JP6461533B2 - 乳母車 - Google Patents

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Description

本発明は、乳母車に係り、とりわけ、乳幼児に対面した状態で走行しているときに進行方向前方にある車輪を容易に持ち上げることが可能な乳母車に関する。
従来、乳幼児が進行方向の前方を向くようにして乳幼児を乗車させる乳母車が公知である。昨今においては、側面視において鉛直軸よりも後方に傾斜する背面押し位置と、鉛直軸よりも前方に傾斜する対面押し位置と、の間を揺動可能なハンドルを備えた乳母車も広く普及している(特許文献1参照)。このような乳母車において、ハンドルが背面押し位置にある場合、操作者(保護者)は、乳幼児の背面側からハンドルを把持する。そして、操作者は、乳幼児が進行方向の前方を向くようにして乳母車を押し進ませる。一方、ハンドルが対面押し位置にある場合、操作者は、乳幼児に対面する前脚側からハンドルを把持する。そして、操作者は、後脚側が進行方向の前方となるようにして乳母車を押し進ませる。
ところで、乳母車が段差を有した走行面を走行することもある。この場合、段差を乗り越えるために、進行方向に対して前方にある車輪を浮き上がらせる必要がある。図8に、段差を乗り越える動作を模式的に示す。図8に示すように、段差を乗り越えるときには、通常は、ハンドル503を下方に押し下げ、乳母車501にモーメントを発生させる。これにより、進行方向に対して後方にある車輪515を基準として乳母車501全体を鉛直方向に対して後方に傾斜させる。そして、進行方向に対して前方にある車輪517を浮き上がらせる。
特開2002−220060号公報
しかしながら、図8に示すように、ハンドル503を把持する部分と、回転の起点となる進行方向に対して後方にある車輪515の回転中心515aと、の前後方向における距離D51は通常短くなる。これに対し、乳幼児の重心Gと、回転の起点となる後方にある車輪515の回転中心515aと、の前後方向における距離D52は通常長くなる。このため、ハンドル503を押し下げても、進行方向に対して後方にある車輪515を基準として、乳母車501全体を後方に回転させる力を効率的に発生させることができない。結果として、前方にある車輪517を容易に浮き上がらせることができなかった。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、乳幼児に対面した状態で走行しているときに進行方向前方にある車輪を容易に持ち上げることが可能な乳母車を提供することを目的とする。
本発明による乳母車は、一対の前脚及び前記一対の前脚の間を延びる前方連結部材を有するフレーム本体と、前記フレーム本体に揺動可能に接続されたハンドルと、を備え、前記前方連結部材の上面が、後方に向けて上方に傾斜した足掛面を有している。
本発明による乳母車において、前記前方連結部材の下面のうちの少なくとも前記足掛面に対面する領域に、前記足掛面とは反対側に向かって突出する複数のリブが設けられており、前記複数のリブによって複数の肉抜部が区画されていてもよい。
本発明による乳母車において、前記足掛面の後端は、前記前方連結部材の上面の他の部分との間に段差を形成していてもよい。
本発明による乳母車において、前記足掛面に、前記前方連結部材の長手方向に沿って延びる複数の凸条部が形成されていてもよい。
本発明による乳母車において、前記前方連結部材の長手方向における長さとしての、前記足掛面の幅は、前後方向における前側から後ろ側に向かうほど狭くなっていてもよい。
本発明による乳母車において、前記足掛面は、前記前方連結部材の長手方向における中央に位置していてもよい。
本発明による乳母車において、前記前方連結部材の上面のうち、前記前方連結部材の長手方向において前記足掛面の両側に位置する領域の水平面に対する傾斜角度の大きさは、前記足掛面の水平面に対する傾斜角度の大きさよりも小さくてもよい。
本発明による乳母車において、前記足掛面の前端は、なだらかに前記前方連結部材の前記上面の他の部分と繋がり、前記足掛面の前端よりも後方の部分は、前記前方連結部材の前記上面の他の部分との間に段差を形成していてもよい。
本発明によれば、乳幼児に対面した状態で走行しているときに進行方向前方にある車輪を容易に持ち上げることが可能となる。
