JP6467771B2 - 表示器 - Google Patents
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Description
本明細書では、さらに、車両に搭載される以下の表示器を開示する。表示器は、第1の表示部と、メモリと、制御部と、を備える。第1の表示部は、M個(Mは2以上の整数)の発光部を備える。メモリは、1個以上の第1種の画像に対応する1個以上の第1種のパターンデータを格納する。1個以上の第1種のパターンデータのそれぞれは、当該パターンデータに対応する第1種の画像を第1の表示部に表示させるためのM個の発光部の発光パターンを示すデータである。制御部は、1個以上の第1種の画像のうちの表示対象の第1種の画像を第1の表示部に表示させるべき場合に、1個以上の第1種のパターンデータのうち、表示対象の第1種の画像に対応する第1種のパターンデータである第1の対象パターンデータを利用して、M個の発光部を発光させて、表示対象の第1種の画像を第1の表示部に表示させる。制御部は、第1の決定部と、第1の発光制御部と、を備える。第1の決定部は、第1の対象パターンデータによって示される発光パターンである第1の対象発光パターンが、第1の表示部の光度が予め決められている基準光度よりも高くなる発光パターンである第1の場合に、第1の対象発光パターンとは異なる発光パターンである第1の特定発光パターンを決定する。第1の特定発光パターンは、第1の表示部の光度が基準光度以下になる発光パターンである。第1の発光制御部は、第1の場合に、第1の特定発光パターンでM個の発光部を発光させて、表示対象の第1種の画像を第1の表示部に表示させる。
図1に示される表示器2は、バスに搭載される。表示器2は、バスの外側に向けて、バスの行先を示す画像を表示する。
図2を参照して、単色表示部制御処理の内容を説明する。例えば、バスの運転手は、運転席の近傍に設けられている操作部(図示省略)を利用して、複数個の単色パターンデータ42に対応する複数個の単色画像の中から、単色表示部12に表示されるべき1個の単色画像を指定することができる。この場合、CPU32は、複数個の単色パターンデータ42の中から、当該単色画像に対応する単色パターンデータを選択して、図2の処理を開始する。また、例えば、現在時刻又はバスの現在地に応じて様々な単色画像を切り替えながら表示するためのプログラムが利用されている場合には、CPU32は、現在時刻又はバスの現在地に応じた単色画像に対応する単色パターンデータを選択して、図2の処理を開始する。以下では、表示対象の単色画像、当該単色画像に対応する単色パターンデータのことを、それぞれ、「対象単色画像」、「対象単色パターンデータ」と呼ぶ。
図3の上の図は、CPU32が、1個の単色発光部12a(即ち1個の黄色LED)を制御量100%で制御する様子を示す。図3の左右方向(即ち時間軸)には、8個の基準時間が連続的に並んでいる。CPU32は、階調データが「0」を示す場合には、単色発光部12aを発光させない。また、CPU32は、階調データが「1」を示す場合には、8個の基準時間のうちの1個の基準時間(即ち「ON」と記述された基準時間)に亘って単色発光部12aを発光させる。即ち、8個の基準時間をまとめて「単位時間」と呼ぶと、CPU32は、単位時間内の1個の基準時間に亘って単色発光部12aを発光させる。CPU32は、1回の単位時間が終了すると、次の単位時間においても、1個の基準時間に亘って単色発光部12aを発光させる。即ち、CPU32は、単位時間内の1個の基準時間に亘って単色発光部12aを発光させることを繰り返す。同様に、CPU32は、階調データが「2」〜「8」を示す場合には、単位時間内の2〜8個の基準時間に亘って単色発光部12aを発光させることを繰り返す。
続いて、図4を参照して、カラー表示部制御処理の内容を説明する。図2の単色表示部制御処理で説明したのと同様に、CPU32は、バスの運転手による指定、現在時刻、バスの現在地等に応じて、複数個のカラーパターンデータ52の中から、表示対象のカラー画像に対応するカラーパターンデータを選択して、図4の処理を開始する。以下では、表示対象のカラー画像、当該カラー画像に対応するカラーパターンデータのことを、それぞれ、「対象カラー画像」、「対象カラーパターンデータ」と呼ぶ。
続いて、図5を参照して、図2及び図4の各処理によって実現される具体的なケースを説明する。なお、本ケースは、動作モードが昼間モードである状態を想定している。また、(A1)等の図では、ハッチングの間隔が狭い程、光度が高いことを意味する。
