JP6467771B2 - 表示器 - Google Patents

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本明細書では、車両に搭載される表示器を開示する。
特許文献1には、バスの前面、背面、側面等に設置されるLED式バス行先表示器が開示されている。
特開2000−112404号公報
仮に、公道を走行するための車両(例えばバス)が極めて高い光度で画像(例えば行先)を表示すると、他の車両の運転者が眩しく感じ得るので、当該運転者に悪影響を与え得る。本明細書では、他の車両の運転者に悪影響を与えるのを抑制し得る技術を提供する。
本発明は、車両に搭載される表示器であって、前記車両の外部に向けて発光するM個(前記Mは2以上の整数)の発光部を備える第1の表示部と、1個以上の第1の画像に対応する1個以上の第1のパターンデータを格納するメモリであって、前記1個以上の第1のパターンデータのそれぞれは、当該パターンデータに対応する第1の画像を前記第1の表示部に表示させるための前記M個の発光部の発光パターンを示すデータである、前記メモリと、前記1個以上の第1の画像のうちの表示対象の第1の画像を前記第1の表示部に表示させるべき場合に、前記1個以上の第1のパターンデータのうち、前記表示対象の前記第1の画像に対応する第1のパターンデータである第1の対象パターンデータを利用して、前記M個の発光部を発光させて、前記表示対象の前記第1の画像を前記第1の表示部に表示させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1の対象パターンデータによって示される発光パターンである第1の対象発光パターンが、前記第1の表示部の光度が法規制によって予め決められている上限の光度である基準光度よりも高くなる発光パターンである第1の場合に、前記第1の対象発光パターンとは異なる発光パターンである第1の特定発光パターンを決定する第1の決定部であって、前記第1の特定発光パターンは、前記第1の表示部の光度が前記基準光度以下になる発光パターンである、前記第1の決定部と、前記第1の場合に、前記第1の特定発光パターンで前記M個の発光部を発光させて、前記表示対象の前記第1の画像を前記第1の表示部に表示させる第1の発光制御部と、を備える。
本明細書では、さらに、車両に搭載される以下の表示器を開示する。表示器は、第1の表示部と、メモリと、制御部と、を備える。第1の表示部は、M個(Mは2以上の整数)の発光部を備える。メモリは、1個以上の第1種の画像に対応する1個以上の第1種のパターンデータを格納する。1個以上の第1種のパターンデータのそれぞれは、当該パターンデータに対応する第1種の画像を第1の表示部に表示させるためのM個の発光部の発光パターンを示すデータである。制御部は、1個以上の第1種の画像のうちの表示対象の第1種の画像を第1の表示部に表示させるべき場合に、1個以上の第1種のパターンデータのうち、表示対象の第1種の画像に対応する第1種のパターンデータである第1の対象パターンデータを利用して、M個の発光部を発光させて、表示対象の第1種の画像を第1の表示部に表示させる。制御部は、第1の決定部と、第1の発光制御部と、を備える。第1の決定部は、第1の対象パターンデータによって示される発光パターンである第1の対象発光パターンが、第1の表示部の光度が予め決められている基準光度よりも高くなる発光パターンである第1の場合に、第1の対象発光パターンとは異なる発光パターンである第1の特定発光パターンを決定する。第1の特定発光パターンは、第1の表示部の光度が基準光度以下になる発光パターンである。第1の発光制御部は、第1の場合に、第1の特定発光パターンでM個の発光部を発光させて、表示対象の第1種の画像を第1の表示部に表示させる。
上記の構成によると、表示器は、第1の対象発光パターンが基準光度よりも高い発光パターンである場合に、第1の対象発光パターンよりも低光度の発光パターンである第1の特定発光パターンを決定して、第1の特定発光パターンでM個の発光部を発光させる。これにより、表示器は、第1の表示部の光度が基準光度以下になるように、表示対象の第1種の画像を表示することができる。従って、適切な基準光度を設定すれば、他の車両の運転者に悪影響を与えるのを抑制し得る。
第1の発光制御部は、さらに、第1の対象発光パターンが、第1の表示部の光度が基準光度以下になる発光パターンである場合に、第1の対象発光パターンでM個の発光部を発光させて、表示対象の第1種の画像を第1の表示部に表示させてもよい。この構成によると、表示器は、第1の対象発光パターンが基準光度以下の発光パターンである場合に、第1の対象発光パターンよりも低光度の発光パターンでM個の発光部を発光させるのではなく、第1の対象発光パターンでM個の発光部を発光させる。このために、表示器は、ヒトが認識し易い画像を表示することができる。
第1の特定発光パターンでM個の発光部を発光させる場合の総発光時間は、第1の対象発光パターンでM個の発光部を発光させる場合の総発光時間よりも短くてもよい。総発光時間は、単位時間当たりのM個の発光部のそれぞれの発光時間の総和であってもよい。この構成によると、表示器は、第1の表示部の光度が基準光度以下になるように、第1の特定発光パターンでM個の発光部を適切に発光させることができる。
第1の決定部は、制御部の動作モードが昼間モードである状態では、第1の場合に、第1の特定発光パターンを決定し、制御部の動作モードが夜間モードである状態では、第1の場合に、第1の対象発光パターンとは異なる発光パターンである夜間用発光パターンを決定してもよい。夜間用発光パターンでM個の発光部を発光させる場合の第1の表示部の光度は、第1の特定発光パターンでM個の発光部を発光させる場合の第1の表示部の光度よりも低くてもよい。第1の発光制御部は、制御部の動作モードが昼間モードである状態では、第1の場合に、第1の特定発光パターンでM個の発光部を発光させて、表示対象の第1種の画像を第1の表示部に表示させ、制御部の動作モードが夜間モードである状態では、第1の場合に、夜間用発光パターンでM個の発光部を発光させて、表示対象の第1種の画像を第1の表示部に表示させてもよい。この構成によると、表示器は、制御部の動作モードが夜間モードである状態では、第1の特定発光パターンよりも低光度の発光パターンである夜間用発光パターンでM個の発光部を発光させる。ヒトは、通常、夜間帯において、昼間帯と比べて、低光度で表示される画像を認識し易い。従って、低光度の夜間用発光パターンでM個の発光部を発光させても、ヒトが画像を認識し難くなることがない。本技術によると、表示器は、ヒトが画像を認識し難くなることを抑制しつつ、画像を表示するための消費電力を抑制することができる。
