JP6464194B2 - 1000g/mol未満の平均分子量カットオフ値を有する濾過膜の調製 - Google Patents

1000g/mol未満の平均分子量カットオフ値を有する濾過膜の調製 Download PDF

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Description

本発明は、1000g/mol未満の平均分子量カットオフ値(average molecular cut−off)を有する濾過膜を調製するためのプロセスに関する。
1000g/mol未満の平均分子量カットオフ値を有する濾過膜は、従来技術からも公知であり、ナノ濾過のため、すなわち1000g/mol未満の平均モル質量を有する分子を濾過するために特に有用である。
限外濾過、ナノ濾過または精密濾過において有用な濾過膜を調製するための各種のプロセスが公知である。
たとえば、(特許文献1)には、精密濾過性能を有する濾過膜を調製するためのプロセスが開示されている。このプロセスにおいては、ポリエーテルスルホンおよびポリエチレングリコールをN−メチルピロリドン中またはジメチルホルムアミド中に溶解させ、その混合物をガラスキャリヤーまたは何らかの他の金属フリーなキャリヤーの上に適用して、膜を形成させる。
(特許文献2)には、ポリエーテルスルホンおよびポリエチレングリコールの混合物を沈殿させて精密濾過性能を有する濾過膜を形成させる工程の後、そのようにして得られた膜をポリビニルアルコールを用いて架橋させる工程が続くプロセスが開示されている。
限外濾過性能を有する濾過膜を調製するためのさらなるプロセスが、(特許文献3)からも公知である。このプロセスにおいては、ポリエーテルスルホンを溶媒に溶解させ、次いで脂肪族グリコールが添加される。次いでその溶液を、フィッティング基材、たとえばステンレス鋼の上に適用し、そのコーティングされた基材を大気中に曝露させ、次いで、沈降浴中でグリコールの存在下で膜を沈降させる。
防汚性または性能を改良する目的で、濾過膜をさらに親水化させることも多い。濾過膜を親水化させるためには、3種の手順が提案されている:a)濾過膜を形成させる前に、添加剤を混合することによって膜ポリマーを変性させる、b)膜形成の途中に、添加剤を添加することにより濾過膜を変性させる、およびc)膜形成後に、添加剤を用いて濾過膜を変性させる(後処理プロセス)。c)に相当する、ポリエチレングリコールを用いた、ポリエーテルスルホンからの限外濾過膜を使用する後処理プロセスは、(非特許文献1)から公知である。
ポリ(エチレングリコール)メチルエーテルメタクリレートを使用することにより調製した、限外濾過性能を有する防汚性ポリエーテルスルホン膜も存在する((非特許文献2)または(非特許文献3))。
上述のプロセスに共通しているのは、それらの濾過膜が、予想および所望される分離効率を満たしていないという点である。
ナノ濾過に好適であるか、または逆浸透で使用される濾過膜は、典型的には、界面重合で調製される。(特許文献4)には、ナノ濾過膜を調製するためのプロセスが開示されているが、そこでは、たとえば、ポリスルホンまたはポリエーテルスルホンからなるミクロポーラスな支持膜を、ビピペリジン誘導体の水溶液でコーティングし、次いで、多官能の芳香族または脂環族カルボニルハライドと接触させて、ビピペリジンベースのポリアミド膜を形成させる。
さらに(特許文献5)にも、ミクロポーラスな支持膜上でポリアミンおよびピペラジンの溶液を界面重合させ、次いで酸化剤を用いて処理することによって得られるナノ濾過膜が開示されている。
ナノ濾過性能および逆浸透性能を有する濾過膜を調製するためのさらなるプロセスは、(特許文献6)からも公知である。このプロセスにおいては、たとえば、ポリスルホンまたはポリエーテルスルホンからなるミクロポーラスな支持体上に、界面重合によって誘導されたポリアミンからの水浸透性の膜が調製される。
それらの3種のプロセスはいずれも技術的に不便であり、そのためコストが高く、かつ得られた濾過膜も極端に酸性のpH値での抵抗性が不十分であるという欠点を有する。
米国特許第4,900,449号明細書 米国特許第4,964,990号明細書 米国特許第6,056,903号明細書 欧州特許出願公開第1060785A1号明細書 米国特許第5,152,901号明細書 米国特許第5,922,203号明細書
H.Susanto et al.,Material Science and Engineering,C32,2012,1759−1766 Peng et al.,Bioresource Technology,102(2011),2289−2295 Susanto et al.,Journal of Membrane Science,288,2007,157−167
