JP6457730B2 - リアクトル - Google Patents

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本発明は、ケース内にリアクトル本体を収納してなる、遮音構造を有するリアクトルに関する。
リアクトルは、巻線により交流成分に対して誘導性リアクタンスを与える受動素子であり、リアクトル本体と、リアクトル本体を収容するケースを有する。リアクトル本体は、磁性体を主材料とするコアを樹脂モールド成形体で包み込み、樹脂モールド成形体の外表面にコイルを巻回することで構成されている。リアクトル本体は、コアやコイルを保護するために、箱型のケースに収容される。リアクトル本体は、ケースの開口側から挿入される。コイルの引き出しリード線は、端子台が有する配線用の端子に接続される。
リアクトルは、コイルへの通電時に、電流の周期的な変化により振動が発生する。特に車載用途のリアクトルの場合、比較的大きな電流が流れるため発生する振動が大きくなる。この振動により、リアクトル本体から音が発生する。さらに、リアクトル本体の音が外部に伝播し、例えばリアクトルが設置された車内などにおいて、騒音の原因となる場合がある。
また、車載用途など比較的大きな電流が流れるリアクトルは、発熱が大きく、放熱構造が重要となる。このような用途で使用されるリアクトルは、例えば、アルミケースに収容し、リアクトル本体の周囲を熱伝導率の高いシリコーン樹脂やエポキシ樹脂など(以下、充填材と呼ぶ)で覆うように充填させることで、放熱性を高めている(例えば、特許文献1)。
特開2014−036194号公報
ところで、リアクトル本体をケースに収容した場合、リアクトル本体とケースの開口部との間に隙間が生じてしまう。この隙間からリアクトル本体で発生する音が漏れてしまうことがあった。また、端子台は、リアクトル本体のコイルに接続されるとともに、ケースに固定されている。従って、リアクトル本体と端子台や、ケースと端子台との間に隙間が生じた場合には、この隙間からリアクトル本体で発生する音が漏れてしまうことがあった。
本発明は、前記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものである。本発明の目的は、リアクトル本体から発生した音がリアクトル外部に伝わることが抑制されたリアクトルを提供することにある。
本発明のリアクトルは、コアと、前記コアを内包する樹脂部材と、前記コアに、前記樹脂部材を介して巻回されるコイルと、を有するリアクトル本体と、前記リアクトル本体を収容する開口部を有するケースと、を備え、前記リアクトル本体は、前記ケースの上面開口部から、前記樹脂部材の上部が突出するように収容され、前記ケースに収容された前記リアクトル本体と、前記ケースの開口部との間に生じる隙間の少なくとも一部において、第1の遮音板が設けられ、前記第1の遮音板は、前記ケースの上面開口部の周囲の少なくとも一部において、前記樹脂部材上部の平面投影外形形状を、前記隙間内周から前記ケースの外方に向かって張り出させた第1の張り出し部であることを特徴とする。
前記第1の張り出し部は、前記樹脂部材と一体成型されていても良い。前記ケースの開口部の縁と、前記第1の張り出し部の下面との間には第1の空間が設けられていても良い。
前記コイルに接続されるとともに、前記ケースに固定される端子台をさらに備え、前記端子台の周囲の少なくとも一部において、第2の遮音板が設けられていても良い。前記第2の遮音板は、前記ケースの少なくとも一部を、前記ケースの外方に向かって張り出させた第2の張り出し部であり、前記第2の張り出し部は、前記端子台の周囲の少なくとも一部を覆うように設けられていても良い。
前記第2の張り出し部は、前記ケースと一体成型されていても良い。前記端子台と、前記第2の張り出し部の前記端子台側の面との間には第2の空間が設けられていても良い。
前記第1の空間が、シール材で塞がれていても良い。前記第2の空間が、シール材で塞がれていても良い。前記コイルの露出部分を被覆するコイルカバーを設けても良い。
本発明によれば、リアクトル本体から発生した音がリアクトル外部に伝わることが抑制されたリアクトルを提供することができる。