M個の発光部のそれぞれは、赤色で発光可能な赤色発光素子と、緑色で発光可能な緑色発光素子と、青色で発光可能な青色発光素子と、を備えていてもよい。この構成によると、表示器は、第1の表示部において、複数色の画像を表示することができる。
1個以上の第1種のパターンデータのそれぞれは、M個の発光部に対応するM個の階調データを含んでいてもよい。M個の階調データのそれぞれは、赤色発光素子の階調を示す赤色階調データと、緑色発光素子の階調を示す緑色階調データと、青色発光素子の階調を示す青色階調データと、を含んでいてもよい。制御部は、さらに、予め決められているホワイトバランスに応じた重みに基づいて、M個の赤色階調データと、M個の緑色階調データと、M個の青色階調データと、を利用して、第1の対象発光パターンでM個の発光部を発光させる場合の第1の表示部の光度に関係する指標値を算出する算出部を備えていてもよい。第1の決定部は、第1の場合に、指標値を利用して、第1の特定発光パターンを決定してもよい。この構成によると、表示器は、ホワイトバランスに応じた重みに基づいて算出される指標値を利用して、第1の特定発光パターンを適切に決定することができる。
表示器は、さらに、N個(Nは2以上の整数)の発光部を備える第2の表示部を備えていてもよい。メモリは、さらに、1個以上の第2種の画像に対応する1個以上の第2種のパターンデータを格納してもよい。1個以上の第2種のパターンデータのそれぞれは、当該パターンデータに対応する画像を第2の表示部に表示させるためのN個の発光部の発光パターンを示すデータであってもよい。制御部は、さらに、1個以上の第2種の画像のうちの表示対象の第2種の画像を第2の表示部に表示させるべき場合に、1個以上の第2種のパターンデータのうち、表示対象の第2種の画像に対応する第2種のパターンデータである第2の対象パターンデータを利用して、N個の発光部を発光させて、表示対象の第2種の画像を第2の表示部に表示させてもよい。制御部は、さらに、第2の決定部と、第2の発光制御部と、を備えていてもよい。第2の決定部は、第2の対象パターンデータによって示される発光パターンである第2の対象発光パターンが、第2の表示部の光度が基準光度よりも高くなる発光パターンである第2の場合に、第2の対象発光パターンとは異なる発光パターンである第2の特定発光パターンを決定してもよい。第2の特定発光パターンは、第2の表示部の光度が基準光度以下になる発光パターンであってもよい。第2の発光制御部は、第2の場合に、第2の特定発光パターンでN個の発光部を発光させて、表示対象の第2種の画像を第2の表示部に表示させてもよい。この構成によると、表示器は、第1の表示部の光度が基準光度以下になるように、表示対象の第1種の画像を表示することができると共に、第2の表示部の光度が基準光度以下になるように、表示対象の第2種の画像を表示することができる。
第2の発光制御部は、さらに、第2の対象発光パターンが、第2の表示部の光度が基準光度以下になる発光パターンである場合に、第2の対象発光パターンでN個の発光部を発光させて、表示対象の第2種の画像を第2の表示部に表示させてもよい。この構成によると、表示器は、第2の対象発光パターンが基準光度以下の発光パターンである場合に、第2の対象発光パターンよりも低光度の発光パターンでN個の発光部を発光させるのではなく、第2の対象発光パターンでN個の発光部を発光させる。このために、表示器は、ヒトが認識し易い画像を表示することができる。
N個の発光部のそれぞれは、特定の色で発光可能な1個の発光素子のみを備えていてもよい。この構成によると、表示器は、第2の表示部において、特定の色の画像を表示することができる。
上記の表示器を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。
表示器の概略図を示す。 単色表示部制御処理のフローチャートを示す。 階調と制御量との関係を説明するための説明図を示す。 カラー表示部制御処理のフローチャートを示す。 具体的なケースを示す。
(表示器2の構成;図1)
図1に示される表示器2は、バスに搭載される。表示器2は、バスの外側に向けて、バスの行先を示す画像を表示する。
表示器2は、表示部10と、制御装置30と、を備える。表示部10は、バスの前面、背面、又は、側面に設置される。制御装置30は、表示部10と同様に、バスの前面等に設置されてもよいし、バスの運転席の近傍に設置されてもよい。表示部10と制御装置30とは、配線20によって接続されている。従って、制御装置30は、配線20を介して、表示部10を制御することができる。
表示部10は、単色表示部12と、カラー表示部14と、を備える。単色表示部12とカラー表示部14とは、水平方向に沿って隣接する。単色表示部12は、バスの最終目的地を示す単色の画像を表示する。カラー表示部14は、バスのルート番号(例えば系統番号等)を示す複数色の画像(即ちカラー画像)を表示する。
単色表示部12は、マトリクス状に配置されているN個(Nは2以上の整数)の単色発光部12aを備える。具体的に言うと、単色表示部12では、水平方向に沿ってnx個の単色発光部12aが並んでおり、鉛直方向に沿ってny個の単色発光部12aが並んでいる。即ち、Nは、nx×nyである。各単色発光部12aは、黄色に発光可能な1個のLED(Light Emitting Diodeの略)のみを備える。なお、「1個のLEDのみを備える」という記載は、複数個のLEDを備えないことを意味しており、LEDに接続される制御線等を備えることを排除するものではない。