したがって、安価であり、かつ技術的な不便さのない、ナノ濾過性能を有する濾過膜を調製するためのプロセスが依然として必要とされている。
驚くべきことに、本発明のプロセスによって、ナノ濾過性能、すなわち1000g/mol未満の平均分子量カットオフ値を有し、極端な濾過条件下、たとえば極端なpH値での使用に耐え、かつ従来技術のような欠点を有さない濾過膜が得られることが見出された。
したがって、本発明は、1000g/mol未満の平均分子量カットオフ値を有する濾過膜を調製するためのプロセスであって、
a)3000g/mol〜15000g/molの平均分子量カットオフ値を有し、少なくとも1種のポリエーテルスルホンを用いるかまたは少なくとも1種の親水化ポリエーテルスルホンを用いてコーティングされた少なくとも1種の不織布(bonded textile fabric)を含む少なくとも1種の濾過膜が、99%以上の含水率を有する水性媒体と接触させられ、および
b)工程a)からの濾過膜が、少なくとも1種の各種の脂肪族の環状もしくは非環状、分岐状もしくは非分岐状、飽和もしくは不飽和、1価、2価もしくは3価のアルコールの存在下で、少なくとも1種のポリエチレングリコールと接触させられ、かつポリエチレングリコールが、ポリエチレングリコールとアルコールとを合わせた量を基準にして5重量%〜50重量%の範囲の量で使用され、かつプロセス工程b)で使用されるポリエチレングリコールとアルコールとの合計量が、使用される混合物の全量を基準にして95重量%超であり、および
c)工程b)からの濾過膜が乾燥される、
プロセスを提供する。
プロセス工程a)において、3000g/mol〜15000g/molの平均分子量カットオフ値で使用される濾過膜は、本発明の目的のために、少なくとも1種のポリエーテルスルホン(PES)を用いるかまたは少なくとも1種の親水化ポリエーテルスルホン(PESH)を用いてコーティングした少なくとも1種の不織布を含む濾過膜を含んでいるのが好ましい。
本発明の目的において好適に使用されるポリエーテルスルホンは、ポリ(オキシ−1,4−フェニレンスルホニルフェニレン)(PES)、CAS No.:25608−63−3である。
親水化ポリエーテルスルホンは、一般的には、親水性添加剤をさらに添加することによって親水化させたポリエーテルスルホンである。そのような添加剤の例としては、親水性ポリマー、たとえばポリビニルピロリドン、または親水性化合物、たとえばポリエチレングリコールが挙げられる。使用される親水化スルホンは、好ましくは、ポリビニルピロリドンまたはポリエチレングリコールを添加することによって親水化させたポリエーテルスルホンである。その親水化ポリエーテルスルホンが、5重量%〜98重量%のポリエーテルスルホンと、2重量%〜10重量%の親水性添加剤とを含んでいるのが好ましい。
使用される不織布は、好ましくは、たとえばポリオレフィン、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレンまたはそれらの混合物であり得る。使用される不織布が、ポリエチレンおよびポリプロピレンから、またはそれらの混合物から撚った(laid)繊維状不織ウェブであるのが好ましい。それらの不織布は、たとえば50〜250μmの厚みであるのが好ましい。より好ましくは、その不織布の厚みが100〜200μmである。
「膜」は、本発明においては、不織布上のコーティング物質に対して使用される用語である。
膜は、ポリエーテルスルホンに加えて、さらなる添加剤を同様に含み得る。有用な添加剤としては、たとえば、親水性ポリマー、たとえばポリビニルピロリドンまたはポリエチレングリコールが挙げられる。使用される添加剤は、好ましくは、200000g/mol〜400000g/molの平均分子量を有するポリビニルピロリドンまたは200〜35000g/molの平均分子量を有するポリエチレングリコールである。
膜がポリエーテルスルホンとさらなる添加剤との混合物を含む場合、その膜の添加剤含量は、好ましくは5重量%〜90重量%の範囲、より好ましくは2重量%〜10重量%の範囲である。
その膜が、ポリエーテルスルホンまたは親水化ポリエーテルスルホンを、膜の全量を基準にして98重量%を超える量で含んでいるのがより好ましい。その膜が、膜の全量を基準にして98重量%を超える、40000〜100000g/molの平均分子量を有するポリエーテルスルホンを含むか、または膜の全量を基準にして98重量%を超える、40000〜100000g/molの平均分子量を有する親水化ポリエーテルスルホンを含んでいればさらにより好ましい。
