JP2023067220A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】走行性を向上できる、鞍乗型車両を提供する。【解決手段】鞍乗型車両10は、車体12に設けられるフートレスト22を含む。フートレスト22は、センタステップ24とリアステップ28とを有する。側面視において、リアステップ28の前端E1と後端E2とを結ぶ第1線分L1の垂直二等分線を第1基準線R1とすると、第1線分L1が水平方向を向いている状態では第1基準線R1に対して、鞍乗型車両10の重心Gは前方に位置しかつ後輪16の接地点C1は後方に位置する。側面視において、センタステップ24の前端E3と後端E4とを結ぶ第2線分L2に対して垂直をなしかつセンタステップ24の後端E4を通る直線を第2基準線R2とすると、車体水平時に第2基準線R2に対して、鞍乗型車両10の重心Gは後方100mm以内または前方に位置しかつ後輪16の接地点C2は後方に位置する。【選択図】図2

Description

この発明は鞍乗型車両に関し、より特定的にはATV(All Terrain Vehicle:全地形対応車)などの鞍乗型車両に関する。
この種の従来技術の一例として、特許文献1においてRUV(Recreational Utility Vehicle)が開示されている。特許文献1の図35に示すように、このRUVは、2人以上乗ることができ、側面視で、前輪と後輪との間に設けられるフートボートアセンブリと、フートボードアセンブリの上方に設けられるサドルシートアセンブリと、サドルシートアセンブリの前方に設けられるハンドルバーとを備える。フートボードアセンブリは、運転者用の第1フートレストと乗員用の第2フートレストと第1,2フートレストを結ぶ移行部とを含む。
米国特許出願公開第2009/0250282号明細書
この種の車両では、車両重心は通常、側面視で前輪と後輪との中間点を通る鉛直線付近にあると考えられ、特許文献1に開示されたRUVでは、第1,2フートレストを結ぶ移行部の中央を通る鉛直線付近にあると考えられる。
このようなRUVでは、難所を上るとき、前輪の位置が高くなり車体が後方に傾くことによって車両重心が後方に移動する。したがって、特許文献1では、移行部が水平方向を向くまでRUVが傾いたとき、RUVの重心が移行部の垂直二等分線より後方に位置すると考えられる。これにより、RUV乗車時の姿勢が制限され快適な走行ができない場合があるため、特許文献1では、走行性を向上させることにつき改善の余地がある。
それゆえにこの発明の主たる目的は、走行性を向上できる、鞍乗型車両を提供することである。
上述の目的を達成するために、車体と、車体の前部に設けられる前輪と、車体の後部に設けられる後輪と、第1ステップと第1ステップの後方に設けられかつ斜め後方に延びる第2ステップとを有し、車体に設けられるフートレストとを備え、側面視において、第2ステップの前端と後端とを結ぶ第1線分の垂直二等分線を第1基準線とすると、第1線分が水平方向を向いている状態では第1基準線に対して、当該鞍乗型車両の重心は前方に位置しかつ後輪の接地点は後方に位置する、鞍乗型車両が提供される。
この発明では、第1線分が水平方向を向いている状態では第1基準線に対して、鞍乗型車両の重心は前方に位置しかつ後輪の接地点は後方に位置する。したがって、ライディング姿勢の自由度を高くでき、鞍乗型車両によって上りの地面を走行するとき、運転者は第2ステップに足を載せて快適なライディング姿勢を取れ、快適に走行できる。
好ましくは、側面視において、第1ステップの前端と後端とを結ぶ第2線分に対して垂直をなしかつ第1ステップの後端を通る直線を第2基準線とすると、車体水平時に第2基準線に対して、当該鞍乗型車両の重心は後方100mm以内または前方に位置しかつ後輪の接地点は後方に位置する。この場合、車体水平時に(第2線分が略水平方向を向いている状態では)第2基準線に対して、鞍乗型車両の重心は後方100mm以内または前方に位置しかつ後輪の接地点は後方に位置する。したがって、ライディング姿勢の自由度を高くでき、鞍乗型車両によって平坦な地面を走行するとき、運転者は第1ステップに足を載せて快適なライディング姿勢を取れ、快適に走行できる。