カラー表示部14は、マトリクス状に配置されているM個(Mは2以上の整数)のカラー発光部14aを備える。具体的に言うと、カラー表示部14では、水平方向に沿ってmx個のカラー発光部14aが並んでおり、鉛直方向に沿ってmy個のカラー発光部14aが並んでいる。即ち、Mは、mx×myである。本実施例では、nxがmxより大きいが、変形例では、nxがmx以下の値であってもよい。また、本実施例では、nyがmyに一致するが、変形例では、nyがmyとは異なる値であってもよい。各カラー発光部14aは、赤色(即ちR)に発光可能な赤色LEDと、緑色(即ちG)に発光可能な緑色LEDと、青色(即ちB)に発光可能な青色LEDと、を備える。これらの3個のLEDの全てが所定の階調で発光すれば、白色を表現することができる。
制御装置30は、CPU(Central Processing Unitの略)32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に格納されているプログラム36に従って、様々な処理(例えば図2、図4の処理)を実行するプロセッサである。メモリ34は、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、ハードディスク等によって構成される。メモリ34は、単色パターンデータ記憶領域40と、カラーパターンデータ記憶領域50と、を備える。
単色パターンデータ記憶領域40は、複数個の単色パターンデータ42を格納する。複数個の単色パターンデータ42のそれぞれは、当該単色パターンデータに対応する単色画像(即ち最終目的地を示す画像)を単色表示部12に表示させるためのN個の単色発光部12aの発光パターンを示すデータである。例えば、単色パターンデータ42aは、第1の最終目的地(例えば「TOKYO」)を示す単色画像に対応し、単色パターンデータ42bは、第1の最終目的地とは異なる第2の最終目的地(例えば「OSAKA」)を示す単色画像に対応する。
複数個の単色パターンデータ42のそれぞれは、N個の単色発光部12aを制御するためのN個の制御データを含む。N個の制御データのそれぞれは、1個の単色発光部12aの位置を示す位置データと、当該1個の単色発光部12a内の黄色LEDの階調を示す階調データと、を含む。例えば、単色パターンデータ42a内の1個の制御データでは、位置データが(1,1)を示し、階調データが「3」を示す。これは、位置(1,1)に配置されている単色発光部12a内の黄色LEDを階調「3」で発光させることを意味する。階調は、例えば、「0」〜「8」まで存在する。階調「0」は、発光させないこと(即ち消灯させること)を意味する。階調「1」〜「8」は、発光させることを意味する。階調が示す数字が大きい程、高い光度で発光することを意味する。
本実施例では、黄色LEDが後述の制御量100%(後述の図2、図3参照)に従って階調「8」で発光する場合に表現される色が、「黄色」と定義される。従って、例えば、黄色LEDが制御量90%に従って階調「8」で発光する場合に表現される色は、「黄色」ではなく、「黄色」に近い色である。また、例えば、黄色LEDが制御量100%に従って階調「7」で発光する場合に表現される色も、「黄色」ではなく、「黄色」に近い色である。なお、変形例では、単色発光部12a内のLEDは、黄色とは異なる色(例えば青色)に発光可能であってもよい。
カラーパターンデータ記憶領域50は、複数個のカラーパターンデータ52を格納する。複数個のカラーパターンデータ52のそれぞれは、当該カラーパターンデータに対応するカラー画像(即ちルート番号を示す画像)をカラー表示部14に表示させるためのM個のカラー発光部14aの発光パターンを示すデータである。例えば、カラーパターンデータ52aは、第1のルート番号を示すカラー画像に対応し、カラーパターンデータ52bは、第1のルート番号とは異なる第2のルート番号を示すカラー画像に対応する。
複数個のカラーパターンデータ52のそれぞれは、M個のカラー発光部14aを制御するためのM個の制御データを含む。M個の制御データのそれぞれは、1個のカラー発光部14aの位置を示す位置データと、当該1個のカラー発光部14a内の3個のLEDの階調を示す3個の階調データと、を含む。例えば、カラーパターンデータ52a内の1個の制御データでは、位置データが(1,1)を示し、赤色、緑色、青色の階調データが、それぞれ、「7」、「8」、「1」を示す。これは、位置(1,1)に配置されているカラー発光部14aにおいて、赤色LED、緑色LED、青色LEDを、それぞれ、階調「7」、階調「8」、階調「1」で発光させることを意味する。
本実施例では、1個のカラー発光部14a内の赤色LEDのみが後述の制御量100%(後述の図3、図4参照)に従って階調「8」で発光する場合に表現される色が、「赤色」と定義される。同様に、「緑色」及び「青色」も定義される。また、1個のカラー発光部14a内の3個のLEDの全てが制御量100%に従って階調「8」で発光する場合に表現される色が、「白色」と定義される。特に、本実施例では、カラー発光部14aが「白色」を表現するための3個のLEDの光度の比率(即ちホワイトバランス)として、「3:6:1」が採用される。即ち、赤色LED、緑色LED、及び、青色LEDが、同じ制御量(例えば100%)に従って同じ階調(例えば「8」)で発光する場合に、赤色LEDの光度と、緑色LEDの光度と、青色LEDの光度と、の比率は、「3:6:1」である。なお、変形例では、ホワイトバランスは、当該比率とは異なる比率(例えば「3.5:5.5:1」)であってもよい。
仮に、公道を走行するバスが高い光度で画像を表示させると、他の車両の運転者が眩しく感じ得るので、当該運転者に悪影響を与え得る。このような事象が発生するのを避けるために、法規制(法律、規則、条例等)において、車両が画像を表示する際の光度の上限が予め決められ得る。当該上限の光度は、他の車両の運転者が通常眩しく感じない値に設定される。以下では、当該上限の光度のことを「基準光度」と呼ぶ。