本発明におけるプロセスに関連して、3000g/mol〜15000g/molの平均分子量カットオフ値で使用される濾過膜は、独国のMicrodyn Nadirから入手可能である。NADIR(登録商標)UH004およびNADIR(登録商標)UP005の膜は、たとえば、3000g/mol〜15000g/molの平均分子量カットオフ値を有する濾過膜として好適に使用することができる。使用される濾過膜が、3000g/mol〜15000g/molの平均分子量カットオフ値を有する親水化ポリエーテルスルホンを含む濾過膜であれば好ましい。本発明のプロセスで使用される出発物質としては、Microdyn Nadir製のNADIR(登録商標)UH004濾過膜が特に好ましい。
親水化ポリエーテルスルホンを含む濾過膜は、たとえば、ポリエーテルスルホンを溶媒中に溶解させ、次いで親水性添加剤を混合することによって得ることができる。次いで、そのポリマー溶液を、支持材料、たとえば不織布の上に適用し、溶媒を蒸発させることによって膜を形成させる。ポリエーテルスルホンを含む濾過膜も同様にして、ポリエーテルスルホンを適切な溶媒中に溶解させ、次いで、その溶液を適切な支持体の上に適用し、乾燥させることによって得ることができる。しかしながら、たとえばH.Susanto et al.,Material Engineering,C32,2012,1759〜1766から公知のディップコーティングプロセスに加えて、たとえば米国特許第4,872,984号明細書から公知の界面重合プロセスを介して濾過膜を得ることも同様に可能である。
濾過膜は、典型的には、塩保持率(salt retention)Rで表すことにより特徴づけることができる。
Figure 0006464194
式中、wは、保持された特定の分子の質量分率である。
保持率は、フィードにおける濃度を基準にして透過物中に保持された物質の分率パーセントを表す。保持率は、温度だけではなく、膜の前後の圧力/流量および最初の溶液の濃度にも依存する。残留分(retentate)は、フィードに比較して高い濃度で保持物質を含む。
本発明のプロセスで使用され、本発明のプロセスにおいて得られる濾過膜の塩保持率は、クロスフロー濾過ユニット中において、25℃で2000ppmの硫酸マグネシウム水溶液を使用して、10barの圧力および4l/hのフィード体積流量で測定される。その測定は、フラックスにおける平衡点に対して実施する。
本発明におけるプロセスの工程a)で使用される濾過膜は、典型的には、40〜1000l/mhのフラックスと組み合わせて0%〜20%の塩保持率を有する。本発明のプロセスで使用される濾過膜は、50〜70l/mhのフラックスと組み合わせて5%〜15%の塩保持率を有するのが好ましい。
プロセス工程a)で使用される水性媒体は、99%以上の含水率を有しており、その水性媒体が99.9%の含水率を有していれば好ましい。その水性媒体の純度は、たとえば、その導電率から求める。その場合、水性媒体が25℃で10μS/cm以下の導電率を有するのが好ましい。水性媒体が25℃で1μS/cm以下の導電率を有していればより好ましい。
本発明におけるプロセスの工程b)で使用されるポリエチレングリコールは、たとえば、106g/mol〜35000g/molのモル質量を有し得る。本発明におけるプロセスの工程b)で使用されるポリエチレングリコールが、106〜2000g/molのモル質量を有していれば好ましい。本発明におけるプロセスの工程b)で使用されるポリエチレングリコールが、106〜600g/molのモル質量を有していればより好ましい。本発明のプロセスにおいて、式(I)
Figure 0006464194
(式中、nは2〜10である)
のポリエチレングリコールを使用するのが極めて特に好ましい。
本発明におけるプロセスの工程b)で使用されるアルコールは、たとえば、各種の1価、2価、または3価の分岐状もしくは非分岐状、環状もしくは非環状、飽和もしくは不飽和の脂肪族アルコールであり得る。