また好ましくは、第2線分に対する第1線分の傾斜角度が10度以上50度以下の範囲にあり、第1線分が水平方向を向いている状態では、第1線分の中点および当該鞍乗型車両の重心を結ぶ直線と第1基準線とがなす角度は、25度以上70度以下の範囲にあり、第1線分の中点および後輪の接地点を結ぶ直線と第1基準線とがなす角度は、0度以上35度以下の範囲にある。この場合、上りの地面を走行するときより快適に走行できる。
さらに好ましくは、後輪より前方において車体に設けられるハンドルをさらに含み、第1線分が水平方向を向いている状態では第1基準線に対して、ハンドルの取付位置は前方に位置し、車体水平時に第2基準線に対して、ハンドルの取付位置は前方に位置する。この場合、ハンドルの取付位置は、第1線分が水平方向を向いている状態における第1基準線に対してだけではなく、車体水平時(第2線分が略水平方向を向いている状態)における第2基準線に対しても、前方に位置する。したがって、鞍乗型車両によって走行する地面が平坦か上りかにかかわらず、運転者とハンドルとの位置関係を安定させることができ、さらに快適に走行できる。
好ましくは、第1線分が水平方向を向いている状態では第1基準線に対して、ハンドルは-10度以上35度以下の範囲にあり、車体水平時に第2基準線に対して、ハンドルは15度以上40度以下の範囲にある。この場合、上りの地面を走行するときより快適に走行できる。
また好ましくは、第1ステップは、車体水平時に運転者が脚を載せる部分であり、第2ステップは、車体傾斜時に運転者が脚を載せることができる部分である。この場合、鞍乗型車両によって平坦な地面を走行するとき、運転者は第1ステップに足を載せて、一方、鞍乗型車両によって上りの地面を走行するとき、運転者は第2ステップに足を載せて、それぞれ快適に走行できる。
さらに好ましくは、第1ステップは、車体水平時に略水平となる。この場合、鞍乗型車両によって平坦な地面を走行するとき、運転者は第1ステップに足を載せてより快適に走行できる。
好ましくは、第2ステップは、脚を載せることができる範囲の前端と後端とを繋ぐ線が後ろ上がりとなるように構成される。この場合、鞍乗型車両によって上りの地面を走行するとき、運転者は第2ステップに足を載せてより快適に走行できる。
また好ましくは、第1ステップの大きさは、長さ250mm以上かつ幅130mm以上である。この場合、鞍乗型車両によって平坦な地面を走行するとき、運転者は第1ステップに足をしっかりと載せることができる。
さらに好ましくは、第2ステップの大きさは、長さ100mm以上かつ幅90mm以上である。この場合、鞍乗型車両によって上りの地面を走行するとき、運転者は第2ステップに足をしっかりと載せることができる。
好ましくは、第1ステップに設けられる滑り止めをさらに含む。この場合、滑り止め本来の機能だけではなく、滑り止めを足裏で感じることによって第1ステップの位置を認識できるので、第1ステップに足を容易に載せることができる。
また好ましくは、第2ステップに設けられる滑り止めをさらに含む。この場合、滑り止め本来の機能だけではなく、滑り止めを足裏で感じることによって第2ステップの位置を認識できるので、第2ステップに足を容易に載せることができる。
さらに好ましくは、第1ステップに設けられる排出用の孔をさらに含む。この場合、フートレストが水や泥などの異物に晒されても、第1ステップの孔から異物を円滑に排出できる。
好ましくは、フートレストは、第1ステップから第2ステップまで連続して形成される面を含む。この場合、足の位置を、第1ステップと第2ステップとの間で円滑に切り替えることができる。
また好ましくは、当該面は、第1ステップおよび第2ステップのそれぞれに平面を有する。この場合、第1ステップおよび第2ステップのそれぞれに、足を快適に載せることができる。
さらに好ましくは、第1ステップは、車両幅方向における外側が内側よりも高い傾斜面を含む。この場合、運転者にライディングポジションの選択肢を提供できる。
好ましくは、車体に設けられるシートをさらに含み、第1ステップの前端は、上下方向視でシートの前端よりも前方に位置し、第1ステップの後端は、上下方向視でシートの後端よりも前方に位置する。この場合、平坦な地面で立ち乗りするとき、運転者は第1ステップに足を載せつつ両膝でシートを挟んだ体勢をとることができ、快適に走行できる。
