JP6973970B2 - コアユニット及びリアクトル - Google Patents
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Description
さらに、本発明のコアユニットは、複数のコア部材がそのプレス方向に沿って隙間を空けて配列されてなる第2のコアと、前記第2のコアを収容するケースと、前記複数のコア部材の周囲の少なくとも一部を被覆するとともに、当該複数のコア部材を固定して前記第2のコアを構成し、かつ、前記ケースと接合された第2の樹脂体と、を備え、前記隙間には、前記第2の樹脂体を構成する樹脂が前記複数のコア部材に密着して介在し、前記第2の樹脂体には、前記隙間の部分に前記第2の樹脂体を構成する樹脂の注入痕が設けられ、前記ケースは、前記注入痕を介在させて対向するとともに、前記プレス方向と直交する前記コア部材の直交面と対向する内壁に、前記直交面に向けて突出した突起が設けられていること、を特徴とする。
[1−1.概略構成]
図1は、第1の実施形態に係るリアクトルの全体斜視図である。図2は、第1の実施形態に係るリアクトルの分解斜視図である。図3は、第1の実施形態に係るリアクトルの各ユニットの構成を示す斜視図である。
本実施形態のリアクトルの各部の詳細構成について、図1〜図3の他、図4〜図9を用いて説明する。なお、本明細書において、図1に示すz軸方向を「上」側、その逆方向を「下」側とする。各部材の構成を説明するのに、「下」は「底」や「裏」とも称する。「上」や「下」とは、リアクトルの各構成の位置関係をいうものであり、リアクトルが実機に搭載された際の位置関係や方向を指すものではない。
図3の他、図10〜図12を用いて本リアクトルの製造方法について説明する。本リアクトルは、下ユニット10Bの製造工程、上ユニット10Aの製造工程、及び組立工程を有する。
下ユニット10Bは、上下が逆になった形で成型される。まず、図10(a)に示すように、下型71にインサート品として、ケース4及びE字型コア13、14をセットする。この時E字型コア13、14は、E字形状を成す面を平行にして、プレス方向に隙間を空けて、脚15〜17を下にして下型71に配置する。このとき外脚16、17と突起40とが接していても良いし、接していなくても良い。ここでは、E字型コア13、l4を下型71にセットした段階では、外脚16、17が突起40と接していないものとして説明する。
図12に示すように、E字型コア11、12の脚15〜17を下型81の凹部に挿入し、下型81にE字型コア11、12をセットする。この状態では、E字型コア11、12は、E字型コア11、12の間に隙間が設けられ、E字形状を成す面が平行に配列されている。
図3に示すように、下ユニット10には、壁42〜44、24によって四角い枠が区画され、コイル5の収容空間が形成されている。コイル5を下コア1Bの中脚部に嵌め込み、上ユニット10Aの中脚部をコイル5に挿入し、上コア1Aの外脚16、17を下コア1Bの外脚16、17に接着剤等により接合する。上ユニット10Aを固定部を介してネジ締結によりケース4に組み付ける。そして、コイル5の収容空間に、充填材を充填及び固化させて、充填成形部6を形成し、リアクトルを得る。
(1)本実施形態のコアユニットである上ユニット10Aは、E字型コア11、12がそのプレス方向に沿って隙間19を空けて配列されてなる上コア1Aと、E字型コア11、12の周囲の少なくとも一部を被覆するとともに、当該E字型コア11、12を固定して上コア1Aを構成する第1の樹脂体である上カバー2Aと、を備え、隙間19には、上カバー2Aを構成する樹脂がE字型コア11、12に密着して介在するようにした。
本発明は、第1の実施形態に限定されるものではなく、下記に示す他の実施形態も包含する。また、本発明は、第1の実施形態及び下記の他の実施形態を全て又はいずれかを組み合わせた形態も包含する。さらに、これらの実施形態を発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができ、その変形も本発明に含まれる。
1A 上コア
1B 下コア
10A 上ユニット
10B 下ユニット
11〜14 E字型コア
15 中脚
16、17 外脚
18 ヨーク
19 隙間
2 樹脂部材
2A 上カバー
2B 下カバー
21 開口部
23 被覆部
24 左右の壁
25 張出部
30A、30B 注入痕
4 ケース
40 突起
41 底板
42 前壁
43 後壁
44 側壁
45 凹部
46 段部
46a ネジ穴
47、48 開口部
5 コイル
6 充填成形部
71 下型
72 上型
73 ゲート
81 下型
82 上型
83 ゲート
91 ネジ
Claims (13)
- 複数のコア部材がそのプレス方向に沿って隙間を空けて配列されてなる第1のコアと、
前記複数のコア部材の周囲の少なくとも一部を被覆するとともに、当該複数のコア部材を固定して前記第1のコアを構成する第1の樹脂体と、
を備え、
前記隙間には、前記第1の樹脂体を構成する樹脂が前記複数のコア部材に密着して介在し、
前記第1の樹脂体には、
前記隙間の部分に前記樹脂の注入痕と、
