JP6170755B2 - 電動油圧アクチュエータ - Google Patents

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Description

ここに開示する技術は、電動油圧アクチュエータ(Electro Hydrostatic Actuator:EHA)に関し、特に航空機の脚の降着装置に適用可能なEHAに関する。
近年、航空機の燃費向上及び整備性等の観点から、従来の航空機に装備されていた油圧供給系統を廃止し、脚の揚降、舵面の操作、ブレーキ操作、及び脚ステアリング操作等のアクチュエータとしてEHAを搭載することが提案されている(例えば特許文献1、及び、非特許文献1参照)。EHAは、油圧アクチュエータ、油圧ポンプ及び電動モータを含む油圧供給源、並びに、油圧マニホールドを備えている。油圧アクチュエータは、例えば、それぞれ機体側に固定される可動端と固定端とを有する片ロッドシリンダからなる。片ロッドシリンダは、油圧供給源から油圧マニホールドを介して供給される油圧を受けて伸縮する。油圧回路にはまた、片ロッドシリンダのボア側油室とアニュラス側油室との合計容積が、その伸縮に伴い変動することを吸収するために、作動油を貯留するタンク(つまり、リザーバ)が含まれている。
例えば降着装置においては、脚を揚降するためのギヤアクチュエータ、脚を格納する格納室のドアを開閉するためのドアアクチュエータ、及び、脚下げ状態を固定する機構を解除するためのダウンロックリリースアクチュエータを、EHAに置き換えることが可能である。
特開2009−228792号公報 実公昭47−25431号公報
Parker Hannifin Corporation "Intelligent Solutions Control Systems and Actuation Technologies" 第7頁、インターネット〈URL:http://www.parker.com/literature/Control%20Systems%20Division/CSD%20literature/CSDBrochure.pdf〉
ところで、例えば非特許文献1に記載されている従来のEHAは、軸方向に伸びる片ロッドシリンダの外周囲に、油圧ポンプ、電動モータ、油圧マニホールド及びリザーバ等の各構成機器をそれぞれ配置した上で、当該片ロッドシリンダと各構成機器とを一体化している。こうした一体化は、作動油の配管をできる限り短くして、EHAの軽量化や、信頼性の向上に有利である。
しかしながら、従来のEHAは、径方向に大型化してしまうと共に、片ロッドシリンダの外周囲に配置した各構成機器の重心位置が、片ロッドシリンダの中心軸から、径方向に大きく離れて位置することになる。ここで、航空機用のEHAには、振動や衝撃が入力される。各構成機器の重心位置が、片ロッドシリンダの中心軸から径方向に大きく離れていることは、振動や衝撃がEHAに入力されたときに、片ロッドシリンダの取り付け端部である固定端や可動端周りのモーメントを大きくしてしまう。このため、固定端や可動端における取り付け構造の強度を、その分、高めなければならなくなる。しかしながら、取り付け構造の高強度化は、航空機に搭載するEHAに求められる軽量化の要求を満足させる上で不利になる。
この点につき、特許文献1に記載されているEHAは、片ロッドシリンダのロッド内にリザーバを内蔵している。この構成は、EHAの外径を小さくすることを可能にし、さらに、リザーバの重心位置を片ロッドシリンダの中心軸と一致することができるという利点がある。
ところが、片ロッドシリンダのロッド内にリザーバを内蔵する構成は、リザーバ容量を大きくすることが困難になるという別の問題を招く。つまり、リザーバ容量を大きくしようとすれば、片ロッドシリンダのロッドの径を大きくすることになるが、ロッドの径を大きくすると、片ロッドシリンダにおけるアニュラス側油室の断面積が、その分縮小することになる。従って、必要な受圧面積を確保しようとすれば、シリンダの外径を大きくしなければならなくなり、結果として、EHAが大型化する。また、リザーバ以外の、油圧ポンプや電動モータといった構成機器を、片ロッドシリンダの外周囲に配置したときに、当該構成機器の重心位置は、シリンダ径が大きくなる分、片ロッドシリンダの中心軸からさらに離れるようになる。このことは、振動や衝撃入力時に生じる片ロッドシリンダの固定端や可動端周りのモーメントを大きくしてしまい、取り付け構造の高強度化を回避したいという課題を解決することができなくなる。
尚、特許文献2には、片ロッドシリンダの外周部に、横断面がドーナツ状のリザーバを設けたEHAが記載されているものの、特許文献2には、当該EHAの用途や、油圧ポンプや電動モータ等の構成機器の配置や一体化に関しては何ら記載されていない。
ここに開示する技術は、このような実情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、比較的大容量のリザーバ容量を確保しつつも、取り付け構造を含めて小型及び軽量化が可能な電動油圧アクチュエータを提供することにある。