第1実施形態の分解斜視図である。 第1実施形態の全体の組立状態を示す斜視図である。 第1実施形態のコイルカバーと端子台を除いた組立状態を示す斜視図である。 第1実施形態におけるケースの左側からの斜視図である。 図4のケースの右側からの斜視図である。 図4のケースの縦断面図である。 第1実施形態におけるリアクトル本体の構成を示す分解斜視図である。 第1実施形態におけるリアクトル本体の底部を示す斜視図である。 第1実施形態のケースにリアクトル本体を装着する方法を示す斜視図である。 図3の横断面図である。 コアの接合部分における接着剤のはみ出し状態を示す斜視図である。 第1実施形態の全体の組立状態を示す底面斜視図である。
[1.第1実施形態]
[1.1 構成]
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
(1)構成概要
本実施形態のリアクトルは、図1ないし図3、および図9に示す通り、リアクトル本体1と、リアクトル本体1を収容する上面が開口した箱形のケース2と、を備える。リアクトル本体1とケース2との間には充填材3が充填されている。リアクトル本体1は、図1に示す通り、3本の脚部を備えたコア4と、このコア4の周囲に設けられた樹脂成型品5と、コア4及び樹脂成型品5の中心脚部分に巻回されたコイル6とを備える。
ケース2に収容されたリアクトル本体1と、ケース2の開口部との間に生じる隙間の少なくとも一部において、遮音板59が設けられている。本実施形態では、リアクトル本体1は、ケース2の上面開口部から、リアクトル本体1の樹脂成形品5の上部が突出するように収容されている。樹脂成形品5の上部の平面投影外形形状は、ケース2の上面開口部の周囲の少なくとも一部において、ケース2の上面開口部の内周形状よりもケース2の外方に向かって張り出すように形成されている。
また、本実施形態のリアクトルは、リアクトル本体1に接続されるとともに、ケース2に固定される端子台9を備える。リアクトルは、端子台9の周囲の少なくとも一部において、遮音板であるアンダーカバー95が設けられている。本実施形態のアンダーカバー95は、ケース2の少なくとも一部が、ケース2の外方に向かって張り出すようにして形成されている。この張り出した部分は、端子台9の周囲の少なくとも一部を覆うように設けられている。
(2)コア4
図1及び図7に示す通り、コア4は、断面矩形状の3本の脚部41〜43を有するE字状の2つの分割コア4a,4bを、3本の脚部41〜43の先端同士を対向させて接着することで、全体としてθ字状に形成されている。θ字状に形成されたコア4には、コア4の四隅が略直角に形成されている場合も、面取り加工されている場合も含む。コア4としては、例えば粉末状の磁性体を圧縮成形して形成した圧縮コアや、ケイ素鋼を積層した積層コアを用いることができる。
(3)樹脂成型品5
樹脂成型品5は、その内部にコア4を埋設したものであって、2つの分割コア4a,4bのそれぞれと一体的に形成された樹脂成型品5a,5bからなる。2つの分割コア4a,4bをそれぞれインサート品として、樹脂成型品5a,5bの金型内にセットした状態で、金型内に樹脂を充填し固化することで、分割コア4a,4bと樹脂成型品5a,5bを一体的に形成する。
樹脂成型品5は、コア4とコイル6を絶縁する絶縁体である。樹脂成型品5の主材料としては、例えば、不飽和ポリエステル系樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、BMC(バルクモールディングコンパウンド)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PBT(ポリブチレンテレフタラート)等を用いることができる。
樹脂成型品5a,5bは、分割コア4a,4bの脚部先端に形成された接合面を除いて、分割コア4a,4bのほぼ全周を覆っている。ただし、本実施形態においては、図8に示すように、分割コア4a,4bの底部に露出部44を形成するための切欠部51が形成され、分割コア4a,4bの露出部44の周囲には、切欠部51の周縁が壁のように立ち上がっている。分割コア4a,4bの露出部44の周囲に形成された樹脂成型品5の立ち上がり部分には、開口部52が形成されている。この開口部52は、切欠部51の周縁から樹脂成型品5の端面にまで達し、ケース2とリアクトル本体1との隙間と連通する。