仮に、N個の単色発光部12aの全てが黄色に発光すると、単色表示部12の光度は、基準光度よりも高くなる。即ち、単色表示部12は、基準光度よりも高い光度で画像を表示可能である。また、仮に、M個のカラー発光部14aの全てが白色に発光すると、カラー表示部14の光度は、基準光度よりも高くなる。即ち、カラー表示部14は、基準光度よりも高い光度で画像を表示可能である。
例えば、表示器2のベンダは、バスの運営会社からの指示に従って、各パターンデータ42,52を準備して、各記憶領域40,50に格納させることができる。このような準備段階において、例えば、ベンダは、候補のパターンデータを生成した後に、当該パターンデータに対応する画像を表示させる場合の光度を取得し、当該光度が基準光度よりも高い場合には、当該光度が基準光度以下になるように、当該パターンデータを修正する作業を行なうことが考えられる。しかしながら、当該作業を行なって多数のパターンデータ42,52を準備するのは手間がかかる。従って、本実施例では、ベンダは、当該作業を行なうことなく(即ち光度を意識することなく)、各パターンデータ42,52を準備して各記憶領域40,50に格納させる。このために、各パターンデータ42,52は、基準光度よりも高い光度で発光するための発光パターンを示すパターンデータ(以下では「高光度パターンデータ」と呼ぶ)を含み得る。
また、例えば、バスの運営会社において、表示器2のベンダに指示することなく、新たなパターンデータを記憶領域40(又は50)に格納させる作業が行なわれることが考えられる。この場合、作業者は、光度を意識することなく、新たなパターンデータを記憶領域40(又は50)に格納し得る。従って、このような作業が実行されても、各パターンデータ42,52は、高光度パターンデータを含み得る。
上述したように、本実施例では、各パターンデータ42,52は、高光度パターンデータを含み得る。特に、カラーパターンデータ52は、3色のLEDを発光させるためのデータであるので光度が高くなり易く、高光度パターンデータを含む可能性が高い。そこで、表示器2が基準光度よりも高い光度で発光するのを避ける必要があるために、本実施例では、CPU32は、以下の図2及び図4の各処理を実行する。
(単色表示部制御処理;図2)
図2を参照して、単色表示部制御処理の内容を説明する。例えば、バスの運転手は、運転席の近傍に設けられている操作部(図示省略)を利用して、複数個の単色パターンデータ42に対応する複数個の単色画像の中から、単色表示部12に表示されるべき1個の単色画像を指定することができる。この場合、CPU32は、複数個の単色パターンデータ42の中から、当該単色画像に対応する単色パターンデータを選択して、図2の処理を開始する。また、例えば、現在時刻又はバスの現在地に応じて様々な単色画像を切り替えながら表示するためのプログラムが利用されている場合には、CPU32は、現在時刻又はバスの現在地に応じた単色画像に対応する単色パターンデータを選択して、図2の処理を開始する。以下では、表示対象の単色画像、当該単色画像に対応する単色パターンデータのことを、それぞれ、「対象単色画像」、「対象単色パターンデータ」と呼ぶ。
S10では、CPU32は、対象単色パターンデータを利用して、指標値を算出する。当該指標値は、対象単色パターンデータに対応する発光パターンでN個の単色発光部12aを発光させる場合の単色表示部12の光度に関係する値である。具体的には、CPU32は、対象単色パターンデータに含まれるN個の制御データ内のN個の階調データの和を算出することによって、指標値を算出する。当該指標値が大きい程、単色表示部12の光度が大きくなる。
S12では、CPU32は、S10で算出済みの指標値と、現在の動作モードと、に応じて、制御量を決定する。動作モードは、昼間モードと夜間モードとのうちの一方である。動作モードの設定は、以下のいずれの手法で実行されてもよい。例えば、バスの運転者は、図示省略の操作部を操作して、昼間モードと夜間モードとのうちの一方を設定してもよい。即ち、バスの運転手は、バスの運転を開始する前に、昼間帯(例えば午前6時から午後6時)であれば昼間モードを設定し、夜間帯(例えば午後6時から午前6時)であれば夜間モードを設定してもよい。また、例えば、CPU32は、現在時刻に応じて、動作モードを自動的に設定してもよい。また、例えば、CPU32は、バスのヘッドライトがOFFされている場合に昼間モードに設定し、バスのヘッドライトがONされている場合に夜間モードに設定してもよい。また、例えば、CPU32は、バスに搭載される明るさ検知センサから出力される信号に応じて、動作モードを自動的に設定してもよい。即ち、CPU32は、明るさ検知センサが所定値以上の明るさを示す信号を出力する場合に昼間モードに設定し、明るさ検知センサが上記の所定値未満の明るさを示す信号を出力する場合に夜間モードに設定してもよい。
S12内の平面は、指標値と動作モードと制御量との関係を示す。メモリ34内のプログラム36は、当該関係を示すデータ、即ち、指標値と動作モードとから制御量を決定するためのデータを予め含む。S12内の平面において、X軸が指標値を示し、第1のY軸(即ち左側のY軸)が制御量(単位は%)を示す。昼間モードに対応する実線のグラフが、動作モードが昼間モードである状態で、指標値に応じて決定されるべき制御量を示す。夜間モードに対応する実線のグラフが、動作モードが夜間モードである状態で、指標値に応じて決定されるべき制御量を示す。
また、S12内の平面内において、第2のY軸(即ち右側のY軸)は、光度(単位はカンデラ(cd))を示す。一点鎖線のグラフは、動作モードが昼間モードである状態で決定される制御量に応じた単色表示部12 の光度を示す。また、二点鎖線のグラフは、動作モードが夜間モードである状態で決定される制御量に応じた単色表示部12の光度を示す。なお、第2のY軸と一点鎖線のグラフと二点鎖線のグラフとは、プログラム36内に含まれるデータではなく、技術の理解のために記述されている。
