JP2014027026A - リアクトル、コンバータ、および電力変換装置 - Google Patents

リアクトル、コンバータ、および電力変換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で従来よりも蓋のがたつきを効果的に抑制することができるリアクトルを提供する。
【解決手段】コイル2と磁性コアの組合体10、ケース6、および蓋9を備えるリアクトル1である。コイル2は、巻線を巻回してなる部材である。磁性コア3は、コイル2の内部に挿通される部材である。ケース6は、コイル2と磁性コア3の組合体10を収納する部材である。蓋9は、ケース6の開口部の少なくとも一部を覆う部材である。ケース6と蓋9はそれぞれ、互いに押圧し合うケース側押圧係合部6Pと蓋側押圧係合部9Pとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、コイルと磁性コアの組合体をケースに収納し、ケースの開口部に蓋を被せたリアクトル、リアクトルを用いたコンバータ、およびコンバータを用いた電力変換装置に関する。
リアクトルやモータといった、巻線を巻回してなるコイルと、このコイルの内部に挿通される磁性コアとを備える磁性部品が種々の分野で利用されている。例えば、特許文献1は、ハイブリッド自動車といった車両に載置されるコンバータの回路部品に利用されるリアクトルを開示している。この特許文献1のリアクトルは、並列に配置される一対のコイル素子を有するコイルと、環状の磁性コアとの組合体を備える。この組合体はケースの内部に収納された状態で封止樹脂によって封止され、ケースの開口部は蓋で閉じられている。蓋を設けることで、ケース内の組合体や封止樹脂を物理的・化学的に保護することができる。また、この特許文献1のリアクトルでは、スナップフィット構造、即ち、蓋の外縁部に設けられる環状の留め具と、ケースの外壁面から突出する係合爪と、を係合させる構造によって、ケースから蓋が外れることを防止している。
意匠登録第1426962公報
しかし、環状の留め具と係合爪との係合によるスナップフィット構造では、ケースに対する蓋の固定が十分でない場合がある。近年、ハイブリッド自動車や電気自動車など、電力を駆動源に利用する車両の発達が目覚ましく、そのような車両に搭載されるリアクトルは、高周波・大電流で使用される傾向にある。高周波で使用されるリアクトルの組合体は激しく振動するため、スナップフィット構造によってケースに取り付けた蓋ががたつくことで激しい騒音が生じる恐れがある。蓋ががたつくのは、係合爪と留め具とを係合させたときに両者の間に微小ながらクリアランスができるからである。このクリアランスは、係合爪への留め具の係合のし易さを確保するため必要なものである。仮にこのクリアランスがなければ、係合爪に留め具を係合させるときに、両者の位置が少しずれただけで極端に両者を係合させ難く、最悪の場合、留め具が折損する恐れもある。
上記問題点を踏まえて、ケースと蓋との係合をスナップフィット構造よりも強固にするために、両者をボルトで止めることも考えられる。ボルト留め構造であれば、蓋のがたつきを効果的に防止できる。しかし、ボルト留め構造は、リアクトルの部品点数の増加と作業工程の増加を招き、リアクトルの生産性が低下する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、簡単な構成で蓋のがたつきを抑制することができるリアクトルを提供することにある。また、本発明の別の目的は、本発明のリアクトルを用いたコンバータ、およびそのコンバータを用いた電力変換装置を提供することにある。