前記注入痕を介在させて対向し、前記コア部材のプレス方向と直交する直交面を露出させる一対の第1の開口部と、
が設けられていること、
を特徴とするコアユニット。 - 前記注入痕と前記一対の第1の開口部は、同一直線上に設けられていること、
を特徴とする請求項1に記載のコアユニット。 - 複数のコア部材がそのプレス方向に沿って隙間を空けて配列されてなる第2のコアと、
前記第2のコアを収容するケースと、
前記複数のコア部材の周囲の少なくとも一部を被覆するとともに、当該複数のコア部材を固定して前記第2のコアを構成し、かつ、前記ケースと接合された第2の樹脂体と、
を備え、
前記隙間には、前記第2の樹脂体を構成する樹脂が前記複数のコア部材に密着して介在し、
前記ケースは、底板と、前記底板と一体に設けられた対向する前壁および後壁と、前記前壁および前記後壁を繋ぐとともに、第2の開口部が設けられた側壁を有し、
前記第2の樹脂体は、前記第2の開口部を塞ぐ左右の壁を有し、
前記左右の壁が前記第2の開口部の縁と接合されていること、
を特徴とするコアユニット。 - 複数のコア部材がそのプレス方向に沿って隙間を空けて配列されてなる第2のコアと、
前記第2のコアを収容するケースと、
前記複数のコア部材の周囲の少なくとも一部を被覆するとともに、当該複数のコア部材を固定して前記第2のコアを構成し、かつ、前記ケースと接合された第2の樹脂体と、
を備え、
前記隙間には、前記第2の樹脂体を構成する樹脂が前記複数のコア部材に密着して介在し、
前記第2の樹脂体には、前記隙間の部分に前記第2の樹脂体を構成する樹脂の注入痕が設けられ、
前記ケースは、前記注入痕を介在させて対向するとともに、前記プレス方向と直交する前記コア部材の直交面と対向する内壁に、前記直交面に向けて突出した突起が設けられていること、
を特徴とするコアユニット。 - 前記第2の樹脂体の前記注入痕と前記突起は、同一直線上に設けられていること、
を特徴とする請求項4に記載のコアユニット。 - 前記突起は、前記第2のコアにおける前記コア部材の前記直交面に沿って間隔を空けて2以上設けられていること、
を特徴とする請求項4又は5の何れかに記載のコアユニット。 - 前記第2の樹脂体は、前記隙間の前記樹脂が前記ケースとの接合部分と一続きで成ること、
を特徴とする請求項3〜6の何れかに記載のコアユニット。 - 前記底板には、第3の開口部が設けられ、
前記第2の樹脂体は、前記第3の開口部を塞いで前記第3の開口部の縁と接合され、前記第3の開口部を塞ぐ部分に注入痕が設けられていること、
を特徴とする請求項3に記載のコアユニット。 - 前記ケースは、底板と、前記底板と一体に設けられた対向する前壁および後壁と、前記前壁および前記後壁を繋ぐとともに、第2の開口部が設けられた側壁を有し、
前記第2の樹脂体は、前記第2の開口部を塞ぐ左右の壁を有し、
前記左右の壁が前記第2の開口部の縁と接合され、
前記底板には、第3の開口部が設けられ、
前記第2の樹脂体は、前記第3の開口部を塞いで前記第3の開口部の縁と接合され、前記第3の開口部を塞ぐ部分に前記注入痕が設けられていること、
を特徴とする請求項4に記載のコアユニット。 - 前記コア部材は、前記プレス方向と直交する直交面がE字形状を成すE字型コアであること、
を特徴とする請求項1〜9の何れかに記載のコアユニット。 - 前記コア部材は、圧粉磁心であること、
を特徴とする請求項1〜10の何れかに記載のコアユニット。 - 請求項1又は2に記載のコアユニットと、
請求項8又は9に記載のコアユニットと、
を備え、
請求項1又は2に記載のコアユニットが前記ケースに収容され、
前記第1のコアと前記第2のコアが接合されて環状コアを構成していること、
を特徴とするリアクトル。 - 前記環状コアの少なくとも一部に装着されたコイルを備え、
前記コイルは、巻軸を前記第3の開口部に向けて前記ケースに配置されていること、
を特徴とする請求項12に記載のリアクトル。
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JP2017080092A JP6973970B2 (ja) | 2017-04-13 | 2017-04-13 | コアユニット及びリアクトル |
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JP2017080092A JP6973970B2 (ja) | 2017-04-13 | 2017-04-13 | コアユニット及びリアクトル |
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Family Applications (1)
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JP2017080092A Active JP6973970B2 (ja) | 2017-04-13 | 2017-04-13 | コアユニット及びリアクトル |
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