本実施例によると、図5のケースBに示されるように、表示器2は、動作モードが昼モードである状態では、対象単色パターンデータによって示される発光パターンが基準光度よりも高い発光パターンである場合に、当該発光パターンよりも低光度の発光パターン(即ち100%より小さい制御量90%)を決定して、当該低光度の発光パターンでN個の単色発光部12aを発光させる。同様に、表示器2は、動作モードが昼モードである状態では、対象カラーパターンデータによって示される発光パターンが基準光度よりも高い発光パターンである場合に、当該発光パターンよりも低光度の発光パターン(即ち100%より小さい制御量80%)を決定して、当該低光度の発光パターンでM個のカラー発光部14aを発光させる。これにより、表示器2は、単色表示部12及びカラー表示部14のそれぞれの光度が基準光度以下になるように、対象単色画像及び対象カラー画像を表示することができる。特に、本実施例の基準光度は、法規則によって定められている上限の光度である。このために、表示器2は、当該上限の光度以下の光度で対象単色画像及び対象カラー画像を表示することができるので、他の車両の運転者に悪影響を与えるのを適切に抑制することができる。
CPU32が、「制御部」の一例である。図4のS20の処理、S22の処理、S24の処理が、それぞれ、「算出部」、「第1の決定部」、「第1の発光制御部」によって実行される処理の一例である。図2のS12の処理、S14の処理が、それぞれ、「第2の決定部」、「第2の発光制御部」によって実行される処理の一例である。M個のカラー発光部14a、カラー表示部14が、それぞれ、「M個の発光部」、「第1の表示部」の一例である。N個の単色発光部12a、単色表示部12が、それぞれ、「N個の発光部」、「第2の表示部」の一例である。複数個のカラーパターンデータ52、複数個の単色パターンデータ42が、それぞれ、「1個以上の第1種のパターンデータ」、「1個以上の第2種のパターンデータ」の一例である。対象カラーパターンデータ、対象単色パターンデータが、それぞれ、「第1の対象パターンデータ」、「第2の対象パターンデータ」の一例である。
Claims (9)
- 公道を走行するための車両に搭載される表示器であって、
前記車両の外部に向けて発光するM個(前記Mは2以上の整数)の発光部を備える第1の表示部と、
1個以上の第1の画像に対応する1個以上の第1のパターンデータを格納するメモリであって、前記1個以上の第1のパターンデータのそれぞれは、当該パターンデータに対応する第1の画像を前記第1の表示部に表示させるための前記M個の発光部の発光パターンを示すデータである、前記メモリと、
前記1個以上の第1の画像のうちの表示対象の第1の画像を前記第1の表示部に表示させるべき場合に、前記1個以上の第1のパターンデータのうち、前記表示対象の前記第1の画像に対応する第1のパターンデータである第1の対象パターンデータを利用して、前記M個の発光部を発光させて、前記表示対象の前記第1の画像を前記第1の表示部に表示させる制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第1の対象パターンデータによって示される発光パターンである第1の対象発光パターンが、前記第1の表示部の光度が、公道を走行するための前記車両に適用される法規制によって予め決められている上限の光度である基準光度よりも高くなる発光パターンである第1の場合に、前記第1の対象発光パターンとは異なる発光パターンである第1の特定発光パターンを決定する第1の決定部であって、前記第1の特定発光パターンは、前記第1の表示部の光度が前記基準光度以下になる発光パターンである、前記第1の決定部と、
前記第1の場合に、前記第1の特定発光パターンで前記M個の発光部を発光させて、前記表示対象の前記第1の画像を前記第1の表示部に表示させる第1の発光制御部と、
を備える、表示器。 - 前記第1の発光制御部は、さらに、前記第1の対象発光パターンが、前記第1の表示部の光度が前記基準光度以下になる発光パターンである場合に、前記第1の対象発光パターンで前記M個の発光部を発光させて、前記表示対象の前記第1の画像を前記第1の表示部に表示させる、請求項1に記載の表示器。
- 前記第1の特定発光パターンで前記M個の発光部を発光させる場合の総発光時間は、前記第1の対象発光パターンで前記M個の発光部を発光させる場合の総発光時間よりも短く、