樹脂成型品5は、分割コア4a,4bの3本の脚部41〜43の外周を被覆するものであって、その先端は分割コア4a,4bの接合面と同じ位置になっている。すなわち、分割コア4a,4bの接合面を突き合わせた場合、それらの周囲に設けられた樹脂成型品5a,5bの先端面も付き合わされた状態になる。従って、2つのE字形分割コア4a,4bをθ形に接合する場合、分割コア4a,4bの接合面と、樹脂成型品5a,5bの接合面の両方に接着剤を塗布する。なお、接合した時に接合面に十分に広がるのであれば、分割コア4a,4b、樹脂成型品5a,5bのどちらか一方の接合面に接着材を塗布すれば良い。また、本実施形態では接着強度を向上させるために、図11に示すように、樹脂成型品5a,5bの接合面を跨ぐように、樹脂成型品5a,5bの表面にも接着剤7を盛り上げて塗布する。
図7、図8及び図11に示すように、樹脂成型品5a,5bには、両者を突き合わせて接合した場合に、分割コア4a,4b及び樹脂成型品5a,5bの位置合わせと接合強度を高めるために、凹部53とこれに嵌合する凸部54が設けられている。
図1及び図7に示すように、樹脂成型品5a,5bには、一体化されたリアクトル本体1をケース2に固定するための部材が設けられている。本実施形態では、この部材は、樹脂成型品5の対角に1つずつ設けられている。すなわち、第1の樹脂成型品5aにはねじ挿入穴55が、第2の樹脂成型品5bにはねじ挿入穴56を備えた弾性支持部材57が設けられている。
樹脂成型品5の一端は、第1の樹脂成型品5aに設けられたねじ挿入穴55に挿入したボルト81をケース2に締結することで、ケース2に対して移動しないように固着される。一方、樹脂成型品5の他端は、第2の樹脂成型品5bの弾性支持部材57に設けられたねじ挿入穴56にボルト82を挿入し、ボルト82をケース2に締結することにより、弾性支持部材57によって可動的にケース2に取り付けられる。
図8に示すように、弾性支持部材57は、第2の樹脂成型品5bに対して変形可能な薄肉部を介して一体化されており、熱膨張差などでケース2とリアクトル本体1との間に位置ずれが生じた場合に、それを吸収するものである。その際、本実施形態の充填材3も固化した状態でも多少の弾力性を有するものであるから、熱膨張差を吸収できる。
樹脂成型品5bに設けた弾性支持部材57の下面には、ケース2側に向かって突出した位置決めピン58bが設けられている。同様に、図11に示すように、樹脂成型品5aにおけるねじ挿入穴55の近傍には、ケース2側に向かって突出した位置決めピン58aが設けられている。
(4)遮音板59
図2ないし図3に示すように、樹脂成型品5a,5bにおける接合面と反対側の縁には、ケース2の開口部の内周縁よりも外側に向かって張り出した遮音板59が樹脂成型品5a,5bと一体の樹脂で形成されている。この遮音板59は、図10の断面図に示すように、リアクトル本体1とケース2の開口部との間に生じる隙間を上方から覆うように設けられている。このようにして、樹脂成形品5の上部の平面投影外形形状が、ケース2の上面開口部の内周形状よりもケース2の外方に向かって張り出すように形成される。
本実施形態では、樹脂成型品5a,5bにおける接合面と反対側の端部の両方に遮音板59を形成しているが、リアクトル本体1の4つの端部全てがケース2の外方に向かって張り出すように形成することもできる。また、リアクトル本体1の1つの端部や、一部にのみ遮音板59を設ける構成としても良い。すなわち、騒音が主に発生する箇所にのみ、遮音板59を設ける構成とすることもできる。
本実施形態では、遮音板59が隙間を完全に密封しておらず、遮音板59の下面とケース2の上面の開口部の縁との間には空間が設けられている。ただし、遮音板59が空間を塞ぐように設けても良い。また、遮音板59とケース2の上面との間の空間をシール材で塞ぐこともできる。シール材としては、ゴム等の弾性体や防音材を用いることができる。特に、耐熱性があり、音を遮ることができるシール材を用いることが好ましい。例えば、エプトシーラー(登録商標)を用いることができる。固体のシール材を用いた場合、遮音板59の下面とケース2の上面に挟まれることによりシール材が押しつぶされるため密着性が高まる。そのため、シール材による防音効果が向上される。また、シール材としては、シリコンシーラントのような液体のシール材を用いても良い。これらのシール材で空間を塞ぐことにより、隙間から漏れる音を遮ることができ、また寸法公差が吸収される。
(5)コイル6