本発明におけるプロセスの工程b)で使用されるアルコールは、好ましくは以下のものである:たとえば1価アルコール、たとえば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、n−ブタノール、i−ブタノール、t−ブタノール、1−ペンタノール、2−ペンタノール、3−ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、ノナノール、2−メチル−1−プロパノール、2−メチル−2−プロパノール、2−ペンタノール、3−ペンタノール、2−メチル−1−ブタノール、3−メチル−1−ブタノール、2−メチル−2−ブタノール、3−メチル−2−ブタノール、2,2−ジメチル−1−プロパノール、または2価アルコール、たとえば、1,2−エタンジオール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、または3価アルコール、たとえば、1,2,3−プロパントリオール、またはたとえば、シクロペンタノール、シクロヘキサノール、プロペ−2−エン−1−オール、ブテ−2−エン−1−オールなどのアルコール、またはそれらの混合物。本発明におけるプロセスの工程b)で使用されるアルコールが、1価の脂肪族の分岐状もしくは非分岐状の飽和アルコールであれば好ましい。使用されるアルコールが、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、n−ブタノール、i−ブタノール、t−ブタノール、1−ペンタノール、2−ペンタノール、または3−ペンタノール、またはそれらの混合物であればより好ましい。使用されるアルコールが、1−プロパノール、2−プロパノール、およびエタノール、またはそれらの混合物であればより好ましい。
プロセス工程b)では、ポリエチレングリコールとアルコールとを合わせた量を基準にして5重量%〜50重量%の範囲の量のポリエチレングリコールを採用する。プロセス工程b)において、ポリエチレングリコールとアルコールとを合わせた量を基準にして10重量%〜40重量%の範囲の量でポリエチレングリコールを使用するのが好ましい。
プロセス工程b)で使用されるポリエチレングリコールとアルコールとの合計量が、使用される混合物の全量を基準にして95重量%より高いのが好ましい。プロセス工程b)で使用されるポリエチレングリコールとアルコールとの合計量が、使用される混合物の全量を基準にして98重量%より高いのがより好ましい。その混合物中の100%までの残りのものは、好ましくは、たとえば水または有機溶媒、たとえば2−N−メチルピロリドンもしくはジメチルホルムアミドであり得る。
プロセス工程b)で使用されるポリエチレングリコールおよびアルコールの混合物の体積はそれほど重要ではないが、当然のことながら、使用される混合物の体積が、その膜全体を処理することを可能とするのに十分な量でなければならない。
本発明の範囲は、前述および後述の一般的および好ましいパラメーターおよび説明を、互いまたは相互の任意の所望される組み合わせにおいて、すなわち、特定の一般的および好ましい範囲の間を含め、すべて包含する。
本発明のプロセスは、工程a)における水溶液を用いて濾過膜を洗い流すことで実施するのが好ましい。しかしながら、同様に、膜を水溶液中に浸漬させたり、水溶液中を通過させたりすることも可能である。工程a)における水溶液を用いて濾過膜を洗い流すのが好ましい。一般的には、浴中での散水時間は10秒〜600秒である。しかしながら、その時間をより長くすることも、またはより短くすることも可能である。工程a)における濾過膜の処理は、10秒〜350秒で実施するのが好ましい。工程a)は、20℃〜25℃の温度で実施するのが好ましい。しかしながら、工程a)は、それとは異なるより高い温度またはより低い温度で同様に実施し得る。
工程b)は、たとえば、ポリエチレングリコールおよびアルコールを含むあらかじめ準備した混合物中に、工程a)に従って処理された濾過膜を導入することによって実施し得る。しかしながら、同様にして、ポリエチレングリコールおよびアルコールを含む混合物を、たとえばスプレー塗りによって工程a)からの濾過膜の上に適用することも可能である。工程a)に従って処理された濾過膜を、ポリエチレングリコールとアルコールとの混合物中に入れるか、またはその中を通過させることによって工程b)を実施するのが好ましい。工程b)は、各種の温度で同様に実施し得、たとえば、処理の途中で濾過膜を加熱し得る。