CPU32は、動作モードが昼間モードである状態では、昼間モードに対応する実線のグラフに従って、制御量を決定する。即ち、CPU32は、指標値が0からV1までの範囲内であれば、制御量として100%を決定する。一点鎖線のグラフに示されるように、指標値が当該範囲内である場合には、制御量100%で単色表示部12を制御しても、単色表示部12の光度が基準光度以下になる。なお、指標値がV1に一致する場合には、単色表示部12の光度が基準光度に一致する。また、CPU32は、指標値がV1よりも大きい範囲内であれば、制御量として100%よりも小さい値を決定する。指標値が当該範囲内である場合には、仮に、制御量100%で単色表示部12を制御すると、単色表示部12の光度が基準光度より高くなってしまう。従って、CPU32は、単色表示部12の光度が基準光度以下になるように、100%よりも小さい制御量を決定する。より具体的には、CPU32は、単色表示部12の光度が基準光度に一致するように、制御量を決定する。
また、CPU32は、動作モードが夜間モードである状態では、夜間モードに対応する実線のグラフに従って、制御量を決定する。昼間モードに対応する実線と、夜間モードに対応する実線と、を比較すれば理解できるように、同じ指標値を基準とすると、夜間モードの制御量は、昼間モードの制御量の1/2の値である。なお、変形例では、夜間モードの制御量は、昼間モードの制御量の1/2の値でなくてもよく、例えば、2/3、1/3、1/4等の値であってもよい。
S14では、CPU32は、対象単色パターンデータを利用して、S12で決定済みの制御量で単色表示部12を制御する。これにより、CPU32は、対象単色パターンデータに対応する対象単色画像を単色表示部12に表示させることができる。S14の処理の詳細は、図3を利用して次に説明する。
(階調と制御量との関係;図3)
図3の上の図は、CPU32が、1個の単色発光部12a(即ち1個の黄色LED)を制御量100%で制御する様子を示す。図3の左右方向(即ち時間軸)には、8個の基準時間が連続的に並んでいる。CPU32は、階調データが「0」を示す場合には、単色発光部12aを発光させない。また、CPU32は、階調データが「1」を示す場合には、8個の基準時間のうちの1個の基準時間(即ち「ON」と記述された基準時間)に亘って単色発光部12aを発光させる。即ち、8個の基準時間をまとめて「単位時間」と呼ぶと、CPU32は、単位時間内の1個の基準時間に亘って単色発光部12aを発光させる。CPU32は、1回の単位時間が終了すると、次の単位時間においても、1個の基準時間に亘って単色発光部12aを発光させる。即ち、CPU32は、単位時間内の1個の基準時間に亘って単色発光部12aを発光させることを繰り返す。同様に、CPU32は、階調データが「2」〜「8」を示す場合には、単位時間内の2〜8個の基準時間に亘って単色発光部12aを発光させることを繰り返す。
図3の下の図は、CPU32が、1個の単色発光部12aを制御量50%で制御する様子を示す。CPU32は、制御量50%で制御する場合には、制御量100%で制御する場合と比べて、1個の基準時間内の発光時間を1/2倍する。より一般的に言うと、CPU32は、100%よりも小さい制御量Z%で制御する場合には、制御量100%で制御する場合と比べて、1個の基準時間内の発光時間をZ/100倍する。この結果、制御量Z%で制御される1個の単色発光部12aの光度は、制御量100%で制御される1個の単色発光部12aの光度のZ/100倍になる。より一般的に言うと、制御量Z%でN個の単色発光部12aを発光させる場合の総発光時間は、制御量100%でN個の単色発光部12aを発光させる場合の総発光時間のZ/100倍になる。ここで、上記の総発光時間は、単位時間当たりのN個の単色発光部12aのそれぞれの発光時間の総和である。
図2のS14では、CPU32は、対象単色パターンデータに含まれる各制御データ内の各階調データに応じて、S12で決定済みの制御量で各単色発光部12aを制御することによって、対象単色画像を単色表示部12に表示させる。特に、CPU32は、100%よりも小さい制御量を決定する場合には、総発光時間を短くすることによって、基準光度以下の発光パターンでN個の単色発光部12aを適切に発光させることができる。
(カラー表示部制御処理;図4)
続いて、図4を参照して、カラー表示部制御処理の内容を説明する。図2の単色表示部制御処理で説明したのと同様に、CPU32は、バスの運転手による指定、現在時刻、バスの現在地等に応じて、複数個のカラーパターンデータ52の中から、表示対象のカラー画像に対応するカラーパターンデータを選択して、図4の処理を開始する。以下では、表示対象のカラー画像、当該カラー画像に対応するカラーパターンデータのことを、それぞれ、「対象カラー画像」、「対象カラーパターンデータ」と呼ぶ。
S20では、CPU32は、対象カラーパターンデータを利用して、指標値を算出する。当該指標値は、対象カラーパターンデータに対応する発光パターンでM個のカラー発光部14aを発光させる場合のカラー表示部14の光度に関係する値である。具体的には、CPU32は、まず、対象カラーパターンデータに含まれるM個の制御データを利用して、M個の赤色階調データの和と、M個の緑色階調データの和と、M個の青色階調データの和と、を算出する。そして、CPU32は、3個の和のそれぞれに、予め決められているホワイトバランスに応じた重み(即ち3:6:1)を乗算する。次いで、CPU32は、重みの乗算によって得られる3個の値の和を算出することによって、指標値を算出する。当該指標値が大きい程、カラー表示部14の光度が大きくなる。このように、CPU32は、ホワイトバランスに応じた重みに基づいて指標値を算出するので、後述のS22において、当該指標値を利用して制御量を適切に決定することができる。
S22では、CPU32は、S20で算出済みの指標値と、現在の動作モードと、に応じて、制御量を決定する。S22内の平面は、図2のS12内の平面と同様である。ただし、S22の平面内の指標値の最大値は、図2のS12の平面内の指標値の最大値とは異なる。また、S22内の平面では、各グラフが折れ曲がるX座標(即ち指標値)がV2であるのに対し、図2のS12内の平面では、当該X座標がV1である。
