JP6638882B2 - 伸縮機構 - Google Patents
伸縮機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6638882B2 JP6638882B2 JP2016041530A JP2016041530A JP6638882B2 JP 6638882 B2 JP6638882 B2 JP 6638882B2 JP 2016041530 A JP2016041530 A JP 2016041530A JP 2016041530 A JP2016041530 A JP 2016041530A JP 6638882 B2 JP6638882 B2 JP 6638882B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boom
- cylinder
- pin
- telescopic
- hydraulic pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 title claims description 41
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 26
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 20
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 230000008569 process Effects 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 3
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 3
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 2
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 2
- 239000010727 cylinder oil Substances 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
- 238000011895 specific detection Methods 0.000 description 1
Images
Description
Cピン8を駆動するCピンシリンダ7は、単動油圧シリンダであって、Cピン8を付勢するばね21が戻りのばねとして機能する。Cピンシリンダ7の駆動は、1本の油圧管路23により行われている。
伸縮シリンダ可動部3に配置された電磁切換弁1と電磁切換弁9とをコントローラ14からの信号により切り換えることで、Bピンシリンダ5とCピンシリンダ7とを順次駆動する。
低温時に油圧作動油の粘度が高くなると長尺の油圧ホース6を経由する際の圧力損失が大きくなり、Bピンシリンダ5又はCピンシリンダ7の作動が遅くなる。そして、Bピン駆動手段又はCピン駆動手段の作動遅れを招き1本シリンダ伸縮機構が正常に作動しなくなる恐れがあった。そのため、低温時の作動性確保のため油圧ホース6のサイズを大きくしその内径を大きくする必要があった。
その結果、ホースリール2のサイズも大きくかつ、重くならざるを得なかった。そのように大きくて重いホースリール2を配置することは、伸縮シリンダ固定部側24(伸縮ブーム基端部側又はクレーン旋回台側)での機器マウント性を悪化させていた。
前記ベースブーム基端部近傍に配置され、前記空圧ホースに対し空圧を供給・排気可能な空圧供給・排気装置と、を備えたことを特徴とする。
(B・Cピンシリンダ油圧供給部)
始めに、本発明の特徴であるB・Cピンシリンダ油圧供給部10について、空圧管路として空圧ホースとケーブルベア(登録商標)を使用する場合について説明する。図1に本発明を実施するための形態としてのB・Cピンシリンダ油圧供給部10の油圧回路を示す。
次に、本発明の伸縮機構の全体構成について説明する。