コイル6は、コア4の外表面に巻回されている。コイル6は、分割コア4a,4bの3本の脚部41〜43のうち、中央の脚部42が接着されることにより形成される直線部分に樹脂成型品5を介して巻回されている。具体的には、コイル6は、2つの分割コア4a,4bを接着する際に、予め筒状に巻回したコイル6を中央の脚部42に嵌め込むことにより、コア4に巻回されている。コイル6の巻き始めの端部と巻き終わりの端部61a,61bは、それぞれ引き出しリード線として外部に引き出される。コイル6としては、各種の導体を巻回したものを使用することができるが、本実施形態では、平角線の導体をエッジワイズ巻きしたエッジワイズコイルを使用する。
(6)ケース2
ケース2は、図1および図4ないし図6に示す通り、上面に開口を有する箱型に形成されており、リアクトル本体1の大きさに合わせた寸法の収容空間を有する。ケース2の収容空間は、リアクトル本体1の上部がケース2の上面から突出するような深さに形成されている。ケース2は熱伝導性の高い金属で形成され、リアクトル本体1を収容するとともにリアクトル本体1から発生する熱の放熱部材としての機能を有する。熱伝導性の高い金属としては、アルミニウムやマグネシウムを用いることができる。また、必ずしも金属である必要はなく、熱伝導性に優れた樹脂や、樹脂の一部に金属製の放熱板を埋設したものを使用することも可能である。
ケース2の底部には、コイル装着用の凹部21が設けられている。すなわち、本実施形態のリアクトル本体1において、コイル6はコア4及び樹脂成型品5の中央脚42の周囲に巻回されているため、リアクトル本体1の上面及び下面中央部ではコイル6がリアクトル本体1の表面からドーム状に盛り上がっている。そこで、ケース2の底部には、この盛り上がったコイル6の一部を収納する凹部21が設けられている。この凹部21は、本実施形態の製造方法において、液状の充填材3を貯留する箇所として使用する。
ケース2には、この凹部21からリアクトル本体1の長手方向(分割コア4a,4bの接合面の延びる方向)に向かって、充填材3の案内溝22が形成されている。この案内溝22の形状と断面積は、分割コア4a,4bの接合面からはみ出すように盛り上げた接着剤7が図4に示す案内溝22に収納された状態において、案内溝22内を充填材3が円滑に流れるものとする。案内溝22の先端は、ケース2の内壁面近く、すなわち、ケース2とリアクトル本体1の隙間にまで達している。
ケース2の底面には、リアクトル本体1の底部に向かって突出した凸部23が形成されている。すなわち、リアクトル本体1の底部には、樹脂成型品5a,5bに設けた切欠部51によってコア4の底部に露出部44が形成されているので、この露出部44との隙間に充填材3を薄く充填するために、切欠部51の形状に合わせてケース2の底面からコア4の底部に向かって突出した凸部23が設けられている。すなわち、この凸部23は、コア露出部44に充填材3や空気よりも熱伝導のよいケース2を近づけることで、放熱経路を増やし、放熱効率を高くするためにも機能するものである。
ケース2の上部には、分割コア4a,4bを固定するためのボルト81,82を締結するためのねじ穴24,25と、樹脂成型品5及びその弾性支持部材57に設けられた位置決めピン58a、58bを嵌め込む凹部26,27が設けられている。また、後述する端子台9を固定するためのボルト83,84を締結するためのねじ穴28,29が設けられている。
(7)アンダーカバー95
図1および図3から図6に示す通り、ケース2の下部には、ケース2のリアクトル本体1の収納部分の底部を延長するように遮音板であるアンダーカバー95がケース2と一体成型されている。このアンダーカバー95は、後述する端子台9の底部を覆うようにケース2の外方に向かって張り出すように形成される。
本実施形態では、アンダーカバー95は、端子台9の底部を覆うように形成されているが、端子台9の上部や側部を覆うように、ケース2の外方に向かって貼りだすように形成することもできる。また、例えば端子台9の底部の一部を覆うようにアンダーカバー95を設ける構成としてもよい。すなわち、騒音が主に発生する箇所にのみ、アンダーカバー95を設ける構成とすることもできる。