本発明のリアクトルは、コイルと、磁性コアと、ケースと、蓋と、を備える。コイルは、巻線を巻回してなる部材である。磁性コアは、コイルの内部に挿通される部材である。ケースは、コイルと磁性コアの組合体を収納する部材である。蓋は、ケースの開口部の少なくとも一部を覆う部材である。これらの部材を備える本発明のリアクトルのケースと蓋はそれぞれ、互いに押圧し合うケース側押圧係合部と蓋側押圧係合部とを備える。
上記構成のように、互いに押圧し合うケース側押圧係合部と蓋側押圧係合部により、ケースに蓋を固定することで、スナップフィット構造を採用した従来構成よりも、蓋のがたつきを効果的に抑制できる。その結果、蓋のがたつきによる騒音を効果的に抑制でき、かつケースから蓋が外れることを抑制できる。また、上記構成のリアクトルは、ケースに蓋を取り付けるだけで作製することができる。つまり、本発明のリアクトルは、ボルトでケースに蓋を固定するリアクトルのように、その作製にあたって特に部品点数や作業工程が増加することもなく、生産性に優れる。
本発明のリアクトルの一形態として、ケース側押圧係合部と蓋側押圧係合部の一方は突起、他方はその突起を受け入れる孔である形態を挙げることができる。この場合、突起は、ケースと蓋の対向方向に突出していれば良く、孔は、突起の軸に一致する軸を持っていれば良い。
上記形態は、突起を孔に圧入することで蓋をケースに固定する形態である。突起と孔は、シンプルな構成であるため容易に形成することができ、リアクトルの生産性の向上に寄与する。また、突起と孔との嵌め合いは比較的強固であり、かつ突起と孔は比較的損傷し難い形状でもあるため、ケースに対する蓋の固定を長期にわたって維持し易い。さらに、この形態では、孔の内径に対する突起の外径を調節することによって、ケースに対する蓋の固定度合いを容易に調節することができる。
本発明のリアクトルの一形態として、ケース側押圧係合部が孔、蓋側押圧係合部が突起である形態を挙げることができる。
突起と孔との係合により蓋とケースとを固定する場合、その固定を強固にするには孔の軸方向長さがある程度必要になる(例えば、5mm以上)。通常、ケースの高さは、蓋の高さ(蓋の厚み方向の長さ)よりも高いため、ケースの方が蓋に比べてある程度の軸方向長さを有する孔を形成し易い。
突起と孔との係合により蓋とケースとを固定する本発明のリアクトルの一形態として、突起は先細りの形状である形態を挙げることができる。
突起を先細りの形状とすることで、突起を孔に圧入し易くなる。特に、突起と孔を複数設ける場合、各突起を先細りの形状とすれば、ケースに対する蓋の位置合わせが非常に容易になる。
突起と孔との係合により蓋とケースとを固定する本発明のリアクトルの一形態として、突起の先端側には、突起の軸を中心に、突起の周方向に並ぶ複数のフィンが設けられている形態を挙げることができる。
突起にフィンを設けることで、そのフィンが形成された部分を突起の径方向内方に撓み易くすることができる。その結果、突起を孔に挿入し易くなる。また、フィンが形成された部分が撓み易いということは、撓んだ分だけ、突起が孔の内周面を押圧する力が強くなるので、突起と孔との係合が強固になる。
本発明のリアクトルの一形態として、蓋は、ケース外壁面の開口部寄りの部分に被さる庇部を備え、ケース側押圧係合部が、ケースの開口縁部に設けられ、ケースの外側方向に突出する突起である形態を挙げることができる。その場合、蓋に備わる庇部の内周面の一部が、蓋側押圧係合部として機能する形態とすれば良い。
上記構成によれば、ケースに蓋を取り付けたときに、ケース側押圧係合部と、蓋の庇部の内周面(蓋側押圧係合部)とが摺接され、両押圧係合部が互いに押圧しあい、ケースに対して強固に蓋が固定される。また、上記構成の両押圧係合部は、突起と孔ほど厳密な位置精度で形成する必要がなく、容易に作製することができる。ケース側押圧係合部は、蓋の庇部の内周面(蓋側押圧係合部)のどの位置に摺接させても良いからである。
本発明のリアクトルの一形態として、さらに前記ケースと蓋に互いに嵌め合うスナップフィット構造を備える形態としても良い。