図2は、本発明に係る伸縮機構が搭載された6段伸縮ブーム60の伸縮シリンダ71に沿った断面図であって、全縮小状態の基端部を示している。伸縮ブーム60は、ベースブーム61内に、セカンドブーム62、サードブーム63、フォースブーム64、フィフスブーム65、及びトップブーム66がそれぞれ伸縮自在に嵌め合わされて構成されている。伸縮シリンダ71は、シリンダチューブ72、シリンダチューブロッド側端部73、ロッド74、ロッド端部75とから構成されている。伸縮シリンダ71は、伸縮ブーム60に内装されており、ベースブーム61の基端部61aに対し伸縮シリンダロッド端部75がピン67によって軸支されている。また、伸縮ブーム60は、旋回台76に対しピン77によって起伏自在に軸支されている。
17はケーブルベア(登録商標)であって、ケーブルベア(登録商標)17は伸縮ブーム60内部の伸縮シリンダ71長手方向に沿う位置に配置されている。ケーブルベア(登録商標)17は、伸縮シリンダ可動部3とベースブーム基端部61a(伸縮シリンダ固定部)とを連絡しており、その内部には空圧ホース18(図示しない)配置され保護されている。
ベースブーム基端部61aでは、ケーブルベア(登録商標)17の端部から現れた空圧ホース18がホースガイド31を経て空圧供給・配置装置(図示しない)に接続されている。
また、ケーブルベア(登録商標)17内部には電磁切換弁1、9への信号を送る電線ケーブル(図示しない)も内蔵されている。ケーブルベア(登録商標)17内部に電線ケーブルを配置できることで、従来必要であった伸縮シリンダ可動部3とベースブーム基端部61a(伸縮シリンダ固定部)とを連絡していた電線ケーブルのためのコードリールも廃止することができる。
図3は図2のA-A断面図である。シリンダ・ブーム連結手段80が、シリンダチューブロッド側端部73に配置されたCピンシリンダ7、Cピン駆動レバー11、Cピン8及びトップブーム基端部66aに配置された連結穴66bから構成されている。Cピン8は、シリンダチューブロッド側端部73を構成するトラニオン部材83のCピン収納穴81に摺動可能に組み付けられている。
図3に示す90はブーム間固定手段であって、トップブーム基端部66aのBピン収納部材66eに摺動可能に組み付けられたBピン66dとフィフスブーム65の側面に設けられた固定穴86とから構成されている。Bピン66dは、Bピン66dの外周部に配置された圧縮コイルばね89によって固定側に付勢されている。87はトップブームのBピン66dの内端に設けられた連結部材である。連結部材87は一部が開口した箱型形状をしており、後述するBピン駆動手段のBピン駆動レバーと連結可能となっている。
なお、伸縮機構の全体構成の説明では、それぞれのブーム段に対応したBピンを62d〜65dとして説明するが、図1で説明したBピン4とは同じものである。すなわち、図1では、B・Cピンシリンダ油圧供給部10を説明する趣旨からブーム1段分のBピン4だけを図示している。
図4は図3のB-B矢視図である。Bピン駆動手段91が、Bピンシリンダ5、Bピン駆動レバー12、ローラー93とから構成されている。Bピン駆動レバー12は、シリンダチューブロッド側端部(伸縮シリンダ可動部)に設けられたサポート94に搖動自在に軸支されて、左右一対配置されている。Bピン駆動レバー12の一端にはローラー93が回転自在に軸支されており、その他端にはBピンシリンダ5のロッド側端部5a及びシリンダ側端部5bがそれぞれ枢着されている。
ローラー93は、トップブームのBピン66dの内端に設けられた連結部材87にはまり込んだ連結状態となっている。
図5に、本発明の伸縮機構の制御ブロック図と油圧回路図を示す。
100は伸縮機構操作手段であって、伸縮操作レバー101、最終ブーム状態入力手段102、伸縮関連情報表示手段103とから構成されており、図9に示すクレーン運転室115内に配置されている。伸縮操作レバー101は、伸縮操作のレバー操作方向と操作量を電気信号に変換しコントローラ30に出力する。最終ブーム状態入力手段102は、伸縮ブーム60を伸縮させるにあたり伸縮操作後の目的とする伸長状態のブーム状態を入力するものであって、後述する伸縮関連情報表示手段103と一体となって操作されるものである。最終ブーム状態入力手段102の操作信号もコントローラ30に出力される。伸縮関連情報表示手段103は、伸縮機構の操作に関する情報をコントローラ30からの信号によりグラフィック表示するものである。