また好ましくは、車体に設けられるシートをさらに含み、第2ステップの前端および後端は、上下方向視でシートの後端よりも前方に位置する。この場合、上りの地面で立ち乗りするとき、運転者は第2ステップに足を載せつつ両膝でシートを挟んだ体勢をとることができ、快適に走行できる。
なお、この発明において「後輪の接地点」とは、後輪が水平面に接触しているときの後輪の接触箇所をいい、後輪が水平面に面接触している場合には、側面視における接触面の中央をいう。
また、側面視において、第1ステップと第2ステップとが曲線によって接続されている場合には、車体水平時に基準として、第1ステップの延長線と第2ステップの延長線とが交わる仮想交点を求め、当該仮想交点を通る鉛直線と当該曲線との交点を、第1ステップの後端および第2ステップの前端とする。
この発明によれば、走行性を向上できる、鞍乗型車両が得られる。
この発明の一実施形態に係る鞍乗型車両を示す斜視図である。 図1の鞍乗型車両を示す側面図である。 フートレストを示す断面図解図である。 フートレストを示す側面図である。 フートレストを示す平面図である。 (a)はフートレストのA-A端面図であり、(b)はフートレストのB-B端面図である。 第1線分が水平方向を向いている状態におけるライディング姿勢を示す側面図である。 車体水平時におけるライディング姿勢を示す側面図である。 フートレストに設けられる滑り止めの他の例を示す図解図である。 図9に示す滑り止めの部分拡大図である。 センタステップの後端およびリアステップの前端を説明するための図解図である。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。
図中において、「Fr」は前方を示し、「Rr」は後方を示し、「R」は右方を示し、「L」は左方を示し、「U」は上方を示し、「Lo」は下方を示す。
図1および図2を参照して、この発明の一実施形態に係る鞍乗型車両10は、一人乗り用の四輪タイプのATVであり、車体12と、車体12の前部に設けられる一対の前輪14と、車体12の後部に設けられる一対の後輪16と、車体12に設けられるバーハンドル18と、車体12に設けられる鞍乗りシート20と、車体12に設けられる一対のフートレスト22とを含む。図1では、一対の後輪16および一対のフートレスト22について左方のみが図示されている。バーハンドル18は、車幅方向中央部に設けられ、側面視で前輪14の上方かつ後輪16より前方に設けられる。鞍乗りシート20は、車幅方向中央部に設けられ、側面視で前輪14および後輪16よりも上方かつ前輪14と後輪16との間に設けられる。
以下、左方のフートレスト22について説明する。一対のフートレスト22は、左右対称に構成され、右方のフートレスト22は、左方のフートレスト22と同様に構成されるので、その説明は省略する。
図3~図5をも参照して、フートレスト22は、運転者の足を載せる部分であり、側面視で前輪14と後輪16との間に設けられ、センタステップ24とフロントステップ26とリアステップ28とを含む。
センタステップ24は、車体水平時に運転者が脚を載せる部分であり、車体水平時に略水平となる。たとえば、センタステップ24は、水平面に対して0度以上前下がり4度以下に設定される。また、センタステップ24は、車両幅方向における外側が内側よりも高い傾斜面24aを含む(図6(a),(b)参照)。
フロントステップ26は、センタステップ24の前方に設けられかつ斜め上前方に延びる。すなわち、フロントステップ26は、センタステップ24に対して斜め上前方に傾斜する。これにより、フートレスト22は、その前部に迎え角が付くように形成される。
リアステップ28は、センタステップ24の後方に設けられかつ斜め後方に延びる。リアステップ28は、車体傾斜時に運転者が脚を載せることができる部分であり、脚を載せることができる範囲の前端E1と後端E2とを繋ぐ線が後ろ上がりとなるように構成される。すなわち、リアステップ28の後部がセンタステップ24より上方に位置するように、リアステップ28はセンタステップ24に対して斜め上後方に傾斜する。
フートレスト22は、センタステップ24からリアステップ28まで連続して形成される面Sを含む。面Sは、センタステップ24およびリアステップ28のそれぞれに平面P1,P2を有する。好ましくは、センタステップ24の大きさは、長さ250mm以上かつ幅130mm以上であり、リアステップ28の大きさは、長さ100mm以上かつ幅90mm以上である。