スナップフィット構造を備えることで、ケースからの蓋の脱落を効果的に防止できる。スナップフィット構造は、従来同様、ケースの外側に設けられる構成であっても良いし、ケースの内側に設けられる構成であっても良い。
本発明のリアクトルの一形態として、ケースは、底板部と、この底板部とは別個に作製され、固定部材により底板部に取り付けられる側壁部と、を備える形態を挙げることができる。その場合、蓋と側壁部とは樹脂製とすると良い。
底板部と側壁部とを別個に作製することで、ケースの生産性を向上させることができる。底板部と側壁部とが最初から一体になったケースを作製することは難しいからである。例えば、金型にケースの構成材料を充填して底板部付きのケースを作製する場合、そのケースの作製のための金型が複雑になるし、複雑な金型からケースを抜く作業も煩雑になる。
また、ケースの側壁部と、ケースに被せる蓋を樹脂製とすることで、これらの部材を複雑形状にすることが容易になる。これら側壁部と蓋には、それらの主たる機能(側壁部であれば組合体を包囲する機能、蓋であればケースの開口部を覆う機能)の他に、追加の機能を持たせたいというニーズがある。例えば、次に示す本発明のリアクトルの一形態に示すように、側壁部に端子台としての機能を持たせたり、蓋部に端子部材を保護するカバーの機能を持たせたりすることが挙げられる。このような機能を発揮する複雑形状の部位を側壁部と蓋に形成するには、複雑形状の成形が容易な樹脂で側壁部と蓋を形成することが有利である。
側壁部と蓋が樹脂製である本発明のリアクトルの一形態として、側壁部は、コイルの端部に取り付けられる端子部材を固定するための端子台を備え、蓋は、端子台上に配置される端子部材の上面をカバーする端子カバー部を備える形態を挙げることができる。
側壁部に端子台を一体に設けることで、端子台を別個に用意する必要がなく、部品点数が少ない、生産性に優れるリアクトルとすることができる。また、蓋に端子カバー部を設けることで、端子台上の端子部材を効果的に保護することができる。
本発明のコンバータは、本発明のリアクトルを備える。
高周波での使用においても蓋ががたつき難い本発明のリアクトルを用いた本発明のコンバータは、本発明のコンバータを備える機器(例えば、ハイブリット自動車などの車両)の静粛性の向上に寄与する。
本発明の電力変換装置は、本発明のコンバータを備える。
高周波での使用においても蓋ががたつき難い本発明のリアクトルを用いた本発明の電力変換装置は、本発明の電力変換装置を備える機器(例えば、ハイブリット自動車などの車両)の静粛性の向上に寄与する。
本発明のリアクトルは、簡単に作製することができ、しかも高周波・大電流で使用した場合でも、ケースに取り付けた蓋ががたつくことで騒音が生じることが殆どない。
実施形態1に係るリアクトルの斜視図であって、ケースに蓋を取り付ける前の状態が示されている。 (A)は実施形態1のリアクトルに備わる蓋の外面斜視図、(B)は蓋の内面斜視図、(C)は蓋に備わる蓋側押圧係合部の部分拡大図である。 実施形態1のリアクトルに備わるケースの分解斜視図である。 組合体の分解斜視図である。 ケースに組合体を収納する手順を示す説明図である。 (A)は実施形態2に係るリアクトルに備わるケースと蓋の概略斜視図、(B)はケースに備わるケース側押圧係合部の部分拡大図である。 ハイブリッド自動車の電源系統を模式的に示す概略構成図である。 本発明コンバータを備える本発明電力変換装置の一例を示す概略回路図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。
<実施形態1>
