JPH05272502A - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

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Publication number
JPH05272502A
JPH05272502A JP10040392A JP10040392A JPH05272502A JP H05272502 A JPH05272502 A JP H05272502A JP 10040392 A JP10040392 A JP 10040392A JP 10040392 A JP10040392 A JP 10040392A JP H05272502 A JPH05272502 A JP H05272502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
oil
air
conversion mechanism
actuator
Prior art date
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Pending
Application number
JP10040392A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidefumi Saito
英文 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Priority to JP10040392A priority Critical patent/JPH05272502A/ja
Publication of JPH05272502A publication Critical patent/JPH05272502A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スペースが制限されると共に大きな往復駆動
力を要求される場合に適したアクチュエータを提供す
る。 【構成】 空圧を油圧に変換する一対の圧力変換機構
2、3と、各圧力変換機構2、3を空圧源4に選択的に
接続する切り換え弁5と、一方の圧力変換機構2に接続
されるオイルポート6と他方の圧力変換機構3に接続さ
れるオイルポート7とを有する往復動可能な油圧アクチ
ュエータ8とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば鉄道車両の扉、
窓、各種カバーあるいは空調ダクトの開閉板等を駆動す
るのに利用できるアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば鉄道車両の扉を開閉するに
はエアシリンダが用いられ、車両に搭載されたエアタン
クから供給される空気圧力により往復動して扉の開閉を
行ない、また、その空気圧力により扉を開き位置あるい
は閉じ位置に保持していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エアシリンダのような
空圧アクチュエータは、大きな力を発生させるために高
圧にするには大きな圧縮エネルギが必要な上、爆発等の
危険が伴うことになる。このため、油圧アクチュエータ
に比べ頑強にしなければならず大型化し、また空圧配管
も太くなる。一方、現在の空気圧で使用するには大きな
シリンダ径が必要になり、配置スペースが制限されると
共に大きな力の発生を要求される場所への配置は困難な
ものである。例えば近年の鉄道車両にあっては、デザイ
ン重視により扉、窓あるいは各種開閉カバー等の形状が
複雑化すると共に大型化し、その開閉に空圧アクチュエ
ータを用いたのでは配置が困難なものになってきてい
る。
【0004】そこで、空圧アクチュエータに換えて油圧
アクチュエータを用いることが考えられるが、一般に鉄
道車両にあっては油圧源を備えておらず、新たに油圧源
を装備すると車体重量が増大すると共にコストも増大す
る。
【0005】また、電動アクチュエータを用いたので
は、蓄圧機能を備えることができないため、常時駆動し
ていないと扉や窓等を開き位置あるいは閉じ位置に保持
する力を発生することができない。
【0006】本発明は上記従来技術の問題を解決するこ
とのできるアクチュエータを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、空圧を油圧に変換する一対の圧力変換機構と、各
圧力変換機構を空圧源に選択的に接続する切り換え弁
と、一方の圧力変換機構に接続されるオイルポートと他
方の圧力変換機構に接続されるオイルポートとを有する
往復動可能な油圧アクチュエータとを備え、その油圧ア
クチュエータは一方の圧力変換機構から高圧油を供給さ
れることで一方向に作動すると共に他方の圧力変換機構
から高圧油を供給されることで他方向に作動する点にあ
る。
【0008】
【作用】本発明の構成によれば、空圧源から供給される
高圧空気は切り換え弁を介し一対の圧力変換機構の一方
に供給される。その一方の圧力変換機構は空気圧力を油
圧に変換し、油圧アクチュエータに一対のオイルポート
の一方から高圧油を供給する。これにより油圧アクチュ
エータは一方向に作動する。また、切り換え弁を切り換
えることで、空圧源から供給される高圧空気は一対の圧
力変換機構の他方に供給される。その他方の圧力変換機
構は空気圧力を油圧に変換し、油圧アクチュエータに一
対のオイルポートの他方から高圧油を供給する。これに