工程b)も同様に、20℃〜25℃で実施するのが好ましい。工程b)において、ポリエチレングリコールとアルコールとの混合物を用い、好ましくは、たとえば1分〜15分の時間にわたり濾過膜が処理される。工程b)において、2分〜6分の時間にわたり濾過膜が処理されるのが好ましい。その後、その濾過膜をたとえば混合物から取り出し、工程c)において乾燥させ得る。しかしながら、同様にして、その溶液を濾過膜から流し捨て(poured away)、次いで工程c)において乾燥させることも可能である。濾過膜を混合物から取り出し、工程c)において乾燥させるのが好ましい。膜を乾燥させる工程c)は、空気中で実施することもできるが、保護ガス下、たとえば窒素下もしくはアルゴン下で実施することも、または真空中で実施することも可能である。工程c)において、濾過膜を空気乾燥させるのが好ましい。この場合にも、工程c)において、加熱によって乾燥を加速させ得る。しかしながら、乾燥も他の温度、たとえば室温で実施し得、またはより低い温度で予備乾燥工程を実施し、その後、温度を上げ得る。濾過膜を乾燥させる工程c)を40℃〜70℃の温度で実施するのが好ましいが、濾過膜を乾燥させる工程c)を45℃〜65℃の温度で実施するのがより好ましい。この温度を達成するために、乾燥工程c)を、好ましくは、たとえば循環空気乾燥キャビネット内で実施し得る。プロセス工程c)において、1〜15分の時間内で濾過膜を乾燥させる。しかしながら、その時間をより長くすることも、またはより短くすることも可能である。工程c)における乾燥時間は、好ましくは1〜15分、より好ましくは4〜11分である。
本発明のプロセスに従って得られる濾過膜は、1000g/mol未満の平均分子量カットオフ値を有する。その濾過膜が、200g/mol〜1000g/mol未満の平均分子量カットオフ値を有するのが好ましい。その濾過膜が、400g/mol〜1000g/mol未満の平均分子量カットオフ値を有するのがより好ましい。
本発明のプロセスに従って得られる濾過膜は、高い塩保持率をさらに有する。本発明のプロセスに従って得られる濾過膜は、好ましくは、50%を超える塩保持率を有する。本発明のプロセスに従って得られる濾過膜は、より好ましくは、5〜50l/m/hのフラックスと組み合わせて50%〜99%の塩保持率を有する。本発明のプロセスに従って得られる濾過膜は、より好ましくは、6〜30l/m/hのフラックスと組み合わせて80%を超える塩保持率を有する。
本発明の膜は、低いpH値のところでも高い安定性をさらに示す。したがって、25℃で測定して1未満のpHのとき、1週間の期間内における塩保持率の値の変化は5%未満である。
本発明のプロセスに従って得られる濾過膜が、200g/mol〜1000g/mol未満の平均分子量カットオフ値と、6〜30l/m/hのフラックスと組み合わせて80%〜99%の塩保持率とを有していれば極めて特に好ましい。本発明のプロセスに従って得られる濾過膜が、200g/mol〜1000g/mol未満の平均分子量カットオフ値と、6〜15l/m/hのフラックスと組み合わせて95%〜99%の塩保持率とを有していればさらにより好ましい。
本発明のプロセスに従って得られる濾過膜は、25℃で測定してpHが1未満の水溶液から、1000g/mol未満のモル質量を有する分子を分離するのに特に適している。
本発明のプロセスは、ナノ濾過性能を有する濾過膜を得るための安価な方法である。ナノ濾過膜を得るために、技術的に不便であり、エネルギー大量消費型のプロセスを使用する必要性がもはやなくなる。
以下の実施例により本発明を説明する。
実施例1
親水化ポリエーテルスルホン(PESH)であるMicrodyn Nadir製のUH004製品を用いてコーティングした不織布を含む濾過膜を、4工程を含む処理にかけた。
第1 スプレーボトルにより、脱イオン水を用いて膜の表面を30秒間にわたり洗い流した。
第2 その後、水洗いした膜を2−プロパノール中20重量%のポリエチレングリコール(200g/mol)の溶液に3分間にわたり完全に浸漬させた。この含浸工程の際には、いかなる溶媒の蒸発も回避できるように、その溶液にカバーをかけておいた。
第3 次いでその膜を2−プロパノール/ポリエチレングリコール浴から取り出し、大気条件下に10分間にわたり放置した。その間、蓋を用いて膜を覆っておいた。
第4 その膜を50℃の循環空気乾燥キャビネット中で10分間にわたり最終的に乾燥させた。
この処理の前および後に、クロスフロー濾過セル中で、2000ppmのMgSO水溶液を用い、10barの圧力および4l/hのフィード体積流量で膜を試験し、それらの保持率およびフラックスを測定した。表1に、平衡状態が問題なく達成された、約4時間の試験時間後の測定結果を示す。
Figure 0006464194
実施例2
親水化ポリエーテルスルホン(PESH)であるMicrodyn Nadir製のUH004製品を用いてコーティングした不織布を含む濾過膜を、3工程を含む処理にかけた。
第1 水ホースにより、脱イオン水を用いて膜の上面および下面を30秒間にわたり一度洗い流した。
第2 その後、水洗いした膜をエタノール中20重量%のポリエチレングリコール(200g/mol)の溶液中に3分間にわたり完全に浸漬させた。この含浸工程の際には、いかなる溶媒の蒸発も回避できるように、その溶液にカバーをかけておいた。