図5に示した110は、伸縮状態検出手段であって、以下の具体的な検出手段から構成されている。111は、ブーム基端位置検出手段であって、シリンダ・ブーム連結手段80がどのブーム段の基端に位置しているかを検出し、その信号をコントローラ30に出力するものである。112は、シリンダ長さ検出手段であって、伸縮シリンダ71のシリンダ長さを検出し、その信号をコントローラ30に出力するものである。コントローラ30は、シリンダ長さ検出手段112の検出値に基づき、ブーム間固定手段90の固定穴の位置により決定される記憶している仕様伸縮長さを読み出し、その仕様伸縮長さをブーム伸縮行程における伸縮長さとするのである。113は、Cピン状態検出手段であって、シリンダ・ブーム連結手段80により駆動されるCピン8の状態を検出し、その信号をコントローラ30に出力するものである。114は、Bピン状態検出手段であって、Bピン駆動手段91により駆動されるBピンの状態を検出し、その信号をコントローラ30に出力するものである。
図5では、油圧供給手段141を構成する伸縮シリンダ油圧供給部153の具体的な油圧回路とその他の構成との関係を示している。油圧供給手段141は、伸縮シリンダへの油圧を供給する伸縮シリンダ油圧供給部153と、シリンダ・ブーム連結手段80のCピンシリンダ7及びBピン駆動手段91のBピンシリンダ5への油圧を供給するB・Cピンシリンダ油圧供給部10とから構成されている。
伸縮シリンダ油圧供給部153とB・Cピンシリンダ油圧供給部10とは、コントローラ30からの信号を受け取り、伸縮シリンダ71、Cピンシリンダ7、Bピンシリンダ5に油圧を供給しそれらを駆動する。
伸縮シリンダ油圧供給部153は、伸縮シリンダ71、カウンタバランス弁142、パイロット式切換弁143、電磁比例弁144、145、フロコン弁146とから構成されている。
パイロット式切換弁143の第1出口ポート147と伸縮シリンダ71の伸長側油室148とは、カウンタバランス弁142を介して油圧管路151により連絡されている。また、パイロット式切換弁143の第2出口ポート149と伸縮シリンダ71の縮小側油室150とは、油圧管路152により連絡されている。
図2に示す6段伸縮ブーム60の全縮小状態から、図9に示した、移動式クレーン154が伸縮ブーム60のトップブーム66とフィフスブーム65とを伸長した状態に至る間の伸縮機構の伸長動作に対応させて、本発明の伸縮機構の作動を説明する。
伸縮操作開始時には、伸縮ブーム60は全縮小状態にある。このとき、図3に示したシリンダ・ブーム連結手段80は、トップブーム66の基端部66bと連結状態にあり、各段ブームのブーム間固定手段90は全て固定状態にある。図5に示した最終ブーム状態入力手段102に含まれる送り・戻りキーにより、伸縮関連情報表示手段103の図6に示した表示画面上でブーム条件を選択する。
操作例として、トップブーム(6段目)が93%伸長し、フィフスブーム(5段目)が93%伸長するNo5のブーム条件を選んだとする。図5の最終ブーム状態入力手段102に含まれるセットキーを操作すると、選択したブーム条件がコントローラ30に出力され、コントローラ30に記憶される。
次に伸縮操作レバー101を伸長側に操作しその操作状態を維持すると、コントローラ30は伸縮機構を自動制御することで下記伸縮サイクルを繰り返し、設定したNo5のブーム条件となるまで伸縮動作を続ける。なお、伸縮操作途中に伸縮操作レバー101を中立位置に戻すと、コントローラ30は伸縮機構の動作をその時点で停止させる。
図5に示すコントローラ30は、B・Cピンシリンダ油圧供給部10に対しトップブーム66のBピン66dの抜き信号を出力する。具体的には、図1に示した空圧供給・排気装置35の電磁切換弁37への通電ON、伸縮シリンダ可動部3の電磁切換弁1への通電OFF,電磁切換弁9への通電ONの信号を送り、Bピン駆動シリンダ5が駆動され、Bピン66dが抜き側に動かされる。すなわち、空圧源36の空圧が、電磁切換弁37を通ってケーブルベア(登録商標)17内の空圧ホース18に供給される。空圧ホース18の空圧は、AOH16の空圧ポートに加えられ油圧に変換される。
AOH16により変換された油圧は、電磁弁1、電磁弁9を経由して油圧管路22通ってBピンシリンダ5に供給される。Bピンシリンダ5は、内蔵するばね20を縮めながらBピン4を抜き側に駆動する。