より油圧アクチュエータは他方向に作動する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0010】図1に示すアクチュエータは、鉄道車両の
扉1を開閉すると共に開き位置と閉じ位置とに保持する
ためのものであって、空圧を油圧に変換する第1圧力変
換機構2および第2圧力変換機構3と、各圧力変換機構
2、3を空圧源4に選択的に接続する切り換え弁5と、
第1圧力変換機構2に接続されるオイルポート6と第2
圧力変換機構3に接続されるオイルポート7とを有する
往復駆動可能な油圧モータ8とを備えている。
【0011】各圧力変換機構2、3は鉄道車両のスペー
ス的に余裕のある場所に配置され、互いに連結された外
部シリンダ10、11と、その外部シリンダ10、11
に内蔵された内部シリンダ12、13と、その外部シリ
ンダ10、11に挿入されるエア側ピストン14、15
と、その内部シリンダ12、13に挿入されるオイル側
ピストン16、17とを有する。両外部シリンダ10、
11は仕切部材20により仕切られ、この仕切部材20
に各内部シリンダ12、13が一体化されている。ま
た、第1圧力変換機構2のエア側ピストン14とオイル
側ピストン16とは一体化され、第2圧力変換機構3の
エア側ピストン15とオイル側ピストン17とは一体化
されている。
【0012】その外部シリンダ10、11の内部に、エ
ア側ピストン14、15により仕切られる空気室10
a、11aと油室10b、11bとが形成されている。
その油室10b、11bの内部に前記内部シリンダ1
2、13が配置される。その内部シリンダ12、13の
内部に、前記オイル側ピストン16、17により外部シ
リンダの油室10b、11bと仕切られる油室12a、
13aが形成されている。両外部シリンダの油室10
b、11bは、前記仕切り部材20に形成された通孔2
0aを介し互いに連通する。その仕切部材20に、両外
部シリンダの油室10b、11bにオイルを供給する供
給孔25と、一方の内部シリンダの油室12aにオイル
を供給する供給孔26と、他方の内部シリンダ13の油
室13aにオイルを供給する供給孔27とが形成されて
いる。
【0013】前記切り換え弁5は本実施例では電磁弁と
され、第1圧力変換機構2の空気室10aに連通する第
1ポート5aと、第2圧力変換機構3の空気室11aに
連通する第2ポート5bと、空圧源4に連通する入口ポ
ート5cと、大気中に連通する排気ポート5dとを有す
る。この切り換え弁5はソレノイドに接続されたスイッ
チ30の操作により、各ポートを閉鎖するニュートラル
位置と、入口ポート5cと第1ポート5aとを連通する
と共に第2ポート5bと排気ポート5dとを連通する開
き位置と、入口ポート5cと第2ポート5bとを連通す
ると共に第1ポート5aと排気ポート5dとを連通する
閉じ位置に切り換え可能である。
【0014】前記空圧源4は、本実施例では鉄道車両に
内蔵されたコンプレッサーにより発生した圧縮空気を貯
めるエアタンクにより構成されている。
【0015】前記油圧モータ8は正逆回転可能な公知の
ものであって、図2に示すように、前記オイルポート
6、7に連通する通孔30、31が形成された固定シャ
フト32と、この固定シャフト32を覆う回転ケース3
3とを備えている。その回転ケース33は油圧モータ8
のハウジング36に軸37中心に回転可能に支持され、
この回転ケース33の回転中心37に対し、固定シャフ
ト30の軸心30aは図中eだけ偏心している。その回
転ケース33にはシリンダブロック34が内蔵され、そ
のシリンダブロック34に4つのピストン35が、固定
シャフト30の径方向にそって往復移動可能に挿入され
ている。各ピストン35により仕切られる径方向内方側
の油室38と径方向外方側の油室39とが形成され、固
定シャフト32に対し回転ケース33が回転すること
で、径方向内方側の各油室38は、一方の通孔30と他
方の通孔31とに順次連通する。これにより、オイルポ
ート6、7の一方から高圧油が供給され他方からオイル
が排出されることで、ピストン35が回転ケース33の
内面を押し付ける力が発生し、この力の周方向分力によ
り回転ケース33は一方向に回転する。また、オイルポ
ート6、7の他方から高圧油が供給され一方からオイル
が排出されることで、回転ケース33は他方向に回転す
る。
【0016】その油圧モータ8の回転ケース33に、鉄
道車両の車体側部材60にベアリング40を介して回転
可能に取り付けられたヒンジ軸41が連結されている。
そのヒンジ軸41には上下一対のアーム42a、42b
が固定され、各アーム42a、42bの先端に前記扉1
が縦軸中心に相対回転可能に連結されている。なお、扉
1には補助アーム43が縦軸中心に相対回転可能に連結
され、この補助アーム43の他端は車体側部材60に縦
軸中心に相対回転可能に連結されている。これにより、
油圧モータ8の正逆回転により扉1の開閉がなされる。
【0017】その油圧モータ8の一方のオイルポート6
と第1圧力変換機構2の内部シリンダの油室12aとが
配管50により接続され、他方のオイルポート7と第2
圧力変換機構3の内部シリンダの油室13aとが配管5
1により接続されている。その各配管50、51にはア
キュムレータ52、53が設けられている。各アキュム
レータ52、53は、配管50、51に接続されるゴム
膜製のオイル溜め54、55と、このオイル溜め54、
55を覆うカバー56、57とで構成されている。
【0018】上記構成によれば、切り換え弁5を開き位
置にして第1圧力変換機構2の空気室10aに空圧源4
から圧力空気を供給すると、エア側ピストン14とオイ
ル側ピストン16との断面積差により、内部シリンダ1