ここに開示する技術は、電動油圧アクチュエータに係り、この電動油圧アクチュエータは、軸方向の一端側に位置する固定端と他端側に位置する可動端とを有しかつ、作動油の供給を受けて前記軸方向に伸縮することにより前記可動端が前記軸方向に往復動するように構成された片ロッドシリンダと、前記片ロッドシリンダに作動油を供給するよう構成された油圧ポンプと電動モータとを含む油圧供給源と、前記片ロッドシリンダと前記油圧供給源との間の油圧回路内に設けられかつ、前記作動油を貯留可能に構成されたリザーバと、を備える。
そして、前記油圧供給源は、前記片ロッドシリンダの前記固定端側の所定位置で、当該片ロッドシリンダの周囲に配置されて一体化され、前記リザーバは、二重円筒状に構成されかつ、前記油圧供給源よりも前記可動端側の位置で、前記片ロッドシリンダに対して同軸となるように外挿された状態で、前記片ロッドシリンダと一体化されている。
また、前記油圧回路は、前記油圧供給源を複数含んで冗長化されており、前記複数の油圧供給源はそれぞれ、前記片ロッドシリンダの前記固定端側の所定位置に配置されている。
この構成によると、リザーバは、二重円筒状に構成されて片ロッドシリンダに外挿されている。ここで、二重円筒状とは、径の異なる2つの円筒を同軸となるように配置し、その2つの円筒の間に、ドーナツ状の横断面形状を設ける形状をいう。二重円筒状のリザーバ内径は、その内部に片ロッドシリンダが配置されるため、比較的大きくなる。そのため、リザーバの外径を大きくしなくても、横断面積は比較的大きくなる。このことは、リザーバ容量を大きくする上で有利である。
また、油圧ポンプ及び電動モータを含んで構成される油圧供給源は、リザーバよりも固定端側に配置されるため、リザーバと油圧供給源とは、軸方向にずれて配置される。このことは、リザーバと油圧供給源とを径方向に重なるように配置する場合と比較して、片ロッドシリンダ、リザーバ、油圧供給源を一体化した電動油圧アクチュエータの径を小さくすることが可能になる。従って、比較的大きいリザーバ容量を確保しつつも、電動油圧アクチュエータ全体の小径化が可能になる。
また、油圧供給源は、片ロッドシリンダの周囲に配置されるため、その重心位置は、片ロッドシリンダの中心軸に対して径方向に離れるものの、油圧供給源は、固定端に対して相対的に近い位置に配置されるため、電動油圧アクチュエータに振動や衝撃が入力された際に、重心位置のずれに起因して可動端や固定端に発生するモーメントは、比較的小さくなる。これに対し、リザーバは、油圧供給源よりも可動端側に配置されることで、固定端に対しては、相対的に離れた位置に配置されるものの、二重円筒状のリザーバは、片ロッドシリンダと同軸となるように配置されることで、その重心位置は、片ロッドシリンダの中心軸に一致する、又は、ほぼ一致する。そのため、電動油圧アクチュエータに振動や衝撃が入力された際に、リザーバによって可動端や固定端に発生するモーメントは、ゼロになる、又は、抑制される。こうして、可動端及び固定端に発生するモーメントは小さくなるため、片ロッドシリンダの可動端及び固定端の取り付け構造の強度を低く設定することが可能になり、片ロッドシリンダ、油圧供給源及びリザーバを一体化した電動油圧アクチュエータの、小型化及び軽量化が図られる。
また、電動油圧アクチュエータの信頼性確保のために、油圧回路を冗長化したときに、電動油圧アクチュエータは、複数の油圧供給源を備えることになり、その分、重量が増えることになる。しかしながら、その複数の油圧供給源を固定端に近い所定位置に配置することによって、前述の通り、重心位置が固定端に近い位置に設定され、電動油圧アクチュエータに振動や衝撃が入力されたときに、可動端や固定端に生じるモーメントを小さくすることが可能になる。つまり、この配置構成は、複数の油圧供給源を備えることで、重量バランスが崩れやすい電動油圧アクチュエータにも適している。
前記片ロッドシリンダは、シリンダ本体と、当該シリンダ本体の端部から前記軸方向に沿うように突出しかつ、前記シリンダ本体よりも小径のシリンダエンドとを含んでおり、前記固定端は、前記シリンダエンドの突出端に設けられ、前記リザーバは、前記シリンダ本体に対して同軸となるように外挿され、前記油圧供給源は、前記シリンダ本体と前記固定端との間で、前記シリンダエンドの周囲に配置されている、としてもよい。
シリンダエンドは、シリンダ本体よりも小径であることから、シリンダ本体から突出するシリンダエンドの周囲には、空きスペースが生じる。油圧供給源は、シリンダエンドの周囲の空きスペースに配置されるから、電動油圧アクチュエータの外径は小さくなり得る。
一方で、リザーバは、相対的に大径のシリンダ本体に外挿されるものの、このリザーバは、前述の通り、二重円筒状であって必要なリザーバ容量を確保しつつも、その外径は比較的小さくすることが可能である。その結果、片ロッドシリンダの可動端から固定端までの軸方向の全体に亘って、片ロッドシリンダ、リザーバ及び油圧供給源を一体化した電動油圧アクチュエータの径を小型化することが可能になる。
前記電動油圧アクチュエータは、前記油圧回路内に設けられかつ、前記油圧供給源と前記片ロッドシリンダとの間の油圧の供給を制御する油圧マニホールドをさらに備え、前記油圧マニホールドは、前記油圧供給源と共に、前記シリンダエンドの周囲に配置されている、としてもよい。