センタステップ24には、滑り止め30,32および異物の排出用の孔34がさらに設けられる。滑り止め30は、バー状に形成され、センタステップ24の前後方向の中央からやや後方寄りにおいて車両幅方向に延びる。滑り止め30は、鋸歯状のスパイクを有する金属板30aを有する。滑り止め32は、センタステップ24の幅方向の外端部において前後方向に延びる。滑り止め32は、多数の錐形状の凸部を有する凹凸部32aを含む。孔34は、センタステップ24の前側かつ幅方向の内側に設けられる。
図2を参照して、センタステップ24の前端E3は、上下方向視で鞍乗りシート20の前端E5よりも前方に位置し、センタステップ24の後端E4は、上下方向視で鞍乗りシート20の後端E6よりも前方に位置する。リアステップ28の前端E1および後端E2は、上下方向視で鞍乗りシート20の後端E6よりも前方に位置する。
図2、図3および図7を参照して、側面視において、リアステップ28の前端E1と後端E2とを結ぶ第1線分L1の垂直二等分線を第1基準線R1とする。この場合、第1線分L1が水平方向を向いている状態では第1基準線R1に対して、鞍乗型車両10の重心Gは前方に位置しかつ後輪16の接地点C1は後方に位置する。
第2線分L2に対する第1線分L1の傾斜角度をa、第1線分L1の中点Mおよび鞍乗型車両10の重心Gを結ぶ直線と第1基準線R1とがなす角度をb、第1線分L1の中点Mおよび後輪16の接地点C1を結ぶ直線と第1基準線R1とがなす角度をcとする。この場合は、傾斜角度aが10度以上50度以下の範囲にあり、第1線分L1が水平方向を向いている状態では、角度bは25度以上70度以下の範囲にあり、角度cは0度以上35度以下の範囲にある。
第1線分L1が水平方向を向いている状態では第1基準線R1に対して、バーハンドル18の取付位置18aは前方に位置する。また、第1線分L1が水平方向を向いている状態では第1基準線R1に対して、バーハンドル18(グリップ中心)は-10度以上35度以下の範囲にある。すなわち、第1線分L1の中点Mおよびバーハンドル18のグリップ中心を結ぶ直線と第1基準線R1とがなす角度をdとする。この場合、角度dは-10度以上35度以下の範囲にある。
図2、図3および図8を参照して、側面視において、センタステップ24の前端E3と後端E4とを結ぶ第2線分L2に対して垂直をなしかつセンタステップ24の後端E4を通る直線を第2基準線R2とする。この場合、車体水平時にすなわち鞍乗型車両10が水平面上に位置する状態(第2線分L2が略水平方向を向いている状態)では第2基準線R2に対して、鞍乗型車両10の重心Gは後方100mm以内または前方に位置し、かつ後輪16の接地点C2は後方に位置する。すなわち、車体水平時に、鞍乗型車両10の重心Gは、第1基準線R2に平行でありかつ第1基準線R2の後方100mmに位置する平行線R3より前方に位置し、かつ後輪16の接地点C2は、第2基準線R2より後方に位置する。
車体水平時に第2基準線R2に対して、バーハンドル18の取付位置18aは前方に位置する。また、車体水平時に第2基準線R2に対して、バーハンドル18(グリップ中心)は15度以上40度以下の範囲にある。すなわち、第1線分L1の中点Mおよびバーハンドル18のグリップ中心を結ぶ直線と第2基準線R2とがなす角度をeとする。この場合、角度eは、15度以上40度以下の範囲にある。
この実施形態では、センタステップ24が第1ステップに対応し、リアステップ28が第2ステップに対応する。
このような鞍乗型車両10によれば、第1線分L1が水平方向を向いている状態では第1基準線R1に対して、鞍乗型車両10の重心Gは前方に位置しかつ後輪16の接地点C1は後方に位置する。したがって、ライディング姿勢の自由度を高くでき、鞍乗型車両10によって上りの地面を走行するとき、運転者はリアステップ28に足を載せて快適なライディング姿勢を取れ、快適に走行できる。
車体水平時に(第2線分L2が略水平方向を向いている状態では)第2基準線R2に対して、鞍乗型車両10の重心Gは後方100mm以内または前方に位置しかつ後輪16の接地点C2は後方に位置する。したがって、ライディング姿勢の自由度を高くでき、鞍乗型車両10によって平坦な地面を走行するとき、運転者はセンタステップ24に足を載せて快適なライディング姿勢を取れ、快適に走行できる。
