JP2007269439A5 - - Google Patents

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伸縮ブームの伸縮機構
本発明は、1本の伸縮シリンダにより多段伸縮ブームを構成するブーム段を1段ずつ伸縮駆動する伸縮機構に関するものである。
移動式クレーンの多段伸縮ブームの伸縮機構として、1本の伸縮シリンダにより伸縮させようとするブーム段を1段ずつ伸縮駆動する伸縮機構が実用化されている(例えば、特許文献1参照。)。この伸縮機構は伸縮シリンダが1本であるため、伸縮機構全体を軽量化できるといる利点を有している。
この伸縮機構は、一本の伸縮シリンダが伸縮ブームに内装されてベースブーム基端部にそのロッド端部が軸支されている。そして、この伸縮機構の特有の構成として、シリンダ・ブーム連結手段とブーム間固定手段と固定ピン駆動手段を有している。
前記シリンダ・ブーム連結手段は、当該伸縮シリンダのシリンダチューブのロッド側端部に配置され、目的とするブーム段の基端部の連結穴に向けて内蔵する連結ピンを進退することにより選択したブーム段と連結・解除可能とするものである。
前記ブーム間固定手段は、隣接するブームの内側ブーム基端部に配置され、外側ブームの適所に設けられた固定穴に向けて内蔵する固定ピンを進退することにより当該隣接するブーム同士を固定・解除可能とするものである。
前記固定ピン駆動手段は、前記伸縮シリンダのシリンダチューブロッド側端部に配置され、目的とするブーム基端部の前記固定ピンの内端に作用してその固定ピンを進退駆動するものである。
そして、前記シリンダ・ブーム連結手段により前記伸縮シリンダと目的のブーム基端部を連結するシリンダ・ブーム連結行程と、前記固定ピン駆動手段により前記ブーム間固定手段による目的ブームと外側ブームとの固定を解除するブーム間固定解除行程と、前記伸縮シリンダにより目的ブームを伸縮する目的ブーム伸縮行程と、前記固定ピン駆動手段により前記ブーム間固定手段による目的ブームと外側ブームとを固定するブーム間固定行程と、前記シリンダ・ブーム連結手段による前記伸縮シリンダと目的ブーム基端部との連結を解除するシリンダ・ブーム連結解除行程と、前記伸縮シリンダが次の目的ブーム基端部まで伸縮する伸縮シリンダ伸縮行程と、からなる行程を繰り返すことにより前記伸縮ブームの伸縮を行うものである。
図4は上記伸縮機構における伸縮シリンダが伸長するときの作動圧と座屈に至る作動圧の一例を図示したものである。折れ線1はブームのみを伸長したときの伸長段により変化する伸長作動圧をプロットしたものである。これから判るように、伸長作動圧はトップブームでは20kgf/cm2であるがセカンドブームでは80kgf/cm2まで上昇している。また、折れ線2はブーム先端にジブを装着して伸長した時の伸長段により変化する伸長作動圧をプロットしたものである。この場合は、トップブームでは60kgf/cm2であるがセカンドブームでは150kgf/cm2まで上昇している。さらに、折れ線3は伸縮シリンダが全伸長した状態でロッドが座屈するときの作動圧を伸長段ごとにプロットしたものである。トップブームでは160kgf/cm2であるがセカンドブームでは200kgf/cm2まで上昇している。
図5はトップブーム4を最大伸長したときの伸縮シリンダ5の状態を図示したものである。伸縮シリンダ5はトップブーム4のみを伸長しているため、押し上げなければならない荷重は小さい。このため上述したようにトップブームの作動圧が低くてもよいこととなる。一方、図6はセカンドブーム6を最大伸長したときの伸縮シリンダ5の状態を図示したものである。伸縮シリンダ5はセカンドブーム6のみならず、サードブーム7、フォースブーム8、フィフスブーム9及びトップブーム4を一度に押し上げなければならず、その荷重は大きなものとなる。このため、上述したようにセカンドブームの作動圧がトップブームよりも高くなることとなる。さらに、トップブーム先端にジブを装着した場合には、全てのブーム段の伸長時にはジブの重量をも同時に押し上げなければならない。そのため、ジブ装着時の作動圧は全ての伸長段においてブームのみの作動圧よりも高くなる。