本発明の一実施の形態による乳母車を示す斜視図。 図1に示す乳母車の側面図。 図1に示す乳母車の前方連結部材を拡大して示す部分斜視図。 図3に示す線IV−IVに沿った前方連結部材の断面を拡大して示す断面図。 図3に示す線V−Vに沿った前方連結部材の断面を拡大して示す断面図。 図4に示す断面に前脚を図示した断面図である。 図3に示す前方連結部材の底面図。 従来の乳母車において、進行方向に対して前方にある車輪を浮き上がらせる動作を説明するための模式図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図1〜図7は本発明による乳母車の一実施の形態を説明するための図である。このうち、図1および図2には、乳母車1の全体構成が示されている。図1および図2に示された乳母車1は、フレーム本体2と、ハンドル3と、を備えている。このうち、フレーム本体2は、それぞれ左右に配置された一対の前脚11と、それぞれ左右に配置された一対の後脚12と、それぞれ左右に配置された一対のアームレスト13と、を有している。
前脚11の下端には、キャスター14が取り付けられている。図1に示すように、前脚11に取り付けられたキャスター14は、回転中心線15aを中心として前輪15を回転可能に保持する。加えて、キャスター14は、回転中心線15aに直交するキャスター軸線14aを中心として、前輪15を回転させることができる。一方、後脚12の下端には、車輪保持体16が取り付けられている。車輪保持体16は、後輪17の向きを一定に保ちながら当該後輪17を回転中心線17aを中心として回転可能に保持する。
また、前脚11の上端部分は、対応する側(左側または右側)にそれぞれ配置されたアームレスト13の前方部分に回動可能(揺動可能)に接続されている。同様に、後脚12の上端部分は、対応する側(左側または右側)にそれぞれ配置されたアームレスト13の前方部分に回動可能(揺動可能)に接続されている。
このようなフレーム本体2に対し、ハンドル3が軸部材4を介して揺動可能に接続されている。図1に示すように、ハンドル3は、全体として略U字状の形状を有している。本実施の形態において、ハンドル3は、互いに略平行に延びる略直線状の一対のハンドル延出部3aと、一対のハンドル延出部3a間を連結するハンドル連結部(把持部)3bと、を含んでいる。乳母車1の操作者は、ハンドル連結部3bを把持して当該乳母車1を操縦する。
ハンドル3は、図2に二点鎖線で示す背面押し位置P1と、図2に実線で示す対面押し位置P2と、に解放可能に固定され得るように構成されている。背面押し位置P1では、側面視において、ハンドル3の上方部分が後方に位置するようハンドル3が鉛直軸に対して傾斜する。この場合、操作者(保護者)が乳幼児の背面側からハンドル3を把持することになる。そして、操作者は、乳幼児が進行方向の前方を向くようにして乳母車1を走行させる(図1の状態、および、図2の二点鎖線で示す状態)。他方、対面押し位置P2では、側面視において、ハンドル3の上方部分が前方に位置するようハンドル3が鉛直軸に対して傾斜する。この場合、操作者が乳幼児に対面する前脚11側の位置からハンドル3を把持することになる。そして、操作者は、乳母車1の後脚12側が進行方向の前方となるようにして乳母車1を走行させる(図2の実線で示す状態)。
なお、ハンドル3をフレーム本体2に対して揺動可能とする構成は、既知の構成、例えば、JP2008−254688Aに開示された構成を、採用することができる。したがって、本明細書においては、これ以上の詳細な説明を省略する。
また、本実施の形態において、乳母車1は、広く普及しているように、折り畳み可能に構成されている。乳母車1を折り畳み可能にする構成も、既知の構成、例えば、上述したJP2008−254688Aに開示された構成を、採用することができる。したがって、本明細書においては、これ以上の詳細な説明を省略する。
ここで、本明細書中において、乳母車およびその構成要素に対して用いる「前」、「後」、「上」、「下」、「前後方向」、および「上下方向」の用語は、特に指示がない場合、展開状態にある乳母車1に乗車する乳幼児を基準とした「前」、「後」、「上」、「下」、「前後方向」、および「上下方向」を意味する。さらに詳しくは、乳母車1の「前後方向」とは、図1における紙面の左下と右上とを結ぶ方向であって、図2における紙面の左右の方向に相当する。そして、特に指示がない限り、「前」とは、乗車した乳幼児が向く側であり、図1における紙面の左下側並びに図2における紙面の左側が乳母車1の前側となる。一方、乳母車1の「上下方向」とは前後方向に直交するとともに接地面に直交する方向である。したがって、接地面が水平面である場合、「上下方向」とは垂直方向をさす。また、「幅方向」とは横方向であって、「前後方向」および「上下方向」のいずれにも直交する方向である。