S22の処理は、図2のS12の処理と同様である。即ち、CPU32は、動作モードが昼間モードである状態では、指標値が0からV2までの範囲内である場合に、制御量として100%を決定し、指標値がV2よりも大きい範囲内である場合に、カラー表示部14の光度が基準光度に一致するように、制御量として100%よりも小さい値を決定する。また、CPU32は、動作モードが夜間モードである状態では、夜間モードに対応する実線のグラフに従って、制御量(即ち昼間モードの制御量の1/2の値)を決定する。
S24では、CPU32は、対象カラーパターンデータを利用して、S22の制御量でカラー表示部14を制御する。これにより、CPU32は、対象カラーパターンデータに対応する対象カラー画像をカラー表示部14に表示させることができる。具体的には、CPU32は、対象カラーパターンデータに含まれる各制御データ内の各赤色階調データに応じて、各カラー発光部14a内の各赤色LEDをS22の制御量で制御する。同様に、CPU32は、各緑色階調データに応じて、各緑色LEDをS22の制御量で制御し、各青色階調データに応じて、各青色LEDをS22の制御量で制御する。なお、制御量に応じて各色のLEDを制御する様子は、図3を参照した上記の説明と同様である。
(具体的なケース;図5)
続いて、図5を参照して、図2及び図4の各処理によって実現される具体的なケースを説明する。なお、本ケースは、動作モードが昼間モードである状態を想定している。また、(A1)等の図では、ハッチングの間隔が狭い程、光度が高いことを意味する。
ケースAの(A1)は、文字列「TOKYO」を表わす対象単色画像と、赤色の文字列「ルート」及び白色の文字列「1」を表わす対象カラー画像と、を示す。本ケースでは、対象単色パターンデータから得られる指標値(図2のS10参照)がV1以下であるので、制御量100%が決定される(S12)。また、対象カラーパターンデータから得られる指標値(図3のS20参照)がV2以下であるので、制御量100%が決定される(S22)。この結果、(A2)に示されるように、対象単色パターンデータに対応する光度と、対象カラーパターンデータに対応する光度と、が下げられることなく、対象単色画像と対象カラー画像とが表示される。
ケースBの(B1)は、中抜きの文字列「TOKYO」を表わす対象単色画像と、白色の背景及び紫色の文字列「1」を表わす対象カラー画像と、を示す。本ケースでは、対象単色パターンデータから得られる指標値(図2のS10参照)がV1よりも大きくなるので、制御量90%が決定される(S12)。また、対象カラーパターンデータから得られる指標値(図3のS20参照)がV2よりも大きくなるので、制御量80%が決定される(S22)。この結果、(B2)に示されるように、対象単色パターンデータに対応する光度よりも低い光度(即ち基準光度に一致する光度)で、対象単色画像が表示される。また、対象カラーパターンデータに対応する光度よりも低い光度(即ち基準光度に一致する光度)で、対象カラー画像が表示される。
(本実施例の効果)
本実施例によると、図5のケースBに示されるように、表示器2は、動作モードが昼モードである状態では、対象単色パターンデータによって示される発光パターンが基準光度よりも高い発光パターンである場合に、当該発光パターンよりも低光度の発光パターン(即ち100%より小さい制御量90%)を決定して、当該低光度の発光パターンでN個の単色発光部12aを発光させる。同様に、表示器2は、動作モードが昼モードである状態では、対象カラーパターンデータによって示される発光パターンが基準光度よりも高い発光パターンである場合に、当該発光パターンよりも低光度の発光パターン(即ち100%より小さい制御量80%)を決定して、当該低光度の発光パターンでM個のカラー発光部14aを発光させる。これにより、表示器2は、単色表示部12及びカラー表示部14のそれぞれの光度が基準光度以下になるように、対象単色画像及び対象カラー画像を表示することができる。特に、本実施例の基準光度は、法規則によって定められている上限の光度である。このために、表示器2は、当該上限の光度以下の光度で対象単色画像及び対象カラー画像を表示することができるので、他の車両の運転者に悪影響を与えるのを適切に抑制することができる。
また、図5のケースAに示されるように、表示器2は、動作モードが昼モードである状態では、対象単色パターンデータによって示される発光パターンが基準光度以下の発光パターンである場合に、当該発光パターンでN個の単色発光部12aを発光させる(即ち制御量100%で発光させる)。同様に、表示器2は、動作モードが昼モードである状態では、対象カラーパターンデータによって示される発光パターンが基準光度以下の発光パターンである場合に、当該発光パターンでM個のカラー発光部14aを発光させる(即ち制御量100%で発光させる)。このために、表示器2は、光度を下げることなく対象単色画像及び対象カラー画像を表示するので、ヒトが認識し易い画像を適切に表示することができる。
また、表示器2は、動作モードが夜間モードである状態では、より低光度の発光パターンでN個の単色発光部12a及びM個のカラー発光部14aを発光させる(図2のS12及び図4のS22内の夜間モードに対応する実線参照)。ヒトは、夜間帯において、低光度で表示される画像を認識し易い。従って、表示器2は、夜間帯において、ヒトが画像を認識し難くなることを抑制しつつ、画像を表示するための消費電力を抑制することができる。
(対応関係)