図5に示した寸法STはトップブーム4の伸縮ストロークであり、寸法L1は全縮小時トップブーム4のブーム基端部連結穴と伸縮シリンダ5のロッド端部との距離である。寸法LTは伸縮シリンダが全伸長時のロッド長さである。図6に示した寸法STはセカンドブーム6の伸縮ストロークでありトップブームの伸縮ストロークと同じである。また、寸法L2は全縮小時セカンドブーム6のブーム基端部連結穴と伸縮シリンダ5のロッド端部との距離である。寸法LSは伸縮シリンダが全伸長時のロッド長さである。L1>L2であることから、全伸長時のロッド長さはLT>LSとなる。そのため、トップブーム全伸長時のロッドが座屈に至る作動圧はセカンドブームの場合よりも低くなることとなる。
特開2003−2583号公報(第3−8頁、第4図)
ところが、上記特許文献1に記載された伸縮機構をはじめ従来の1本の伸縮シリンダによる伸縮機構は、前記シリンダ・ブーム連結手段が連結し伸長するブーム段に関わりなく伸縮シリンダ伸長時のリリーフセット圧は一定であった。
伸長側油路リリーフセット圧は、一番高い作動圧が必要とされるジブ付きでのセカンドブームの作動圧を基準に、余裕を見てそれよりも少し高めの圧力が選定されていた。そのため、トップブームを伸長する際には不必要な高いリリーフセット圧力となっていた。さらに、そのリリーフセット圧とトップブーム全伸長時の一番長いロッド長さを基準に座屈に耐えるロッドを選定していた。
なお、クレーン作業では吊荷により伸縮ブーム縮小方向に大きな圧縮力が作用するが、1本の伸縮シリンダによる伸縮機構では上記ブーム間固定手段を介してブーム段の間でその圧縮力が伝達される。したがって、伸縮シリンダの設計に当たっては吊荷により発生する圧縮力は考慮する必要は無い。
このため、上記条件に適合するための座屈強度を有するロッド(必要断面二次モーメントを有するロッド)としていたため、ロッドの重量が重くなり伸縮機構軽量化の妨げとなっていた。
そこで、本願発明では、1本の伸縮シリンダを用いた伸縮機構では先端側のブーム段を伸長する際の作動圧が基端側のブーム段を伸長する際の作動圧よりも低くなることに注目し、伸縮シリンダの油圧供給手段が伸縮段に応じて伸長側リリーフセット圧が変更されるものとすることにより、軽量化が可能な伸縮機構を提供しようとするものである。
本願の伸縮ブームの伸縮機構は、ベースブーム内に複数のブームがそれぞれ伸縮自在に順次嵌挿された多段伸縮ブームと、当該伸縮ブームに内装されて前記ベースブームに取付けられている1本の伸縮シリンダと、前記伸縮シリンダに伸縮シリンダを伸縮する作動油を供給する油圧供給手段と、前記多段ブームの各段毎の伸縮を前記1本の伸縮シリンダの1回の伸縮で行う伸縮ブームの伸縮機構であって、前記油圧供給手段は供給する作動油の最大圧力を制限する最大圧力制限手段を有し、前記最大圧力制限手段は伸縮シリンダの伸長長さが長い程最大圧力の制限値を低くするよう変更することを特徴とする。
本願発明の伸縮ブームの伸縮機構は、前記伸縮シリンダが先端側のブーム段を伸長する際のリリーフセット圧が、前記伸縮シリンダが基端側のブーム段を伸長する際のリリーフセット圧よりも低圧になるよう変更されるので、全伸長時のロッド長さが最大で座屈が問題となるトップブーム伸長時のロッドに作用する圧縮荷重を従来よりも小さい値とすることができる。そこで座屈強度の決定要因であるロッドの断面二次モーメントを従来のものより小さいものとできる。すなわち、ロッド径が同じであれば肉厚を薄くできるし、肉厚が同じであれば、ロッド径を小さくできる。その結果、ロッドの断面積が小さくなりロッドの重量が従来のものより小さくなる。そうして、伸縮機構の軽量化が達成できるのである。
