JPH0559826U - トランス - Google Patents

トランス

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Publication number
JPH0559826U
JPH0559826U JP143892U JP143892U JPH0559826U JP H0559826 U JPH0559826 U JP H0559826U JP 143892 U JP143892 U JP 143892U JP 143892 U JP143892 U JP 143892U JP H0559826 U JPH0559826 U JP H0559826U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic shield
transformer
case
protection case
adhesive sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP143892U
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English (en)
Inventor
一雄 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP143892U priority Critical patent/JPH0559826U/ja
Publication of JPH0559826U publication Critical patent/JPH0559826U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 磁気シールド板装着タイプのトランスにおい
て、うなり振動音を防止し、作業性向上、自動化生産対
応で高信頼性、高品質のトランスを提供する。 【構成】 巻線21を巻装したコイルボビン22に磁性
材23を組み込んでトランス本体とし、これに下部開放
型の絶縁保護ケース24を被せ、シリコン樹脂25を注
入充填し、絶縁保護ケース24の外周にはまり合う金属
製の箱型の磁気シールドケース27の内壁面にあらかじ
め発泡接着シート26を固定しておき、これを絶縁保護
ケース24に被せ仮装着後、加熱硬化させ、ゴム系の発
泡材料が20倍程度に溶解発泡し、磁気シールドケース
27と絶縁保護ケース24の隙間に充填され、接着でき
る。同時に、シリコン樹脂25も加熱硬化し、トランス
本体と絶縁保護ケース24間を固着し、底板30を端子
ピン29を通して取りつける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は各種電子機器に使用されるトランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、音響機器に使用されるトランスに要求される低リーケージフラックス性 能は益々厳しくなっており、いかに構造的に対策を施すか種々検討されている。
【0003】 この場合、一般的な対策として磁気シールド板を取りつけるものとなっている 。以下、従来のトランスについて図3〜図6を用いて説明する。
【0004】 まず図3〜図4において、巻線1を巻装したコイルボビン2に磁性材3を組み 込んでトランス本体とし、前記トランス本体に下部開放型の絶縁保護ケース4を 被せ、シリコン樹脂などの絶縁樹脂5を充填し加熱硬化させた後、底板6を端子 ピン7に貫通させてトランスの完成品8としていた。そして、ユーザーで前記ト ランスの完成品8を取りつける際、あらかじめ前記絶縁保護ケース4の外周部を 覆うような箱型形状の金属製の磁気シールドケース9を準備しておき、前記絶縁 保護ケース4の取りつけ足部10と前記磁気シールドケース9の取りつけ足部1 1を介してビス12で締めつけて取りつけていた。
【0005】 また、図5〜図6において、前記トランス本体までの構成は同一であるが、前 記トランス本体に下部開放型で外周部に係合用凸部13を備えた絶縁保護ケース 14を被せ、前記同様の構成でトランスの完成品15としていた。そして、あら かじめ前記絶縁保護ケース14の係合用凸部13と相対向する位置に係合用開口 部16を備えた箱型形状の金属製の磁気シールドケース17を被せて、かつ両面 粘着テープ18を絶縁保護ケース14の両側面部に貼りつけて固着していた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上記の構成ではまず、トランスに通電した時、発生する磁束に よる固有の磁歪振動により、珪素鋼板などの金属製の磁気シールドケース9,1 7が共振してうなり振動音を発生するという問題があった。また、磁気シールド 効果をより向上させるためには、磁気シールドケース9,17にオリエント材な どの方向性珪素鋼板を用いることが有効であるが、薄板になり振動に対しては逆 に増大するという問題があった。
【0007】 振動防止対策として、トランス完成品と磁気シールドケースとの隙間に耐熱ゴ ムをはさんで振動吸収したり、接着剤を塗布して固着したりしていたが、いずれ も振動を完全に防止できず、作業性も手間がかかり、部品コストも高くつくなど の問題があった。
【0008】 以上のように従来のトランスは、低リーケージ実現のため、磁気シールドケー スを取りつける場合、どうすればコストのかからない方法でうなり振動を防止で きるかという課題があった。
【0009】 本考案は上記課題を解決するもので、現状の工程の自動化のもの作りのなかで 、人手をかけずに安価にうなり振動も防止できるトランスを提供することを目的 とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案のトランスは、巻線を巻装したコイルボビン に磁性材を組み込んでトランス本体とし、前記トランス本体に下部開放型の絶縁 保護ケースを被せ、前記絶縁保護ケース外周にはまりあう磁気シールドケースを 装着し、あらかじめ前記絶縁保護ケース外周部と前記磁気シールドケース内面壁 の隙間に発泡接着シートを取りつけておき、加熱発泡させて結合して構成したも のである。