図12に示す通り、本実施形態では、アンダーカバー95の上面は、端子台9の底面と接触しておらず、空間Gが設けられている。ただし、アンダーカバー95は空間Gを塞ぐように設けても良い。また、アンダーカバー95の上面と端子台9の底面との間の空間Gをシール材で塞ぐこともできる。シール材としては、ゴム等の弾性体や防音材を用いることができる。特に、耐熱性があり、音を遮ることができるシール材を用いることが好ましい。例えば、エプトシーラー(登録商標)を用いることができる。固体のシール材を用いた場合、遮音板59の下面とケース2の上面に挟まれることによりシール材が押しつぶされるため密着性が高まる。そのため、シール材による防音効果が向上される。また、シール材としては、シリコンシーラントのような液体のシール材を用いても良い。これらのシール材で空間Gを塞ぐことにより、隙間から漏れる音を遮ることができ、また寸法公差が吸収される。
(8)端子台9
図1および2に示すように、ケース2には、そこに固定したリアクトル本体1に近接して、端子台9が固定されている。この端子台9は、コイル6の巻き始めの端部と巻き終わりの端部61a,61bに配線用の端子91a,91bをインサート成型した樹脂製の部材で、リアクトル本体1の長手方向に沿って平行に配置された端子91a,91bの一端が、コイル6の端部61a,61bに溶接されている。端子91a,91bの他端には、ねじ挿入穴92a,92bが設けられ、その背面に外部配線を91a,91bを接続するためのナット93a,93bが端子台9内に埋め込まれている。端子台9は、そこに設けられたねじ挿入穴94a,94bに挿入したボルト83,84を、ケース2のねじ穴28,29に締結することにより、ケース2に固定されている。前述のとおり、アンダーカバー95は、端子台9の底部を覆うように張り出している。
(9)コイルカバー8
図3に示すように、ケース2に対してリアクトル本体1を固定した状態においては、リアクトル本体1の上部中央にコイル6の巻回部分が露出している。本実施形態では、図2に示すように、このコイル6の露出部分をコイルカバー8によって被覆する。このコイルカバー8は、その下部を樹脂成型品5a,5bの上面に接着剤を用いて固定する。なお、コイルカバー8と樹脂成型品5a,5bとを鉤型の係合部材で固定しても良いし、コイルカバー8と樹脂成型品5a,5bを一体に成型しても良い。また、コイルカバー8は、その下部を樹脂成形品5a、5bの上面にボルト等の固定具を用いて固定しても良い。
(10)充填材3
充填材3としては、固化しても多少の弾力性を有する樹脂を使用することが望ましい。たとえば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウム等の放熱用の材料を混入したエポキシ樹脂系、ポリアクリレート系、シリコーン系のポッティング剤をその硬化度を調整することで使用できる。
(11)リアクトル本体1とケース2との隙間
本実施形態では、ケース2の上面開口部の内周形状と、リアクトル本体上部の平面投影外形形状との間に、前記充填材をケース2の上方からケース2内に充填するための注入部となる隙間が存在しない。通常、前記隙間の寸法は、充填材の粘度と、ケース2内に対する充填量、充填材の固化時間、充填材がケース2内に必要な規定量に達するまでの時間、及び充填材を注入するノズル内径及び外径によって決定される。すなわち、充填材は、充填材の性状により幅はあるが、ケース2内に注入後、例えば一定の時間が経過すると固化する。一方、充填材はその材質に応じた所定の粘度が有るため、ケース2とその内部に挿入したリアクトル本体1との間に充填材を万遍なく行き渡らせるには、一定の充填時間が必要である。従って、使用する充填材の種類と充填量、要求される充填時間、更には注入に使用するノズル数、充填速度や圧力に依存するノズルの強度など条件から1本当たりのノズルの内径と外径が決定される。使用する充填材の種類としては、他にも、熱硬化タイプの充填材や、湿気硬化タイプの充填材を用いることができる。
[1.2 製造方法]
上記のような構成を有する本実施形態のリアクトルの製造方法を以下に説明する。
(1)充填材3の脱泡工程
本実施形態では、充填材3は主剤と硬化剤からなる2液性のものを使用する。2液製の充填材3を用いる場合は、主剤と硬化剤を混合させるために所定の撹拌を行う。撹拌された充填材3は空気を巻き込んでいるため、撹拌後に脱泡を行う。なお、充填材3の主剤と硬化剤はそれぞれ単体でも気泡を含んでいるため、混合撹拌前に、真空で予備脱泡することが好ましい。または、主剤と硬化剤の撹拌時に、真空中で撹拌を行うことが好ましい。充填材3としては、熱硬化タイプの充填材や、湿気硬化タイプの充填材を用いることができる。
(2)充填材3の注入工程