前記総発光時間は、単位時間当たりの前記M個の発光部のそれぞれの発光時間の総和である、請求項1又は2に記載の表示器。 - 前記第1の決定部は、
前記制御部の動作モードが昼間モードである状態では、前記第1の場合に、前記第1の特定発光パターンを決定し、
前記制御部の前記動作モードが夜間モードである状態では、前記第1の場合に、前記第1の対象発光パターンとは異なる発光パターンである夜間用発光パターンを決定し、
前記夜間用発光パターンで前記M個の発光部を発光させる場合の前記第1の表示部の光度は、前記第1の特定発光パターンで前記M個の発光部を発光させる場合の前記第1の表示部の光度よりも低く、
前記第1の発光制御部は、
前記制御部の動作モードが昼間モードである状態では、前記第1の場合に、前記第1の特定発光パターンで前記M個の発光部を発光させて、前記表示対象の前記第1の画像を前記第1の表示部に表示させ、
前記制御部の前記動作モードが夜間モードである状態では、前記第1の場合に、前記夜間用発光パターンで前記M個の発光部を発光させて、前記表示対象の前記第1の画像を前記第1の表示部に表示させる、請求項1から3のいずれか一項に記載の表示器。 - 前記M個の発光部のそれぞれは、赤色で発光可能な赤色発光素子と、緑色で発光可能な緑色発光素子と、青色で発光可能な青色発光素子と、を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の表示器。
- 前記1個以上の第1のパターンデータのそれぞれは、前記M個の発光部に対応するM個の階調データを含み、
前記M個の階調データのそれぞれは、前記赤色発光素子の階調を示す赤色階調データと、前記緑色発光素子の階調を示す緑色階調データと、前記青色発光素子の階調を示す青色階調データと、を含み、
前記制御部は、さらに、
予め決められているホワイトバランスに応じた重みに基づいて、M個の前記赤色階調データと、M個の前記緑色階調データと、M個の前記青色階調データと、を利用して、前記第1の対象発光パターンで前記M個の発光部を発光させる場合の前記第1の表示部の光度に関係する指標値を算出する算出部を備え、
前記第1の決定部は、前記第1の場合に、前記指標値を利用して、前記第1の特定発光パターンを決定する、請求項5に記載の表示器。 - 前記表示器は、さらに、
前記車両の外部に向けて発光するN個(前記Nは2以上の整数)の発光部を備える第2の表示部を備え、
前記メモリは、さらに、1個以上の第2の画像に対応する1個以上の第2のパターンデータを格納し、
前記1個以上の第2のパターンデータのそれぞれは、当該パターンデータに対応する画像を前記第2の表示部に表示させるための前記N個の発光部の発光パターンを示すデータであり、
前記制御部は、さらに、前記1個以上の第2の画像のうちの表示対象の第2の画像を前記第2の表示部に表示させるべき場合に、前記1個以上の第2のパターンデータのうち、前記表示対象の前記第2の画像に対応する第2のパターンデータである第2の対象パターンデータを利用して、前記N個の発光部を発光させて、前記表示対象の前記第2の画像を前記第2の表示部に表示させ、
前記制御部は、さらに、
前記第2の対象パターンデータによって示される発光パターンである第2の対象発光パターンが、前記第2の表示部の光度が前記基準光度よりも高くなる発光パターンである第2の場合に、前記第2の対象発光パターンとは異なる発光パターンである第2の特定発光パターンを決定する第2の決定部であって、前記第2の特定発光パターンは、前記第2の表示部の光度が前記基準光度以下になる発光パターンである、前記第2の決定部と、
前記第2の場合に、前記第2の特定発光パターンで前記N個の発光部を発光させて、前記表示対象の前記第2の画像を前記第2の表示部に表示させる第2の発光制御部と、
を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の表示器。 - 前記第2の発光制御部は、さらに、前記第2の対象発光パターンが、前記第2の表示部の光度が前記基準光度以下になる発光パターンである場合に、前記第2の対象発光パターンで前記N個の発光部を発光させて、前記表示対象の前記第2の画像を前記第2の表示部に表示させる、請求項7に記載の表示器。
- 前記N個の発光部のそれぞれは、特定の色で発光可能な1個の発光素子のみを備える、請求項7又は8に記載の表示器。
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