁62と、この第1切換弁62を通して供給される油圧ポンプ41からの圧油を、それぞれ内側伸びポート36及び外側伸びポート37に対し、供給又は遮断する2つの開閉弁よりなる第2切換弁63,64とからなる。
また、上記油圧回路部7は、第1の実施形態の場合と同じく、ピストンロッド11と内側シリンダチューブ12とが相対的に縮小動作をするときその縮小動作に追従して連通管路28の第2油路26内への挿入長さが長くなり、それに伴って第2油路26から外側伸びポート37を通して排出される作動油を上記切換手段61の第2切換弁64を迂回してタンク42に戻すための戻し油路65を備えているが、この戻し油路65にはリリーフ弁66とチェック弁67とが介在されている。尚、2段伸縮シリンダ装置5のその他の構成は、第1の実施形態の場合と同じであり、同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。
そして、上記第2の実施例においては、第1切換弁62を第1位置aに切り換え、2つの第2切換弁63,64のうち、一方の第2切換弁63を供給位置(開位置)aに、他方の第2切換弁64を遮断位置(閉位置)bにそれぞれ切り換えると、油圧ポンプ41からの圧油が第1切換弁62及び第2切換弁63を介して内側伸びポート36ひいては内側伸び油室17(図3参照)に供給されると同時に、内側縮み油室19内の作動油がピストンロッド11の第3油路27などを介してタンク42に戻されることにより、内側シリンダチューブ12が伸長動作をする。また、第1切換弁62を第1位置aにしたまま、2つの第2切換弁63,64のうち、一方の第2切換弁63を遮断位置bに、他方の第2切換弁64を供給位置aにそれぞれ切り換えると、油圧ポンプ41からの圧油が第1切換弁62及び第2切換弁64を介して外側伸びポート37ひいては外側伸び油室18(図3参照)に供給されると同時に、外側縮み油室19内の作動油がピストンロッド11の第3油路27などを介してタンク42に戻されることにより、外側シリンダチューブ13が伸長動作をする。
一方、第1切換弁62を第2位置bに切り換え、2つの第2切換弁63,64のうち、一方の第2切換弁63を供給位置aに、他方の第2切換弁64を遮断位置bにそれぞれ切り換えると、油圧ポンプ41からの圧油が第1切換弁62を介して縮みポート38ひいては内側縮み油室19に供給されると同時に、内側伸び油室17内の作動油がピストンロッド11の第1油路25及び第2切換弁63などを介してタンク42に戻されることにより、内側シリンダチューブ12が縮小動作をする。また、第1切換弁62を第2位置bにしたまま、2つの第2切換弁63,64のうち、一方の第2切換弁63を遮断位置bに、他方の第2切換弁64を供給位置aにそれぞれ切り換えると、油圧ポンプ41からの圧油が第1切換弁62を介して縮みポート38ひいては外側縮み油室20に供給されると同時に、外側伸び油室18内の作動油がピストンロッド11の第2油路26及び第2切換弁64などを介してタンク42に戻されることにより、外側シリンダチューブ13が縮小動作をする。
このように、第2の実施形態においても、伸縮シリンダ6の2段伸縮時に内側シリンダチューブ12及び外側シリンダチューブ13の動作順序を、切換手段61の第1切換弁62及び第2切換弁63,64によって自在に設定することができるので、第1の実施形態と同じく3段式伸縮ブームのアクチュエータとして使用した場合その安定性及び使い勝手を共に高めることができる。
特に、第2の実施形態の場合、内側シリンダチューブ12又は外側シリンダチューブ13が伸縮動作中に供給位置aにある第2切換弁63又は64を遮断位置bに切り換えると、第1切換弁62を切り換えるまでもなく、伸縮動作を容易に中断させることができるので、操作の利便性を高めることができる。