脱泡処理をした充填材3を、常温、常圧下でケース2内に注入する。この注入に当たっても、注入圧力によって気泡の巻き込みが生じないように、充填ノズルとケース2との位置関係、充填ノズルの内径、注入速度を適切に設定することが肝要である。また、本実施形態では、ケース2の中央に、コイル装着用の凹部21が設けられているので、この凹部21に注入した充填材3が、注入量が増加するに従い、凹部21の周囲に溢れ出て、ケースの底部全体に行き渡るようにすることで、気泡の混入を防止している。
(3)リアクトル本体1の作製
前記のケース2内に充填材3を注入するまでに、リアクトル本体1を作製しておく。内部にE字形の分割コア4a,4bをインサート成型した2つの樹脂成型品5a,5bを、その中央脚42をコイル6に挿入した状態でθ状に接合することにより、リアクトル本体1を作製する。この場合、図11に示すように、分割コア4a,4bの接合面と樹脂成型品5a,5bの接合面のそれぞれに接着剤7を塗布すると共に、接着剤7が樹脂成型品5a,5bの表面にはみ出すように接着剤7を塗布する。
(4)リアクトル本体1の挿入工程
ケース2内に充填材3を注入した後は、同じく常温、常圧下で、リアクトル本体1を治具で持ち上げ、ケース2の上面開口部からその内部に挿入する。ケース2内に挿入したリアクトル本体1が充填材3の液面に触れた状態でリアクトル本体1を治具から開放し、その後は自重でリアクトル本体1をケース2の底部に向かって落とし込む。このようにすると、ケース2内に注入した充填材3がリアクトル本体1によって押しのけられ、ケース2の内面とリアクトル本体1の外面との隙間に入り込んで行く。
この場合、凹部21内に多量に溜まっている充填材3は、凹部21に連通する案内溝22を通ってリアクトルの長手方向端部にも円滑に移動する。また、この案内溝22は、接着剤7のはみ出し部分に設けられているので、はみ出した接着剤7が充填材3の流れを妨げることもない。更に、リアクトル本体1の底部には、コア4の露出部44を形成させるために樹脂成型品5a,5bに切欠部51が設けられているが、この切欠部51内に入り込んだ充填材3は、切欠部51の縁に設けられた開口部52を通って、ケース2とリアクトル本体1の隙間に移動する。
(5)リアクトル本体1の固定工程
ケース2の上縁に樹脂成型品5a,5bが当接することにより、自重で下降していたリアクトル本体1はケース2内部で静止する。この場合、樹脂成型品5a,5bに設けた位置決めピン58a、58bをケース2の凹部26,27に挿入することで、リアクトル本体1とケースの位置決めがなされる。その後、ボルト81,82をケース2のねじ穴24,25に締結することで、リアクトル本体1とケース2を固定する。
リアクトル本体1とケース2を固定し、ボルト83,84を用いて端子台9をケース2に固定すると共に、コイル6の端部61a,61bに端子91a,91bに溶接する。その後、充填材3を熱により硬化させる。また、リアクトル本体1の上部に露出しているコイル6の巻回部をコイルカバー8によって被覆する。なお、上記の製造工程は一例であり、工程の順番は適宜変更することができる。すなわち、端子台9やコイルカバー8の固定順序を適宜変更しても良い。
[1.3 効果]
上記のような構成を有する本実施形態のリアクトルの効果は以下のとおりである。
(1)本実施形態では、ケース2に収容されたリアクトル本体1と、ケース2の開口部との間に生じる隙間の少なくとも一部において、遮音板59が設けられている。従って、リアクトル本体1から発生した音が、遮音板59により遮られ、外部に伝わることが抑制される。
(2)リアクトル本体1は、ケース2の上面開口部から、樹脂成形品5の上部が突出するように収容されている。また、ケース2の上面開口部の周囲の少なくとも一部において、樹脂成形品5上部の平面投影外形形状が、ケース2の上面開口部の内周形状よりもケース2の外方に向かって張り出させることで遮音板59が形成されている。このようにして遮音板59を形成することにより、リアクトル本体1とケース2との間から漏れ出る音を遮音板59が遮ることができる。遮音板59の防音効果により、音がリアクトル外部に直接放出されることがなくなるため、リアクトル本体1から発生した音が外部に伝わることが抑制される。
(3)遮音板59は、樹脂成形品5と一体成型されているため、遮音板59を後から取り付ける必要がない。従って、リアクトルの部品数を減らすことができ、作業性を向上させることができる。