CPU32が、「制御部」の一例である。図4のS20の処理、S22の処理、S24の処理が、それぞれ、「算出部」、「第1の決定部」、「第1の発光制御部」によって実行される処理の一例である。図2のS12の処理、S14の処理が、それぞれ、「第2の決定部」、「第2の発光制御部」によって実行される処理の一例である。M個のカラー発光部14a、カラー表示部14が、それぞれ、「M個の発光部」、「第1の表示部」の一例である。N個の単色発光部12a、単色表示部12が、それぞれ、「N個の発光部」、「第2の表示部」の一例である。複数個のカラーパターンデータ52、複数個の単色パターンデータ42が、それぞれ、「1個以上の第1種のパターンデータ」、「1個以上の第2種のパターンデータ」の一例である。対象カラーパターンデータ、対象単色パターンデータが、それぞれ、「第1の対象パターンデータ」、「第2の対象パターンデータ」の一例である。
図4のS22において、動作モードが昼間モードである状態で、100%よりも小さい制御量が決定される場合が、「第1の場合」の一例である。図2のS12において、動作モードが昼間モードである状態で、100%よりも小さい制御量が決定される場合が、「第2の場合」の一例である。また、図4のS22(又は図2のS12)において、動作モードが昼間モードである状態で、100%の制御量が決定される場合が、「第1(又は第2)の対象発光パターンが、第1(又は第2)の表示部の光度が基準光度以下になる発光パターンである場合」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)各記憶領域40,50(図1参照)は、複数個のパターンデータを格納していなくてもよく、少なくとも1個のパターンデータを格納していればよい。
(変形例2)基準光度は、法規則によって定められている上限の光度に一致しなくてもよく、当該上限の光度よりも小さい光度であってもよい。また、上限の光度を定める法規則が存在しない場合には、基準光度は、ヒトが通常眩しく感じない値であれば、どのような値(例えば実験等によって得られる値)であってもよい。
(変形例3)単色表示部12は、最終目的地を示す画像を表示しなくてもよく、例えば、ルート番号を示す画像を表示してもよいし、他の情報(例えば、バスの経由地の情報、バスの運営会社の情報、バスの利用者の情報(例えば団体名)等)を示す画像を表示してもよい。また、カラー表示部14は、ルート番号を示す画像を表示しなくてもよく、例えば、最終目的地を示す画像を表示してもよいし、上記の他の情報を示す画像を表示してもよい。
(変形例4)CPU32は、動作モードが切り替えられるものでなくてもよい。この場合、図2及び図4のS12及びS22を実行するためのプログラムは、夜間モードに応じて制御量を決定するためのプログラム(即ち夜間モードに対応するグラフ)を含んでいなくてもよい。
(変形例5)カラー表示部14に代えて、単色表示部12とは異なる単色表示部が設けられてもよい。即ち、表示部10は、異なる画像を表示するための2個の単色表示部を備えていてもよい。上記の異なる単色表示部内の各単色発光部は、例えば、単色表示部12内の単色発光部12aと同様に黄色LEDのみを備えていてもよいし、黄色とは異なる色(例えば青色)で発光可能なLEDのみを備えていてもよい。本変形例では、単色表示部12、上記の異なる単色表示部が、それぞれ、「第1の表示部」、「第2の表示部」の一例である。
(変形例6)単色表示部12に代えて、カラー表示部14とは異なるカラー表示部が設けられてもよい。即ち、表示部10は、異なる画像を表示するための2個のカラー表示部を備えていてもよい。本変形例では、カラー表示部14、上記の異なるカラー表示部が、それぞれ、「第1の表示部」、「第2の表示部」の一例である。
(変形例7)カラー表示部14内の各カラー発光部14aは、赤色LED、緑色LED、及び、青色LEDのみならず、黄色LEDをさらに備えていてもよい。この場合、カラー表示部14は、4色のLEDによって表現されるカラーの画像を表示することができる。
(変形例8)単色表示部12が存在しなくてもよい。この場合、単色パターンデータ記憶領域40と図2の処理とを省略することができる。一般的に言うと、「第2の表示部」と「第2の決定部」と「第2の発光制御部」とを省略してもよい。
(変形例9)カラー表示部14が存在しなくてもよい。この場合、カラーパターンデータ記憶領域50と図4の処理とを省略することができる。本変形例では、単色表示部12が、「第1の表示部」の一例である。
(変形例10)表示器2は、バスに搭載されなくてもよく、例えば、警察車両、消防車両、工事のための車両等の他の車両に設置されてもよい。また、各表示部12,14は、LEDに代えて、他の種類の発光素子(例えば有機EL(Electro-Luminescenceの略))を備えていてもよい。
(変形例11)上記の実施例では、CPU32がプログラム36(即ちソフトウェア)を実行することによって、図2及び図4の各処理が実現される。これに代えて、図2及び図4の各処理のうちの少なくとも1つの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:表示器、10:表示部、12:単色表示部、12a:単色発光部、14:カラー表示部、14a:カラー発光部、20:配線、30:制御装置、32:CPU、34: メモリ、36:プログラム、40:単色パターンデータ記憶領域、42,42a,42b:単色パターンデータ、50:カラーパターンデータ記憶領域、52,52a,52b:カラーパターンデータ

Claims (9)

  1. 公道を走行するための車両に搭載される表示器であって、
    前記車両の外部に向けて発光するM個(前記Mは2以上の整数)の発光部を備える第1の表示部と、
    1個以上の第1の画像に対応する1個以上の第1のパターンデータを格納するメモリであって、前記1個以上の第1のパターンデータのそれぞれは、当該パターンデータに対応する第1の画像を前記第1の表示部に表示させるための前記M個の発光部の発光パターンを示すデータである、前記メモリと、