第2線分L2に対する第1線分L1の傾斜角度aが10度以上50度以下の範囲にあり、第1線分L1が水平方向を向いている状態では、第1線分L1の中点Mおよび鞍乗型車両10の重心Gを結ぶ直線と第1基準線R1とがなす角度bは、25度以上70度以下の範囲にあり、第1線分L1の中点Mおよび後輪16の接地点C1を結ぶ直線と第1基準線R1とがなす角度cは、0度以上35度以下の範囲にある。これにより、上りの地面を走行するときより快適に走行できる。
バーハンドル18の取付位置18aは、第1線分L1が水平方向を向いている状態における第1基準線R1に対してだけではなく、車体水平時(第2線分L2が略水平方向を向いている状態)における第2基準線R2に対しても、前方に位置する。したがって、鞍乗型車両10によって走行する地面が平坦か上りかにかかわらず、運転者とバーハンドル18との位置関係を安定させることができ、さらに快適に走行できる。
第1線分L1が水平方向を向いている状態では第1基準線R1に対して、バーハンドル18は-10度から35度の範囲にあり、車体水平時に(第2線分L2が略水平方向を向いている状態では)第2基準線R2に対して、バーハンドル18は15度から40度の範囲にある。したがって、上りの地面を走行するときより快適に走行できる。
鞍乗型車両10によって平坦な地面を走行するとき、運転者はセンタステップ24に足を載せて、一方、鞍乗型車両10によって上りの地面を走行するとき、運転者はリアステップ28に足を載せて、それぞれ快適に走行できる。
センタステップ24は、車体水平時に略水平となるので、鞍乗型車両10によって平坦な地面を走行するとき、運転者はセンタステップ24に足を載せてより快適に走行できる。
リアステップ28は、脚を載せることができる範囲の前端E1と後端E2とを繋ぐ線が後ろ上がりとなるように構成されるので、鞍乗型車両10によって上りの地面を走行するとき、運転者はリアステップ28に足を載せてより快適に走行できる。
センタステップ24の大きさは、長さ250mm以上かつ幅130mm以上であるので、鞍乗型車両10によって平坦な地面を走行するとき、運転者はセンタステップ24に足をしっかりと載せることができる。
リアステップ28の大きさは、長さ100mm以上かつ幅90mm以上であるので、鞍乗型車両10によって上りの地面を走行するとき、運転者はリアステップ28に足をしっかりと載せることができる。
センタステップ24に滑り止め30が設けられるので、滑り止め本来の機能だけではなく、滑り止め30を足裏で感じることによってセンタステップ24の位置を認識でき、センタステップ24に足を容易に載せることができる。
フートレスト22が水や泥などの異物に晒されても、センタステップ24の孔34から異物を円滑に排出できる。
フートレスト22は、センタステップ24からリアステップ28まで連続して形成される面Sを含むので、足の位置を、センタステップ24とリアステップ28との間で円滑に切り替えることができる。
フートレスト22の面Sは、センタステップ24およびリアステップ28のそれぞれに平面P1,P2を有するので、センタステップ24およびリアステップ28のそれぞれに、足を快適に載せることができる。
センタステップ24は、車両幅方向における外側が内側よりも高い傾斜面24aを含むので、運転者にライディングポジションの選択肢を提供できる。
センタステップ24の前端E3は、上下方向視で鞍乗りシート20の前端E5よりも前方に位置し、センタステップ24の後端E4は、上下方向視で鞍乗りシート20の後端E6よりも前方に位置する。したがって、平坦な地面で立ち乗りするとき、運転者はセンタステップ24に足を載せつつ両膝で鞍乗りシート20を挟んだ体勢をとることができ、快適に走行できる。
リアステップ28の前端E1および後端E2は、上下方向視で鞍乗りシート20の後端E6よりも前方に位置する。したがって、上りの地面で立ち乗りするとき、運転者はリアステップ28に足を載せつつ両膝で鞍乗りシート20を挟んだ体勢をとることができ、快適に走行できる。
フートレスト22が、その前部に迎え角が付くように形成されることによって、走行中、前方からの障害物をフートレスト22の前部で受け流すことができる。