前述の通り、相対的に小径のシリンダエンドの周囲には、空きスペースが生じるため、この空きスペースに油圧マニホールドを配置することによって、電動油圧アクチュエータ全体の小型化が図られる。また、油圧マニホールドの重心位置は、片ロッドシリンダの中心軸からは、ずれるものの、その重心位置は、固定端に近い位置に位置するため、電動油圧アクチュエータに振動や衝撃が入力されたときの、可動端及び固定端に発生するモーメントを抑制することが可能になる。
前記片ロッドシリンダは、航空機の降着装置における脚の揚降を行うためのアクチュエータである、としてもよい。
前述したように、電動油圧アクチュエータに対して振動や衝撃が入力される場合でも、取り付け構造を含めた小型化、及び、軽量化が可能であるから、航空機用の降着装置に用いるアクチュエータとして適している。尚、ここでいうアクチュエータには、脚の揚降用のギヤアクチュエータ、脚を格納する格納室のドア開閉用のドアアクチュエータ、及び、脚下げ状態を固定する機構を解除するためのダウンロックリリースアクチュエータを含み、前記構成の電動油圧アクチュエータは、いずれのアクチュエータに適用してもよい。
以上説明したように、前記の電動油圧アクチュエータによると、リザーバを二重円筒状に構成した上で、片ロッドシリンダにおける、相対的に可動端側の位置で当該シリンダに外挿する一方、油圧供給源を、片ロッドシリンダにおける相対的に固定端側の位置に配置することにより、電動油圧アクチュエータの小型化を図ることができる。また、片ロッドシリンダの中心軸に対して、重心位置がずれる油圧供給源は、固定端に近い位置に配置される一方、固定端から離れた位置に配置される二重円筒状のリザーバは、重心位置が中心軸に一致する、又は、ほぼ一致するから、電動油圧アクチュエータに振動や衝撃が入力されたときに、可動端や固定端に発生するモーメントを小さくすることができ、可動端及び固定端の取り付け強度を低く設定して、電動油圧アクチュエータを小型化及び軽量化することができる。
電動油圧アクチュエータの外観を示す斜視図である。 (a)電動油圧アクチュエータの平面図、(b)電動油圧アクチュエータの正面図である。 図2のIII−III断面図である。 電動油圧アクチュエータの油圧回路を例示する回路図である。 電動油圧アクチュエータに作用するモーメント荷重の大きさを検討するためのモデル図である。 片ロッドシリンダ作用する外力方向の違いと、要求される受圧面積の大きさとを比較する図である。 図4とは別の構成例を示す油圧回路図である。
以下、電動油圧アクチュエータの実施形態を図面に基づいて説明する。ここで説明する電動油圧アクチュエータは例示である。図1〜4は、電動油圧アクチュエータ1を、航空機の降着装置用アクチュエータとして適用した例を示している。図1は、電動油圧アクチュエータ1の外観を例示する斜視図、図2(a)は、電動油圧アクチュエータ1の平面図、(b)は、電動油圧アクチュエータ1の正面図であり、図3は、図2のIII−III断面図であり、図4は、電動油圧アクチュエータ1の油圧回路を例示する回路図である。尚、油圧回路の構成は、図例に限定されるものではない。降着装置は通常、脚の揚降を行うためのギヤアクチュエータ、脚を収容する格納室のドアを開閉するためのドアアクチュエータ、及び、脚を降ろした状態で固定する機構を解除するためのダウンロックリリースアクチュエータの三種類のアクチュエータを含んでいる。図1〜4に示す電動油圧アクチュエータ1は特に、このうちのギヤアクチュエータに適用されている。
図4に示すように、電動油圧アクチュエータ1は、作動油の供給を受けて伸縮する油圧式の片ロッドシリンダ21を備えている。尚、図4において作動油経路は実線、パイロット油圧経路は破線で示す。
片ロッドシリンダ21は、シリンダ内に、ボア側油室24とアニュラス側油室25とを有している。ピストンヘッドは、シリンダ内で、ボア側油室24とアニュラス側油室25とを隔てている。片ロッドシリンダ21の第1ポートはボア側油室24に連通し、第2ポートはアニュラス側油室25に連通している。作動油は、第1ポートを介して、ボア側油室24に流入及び流出し、第2ポートを介して、アニュラス側油室25に流入及び流出する。
ギヤアクチュエータである片ロッドシリンダ21は、伸長するときに外力に抗して脚を揚げ、縮小するときに負荷を開放して脚を降ろすように構成されている。このため、片ロッドシリンダ21の受圧面積は、ボア側油室24の径によって設定されることになる。
電動油圧アクチュエータ1は、信頼性の向上を目的として、片ロッドシリンダ21に作動油を供給するための油圧回路に、第1及び第2の二つの油圧供給源31、32を備えて冗長化している。第1及び第2油圧供給源31、32は、回路上で、互いに並列となるように配置されている。尚、以下の説明において、第1及び第2油圧供給源31、32を総称するときには、符号3を付して、単に油圧供給源と呼ぶ場合がある。
油圧供給源3は、駆動連結された一つの油圧ポンプ33及び一つの電動モータ34を含んでいる。油圧ポンプ33は、この実施形態では一方向のみ回転可能であって、吸込ポートから吸い込んだ作動油を吐出ポートから吐出する片回転式である。油圧ポンプ33の形式は、種々の形式を採用することが可能である。電動モータ34は、例えば三相モータであり、図外の電源から電力供給を受けて油圧ポンプ33を駆動する。
