JP6463909B2 - 排ガス浄化触媒、排ガス浄化装置及びフィルタ、並びに該触媒の製造方法 - Google Patents

排ガス浄化触媒、排ガス浄化装置及びフィルタ、並びに該触媒の製造方法 Download PDF

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本発明は、排ガス中に含まれる粒子状物質(PM:particulate matter)を燃焼させる排ガス浄化触媒、排ガス浄化装置及びフィルタ、並びに該触媒の製造方法に関するものである。
従来、ディーゼルエンジン等の内燃機関から排出される排ガス中に含まれるPMを除去する方法として、排気系にシリコンカーバイド、チタン酸アルミニウム、コーデュエライト等の耐熱セラミックからなるハニカムフィルタを配置し、このハニカムフィルタにPMを捕集して排ガス中から除去した後、PMが所定量堆積したところで、ハニカムフィルタを加熱してPMを燃焼分解する方法がある。
しかし、PMの燃焼温度は550〜650℃と高いことから、排ガスを浄化する装置全体として大がかりになり、また加熱するためのエネルギーコストが高くなるという問題がある。このため、PMを燃焼させる触媒を表面に担持したハニカムフィルタが一般的に用いられている。
この方法によれば、触媒作用によってPMの燃焼温度を低下させることが可能となり、ハニカムフィルタを加熱するエネルギーを低減することができる。このような触媒としては白金等の貴金属が知られているが、生産量が極めて少なく、需給バランスや価格が大きく変動するリスクがある。
そこで、特許文献1では、アルカリ金属のケイ酸塩、アルミン酸塩、及びジルコン酸塩のうちの少なくとも1以上からなることを特徴とする排ガス浄化触媒が提案されている。特許文献2では、金属酸化物と、アルカリ金属から構成される硫酸塩及び/またはアルカリ土類金属から構成される硫酸塩と、を含むことを特徴とする排ガス浄化触媒が提案されている。特許文献3では、アルカリ金属と、Siと、Zrとを含む複合酸化物粒子であることを特徴とする排ガス浄化触媒が提案されている。
特開平10−118490号公報 特開平10−137590号公報 国際公開第2013/136991号パンフレット
しかし、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3で提案されている排ガス浄化触媒は、触媒効果が十分ではなかった。また、特許文献2においては、自動車用触媒で環境負荷が懸念されている金属元素(Cu、Vなど)が使用されており、環境負荷が懸念されている金属元素の飛散リスクが解消されていないという問題があった。
本発明の目的は、PMを低温で燃焼できる高い触媒活性を有し、環境負荷が懸念されている金属元素の飛散リスクがない排ガス浄化触媒、及びPMの燃焼効率が高い排ガス浄化装置及びフィルタ並びに該触媒の製造方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定の組成の酸化物とセシウム塩とを含む排ガス浄化触媒が、PMを低温で燃焼できる高い触媒活性を有していることを見出した。かかる知見に基づき、さらに研究を重ねることにより本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、以下の排ガス浄化触媒、排ガス浄化装置及びフィルタ並びに該触媒の製造方法を提供する。
項1 アルカリ金属及びアルカリ土類金属から選ばれる1種または2種以上の元素(A)と、Zr、Si、Al及びTiから選ばれる1種または2種以上の元素(B)とを含む酸化物と、セシウム塩と、を含むことを特徴とする排ガス浄化触媒。
項2 前記酸化物の元素(A)と元素(B)のモル比(A/B)が1/8以上の正の実数であることを特徴とする、項1に記載の排ガス浄化触媒。
項3 前記セシウム塩が、硫酸セシウム、硝酸セシウム、炭酸セシウム及び塩化セシウムから選ばれる1種または2種以上であることを特徴とする、項1または2記載の排ガス浄化触媒。
項4 前記酸化物と前記セシウム塩の混合比率(酸化物/セシウム塩)が、質量比で0.01〜100であることを特徴とする、項1〜3のいずれか一項に記載の排ガス浄化触媒。