また、本願発明の伸縮ブームの伸縮機構は、前記伸縮シリンダの伸長ロッド長さが増大するに応じてリリーフセット圧が低圧になるよう変更されるので、ロッドの座屈が問題となるロッド長さが大きな状態での圧縮荷重が小さくなり、従来のものよりもロッドの重量を小さくできる。
図1に、本発明の実施の形態に係る1本の伸縮シリンダ5を用いた伸縮ブーム10の伸縮機構の断面図を示す。
伸縮ブーム10はベースブーム11にセカンドブーム6、サードブーム7、フォースブーム8、フィフスブーム9及びトップブーム4が順次伸縮自在に嵌挿されている。伸縮ブ
ーム10には1本の伸縮シリンダ5が内装されており、当該伸縮シリンダ5は、ベースブーム基端部11aにそのロッド端部12がピン13により軸支されている。
14は伸縮シリンダのシリンダチューブロッド側端部15に配置され、目的とするブームの基端部の連結穴51に向けて内蔵する連結ピン52を進退することにより目的ブーム基端部と連結・解除可能なシリンダ・ブーム連結手段である。
16は隣接するセカンドブーム6とベースブーム11の内側ブームであるセカンドブーム基端部6aに配置されたセカンドブームのブーム間固定手段である。セカンドブームのブーム間固定手段16は外側ブームであるベースブーム11の長手方向適所に複数設けられた固定穴に向けて内蔵する固定ピンを進退することにより、隣接するセカンドブーム6とベースブーム11同士を固定・解除可能とするものである。
以下同様に、17はサードブーム7のブーム間固定手段、18はフォースブーム8のブーム間固定手段、19はフィフスブーム9のブーム間固定手段、20はトップブーム4のブーム間固定手段である。
25は伸縮シリンダ5のシリンダチューブロッド側端部15に配置され、目的とするブーム基端部の固定ピンの内端に作用して固定ピンを進退駆動する固定ピン駆動手段である。
26はシリンダ・ブーム連結手段14が連結しているブーム段を検出する連結ブーム段検出手段である。連結ブーム段検出手段26は、セカンドブーム基端部6a〜トップブーム基端部4aにそれぞれ検出片を配置し、伸縮シリンダのシリンダチューブロッド側端部15に配置した検出器(近接スイッチ)により、シリンダ・ブーム連結手段14が連結状態にあるブーム段を検出するようにしたものである。
27はベースブーム基端部11aに配置されたロッド伸長長さ検出手段である。ロッド伸長長さ検出手段27はコード巻取器とその回転軸の回転数を検出するポテンショメータが一体となった長さ検出器で構成されており、コード巻取器から繰出されたコード28は伸縮シリンダのシリンダチューブロッド側端部に連結されている。
図2は本願発明の実施の形態に係る伸縮機構の油圧供給手段30を説明する回路図である。31は伸縮切換え弁であって、ポンプ32からの作動油圧を伸縮シリンダ5に供給切換えするものである。伸縮切換え弁31は、パイロット油圧源33からのパイロット油圧を制御する伸長側電磁比例減圧弁34及び縮小側電磁比例減圧弁35からのパイロット圧により切換えられるようになっている。36は伸縮シリンダの伸長側油室37と伸縮切換え弁31の出口ポートとを連絡する伸長側油路である。38は伸長側油路36に介装されたカウンタバランス弁である。39は伸縮シリンダの縮小側油室40と伸縮切換え弁31の出口ポートとを連絡する縮小側油路である。
41は前記伸長側油路36とタンク43の間に介装された伸長側油路ポートリリーフ弁であり、42は前記縮小側油路39とタンク43の間に介装された縮小側油路ポートリリーフ弁である。44は伸長側油路リリーフセット圧変更手段であって、伸長側油路ポートリリーフ弁41のベント油路48に介装された二位置切換え弁45と、当該二位置切換え弁45に接続された第1リリーフ弁46及び第2リリーフ弁47とから構成されている。第1リリーフ弁46のリリーフセット圧は140kgf/cm2であって、第2リリーフ弁46のリリーフセット圧は170kgf/cm2である。
50は伸縮操作手段であって、移動式クレーンのオペレータが伸縮ブームの伸縮操作を