さらに、本実施の形態における乳母車1のフレーム本体2は、一対の前脚11の間に前方連結部材20を有している。前方連結部材20は、一対の前脚11を連結し、フレーム本体2の剛性を高めるために設けられている。図3に、前方連結部材20を拡大して示す。図3に示すように、前方連結部材20は、乳母車1の幅方向に延びる長手方向Xをもつ軸状の部材にて構成されている。前方連結部材20は、上下方向に対向する上面21及び下面25と、前後方向に対向する前面28及び後面29と、を含んでいる。具体的には、上面21、下面25、前面28及び後面29は、それぞれ、上方、下方、前方及び後方を向いている。
前方連結部材20の上面21は、後方に向けて上方に傾斜した足掛面22と、概ね水平方向に沿って延び広がるフラット面21aと、を含んでいる。足掛面22は、ハンドル3が対面押し位置P2にある場合に、進行方向前方に位置する後輪17を浮き上がらせるために利用される。具体的には、足掛面22は、操作者が乳幼児と対面しながら乳母車1を走行しているときに、進行方向前方に位置する後輪17を浮かせるために操作者の足が置かれる部分である。
図3に示すように、足掛面22は、前方連結部材20の長手方向Xにおける中央に位置している。前方連結部材20の長手方向Xにおいて足掛面22の両側となる位置に、フラット面21aが延び広がっている。
図4及び図5に、足掛面22及びフラット面21aの断面をそれぞれ拡大して示す。図4に示すように、足掛面22は、後方(図4中右方)に向けて上方に傾斜している。すなわち、足掛面22は、前後方向における前側から後ろ側に向かうほど高さが高くなっていく。一方、図5に示すように、フラット面21aは、水平面に対してわずかに傾斜している。したがって、フラット面21aが水平面に対してなす角度θ1の大きさは足掛面22が水平面に対してなす角度θ2(図4)の大きさよりも小さくなっている。なお、図示する例では、フラット面21a及び足掛面22は、平面として形成されていない。この場合、図5において、フラット面21aが水平面となす角度θ1とは、前方連結部材20の長手方向Xに直交する断面において、フラット面21aの前端21a1と後端21a2とを結ぶ直線が水平面となす角度をいう。同様に、図4において、足掛面22が水平面となす角度θ2とは、前方連結部材20の長手方向Xに直交する断面において、足掛面22の前端22aと後端22bとを結ぶ直線が水平面となす角度をいう。
図4に示す例では、乳母車1を接地面に設置した状態において、足掛面22は、水平方向及び鉛直方向の両方に対して傾斜している。一例として、図4に示す断面において、足掛面22上の各位置に対して接線を引いたときに、各接線が水平面となす角度は、30°以上70°以下の範囲内となるように設定される。
さらに、図3に示すように、足掛面22の後端22bは、フラット面21aよりも隆起している。ゆえに、足掛面22の後端22bは、フラット面21aとの間に段差Sを形成している。その一方で、図3に示すように、足掛面22の前端22aは、なだらかにフラット面21aと繋がっている。つまり、足掛面22の前端22aは、段差を形成することなくフラット面21aと繋がっている。足掛面22の前端22aと後端22bとの間となる領域は、フラット面21aとの間に段差を形成してもよいし、段差を形成することなくフラット面21aと繋がっていてもよい。図示する例では、足掛面22の前端22aよりも後方の部分が、フラット面21aとの間に段差を形成している。
図示する例では、足掛面22と前述の後面29との間に傾斜面21bが配置されている(図4参照)。そして、この傾斜面21bと足掛面22とフラット面21aとによって、上面21が形成されている。図4に示す傾斜面21bは、後方に向けて下方に傾斜している。
また、図3に示すように、前方連結部材20の長手方向Xにおける長さとしての足掛面22の幅W1は、前方よりも後方の方が狭い。本実施の形態では、足掛面22の幅W1は、前後方向における前側から後ろ側に向かうほど、段階的または連続的に狭くなっていく。一例として、このような足掛面22の幅W1は、操作者の足の幅に合わせ、30mm〜200mm程度の間になるように設定される。
ここで、足掛面22と前脚11との配置関係について図6を参照してさらに説明していく。図6は、前方連結部材20の長手方向Xから図4に示す断面を観察した図であり、前脚11も図示してある。足掛面22の前端22aは、図6に示す方向からみたときに前脚11よりも前方(図6中左方)に位置している。また、足掛面22の前端22aは、前輪15の回転中心線15aよりも後方(図6中右方)に位置している。なお、ここでいう前輪15の回転中心線15aの位置は、前輪15がキャスター14のキャスター軸線14aまわりに回転し、前輪15の回転中心線15aが最も前方(図6中左方)にあるときの位置をいう。
一方、足掛面22の後端22bは、図6に示す方向からみたときに前脚11と重なる位置に位置している。一例として、このような足掛面22の前端22aと後端22bとの間の前後方向における長さは、30mm〜50mm程度に形成される。