なお、図5を参照して、リアステップ28には、滑り止め36が設けられてもよい。滑り止め36は、鋸歯状のスパイクを有する2つの金属板36aを含む。各金属板36aは、リアステップ28上において、前後方向に延びるように設けられる。このようにリアステップ28に滑り止め36が設けられることによって、滑り止め本来の機能だけではなく、滑り止め36を足裏で感じることでリアステップ28の位置を認識でき、リアステップ28に足を容易に載せることができる。
また、センタステップ24には、滑り止め30に代えて、図9および図10に示すような滑り止め38が設けられてもよい。たとえば、滑り止め38は、多数の錐形状の凸部を有し、センタステップ24に一体成形される。
この実施形態では、センタステップの後端およびリアステップの前端は、次のように決定される。
図11(a)を参照して、側面視において、センタステップとリアステップとが折れ曲がるように接続される場合には、センタステップとリアステップとの交点X1を、センタステップの後端およびリアステップの前端とする。
図11(b)を参照して、側面視において、センタステップとリアステップとが曲線によって接続されている場合には、車体水平時を基準として、センタステップの延長線とリアステップの延長線とが交わる仮想交点X2を求め、仮想交点X2を通る鉛直線Vと当該曲線との交点X3を、センタステップの後端およびリアステップの前端とする。図3に示すフートレスト22が、この場合に該当する。
また、センタステップとリアステップとは、互いに接続されている(連続している)場合に限定されず、離れていてもよい。センタステップとリアステップとの間に、段差が設けられてもよい。
センタステップおよびリアステップはそれぞれ、複数の平面を組み合わせた面であってもよく、また、平面に限定されず、曲面であってもよい。
上述の実施形態では、センタステップ24が車両外側に向かって高くなるように傾斜する場合について説明したが、リアステップも同様に、車両外側に向かって高くなるように傾斜してもよい。
上述の実施形態では、フートレスト22はフロントステップ26を有する場合について説明したが、フートレストはフロントステップを必ずしも有さなくてもよい。
上述の実施形態では、鞍乗型車両10が一対の前輪14と一対の後輪16とを含む場合について説明したが、この発明はこれに限定されない。この発明は、前輪と後輪とを含み、かつ前輪および後輪の少なくともいずれか一方を複数有する鞍乗型車両に適用される。
10 鞍乗型車両
12 車体
14 前輪
16 後輪
18 バーハンドル
18a バーハンドルの取付位置
20 鞍乗りシート
22 フートレスト
24 センタステップ
24a センタステップの傾斜面
28 リアステップ
30,32,36,38 滑り止め
34 孔
a 傾斜角度
b,c,d,e 角度
C1,C2 後輪の接地点
E1 リアステップの前端
E2 リアステップの後端
E3 センタステップの前端
E4 センタステップの後端
E5 鞍乗りシートの前端
E6 鞍乗りシートの後端
G 重心
L1 第1線分
L2 第2線分
M 第1線分の中点
P1,P2 平面
R1 第1基準線
R2 第2基準線
R3 平行線
S 面

Claims (18)

  1. 車体と、
    前記車体の前部に設けられる前輪と、
    前記車体の後部に設けられる後輪と、
    第1ステップと前記第1ステップの後方に設けられかつ斜め後方に延びる第2ステップとを有し、前記車体に設けられるフートレストとを備え、
    側面視において、前記第2ステップの前端と後端とを結ぶ第1線分の垂直二等分線を第1基準線とすると、
    前記第1線分が水平方向を向いている状態では前記第1基準線に対して、当該鞍乗型車両の重心は前方に位置しかつ前記後輪の接地点は後方に位置する、鞍乗型車両。
  2. 側面視において、前記第1ステップの前端と後端とを結ぶ第2線分に対して垂直をなしかつ前記第1ステップの後端を通る直線を第2基準線とすると、
    車体水平時に前記第2基準線に対して、当該鞍乗型車両の重心は後方100mm以内または前方に位置しかつ前記後輪の接地点は後方に位置する、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記第2線分に対する前記第1線分の傾斜角度が10度以上50度以下の範囲にあり、前記第1線分が水平方向を向いている状態では、
    前記第1線分の中点および当該鞍乗型車両の重心を結ぶ直線と前記第1基準線とがなす角度は、25度以上70度以下の範囲にあり、
