JP6457814B2 - 電気的接触子 - Google Patents

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Description

本発明は、電気的接触子に係り、更に詳しくは、弾性変形部の弾性変形を伴ってコンタクト部を電極端子に接触させる電気的接触子、例えば、半導体デバイスの電気的特性試験に用いられるコンタクトプローブの改良に関する。
半導体デバイスの電気的特性試験は、配線基板上に多数のコンタクトプローブが形成されたプローブカードに半導体ウエハを近づけることにより、各コンタクトプローブを半導体ウエハ上の電極パッドと接触させ、コンタクトプローブを介してテスト信号を入出力することによって行われる。
コンタクトプローブと電極パッドとを接触させる際、両者が接触し始める状態に達した後、更にプローブカードに半導体ウエハを近づける処理が行われる。このような処理をオーバードライブと呼び、また、オーバードライブの距離をオーバードライブ量と呼んでいる。オーバードライブは、コンタクトプローブを弾性変形させる処理であり、オーバードライブを行うことにより、電極パッドの高さやコンタクトプローブの高さにばらつきがあっても、全てのコンタクトプローブを電極パッドと確実に接触させることができる。
本願の発明者らは、先の特許出願において、コンタクトプローブの高周波特性を向上させる方法について提案した(特許文献1)。特許文献1に記載されたコンタクトプローブは、空隙を介して主面を対向させた複数の細長い板状体からなる弾性変形部を備えている。このような構成を採用することにより、オーバードライブ量及び針圧を確保しつつ、プローブ長を短くすることができ、コンタクトプローブの高周波特性を向上させることができる。
また、本願の発明者らは、上記コンタクトプローブを更に改良し、その耐電流特性を向上させる方法について提案した(特許文献2)。特許文献2に記載されたコンタクトプローブは、上記板状体が、その幅方向において、導電層を応力層で挟んだ3層構造を有している。このため、オーバードライブ量、針圧及び高周波特性を確保しつつ、耐電流特性を向上させることができる。
特開2012−173263号公報 特願2011−141751号
この種のコンタクトプローブは、根元部が配線基板に固定されるとともに、先端部が長手方向に移動可能となるように、先端近傍がガイド板によって支持された状態で使用される。ガイド板は、コンタクトプローブが貫通する貫通孔を有し、先端部の2次元面内における位置決めを行っている。このため、オーバードライブ時にコンタクトプローブの側面と貫通孔の内面が接触し、いずれか一方が削られて削り屑が発生する。このような削り屑が発生すれば、オーバードライブ時におけるコンタクトプローブの動きが悪くなる恐れがある。また、導電性材料の削り屑の場合には、隣接するコンタクトプローブ間でショートが発生するおそれがある。
特許文献2のコンタクトプローブは、導電層を応力層で挟んで構成されることから、3層で構成される側面を有している。このような側面には段差が生じ易く、削り屑が発生し易いという問題がある。特に、特許文献2のコンタクトプローブの場合、屈曲方向を向いている側面が3層で構成されており、オーバードライブ時には当該側面が貫通孔の内面に押し付けられることから、削り屑が生じるという問題があった。また、段差が生じている上記側面を貫通孔の内面に押し当てると、コンタクトプローブに捻れが生じ、ガイド板による位置決めの精度が低下するという問題があった。また、コンタクトプローブに捻れが生じることにより、削り屑が生じ易くなるという問題があった。
また、本願の発明者らの実験によれば、特許文献2に記載された上記コンタクトプローブを繰り返し使用すると、導電層の表面に凹凸が形成され、荒れた状態になることがわかった。この現象は、導電層が塑性変形を繰り返すことによって生じると考えられる。オーバードライブ時に応力層は弾性変形しているのに対し、導電層は塑性変形している。このため、コンタクトプローブを繰り返し使用すれば、塑性変形を繰り返した導電層の表面が荒れると考えられる。
その結果、例えば、導電層の表面に絶縁層を形成することにより、コンタクトプローブ間の短絡を防止している場合、導電層上に形成された絶縁層が破断又は剥離し、コンタクトプローブ間で短絡が発生する。つまり、導電層の表面が荒れることによって、コンタクトプローブの耐久性を低下させるという問題が生じる。
この様な問題は、半導体デバイスの電気的特性試験に用いられるコンタクトプローブだけでなく、弾性変形部の弾性変形を伴ってコンタクト部を電極端子に接触させる電気的接触子に共通する問題である。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、ガイド板と干渉することによる削り屑の発生を抑制することができる電気的接触子を提供することを目的とする。また、本発明は、ガイド板と干渉することにより、電気的接触子に捻れが生じるのを抑制することを目的とする。
特に、本発明は、3以上の層で形成される電気的接触子において、3層で構成される側面における段差に起因して、削り屑が発生するのを抑制することができる電気的接触子を提供することを目的とする。また、上記段差に起因して、電気的接触子に捻れが生じ、ガイド板による位置決め精度が低下するのを抑制することを目的とする。
また、本発明は、導電層を応力層で挟んだ3層構造を有する電気的接触子の耐久性を向上させることを目的とする。また、弾性変形部が2以上の板状体に分割され、それぞれが3層構造を有する電気的接触子において、耐電流特性又はオーバードライブ特性を顕著に低下させることなく、耐久性を向上させることを目的とする。さらに、隣接して配置された電気的接触子間における短絡の発生を防止することを目的とする。
第1の本発明による電気的接触子は、検査対象物に当接させるコンタクト部と、配線基板と導通させる端子部と、上記コンタクト部及び端子部の間に設けられ、湾曲方向を予め定める湾曲形状を有する弾性変形部と、ガイド板の貫通孔により、長手方向に移動可能に支持され、上記弾性変形部の湾曲により所定の方向へ傾けられる摺動部とを備え、上記摺動部は、中間層が外層で挟まれ、積層面が長手方向に延びる積層構造を有し、その側面において、上記中間層が上記外層よりも上記所定の方向に向けて突出するように構成される。
この様な構成を採用することにより、オーバードライブ時に、ガイド板の貫通孔の内面に対し、外層を押圧させることなく、中間層を押圧させることができる。このため、外層が中間層よりも突出し、外層が貫通孔の内面に押圧される場合に比べて、オーバードライブ時に電気的接触子に捻れが生じるのを抑制することができる。また、電気的接触子に捻れが生じることにより摺動時に削り屑が生じ易くなるのを抑制することができる。
第2の本発明による電気的接触子は、上記構成に加えて、上記摺動部の側面には、中間層及び外層を覆うようにめっき層が形成されている。この様な構成により、中間層及び外層の段差の頂角を鈍らせ、側面を緩やかにすることができる。このため、貫通孔の内面に対し、先端部の側面が局所的に接触した状態で摺動する場合の接触面積を増大させることができる。このため、摺動時に削り屑が生じるのを抑制することができる。
第3の本発明による電気的接触子は、上記構成に加えて、上記摺動部が、上記コンタクト部及び上記弾性変形部の間に形成されるように構成される。この様な構成により、ガイド板の貫通孔によりコンタクト部の2次元面内における位置決めを行うとともに、オーバードライブ時の電気的接触子に捻れが生じるのを抑制することができる。また、摺動時に削り屑が生じ易くなるのを抑制することができる。
第4の本発明による電気的接触子は、上記構成に加えて、上記摺動部が、上記端子部及び上記弾性変形部の間に形成されるように構成される。この様な構成により、ガイド板の貫通孔により2次元面内における端子部の位置決めを行うとともに、オーバードライブ時の電気的接触子に捻れが生じるのを抑制することができる。また、摺動時に削り屑が生じ易くなるのを抑制することができる。
第5の本発明による電気的接触子は、上記構成に加えて、上記弾性変形部が、細長い板状体からなり、上記板状体が、第1金属からなる導電層と、幅方向において上記導電層を挟むように形成された第2金属からなる応力層と、上記板状体の主面上において上記導電層を覆うように形成された第3金属からなる薄膜層とを有している。そして、第1金属は、第2金属よりも比抵抗が小さく、第2金属及び第3金属は、第1金属に比べて、機械的強度が高い。
電気的接触子の一部を板状体にすることにより、板状体の厚み方向に屈曲させた時に発生する応力を低減することができる。このため、弾性限界内において、より大きく湾曲させることができ、所望のオーバードライブ量を確保しつつ、電気的接触子を短くすることができる。その結果、電気的接触子のコンタクト特性を低下させることなく、高周波特性を向上させることができる。
また、上記板状体は、その幅方向に配列された導電層及び応力層を有し、導電層が比抵抗の小さい第1金属からなり、応力層が機械的強度の高い第2金属からなる。この様な構成を採用することにより、機械的強度を維持しつつ、電気抵抗を低減することができる。このため、オーバードライブ時における針圧を確保しつつ、電気的接触子の耐電流特性を向上させることができる。また、導電層を応力層で挟むように配置することにより、オーバードライブ時の板状体に捻れや傾きが生じるのを防止することができる。
さらに、上記板状体は、板状体の主面上において導電層を覆うように形成された薄膜層を有し、当該薄膜層が、第1金属に比べて機械的強度の高い第3金属からなる。この様な構成を採用することにより、オーバードライブ時に塑性変形する導電層が弾性変形する薄膜層で覆われ、板状体の主面が荒れるのを防止することができる。