項5 排ガス中に含まれる粒子状物質を燃焼させることを特徴とする、項1〜4のいずれか一項に記載の排ガス浄化触媒。
項6 項1〜5のいずれか一項に記載の排ガス浄化触媒を備えることを特徴とする排ガス浄化装置。
項7 担体と、前記担体に担持された項1〜5のいずれか一項に記載の排ガス浄化触媒と、を有することを特徴とする排ガス浄化フィルタ。
項8 前記担体が、ハニカムフィルタであることを特徴とする項7に記載の排ガス浄化フィルタ。
項9 項1〜5のいずれか一項に記載の排ガス浄化触媒を製造する方法であって、前記酸化物と前記セシウム塩を混合して分散させることを特徴とする排ガス浄化触媒の製造方法。
本発明によれば、PMを低温で燃焼できる高い触媒活性を有し、環境負荷が懸念されている金属元素の飛散リスクがない排ガス浄化触媒、及びPMの燃焼効率が高い排ガス浄化装置及びフィルタを得ることができる。
本発明に従う一実施形態の排ガス浄化装置を示す模式図。 本発明に従う実施例において製造した排ガス浄化フィルタを示す模式的斜視図。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
本発明の排ガス浄化触媒は、アルカリ金属及びアルカリ土類金属から選ばれる1種または2種以上の元素(A)と、Zr、Si、Al及びTiから選ばれる1種または2種以上の元素(B)とを含む酸化物と、セシウム塩と、を含むものである。特定の組成の酸化物とセシウム塩を混合することにより、理由は定かではないが、アルカリ金属またはアルカリ土類金属を結晶中に含むZr、Si、Al及びTiの酸化物とセシウム塩の相乗効果により、混合物全体としての触媒活性を高めることでき、PMの燃焼効率を向上することができる。また、前述の構成により、CuやVといった環境負荷が懸念されている金属元素を使用しなくても触媒活性の高い排ガス浄化触媒を得ることができる。
(酸化物)
本発明の排ガス浄化触媒に用いる酸化物は、アルカリ金属及びアルカリ土類金属から選ばれる1種または2種以上の元素(A)と、Zr、Si、Al及びTiから選ばれる1種または2種以上の元素(B)とを含む酸化物である。
前記酸化物の元素(A)がアルカリ金属である場合は、元素(A)と元素(B)のモル比(A/B)が1/8以上の正の実数であることが好ましく、より好ましくは1/8〜6であり、更に好ましくは1/6〜3である。
より具体的には、A2XZrSi3X+2Y、AAlSi2X+2Y、A2XTiSi3X+2Y、AAlTiX/2+3Y/2+2Z、A2XTiX+2Y、A2XZrX+2Y、AAlX/2+3Y/2等の一般式で表わすことができる。式中、Aはアルカリ金属を示し、X、Y及びZはそれぞれ正の実数を示す。
また、前記酸化物には、ATi2−(Y+Z)等の一般式で表わすことができるものも含まれる。式中、Aはアルカリ金属、MはAと異なる1〜3価の金属、□はTiの欠陥部位を示す。Xは0<X<1.0を満たす正の実数であり、Y及びZはそれぞれ0<Y+Z<1.0を満たす0または正の実数である。
アルカリ金属としてはLi、Na、K、Rb、Cs、Frがあり、このなかでも経済的に有利な点からLi、Na、K、Csが好ましい。
2XZrSi3x+2Yとしては、例えば、LiZrSiO、NaZrSiO、NaZrSi12、NaZrSi、NaZrSi、KZrSiO、KZrSi、KZrSi、Cs4ZrSi12、CsZrSi、CsZrSi等を例示することができる。
AlSi2x+2Yとしては、例えば、LiAlSiO、LiAlSi、LiAlSi、NaAlSiO、NaAlSi、NaAlSi、KAlSiO、KAlSi、KAlSi等を例示することができる。
2XTiSi3x+2Yとしては、例えば、LiTiSiO、LiTiSi、LiTiSi、NaTiSiO、NaTiSi、NaTiSi、KTiSiO、KTiSi、KTiSi等を例示することができる。
AlTiX/2+3Y/2+2Zとしては、例えばLiAlTi12、NaAlTi0.75、NaAlTi16、NaTiAl12、K1.5(Al1.5Ti6.5)O16、CsAlTiO等を例示することができる。