第1及び第2油圧供給源31、32はそれぞれ、油圧ポンプ33の下流側(吐出ポート側)に配置された逆止弁35を有している。逆止弁35は、第1及び第2油圧供給源31、32の一方がフェイルして停止しているときに、他方の油圧供給源3の油圧ポンプ33が吐出した作動油が、停止中の油圧供給源3に逆流することを防止する。
並列に設けられた第1及び第2油圧供給源31、32の上流側は、合流した後にリザーバ81に接続されている。リザーバ81は、片ロッドシリンダ21のボア側油室24とアニュラス側油室25との合計容積が、片ロッドシリンダ21の伸縮に伴い変動することを吸収するためのタンクである。ここでは、片ロッドシリンダ21のストロークが比較的長く設定されており、それに伴いリザーバ81の容量も比較的大となるように構成されている。
第1及び第2油圧供給源31、32の下流側は、合流した後に、ギヤセレクタバルブ41に接続されている。尚、第1及び第2油圧供給源31、32それぞれの油圧ポンプ33の下流側は分岐しており、この分岐路は、リリーフバルブ36及びフィルタ82を介してリザーバ81に接続されている。
ギヤセレクタバルブ41は、Pポート、Tポート、Aポート及びBポートの四つのポートを有する4ポート3位置の切換弁である。ギヤセレクタバルブ41は、片ロッドシリンダ21に対して作動油の供給、非供給を切り替える機能を有する。ギヤセレクタバルブ41のPポートは、第1及び第2油圧供給源31、32それぞれの油圧ポンプ33の吐出ポートに接続され、Tポートは、リザーバ81に接続され、Aポートは、片ロッドシリンダ21のボア側油室24に接続され、そして、Bポートは、片ロッドシリンダ21のアニュラス側油室25に接続されている。
ギヤセレクタバルブ41はまた、油圧パイロット式のソレノイドバルブであって、スプリングによりセンター位置に付勢されている。ギヤセレクタバルブ41は、センター位置では、Aポート及びBポートをそれぞれTポートに連通する。ギヤセレクタバルブ41はまた、第1オフセット位置(図4の左側の位置)では、AポートとPポートとを連通しかつ、BポートとTポートとを連通する一方で、第2オフセット位置(図4の右側の位置)では、AポートとTポートとを連通しかつ、BポートとPポートとを連通する。ギヤセレクタバルブ41の切り換えを通じて、片ロッドシリンダ21のボア側油室24又はアニュラス側油室25に、作動油を選択的に供給する。
ギヤセレクタバルブ41のAポートと片ロッドシリンダ21のボア側油室24との間には、逆止弁44とオリフィス45とが並列に介設されている。逆止弁44及びオリフィス45は、片ロッドシリンダ21が縮小する速度を制限する。
片ロッドシリンダ21とリザーバ81との間には、ダンプバルブ43が介設されている。ダンプバルブ43は、A、Bポートと、Tポートとを有する3ポート2位置の切換弁である。ダンプバルブ43のAポートは、片ロッドシリンダ21のアニュラス側油室25に接続され、Bポートは、片ロッドシリンダ21のボア側油室24に接続されている。Tポートは、リザーバ81に接続されている。
ダンプバルブ43は、スプリングによってノーマル位置に付勢されたソレノイドバルブである。ダンプバルブ43は、ノーマル位置では、A、BポートをそれぞれTポートに連通する一方、オフセット位置では、A、Bの各ポートとTポートとを全て遮断する。
こうして図4に一点鎖線で囲むように、第1及び第2油圧供給源31、32と片ロッドシリンダ21との間の油圧の供給を制御する油圧マニホールド48が構成される。
次に、電動油圧アクチュエータ1を含む降着装置の動作手順について簡単に説明する。図示省略のコントローラは、センサやスイッチ等が片ロッドシリンダ21の動作、及び/又は、ドアや脚の動作を検知したことを受けて、第1及び/又は第2油圧供給源31、32の電動モータ34の駆動及び停止、並びに、ギヤセレクタバルブ41及びダンプバルブ43の切り換えを行う。このことによって、ギヤアクチュエータである片ロッドシリンダ21が、脚揚げ及び脚降ろしを行う。先ず、脚下げ状態から脚揚げを行うときには、図示は省略するが、ギヤセレクタバルブ41を第1オフセット位置に切り換える。これによって、ギヤセレクタバルブ41のAポートとPポートとが連通しかつ、BポートとTポートとが連通する。またダンプバルブ43をオフセット位置に切り換え、A、B及びTポートを遮断する。
この状態で、第1及び/又は第2油圧供給源31、32を駆動する。作動油は、ギヤセレクタバルブ41及び逆止弁44を介して、片ロッドシリンダ21のボア側油室24に供給される。これによって、片ロッドシリンダ21は伸びて、図示省略の脚は揚がる。尚、片ロッドシリンダ21の伸長に伴い、アニュラス側油室25から排出される作動油は、ギヤセレクタバルブ41及びフィルタ82を通って、リザーバ81に戻る。