(4)また、ケース2の上面と、リアクトル本体1の遮音板59の下面との間には空間が設けられている。従って、リアクトル本体1の振動が、遮音板59を介してケース2に伝播することが防止できる。従って、振動による音の発生が抑制されたリアクトルを提供することができる。
(5)本実施形態では、端子台9の周囲の少なくとも一部において、遮音板であるアンダーカバー95が設けられている。従って、端子91a,91bを介してコイル6に接続された端子台9がコイル6と共に振動して発生する音を遮蔽でき、音が外部に伝わることが抑制される。
(6)アンダーカバー95は、ケース2の少なくとも一部を、ケース2の外方に向かって張り出させた張り出し部であり、アンダーカバー95は端子台9の周囲の少なくとも一部を覆うように設けられている。このようにしてアンダーカバー95を形成することにより、アンダーカバー95の防音効果により、音がリアクトル外部に直接放出されることがなくなるため、リアクトル本体1から発生した音が外部に伝わることが抑制される。
(7)アンダーカバー95は、前記ケース2と一体に形成されているため、アンダーカバー95を後から取り付ける必要がない。従って、リアクトルの部品数を減らすことができ、作業性を向上させることができる。
(8)また、端子台9と、アンダーカバー95の端子台9側の面との間には空間が設けられている。従って、端子台9の振動が、アンダーカバー95を介してケース2に伝播することが防止できる。従って、振動による音の発生が抑制されたリアクトルを提供することができる。
(9)さらに、上記空間がシール材で塞がれている場合には、空間から音が漏れ出ることを防止することができる。また、シール材で空間を塞いだ場合には、リアクトル本体1または端子台9の振動をシール材が吸収するため、振動がケース2に伝播することを防止できる。従って、振動による音の発生が抑制されたリアクトルを提供することができる。
(10)コイル6の露出部分を被覆するコイルカバーを設けた場合には、露出部分から漏れる音を遮蔽することができる。従って、リアクトル本体1から発生した音が外部に伝わることが抑制される。
[2.他の実施形態]
本発明は、以上の実施形態に限定されるものではない。以上の実施形態は例として提示したものであって、その他の様々な形態で実施されることが可能である。発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲、要旨、その均等の範囲に含まれる。以下、その一例を示す。
(1)上記の実施形態では、遮音板59は樹脂成型品5a,5bと一体の樹脂で形成されている。また、アンダーカバー95は、ケース2と一体成型されている。このように構成することで、部品数を減らしつつも音漏れを抑制することができる。ただし、遮音板59およびアンダーカバー95は、それぞれ樹脂成型品5a,5bおよびケース2と別に設け、樹脂成型品5a,5bおよびケース2に取り付ける構成としても良い。このように構成したとしても、上記の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(2)また、遮音板59は、ケース2を延長することにより形成しても良い。同様に、アンダーカバー95を、樹脂成型品5a,5bを延長することにより形成しても良い。例えば、遮音板59は、リアクトル本体1を、リアクトル本体1の上面がケース2の上面開口部から突出しないように収容し、ケース2の上面開口縁を、リアクトル本体1側に向かって張り出すようにして形成することもできる。すなわち、リアクトル全体の構成と、各部材の金型の形状等を加味して、適切な部材を延長することにより、樹脂成型品5a,5bとケース2の隙間や端子台9を覆うように遮音板を形成すれば良い。
(3)ケース2の上部に、リアクトル本体1の上面を覆うように全体カバーを更に備えても良い。全体カバーは固定具を介してケース2の上部に固定すれば良い。全体カバーを設けることにより、リアクトル1全体が覆われるため、さらに防音効果を高めることができる。また、ケース2の上面と、全体カバーの下面の間に、弾性体を設けても良い。
(4)上記実施形態では、リアクトル本体1として、1本の中心脚を備えたθ型のコアを使用したが、コアの形状はこれに限らない、たとえば、コア4を、2つの分割されたE字形状の分割コア4a,4bから構成する代わりに、一方をE字形状とし、もう一方をI字形状とし、この2つのコアを接着する構成としても良い。また、2つのU字形状のコアやJ字形状のコアを接着することで、環状のコアとしてもよい。
(5)コア4に巻回するコイル6の形状も適宜変更可能であり、θ状のコアの左右の脚部にそれぞれコイルを巻回するものや、θ状のコアのヨーク部分にコイルを巻回しても良い。円形あるいは角形のループ状のコアを使用した場合には、左右の脚部のそれぞれにコイルを巻回しても良いし、2つの脚部の一方のみにコイルを巻回して良い。
(6)樹脂成型品しては、内部にコアをインサート成型するものの他に、中空になった筒状あるいは箱状の樹脂成型品のみを予め作製し、その内部にコアを嵌合したり、接着剤で固定するものも使用できる。
(7)ケース2に設ける充填材3の案内溝22は、分割コア4a,4bの接着面から接着剤7が大きくはみ出す場合には不可欠であるが、接着剤7のはみ出しがない分割コアや、コイルの内部で分割コアの接合を行う形状のリアクトルでは、案内溝を設けなくても良い。また、案内溝を分割コア4a,4bの接着面以外の箇所に設けることで、リアクトル本体1に押し遣られた充填材3を迅速にケース2の周辺にまで行き渡らせることができる。
1…リアクトル本体
2…ケース
3…充填材
4…コア
4a,4b…分割コア
5,5a,5b…樹脂成型品
6…コイル
7…接着剤
8…コイルカバー
9…端子台
21…凹部
22…案内溝
23…凸部
24,25,28,29…ねじ穴
26,27…凹部
41〜43…コアの脚部
44…露出部
51…切欠部
52…開口部
53…凹部
54…凸部
55,56…ねじ挿入穴
57…弾性支持部材
58a,58b…位置決めピン
59…遮音板
61a,61b…コイルの端部
81,82,83,84…ボルト
91a,91b…端子
92a,92b,94a,94b…ねじ挿入穴
93a,93b…ナット
95…アンダーカバー

Claims (10)

  1. コアと、
    前記コアを内包する樹脂部材と、
    前記コアに、前記樹脂部材を介して巻回されるコイルと、を有するリアクトル本体と、
    前記リアクトル本体を収容する開口部を有するケースと、を備え、
    前記リアクトル本体は、前記ケースの上面開口部から、前記樹脂部材の上部が突出するように収容され、
    前記ケースに収容された前記リアクトル本体と、前記ケースの開口部との間に生じる隙間の少なくとも一部において、第1の遮音板が設けられ、
    前記第1の遮音板は、前記ケースの上面開口部の周囲の少なくとも一部において、前記樹脂部材上部の平面投影外形形状を、前記隙間内周から前記ケースの外方に向かって張り出させた第1の張り出し部であることを特徴とするリアクトル。
  2. 前記第1の張り出し部は、前記樹脂部材と一体成型されていることを特徴とする請求項1記載のリアクトル。
  3. 前記ケースの開口部の縁と、前記第1の張り出し部の下面との間には第1の空間が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のリアクトル。
  4. 前記コイルに接続されるとともに、前記ケースに固定される端子台をさらに備え、
    前記端子台の周囲の少なくとも一部において、第2の遮音板が設けられていることを特徴とする請求項1〜3いずれか一項記載のリアクトル。
  5. 前記第2の遮音板は、前記ケースの少なくとも一部を、前記ケースの外方に向かって張り出させた第2の張り出し部であり、
    前記第2の張り出し部は、前記端子台の周囲の少なくとも一部を覆うように設けられていることを特徴とする請求項4記載のリアクトル。
  6. 前記第2の張り出し部は、前記ケースと一体に形成されていることを特徴とする請求項5記載のリアクトル。
  7. 前記端子台と、前記第2の張り出し部の前記端子台側の面との間には第2の空間が設けられていることを特徴とする請求項5又は請求項6記載のリアクトル。
  8. 前記第1の空間が、シール材で塞がれていることを特徴とする請求項記載のリアクトル。
  9. 前記第2の空間が、シール材で塞がれていることを特徴とする請求項7記載のリアクトル。
  10. 前記コイルの露出部分を被覆するコイルカバーを設けたことを特徴とする請求項1〜いずれか一項記載のリアクトル。
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