2XTix+2Yとしては、例えば、NaTiO、NaTiO、NaTi、NaTi、NaTi13、NaTi17、KTiO、KTiO、KTi、KTi、KTi13、KTi17等を例示することができる。
2XZrx+2Yとしては、例えば、NaZrO、KZrO等を例示することができる。
AlX/2+3Y/2としては、例えば、NaAlO、NaAl、KAlO、KAl等を例示することができる。
Ti2−(Y+Z)としては、例えば、K0.8Li0.27Ti1.73、K0.8Mg0.4Ti1.6等を例示することができる。
前記酸化物の元素(A)がアルカリ土類金属である場合は、元素(A)と元素(B)のモル比(A/B)が1/8以上の正の実数であることが好ましく、より好ましくは1/8〜6であり、更に好ましくは1/3〜4である。
より具体的には、AAlX+3Y/2、ATiX+2Y、AAlSiX+3Y/2+2Z、AZrX+2Y、ASiX+2Y、AZrSiX+2Y+2Z等の一般式で表わすことができる。式中、Aは1種または2種以上のアルカリ土類金属を示し、X、Y及びZはそれぞれ正の実数を示す。
アルカリ土類金属としてはBe、Mg、Ca、Sr、Ba、Raがあり、このなかでも経済的に有利な点からMg、Ca、Sr、Baが好ましい。
AlX+3Y/2としては、例えば、MgAl、CaAl、CaAl、CaAl、SrAl、SrAl、SrAl、SrAl、SrAl11、Ba10Al13、BaAl、BaAl、BaAl、BaAl、BaAl等を例示することができる。
TiX+2Yとしては、例えば、MgTiO、MgTiO、MgTi、CaTi、CaTiO、CaTi、SrTiO、SrTi、SrTiO、SrTi12、BaTiO、BaTi12等を例示することができる。
AlSiX+3Y/2+2Zとしては、例えば、MgAlSi12、CaAlSiO、CaAlSi12、CaAlSiO、SrAlSiO、BaAlSi12、BaAlSiO等を例示することができる。
ZrX+2Yとしては、例えば、MgZr12、CaZrO、SrZrO、SrZr、SrZrO、BaZrO、BaZr、BaZrO等を例示することができる。
SiX+2Yとしては、例えば、MgSiO、MgSiO、CaSiO、CaSiO、CaSi、SrSiO、SrSiO、SrSiO、BaSiO、BaSiO、BaSiO、BaSi等を例示することができる。
ZrSiX+2Y+2Zとしては、例えば、CaZrSi、CaZrSi、CaZrSiO12、SrZrSi21、SrZrSi、BaZrSi12等を例示することができる。
本発明で使用する酸化物は、その優れた特性を損なわない範囲で他の元素を含むことができる。例えばFe、Nb、Ce、Y、P、La、Sm等を例示することができる。他の元素の含有割合は0.1〜30.0モル%の範囲が好ましい。
本発明で使用する酸化物は、Cu、V、Cr、Mn、Co、Niを実質的に含まないことが好ましい。実質的に含まないとは、含有割合が、0.1モル%以下であることを意味する。
本発明で使用する酸化物の製造方法は特に限定されるものではないが、例えば、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、ジルコニウム源、ケイ素源、アルミニウム源、チタン源から、目的とする化合物の組成により適宜選択して原料とし、これらの原料を混合し焼成することで製造することができる。焼成温度は、700〜1300℃の範囲であることが好ましく、より好ましくは800〜1200℃の範囲であることがよい。
アルカリ金属塩としては、アルカリ金属の炭酸塩、炭酸水素塩、水酸化物、酢酸塩等の有機酸塩、硫酸塩、硝酸塩等があるが、炭酸塩が好ましい。
アルカリ土類金属塩としては、アルカリ土類金属の炭酸塩、炭酸水素塩、水酸化物、酢酸塩等の有機酸塩、硫酸塩、硝酸塩等があるが、炭酸塩が好ましい。
ジルコニウム源としては、ジルコニウム元素を含有し焼成による酸化物の生成を阻害しない原材料であれば特に限定されないが、例えば空気中で焼成することにより酸化ジルコニウムに導かれる化合物などがある。かかる化合物としては、例えば酸化ジルコニウム、炭酸ジルコニウム水和物、硫酸ジルコニウム水和物等が挙げられ、酸化ジルコニウムが好ましい。