このように、伸縮シリンダ固定部側(伸縮ブーム基端部側又はクレーン旋回台側)に配置された空圧供給・排気装置35からケーブルベア(登録商標)17内に保護された空圧ホース18を経由してAOH16に空圧を供給することができ、Bピン4を抜くことができる。
このとき、図4に示すBピン状態検出手段114の近接スイッチ138が検出片139を検出し、その信号がコントローラ30に出力されることで、コントローラ30はブーム間固定解除行程が完了したことを認識する。
ブーム伸長行程では、図1に示す空圧供給・排気装置35では、空圧供給・排気装置35の電磁切換弁37への通電OFF、伸縮シリンダ可動部3の電磁切換弁1への通電ON、電磁切換弁9への通電ONの信号が出される。これにより、電磁切換弁1からBピンシリンダ5までの油圧管路には油圧が保持されたままとなり、Bピンシリンダ5は伸長状態を維持し、Bピン4(66d)は引き抜かれた状態が維持される。
すると、電磁比例弁145からパイロット切換弁143に加えられるパイロット圧が低下し、パイロット切換弁153のスプールが戻され第1出口ポート147への開口面積が減少することで通過流量が減少する。それにより、伸縮シリンダ71の伸長速度が低下する。そして、コントローラ30が、トップブーム66のBピン66dが目的とする固定穴の位置に達したと判断した時に伸縮シリンダ71は伸長を停止し、次のブーム間固定行程に移行する。
図5に示すコントローラ30からB・Cピンシリンダ油圧供給部10に、Bピン伸長信号が出力される。具体的には、図1の空圧供給・排気装置35の電磁切換弁37への通電OFF、伸縮シリンダ可動部3の電磁切換弁1への通電OFF、電磁切換弁9への通電ONに切り換えられる。すると、電磁切換弁1とBピンシリンダ5の間に保持されていた油圧はAOH16に吸収される。それにより、Bピンシリンダ5は内蔵するばね20により縮小する。それと同時に、Bピン4はばね13の付勢力により固定側に動く。
さらに、図5に示す伸縮操作レバー101の伸長側操作を継続していると、コントローラ30はB・Cピンシリンダ油圧供給部10へCピン8の解除信号を出力する。具体的には、図1の空圧供給・排気装置35の電磁切換弁37への通電ON、伸縮シリンダ可動部3の電磁切換弁1への通電OFF、電磁切換弁9への通電OFFの信号が出力される。それにより、空圧源36の空圧が電磁切換弁37、ケーブルベア(登録商標)17内の空圧ホース18を通ってAOH16の空圧ポートに供給され油圧に変換される。AOH16の油圧ポートから出された油圧は電磁切換弁1、電磁切換弁9を経由して油圧管路23を通ってCピンシリンダ7に供給され、Cピンシリンダ7はCピン8を抜き側に駆動する。
伸縮シリンダ縮小行程では、図1に示す空圧供給・排気装置35では、空圧供給・排気装置35の電磁切換弁37への通電OFF、伸縮シリンダ可動部3の電磁切換弁1への通電ON、電磁切換弁9への通電OFFの信号が出される。これにより、電磁切換弁1からCピンシリンダ7までの油圧管路には油圧が保持されたままとなり、Cピンシリンダ7は伸長状態を維持し、Cピン8は引き抜かれた状態が維持される。
さらに、図5に示すコントローラ30から伸縮シリンダ油圧供給部153の電磁比例弁144へ信号が送られパイロット式切換弁143が切り換えられ油圧源が第2出口ポート149に接続される。そして、油圧が油圧管路152を通って伸縮シリンダ71の縮小側油室150に供給されることで、伸縮シリンダ71はどのブームも駆動することなく単独で縮小動作を開始する。
そして、コントローラ30が、Cピン8が目的とする連結穴の位置に達したと判断した時に伸縮シリンダ71は縮小動作を停止し、次のシリンダ・ブーム連結行程に移行する。
コントローラ30はB・Cピンシリンダ油圧供給部10へCピン8の連結信号を出力する。具体的には、図1の空圧供給・排気装置35の電磁切換弁37への通電OFF、伸縮シリンダ可動部3の電磁切換弁1への通電OFF、電磁切換弁9への通電OFFの信号を出力する。それにより、電磁切換弁1とCピンシリンダ7との間に保持されていた油圧がAOH16に吸収され、Cピンシリンダ7はCピン8のばね21によって縮小されるとともにCピン8は連結側に移動する。
41はCピン用AOHであって、油圧管路42によってCピンシリンダ7と連絡されている。43はBピン用AOHであって、油圧管路44によってBピンシリンダ5と連絡されている。