第6の本発明による電気的接触子は、上記構成に加えて、上記弾性変形部が、空隙を介して上記主面を対向させるように配置された2以上の上記板状体からなり、上記板状体が、長手方向の両端において互いに結合されている。
2以上の板状体を備え、これらの板状体の主面を空隙を介して対向させることにより、各板状体の厚みを増大させることなく、電気的接触子の断面積を増大させ、針圧や耐電流特性を確保することができる。
第7の本発明による電気的接触子は、上記構成に加えて、上記薄膜層が、両端に配置された上記板状体の外側の主面上に形成され、上記空隙に隣接する主面上には形成されない。
この様な構成を採用することにより、板状体の両主面に薄膜層が形成される場合と比較すれば、板状体が同じ厚みであれば、中間の金属層をより厚く形成することができ、電気的接触子の電気抵抗を低減することができる。また、狭い空隙に隣接する内側の主面上に薄膜層を形成する場合には、外側の主面上に薄膜層を形成する場合に比べて、膜厚の制御が難しくなるため、内側の主面上に薄膜層を形成しないことにより、電気的接触子を容易に製造することができ、また、電気的接触子の特性のばらつきを抑制することができる。
第8の本発明による電気的接触子は、上記構成に加えて、3以上の上記板状体を備え、上記板状体が、互いに略同一の厚みを有するように構成される。
この様な構成を採用することにより、オーバードライブ時に、押圧力を各板状体へ均等に分散し、互いに略同一の湾曲形状となるように、板状体をそれぞれ変形させることができる。従って、より大きなオーバードライブ量を確保することができるとともに、オーバードライブ時に電気的接触子が傾くのを抑制することができる。
第9の本発明による電気的接触子は、上記構成に加えて、上記薄膜層上に絶縁膜が形成されている。この様な構成を採用することにより、オーバードライブを繰り返すことにより、絶縁膜が破断又は剥離されるのを防止し、隣接する電気的接触子間における短絡を防止することができる。
本発明によれば、電気的接触子がガイド板と干渉することにより、削り屑が発生するのを抑制することができる。また、電気的接触子がガイド板と干渉することにより、電気的接触子に捻れが生じるのを抑制することができる。
特に、3以上の層で形成される電気的接触子において、3層で構成される側面に段差が形成され、当該段差に起因して、削り屑が発生するのを抑制することができる。その結果、削り屑により、電気的接触子の動きが悪くなるのを抑制することができる。また、導電性の削り屑が発生することにより、隣接する電気的接触子間でショートが発生するのを防止することができる。
また、上記段差に起因して、電気的接触子に捻れが生じ、ガイド板による位置決め精度が低下するのを抑制することができる。さらに、電気的接触子に捻じれが生じることにより、削り屑が発生するのを抑制することができる。
さらに、本発明によれば、導電層を応力層で挟んだ3層構造を有する電気的接触子の耐久性を向上させることができる。また、弾性変形部が2以上の板状体に分割され、それぞれが上記3層構造を有する電気的接触子において、耐電流特性又はオーバードライブ特性を顕著に低下させることなく、耐久性を向上させることができる。さらに、隣接して配置された電気的接触子間における短絡の発生を防止することができる。
本発明の実施の形態1によるコンタクトプローブ101の一構成例を示した外観図であり、コンタクトプローブ101の斜視図が示されている。 図1のコンタクトプローブ101の側面図である。 図1のコンタクトプローブ101の断面図である。 図1のコンタクトプローブ101を用いて電気的特性試験を行うときの様子を模式的に示した説明図である。 図4の先端部3の断面形状と貫通孔121との関係を示した図である。 図1のコンタクトプローブ101の製造方法の一例を示した説明図である。 図1のコンタクトプローブ101の製造方法の一例を示した説明図である。 本発明の実施の形態2によるコンタクトプローブ102の一構成例を示した外観図である。 図8のコンタクトプローブ102の断面図である。 図8のコンタクトプローブ102を用いて電気的特性試験を行うときの様子を模式的に示した説明図である。 本発明の実施の形態3によるコンタクトプローブ103の一構成例を示した外観図である。 図11のコンタクトプローブ103の断面図である。 本発明の実施の形態4によるコンタクトプローブ104の一構成例を示した外観図であり、コンタクトプローブ104の斜視図が示されている。 13のコンタクトプローブ104の側面図である。 図13のコンタクトプローブ104の断面図である。 図13のコンタクトプローブ104の製造工程の一例を示した説明図である。 図16に続いて、コンタクトプローブ104の製造工程の一例を示した説明図である。 図17に続いて、コンタクトプローブ104の製造工程の一例を示した説明図である。 図18に続いて、コンタクトプローブ104の製造工程の一例を示した説明図である。 本発明の実施の形態6によるコンタクトプローブ105の一構成例を示した外観図である。 図20のコンタクトプローブ105の断面図である。 本発明の実施の形態6によるコンタクトプローブ106の一構成例を示した外観図である。 図22のコンタクトプローブ106の断面図である。 本発明の実施の形態7によるコンタクトプローブ107の一構成例を示した外観図である。
実施の形態1.
図1及び図2は、本発明の実施の形態1によるコンタクトプローブ101の一構成例を示した外観図である。図1は、コンタクトプローブ101の斜視図であり、図2の(a)及び(b)は、コンタクトプローブ101の異なる側面をそれぞれ示した側面図である。このコンタクトプローブ101は、半導体デバイスの電気的特性試験に用いられるプローブであり、電気的接触子の一例として示されている。
上記コンタクトプローブ101は、検査対象物に対し垂直に配置される垂直型プローブであり、略直線状の細長い形状からなる本体部1と、本体部1の先端に形成されたコンタクト部2と、本体部1の根元端に設けられた端子部6とにより構成される。本体部1は、3つの金属層11〜13からなる積層構造を有し、各金属層11〜13は、いずれも積層面が本体部1の長手方向に沿って延び、本体部1の根元端から先端まで形成されている。また、金属層11〜13は順に積層形成され、中間の金属層12が外側の金属層11,13により挟まれている。コンタクト部2は、検査対象物に当接させる当接部であり、本体部1の先端から突出するように形成されている。端子部6は、本体部1の根元端の端面に設けられている。
本体部1は、オーバードライブ時に弾性変形する細長い形状の弾性変形部4と、その両端に形成された先端部3及び根元部5とにより構成される。先端部3の端部には、コンタクト部2が形成され、根元部5の端部には、端子部6が形成されている。端子部6は、図示しない配線基板に固着され、弾性変形部4は、その長手方向の圧縮力が加えられることにより、容易に座屈変形する形状からなる。このため、オーバードライブ時には、検査対象物からの反力に応じて、弾性変形部4が座屈変形し、コンタクト部2が根元部5側へ後退する。
弾性変形部4は、空隙を挟んで配置された3つのビーム部41〜43により形成されている。各ビーム部41〜43は、いずれも細長い板状体からなり、互いの主面を対向させて配置されている。また、これらのビーム部41〜43の長手方向の一端は、先端部3により互いに結合され、他端は根元部5により互いに結合されている。
ビーム部41〜43を板状体に形成すれば、その厚み方向に変位し易くなり、長手方向の圧縮力が加えられた場合に座屈変形し易くなる。つまり、オーバードライブ時には、ビーム部41〜43が、長手方向の全体を使って湾曲するように変形し、小さな圧縮力でも大きく弾性変形させることができる。従って、ビーム長に比べて、大きなオーバードライブ量を確保することができる。
ただし、ビーム部41〜43を弾性変形し易い形状にすると、弾性変形時における反発力も小さくなり、検査対象物に対するコンタクト部2の押圧力(針圧)を確保することが難しくなる。そこで、弾性変形部4を2以上のビーム部41〜43で構成し、各ビーム部41〜43の反発力の和を針圧にすることにより、ビーム部41〜43ごとの反発力が小さくても、大きな針圧を確保することができる。つまり、弾性変形部4を2以上のビーム部41〜43に分割するとともに、各ビーム部41〜43を板状体に形成して互いの主面が対向するように配置すれば、オーバードライブ量及び針圧をともに確保しつつ、プローブ長を短くすることができる。従って、コンタクト特性を低下させることなく、高周波特性を改善することができる。
また、弾性変形部4を3つのビーム部41〜43に分割すると、断面積が減少することにより、耐電流特性が低下するという問題が生じる。そこで、ビーム部41〜43を3つの金属層11〜13で構成することにより、弾性変形部4の抵抗率を減少させている。金属層11〜13は、ビーム部41〜43の幅方向を分割する層であり、いずれも導電性金属からなるが、外側の金属層11,13と、中間の金属層12とは、互いに異なる材料で構成されている。外側の金属層11,13は、より機械的強度が良好な金属材料を用いた応力層であり、中間の金属層12は、より比抵抗の小さな金属材料を用いた導電層である。このような導電層を2つの応力層で挟み込む構成を採用することにより、ビーム部41〜43の断面積を増大させることなく、抵抗を減少させ、耐電流特性を向上させることができる。
一般に、板バネの断面2次モーメントは、その幅に比例するとともに、その厚みの3乗に比例することが知られている。このため、ビーム部41〜43の座屈変形の特性は、ビーム部41〜43の厚みで概ね決まり、中間の金属層12を加えて3層構造にしたことによる影響は、ビーム部41〜43の厚みを微調整することにより相殺することができる。