【0011】
【作用】 上記構成において、絶縁保護ケースと磁気シールドケース隙間に介在していた ゴムをベースにしたシート状発泡接着材が、加熱することにより10〜20倍に 発泡し、空間を充填し、絶縁保護ケースと磁気シールドケースを接着するので、 吸音、緩衝を発揮しトランスのうなり振動音を防止することができる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図2を用いて説明する。
【0013】 図1において、巻線21を巻装したコイルボビン22に磁性材23を組込んで トランス本体とし、このトランス本体に下部開放型の絶縁保護ケース24を被せ 、シリコン樹脂25を注入充填し、図2のようにあらかじめ絶縁保護ケース24 の外周にはまりこむように寸法設定し箱型にプレス成型し底部に材厚t1.0mm 程度のゴム系の発泡接着シート26を仮接着した珪素鋼板製の磁気シールドケー ス27を絶縁保護ケース24に被せ、磁気シールドケース27の側面4箇所の位 置決め用凸部28を介して仮装着する。次に、この状態で130℃で20分程度 硬化炉に投入し、シリコン樹脂25および発泡接着シート26を加熱硬化させる 。このとき、発泡接着シート26は加熱によりベース材料のゴムが20倍程度に 溶解発泡し、絶縁保護ケース24と磁気シールドケース27の空間に充填して接 着できる。そのあと、トランス本体端子ピン29を通して底板30を嵌合して完 成品となる。
【0014】 発泡接着シート26の材厚と長さの体積の設定については、充填する空間体積 を考慮のうえ、発泡倍率と合わせて決定する。加熱温度に関しては、130℃以 上でないと発泡しない。また、安定した発泡状態を得るため、10分以上の加熱 時間が必要である。
【0015】 具体的に使用した発泡接着シート26は、日東電工(株)製で商品名がサーマ ベータRS−215であり、材厚についてはt0.5mm〜2.0mm程度まで量産 化されており、容易に入手可能である。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案のトランスは、現状のトランス本体と絶縁保護ケースとの 固着用のシリコン樹脂硬化工程と同一工程条件のなかで、工程を増やすことなく 発泡接着シートの加熱発泡充填ができるため、作業性も優れている。
【0017】 また、絶縁保護ケースと磁気シールドケースの隙間にゴム系の発泡接着材料が 充填されるので、吸音、緩衝効果に優れており、耐熱性、耐候性、耐薬品性、接 着性に優れており、トランス本体のうなり振動防止、磁気シールドケースの固着 など極めて高信頼性、高品質の実現という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すトランスの断面図
【図2】本考案の一実施例を示すトランスの分解斜視図
【図3】従来のトランスの組み立て状態の分解斜視図
【図4】従来のトランスの完成品の断面図
【図5】従来のトランスの組み立て状態の分解斜視図
【図6】従来のトランスの完成品の断面図
【符号の説明】
21 巻線 22 コイルボビン 23 磁性材 24 絶縁保護ケース 25 シリコン樹脂 26 発泡接着シート 27 磁気シールドケース 28 位置決め用凸部 29 端子ピン 30 底板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻線を巻装したコイルボビンに磁性材を組
    み込んでトランス本体とし、前記トランス本体を下部開
    放型の絶縁保護ケースに収納し、前記絶縁保護ケースの
    外周にはまり合う磁気シールドケースを装着し、あらか
    じめ前記絶縁保護ケースの外周部と前記磁気シールドケ
    ースの内面壁の隙間に、発泡接着シートを配置し、この
    発泡接着シートを加熱発泡させて結合したトランス。
JP143892U 1992-01-20 1992-01-20 トランス Pending JPH0559826U (ja)

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JP143892U JPH0559826U (ja) 1992-01-20 1992-01-20 トランス

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JP143892U JPH0559826U (ja) 1992-01-20 1992-01-20 トランス

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JPH0559826U true JPH0559826U (ja) 1993-08-06

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ID=11501450

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JP143892U Pending JPH0559826U (ja) 1992-01-20 1992-01-20 トランス

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JP (1) JPH0559826U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150023639A (ko) * 2012-06-05 2015-03-05 지멘스 악티엔게젤샤프트 액체 충전 변압기 또는 인덕터용 탱크
JP2015198204A (ja) * 2014-04-02 2015-11-09 株式会社タムラ製作所 リアクトル

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