45はCピン用空圧ホースであって、Cピン用AOH41と後述するエア供給・排気装置46とを連絡している。言い換えると伸縮シリンダ可動部3と伸縮シリンダ固定側(伸縮ブーム基端側)とを連絡する空圧ホースである。47はBピン用空圧ホースであって、Bピン用AOH43と後述するエア供給・排気装置46とを連絡している。これも、伸縮シリンダ可動部3と伸縮シリンダ固定側(伸縮ブーム基端側)とを連絡する空圧ホースである。
48はCピン用空圧ホース45とBピン用空圧ホース47をその内部に収納して、伸縮シリンダ可動部3と伸縮シリンダ固定側(伸縮ブーム基端側)とを連絡するケーブルベア(登録商標)である。
第1電磁切換弁50は、3ポート2位置切換弁であって、B・Cピンシリンダ油圧供給部40全体への空圧供給と排気を選択するものである。第2電磁切換弁51は、2ポート2位置切換弁であって、B・Cピンシリンダ油圧供給部40全体への空圧供給と空圧保持を選択するものである。第3電磁切換弁52は、3ポート2位置切換弁であって、Cピン用AOH41とBピン用AOH43に対し、どちらへ供給するかを選択するものである。
以上のように、他の実施の形態のB・Cピンシリンダ油圧供給部40は、従来伸縮シリンダ可動部3に配置されていた電磁切換弁を伸縮シリンダ固定部側(伸縮ブーム基端部側又はクレーン旋回台側)に移設配置したうえで、その電磁切換弁50、51、52をコントローラ49により操作することで、Bピンシリンダ5及びCピンシリンダ7を駆動するようになっている。
この他の実施例においても、空圧を用いることにより低温時の作動遅れを来すことなく、ホースを小径・低圧化して最小曲げ半径を小さくすることで空圧ホース45と47とをケーブルベア(登録商標)48内に格納することができる。それにより、従来の油圧ホースとホースリールを使用しなくても良くなることで、B・Cピンシリンダ油圧供給部40における伸縮シリンダ固定部(伸縮ブーム基端部側又はクレーン旋回台側)から伸縮シリンダ可動部3への動力供給経路に使用する機器のマウント性を向上させることができる。また、伸縮シリンダ可動部側から伸縮シリンダ固定部側(伸縮ブーム基端部側又はクレーン旋回台側)に電磁切換弁を移設することができるので、電磁切換弁故障時等のアクセス性・メンテナンス性が向上する。
図11は、空圧管路内装伸縮シリンダ50を用いる場合のB・Cピンシリンダ油圧供給部51の油圧回路である。この実施の形態に係る油圧供給部51と図1に示した油圧供給部10との相違点は、1点のみである。すなわち、伸縮シリンダ可動部3に配置されたAOH16と伸縮シリンダ固定側(伸縮ブーム基端側)に配置された空圧供給・排気装置35とを連絡するのが、図1では空圧ホース18とそれを保護するケーブルベア(登録商標)17であるのに対し、図11では伸縮シリンダ50に内装された空圧管路52である点のみが相違している。
4:Bピン
5:Bピンシリンダ
7:Cピンシリンダ
8:Cピン
10:B・Cピンシリンダ油圧供給部
16:AOH
17:ケーブルベア(登録商標)
18:空圧ホース
35:空圧供給・排気装置
52:伸縮シリンダ内装空圧管路
60:伸縮ブーム
61:ベースブーム
66:トップブーム
71:伸縮シリンダ
80:シリンダ・ブーム連結手段
86:固定穴
88:連結穴
90:ブーム間固定手段
91:Bピン駆動手段
141:油圧供給手段
153:伸縮シリンダ油圧供給部
Claims (2)
- ベースブーム内に中間ブーム及びトップブームがそれぞれ伸縮自在に嵌挿された伸縮ブームと、
当該伸縮ブームに内装されて前記ベースブーム基端部にその一端が軸支された一本の伸縮シリンダと、
隣接するブームの内側ブームに配置され、外側ブームの適所に設けられた固定穴に向けて内蔵する固定ピン(以下「Bピン」という。)を進退することにより当該隣接するブーム同士を固定・解除可能なブーム間固定手段と、
前記伸縮シリンダ可動部に配置され、目的とするブームの前記Bピンに作用して進退駆動するBピン駆動手段と、
前記伸縮シリンダ可動部に配置され、目的とするブームの連結穴に向けて内蔵する連結ピン(以下、「Cピン」という。)を進退することにより選択的にブームと連結・解除可能なシリンダ・ブーム連結手段と、
前記伸縮シリンダ、Bピン駆動手段の油圧シリンダ(以下、「Bピンシリンダ」という。)及びシリンダ・ブーム連結手段の油圧シリンダ(以下、「Cピンシリンダ」という。)に油圧を供給する油圧供給手段と、