また、内側シリンダチューブ12がピストンロッド11に対し伸長した状態から縮小動作をするときその縮小動作に追従して連通管路28の第2油路26内への挿入長さが長くなり、それに伴って第2油路26から外側伸びポート37を通して排出される作動油が、遮断位置bにある第2切換弁64によって所定圧(リリーフ弁66の設定圧力)以上になるとこの第2切換弁64を迂回した戻し通路65を通ってタンク42に戻されるため、封じ込め圧の発生をより確実に防止することができるという効果をも奏する。
尚、本発明は上記第1及び第2の実施形態に限定されるものではなく、その他種々の形態を包含するものである。例えば上記各実施形態では、伸縮シリンダ6の内側縮み油室19と外側縮み油室20とを、伸縮シリンダ6外に配置した外部連通管路23を介して互いに連通させるように構成したが、本発明は、この連通構造の代わりに、背景技術の項で述べた特許文献1に記載の如く、内側シリンダチューブの周壁部に縮み用連通路を形成し、この縮み用連通路を介して互いに連通させるように構成してもよい。
また、上記各実施形態では、伸縮シリンダ6のピストンロッド11に3つの油路25〜27を形成するに当たり、ピストンロッド11を中空の円筒状に形成し、このピストンロッド11の中空部内にその中心軸を同心として内側パイプ31と外側パイプ32とを二重管状に設け、この内側パイプ31内と、内側パイプ31と外側パイプ32との間の隙間と、外側パイプ32とピストンロッド11の内周面との間でそれぞれ油路25〜27を構成したが、本発明は、これに限らず、例えば外側パイプ32とピストンロッド11の内周面との間で1つの油路を構成する代わりに、パイプによって1つの油路を構成したり、中実状のピストンロッドに軸方向に延びる3つの油路を形成したりしてもよい。
さらに、本発明の2段伸縮シリンダ装置は、上記第1の実施形態の如く3段式伸縮ブームAの伸縮ブーム本体4内にアクチュエータとして装備されるものに限らず、その他種々の用途に使用されるものにも適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る3段式伸縮ブームの外観を示し、(a)は2段縮小状態の側面図、(b)は1段伸長状態の側面図、(c)は2段伸長状態の側面図である。 上記伸縮ブームの2段縮小状態の断側面図である。 2段伸縮シリンダ装置の全体構成を示す構成図である。 第2の実施形態に係る2段伸縮シリンダ装置の油圧回路部付近の構成図である。
符号の説明
A 3段式伸縮ブーム
1 1段目ブーム
2 2段目ブーム
3 3段目ブーム
4 伸縮ブーム本体
5 2段伸縮シリンダ装置
6 伸縮シリンダ
7 油圧回路部
11 ピストンロッド
11a ピストン部(先端面)
12 内側シリンダチューブ
12a ピストン部(底部)
13 外側シリンダチューブ
13a 底部
17 内側伸び油室
18 外側伸び油室
19 内側縮み油室
20 外側縮み油室
25 第1油路
26 第2油路
27 第3油路
28 連通管路
31 内側パイプ
32 外側パイプ
36 内側伸びポート
37 外側伸びポート
38 縮みポート
41 油圧ポンプ(油圧源)
42 タンク
43,61 切換手段
44,62 第1切換弁
45,63,64 第2切換弁
46,65 戻し油路

Claims (7)

  1. ピストンロッドと、このピストンロッドの外周に同心状にかつ伸縮自在に順次嵌合する内側シリンダチューブ及び外側シリンダチューブと、この内側シリンダチューブの底部とピストンロッドの先端面との間及び外側シリンダチューブの底部と内側シリンダチューブの先端面との間にそれぞれ形成される内側伸び油室及び外側伸び油室と、上記内側シリンダチューブの内周面とピストンロッドの外周面との間及び外側シリンダチューブの内周面と内側シリンダチューブの外周面との間にそれぞれ形成される内側縮み油室及び外側縮み油室とを備えた2段伸縮シリンダ装置において、