図3に戻って、足掛面22に、一方向に沿って延びる複数の凸条部23が前後方向に離間して形成されている。凸条部23は、操作者の足が足掛面22に置かれた際に、操作者の足が足掛面22から滑ることを抑制する機能をもつ。本実施の形態において、足掛面22に配置された各凸条部23の長手方向は、前方連結部材20の長手方向Xに平行になっている。操作者の足からの力は、進行方向における後方に向かって下方に加えられることから、各凸条部23の長手方向が前方連結部材20の長手方向Xに平行な場合、操作者の足が足掛面22に力を加える方向に対して、足掛面22に配置された凸条部23が優れた滑り止め効果を発揮するようになる。なお、図3に示す例では、足掛面22の滑り止め機能として、足掛面22に複数の凸条部23が配置された例を示したが、このような例に限定されない。足掛面22の滑り止め機能として、足掛面22に凸条部23の代わりに溝が形成されていてもよい。
また、図3に示すように、前方連結部材20の足掛面22の両側には、乳母車1に乗車する乳幼児の足を支持するための足置面24が形成されている。つまり、足掛面22は、一対の足置面24の間に位置している。この足置面24は、フラット面21aの一部をなす。足置面24には、互いに離間して配置された複数の突出部24aが設けられている。複数の突出部24aは、上方からみて略円形の形状を有している。この突出部24aは、乳幼児の足が足置面24に置かれた際に、乳幼児の足が足置面24から滑ることを抑制する。
次に、前方連結部材20の下面25について図7を参照して説明する。図7は、前方連結部材20の底面図である。図7に示すように、前方連結部材20の下面25に複数のリブ26が設けられている。各リブ26は、上下方向における下方に向かって突出している。各リブ26は、前方連結部材20の下面25の正面方向からみたときに、長尺状の形状を有している。この複数のリブ26が前方連結部材20の下面25に設けられていることにより、操作者の足からの力による足掛面22の変形を抑制することができる。とりわけ、足掛面22の変形に対して効果的な耐性を示す観点から、リブ26は、下面25のうち、少なくとも足掛面22に対面する領域25aに設けられていることが好ましい。本実施の形態では、リブ26は、下面25の全域に亘って格子状のパターンで配列されている。
具体的には、図7において、前方連結部材20の長手方向Xに沿って並べられた複数の第1リブ26aと、第1リブ26aに交差するようにして前記長手方向Xに沿って並べられた複数の第2リブ26bとが、格子状に配列されている。各第1リブ26aは、前後方向を結ぶ直線L1に対して一方の側に傾斜し、各第2リブ26bは、前後方向を結ぶ直線L1に対して他方の側に傾斜している。
格子状のパターンで配列された複数のリブ26によって複数の肉抜部27が区画されている。すなわち、肉抜部27は、複数のリブ26に少なくとも部分的に囲まれる空間内に画成されている。肉抜部27が設けられた位置における前方連結部材20の厚みは、リブ26が設けられた位置における前方連結部材20の厚みよりも薄くなっている。前方連結部材20に肉抜部27が設けられていることにより、前方連結部材20の重量を軽減することができる。
ただし、リブ26の配列パターン及び肉抜部27の形状は一例であって、図7に示す例に限定されない。他の例として、例えば、肉抜部27が図7に示す方向からみたときに円形や楕円形となるように、リブ26の配列パターンが決定されてもよい。あるいは、リブ26が千鳥状のパターンで配列されてもよい。
上述のような足掛面22、リブ26及び肉抜部27が形成された前方連結部材20は、一例として、樹脂材料を所定の形状に成型することにより作製することができる。この場合、前方連結部材20は単一の部材から構成され、ゆえに、リブ26は前方連結部材20をなす他の構成要素と一体に成形される。
次に、以上のような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
ハンドル3が対面押し位置P2に配置された図2に示す状態において、操作者は、乳幼児に対面する前脚11側からハンドル3を把持する。そして、操作者は、乳母車1の後脚12側が進行方向の前方となるようにして乳母車1を走行させる。乳母車1が走行する走行面には、段差が存在することもある。この場合、乳母車1をスムースに進行させるためには、進行方向に対して前方にある車輪17を積極的に浮き上がらせて段差を乗り越える必要がある。