2内の油室12a内の油圧が供給された空圧よりも大き
くなり、油圧モータ8に一方のオイルポート6から高圧
油が供給される。これにより油圧モータ8は一方向に回
転して扉1を開く。また、油圧モータ8の他方のオイル
ポート7からオイルが第2圧力変換機構3の内部シリン
ダ13内の油室13aに向かって流れ、空気室11aの
空気はエア側ピストン15に押され、切り換え弁5を介
し大気中に排出される。その扉1が完全に開かれると、
アキュムレータ52のオイル溜め54に高圧油が溜めら
れ、これにより切り換え弁5をニュートラル位置にして
も扉1を開き位置に保持する力が発生する。
【0019】その切り換え弁5を閉じ位置にして第2圧
力変換機構3の空気室11aに空圧源4から圧力空気を
供給すると、エア側ピストン15とオイル側ピストン1
7との断面積差により、内部シリンダ13内の油室13
a内の油圧が供給された空圧よりも大きくなり、油圧モ
ータ8に他方のオイルポート7から高圧油が供給され
る。これにより油圧モータ8は他方向に回転して扉1を
開く。また、油圧モータ8の一方のオイルポート6から
オイルが第1圧力変換機構2の内部シリンダ12内の油
室12aに向かって流れ、空気室10aの空気はエア側
ピストン14に押され、切り換え弁5を介し大気中に排
出される。その扉1が完全に閉じられると、アキュムレ
ータ53のオイル溜め55に高圧油が溜められ、これに
より切り換え弁5をニュートラル位置にしても扉1を閉
じ位置に保持する力が発生する。
【0020】また、上記実施例では外部シリンダ10、
11の内部に、内部シリンダ12、13を覆う油室10
b、11bが形成されているので、油圧モータ8のオイ
ル排出側が負圧になった場合でも、内部シリンダ12、
13の油室12a、13a内に空気を巻き込むことを防
止でき、また、ピストン14、15、16、17の摺動
部の潤滑を行なうことができる。
【0021】なお、本発明は上記実施例に限定されな
い。例えば、上記実施例では油圧アクチュエータとして
油圧モータを用いたが複動油圧シリンダを用いてもよ
い。この場合、油圧シリンダの伸縮ロッドはピストンの
両側に設けても一方側にのみ設けてもよいが、一方側に
のみ設ける場合はピストンの受圧面積が一方側と他方側
とで異なるので、その差に対応してオイル側ピストン1
6、17の受圧面積を異なるものとし、油圧シリンダの
ピストンに作用する全圧を一方側と他方側とで等しくす
るのが好ましい。また、油圧アクチュエータの発生力は
ギヤを介して扉や窓等に伝達するようにしてもよい。ま
た、上記実施例ではアクチュエータを鉄道車両用の扉の
開閉に用いたが、その用途は特に限定されない。
【0022】
【発明の効果】本発明のアクチュエータによれば、空圧
アクチュエータに比べ小型で大きな力を発することので
きる油圧アクチュエータを空圧源により往復駆動するこ
とができるので、スペースが制限されると共に大きな往
復駆動力を要求される場所でも容易に配置でき、しかも
油圧源を新たに設ける必要がないので重量やコストが増
加することがない。また、アキュムレータを備えること
ができるので、常時駆動していなくても作動対象の保持
力を作用させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のアクチュエータの構成説明図
【図2】本発明の実施例の油圧アクチュエータの構成説
明図
【符号の説明】
2、3 圧力変換機構 4 空圧源 5 切り換え弁 6、7 オイルポート 8 油圧モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空圧を油圧に変換する一対の圧力変換機
    構と、各圧力変換機構を空圧源に選択的に接続する切り
    換え弁と、一方の圧力変換機構に接続されるオイルポー
    トと他方の圧力変換機構に接続されるオイルポートとを
    有する往復動可能な油圧アクチュエータとを備え、その
    油圧アクチュエータは一方の圧力変換機構から高圧油を
    供給されることで一方向に作動すると共に他方の圧力変
    換機構から高圧油を供給されることで他方向に作動する
    ことを特徴とするアクチュエータ。
JP10040392A 1992-03-25 1992-03-25 アクチュエータ Pending JPH05272502A (ja)

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JP10040392A JPH05272502A (ja) 1992-03-25 1992-03-25 アクチュエータ

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JP10040392A JPH05272502A (ja) 1992-03-25 1992-03-25 アクチュエータ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0152246A2 (en) * 1984-02-03 1985-08-21 Rosemount Limited Electrical isolation circuit
JP2016141542A (ja) * 2015-02-04 2016-08-08 株式会社タダノ 伸縮ブームの伸縮装置
JP2020098001A (ja) * 2018-12-19 2020-06-25 株式会社日研工作所 ダブルシリンダ式ブースタ

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