これに対し、脚降ろし時には、図示は省略するが、ギヤセレクタバルブ41を第2オフセット位置に切り換える。これによって、ギヤセレクタバルブ41のBポートとPポートとが連通する。第1及び/又は第2油圧供給源31、32を駆動することに伴い、作動油は、片ロッドシリンダ21のアニュラス側油室25に供給される。片ロッドシリンダ21は縮んで、格納室に格納されている脚は降りる。片ロッドシリンダ21の縮小に伴いボア側油室24から排出される作動油は、オリフィス45を通ってリザーバ81に戻る。オリフィス45は作動油の流れを絞ることによって、片ロッドシリンダ21の縮小速度を制限する。つまり、脚の降りる速度が制限される。
このように構成された電動油圧アクチュエータ1は、片ロッドシリンダ21、油圧供給源31、32(つまり、油圧ポンプ33及び電動モータ34)、油圧マニホールド48、リザーバ81の各構成機器の配置を工夫しつつ一体化している。一体化は、作動油の配管をできる限り短くして、電動油圧アクチュエータ1の軽量化に有利になると共に、電動油圧アクチュエータ1の信頼性を向上させる。また特に、図1〜3に示す配置構成は、リザーバ容量を大きくしつつも、電動油圧アクチュエータ1の小型化及び軽量化を図り、さらには、電動油圧アクチュエータの取り付け構造の簡略化も図られる。以下、このことについて、図1〜3を参照しながら説明する。尚、図に示すようにX軸、Y軸及びZ軸を設定し、以下においては、適宜これらの軸を利用して説明をする。
図1〜3に示すように、電動油圧アクチュエータ1の片ロッドシリンダ21は、シリンダ51と、当該シリンダ51のX軸方向の一側(図3における左側)から突出して伸びるピストンロッド52と、シリンダ51内でピストンロッド52の端部と一体化され、当該シリンダ51内をボア側油室24とアニュラス側油室25とに区画するピストンヘッド53を有している。このシリンダ51、ピストンロッド52及びピストンヘッド53が、シリンダ本体を構成する。ピストンロッド52の先端は、図示は省略するが、航空機の脚側に取り付けられかつ、片ロッドシリンダ21の伸縮に伴い、X軸方向に往復動する可動端54を構成する。
片ロッドシリンダ21の他端側(図3における右側)には、シリンダ51の端部からX軸方向に突出するシリンダエンド55が取り付けられている。シリンダエンド55は、シリンダ51よりも小径の棒状に構成されている。シリンダエンド51の突出端部は、二叉状にされて、当該片ロッドシリンダ21を航空機の機体側に取り付け固定するための固定端56を構成する。
リザーバ81は、二重円筒状に構成されていると共に、シリンダ51と同軸となるように、このシリンダ51に外挿されている。横断面ドーナツ状のリザーバ81内にはフリーピストン83が配設されており、このフリーピストン83によって、リザーバ81内は、作動油が貯留する油室84と、窒素ガスが加圧状態で封入されるガス室85とに区画されている。尚、図示は省略するが、ガス室85を構成する代わりに、フリーピストンにベローズを用いた構成としてもよい。
このように、リザーバ81を二重円筒状に構成して、シリンダ51の外周囲を囲むように配置することにより、リザーバ81の内径は、シリンダ51を内部に配置する分、比較的大きい径に設定される。その結果、リザーバ81の外径をそれほど大きくしなくても、比較的大きい横断面積、ひいては比較的大きいリザーバ容量を確保することが可能になる。このことは、電動油圧アクチュエータ1の外径をできる限り小さくして、小型化及び軽量化を図る上で有利になる。また、リザーバ81は、シリンダ51に対し同軸に配設されているため、電動油圧アクチュエータ1は重心安定性に優れる。この点についての詳細は、後述する。
それぞれ油圧ポンプ33及び電動モータ34からなる、2つの油圧供給源3、3は、リザーバ81よりも固定端側に配設されている。つまり、シリンダ51と、固定端56との間で、相対的に小径のシリンダエンド55の周囲に配設されている。前述の通り、シリンダエンド55は相対的に小径であることにより、その周囲に、空きスペースを確保することが可能である。2つの油圧供給源3、3は、この空きスペースに配設されており、具体的には、シリンダエンド55に対してZ方向に隣接した位置で、Y方向に2つ並んで配置されている。これにより、電動油圧アクチュエータ1の外径を大きくすることなく、しかもX軸方向の長さを長くすることなく、冗長化のために2つ備えられた油圧供給源3を配置して、片ロッドシリンダ21と一体化することが可能になる。
また、油圧マニホールド48は、2つの油圧供給源3、3と同様に、シリンダエンド55の周囲に形成された空きスペースに配設されている。具体的に、油圧マニホールド48は、シリンダエンド55を挟んで、油圧供給源3、3とはZ方向の反対側の空きスペースに配置されている。これにより、電動油圧アクチュエータ1の外径を大きくすることなく2つの油圧供給源3、3と共に、油圧マニホールド48を配置して、片ロッドシリンダ21と一体化することが可能になる。
このように、電動油圧アクチュエータ1の構成機器であるリザーバ81と、油圧供給源3、3及び油圧マニホールド48とは、X軸方向にずれて配置されており、リザーバ81は相対的に可動端54側、言い換えると固定端56から離れた側に、油圧供給源3、3及び油圧マニホールド48は相対的に固定端56側、言い換えると固定端56に近い側に配置されている。前述したように、リザーバ81は、二重円筒状でかつ、シリンダ51と同軸に配置されているため、その重心位置は、可動端54と固定端56とを結ぶ直線である片ロッドシリンダ21の中心軸(つまり、X軸)と一致する、又は、ほぼ一致する。一方、油圧供給源3、3及び油圧マニホールド48は、シリンダエンド55の周囲に配設されているため、これらの重心位置は、片ロッドシリンダ21の中心軸に対してずれる。
ここで、航空機の降着装置に適用される電動油圧アクチュエータ1には、振動や衝撃が入力されることになり、入力された振動や衝撃(大きさαG)は、リザーバ81、油圧供給源3、3及び油圧マニホールド48といった各構成機器の重心点に負荷される。このときに、各構成機器の重心点が、片ロッドシリンダ21の中心軸からずれているときには、当該構成機器の重さ(M)によって、各構成機器には、Mαの力が発生することになる。
一方、各構成機器は、可動端54及び固定端56を備えた片ロッドシリンダ21に一体化されているため、各構成機器に発生した力は、片ロッドシリンダ21の可動端54及び固定端56の固定点反力によって、電動油圧アクチュエータ1にかかる荷重となる。
ここで、図5に示すように、同図(a)の電動油圧アクチュエータ1を、同図(b)のように1本の梁と考え、振動及び衝撃の入力時、前述した構成機器に発生する荷重の位置と、固定点周りのモーメントとの関係を考察する。同図に示すように、片ロッドシリンダ21の可動端54及び固定端56はそれぞれ、モデルにおける固定点R及びRに対応し、荷重点は、各構成機器の重心点で発生すると仮定して、固定点Rと荷重点Fとの距離をa、固定点Rと荷重点Fとの距離をb、とする。固定点R、Rにおけるモーメントは、下記の式(1)で表される。
Figure 0006170755
ここで、各構成機器の荷重点が、梁の中心に作用した場合、つまり、a=b=L/2のとき、固定点におけるモーメントMは、下記の式(2)で表される。
Figure 0006170755
これに対し、構成機器の荷重点が、固定点Rに近い位置で作用した場合、つまり、a=7L/8、b=L/8と仮定したとき、固定点おけるモーメントMは、下記の式(3)で表される。
Figure 0006170755
式(2)、(3)の比較から明らかなように、M<M(=16/64L・F)となる。従って、油圧供給源3、3及び油圧マニホールド48といった、その重心位置が、片ロッドシリンダ21の中心軸からずれてしまう構成機器は、固定端56の近傍に配置することによって、電動油圧アクチュエータ1に振動や衝撃が入力したときに、可動端54及び固定端56に作用するモーメントを小さくすることが可能になる。そうして、モーメントを小さくすることにより、可動端54及び固定端56の取り付け強度を、その分低くすることが可能になり、電動油圧アクチュエータ1の小型化及び軽量化が図られる。尚、往復動する可動端54の近傍に、構成機器を配置することはできない。
これに対し、リザーバ81は、固定端56から離れた位置に配置しているものの、その重心位置は、実質的に、片ロッドシリンダ21の中心軸上にあるため、振動及び衝撃入力時にモーメントを発生させない。従って、二重円筒状のリザーバ81に対し、油圧供給源3、3及び油圧マニホールド48を、軸方向にずらして配置することは、電動油圧アクチュエータ1の小型化及び軽量化に有利である。
また、ギヤアクチュエータは、図6(b)に示すように、片ロッドシリンダ21を縮小させる方向に外力が作用するため、その受圧面積は、ボア側油室24の断面積Aによって決定される。これに対し、片ロッドシリンダ21を伸張させる方向に外力が作用するときには、図6(a)に示すように、受圧面積は、アニュラス側油室25の断面積Aによって決定される。従って、同一の受圧面積を確保しようとすれば、図6(b)に示す構成の方が、片ロッドシリンダ21の外径を小さくすることが可能である。このことは、当該片ロッドシリンダ21に、二重円筒状のリザーバ81を外挿する前記の構成においては、電動油圧アクチュエータ1の外径が大型化してしまうことを抑制するため、有利である。
(他の実施形態)
前述の通り、航空機の脚の降着装置には、ギヤアクチュエータの他に、ドアアクチュエータ及びダウンロックリリースアクチュエータを含んでおり、これらのアクチュエータは、脚の揚げ降ろしの際には、順に作動する。そこで、これら複数のアクチュエータに対して作動油を供給する油圧供給源や油圧マニホールドを、共用化することが考えられる。
例えば図7は、ギヤアクチュエータとドアアクチュエータとを、同じ油圧供給源及び油圧マニホールドで共用化した構成例を示している。尚、図4に示す回路図と同じ構成については、同じ符号を付して、その説明を省略する場合がある。
図7に示す構成例では、ギヤアクチュエータを構成する片ロッドシリンダ21、油圧マニホールド481、2つの油圧供給源3、3、及びリザーバ81等は、図1〜3に示すように、互いに一体化されている一方で、ドアアクチュエータを構成する片ロッドシリンダ22は、これとは別体に構成された上で、前記の油圧マニホールド481に接続されている。尚、以下の説明においては、説明の便宜上、ギヤアクチュエータについて符号21を付し、ドアアクチュエータについて符号22を付す。
図7に示す構成例は、図4に示す構成例と比較して、ドアセレクタバルブ42、並びに、逆止弁46及びオリフィス47が追加されている点、及び、ダンプバルブ431の構成が異なる点、が相違する。
ドアセレクタバルブ42は、第1及び第2油圧供給源31、32の、合流後の下流側に接続されている。ドアセレクタバルブ42は、Pポート、Tポート、Aポート及びBポートの四つのポートを有する4ポート2位置の切換弁である。ドアセレクタバルブ42は、ドアアクチュエータ22に対して作動油を選択的に供給する機能を有する。ドアセレクタバルブ42のPポートは、第1及び第2油圧供給源31、32それぞれの油圧ポンプ33の吐出ポートに接続され、Tポートは、リザーバ81に接続され、Aポートは、ドアアクチュエータ22のボア側油室24に接続され、そして、Bポートは、ドアアクチュエータ22のアニュラス側油室25に接続される。
ドアセレクタバルブ42は、油圧パイロット式のソレノイドバルブであって、スプリングによりノーマル位置に付勢されている。ドアセレクタバルブ42は、ノーマル位置では、Aポート及びBポートをそれぞれPポートに連通する一方、オフセット位置では、AポートとTポートとを連通しかつ、BポートとPポートとを連通する。ドアセレクタバルブ42の切り換えを通じて、ドアアクチュエータ22のボア側油室24又はアニュラス側油室25に作動油を選択的に供給する。
前述した逆止弁46とオリフィス47とは、ドアセレクタバルブ42のBポートとドアアクチュエータ22のアニュラス側油室25との間に並列に介設されている。逆止弁46及びオリフィス47はドアアクチュエータ22が伸長する速度を制限する。
また、ダンプバルブ431は、A、B、C、Dポートと、Tポートとを有する5ポート2位置の切換弁である。ダンプバルブ431のAポートは、ギヤアクチュエータ21のアニュラス側油室25に接続され、Bポートは、ギヤアクチュエータ21のボア側油室24に接続され、Cポートは、ドアアクチュエータ22のボア側油室24に接続され、Dポートは、ドアアクチュエータ22のアニュラス側油室25に接続されている。Tポートは、リザーバ81に接続されている。
尚、ダンプバルブ431も、スプリングによってノーマル位置に付勢されたソレノイドバルブであり、ノーマル位置では、A、B、C、Dポートを全てTポートに連通する一方、オフセット位置では、A〜Dの各ポートとTポートとを全て遮断する点は、図4のダンプバルブ43と同じである。
ドアアクチュエータ22は、ギヤアクチュエータ21と同様に、片ロッドシリンダによって構成されているものの、ギヤアクチュエータ21とは異なり、ドアアクチュエータ22は、伸長するときに負荷を開放してドアを開け、縮小するときに外力に抗してドアを閉めるように構成されている。
次に、図7に示す構成における降着装置の動作手順について簡単に説明する。先ず、脚下げかつドア閉じ状態から、ドア開、脚揚げ、及び、ドア閉の各動作を順に行うときには、ギヤセレクタバルブ41はセンター位置、ドアセレクタバルブ42はノーマル位置にあり、ダンプバルブ43をオフセット位置に切り換えた後に、第1及び/又は第2油圧供給源31、32の電動モータ34を駆動する。作動油はドアアクチュエータ22のボア側油室24に流入し、ドアアクチュエータ22は伸長する。ドアアクチュエータ22の伸長に伴い、アニュラス側油室25から排出された作動油もまた、オリフィス47及びドアセレクタバルブ42を通って、ドアアクチュエータ22のボア側油室24に流入する。こうして第1及び/又は第2油圧供給源31、32の吐出量が少なくても、ドアアクチュエータ22が伸長して、格納室のドアが開く。
格納室のドアが開いた後、ギヤセレクタバルブ41を第1オフセット位置に切り換える。これによって、ギヤセレクタバルブ41のAポートとPポートとが連通しかつ、BポートとTポートとが連通する。前記と同様に、第1及び/又は第2油圧供給源31、32は、逆止弁44を介してギヤアクチュエータ21のボア側油室24に作動油を供給する。ギヤアクチュエータ21は伸びて、図示省略の脚は揚がる。
格納室に脚が収納された後に、ギヤセレクタバルブ41をセンター位置に切り換える一方、ドアセレクタバルブ42をオフセット位置に切り換える。これによって、第1及び第2油圧供給源31、32は、ドアアクチュエータ22のアニュラス側油室25に作動油を供給する。これにより、ドアアクチュエータ22は縮小する。ドアアクチュエータ22の縮小に伴いボア側油室24から排出される作動油は、ドアセレクタバルブ42及びフィルタ82を通って、リザーバ81に戻る。このようにしてドアが閉じ、脚揚げの一連の動作が完了する。脚揚げ動作の完了後は、脚揚げかつドア閉じ状態を保持するように、ドアセレクタバルブ42をノーマル位置に切り換えると共に、第1及び第2油圧供給源31、32それぞれの電動モータ34を停止する。また、ダンプバルブ43をノーマル位置に切り換える。
これに対し、脚降ろし時には、脚揚げドア閉じの状態から、ドア開、脚降ろし、及び、ドア閉の各動作が順に行われて、脚下げかつドア閉じ状態に至る。ドア開動作は、前述した通りであり、ドアアクチュエータ22を伸長することによって、格納室のドアが開く。