行うための操作手段である。26は連結ブーム段検出手段であって、図1において具体的なその構成を既に説明したものである。伸縮操作手段50と連結ブーム段検出手段26からの信号はコントローラ50に入力され、コントローラからは上述した伸長側油路リリーフセット圧変更手段の二位置切換え弁45、伸長側電磁比例減圧弁34、及び縮小側電磁比例減圧弁35に操作信号が出力される。
以上説明した伸縮機構の作用は以下の通りである。伸縮操作手段50により伸長操作信号が出力されると、コントローラ51から伸長側電磁比例減圧弁34に操作信号が出力され、伸縮切換え弁31は伸長側に切換えられる。その際、連結ブーム段検出手段26からの信号により、伸縮シリンダ5が先端側のブーム段であるトップブーム4あるいはフィフスブーム9を伸長する際には前記二位置切換え弁45はベント油路48に前記第1リリーフ弁46を接続する。一方、前記伸縮シリンダ5が基端側のブーム段であるフォースブーム8、サードブーム7あるいはセカンドブーム6を伸長する際には前記二位置切換え弁45はベント油路48に前記第2リリーフ弁47を接続する。
図4に示した棒グラフ22は各伸長段のリリーフセット圧を表している。図4から明らかなように、リリーフセット圧は伸縮シリンダ5が全伸長した状態でロッド21が座屈する作動圧(折れ線3)よりも低く設定されているのでロッドが座屈する恐れは無い。一方、リリーフセット圧(棒グラフ22)は、ブーム先端にジブを装着して伸長した時の伸長段により変化する伸長作動圧(折れ線2)よりも高く設定されているので、想定される伸縮動作を問題なく行うことができる。
以上のように、本願発明の伸縮機構は伸長段によって変化する作動圧と座屈する作動圧との間にその変化傾向にあわせて変化するリリーフセット圧を設定することができる。これにより、全伸長時のロッド長さが最大で座屈が問題となるトップブーム伸長時のロッドに作用する圧縮荷重を従来よりも小さい値で設計することができる。そこで座屈強度に有利となり伸縮シリンダの軽量化が達成できるのである。
また、本願発明の伸縮ブームの伸縮機構は、前記伸長側油路リリーフセット圧変更手段を、入手が容易な伸長側油路ポートリリーフ弁、二位置切換え弁と、第1リリーフ弁及び第2リリーフ弁で構成したので、比較的簡便な装置でもって安価に伸長側油路リリーフセット圧を二段階に変更することができる。
図3は第2の実施の形態に係る伸縮ブームの伸縮機構の油圧供給手段30を説明する回路図である。図2に示した第1の実施の形態に係る油圧回路と共通する部分は説明を省略し、以下相違する部分について説明する。27は図1でその構成を説明したロッド伸長長さ検出手段であって、その検出信号はコントローラ51に入力される。44は伸長側油路リリーフセット圧変更手段であって、本実施例では電磁比例リリーフ弁50が用いられている。前記伸長側油路ポートリリーフ弁41のベント油路48に上記電磁比例リリーフ弁50が介装されている。電磁比例リリーフ弁50にはコントローラ51から操作信号が出力される。コントローラ51にはロッド伸長長さが増大するに応じて低圧になるリリーフセット圧が記憶されている。そのリリーフセット圧は、図4に示したジブ装着時の作動圧(折れ線2)よりも高く、伸縮シリンダ5が全伸長した状態でロッド21が座屈するリリーフセット圧(折れ線3)よりも低い値がロッド長さと関係付けて連続的に又は段階的に設定されている。
以上説明した第2の実施の形態に係る伸縮機構の作用は以下の通りである。伸縮シリンダ5が伸長しロッド伸長長さが長くなってくるとコントローラは、記憶しているロッド長さに応じたリリーフセット圧を読み出し電磁比例リリーフ弁50に出力する。これにより、全伸長時のロッド長さが最大で座屈が問題となるトップブーム伸長時のロッドに作用する圧縮荷重を従来よりも小さい値で設計することができる。そこで座屈強度に有利となり伸縮シリンダの軽量化が達成できるのである。