    上記内側伸び油室と外側伸び油室は、互いに非連通状態に設けられている一方、上記内側縮み油室と外側縮み油室は、互いに連通状態に設けられており、上記ピストンロッドには、上記内側伸び油室に連通する第1油路と、上記外側伸び油室と連通するための第2油路と、上記内側縮み油路に連通する第3油路とが互いに非連通状態に独立して形成されているとともに、上記内側シリンダチューブの底部には上記第2油路を外側伸び油室に連通させるための連通管路が設けられ、この連通管路は、その一端側が第2油路内に挿入されていて、ピストンロッドと内側シリンダチューブとが相対的に伸縮動作をするときその伸縮動作に追従して上記連通管路の第2油路内への挿入長さが自在に変化するように構成されていることを特徴とする2段伸縮シリンダ装置。
  2. 上記ピストンロッドは中空状に形成されており、このピストンロッドの中空部内にはその中心軸を同心として内側パイプと外側パイプとが二重管状に設けられ、この内側パイプ内は上記第2油路を、内側パイプと外側パイプとの間の隙間は上記第1油路を、外側パイプとピストンロッドの内周面との間は上記第3油路をそれぞれ構成してなる請求項1記載の2段伸縮シリンダ装置。
  3. 上記ピストンロッドの基端部には、上記第1油路に連通する内側伸びポートと、上記第2油路に連通する外側伸びポートと、上記第3油路に連通する縮みポートとが設けられており、油圧源からの圧油を上記内側伸びポート、外側伸びポート及び縮みポートのうちの1つのポートに供給し、かつ残り2つのうちの一方のポートをタンクに連通し、他方のポートを遮断状態にする切換手段を備えてなる請求項1又は2記載の2段伸縮シリンダ装置。
  4. 上記切換手段は、油圧源からの圧油を内側伸びポート又は外側伸びポートに供給しかつ縮みポートをタンクに連通する第1位置と、油圧源からの圧油を縮みポートに連通しかつ内側伸びポート又は外側伸びポートをタンクに連通する第2位置と、各ポートを遮断状態にする第3位置とに切換可能な第1切換弁と、この第1切換弁を通して供給される油圧源からの圧油を内側伸びポート及び外側伸びポートのいずれか一方に供給し、他方のポートを遮断状態にする第2切換弁とからなる請求項3記載の2段伸縮シリンダ装置。
  5. 上記切換手段は、油圧源からの圧油を内側伸びポート又は外側伸びポートに供給しかつ縮みポートをタンクに連通する第1位置と、油圧源からの圧油を縮みポートに連通しかつ内側伸びポート又は外側伸びポートをタンクに連通する第2位置と、各ポートを遮断状態にする第3位置とに切換可能な第1切換弁と、この第1切換弁を通して供給される油圧源からの圧油を、それぞれ内側伸びポート及び外側伸びポートに対し、供給又は遮断する2つの第2切換弁とからなる請求項3記載の2段伸縮シリンダ装置。
  6. 上記ピストンロッドと内側シリンダチューブとが相対的に縮小動作をするときその縮小動作に追随して連通管路の第2油路内への挿入長さが長くなり、それに伴って第2油路から上記外側伸びポートを通して排出される作動油を上記切換手段の第2切換弁を迂回してタンクに戻すための戻し油路を備えてなる請求項4又は5記載の2段伸縮シリンダ装置。
  7. 3つのブームを伸縮自在に順次嵌合させて伸縮ブーム本体が構成され、この伸縮ブーム本体内には、請求項1ないし請求項6のいずれか一つに記載の2段伸縮シリンダ装置が配置されており、この2段伸縮シリンダ装置のピストンロッドは伸縮ブーム本体の1段目ブームに、内側シリンダチューブは伸縮ブーム本体の2段目ブームに、外側シリンダチューブは伸縮ブーム本体の3段目ブームにそれぞれ結合されていることを特徴とする3段式伸縮ブーム。
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