    前記第1線分の中点および前記後輪の接地点を結ぶ直線と前記第1基準線とがなす角度は、0度以上35度以下の範囲にある、請求項2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記後輪より前方において前記車体に設けられるハンドルをさらに含み、
    前記第1線分が水平方向を向いている状態では前記第1基準線に対して、前記ハンドルの取付位置は前方に位置し、
    車体水平時に前記第2基準線に対して、前記ハンドルの取付位置は前方に位置する、請求項2または3に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記第1線分が水平方向を向いている状態では前記第1基準線に対して、前記ハンドルは-10度以上35度以下の範囲にあり、
    車体水平時に前記第2基準線に対して、前記ハンドルは15度以上40度以下の範囲にある、請求項4に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記第1ステップは、車体水平時に運転者が脚を載せる部分であり、
    前記第2ステップは、車体傾斜時に運転者が脚を載せることができる部分である、請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  7. 前記第1ステップは、車体水平時に略水平となる、請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  8. 前記第2ステップは、脚を載せることができる範囲の前端と後端とを繋ぐ線が後ろ上がりとなるように構成される、請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  9. 前記第1ステップの大きさは、長さ250mm以上かつ幅130mm以上である、請求項1から8のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  10. 前記第2ステップの大きさは、長さ100mm以上かつ幅90mm以上である、請求項1から9のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  11. 前記第1ステップに設けられる滑り止めをさらに含む、請求項1から10のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  12. 前記第2ステップに設けられる滑り止めをさらに含む、請求項1から11のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  13. 前記第1ステップに設けられる排出用の孔をさらに含む、請求項1から12のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  14. 前記フートレストは、前記第1ステップから前記第2ステップまで連続して形成される面を含む、請求項1から13のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  15. 前記面は、前記第1ステップおよび前記第2ステップのそれぞれに平面を有する、請求項14に記載の鞍乗型車両。
  16. 前記第1ステップは、車両幅方向における外側が内側よりも高い傾斜面を含む、請求項1から15のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  17. 前記車体に設けられるシートをさらに含み、
    前記第1ステップの前端は、上下方向視で前記シートの前端よりも前方に位置し、前記第1ステップの後端は、上下方向視で前記シートの後端よりも前方に位置する、請求項1から16のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  18. 前記車体に設けられるシートをさらに含み、
    前記第2ステップの前端および後端は、上下方向視で前記シートの後端よりも前方に位置する、請求項1から16のいずれかに記載の鞍乗型車両。
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