第3 その膜を60℃の循環空気乾燥キャビネット中で5分間にわたり最終的に乾燥させた。
この処理の前および後に、クロスフロー濾過セル中で、2000ppmのMgSO水溶液を用い、10barの圧力および4l/hのフィード体積流量で膜を試験し、それらの保持率およびフラックスを測定した。表2に、平衡状態が問題なく達成された、約4時間の試験時間後の測定結果を示す。
Figure 0006464194
実施例3
ポリエーテルスルホン(PES)であるMicrodyn Nadir製のUP005製品を用いてコーティングした不織布を含む濾過膜を、3工程を含む処理にかけた。
第1 水ホースにより、脱イオン水を用いて膜の上面および下面を30秒間にわたり一度洗い流した。
第2 その後、水洗いした膜をエタノール中20重量%のポリエチレングリコール(200g/mol)の溶液中に3分間にわたり完全に浸漬させた。この含浸工程の際には、いかなる溶媒の蒸発も回避できるように、その溶液にカバーをかけておいた。
第3 その膜を50℃の循環空気乾燥キャビネット中で10分間にわたり最終的に乾燥させた。
この処理の前および後に、クロスフロー濾過セル中で、2000ppmのMgSO水溶液を用い、10barの圧力および4l/hのフィード体積流量で膜を試験し、それらの保持率およびフラックスを測定した。表3に、平衡状態が問題なく達成された、約4時間の試験時間後の測定結果を示す。
Figure 0006464194
実施例4
親水化ポリエーテルスルホン(PESH)であるMicrodyn Nadir製のUH004製品を用いてコーティングした不織布を含む濾過膜を、3工程を含む処理にかけ、次いで、高濃度の酸中におけるその安定性について濾過膜を試験した。
第1 原材料の膜の上面および下面を、脱イオン水を充満させた水浴中に5分間にわたり入れた。
第2 その後、水洗いした膜をエタノール中20重量%のポリエチレングリコール(200g/mol)の溶液中に5分間にわたり完全に浸漬させた。この含浸工程の際には、いかなる溶媒の蒸発も回避できるように、その溶液にカバーをかけておいた。
第3 その膜を60℃の循環空気乾燥キャビネット中で5分間にわたり最終的に乾燥させた。
クロスフロー濾過セル中で、2000ppmのMgSO水溶液を用い、そのようにして得られた膜を10barの圧力および4l/hのフィード体積流量で試験し、その保持率およびフラックスを測定した。表4の第一列にその結果を示す。
上述のプロセスによって得られた第二の膜を、HSOの20重量%水溶液中に室温で7日間にわたり入れた。その溶液の蒸発および外部からの影響を回避する目的で、その膜を入れた容器は密封した。
この処理後、脱イオン水を用いて膜を洗い流し、クロスフロー濾過セル中で、2000ppmのMgSO水溶液を用い、10barの圧力および4l/hのフィード体積流量で膜を試験し、その保持率およびフラックスを測定した。表4の第二列にその結果を示す。
Figure 0006464194
この結果から、強酸性溶液中に浸漬させた後でも、ナノ濾過膜のフラックスおよび保持率には顕著な低下がないことが明らかである。したがって、その膜は、極端に酸性の媒体中でも際だって良好な安定性を示す。
実施例5
親水化ポリエーテルスルホン(PESH)であるMicrodyn Nadir製のUH004製品を用いてコーティングした不織布を含む2枚の濾過膜(膜Aおよび膜B)を、3工程を含む2種の異なる処理にかけた。
第1 スプレーボトルにより、脱イオン水を用いてそれらの膜の上面および下面を30秒間にわたり洗い流した。
第2 その後、水洗いした膜を脱イオン水中22重量%ポリエチレングリコール(200g/mol)の溶液中(膜A)、またはエタノール中22重量%ポリエチレングリコール(200g/mol)の溶液中(膜B)に3分間にわたり完全に浸漬させた。この含浸工程の際には、いかなる溶媒の蒸発も回避できるように、それらの溶液にカバーをかけておいた。
第3 それらの膜を50℃の循環空気乾燥キャビネット中で10分間にわたり最終的に乾燥させた。
この処理後、クロスフロー濾過セル中で、2000ppmのMgSO水溶液を用い、10barの圧力および4l/hのフィード体積流量で膜を試験し、それらの保持率およびフラックスを測定した。表5に、平衡状態が問題なく達成された、約4時間の試験時間後の測定結果を示す。
Figure 0006464194

Claims (13)

  1. 1000g/mol未満の平均分子量カットオフ値を有する濾過膜を調製するためのプロセスにおいて、