具体的には、前方連結部材20の足掛面22を足で進行方向の前方に向かって下方に押し付け、基準となる進行方向に対して後方にある車輪15を接地面に押し付けて動き難くさせる。続いて、ハンドル3のハンドル連結部3bを手で下方に押し下げ、乳母車1にモーメントを発生させる。これにより、動き難くなった進行方向に対して後方に位置する車輪15を基準として、乳母車1全体を鉛直方向に対して後方に傾斜させ、進行方向に対して前方に位置する車輪17を容易に浮き上がらせることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、一対の前脚11の間に配置された前方連結部材20の表面に、後方に向けて上方に傾斜する足掛面22が設けられている。このような形態によれば、ハンドル3が対面押し位置P2に配置された状態において、先ず、前方連結部材20の足掛面22を足で下方に押し付け、基準となる進行方向に対して後方にある車輪15を接地面に押し付けて動き難くさせる。続いて、ハンドル3を手で下方に押し下げ、乳母車1にモーメントを発生させる。これにより、動き難くなった進行方向に対して後方に位置する車輪15を基準として、乳母車1全体を鉛直方向に対して後方に傾斜させ、進行方向に対して前方にある車輪17を容易に浮き上がらせることができる。また、操作者が対面押し位置P2にあるハンドル3を把持しながら乳母車1を押し進ませている状態から、足掛面22を足で押し付ける動作、及び、ハンドル3を手で下方に押し下げる動作は、無理の無い姿勢で容易に行われる。これらの結果、ハンドル3が対面押し位置P2に配置された状態において、進行方向に対して前方にある車輪17を容易に浮き上がらせることができる。
また、本実施の形態によれば、足掛面22は、前方連結部材20の長手方向Xにおける中央に位置している。この場合、足掛面22を足で押し付けたときに、進行方向に対して後方にある2つの車輪15をバランスよく接地面に押し付けることができるため、進行方向に対して後方に位置する車輪15を基準として、乳母車1全体をバランスよく鉛直方向に対して進行方向の後方に傾斜させることができる。結果として、進行方向に対して前方にある車輪17を安定して浮き上がらせることに寄与する。
また、本実施の形態によれば、前方連結部材20の上面21のうち、前方連結部材20の長手方向Xにおいて足掛面22の両側に位置する領域21aの水平面に対する傾斜角度θ1は、足掛面22の水平面に対する傾斜角度θ2よりも小さい。この場合、足掛面22の方が上面21のうちの他の領域21aよりも操作者の足を置きやすくなり、その上安定して力を加えられ易くもなる。
また、本実施の形態によれば、足掛面22が水平面となす角度は、30°以上70°以下に設定される。この場合、足掛面22に操作者の足を置きやすくなり、且つ、足掛面22に安定して力を加えることにも寄与する。
また、本実施の形態によれば、足掛面22の幅W1は、前方よりも後方の方が狭い。この場合、足掛面22の前方の幅が相対的に広いため、足掛面22に操作者の足を容易にアクセスすることができるようになる。一方、足掛面22の後方の幅が相対的に狭いため、足掛面22を押し付ける位置のばらつきを抑えることに寄与する。したがって、このような形態によれば、足掛面22に操作者の足を置きやすくなり、且つ、進行方向に対して後方に位置する車輪17を安定して接地面に押し付けることが可能となる。このような機能をより効果的に発揮する観点から、足掛面22の幅W1は、前後方向における前側から後ろ側に向かうほど狭くなっていくのが好ましい。
また、本実施の形態によれば、足掛面22の前端22aは、前方連結部材20の長手方向Xからみたときに前脚11よりも前方に延び出している(図6中左方)。このような足掛面22の配置によれば、足掛面22に操作者の足を容易にアクセスすることに寄与する。加えて、足掛面22の前端22aは、前輪15の回転中心線15aよりも後方に位置している。このため、乳母車1の運搬時等に、足掛面22の前端22aが他の構造物に接触するおそれを低減することができる。
また、本実施の形態によれば、足掛面22の後端22bは、前方連結部材20の長手方向Xからみたときに前脚11と重なる位置に位置している(図6参照)。このような足掛面22の配置によれば、足掛面22と、対面押し位置で乳母車を操作する操作者の足と、の間に、前後方向において適度な間隔が形成される。このため、足掛面22に操作者の足を無理のない姿勢で置くことに寄与する。
また、本実施の形態によれば、足掛面22の後端22bは、段差Sを介して前方連結部材20の表面の他の部分21aと繋がっている。このような形態によれば、前記段差Sが、足掛面22への押し付けに対して、リブのような補強作用を発揮する。したがって、前記段差Sが形成されることによって、足掛面22に求められる剛性を確保することに寄与する。結果として、前方連結部材20の重量の低減及び材料費の節約を図ることができる。