ケイ素源としては、ケイ素元素を含有し焼成による酸化物の生成を阻害しない原材料であれば特に限定されないが、例えば空気中で焼成することにより酸化ケイ素に導かれる化合物などがある。かかる化合物としては、例えば酸化ケイ素、ケイ素等が挙げられ、酸化ケイ素が好ましい。
アルミニウム源としては、アルミニウム元素を含有し焼成による酸化物の生成を阻害しない原材料であれば特に限定されないが、例えば空気中で焼成することにより酸化アルミニウムに導かれる化合物などがある。かかる化合物としては、例えば酸化アルミニウム、炭酸アルミニウム水和物、硫酸アルミニウム水和物等が挙げられ、酸化アルミニウムが好ましい。
チタン源としては、チタン元素を含有し焼成による酸化物の生成を阻害しない原材料であれば特に限定されないが、例えば空気中で焼成することにより酸化チタンに導かれる化合物などがある。かかる化合物としては、例えば酸化チタン、ルチル鉱石、水酸化チタンウェットケーキ、含水チタニア等が挙げられ、酸化チタンが好ましい。
本発明で使用する酸化物で、市販品として入手可能なものは、それらを用いることができる。
(セシウム塩)
本発明の排ガス浄化触媒に用いるセシウム塩は、より具体的には、硫酸セシウム、硝酸セシウム、炭酸セシウム、塩化セシウム等が挙げられる。好ましくは、耐熱性の観点から硫酸セシウム、塩化セシウムが好ましい。
(排ガス浄化触媒の製造方法)
本発明の排ガス浄化触媒の製造方法としては、前記酸化物と前記セシウム塩を混合して分散させることを特徴としている。混合する方法としては、酸化物とセシウム塩を混合して分散させることができる混合方法であれば特に制限されず公知のものを使用できる。混合する方法としては、乾式混合及び湿式混合が挙げられる。
乾式混合としては、例えば、酸化物とセシウム塩とを乳鉢、容器回転型粉体混合装置、容器固定型粉体混合装置、複合型粉体混合装置等を用いて混合する方法が挙げられる。
湿式混合としては、酸化物とセシウム塩を水または適当な溶媒に溶解または分散することにより得られたものを混合・乾燥する方法などが挙げられる。また、セシウム塩を溶解した溶液を酸化物に接触させた後、乾燥させる方法であってもよい。
前述の製造方法で得られたものを本発明の排ガス浄化触媒として使用することができ、必要に応じて造粒、粉砕して任意の形状にして用いることもできる。
酸化物とセシウム塩の混合比率(酸化物/セシウム塩)は特に制限されないが、目的とする排ガス浄化触媒の性質、用途に応じて適宜選択すればよいが、通常、質量比で0.01〜100であり、好ましくは0.1〜50であり、より好ましくは0.25〜10である。
本発明の排ガス浄化触媒には、その優れた特性を損なわない範囲で、公知の排ガス浄化触媒に使用される添加剤等を1種または2種以上を組み合わせて配合することができる。このような添加剤としては、例えば、Pt、Rh、Pd等の貴金属触媒、酸化触媒、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等を挙げることができる。
(排ガス浄化装置)
本発明の排ガス浄化装置は、前述の本発明の排ガス浄化触媒を備えているので、PMを低温で燃焼できる高い触媒活性を有しているとともに、環境負荷が懸念されている金属元素の飛散リスクがない。
図1は、本発明に従う一実施形態の排ガス浄化装置を示す模式図である。排ガス浄化装置1は、排ガス発生源2と、パイプ3を介して接続されており、排ガス発生源2から排出されたガスはパイプ3を通り、排ガス浄化装置1に送られる。排ガス浄化装置1で排ガスが浄化された後、浄化されたガスはパイプ4を通り排出される。排ガス発生源2としては、例えば、ディーゼルエンジンやガソリンエンジン等の内燃機関が挙げられる。
本発明の排ガス浄化装置としては、本発明の排ガス浄化フィルタを備えたものが挙げられる。
排ガス浄化フィルタの担体としては、濾過機能を有すれば特に限定されず、従来公知の担体を用いることができ、例えばハニカムフィルタがある。具体的にはセラミック製のウォールフロー型ハニカムフィルタが好ましく用いられる。材質としては、シリコンカーバイド、コーデュエライト、ムライト、アルミナ、チタン酸アルミニウム等が好ましく用いられる。ウォールフロー型であれば、そのセル数、壁厚は特に限定されない。また、セル壁面は多孔質壁であれば特に制限されない。