本発明の実施の形態に係る1本の伸縮シリンダ5を用いた伸縮機構の断面図である。 本願発明の実施の形態に係る伸縮機構の油圧供給手段30を説明する回路図である。 第2の実施の形態に係る伸縮ブームの伸縮機構の油圧供給手段30を説明する回路図である。 伸縮シリンダが伸長するときの作動圧の一例を図示したものである。 トップブーム4を最大伸長したときの伸縮シリンダ5の状態を図示したものである。 セカンドブーム6を最大伸長したときの伸縮シリンダ5の状態を図示したものである。
4:トップブーム
5:伸縮シリンダ
10:伸縮ブーム
11:ベースブーム
12:ロッド端部
14:シリンダ・ブーム連結手段
15:シリンダチューブロッド側端部
16〜20:ブーム間固定手段
25:固定ピン駆動手段
26:連結ブーム段検出手段
27:ロッド伸長長さ検出手段
41:伸長側油路ポートリリーフ弁
44:伸長側油路リリーフセット圧変更手段
45:二位置切換え弁
46:第1リリーフ弁
47:第2リリーフ弁
48:ベント油路

Claims (4)

  1. ベースブーム内に複数のブームがそれぞれ伸縮自在に順次嵌挿された多段伸縮ブームと、
    当該伸縮ブームに内装されて前記ベースブームに取付けられている1本の伸縮シリンダと、
    前記伸縮シリンダに伸縮シリンダを伸縮する作動油を供給する油圧供給手段と、
    前記多段ブームの各段毎の伸縮を前記1本の伸縮シリンダの1回の伸縮で行う伸縮ブームの伸縮機構であって、
    前記油圧供給手段は供給する作動油の最大圧力を制限する最大圧力制限手段を有し、前記最大圧力制限手段は伸縮シリンダの伸長長さが長い程最大圧力の制限値を低くするよう変更することを特徴とする伸縮ブームの伸縮機構。
  2. 前記最大圧力制限手段は、ブームを伸縮した際の伸縮シリンダの伸縮長さが長いブーム段を伸縮する場合の最大圧力の制限値を、ブームを伸縮した際の伸縮シリンダの伸縮長さが短いブーム段を伸縮する場合の最大圧力の制限値に比べて低く設定することを特徴とする請求項1に記載の伸縮ブームの伸縮機構。
  3. 前記油圧供給手段は、前記伸縮シリンダが前記多段ブームのうち先端側のブーム段を伸長する際の最大圧力の制限値が基端側のブーム段を伸長する際の最大圧力の制限値よりも低圧になるよう変更されることを特徴とする請求項2に記載の伸縮ブームの伸縮機構。
  4. ベースブーム内に複数のブームがそれぞれ伸縮自在に順次嵌挿された多段伸縮ブームと、
    当該伸縮ブームに内装されて前記ベースブームに取付けられている1本の伸縮シリンダと、
    前記伸縮シリンダに伸縮シリンダを駆動する作動油を供給する油圧供給手段と、
    当該伸縮シリンダと前記多段ブームのうち伸縮するブームとを連結・解除可能なシリンダ・ブーム連結手段と、
    前記多段伸縮ブームの隣接するブーム同士を固定・解除可能なブーム間固定手段と、
    前記伸縮シリンダでブームの伸縮を行う時には、前記シリンダ・ブーム連結手段を連結した状態で、前記多段ブームのうち伸縮するブームと前記伸縮するブームと隣接する伸縮しないブームとのブーム間固定手段を解除して前記伸縮シリンダを伸縮することによりブームを伸縮し、
    伸縮シリンダを単独で伸縮する際には、前記ブーム間固定手段を固定した状態でシリンダ・ブーム連結手段を解除して伸縮シリンダを伸縮し、
    前記ブームの伸縮と伸縮シリンダの単独での伸縮を組み合わせることで、多段ブーム全体の伸縮を行う伸縮ブームの伸縮機構であって、
    前記シリンダ・ブーム連結手段が連結しているブームが何段目のブーム段であるかを検出するブーム段検出手段を備え、
    前記油圧供給手段は前記ブーム段検出手段の検出したブーム段数に基づいて、多段ブームのブーム段数が先端側である場合の最大圧力の制限値が基端側のブーム段数である場合の最大圧力の制限値よりも低圧になるよう変更することを特徴とする伸縮ブームの伸縮機構。
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