    前記1個以上の第1の画像のうちの表示対象の第1の画像を前記第1の表示部に表示させるべき場合に、前記1個以上の第1のパターンデータのうち、前記表示対象の前記第1の画像に対応する第1のパターンデータである第1の対象パターンデータを利用して、前記M個の発光部を発光させて、前記表示対象の前記第1の画像を前記第1の表示部に表示させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1の対象パターンデータによって示される発光パターンである第1の対象発光パターンが、前記第1の表示部の光度が、公道を走行するための前記車両に適用される法規制によって予め決められている上限の光度である基準光度よりも高くなる発光パターンである第1の場合に、前記第1の対象発光パターンとは異なる発光パターンである第1の特定発光パターンを決定する第1の決定部であって、前記第1の特定発光パターンは、前記第1の表示部の光度が前記基準光度以下になる発光パターンである、前記第1の決定部と、
    前記第1の場合に、前記第1の特定発光パターンで前記M個の発光部を発光させて、前記表示対象の前記第1の画像を前記第1の表示部に表示させる第1の発光制御部と、
    を備える、表示器。
  2. 前記第1の発光制御部は、さらに、前記第1の対象発光パターンが、前記第1の表示部の光度が前記基準光度以下になる発光パターンである場合に、前記第1の対象発光パターンで前記M個の発光部を発光させて、前記表示対象の前記第1の画像を前記第1の表示部に表示させる、請求項1に記載の表示器。
  3. 前記第1の特定発光パターンで前記M個の発光部を発光させる場合の総発光時間は、前記第1の対象発光パターンで前記M個の発光部を発光させる場合の総発光時間よりも短く、
    前記総発光時間は、単位時間当たりの前記M個の発光部のそれぞれの発光時間の総和である、請求項1又は2に記載の表示器。
  4. 前記第1の決定部は、
    前記制御部の動作モードが昼間モードである状態では、前記第1の場合に、前記第1の特定発光パターンを決定し、
    前記制御部の前記動作モードが夜間モードである状態では、前記第1の場合に、前記第1の対象発光パターンとは異なる発光パターンである夜間用発光パターンを決定し、
    前記夜間用発光パターンで前記M個の発光部を発光させる場合の前記第1の表示部の光度は、前記第1の特定発光パターンで前記M個の発光部を発光させる場合の前記第1の表示部の光度よりも低く、
    前記第1の発光制御部は、
    前記制御部の動作モードが昼間モードである状態では、前記第1の場合に、前記第1の特定発光パターンで前記M個の発光部を発光させて、前記表示対象の前記第1の画像を前記第1の表示部に表示させ、
    前記制御部の前記動作モードが夜間モードである状態では、前記第1の場合に、前記夜間用発光パターンで前記M個の発光部を発光させて、前記表示対象の前記第1の画像を前記第1の表示部に表示させる、請求項1から3のいずれか一項に記載の表示器。
  5. 前記M個の発光部のそれぞれは、赤色で発光可能な赤色発光素子と、緑色で発光可能な緑色発光素子と、青色で発光可能な青色発光素子と、を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の表示器。
  6. 前記1個以上の第1のパターンデータのそれぞれは、前記M個の発光部に対応するM個の階調データを含み、
    前記M個の階調データのそれぞれは、前記赤色発光素子の階調を示す赤色階調データと、前記緑色発光素子の階調を示す緑色階調データと、前記青色発光素子の階調を示す青色階調データと、を含み、
    前記制御部は、さらに、
    予め決められているホワイトバランスに応じた重みに基づいて、M個の前記赤色階調データと、M個の前記緑色階調データと、M個の前記青色階調データと、を利用して、前記第1の対象発光パターンで前記M個の発光部を発光させる場合の前記第1の表示部の光度に関係する指標値を算出する算出部を備え、
    前記第1の決定部は、前記第1の場合に、前記指標値を利用して、前記第1の特定発光パターンを決定する、請求項5に記載の表示器。
  7. 前記表示器は、さらに、
    前記車両の外部に向けて発光するN個(前記Nは2以上の整数)の発光部を備える第2の表示部を備え、
    前記メモリは、さらに、1個以上の第2の画像に対応する1個以上の第2のパターンデータを格納し、
    前記1個以上の第2のパターンデータのそれぞれは、当該パターンデータに対応する画像を前記第2の表示部に表示させるための前記N個の発光部の発光パターンを示すデータであり、
    前記制御部は、さらに、前記1個以上の第2の画像のうちの表示対象の第2の画像を前記第2の表示部に表示させるべき場合に、前記1個以上の第2のパターンデータのうち、前記表示対象の前記第2の画像に対応する第2のパターンデータである第2の対象パターンデータを利用して、前記N個の発光部を発光させて、前記表示対象の前記第2の画像を前記第2の表示部に表示させ、
    前記制御部は、さらに、
    前記第2の対象パターンデータによって示される発光パターンである第2の対象発光パターンが、前記第2の表示部の光度が前記基準光度よりも高くなる発光パターンである第2の場合に、前記第2の対象発光パターンとは異なる発光パターンである第2の特定発光パターンを決定する第2の決定部であって、前記第2の特定発光パターンは、前記第2の表示部の光度が前記基準光度以下になる発光パターンである、前記第2の決定部と、
    前記第2の場合に、前記第2の特定発光パターンで前記N個の発光部を発光させて、前記表示対象の前記第2の画像を前記第2の表示部に表示させる第2の発光制御部と、
    を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の表示器。
  8. 前記第2の発光制御部は、さらに、前記第2の対象発光パターンが、前記第2の表示部の光度が前記基準光度以下になる発光パターンである場合に、前記第2の対象発光パターンで前記N個の発光部を発光させて、前記表示対象の前記第2の画像を前記第2の表示部に表示させる、請求項7に記載の表示器。
  9. 前記N個の発光部のそれぞれは、特定の色で発光可能な1個の発光素子のみを備える、請求項7又は8に記載の表示器。
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