を備え、前記油圧供給手段が前記伸縮シリンダ、Bピンシリンダ及びCピンシリンダに所定の順序で油圧を供給することで前記中間ブーム及びトップブームを1段ずつ伸縮する伸縮機構において、
前記油圧供給手段は、前記伸縮シリンダへの油圧を供給する伸縮シリンダ油圧供給部と、前記Bピンシリンダ及びCピンシリンダへ油圧を供給するB・Cピンシリンダ油圧供給部と、から構成され、
前記B・Cピンシリンダ油圧供給部は、前記伸縮シリンダ可動部に配置され前記Bピンシリンダ及びCピンシリンダに油圧を供給するエアオーバーハイドロリックブースタ(以下、「AOH」という。)と、
前記AOHに空圧を供給する空圧ホースと、
前記伸縮シリンダ可動部とベースブーム基端部近傍とを結んで前記伸縮ブーム内部に配置され、前記空圧ホースをその内部に保護するケーブルベア(登録商標)と、
前記ベースブーム基端部近傍に配置され、前記空圧ホースに対し空圧を供給・排気可能な空圧供給・排気装置と、
を備えたことを特徴とする伸縮機構。 - ベースブーム内に中間ブーム及びトップブームがそれぞれ伸縮自在に嵌挿された伸縮ブームと、
当該伸縮ブームに内装されて前記ベースブーム基端部にその一端が軸支された一本の伸縮シリンダと、
隣接するブームの内側ブームに配置され、外側ブームの適所に設けられた固定穴に向けて内蔵する固定ピン(以下「Bピン」という。)を進退することにより当該隣接するブーム同士を固定・解除可能なブーム間固定手段と、
前記伸縮シリンダ可動部に配置され、目的とするブームの前記Bピンに作用して進退駆動するBピン駆動手段と、
前記伸縮シリンダ可動部に配置され、目的とするブームの連結穴に向けて内蔵する連結ピン(以下、「Cピン」という。)を進退することにより選択的にブームと連結・解除可能なシリンダ・ブーム連結手段と、
前記伸縮シリンダ、Bピン駆動手段の油圧シリンダ(以下、「Bピンシリンダ」という。)及びシリンダ・ブーム連結手段の油圧シリンダ(以下、「Cピンシリンダ」という。)に油圧を供給する油圧供給手段と、
を備え、前記油圧供給手段が前記伸縮シリンダ、Bピンシリンダ及びCピンシリンダに所定の順序で油圧を供給することで前記中間ブーム及びトップブームを1段ずつ伸縮する伸縮機構において、
前記油圧供給手段は、前記伸縮シリンダへの油圧を供給する伸縮シリンダ油圧供給部と、前記Bピンシリンダ及びCピンシリンダへ油圧を供給するB・Cピンシリンダ油圧供給部と、から構成され、
前記B・Cピンシリンダ油圧供給部は、前記伸縮シリンダ可動部に配置され前記Bピンシリンダ及びCピンシリンダに油圧を供給するエアオーバーハイドロリックブースタ(以下、「AOH」という。)と、
前記伸縮シリンダのロッド側端部と前記伸縮シリンダ可動部とを内装された空圧管路で連絡し、前記AOHに空圧を供給する伸縮シリンダ内装空圧管路と、
前記ベースブーム基端部近傍に配置され、前記伸縮シリンダ内装空圧管路に対し空圧を供給・排気可能な空圧供給・排気装置と、
を備えたことを特徴とする伸縮機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016041530A JP6638882B2 (ja) | 2016-03-03 | 2016-03-03 | 伸縮機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016041530A JP6638882B2 (ja) | 2016-03-03 | 2016-03-03 | 伸縮機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017154875A JP2017154875A (ja) | 2017-09-07 |
JP6638882B2 true JP6638882B2 (ja) | 2020-01-29 |
Family
ID=59808035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016041530A Active JP6638882B2 (ja) | 2016-03-03 | 2016-03-03 | 伸縮機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6638882B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108313896A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-07-24 | 安徽柳工起重机有限公司 | 起重机伸缩控制装置 |