その後、センター位置にあったギヤセレクタバルブ41を第2オフセット位置に切り換える。ギヤセレクタバルブ41のBポートとPポートとが連通し、第1及び第2油圧供給源31、32は、ギヤアクチュエータ21のアニュラス側油室25に作動油を供給する。ギヤアクチュエータ21は縮んで、格納室に格納されている脚は降りる。ギヤアクチュエータ21の縮小に伴いボア側油室24から排出される作動油は、オリフィス45を通ってリザーバ81に戻る。オリフィス45は作動油の流れを絞ることによって、ギヤアクチュエータ21の縮小速度を制限する。
ギヤアクチュエータ21が収縮して脚が降りた後に、ギヤセレクタバルブ41をセンター位置に戻す一方、ドアセレクタバルブ42をオフセット位置に切り換える。前述したように、ドアアクチュエータ22が縮んでドアが閉じる。脚降ろしの一連の動作が完了した後は、脚下げかつドア閉じ状態を保持するように、ドアセレクタバルブ42をノーマル位置に切り換えると共に、第1及び第2油圧供給源31、32の電動モータ34を停止する。ダンプバルブ43をノーマル位置に切り換える。
このように、油圧マニホールド481の構成が異なるものの、片ロッドシリンダ21、リザーバ81、第1及び第2油圧供給源3、3、及び、油圧マニホールド481の配置は、図1〜3に示す構成と同じにすることが可能である。つまり、電動油圧アクチュエータ1の小型化及び軽量化が図られる。
尚、図7に示す構成例では、リザーバ81を、ギヤアクチュエータ21とドアアクチュエータ22との2つのアクチュエータについて共用化しているため、2つのアクチュエータの容積差を考慮して、リザーバ容量がさらに大きくなり得る。その場合も、前述した配置構成は、リザーバ容量を大きくしつつも、電動油圧アクチュエータ1の小型化及び軽量化を図る上で有利な構成である。
また、図7では、降着装置におけるギヤアクチュエータとドアアクチュエータとを含む構成例を例示しているが、降着装置におけるギヤアクチュエータ、ドアアクチュエータ及びダウンロックリリースアクチュエータの3つのアクチュエータを含む構成とすることも可能である。その場合も、油圧マニホールドの構成が異なるものの、片ロッドシリンダ21、リザーバ81、第1及び第2油圧供給源3、3、及び、油圧マニホールドの配置は、図1〜3に示す構成と同じにすることが可能である。
1 電動油圧アクチュエータ
21 片ロッドシリンダ(ギヤアクチュエータ)
22 片ロッドシリンダ(ドアアクチュエータ)
3 油圧供給源
31 第1油圧供給源
32 第2油圧供給源
33 油圧ポンプ
34 電動モータ
48 油圧マニホールド
481 油圧マニホールド
51 シリンダ(シリンダ本体)
52 ピストンロッド(シリンダ本体)
53 ピストンヘッド(シリンダ本体)
54 可動端
55 シリンダエンド
56 固定端
81 リザーバ

Claims (4)

  1. 軸方向の一端側に位置する固定端と他端側に位置する可動端とを有しかつ、作動油の供給を受けて前記軸方向に伸縮することにより前記可動端が前記軸方向に往復動するように構成された片ロッドシリンダと、
    前記片ロッドシリンダに作動油を供給するよう構成された油圧ポンプと電動モータとを含む油圧供給源と、
    前記片ロッドシリンダと前記油圧供給源との間の油圧回路内に設けられかつ、前記作動油を貯留可能に構成されたリザーバと、を備え、
    前記油圧供給源は、前記片ロッドシリンダの前記固定端側の所定位置で、当該片ロッドシリンダの周囲に配置されて一体化され、
    前記リザーバは、二重円筒状に構成されかつ、前記油圧供給源よりも前記可動端側の位置で、前記片ロッドシリンダに対して同軸となるように外挿された状態で、前記片ロッドシリンダと一体化され
    前記油圧回路は、前記油圧供給源を複数含んで冗長化されており、
    前記複数の油圧供給源はそれぞれ、前記片ロッドシリンダの前記固定端側の所定位置に配置されている電動油圧アクチュエータ。
  2. 請求項1に記載の電動油圧アクチュエータにおいて、
    前記片ロッドシリンダは、シリンダ本体と、当該シリンダ本体の端部から前記軸方向に沿うように突出しかつ、前記シリンダ本体よりも小径のシリンダエンドとを含んでおり、
    前記固定端は、前記シリンダエンドの突出端に設けられ、
    前記リザーバは、前記シリンダ本体に対して同軸となるように外挿され、
    前記油圧供給源は、前記シリンダ本体と前記固定端との間で、前記シリンダエンドの周囲に配置されている電動油圧アクチュエータ。
  3. 請求項2に記載の電動油圧アクチュエータにおいて、
    前記油圧回路内に設けられかつ、前記油圧供給源と前記片ロッドシリンダとの間の油圧の供給を制御する油圧マニホールドをさらに備え、
    前記油圧マニホールドは、前記油圧供給源と共に、前記シリンダエンドの周囲に配置されている電動油圧アクチュエータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動油圧アクチュエータにおいて、
    前記片ロッドシリンダは、航空機の降着装置における脚の揚降を行うためのアクチュエータである電動油圧アクチュエータ。
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