さらに、ビーム部41〜43は、オーバードライブ前は、緩やかに湾曲させた形状からなり、オーバードライブ時には、上記湾曲形状の曲率が増大するように座屈変形する。従って、ビーム部41〜43の湾曲方向Nは、いずれも予め定められており、互いに一致している。なお、本明細書では、ビーム部41〜43の厚み方向であって、湾曲形状の外側に向かう方向を湾曲方向Nと呼ぶことにする。
図3は、図1のコンタクトプローブ101の一構成例を示した断面図であり、図中の(a)には、図2のA−A切断線により先端部3を切断した場合の断面が示され、(b)には、図2のB−B切断線により弾性変形部4を切断した場合の断面が示されている。なお、A−A切断線及びB−B切断線は、いずれもコンタクトプローブ101の長手方向と直交する切断線である。
先端部3及び弾性変形部4は、いずれも金属層11〜13により構成され、金属層11〜13は、いずれも矩形形状の断面を有している。また、中間の金属層12は、外側の金属層11,13よりも厚い。
弾性変形部4を構成するビーム部41〜43は、いずれも矩形形状の断面を有し、当該断面は、厚みが幅に比べて小さく、厚み方向に沿って等間隔で整列配置されている。また、各ビーム部41〜43の断面は、厚みが略同一であり、幅も略同一である。つまり、これらの断面は、略同一の形状及びサイズからなる。
このような構成を採用することにより、オーバードライブ時の押圧力を各ビーム部41〜43へ均等に分散し、互いに略同一の湾曲形状となるように、ビーム部41〜43をそれぞれ変形させることができる。その結果、弾性限界内において、より大きなオーバードライブ量を確保することができるとともに、コンタクトプローブ101が傾くのを抑制することができる。
また、ビーム部41〜43は、中間の金属層12を外側の金属層11,13で挟むように、その幅方向に3つの金属層11〜13を配列させて構成される。例えば、外側の金属層11,13には、ニッケルコバルト合金(Ni−Co)が用いられ、中間の金属層12には、金(Au)が用いられる。金(Au)は、ニッケルコバルト合金(Ni−Co)に比べて、機械的強度が低く、比抵抗が小さい。このため、中間の金属層12に金(Au)を用いることにより、ビーム部41〜43の厚みLtを増大させることなく、その電気抵抗を減少させることができる。つまり、座屈変形の容易さを損なうことなく、その電気抵抗を減少させることができる。
また、外側の金属層11,13は、幅が略同一であり、金属層11〜13は、ビーム部41〜43の幅方向において対称となるように形成されている。このため、ビーム部41〜43は、長手方向に押圧力が加えられた場合に、それぞれがバランス良く変形し、オーバードライブ時にビーム部41〜43が傾いたり、捻れたりするのを抑制することができる。
先端部3も、同様にして、中間の金属層12を外側の金属層11,13で挟んで構成されるが、中間の金属層12が外側の金属層11,13よりも突出するように形成され、十字形状の断面を有する点で、弾性変形部4とは異なる。中間の金属層12の突出長は、製造工程のばらつきにより逆転が生じない程度であればよい。つまり、中間の金属層12は、外側の金属層11,13のいずれよりも突出していればよく、その突出長は任意である。
また、中間の金属層12は、湾曲方向Nに配列する3つの金属領域12a〜12cで構成される点で、弾性変形部4とは異なる。つまり、中央の金属領域12bを両端の金属領域12a,12cで挟むように、3つの金属領域12a〜12cが形成されている。先端部3における外側の金属層11,13は、弾性変形部4における外側の金属層11,13と同じ材料からなり、これらの金属層と同時に形成される。一方、先端部3における中間の金属層12、つまり、金属領域12a〜12cは、弾性変形部4における中間の金属層12とは異なる金属材料からなる。例えば、中央の金属領域12bには、比較的安価で比抵抗の小さな銅(Cu)が用いられ、両端の金属領域12a,12cには、機械的強度の良好なパラジウムコバルト合金(Pd−Co)が用いられる。
また、先端部3の外周面上には薄膜層14が形成されている。薄膜層14には、先端部3を構成するニッケル合金よりも更に耐摩耗性特性の良好な金属材料、例えば、ロジウム(Rh)が用いられる。また、薄膜層14は、例えば、電気めっき処理により形成されるめっき層からなる。この様な薄膜層14を形成することにより、先端部3の側面から導電性の削り屑が発生するのを抑制することができる。また、薄膜層14を形成することにより、金属層11〜13の段差の頂部を鈍らせ、先端部3の側面の変化を緩やかにすることにより、削り屑の発生を更に効果的に抑制することができる。なお、この例では、製造工程上の都合により、外側の金属層11の主面には、薄膜層14が形成されていないが、上記主面を含む先端部3の側面の全てに薄膜を形成してもよい。
図4は、図1のコンタクトプローブ101を用いて電気的特性試験を行うときの様子を模式的に示した説明図である。なお、図中の配線基板110及びガイド板120は、プローブカードを構成する周知の構成要素であり、半導体ウエハ200は、検査対象物の一例である。
コンタクトプローブ101の端子部6は、配線基板110上のプローブ電極111に固着されている。また、先端部3は、長手方向に移動可能になるように、ガイド板120によって支持されている。ガイド板120には、例えばシリコン基板が用いられ、コンタクトプローブ101に対応する貫通孔121が形成されている。コンタクトプローブ101は、先端部3の側面が貫通孔121の内面122と対向するように、貫通孔121に貫通させた状態で配置される。このため、先端部3は、長手方向に移動可能な状態を維持しつつ、ガイド板120に平行な2次元平面内において位置決めされる。
半導体ウエハ200上には多数の半導体デバイスが形成されており、さらに、各半導体デバイスには、多数の電極端子201が形成されている。半導体デバイスの電気的特性試験を行う際、コンタクトプローブ101は、半導体ウエハ200に対し略垂直となるように配置され、その先端を電極端子201に当接させて使用される。
図中の(a)には、配線基板110と半導体ウエハ200とを近づけて、コンタクト部2が電極端子201に接触し始めたときの状態、つまり、オーバードライブ直前の様子が示されている。このとき、コンタクトプローブ101は弾性変形しておらず、緩やかに湾曲する予め定められた形状になっている。
図中の(b)には、(a)の状態から、配線基板110と半導体ウエハ200とを距離Lだけ更に近づけた状態、つまり、オーバードライブ後の様子が示されている。オーバードライブ後のコンタクトプローブ101は、電極端子201からの反力に応じて、弾性変形する。(b)の状態を(a)の状態と比較すれば、弾性変形部4の中央付近が湾曲方向Nに向かって変位し、湾曲形状の曲率が増大するように、弾性変形部4が弾性変形している。また、この弾性変形に伴って、先端部3が距離Lだけ後退している。なお、その後にオーバードライブを開放すれば、先端部3が距離Lだけ前進し、(a)の状態に戻る。
つまり、オーバードライブ時には、先端部3の側面が貫通孔121の内面122と摺動する。しかも、弾性変形部4の弾性変形にともなって、湾曲方向N又はその反対方向N'へ先端部3を変位させ、あるいは、先端部3を傾けようとする力が作用する。その結果、湾曲方向N又はその反対方向N'において、先端部3が貫通孔121の内面122に押圧された状態で摺動することになる。
図5は、図4の先端部3の断面形状と貫通孔121との関係を示した図である。図中の(a)は、本発明と比較すべき比較例を示した図であり、(b)及び(c)は、本実施の形態によるコンタクトプローブ101の一例を示した図である。
貫通孔121は、矩形形状の開口を有し、その内面122は、先端部3の外面と略平行となるように対向している。つまり、湾曲方向N及びその反対方向N'については、中間の金属層12の端面と対する2面と、湾曲方向Nと交差する方向については、外側の金属層11,13と対向する2面を備えている。
図中の(a)には、本発明と比較すべき先端部3の一例が示されている。この先端部3は、湾曲方向Nにおいて、外側の金属層13が中間の金属層12よりも突出している。この場合、貫通孔121内において、先端部3に捻れが生じ易く、ガイド板120によるコンタクトプローブ101の先端の位置決め精度を低下させる。また、コンタクトプローブ101に捻れが生じなかったとしても、外側の金属層13の厚みは中間の金属層12に比べて薄く、摺動時の接触面積が小さくなることにより、削り屑が生じ易くなる。
上述した通り、オーバードライブ時には、弾性変形部4の湾曲方向N又はその反対方向N'に向けて、先端部3が貫通孔121の内面122に押圧された状態で摺動する。このため、図中の(a)のように、コンタクトプローブ101の中心から遠い外側の金属層11が、中心を含む中間の金属層12よりも突出している場合、貫通孔121内において、先端部3に捻れが生じ易い。また、コンタクトプローブ101に捻れが生じることにより、摺動時の接触面が小さくなり、削屑が生じ易くなる。
図中の(b)には、図2(a)と同様、十字形状の断面を有する先端部3が示されている。この先端部3は、中間の金属層12が外側の金属層11,13よりも突出するように形成されている。このため、オーバードライブ時に、湾曲方向N又はその反対方向N'において、中間の金属層12の端面と貫通孔121の内面122とが、互いに正対して摺動する。従って、このような摺動により、コンタクトプローブ101が傾いたり、捻れたりすることはなく、削屑の発生も抑制することができる。
図中の(c)には、製造工程のばらつきにより、(b)の場合と比べて、外側の金属層11,13に対する中間の金属層12の突出量にばらつきが生じた先端部3が示されている。中間の金属層12の突出量にばらつきが生じたとしても、中間の金属層12が外側の金属層11,13よりも突出するように形成されている限り、中間の金属層12の端面と貫通孔121の内面122とが、摺動する様子は(b)の場合と同様である。
コンタクトプローブ101は、湾曲方向N及びその反対方向N'の側面に、金属層11〜13が形成されている。これらの金属層11〜13に段差が形成されないように、当該側面が高精度で平坦化されているとすれば、図(a)のような問題は生じない。しかしながら、この様な金属層11〜13の間には、製造工程のばらつきによって段差が発生し得る。このため、突出長が製造誤差を越えるように、中間の金属層12を外側の金属層11,13よりも突出させるように設計しておけば、図(a)のような状態において生じずる問題の発生を抑制することができる。
図6及び図7は、図1のコンタクトプローブ101の製造方法の一例を示した説明図である。コンタクトプローブ101は、いわゆるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて作製される。MEMS技術は、フォトリソグラフィ技術及び犠牲層エッチング技術を利用して、微細な立体的構造物を作成する技術である。フォトリソグラフィ技術は、半導体製造工程などで利用されるフォトレジストを用いた微細パターンの加工技術である。また、犠牲層エッチング技術は、犠牲層と呼ばれる下層を形成し、その上に構造物を構成する層を形成した後、犠牲層のみをエッチングによって除去することにより、立体的な構造物を作成する技術である。
犠牲層を含む各層の形成処理には、周知のめっき技術を利用することができる。例えば、陰極としての基板と、陽極としての金属片とを電解液に浸し、両電極間に電圧を印加することにより、電解液中の金属イオンを基板表面に付着させることができる。この様な処理は、電気めっき処理と呼ばれ、基板を電解液に浸すウエットプロセスであることから、めっき処理後には、乾燥処理が行われる。また、この乾燥処理後には、研磨処理などによって積層面を平坦化する平坦化処理が必要に応じて行われる。
図6(a)には、外側の金属層11を形成するためのレジストパターンを導電性基板上に形成した状態が示されている。シリコン基板300の上面全体には、シード膜301が予め形成されている。シード膜301は、Cuなどの導電性金属からなる薄膜である。レジストパターンは、シード膜301上にフォトレジストからなるレジスト膜302を形成し、外側の金属層11に相当する領域内のレジスト膜だけを選択的に除去することによって形成される。
図6(b)には、レジスト膜302の非形成領域に導電性金属層303を形成し、レジスト膜302を除去した状態が示されている。導電性金属層303は、外側の金属層11に相当する層であり、電気めっきを利用して、レジスト膜302の非形成領域内にNi系合金などの導電性金属を堆積させることによって形成される。
図6(c)には、レジスト膜302を除去した後に犠牲層304を形成し、さらに両端の金属領域12a,12cをマスクするレジストパターンを形成した状態が示されている。犠牲層304は、レジスト膜302を除去したシリコン基板300上に、電気めっきを利用して、Cuなどの犠牲金属を堆積させることによって形成される。レジストパターンは、シリコン基板300上にレジスト膜305を形成し、両端の金属領域12a,12c以外のレジスト膜を選択的に除去することによって形成される。
図6(d)には、レジスト膜305の非形成領域に犠牲層306及び導電性金属層307を形成した後、レジスト膜305を除去した状態が示されている。犠牲層306及び導電性金属層307は、電気めっきを利用して、レジスト膜305の非形成領域内にCuなどの導電性金属を堆積させることによって形成される。なお、導電性金属層307は、中央の金属領域12bに相当し、犠牲層306と同一の金属材料からなり、犠牲層306と同時に形成される。
図7(a)には、犠牲層306及び導電性金属層307の非形成領域に導電性金属層308を形成した後、外側の金属層13を形成するためのレジストパターンを形成した状態が示されている。導電性金属層308は、両端の金属領域12a,12cに相当し、電気めっきを利用して、犠牲層306及び導電性金属層307の非形成領域内にNi系合金などの導電性金属を堆積させることによって形成される。レジストパターンは、レジスト膜309を形成し、外側の金属層13に相当する領域内のレジスト膜だけを選択的に除去することによって形成される。
図7(b)には、レジスト膜309の非形成領域に導電性金属層310を形成した後、犠牲層304,306及びレジスト膜309を除去した状態が示されている。導電性金属層310は、外側の金属層13に相当する層であり、電気めっきを利用して、レジスト膜309の非形成領域内にNi系合金などの導電性金属を堆積させることによって形成される。また、導電性金属層307は、犠牲層304,306と同一の金属材料で構成されているが、導電性金属層303,308,310で囲まれて露出していないため、エッチング液に浸潤することにより、導電性金属層307を残し、犠牲層304,306のみを除去することができる。
図7(c)には、シード膜301上に絶縁膜311を形成した後、先端部3の露出面に導電性金属膜312を形成した状態が示されている。絶縁膜311は、スパッタリングにより形成される。導電性金属膜312は、先端部3の薄膜層14に相当する層であり、電気めっきを利用して、先端部3の露出面にRhなどの導電性金属を堆積させることによって形成される。このとき、外側の金属層11の下面は、シリコン基板300と対向して露出しておらず、シード膜301は、絶縁膜311で覆われている。このため、導電性金属膜312は、外側の金属層11の下面を除く、先端部3の外周面に形成される。
図7(d)には、先端部3をシリコン基板300から分離した状態が示されている。
本実施の形態によるコンタクトプローブ101は、中間の金属層12を外側の金属層11,13で挟んだ積層構造を有し、検査対象物に当接させるコンタクト部2と、長手方向の圧縮力により予め定められた湾曲方向Nへ湾曲するように弾性変形する弾性変形部4と、コンタクト部2及び弾性変形部4の間に形成され、コンタクト部2が長手方向に移動可能となるようにガイド板120の貫通孔121により支持される先端部3とを備え、弾性変形部4の湾曲方向N及びその反対方向N'に形成される先端部3の側面が、3つの金属層11〜13で構成され、当該側面において、中間の金属層12が外側の金属層11,13よりも突出するように構成されている。
このような構成を採用することにより、オーバードライブ時に、貫通孔121の内面122に中間の金属層12を押圧させることができる。このため、外側の金属層11,13が中間の金属層12よりも突出するように金属層11〜13間に段差が形成されている場合に比べて、コンタクトプローブ101が捻れるのを抑制することができる。また、摺動時に削り屑が生じることにより、コンタクトプローブ101の動きが悪くなり、あるいは、隣接するコンタクトプローブ101が互いに短絡されるのを抑制することができる。また、先端部3の側面が、コンタクト部2が長手方向に移動可能となるようにガイド板120の貫通孔121により支持されるため、オーバードライブ時にコンタクト部2の2次元面内における位置決めを精度よく行うことができる。
また、本実施の形態によるコンタクトプローブ101は、先端部3の側面には、中間層及び外層を跨ぐようにめっき層が形成されている。この様な構成により、中間層及び外層の段差の部分を滑らかに覆い、当該段差を緩やかにすることができる。このため、貫通孔121の内面122に対し、先端部3の側面が局所的に接触して摺動するのを抑制することができる。このため、摺動時に削り屑が生じるのを抑制することができる。
なお、本実施の形態では、抵抗率、機械的強度、コスト等を考慮して、先端部3における中間の金属層12を弾性変形部4の場合とは異なる構成にしたが、弾性変形部4の場合と同一の構成にすることもできる。つまり、先端部3における中間の金属層12は、3つの領域に分割せずに構成することができる。また、先端部3における中間の金属層12には、例えば、金(Au)を用いることもできる。
また、本実施の形態では、本体部1が3つの金属層11〜13からなる例について説明したが、本発明はこのような構成のみに限定されない。すなわち本体部1を4以上の金属層で構成することもできる。例えば、中間の金属層12を2層以上で構成することもできる。
また、本実施の形態では、弾性変形部4が、3つのビーム部41〜43に分割されている場合の例について説明したが、本発明はこのような構成のみに限定されない。すなわち弾性変形部4が2以上のビーム部に分割されている構成であってもよい。さらに、弾性変形部4は、分割されていない構成であってもよい。
また、本実施の形態では、垂直型プローブの場合の例について説明したが、本発明は、このような場合のみに限定されない。例えば、片持ち梁構造を有するカンチレバー型プローブにも適用することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、ガイド板120により支持される先端部3が十字形状の断面を有するコンタクトプローブ101について説明した。これに対し、本実施の形態では、ガイド板130により支持される根元部5が、十字形状の断面を有するコンタクトプローブ102について説明する。
図8は、本発明の実施の形態2によるコンタクトプローブ102の一構成例を示した外観図であり、図中の(a)及び(b)には、コンタクトプローブ102の異なる側面がそれぞれ示されている。図9は、図8のコンタクトプローブ102の一構成例を示した断面図であり、図8のC−C切断線により根元部5を切断した場合の断面が示されている。
本実施の形態によるコンタクトプローブ102を図2のコンタクトプローブ101(実施の形態1)と比較すれば、根元部5の構成が異なるが、その他の構成は同一であり、重複する説明は省略する。また、図8に示した根元部5のC−C切断面は、その形状及び材質が、図3(a)に示した先端部3のA−A切断面の場合と同一である。
根元部5は、中間の金属層12を外側の金属層11,13で挟んで構成され、中間の金属層12が外側の金属層11,13よりも突出するように形成され、十字状の断面を有する。中間の金属層12の突出長は、製造工程のばらつきにより逆転が生じない程度であればよく、その突出長は任意である。
また、中間の金属層12は、湾曲方向Nに配列する3つの金属領域12a〜12cで構成される。根元部5における外側の金属層11,13は、弾性変形部4における外側の金属層11,13と同じ材料からなり、これらの金属層と同時に形成される。また、根元部5における中間の金属層12、つまり、金属領域12a〜12cは、先端部3における金属領域12a〜12cと同じ材料からなり、これらの金属層と同時に形成される。
また、根元部5の外周面上には、薄膜層14が形成されている。根元部5の薄膜層14は、先端部3の薄膜層14と同じ材料からなり、電気めっき処理により、先端部3の薄膜層14と同時に形成される。この様な薄膜層14を根元部5に形成することにより、根元部5の側面から導電性の削り屑が発生するのを抑制することができる。
図10は、図8のコンタクトプローブ102を用いて電気的特性試験を行うときの様子を模式的に示した説明図である。なお、図中の配線基板110及びガイド板120,130は、プローブカードを構成する周知の構成要素であり、半導体ウエハ200は、検査対象物の一例である。
端子部6は、配線基板110に形成されたプローブ電極111と対向するように配置されている。また、根元部5は、長手方向に移動可能になるように、ガイド板130によって支持されている。このため、オーバードライブ時における電極端子201からの反力によって、根元部5が長手方向に僅かに移動することにより、端子部6をプローブ電極111に当接させることができる。つまり、コンタクトプローブ102を配線基板110に固着することなく、端子部6をプローブ電極111と確実に導通させることができる。従って、コンタクトプローブ102を容易に交換することが可能になる。
ガイド板130には、例えばシリコン基板が用いられ、コンタクトプローブ102に対応する貫通孔131が形成されている。コンタクトプローブ102は、根元部5の側面が貫通孔131の内面132と対向するように、貫通孔131に貫通させた状態で配置される。このため、根元部5は、長手方向に移動可能な状態を維持しつつ、ガイド板130に平行な2次元平面内において位置決めされる。
図中の(a)には、オーバードライブ直前の様子が示されている。このとき、コンタクトプローブ102は弾性変形しておらず、また、端子部6は、プローブ電極111から僅かに浮き上がっており、プローブ電極111と導通していない。
図中の(b)には、オーバードライブ後の様子が示されている。オーバードライブ後のコンタクトプローブ102は、電極端子201からの反力に応じて弾性変形し、弾性変形部4の中央付近が湾曲方向Nに向かって変位し、湾曲形状の曲率が増大する。このとき、根元部5の側面は、貫通孔131の内面132と摺動する。しかも、弾性変形部4の弾性変形にともなって、湾曲方向N又はその反対方向N'へ根元部5を変位させ、あるいは、根元部5を傾けようとする力が作用する。その結果、湾曲方向N又はその反対方向N'において、根元部5が貫通孔131の内面132に押圧された状態で摺動することになる。
このため、中間の金属層12を外側の金属層11,13よりも突出させ、根元部5の断面を十字形状にすれば、オーバードライブ時に、湾曲方向N又はその反対方向N'において、中間の金属層12の端面と貫通孔131の内面132とが、互いに正対して摺動する。従って、オーバードライブ時に、コンタクトプローブ102が傾いたり、捻れたりすることがなく、削屑の発生も抑制することができる。
本実施の形態では、コンタクトプローブ102が配線基板110に接続され、配線基板110との接続部及び弾性変形部4の間に形成され、コンタクト部2が長手方向に移動可能となるようにガイド板120の貫通孔121により支持される根元部5を備え、弾性変形部4の湾曲方向N及びその反対方向N'に形成される根元部5の側面が、3つの金属層11〜13で構成され、当該側面において、中間の金属層12が外側の金属層11,13よりも突出するように構成されている。
本実施の形態によるコンタクトプローブ102は、中間の金属層12を外側の金属層11,13で挟んだ積層構造を有し、長手方向の圧縮力により予め定められた湾曲方向Nへ湾曲するように弾性変形する弾性変形部4と、配線基板110上のプローブ電極111と導通させる端子部6と、コンタクト部2及び端子部6の間に形成され、長手方向に移動可能となるようにガイド板130の貫通孔131により支持される根元部5とを備え、弾性変形部4の湾曲方向N及びその反対方向N'に形成される根元部5の側面が、3つの金属層11〜13で構成され、当該側面において、中間の金属層12が外側の金属層11,13よりも突出するように構成されている。
このような構成を採用することにより、オーバードライブ時に、貫通孔131の内面132に中間の金属層12を押圧させることができる。このため、外側の金属層11,13が中間の金属層12よりも突出するように金属層11〜13間に段差が形成されている場合に比べて、コンタクトプローブ102が捻れるのを抑制することができる。また、摺動時に削り屑が生じることにより、コンタクトプローブ102の動きが悪くなり、あるいは、隣接するコンタクトプローブ102が互いに短絡されるのを抑制することができる。また、長手方向に移動可能となるように、根元部5の側面がガイド板130の貫通孔131により支持されるため、端子部6の2次元面内における位置決めを精度よく行いつつ、コンタクトプローブ102の交換を容易化することができる。
また、本実施の形態によるコンタクトプローブ102は、根元部5の側面には、中間層及び外層を跨ぐようにめっき層が形成されている。この様な構成により、中間層及び外層の段差の部分を滑らかに覆い、当該段差を緩やかにすることができる。このため、貫通孔131の内面132に対し、根元部5の側面が局所的に接触して摺動するのを抑制することができる。このため、摺動時に削り屑が生じるのを抑制することができる。
なお、本実施の形態では、抵抗率、機械的強度、コスト等を考慮して、根元部5における中間の金属層12を弾性変形部4の場合とは異なる構成にしたが、弾性変形部4の場合と同一の構成にすることもできる。つまり、根元部5における中間の金属層12は、3つの領域に分割せずに構成することができる。また、根元部5における中間の金属層12には、例えば、金(Au)を用いることもできる。
また、本実施の形態では、先端部3及び根元部5が、ともに十字形状の断面を有する場合の例について説明したが、本発明は、このような構成のみに限定されない。例えば、根元部5が十字形状の断面を有し、先端部3は、十字形状の断面を有しない構成であってもよい。
実施の形態3.
実施の形態1及び2では、弾性変形部4が3つのビーム部41〜43により構成される場合の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、弾性変形部4が、1つのビーム部により構成される場合について説明する。
図11は、本発明の実施の形態3によるコンタクトプローブ103の一構成例を示した外観図であり、図中の(a)及び(b)には、コンタクトプローブ103の異なる側面がそれぞれ示されている。本実施の形態によるコンタクトプローブ103を図8のコンタクトプローブ102(実施の形態2)と比較すれば、弾性変形部4の構成が異なるが、その他の構成は同一であるため、重複する説明は省略する。
弾性変形部4は、細長い板状体からなる1つのビーム部によって構成され、その両端に先端部3及び根元部5が設けられている。すなわち、弾性変形部4は、2以上のビーム部41〜43に分割されることなく、唯一のビーム部により構成される。また、弾性変形部4は、オーバードライブ前は、緩やかに湾曲させた形状からなり、オーバードライブ時には、上記湾曲形状の曲率が増大するように座屈変形する。従って、弾性変形部4の湾曲方向Nは、予め定められている。
図12は、図11のコンタクトプローブ103の一構成例を示した断面図であり、図11のD−D切断線により弾性変形部4を切断した場合の断面が示されている。なお、D−D切断線は、コンタクトプローブ103の長手方向と直交する切断線である。
弾性変形部4は、矩形形状の断面を有し、当該断面は、厚みが幅に比べて小さい。また、弾性変形部4は、中間の金属層12を外側の金属層11,13で挟むように、その幅方向に3つの金属層11〜13を配列させて構成される。すなわち、弾性変形部4は、図3のビーム部41〜43(実施の形態1)のいずれか一つと同じ形状及び材料からなる。
本実施の形態によるコンタクトプローブ103は、実施の形態2と同様、先端部3及び根元部5の湾曲方向N又はその反対方向N'の側面において、中間の金属層12が外側の金属層11,13よりも突出するように構成されている。この様な構成を採用することにより、弾性変形部4が2以上のビーム部に分割されていない場合であっても、コンタクトプローブ103の捻れや、削り屑の発生を抑制することができる。つまり、本発明は、弾性変形部4が分割されていないコンタクトプローブにも適用することができる。
実施の形態4.
実施の形態1〜3では、十字形状の断面を有する先端部3又は根元部5に薄膜層14が形成されたコンタクトプローブ101〜103について説明した。これに対し、本実施の形態では、弾性変形部4に薄膜層15が形成されたコンタクトプローブ104について説明する。
図13及び図14は、本発明の実施の形態3によるコンタクトプローブ104の一構成例を示した外観図である。図13には、コンタクトプローブ104の斜視図が示され、図14の(a)及び(b)には、コンタクトプローブ104の異なる側面がそれぞれ示されている。コンタクトプローブ104を図2のコンタクトプローブ101(実施の形態1)と比較すれば、先端部3の断面が矩形形状からなり、弾性変形部4に薄膜層15が形成されている点で異なる。その他の構成については、実施の形態1の場合と同様であるため、重複する説明は省略する。
薄膜層15は、中間の金属層12よりも機械的強度の高い金属材料を用いた導電性金属層であり、金属層11〜13の厚みに比べて、十分に薄く形成されている。この薄膜層15は、弾性変形部4の湾曲方向N及びその反対方向における側面に形成されている。つまり、両端に配置されたビーム部41,43の外側の主面上に形成されている。弾性変形部4の側面に露出する中間の金属層12を薄膜層15で覆うことにより、オーバードライブを繰り返した場合に、弾性変形部4の側面に凹凸が形成され、荒れた状態になるのを防止している。
図15は、図13のコンタクトプローブ104の断面図であり、図14のE−E切断線により弾性変形部4を切断したときの断面が示されている。なお、E−E切断線は、コンタクトプローブ104の長手方向と直交する切断線である。
薄膜層15は、両端に配置されたビーム部41,43の外側の主面上に形成され、弾性変形部4の側面において露出する中間の金属層12を覆っている。薄膜層15には、例えば、ニッケルコバルト合金(Ni−Co)が用いられる。また、薄膜層15は、その厚みLt5がビーム部41〜43の厚みLtに比べて十分に薄くなるように形成されている。
この例では、薄膜層15が、上記主面の略全体を覆うとともに、その一端がビーム部41,43の端面まで回り込み、当該端面の一部を覆うように形成されている。一方、ビーム部41〜43のその他の主面には、薄膜層15が形成されない。
つまり、両端のビーム部41,43は、内側の主面に薄膜層15が形成されない。このため、両面に薄膜層15が形成される場合と比較して、ビーム部41,43の厚みLtが同一であれば、中間の金属層12をより厚く形成することができ、ビーム部41,43の電気抵抗を低減することができる。また、内側のビーム部42は、両主面のいずれにも薄膜層15が形成されない。このため、ビーム部41,43よりも、更に中間の金属層12を厚く形成することができ、電気抵抗を低減することができる。なお、ビーム部41〜43の断面2次モーメントは、金属層11,13に薄膜層15を加えた応力層の厚みLtによって概ね決まり、導電層としての金属層12上に形成された薄膜層15は、断面2次モーメントにほとんど影響を与えない。
また、両端のビーム部41,43は薄膜層15を有するのに対し、内側のビーム部42は薄膜層15を有していないが、いずれのビーム部41〜43も、略同一の厚みLtを有するように形成されている。つまり、両端のビーム部41,43は、内側のビーム部42に比べて、金属層11〜13が厚さLt5だけ薄く形成され、薄膜層15を含めた全体の厚みLtと、ビーム部42の厚みLtとを一致させている。
この様な構成を採用することにより、全てのビーム部41〜43について、応力層として機能する幅方向の両端における厚み、つまり、金属層11又は13の厚みと、薄膜層15との厚みの合計を一致させることができる。従って、オーバードライブ時に、押圧力を各ビーム部41〜43へ均等に分散し、互いに略同一の湾曲形状となるように、ビーム部41〜43をそれぞれ変形させることができる。
なお、ビーム部41,43の主面に薄膜層15を形成することによる厚みLtの変動とは異なり、ビーム部41,43の端面に薄膜層14を形成することによる幅Lwの変動は、ビーム部41,43の断面2次モーメントにほとんど影響を与えないことから、無視することができる。
絶縁膜16は、ビーム部41〜43の外周全面に形成された絶縁膜であり、例えば、窒化アルミニウム(AlN)からなる。ビーム部41〜43の外縁に絶縁膜を形成することにより、隣接して配置されたコンタクトプローブ104が接触し、互いに短絡するのを防止することができる。なお、絶縁膜16は、薄膜層15よりも十分に薄く、機械的強度も低いことから、ビーム部41〜43の断面2次モーメントには、ほとんど影響を与えない。
上記コンタクトプローブ104は、例えば、次のようなサイズからなる。全長が1.9〜2.4mm、弾性変形部4の長さが1.2〜1.9mmからなる。ビーム部41〜43は、幅Lwが47μm、厚みLtが11μm、薄膜層15の厚みLt5が1μmであり、ビーム部41〜43間の空隙の距離Lgは11μmである。また、外側の金属層11,13の幅Lw1,Lw3がともに11μm、中間の金属層12の幅Lw2が25μmである。絶縁膜16の厚みは0.1μmである。
図16〜図19は、図13のコンタクトプローブ104の製造工程の一例を示した説明図である。コンタクトプローブ104は、いわゆるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて作製される。
図16(a)には、下地層401及び絶縁膜402が形成された基板400が示されている。下地層401は、Cuなどの導電性金属からなる薄膜であり、シリコン単結晶からなる基板400の上面全体に形成される。絶縁膜402は、二酸化シリコン(SiO)などからなる絶縁性の薄膜であり、下地層401の上面全体に形成される。下地層401及び絶縁膜402は、例えば、スパッタリングなどの真空蒸着法によって形成することができる。
図16(b)は、外側の金属層13が形成された状態が示されている。金属層13は、電気めっき法を用いて形成され、フォトリソグラフィ技術を用いてパターニングされる。まず、絶縁膜402上にフォトレジストからなるレジスト膜(不図示)を形成し、金属層13に相当する領域内のレジスト膜だけを選択的に除去する。次に、レジスト膜の非形成領域内の絶縁膜402を除去し、下地層401を露出させる。この状態で電気めっき処理によりニッケルコバルト合金(Ni−Co)などの導電性金属を堆積させれば、レジスト膜の非形成領域内に金属層13を形成することができる。その後、レジスト膜を除去すれば、図16(b)の状態になる。
図16(c)には、金属層13の非形成領域内に犠牲層403が形成され、基板400の上面が平坦化された状態が示されている。犠牲層403は、Cuなどの導電性金属からなり、電気めっき法を用いて形成される。絶縁膜402上に電気めっきを行うことはできないため、まず、スパッタリングなどの真空蒸着法を用いて、絶縁膜402上にCuなどの導電性金属からなる薄膜(不図示)を形成し、当該薄膜上に電気めっきを行うことにより、犠牲層403が形成される。また、基板400の上面は、犠牲層403の形成後における研磨処理により平坦化される。
図16(d)には、基板400上に、中間の金属層12が形成された状態が示されている。金属層12は、金属層13と同じ領域内に形成される。また、金属層12は、金属層13と同様にして、電気めっき法を用いて形成され、フォトリソグラフィ技術を用いてパターニングされる。ただし、堆積させる金属材料には、ニッケルコバルト合金(Ni−Co)ではなく、金(Au)が用いられる。
図17(a)には、図16(d)の基板400上に、犠牲層404が形成された状態が示されている。犠牲層404は、電気めっき法により、金属層12の非形成領域内に形成される。また、基板400の上面は、犠牲層404の形成後における研磨処理により平坦化される。
図17(b)には、基板400上に、外側の金属層11が形成された状態が示されている。金属層11も、金属層12,13と同じ領域内に形成される。また、金属層12,13と同様にして、電気めっき法を用いて形成され、フォトリソグラフィ技術を用いてパターニングされる。堆積させる金属材料には、ニッケルコバルト合金(Ni−Co)が用いられる。
図17(c)には、基板400上に犠牲層405が形成された状態が示されている。犠牲層405は、犠牲層404と同様にして、金属層11の非形成領域内に形成される。また、基板400の上面は、犠牲層405の形成後における研磨処理により平坦化される。
図17(d)には、犠牲層403〜405が除去され、絶縁膜402が露出している状態が示されている。下地層401は、絶縁膜402及び金属層13に覆われているため、犠牲層403〜405とともに除去されることなく、基板400上に残されている。
図18(a)には、図17(d)の基板400上に、レジスト膜406が形成された状態が示されている。レジスト膜406は、フォトレジストを塗布して基板400の全面にレジスト膜を形成した後、ビーム部41,43の外側の主面に隣接する領域のレジスト膜だけを選択的に除去することにより形成される。つまり、レジスト膜406は、ビーム部41〜43間の空隙に隣接するビーム部41〜43の内側の主面と、当該主面から連続する上端面の一部とを覆うように形成される。また、ビーム部41〜43から十分に離れた基板400上の領域にも形成される。この様にして、薄膜層15が形成されるビーム部41,43上の領域を除いて、基板400の上面の全領域が、絶縁膜402及びレジスト膜406によってマスクされる。
図18(b)には、薄膜層15が形成された状態が示されている。薄膜層15は、電気めっき法を用いて、図17(a)の状態におけるビーム部41,43の露出面に、ニッケルコバルト合金(Ni−Co)などの導電性金属を堆積させて形成される。このとき、空隙に隣接するビーム部41〜43の主面はマスクされているため、これらの主面上には薄膜層15が形成されない。
狭い空隙に隣接する主面に薄膜層15を形成する場合、その厚みを高精度で制御することは容易ではないことから、これらの主面をマスクし、薄膜層15を形成しないようにすることにより、薄膜層15の形成工程を容易化することができる。従って、コンタクトプローブ104の特性のばらつきを抑制することができる。
図18(c)には、薄膜層15の形成後に、レジスト膜406が除去された状態が示されている。また、図18(d)には、さらに下地層401及び絶縁膜402が選択的に除去された状態が示されている。下地層401及び絶縁膜402は、コンタクトプローブ104の長手方向の両端を含む領域を残し、ビーム部41〜43を含む領域が除去される。このため、図18(d)では、ビーム部41〜43が、基板400から浮き上がった状態になっている。
図19(a)は、図18(d)の工程におけるコンタクトプローブ104の状態を説明するための説明図であり、コンタクトプローブ104の長手方向に平行な断面が示されている。下地層401及び絶縁膜402は、フォトリソグラフィ技術を用いてパターニングされる。まず、図18(c)の基板400上にフォトレジストからなるレジスト膜407が形成され、弾性変形部4を含む領域のレジスト膜が選択的に除去され、先端部3及び根元部5を含む領域のレジスト膜が残される。次に、レジスト膜が除去された領域内における下地層401及び絶縁膜402が除去される。このとき、ビーム部41〜43の下端面に隣接するレジスト膜も除去される。その結果、コンタクトプローブ104の両端は、下地層401を介して基板400に支持されている状態に維持され、ビーム部41〜43は中空に浮き、ビーム部41〜43の全表面が露出している状態になる。
図19(b)及び(c)は、絶縁膜16が形成される工程におけるコンタクトプローブ104の状態を示した図であり、図19(b)には、コンタクトプローブ104の長手方向に平行な断面が示され、図19(c)には、基板400を上方から見た平面図が示されている。
絶縁膜16は、スパッタリングにより形成される窒化アルミニウム(AlN)からなる薄膜であり、ビーム部41〜43の表面全体に形成される。また、絶縁膜16は、弾性変形部4に形成され、先端部3及び根元部5に形成されないように、選択的に形成される。ここでは、図18(a)の状態から、レジスト膜407を除去した後、マスク板410を用いて、弾性変形部4を露出させ、先端部3及び根元部5をマスクした状態にすることにより、選択的に絶縁膜16を形成している。また、ビーム部41〜43は、中空に浮いている状態であるため、その下端面にも絶縁膜16を形成することができ、断面の全周に絶縁膜を形成することができる。
本実施の形態によるコンタクトプローブ104は、空隙を介して主面を対向させるように配置された細長い板状体からなる2以上のビーム部41〜43と、ビーム部41〜43の一端を互いに結合する先端部3と、ビーム部41〜43の他端を互いに結合する根元部5とを備えている。ビーム部41〜43は、第1金属からなる中間の金属層12と、幅方向において中間の金属層12を挟むように形成された第2金属からなる外側の金属層11,13と、ビーム部41〜43の主面上において中間の金属層12を覆うように形成された第3金属からなる薄膜層15とにより構成され、第1金属は、第2金属よりも比抵抗が小さく、第2金属及び第3金属は、第1金属に比べて、機械的強度が高い。
ビーム部41〜43を板状体に形成することにより、湾曲方向Nへ屈曲させた時に発生する応力を低減することができる。このため、弾性限界内において、より大きく湾曲させることができ、所望のオーバードライブ量を確保しつつ、プローブ長を短くすることができる。つまり、コンタクトプローブ104のコンタクト特性を低下させることなく、高周波特性を向上させることができる。
また、3つのビーム部41〜43を備え、これらのビーム部41〜43の主面を空隙を介して対向させることにより、各ビーム部41〜43の厚みを増大させることなく、コンタクトプローブ104の断面積を増大させ、針圧や耐電流特性を確保することができる。
また、ビーム部41〜43は、導電層としての金属層12と、応力層としての金属層11,13とを有し、機械的強度の低下を抑制しつつ、電気抵抗を低減することができる。このため、オーバードライブ時における針圧を確保しつつ、電気的接触子の耐電流特性を向上させることができる。また、導電層を応力層で挟むように配置することにより、オーバードライブ時の板状体に捻れが生じ、あるいは、板状体の厚み方向以外の方向に屈曲するのを防止することができる。
さらに、両端のビーム部41,43の外側の主面上において、オーバードライブ時に塑性変形する金属層12を弾性変形する薄膜層15で覆うことにより、オーバードライブを繰り返した場合に両端のビーム部41,43の外側の主面が荒れるのを防止し、コンタクトプローブ104の耐久性を向上させることができる。特に、ビーム部41,43の外側の主面に形成された絶縁膜16が破断又は剥離し、コンタクトプローブ104間で短絡が発生するのを効果的に抑制することができる。
また、本実施の形態によるコンタクトプローブ104は、薄膜層15が、両端に配置されたビーム部41〜43の外側の主面上に形成され、空隙に隣接する主面上には形成されない。
両端に配置されたビーム部41,43の外側の主面上のみに薄膜層15を形成すれば、ビーム部41,43の両主面に薄膜層を形成する場合と比較して、ビーム部の厚みLtが同一であれば、中間の金属層12をより厚く形成することができ、コンタクトプローブ104の電気抵抗を低減することができる。また、外側の主面上に薄膜層15を形成する場合に比べ、狭い空隙に隣接する内側の主面上に薄膜層15を形成する場合には膜厚の制御がより難しくなる。このため、外側の主面上のみに薄膜層15を形成することにより、容易に製造することができ、また、コンタクトプローブ104の特性のばらつきを抑制することができる。
また、本実施の形態によるコンタクトプローブ104は、ビーム部41〜43が互いに略同一の厚みLtを有するように構成される。この様な構成を採用することにより、オーバードライブ時の押圧力を各ビーム部41〜43へ均等に分散し、互いに略同一の湾曲形状となるように、ビーム部41〜43をそれぞれ変形させることができる。その結果、より大きなオーバードライブ量を確保することができるとともに、オーバードライブ時にコンタクトプローブ104が傾くのを抑制することができる。
実施の形態5.
上記実施の形態4では、弾性変形部4が3つのビーム部41〜43に分割されているコンタクトプローブ104の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、弾性変形部4が2つのビーム部41,43に分割されているコンタクトプローブ105について説明する。
図20は、本発明の実施の形態5によるコンタクトプローブ105の一構成例を示した外観図であり、図中の(a)及び(b)には、コンタクトプローブ105の異なる側面がそれぞれ示されている。また、図21は、図20のコンタクトプローブ105の断面図であり、F−F切断線により弾性変形部4を切断したときの断面が示されている。なお、F−F切断線は、コンタクトプローブ105の長手方向と直交する切断線である。
このコンタクトプローブ105は、弾性変形部4が、空隙を挟んで配置された2つのビーム部41,43で構成され、内側のビーム部42を備えていない点で、図13のコンタクトプローブ104とは異なるが、その他の構成は、コンタクトプローブ104と全く同様であるため、重複する説明は省略する。
ビーム部41,43は、いずれも外側の主面上に薄膜層15が形成されている。このため、オーバードライブを繰り返すことにより、ビーム部41,43の外側の主面が荒れるのを防止し、コンタクトプローブ105の耐久性を向上させることができる。特に、ビーム部41,43の外側の主面に形成された絶縁膜16が破断又は剥離し、コンタクトプローブ105間で短絡が発生するのを効果的に抑制することができる。また、互いに対向する内側の主面上には薄膜層15が形成されない。このため、ビーム部41,43の両主面上に薄膜層15が形成される場合と比較して、ビーム部41,43の厚みが同じであれば、中間の金属層12をより厚くすることができ、電気抵抗を低減することができる。また、薄膜層15の形成が容易になり、コンタクトプローブ105の特性のばらつきを抑制することができる。
実施の形態6.
実施の形態4及び5では、弾性変形部4が2以上のビーム部41〜43に分割されているコンタクトプローブの例について説明した。これに対し、本実施の形態では、弾性変形部4が、分割されることなく、1つのビーム部により構成される場合について説明する。
図22は、本発明の実施の形態6によるコンタクトプローブ106の一構成例を示した外観図であり、図中の(a)及び(b)には、コンタクトプローブ106の異なる側面がそれぞれ示されている。また、図23は、図22のコンタクトプローブ106の断面図であり、G−G切断線により弾性変形部4を切断したときの断面が示されている。なお、G−G切断線は、コンタクトプローブ105の長手方向と直交する切断線である。
このコンタクトプローブ106は、弾性変形部4が、分割されることなく、細長い板状体からなる1つのビーム部で構成される点で、図13のコンタクトプローブ103とは異なるが、その他の構成は、コンタクトプローブ103と全く同様であるため、重複する説明は省略する。
弾性変形部4の両側の主面上には、実施の形態4及び5と同様、薄膜層15が形成されている。この様な構成を採用することにより、弾性変形部4が2以上のビーム部に分割されていない場合であっても、オーバードライブを繰り返すことにより、ビーム部44の両側の主面が荒れるのを防止することができる。
弾性変形部4の両主面上には、実施の形態4及び5と同様、薄膜層15が形成されている。この様な構成を採用することにより、弾性変形部4が2以上のビーム部に分割されていない場合であっても、オーバードライブを繰り返した場合に弾性変形部4の両主面が荒れるのを防止し、コンタクトプローブ106の耐久性を向上させることができる。特に、弾性変形部4の両主面に形成された絶縁膜16が破断又は剥離し、コンタクトプローブ106間で短絡が発生するのを効果的に抑制することができる。
実施の形態7.
実施の形態1〜3では、先端部3又は根元部5において、中間の金属層12が外側の金属層11,13よりも突出するように形成されたコンタクトプローブ101〜103の例について説明した。また、実施の形態4〜6では、弾性変形部4に薄膜層が形成されたコンタクトプローブ104〜106について説明した。本実施の形態では、これらの構成を組み合わせたコンタクトプローブ107について説明する。
図24は、本発明の実施の形態7によるコンタクトプローブ107の一構成例を示した斜視図である。図1のコンタクトプローブ101の同一の構成については説明を省略する。このコンタクトプローブ107の先端部3は、図1のコンタクトプローブ101と同様に、中間の金属層12が、外側の金属層11,13よりも突出するように形成され、十字状の断面を有する。また、図13のコンタクトプローブ104と同様に、コンタクトプローブ107のビーム部41〜43のうち、両端に配置されたビーム部41及び43の外側の主面上には、薄膜層15が形成されている。一方、ビーム部41及び43の内側の主面上や、内側のビーム部42には、いずれも薄膜層15が形成されない。
この様な構成を採用することにより、摺動時に削り屑が生じることにより、コンタクトプローブ107の動きが悪くなり、あるいは、隣接するコンタクトプローブ107が互いに短絡されるのを抑制することができる。また、オーバードライブを繰り返すことによってビーム部41,43の外側の主面が荒れるのを防止することができる。
なお、本実施の形態では、先端部3において中間の金属層12が外側の金属層11,13よりも突出するとともに、ビーム部41及び43の主面上に薄膜層15が形成されるコンタクトプローブ107の例について説明したが、本発明はこのような構成のみに限定されない。例えば、先端部3及び根元部5の両方において中間の金属層12が外側の金属層11,13よりも突出するとともに、ビーム部41及び43の主面上に薄膜層15が形成される構成であってもよい。また、実施の形態1〜6の構成は、適宜組み合わせることができるものとする。

また、上記実施の形態1〜7では、本体部1が3つの金属層11〜13からなる場合の例について説明したが、本発明はこのような構成のみに限定されない。すなわち、本体部1を4以上の金属層で構成することもできる。例えば、中間の金属層12として、互いに異なる金属材料からなる2以上の金属層を備え、これらの金属層が、外側の金属層11,13によって挟み込まれるように構成されるものであってもよい。
また、上記実施の形態1〜7では、弾性変形部4が、1〜3個のビーム部からなる場合の例について説明したが、本発明はこのような構成のみに限定されない。すなわち、弾性変形部4は、4以上のビーム部に分割される構成であってもよい。
また、上記実施の形態1〜7では、中間の金属層12に金(Au)が用いられ、外側の金属層11,13及び薄膜層15に、ニッケルコバルト合金(Ni−Co)が用いられる場合の例について説明したが、本発明は、このような構成のみに限定されない。すなわち、具体的な金属材料は例示であり、他の金属材料を用いることもできる。例えば、ニッケルコバルト合金(Ni−Co)に代えて、パラジウムコバルト合金(Pd−Co)を用いることもできる。また、外側の金属層11,13及び薄膜層15には、同一の金属材料を用いることが望ましいが、異なる金属材料を用いることもできる。
また、上記実施の形態1〜7では、弾性変形部4の外周全面に絶縁膜16が形成されている場合の例について説明したが、本発明は、この様な場合のみに限定されない。絶縁膜16は、少なくとも外側のビーム部41,43の外側の主面、つまり、薄膜層15上に形成されていれば、隣接するコンタクトプローブ間において短絡防止の効果が得られる。つまり、オーバードライブを繰り返すことにより短絡が生じ易くなるのを防止し、コンタクトプローブの耐久性を向上させることができる。さらに、ビーム部41〜43に絶縁膜16が形成されていないコンタクトプローブに本発明を適用することもできる。この場合、中間の金属層12を薄膜層15で覆うことにより、外側の主面における中間の金属層12の変形を防止し、耐久性を向上させることができる。
また、上記実施の形態1〜7では、垂直型プローブの場合の例について説明したが、本発明は、このような場合のみに限定されない。例えば、片持ち梁構造を有するカンチレバー型プローブにも適用することができる。さらに、半導体デバイスの電気的特性試験に用いられるコンタクトプローブのみに限定されず、様々な電気的接触子に適用することができる。
1 本体部
2 コンタクト部
3 先端部
4 弾性変形部
5 根元部
6 端子部
11〜13 金属層
12a〜12c 金属領域
14 薄膜層
15 薄膜層
16 絶縁膜
41〜43 ビーム部
101〜107 コンタクトプローブ
110 配線基板
111 プローブ電極
120,130 ガイド板
121,131 貫通孔
122,132 貫通孔の内面
200 半導体ウエハ
201 電極端子
L オーバードライブ量
Lg ビーム部間の距離
Lw ビーム部の幅
Lw1〜Lw3 金属層11〜13の幅
N 湾曲方向

Claims (9)

  1. 検査対象物に当接させるコンタクト部と、
    配線基板と導通させる端子部と、
    上記コンタクト部及び端子部の間に設けられ、湾曲方向を予め定める湾曲形状を有する弾性変形部と、
    ガイド板の貫通孔により、長手方向に移動可能に支持され、上記弾性変形部の湾曲により所定の方向へ傾けられる摺動部とを備え、
    上記摺動部は、中間層が外層で挟まれ、積層面が長手方向に延びる積層構造を有し、その側面において、上記中間層が上記外層よりも上記所定の方向に向けて突出し、上記貫通孔の内面に対し、上記外層を押圧させることなく上記中間層を押圧させることを特徴とする電気的接触子。
  2. 上記摺動部の側面には、中間層及び外層を覆うようにめっき層が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気的接触子。
  3. 上記摺動部は、上記コンタクト部及び上記弾性変形部の間に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気的接触子。
  4. 上記摺動部は、上記端子部及び上記弾性変形部の間に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気的接触子。
  5. 上記弾性変形部は、細長い板状体からなり、
    上記板状体は、第1金属からなる導電層と、幅方向において上記導電層を挟むように形成された第2金属からなる応力層と、上記板状体の主面上において上記導電層を覆うように形成された第3金属からなる薄膜層とを有し、
    第1金属は、第2金属よりも比抵抗が小さく、
    第2金属及び第3金属は、第1金属に比べて、機械的強度が高いことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電気的接触子。
  6. 上記弾性変形部は、空隙を介して上記主面を対向させるように配置された2以上の上記板状体からなり、
    上記板状体は、長手方向の両端において互いに結合されていることを特徴とする請求項5に記載の電気的接触子。
  7. 上記薄膜層は、両端に配置された上記板状体の外側の主面上に形成され、上記空隙に隣接する主面上には形成されないことを特徴とする請求項6に記載の電気的接触子。
  8. 3以上の上記板状体を備え、
    上記板状体は、互いに略同一の厚みを有することを特徴とする請求項7に記載の電気的接触子。
  9. 上記薄膜層上に絶縁膜が形成されていることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の電気的接触子。
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