本発明の排ガス浄化フィルタは、担体と、該担体に担持された排ガス浄化触媒とを有すること特徴とし、排ガス浄化触媒を、担体の表面、セル壁面、細孔等に担持して用いることができる。
担体に排ガス浄化触媒を担持させる方法としては、浸漬法、噴霧法等が挙げられる。例えば浸漬法は、排ガス浄化触媒を、バインダーや分散剤等とともにスラリーを調製し、調製した触媒スラリーに担体を浸漬し、引き上げて乾燥後に有機分を300℃〜800℃で焼成除去することにより、排ガス浄化触媒を担体に担持することができる。
また、担体に排ガス浄化触媒を担持させる方法としては、担体原料であるセラミック粒子と、本発明の排ガス浄化触媒と、造孔剤等とを混合し担体の形状に混合物を成形した後、焼成することより、担体に排ガス浄化触媒を担持することもできる。さらには、担体原料であるセラミック粒子と、本発明の排ガス浄化触媒の原料と、造孔剤等とを混合し担体の形状に混合物を成形し、焼成した後、残りの排ガス浄化触媒の原料を、浸漬、噴霧等することにより、担体に排ガス浄化触媒を担持することもできる。
本発明の排ガス浄化触媒の担体への担持量は、目的のフィルタ性能により適宜担持量を選択することができ、例えば、担体100質量部に対して、本発明の排ガス浄化触媒0.1〜50質量部、好ましくは0.5〜40質量部、より好ましくは1〜35質量部の範囲で用いることができる。
本発明の排ガス浄化触媒は、PMを低温で燃焼することが可能であり、環境負荷が懸念されている金属元素の飛散リスクがない。このことから、本発明の排ガス触媒を担持した排ガス浄化フィルタは、PMの燃焼効率が高く、異常燃焼時の高温による触媒劣化を抑制することができ、環境負荷が小さい。本発明の排ガス浄化フィルタは、その優れた機能から、内燃機関から排出される排ガス中に含まれるPMを除去するためのディーゼルエンジン用フィルタ(DPF)やガソリンエンジン用フィルタ等に好適に用いることができる。
以下、本発明について、実施例に基づいて、さらに詳細に説明する。本発明は、以下の実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能である。
<酸化物の合成>
(合成例1)
炭酸ナトリウム36.6質量部、酸化ジルコニウム42.6質量部、及び酸化ケイ素20.8質量部を混合し、1200℃で4時間焼成した。得られた粒子状固体が、X線回折によりNaZrSiOの単相であることを確認した。
(合成例2)
炭酸ナトリウム33.2質量部、酸化ジルコニウム38.6質量部、及び酸化ケイ素28.2質量部を混合し、1200℃で4時間焼成した。得られた粒子状固体が、X線回折によりNaZrSi12の単相であることを確認した。
(合成例3)
炭酸カリウム43.0質量部、酸化ジルコニウム38.3質量部、及び酸化ケイ素18.7質量部を混合し、1200℃で4時間焼成した。得られた粒子状固体が、X線回折によりKZrSiOの単相であることを確認した。
(合成例4)
炭酸カリウム36.2質量部、酸化ジルコニウム32.3質量部、及び酸化ケイ素31.5質量部を混合し、1200℃で4時間焼成した。得られた粒子状固体が、X線回折によりKZrSiの単相であることを確認した。
(合成例5)
炭酸セシウム51.8質量部、酸化ジルコニウム19.6質量部、及び酸化ケイ素28.6質量部を混合し、1200℃で4時間焼成した。得られた粒子状固体が、X線回折によりCsZrSiの単相であることを確認した。
(合成例6)
炭酸リチウム28.7質量部、酸化ジルコニウム47.9質量部、及び酸化ケイ素23.4質量部を混合し、1200℃で4時間焼成した。得られた粒子状固体が、X線回折によりLiZrSiOの単相であることを確認した。
(合成例7)
炭酸カリウム52.9質量部、及び酸化ジルコニウム47.1質量部を混合し、1200℃で4時間焼成した。得られた粒子状固体が、X線回折によりKZrOの単相であることを確認した。
(合成例8)
炭酸カリウム57.5質量部、及び酸化アルミニウム42.5質量部を混合し、1200℃で4時間焼成した。得られた粒子状固体が、X線回折によりKAlOの単相であることを確認した。
(合成例9)
炭酸カリウム38.4質量部、酸化アルミニウム28.3質量部、及び酸化ケイ素33.3質量部を混合し、1200℃で4時間焼成した。得られた粒子状固体が、X線回折によりKAlSiOの単相であることを確認した。
(合成例10)
炭酸カリウム26.8質量部、水酸化マグネシウム11.3質量部、及び酸化チタン61.9質量部を混合し、1000℃で4時間焼成した。得られた粒子状固体が、X線回折によりK0.8Mg0.4Ti1.6の単相であることを確認した。
(合成例11)
炭酸カリウム49.7質量部、酸化チタン28.7質量部、及び酸化ケイ素21.6質量部を混合し、1000℃で4時間焼成した。得られた粒子状固体が、X線回折によりKTiSiOの単相であることを確認した。
(合成例12)
炭酸カリウム22.4質量部、酸化チタン77.6質量部を混合し、1000℃で4時間焼成した。得られた粒子状固体が、X線回折によりKTi13の単相であることを確認した。
(合成例13)
炭酸セシウム55.5質量部、酸化アルミニウム17.4質量部、及び酸化チタン27.2質量部を混合し、1200℃で4時間焼成した。得られた粒子状固体が、X線回折によりCsAlTiOの単相であることを確認した。
<排ガス浄化触媒の製造>
(実施例1〜19、比較例1〜31)
酸化物としては、合成例1〜13で合成した酸化物、CaSiO(和光純薬社製、商品名:ケイ酸カルシウム、粉末)、CuO(和光純薬社製、商品名:酸化銅(II)、粉末)、Fe(和光純薬社製、商品名:酸化鉄(III)、粉末)、Al(和光純薬社製、商品名:酸化アルミニウム、粉末)、TiO(和光純薬社製、商品名:酸化チタン(IV)、粉末)、SiO(和光純薬社製、商品名:二酸化ケイ素、粉末)、AlTiO(丸ス釉薬社製、商品名:合成チタン酸アルミ、粉末)、3Al・2SiO(和光純薬社製、商品名:ムライト、粉末)及びZrSiO(和光純薬社製、商品名:ケイ酸ジルコニウム、粉末)を用いた。
セシウム塩としては、CsSO(和光純薬社製、商品名:硫酸セシウム、粉末)及びCsCl(和光純薬社製、商品名:塩化セシウム、粉末)を用いた。
酸化物とセシウム塩を、表1及び表2に記載の混合比率で秤量し、乳鉢にて10分間混合することで、排ガス浄化触媒を得た。
<排ガス浄化触媒の評価>
(PM燃焼温度)
実施例1にて得られた排ガス浄化触媒を乳鉢で粉砕し、疑似PMとしてカーボンブラック(東海カーボン社製、トーカブラック7100F)を5質量%添加し乳鉢にて混合した。
得られた混合物を熱分析装置(セイコーインスツルメント社製、EXSTAR6000 TG/DTA6300)を用い、昇温条件;10℃/min、雰囲気;ドライエアー200ml/min、サンプル量;10mgの条件でTG/DTA測定し、カーボンブラックの燃焼に伴う質量減少速度が最大となる温度(DTG曲線のピーク温度)をPM燃焼温度とした。結果を表1に示した。
実施例2〜19及び比較例1〜8にて得られた排ガス浄化触媒、並びに実施例1〜14及び比較例1〜8の調製に用いた酸化物及びセシウム塩についても、実施例1と同様にPM燃焼温度を測定した。結果を表1〜3に示した。
さらに、実施例2、実施例3、実施例10及び実施例14にて得られた排ガス浄化触媒については、耐熱試験として800℃で5時間熱処理を行い、上述と同様にPM燃焼温度を測定した。結果を表1に示した。
Figure 0006463909
Figure 0006463909
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実施例1〜14は、原料である酸化物とセシウム塩(比較例9〜22及び比較例31)の何れのPM燃焼温度よりも低いPM燃焼温度である。これに対し、比較例2〜8は、原料であるセシウム塩(比較例31)よりもPM燃焼温度が高い。このことから、本発明の排ガス浄化触媒は、特定の組成の酸化物とセシウム塩との相乗効果により高い触媒活性が得られることが分かる。さらに、本発明の排ガス浄化触媒は、比較例1のように価数変化をし易い金属酸化物を使用していないにもかかわらず、比較例1よりも高い触媒活性が得られることが分かる。
<排ガス浄化フィルタの製造>
(実施例20)
合成例2で得られたNaZrSi12 20質量部に対し、チタン酸アルミニウム(丸ス釉薬社製)80質量部、黒鉛10質量部、メチルセルロース10質量部、及び脂肪酸石鹸0.5質量部を配合し、さらに水を適当量添加して混練し、押出成形可能な坏土を得た。
得られた坏土を押出成形機にてハニカム構造体となるように押し出して成形し、成形体を得た。金型のセル密度は、300セル/平方インチ(46.5セル/cm)とし、隔壁厚みは300μmとした。
固形分がほぼチタン酸アルミニウム(丸ス釉薬社製)と合成例2で得られたNaZrSi12からなり、粘度調整材等の添加物を加えたスラリーを調製した。なお、スラリー中における固形分の比率は上記と同様である。
ハニカム構造体である成形体において、開口したセルと封止したセルが交互に市松模様となるように、ハニカム構造体のセルに、このスラリーを注入し、目封じを行った。
得られた成形体を、600℃で10時間保持し、その後25℃/時間で1000℃まで昇温し、1000℃で10時間保持して焼成することでハニカム構造体を得た。
次に、CsSO(和光純薬社製、商品名:硫酸セシウム、粉末)20質量部と水80質量部とを混ぜ合わせた溶液を調製した。調製した溶液に上記で得たハニカム構造体を含浸した。含浸後800℃で5時間焼成し、排ガス浄化フィルタを製造した。
図2は、製造した排ガス浄化フィルタ5を示す模式的斜視図である。図2において矢印Aは、押出方向を示している。排ガス浄化フィルタに担持されたCsSOの量は、NaZrSi12 20質量部に対して5質量部であった。
(比較例32)
合成例2で得られたNaZrSi12 20質量部に対し、チタン酸アルミニウム(丸ス釉薬社製)80質量部、黒鉛10質量部、メチルセルロース10質量部、及び脂肪酸石鹸0.5質量部を配合し、さらに水を適当量添加して混練し、押出成形可能な坏土を得た。
得られた坏土を押出成形機にてハニカム構造体となるように押し出して成形し、成形体を得た。金型のセル密度は、300セル/平方インチ(46.5セル/cm)とし、隔壁厚みは300μmとした。
固形分がほぼチタン酸アルミニウム(丸ス釉薬社製)と合成例2で得られたNaZrSi12からなり、粘度調整材等の添加物を加えたスラリーを調製した。なお、スラリー中における固形分の比率は上記と同様である。
ハニカム構造体である成形体において、開口したセルと封止したセルが交互に市松模様となるように、ハニカム構造体のセルに、このスラリーを注入し、目封じを行った。
得られた成形体を、600℃で10時間保持し、その後25℃/時間で1000℃まで昇温し、1000℃で10時間保持して焼成することで排ガス浄化フィルタを得た。
(比較例33)
チタン酸アルミニウム(丸ス釉薬社製)100質量部、黒鉛10質量部、メチルセルロース10質量部、及び脂肪酸石鹸0.5質量部を配合し、さらに水を適当量添加して混練し、押出成形可能な坏土を得た。
得られた坏土を押出成形機にてハニカム構造体となるように押し出して成形し、成形体を得た。金型のセル密度は、300セル/平方インチ(46.5セル/cm)とし、隔壁厚みは300μmとした。
固形分がほぼチタン酸アルミニウム(丸ス釉薬社製)からなり、粘度調整材等の添加物を加えたスラリーを調製した。
ハニカム構造体である成形体において、開口したセルと封止したセルが交互に市松模様となるように、ハニカム構造体のセルに、このスラリーを注入し、目封じを行った。
得られた成形体を、600℃で10時間保持し、その後25℃/時間で1450℃まで昇温し、1450℃で10時間保持して焼成することでハニカム構造体を得た。
次に、CsSO(和光純薬社製、商品名:硫酸セシウム、粉末)20質量部と水80質量部とを混ぜ合わせた溶液を調製した。調製した溶液に上記で得たハニカム構造体を含浸した。含浸後800℃で5時間焼成し、排ガス浄化フィルタを製造した。
排ガス浄化フィルタに担持されたCsSOの量は、チタン酸アルミニウム100質量部に対して5質量部であった。
(比較例34)
チタン酸アルミニウム(丸ス釉薬社製)100質量部、黒鉛10質量部、メチルセルロース10質量部、及び脂肪酸石鹸0.5質量部を配合し、さらに水を適当量添加して混練し、押出成形可能な坏土を得た。