    a)3000g/mol〜15000g/molの平均分子量カットオフ値を有し、少なくとも1種のポリエーテルスルホンを用いるかまたは少なくとも1種の親水化ポリエーテルスルホンを用いてコーティングされた少なくとも1種の不織布を含む少なくとも1種の濾過膜が、99%以上の含水率を有する水性媒体と接触させられ、および
    b)工程a)からの前記濾過膜が、少なくとも1種の各種の脂肪族の環状もしくは非環状、分岐状もしくは非分岐状、飽和もしくは不飽和、1価、2価もしくは3価のアルコールの存在下で、少なくとも1種のポリエチレングリコールと接触させられ、かつポリエチレングリコールが、ポリエチレングリコールとアルコールとを合わせた量を基準にして5重量%〜50重量%の範囲の量で使用され、かつプロセス工程b)で使用されるポリエチレングリコールとアルコールとの合計量が、前記接触に使用される混合物の全量を基準にして95重量%超であり、および
    c)工程b)からの前記濾過膜が乾燥される
    ことを特徴とし、
    工程b)で使用される前記ポリエチレングリコールが、106g/mol〜2000g/molの平均モル質量を有する、プロセス。
  2. プロセス工程a)で使用される前記濾過膜が、50〜70l/mhのフラックスと組み合わせて5%〜15%の塩保持率を有し、前記塩保持率は、クロスフロー濾過ユニット中において、25℃で2000ppmのMgSO水溶液を使用して、4l/hのフィード体積流量および10barのフィード圧力で測定されることを特徴とする、請求項1に記載のプロセス。
  3. 工程a)は、前記濾過膜をコーティングするために、ポリエーテルスルホンの親水化された膜を使用することを特徴とする、請求項1または2に記載のプロセス。
  4. プロセス工程a)で使用される前記水性媒体の導電率が25℃で10μS/cm以下であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のプロセス。
  5. 工程a)において、前記濾過膜が10秒〜600秒にわたり接触させられることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のプロセス。
  6. プロセス工程b)で採用される前記アルコールが、1価の脂肪族飽和アルコール、またはそれらの混合物を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のプロセス。
  7. 工程b)は、式(I):
    Figure 0006464194
    (式中、nは2〜10である)
    のポリエチレングリコールを使用することを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のプロセス。
  8. プロセス工程b)において、2分〜6分の時間にわたり前記濾過膜が処理されることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のプロセス。
  9. プロセス工程b)で使用されるポリエチレングリコールの量が、ポリエチレングリコールとアルコールとを合わせた量を基準にして10重量%〜40重量%であることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のプロセス。
  10. プロセス工程c)において、前記濾過膜が40℃〜70℃の温度で乾燥されることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のプロセス。
  11. プロセス工程c)において、前記濾過膜が1〜15分の時間内で乾燥されることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のプロセス。
  12. 得られた前記濾過膜が、200g/molから1000g/mol未満までの平均分子量カットオフ値、および6〜30l/m/hのフラックスと組み合わせて80%〜99%の塩保持率を有し、前記塩保持率は、クロスフロー濾過ユニット中において、25℃で2000ppmのMgSO水溶液を使用して、4l/hのフィード体積流量および10barのフィード圧力で測定されることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載のプロセス。
  13. 得られた前記濾過膜が、25℃で測定してpH1未満において、1週間の期間内に2%未満だけ減少する塩保持率を有することを特徴とする、請求項12に記載のプロセス。
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