とりわけ、本実施の形態によれば、足掛面22の前端22aは、なだらかに前方連結部材20の上面21の他の部分つまりフラット面21aと繋がり、足掛面22の前端22aよりも後方の部分は、段差を介して前方連結部材20の上面21の他の部分つまりフラット面21aと繋がっている。このような形態によれば、足掛面22の前端22aがフラット面21aとなだらかに繋がるため、前方連結部材20の前縁に掛けられ得る乳幼児の足が段差に引っかかるおそれを大幅に低減することができる。一方、足掛面22の前端22aよりも後方の部分がフラット面21a及び傾斜面21bとの間に段差を形成するため、操作者の足からの足掛面22への押し付けに対して、リブのような補強作用を発揮することもできる。
また、本実施の形態によれば、前方連結部材20の下面25に複数のリブ26が設けられており、複数のリブ26によって複数の肉抜部27が区画されている。このような形態によれば、足掛面22に求められる剛性を有効に確保しながら、前方連結部材20の重量の低減を図ることが可能となる。
また、本実施の形態によれば、足掛面22に、前方連結部材20の長手方向Xに沿って延びる複数の凸条部23が設けられている。このような形態によれば、操作者の足が足掛面22から滑ることを抑制することができる。とりわけ、各凸条部23が前方連結部材20の長手方向Xに沿って延びるため、操作者の足が足掛面22に力を加える方向に対して、足掛面22に形成された凸条部23が優れた滑り止め防止効果を発揮することができる。
また、本実施の形態によれば、足掛面22は、一対の足置面24の間に位置している。この場合、足掛面22に操作者の足を置く動作を、乳幼児の足によって阻害され難くなる。
1 乳母車
2 フレーム本体
3 ハンドル
11 前脚
15 前輪
17 後輪
17a 回転中心線
20 前方連結部材
21 上面
21a フラット面
22 足掛面
22a 前端
22b 後端
23 凸条部
25 下面
26 リブ
27 肉抜部

Claims (9)

  1. 一対の前脚及び前記一対の前脚の間を延びる前方連結部材を有するフレーム本体と、
    前記フレーム本体に揺動可能に接続されたハンドルと、
    を備え、
    前記前方連結部材の上面が、後方に向けて上方に傾斜した足掛面と、前記足掛面の両側に位置し前記足掛面よりも水平面に対する傾斜角度が小さい足置面と、を有している、乳母車。
  2. 前記前方連結部材の下面のうちの少なくとも前記足掛面に対面する領域に、前記足掛面とは反対側に向かって突出する複数のリブが設けられており、
    前記複数のリブによって複数の肉抜部が区画されている、請求項1に記載の乳母車。
  3. 前記足掛面の後端は、前記前方連結部材の上面の他の部分との間に段差を形成している、請求項1または2に記載の乳母車。
  4. 前記足掛面に、前記前方連結部材の長手方向に沿って延びる複数の凸条部が配置されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乳母車。
  5. 前記前方連結部材の長手方向における長さとしての、前記足掛面の幅は、前後方向における前側から後ろ側に向かうほど狭くなっていく、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乳母車。
  6. 前記足掛面は、前記前方連結部材の長手方向における中央に位置している、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の乳母車。
  7. 前記前方連結部材の上面のうち、前記前方連結部材の長手方向において前記足掛面の両側に位置する領域の水平面に対する傾斜角度の大きさは、前記足掛面の水平面に対する傾斜角度の大きさよりも小さい、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の乳母車。
  8. 前記足掛面の前端は、なだらかに前記前方連結部材の前記上面の他の部分と繋がり、
    前記足掛面の前端よりも後方の部分は、前記前方連結部材の前記上面の他の部分との間に段差を形成している、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の乳母車。
  9. 前記前方連結部材は、前方を向く前面と後方を向く後面とを更に有し、
    前記上面は、前記前面及び前記後面の間に位置して前記前面及び前記後面を連結し、
    前記足置面は前記前面に対して屈曲し、前記足掛面は前記前面と連続している、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の乳母車。
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