得られた坏土を押出成形機にてハニカム構造体となるように押し出して成形し、成形体を得た。金型のセル密度は、300セル/平方インチ(46.5セル/cm)とし、隔壁厚みは300μmとした。
固形分がほぼチタン酸アルミニウム(丸ス釉薬社製)からなり、粘度調整材等の添加物を加えたスラリーを調製した。
ハニカム構造体である成形体において、開口したセルと封止したセルが交互に市松模様となるように、ハニカム構造体のセルに、このスラリーを注入し、目封じを行った。
得られた成形体を、600℃で10時間保持し、その後25℃/時間で1450℃まで昇温し、1450℃で10時間保持して焼成することで排ガス浄化フィルタを製造した。
<排ガス浄化フィルタの評価>
得られた排ガス浄化フィルタの評価として再生試験を以下の手順で行った。
(フィルタ再生率)
排ガス浄化フィルタの初期重量を予め測定しておき、ディーゼルエンジンの排気ラインに、酸化触媒(DOC)と排ガス浄化フィルタを順に設置する。設置後、ディーゼルエンジンを始動させ、排気温度が低温となる運転条件でPMを所定量(約8g/L)堆積させた後、一度排ガス浄化フィルタを取り外し、堆積したPMの重量を測定する。
次いで、PMを堆積させた排ガス浄化フィルタを模擬排ガスの排気ラインに設置した後、模擬排ガスを480℃まで上昇させ再生試験を開始した。480℃に到達した時点から30分間480℃±10℃の温度を保持し、30分経過後、模擬排ガスの全量を窒素ガスに切り替えた。
温度が室温まで低下後、再度、排ガス浄化フィルタを取り出し、重量減少分(=PM燃焼重量)を測定した。結果を表4に示した。
以下の計算式により再生率を算出した。
再生率(%)=100−[(PM堆積重量(g)−PM燃焼重量(g))/PM堆積重量(g)]×100
Figure 0006463909
表4からNaZrSi12と、硫酸セシウムがそれぞれ単独で担持されている、または担持されていない比較例32〜34に比べ、NaZrSi12と硫酸セシウムを共存させた実施例20は、高いフィルタ再生率が得られることが分かる。
1…排ガス浄化装置
2…排ガス発生源
3,4…パイプ
5…排ガス浄化フィルタ
A…成形体の押出方向

Claims (7)

  1. 一般式A 2X Zr Si 3X+2Y 、A Al Si 2X+2Y 、A 2X Ti Si 3X+2Y 、A Al Ti X/2+3Y/2+2Z 、及びA 2X Ti X+2Y (式中、Aはアルカリ金属を示し、X、Y及びZはそれぞれ正の実数を示す)並びに一般式A Al X+3Y/2 、A Ti X+2Y 、A Al Si X+3Y/2+2Z 、A Zr X+2Y 、A Si X+2Y 、及びA Zr Si X+2Y+2Z (式中、Aは1種または2種以上のアルカリ土類金属を示し、X、Y及びZはそれぞれ正の実数を示す)で表わすことができる少なくとも1種の酸化物と、硫酸セシウム、硝酸セシウム及び塩化セシウムから選ばれる1種または2種以上のセシウム塩と、を含むことを特徴とする排ガス浄化触媒。
  2. 前記酸化物と前記セシウム塩の混合比率(酸化物/セシウム塩)が、質量比で0.01〜100であることを特徴とする、請求項1に記載の排ガス浄化触媒。
  3. 排ガス中に含まれる粒子状物質を燃焼させることを特徴とする、請求項1または2に記載の排ガス浄化触媒。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載の排ガス浄化触媒を備えることを特徴とする排ガス浄化装置。
  5. 担体と、前記担体に担持された請求項1〜のいずれか一項に記載の排ガス浄化触媒と、を有することを特徴とする排ガス浄化フィルタ。
  6. 前記担体が、ハニカムフィルタであることを特徴とする請求項に記載の排ガス浄化フィルタ。
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載の排ガス浄化触媒を製造する方法であって、
    前記酸化物と前記セシウム塩を混合して分散させることを特徴とする排ガス浄化触媒の製造方法。
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