EP3939929A4 (en) | 2019-03-14 | 2022-11-02 | Tadano Ltd. | EXTENSION DEVICE AND CRANE |
JP7424370B2 (ja) | 2019-04-04 | 2024-01-30 | 株式会社タダノ | 作業機 |
CN113677615B (zh) * | 2019-04-04 | 2024-04-09 | 株式会社多田野 | 作业机 |
-
2016
- 2016-03-03 JP JP2016041530A patent/JP6638882B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017154875A (ja) | 2017-09-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6638882B2 (ja) | 伸縮機構 | |
EP3424868B1 (en) | Expansion/contraction mechanism | |
US7703616B2 (en) | Telescopable sliding beam | |
EP3061718B1 (en) | Telescopic boom extension device | |
CN103429522A (zh) | 装卸起重机悬臂 | |
CN105417410A (zh) | 带有锁定机构的伸缩臂结构及起重机 | |
JP5407223B2 (ja) | 伸縮ブーム | |
JP3515414B2 (ja) | 複数の1段式テレスコープ形シリンダを備える入れ子装置 | |
JP6467959B2 (ja) | 伸縮ブームの伸縮装置 | |
JP6635244B1 (ja) | 伸縮装置及びクレーン | |
JP5048260B2 (ja) | 伸縮ブームの伸縮機構 | |
JP4709431B2 (ja) | 伸縮機構 | |
JP3122400B2 (ja) | 油圧クレーンのブーム伸縮制御回路 | |
JP2019052022A (ja) | 伸縮機構 | |
JP2007269439A5 (ja) | ||
JP2004244196A (ja) | ブーム伸縮機構の制御装置 | |
JP4040856B2 (ja) | 伸縮ブームの伸縮制御装置 | |
JP4901010B2 (ja) | ブーム伸縮機構の制御装置 | |
JP2011157220A (ja) | ブーム伸縮機構の制御装置 | |
JP6064533B2 (ja) | ブーム伸縮機構の制御装置 | |
JP2019142623A (ja) | 伸縮機構 | |
JP2001240381A (ja) | ブーム伸縮用シリンダの保持圧補償装置 | |
CN115180513A (zh) | 一种单缸插销伸缩系统、控制方法及起重机 | |
JPH0441393A (ja) | クレーン車のブーム伸縮装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181226 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191023 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191106 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191113 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191127 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191210 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6638882 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |