JP2012042413A - 差動測定プローブ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、レバーによりピンピッチを変更する機構を備えることで、アングルピンに手を触れずに容易にピンピッチを変更することが可能であり、また被測定対象にアングルピンを押し付けたときにその反動でアングルピンが不用意に回転することの少ない差動測定プローブを実現することを目的とする。
【解決手段】本発明は、一対のアングルピンの先端から被測定信号を入力する差動測定プローブにおいて、概円柱状に形成され、自身の外周面にはその軸に対して斜め方向に溝が形成され、自身の一端には前記アングルピンが挿入されるソケットと、前記ソケットの一対が鏡像関係となるように配置され、かつ前記ソケットのそれぞれがその軸を中心として回転可能となるように格納されるソケット格納部と、前記一対のソケットのそれぞれの溝に挿入される突起を有し前記ソケットの軸と平行にスライドするレバーと、を備えることを特徴とする特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、一対のアングルピンの先端から被測定信号を入力する差動測定プローブにおいて、概円柱状に形成され、自身の外周面にはその軸に対して斜め方向に溝が形成され、自身の一端には前記アングルピンが挿入されるソケットと、前記ソケットの一対が鏡像関係となるように配置され、かつ前記ソケットのそれぞれがその軸を中心として回転可能となるように格納されるソケット格納部と、前記一対のソケットのそれぞれの溝に挿入される突起を有し前記ソケットの軸と平行にスライドするレバーと、を備えることを特徴とする特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、被測定対象の2点間に生ずる信号を入力する差動測定プローブに関するものである。
差動測定プローブは、被測定対象の2点間の信号を取り出しオシロスコープ等へ入力するための装置である。
従来の差動測定プローブの構成例を、図面を用いて説明する。図13は、従来の差動測定プローブの構成例を示した図であり、(a)は上面図、(b)は正面図である。
図13において、差動測定プローブは、コネクタ1と、プローブベース2と、ソケット21と、アングルピン3等から構成される。
コネクタ1は、図示しないオシロスコープ等に接続するための同軸ケーブル等で、プローブベース2の一端から引き出されている。
プローブベース2は、その筐体が樹脂等で形成され、ユーザが手に持てるように例えばペン状に形成されている。
プローブベース2の他端には、丸径の挿入孔を有するソケット21が2つ並んで埋め込まれている。
アングルピン3は、屈曲部を有し、への字状に形成される丸径のピンで、一端がソケット21に挿入され、他端(先端)は先細状となっている。
ソケット21は、プローブベース2の筐体内部に格納されている図示しない基板(差動電圧を検出する素子等)に接続されている。
基板は、コネクタ1を介してオシロスコープ等に接続されている。
従来の差動測定プローブの構成例を、図面を用いて説明する。図13は、従来の差動測定プローブの構成例を示した図であり、(a)は上面図、(b)は正面図である。
図13において、差動測定プローブは、コネクタ1と、プローブベース2と、ソケット21と、アングルピン3等から構成される。
コネクタ1は、図示しないオシロスコープ等に接続するための同軸ケーブル等で、プローブベース2の一端から引き出されている。
プローブベース2は、その筐体が樹脂等で形成され、ユーザが手に持てるように例えばペン状に形成されている。
プローブベース2の他端には、丸径の挿入孔を有するソケット21が2つ並んで埋め込まれている。
アングルピン3は、屈曲部を有し、への字状に形成される丸径のピンで、一端がソケット21に挿入され、他端(先端)は先細状となっている。
ソケット21は、プローブベース2の筐体内部に格納されている図示しない基板(差動電圧を検出する素子等)に接続されている。
基板は、コネクタ1を介してオシロスコープ等に接続されている。
このような、従来の差動測定プローブの動作を詳細に説明する。
被測定対象にアングルピン3を接触させることで、被測定対象の信号がアングルピン3に入力される。アングルピン3に入力した信号はソケット21を介して、基板に入力される。基板からの出力は、コネクタ1を介してオシロスコープ等に入力される。
図13(b)に示すように、アングルピン3はソケット21の軸に対して回転自在となっていて、測定の際にアングルピン3をユーザが指等で回転させることで先端の間隔(ピンピッチ)を所望の距離に変更することができる。
被測定対象にアングルピン3を接触させることで、被測定対象の信号がアングルピン3に入力される。アングルピン3に入力した信号はソケット21を介して、基板に入力される。基板からの出力は、コネクタ1を介してオシロスコープ等に入力される。
図13(b)に示すように、アングルピン3はソケット21の軸に対して回転自在となっていて、測定の際にアングルピン3をユーザが指等で回転させることで先端の間隔(ピンピッチ)を所望の距離に変更することができる。
特許文献1には、回転可能なピンにより、ピン先端間隔を変更可能な差動測定プローブの構成例が詳細に記載されている。
このような差動測定プローブにおいてはアングルピン3が回転自在でありピンピッチが自由に変更できる利点がある。
しかしながら、ピンピッチを変更する際、アングルピン3をユーザが直接触って回転させなければならないため操作性に問題があり、またアングルピン3は回転自在であるので、例えば被測定対象にアングルピン3を押し付けた場合その反動でアングルピン3が不用意に回転してしまい、ピンピッチが変わりやすいという問題があった。
しかしながら、ピンピッチを変更する際、アングルピン3をユーザが直接触って回転させなければならないため操作性に問題があり、またアングルピン3は回転自在であるので、例えば被測定対象にアングルピン3を押し付けた場合その反動でアングルピン3が不用意に回転してしまい、ピンピッチが変わりやすいという問題があった。
そこで本発明は、レバーによりピンピッチを変更する機構を備えることで、アングルピンに手を触れずに容易にピンピッチを変更することが可能であり、また被測定対象にアングルピンを押し付けたときにその反動でアングルピンが不用意に回転することの少ない差動測定プローブを実現することを目的とする。
このような課題を解決するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、
一対のアングルピンの先端から被測定信号を入力する差動測定プローブにおいて、
概円柱状に形成され、自身の外周面にはその軸に対して斜め方向に溝が形成され、自身の一端には前記アングルピンが挿入されるソケットと、
前記ソケットの一対が鏡像関係となるように配置され、かつ前記ソケットのそれぞれがその軸を中心として回転可能となるように格納されるソケット格納部と、
前記一対のソケットのそれぞれの溝に挿入される突起を有し前記ソケットの軸と平行にスライドするレバーと、
を備えることを特徴とする。
一対のアングルピンの先端から被測定信号を入力する差動測定プローブにおいて、
概円柱状に形成され、自身の外周面にはその軸に対して斜め方向に溝が形成され、自身の一端には前記アングルピンが挿入されるソケットと、
前記ソケットの一対が鏡像関係となるように配置され、かつ前記ソケットのそれぞれがその軸を中心として回転可能となるように格納されるソケット格納部と、
前記一対のソケットのそれぞれの溝に挿入される突起を有し前記ソケットの軸と平行にスライドするレバーと、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、
前記ソケットの外周面には前記ソケットと同一軸のリングが取り付けられ、
前記ソケット格納部の内周壁面には、前記リングに対応する位置に前記リングと同一軸の円環状の溝が形成され、
前記ソケットは、前記円環状の溝の内周壁面と前記リングの外周とが接することによって生じる摩擦力によって保持されることを特徴とする。
前記ソケットの外周面には前記ソケットと同一軸のリングが取り付けられ、
前記ソケット格納部の内周壁面には、前記リングに対応する位置に前記リングと同一軸の円環状の溝が形成され、
前記ソケットは、前記円環状の溝の内周壁面と前記リングの外周とが接することによって生じる摩擦力によって保持されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明であって、
前記リングは、弾性体により形成されることを特徴とする。
前記リングは、弾性体により形成されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明であって、
前記弾性体は、ゴムまたはシリコンであることを特徴とする。
前記弾性体は、ゴムまたはシリコンであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明であって、
前記ソケットは内部に概円柱状のピン固定部を有し、
このピン固定部の一端は、前記ソケットの他端から突出し、前記ピン固定部の他端は、挿入孔を有し、この挿入孔の開口部は切欠部によって縦に二分割され、
前記アングルピンの尾端近傍には、その軸と直交する方向に耳状に張り出した耳部を有し、
前記ピン固定部の挿入孔に前記アングルピンの尾端が挿入されるとともに、前記耳部が前記切欠部に嵌合することにより、前記アングルピンが前記ピン固定部に固定されることを特徴とする。
前記ソケットは内部に概円柱状のピン固定部を有し、
このピン固定部の一端は、前記ソケットの他端から突出し、前記ピン固定部の他端は、挿入孔を有し、この挿入孔の開口部は切欠部によって縦に二分割され、
前記アングルピンの尾端近傍には、その軸と直交する方向に耳状に張り出した耳部を有し、
前記ピン固定部の挿入孔に前記アングルピンの尾端が挿入されるとともに、前記耳部が前記切欠部に嵌合することにより、前記アングルピンが前記ピン固定部に固定されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明であって、
前記アングルピンにより入力された信号を検出する基板を内部に有し、
前記基板には、弾性を有する2枚の接続部材のそれぞれ一端が取り付けられ、これら接続部材の他端は湾曲して腕部を形成し、前記ソケットの他端から突出した前記ピン固定部の一端はそれぞれ前記腕部と接触し、
前記アングルピンの先端が応力を受けた場合にも、前記ソケットがその軸方向に所定距離だけ移動し、前記腕部がたわむことで前記応力を吸収することを特徴とする。
前記アングルピンにより入力された信号を検出する基板を内部に有し、
前記基板には、弾性を有する2枚の接続部材のそれぞれ一端が取り付けられ、これら接続部材の他端は湾曲して腕部を形成し、前記ソケットの他端から突出した前記ピン固定部の一端はそれぞれ前記腕部と接触し、
前記アングルピンの先端が応力を受けた場合にも、前記ソケットがその軸方向に所定距離だけ移動し、前記腕部がたわむことで前記応力を吸収することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の発明であって、
前記ソケットの軸と平行な溝状のガイドを有し、
前記レバーは突辺を有し、
前記突辺が前記ガイドに挿入され、前記レバーが前記ガイドに沿ってスライドすることを特徴とする。
前記ソケットの軸と平行な溝状のガイドを有し、
前記レバーは突辺を有し、
前記突辺が前記ガイドに挿入され、前記レバーが前記ガイドに沿ってスライドすることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の発明であって、
前記アングルピンは、先端がその軸方向に伸縮するスプリング機能を備えることを特徴とする。
前記アングルピンは、先端がその軸方向に伸縮するスプリング機能を備えることを特徴とする。
本発明によれば、一対のアングルピンの先端から被測定信号を入力する差動測定プローブにおいて、概円柱状に形成され、自身の外周面にはその軸に対して斜め方向に溝が形成され、自身の一端には前記アングルピンが挿入されるソケットと、前記ソケットの一対が鏡像関係となるように配置され、かつ前記ソケットのそれぞれがその軸を中心として回転可能となるように格納されるソケット格納部と、前記一対のソケットのそれぞれの溝に挿入される突起を有し前記ソケットの軸と平行にスライドするレバーと、を備えているので、レバーによりピンピッチを変更する機構を備え、アングルピンに手を触れずに容易にピンピッチを変更することが可能な差動測定プローブを実現することができる。
また、前記ソケットの外周面には前記ソケットと同一軸のリングが取り付けられ、前記ソケット格納部の内周壁面には、前記リングに対応する位置に前記リングと同一軸の円環状の溝が形成され、前記ソケットは、前記円環状の溝の内周壁面と前記リングの外周とが接することによって生じる摩擦力によって保持されるので、被測定対象にアングルピンを押し付けたときにその反動でアングルピンが不用意に回転することの少ない差動測定プローブを実現することができる。
また、前記ソケットの外周面には前記ソケットと同一軸のリングが取り付けられ、前記ソケット格納部の内周壁面には、前記リングに対応する位置に前記リングと同一軸の円環状の溝が形成され、前記ソケットは、前記円環状の溝の内周壁面と前記リングの外周とが接することによって生じる摩擦力によって保持されるので、被測定対象にアングルピンを押し付けたときにその反動でアングルピンが不用意に回転することの少ない差動測定プローブを実現することができる。
以下本発明を、図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示した構成図である。ここで、図13と同一のものは同一符号を付し説明を省略する。
図1において、差動測定プローブは、コネクタ1と、プローブベース5と、アングルピン6等から構成される。
プローブベース5の一端には、コネクタ1が接続されている。
図1において、差動測定プローブは、コネクタ1と、プローブベース5と、アングルピン6等から構成される。
プローブベース5の一端には、コネクタ1が接続されている。
図2は、差動測定プローブの内部構造を示した図である。また、図3はプローブベース5の筐体内部を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は(a)に示す「B’−B」における断面図である。
尚、差動測定プローブは便宜上、図1および図2に示す紙面表側を上側、紙面裏側を下側とする。また図2に示す一点鎖線は差動測定プローブの中心面Aの位置を示している。差動測定プローブは中心面Aに対し概ね鏡像関係となる構成をとる。
差動電圧検出素子等である基板7は、プローブベース5の筐体内部に設けられ、コネクタ1を介してオシロスコープ等と接続されている。
プローブベース5の他端近傍には、一端が開口した概円筒状の空間であるソケット取り付け部51が、その軸が中心面Aに平行となるよう設けられている。プローブベース5の他端面には、ソケット取り付け部51の開口部が形成される。
ソケット取り付け部51の内周壁には、ソケット取り付け部51と同一軸の円環状の溝52が設けられている。
樹脂等により概円柱状に形成された2つのソケット8は、ソケット取り付け部51に、回転自在に格納される。
プローブベース5の2つのソケット取り付け部51の間には、空間53が設けられている。空間53は、下側に中心面Aに沿って溝状のガイド531を有している。
プローブベース5の上側面には、空間53と連通した細長い窓532がその長手方向が中心面Aに沿って設けられている。
後述する調整レバー9は、空間53に取り付けられる。
尚、差動測定プローブは便宜上、図1および図2に示す紙面表側を上側、紙面裏側を下側とする。また図2に示す一点鎖線は差動測定プローブの中心面Aの位置を示している。差動測定プローブは中心面Aに対し概ね鏡像関係となる構成をとる。
差動電圧検出素子等である基板7は、プローブベース5の筐体内部に設けられ、コネクタ1を介してオシロスコープ等と接続されている。
プローブベース5の他端近傍には、一端が開口した概円筒状の空間であるソケット取り付け部51が、その軸が中心面Aに平行となるよう設けられている。プローブベース5の他端面には、ソケット取り付け部51の開口部が形成される。
ソケット取り付け部51の内周壁には、ソケット取り付け部51と同一軸の円環状の溝52が設けられている。
樹脂等により概円柱状に形成された2つのソケット8は、ソケット取り付け部51に、回転自在に格納される。
プローブベース5の2つのソケット取り付け部51の間には、空間53が設けられている。空間53は、下側に中心面Aに沿って溝状のガイド531を有している。
プローブベース5の上側面には、空間53と連通した細長い窓532がその長手方向が中心面Aに沿って設けられている。
後述する調整レバー9は、空間53に取り付けられる。
図4はソケット8を説明する図である。
ソケット8の外周には、ソケット8と同一軸の円環状の凹部81が形成されている。
凹部81には、ゴムまたはシリコン等である弾性体のリング82が取り付けられる。
ソケット8の外周には、ソケット8の軸方向に対して斜め方向に溝83が形成されている。
ソケット8の外周には、ソケット8と同一軸の円環状の凹部81が形成されている。
凹部81には、ゴムまたはシリコン等である弾性体のリング82が取り付けられる。
ソケット8の外周には、ソケット8の軸方向に対して斜め方向に溝83が形成されている。
図5は調整レバー9を説明する図であり、(a)は上面図、(b)は側面図である。
調整レバー9は、概短冊状の平板部91と、その上面に取り付けられたノブ92と、下面に取り付けられた突辺93と、両側面に取り付けられた突起94等から構成される。
ノブ92の先端には、ユーザの指が滑りにくく、操作がし易いように凹凸が設けられている。
調整レバー9は、空間53に格納され、突起94はソケット8の溝83に挿入され、突辺93は空間53のガイド531に挿入され、ノブ92は窓532から突出する。
ユーザはノブ92を操作することにより、レバー9をスライド可能である。
調整レバー9は、概短冊状の平板部91と、その上面に取り付けられたノブ92と、下面に取り付けられた突辺93と、両側面に取り付けられた突起94等から構成される。
ノブ92の先端には、ユーザの指が滑りにくく、操作がし易いように凹凸が設けられている。
調整レバー9は、空間53に格納され、突起94はソケット8の溝83に挿入され、突辺93は空間53のガイド531に挿入され、ノブ92は窓532から突出する。
ユーザはノブ92を操作することにより、レバー9をスライド可能である。
図6はソケット8の内部構造を説明する図である。
ソケット8には、その軸上に概円柱状で導電性を有するピン固定部10が埋め込まれている。
ピン固定部10の一端は、ソケット8の一端から僅かに突出している。
(図2に示すとおり、突出したピン固定部10の一端は、導電性を有する接続部材11を介して、基板7と接続されている。)
ピン固定部10の他端は、丸径の挿入孔101を有している。挿入孔101の開口部には、切欠部102が設けられることで開口部が縦に2分割された形状となっている。
ソケット8の他端はその軸上に挿入孔84を有し、この挿入孔84は埋め込まれたピン固定部10の他端まで通じている。
ソケット8には、その軸上に概円柱状で導電性を有するピン固定部10が埋め込まれている。
ピン固定部10の一端は、ソケット8の一端から僅かに突出している。
(図2に示すとおり、突出したピン固定部10の一端は、導電性を有する接続部材11を介して、基板7と接続されている。)
ピン固定部10の他端は、丸径の挿入孔101を有している。挿入孔101の開口部には、切欠部102が設けられることで開口部が縦に2分割された形状となっている。
ソケット8の他端はその軸上に挿入孔84を有し、この挿入孔84は埋め込まれたピン固定部10の他端まで通じている。
図7はアングルピン6の形状を説明する図である。
アングルピン6は、丸径の細長い針であり、屈曲部を有するへの字状に形成され、一端の近傍には、その軸と直交する方向に耳状に張り出した耳部61を有する。
アングルピン6の他端は先細状の先端を有する。
アングルピン6は、丸径の細長い針であり、屈曲部を有するへの字状に形成され、一端の近傍には、その軸と直交する方向に耳状に張り出した耳部61を有する。
アングルピン6の他端は先細状の先端を有する。
図8はアングルピン6のソケット8への取り付けについて説明する図である。
ソケット8の挿入孔84にアングルピン6の一端が挿入される(図8(a))。そして、耳部61がピン固定部10の切欠部102と嵌合し固定される(図8(b),(c))。
ソケット8の挿入孔84にアングルピン6の一端が挿入される(図8(a))。そして、耳部61がピン固定部10の切欠部102と嵌合し固定される(図8(b),(c))。
このような、差動測定プローブの動作を図面を用いて詳細に説明する。
被測定対象からの信号は、アングルピン6に入力される。この信号はピン固定部10を備えたソケット8、および接続部材11を介して、基板7に入力される。
基板7からの出力は、コネクタ1を介してオシロスコープ等に入力される。
被測定対象からの信号は、アングルピン6に入力される。この信号はピン固定部10を備えたソケット8、および接続部材11を介して、基板7に入力される。
基板7からの出力は、コネクタ1を介してオシロスコープ等に入力される。
次に、アングルピン6のピンピッチを変える際の動作を図9により説明する。
図9(a)はピンピッチが最小値「D0」の状態を示している。突起94は、ソケット8の溝83の一端に位置している。
レバー9を図9(b)の点線矢印に示す方向にスライドさせると、突辺93がガイド531に沿って移動するとともに、突起94がソケット8の溝83に沿って移動する。溝83はソケット8の軸方向に対し斜めに形成されているので、ソケット8に回転運動が生じ、これに伴いアングルピン6が回転してピンピッチが「D1」に変化する。
図9(c)のようにレバー9を点線矢印方向にスライドさせると、アングルピン6が更に回転して、突起94が溝83の他端に達し、アングルピン6のピンピッチが最大値「D2」となる。
図9(a)はピンピッチが最小値「D0」の状態を示している。突起94は、ソケット8の溝83の一端に位置している。
レバー9を図9(b)の点線矢印に示す方向にスライドさせると、突辺93がガイド531に沿って移動するとともに、突起94がソケット8の溝83に沿って移動する。溝83はソケット8の軸方向に対し斜めに形成されているので、ソケット8に回転運動が生じ、これに伴いアングルピン6が回転してピンピッチが「D1」に変化する。
図9(c)のようにレバー9を点線矢印方向にスライドさせると、アングルピン6が更に回転して、突起94が溝83の他端に達し、アングルピン6のピンピッチが最大値「D2」となる。
ソケット8のリング82と、ソケット取り付け部51の円環状の溝52とは接しており、摩擦力にて保持される。この摩擦力によりピンピッチを維持できる機能を果たす。
このように本発明によれば、一対のアングルピン6の先端から被測定信号を入力する差動測定プローブにおいて、概円柱状に形成され、自身の外周面にはその軸に対して斜め方向に溝83が形成され、自身の一端には前記アングルピン6が挿入されるソケット8と、前記ソケット8の一対が鏡像関係となるように配置され、かつ前記ソケット8のそれぞれがその軸を中心として回転可能となるように格納されるソケット格納部51と、前記一対のソケット8のそれぞれの溝83に挿入される突起94を有し前記ソケットの軸と平行にスライドするレバー9と、を備えているので、レバーによりピンピッチを変更する機構を備え、アングルピン6に手を触れずに容易にピンピッチを変更することが可能な差動測定プローブを実現することができる。
また、前記ソケット8の外周面には前記ソケット8と同一軸のリング82が取り付けられ、前記ソケット格納部51の内周壁面には、前記リング82に対応する位置に前記リング82と同一軸の円環状の溝52が形成され、前記ソケット8は、前記円環状の溝52の内周壁面と前記リング82の外周とが接することによって生じる摩擦力によって保持されるので、被測定対象にアングルピン6を押し付けたときにその反動でアングルピン6が不用意に回転することの少ない差動測定プローブを実現することができる。
また、前記ソケット8の外周面には前記ソケット8と同一軸のリング82が取り付けられ、前記ソケット格納部51の内周壁面には、前記リング82に対応する位置に前記リング82と同一軸の円環状の溝52が形成され、前記ソケット8は、前記円環状の溝52の内周壁面と前記リング82の外周とが接することによって生じる摩擦力によって保持されるので、被測定対象にアングルピン6を押し付けたときにその反動でアングルピン6が不用意に回転することの少ない差動測定プローブを実現することができる。
なお、接続部材11は、金属プレート等であってもよく、例えば図10のように、基板7に半田付け等によって一端が取り付けられる。金属プレートである接続部材11は、基板7に取り付けらた部分を支点とする片持ち梁となり、この梁部分は腕状に曲げられ腕部111を形成する。ソケット8から僅かに突出したピン固定部10の一端がこの腕部111と接触する。
測定の際には、被測定対象にアングルピン6を押し付けることがあるが、ソケット8がその軸方向に応力を受けた場合に、腕部111には応力に応じてたわみが生じて衝撃を吸収することができる。
また、アングルピン6の代わりに図11に示すようなスプリングピン12を使用してもよい。スプリングピン12は、先端付近にその軸方向に伸縮するスプリング機能を備えるスプリング部121を有し、それ以外は、アングルピン6と同一の構成である。
このスプリング部121によって、被測定対象にアングルピン6を押し付けたときの被測定対象との衝撃を緩和することができる。
測定の際には、被測定対象にアングルピン6を押し付けることがあるが、ソケット8がその軸方向に応力を受けた場合に、腕部111には応力に応じてたわみが生じて衝撃を吸収することができる。
また、アングルピン6の代わりに図11に示すようなスプリングピン12を使用してもよい。スプリングピン12は、先端付近にその軸方向に伸縮するスプリング機能を備えるスプリング部121を有し、それ以外は、アングルピン6と同一の構成である。
このスプリング部121によって、被測定対象にアングルピン6を押し付けたときの被測定対象との衝撃を緩和することができる。
また、図12のように、窓532の近傍に目盛13を形成しても良い。被測定対象のプロービング箇所とピンピッチの目盛13の読み値を記録しておけば、測定の再現性を改善することができる。
51 ソケット格納部
52 円環状の溝
531 ガイド
6 アングルピン
61耳部
7 基板
8 ソケット
82 リング
83 溝
9 レバー
93 突辺
94 突起
10 ピン固定部
101 挿入孔
102 切欠部
11 接続部材
111 腕部
12 スプリングピン
121 スプリング部
13 目盛
52 円環状の溝
531 ガイド
6 アングルピン
61耳部
7 基板
8 ソケット
82 リング
83 溝
9 レバー
93 突辺
94 突起
10 ピン固定部
101 挿入孔
102 切欠部
11 接続部材
111 腕部
12 スプリングピン
121 スプリング部
13 目盛
Claims (8)
- 一対のアングルピンの先端から被測定信号を入力する差動測定プローブにおいて、
概円柱状に形成され、自身の外周面にはその軸に対して斜め方向に溝が形成され、自身の一端には前記アングルピンが挿入されるソケットと、
前記ソケットの一対が鏡像関係となるように配置され、かつ前記ソケットのそれぞれがその軸を中心として回転可能となるように格納されるソケット格納部と、
前記一対のソケットのそれぞれの溝に挿入される突起を有し前記ソケットの軸と平行にスライドするレバーと、
を備えることを特徴とする特徴とする差動測定プローブ。 - 前記ソケットの外周面には前記ソケットと同一軸のリングが取り付けられ、
前記ソケット格納部の内周壁面には、前記リングに対応する位置に前記リングと同一軸の円環状の溝が形成され、
前記ソケットは、前記円環状の溝の内周壁面と前記リングの外周とが接することによって生じる摩擦力によって保持されることを特徴とする請求項1に記載の差動測定プローブ。 - 前記リングは、弾性体により形成されることを特徴とする請求項2に記載の差動測定プローブ。
- 前記弾性体は、ゴムまたはシリコンであることを特徴とする請求項3に記載の差動測定プローブ。
- 前記ソケットは内部に概円柱状のピン固定部を有し、
このピン固定部の一端は、前記ソケットの他端から突出し、前記ピン固定部の他端は、挿入孔を有し、この挿入孔の開口部は切欠部によって縦に二分割され、
前記アングルピンの尾端近傍には、その軸と直交する方向に耳状に張り出した耳部を有し、
前記ピン固定部の挿入孔に前記アングルピンの尾端が挿入されるとともに、前記耳部が前記切欠部に嵌合することにより、前記アングルピンが前記ピン固定部に固定されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の差動測定プローブ。 - 前記アングルピンにより入力された信号を検出する基板を内部に有し、
前記基板には、弾性を有する2枚の接続部材のそれぞれ一端が取り付けられ、これら接続部材の他端は湾曲して腕部を形成し、前記ソケットの他端から突出した前記ピン固定部の一端はそれぞれ前記腕部と接触し、
前記アングルピンの先端が応力を受けた場合にも、前記ソケットがその軸方向に所定距離だけ移動し、前記腕部がたわむことで前記応力を吸収することを特徴とする請求項5に記載の差動測定プローブ。 - 前記ソケットの軸と平行な溝状のガイドを有し、
前記レバーは突辺を有し、
前記突辺が前記ガイドに挿入され、前記レバーが前記ガイドに沿ってスライドすることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の差動測定プローブ。 - 前記アングルピンは、先端がその軸方向に伸縮するスプリング機能を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の差動測定プローブ。
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JP2010186019A JP2012042413A (ja) | 2010-08-23 | 2010-08-23 | 差動測定プローブ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010186019A JP2012042413A (ja) | 2010-08-23 | 2010-08-23 | 差動測定プローブ |
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JP2010186019A Pending JP2012042413A (ja) | 2010-08-23 | 2010-08-23 | 差動測定プローブ |
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JP (1) | JP2012042413A (ja) |
Cited By (2)
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KR20150092094A (ko) * | 2012-12-04 | 2015-08-12 | 일본전자재료(주) | 전기적 접촉자 |
CN105807207A (zh) * | 2016-04-25 | 2016-07-27 | 广西柳州银海铝业股份有限公司 | 功率模块的检测探头 |
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2010
- 2010-08-23 JP JP2010186019A patent/JP2012042413A/ja active Pending
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KR20150092094A (ko) * | 2012-12-04 | 2015-08-12 | 일본전자재료(주) | 전기적 접촉자 |
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