図1〜3を参照して、実施形態1のリアクトル1を説明する。図1に示すリアクトル1は、コイル2と磁性コア(図1では見えない位置にある)の組合体10をケース6に収納し、ケース6の開口部を蓋9で閉じた構成を備える。このリアクトル1の特徴とするところは、ケース6と蓋9にそれぞれ、互いに押圧し合うケース側押圧係合部6Pと蓋側押圧係合部9Pとを設けたことにある。以下、本実施形態1のリアクトル1の各構成を詳細に説明する。
[組合体]
組合体10は、巻線を巻回してなるコイル2と、このコイル2の内部に挿入される磁性コアと、を備えていれば良く、これらコイル2と磁性コアの形態は特に限定されない。組合体10の具体的な構成については、後述するリアクトル1の製造方法において図4を参照して説明する。
[ケース]
ケース6は、その内部に組合体10を収納することができる箱状の部材である(図3を合わせて参照)。本実施形態では、ケース6は、組合体10を載置する底板部60と、底板部60とは別個に作製され、底板部60に後から取り付けられる側壁部61と、で構成される。この側壁部61には、後述する突起状の蓋側押圧係合部(係合突起部)9Pが嵌め込まれる孔を有する筒状のケース側押圧係合部(係合筒部)6Pが二つ設けられている。
係合筒部6Pは、ケース6内への組合体10の配置の邪魔とならない位置に複数設けることが好ましい。本実施形態では、一方の係合筒部6Pは、コアカバー部6A上の端子台6Sa,6Sbの間に、他方の係合筒部6Pは、他方のコアカバー部の側(コイル2のU字状に屈曲した部分が配置される側)で、かつ側壁部61の内壁面に設けられている。なお、コアカバー部6Aや端子台6Sa,6Sbについては、後述する。
[蓋]
蓋9は、組合体10を収納したケース6の開口部に被せられて、当該開口部を閉じる部材である(図2を合わせて参照)。蓋9によって、ケース6内の組合体10を外部環境から保護することができる。この蓋9の内面のうち、上記ケース6の係合筒部6P,6Pに対応する位置には、ケース6に向かって突出する係合突起部9Pが二つ設けられている。これら係合突起部9P,9Pは、係合筒部6P,6Pの内径よりも径の大きな部分を有している。
[係合突起部と係合筒部]
上記係合突起部9P、および係合筒部6Pの孔の形状・寸法を調節することで、ケース6に対する蓋9の固定度合いや、ケース6に対する蓋9の取り付け易さを調節することができる。本実施形態では、係合筒部6Pの孔の内径は、孔の軸方向に一様な大きさとなっている。一方、係合突起部9Pは、図2(C)に示すように、根元側の基部9Psと、基部9Psよりも先端側で係合突起部9Pの周方向に並ぶ複数のフィン9Pfと、を有する形状となっている。これらフィン9Pfの包絡円は、基部9Psに繋がる部分から所定の長さまでは基部9Psと同一径を有し、フィン9Pfの先端側(即ち、係合突起部9Pの先端側)で徐々に小さくなっている。つまり係合突起部9Pの先端側の一部は先細りの形状となっており、蓋9をケース6に取り付けるときに、係合突起部9Pを係合筒部6Pの孔に挿入し易くなっている。また、基部9Psの外径とフィン9Pfの根元側の包絡円径は、係合筒部6Pの内径よりも若干大きくなっているため、係合筒部6Pへの係合突起部9Pの挿入量が大きくなると、フィン9Pfが径方向内方に撓んで係合突起部9Pが係合筒部6Pの孔に圧入された状態となる。その結果、係合突起部9Pの径方向に、係合筒部6Pの孔と係合突起部9Pとが互いに押圧し合い、ケース6と蓋9とが強固に固定される。
係合突起部9Pの細径部(フィン9Pfの先細りとなっている部分)と、係合筒部6Pの孔との嵌め合いは、『すきまばめ』とすると良い。一方、係合突起部9Pの太径部(基部9Ps、およびフィン9Pfの先細りとなっていない部分)と、係合筒部6Pの孔との嵌め合いは、『しまりばめ』とすると良い。
上記係合突起部9Pの太径部の外径は、4mm以上とすることが好ましい。そうすることで、蓋9をケース6に取り付けるときに、係合突起部9Pが折損し難くなる。一方、係合突起部9Pの先細りとなっている突端部分の外径は特に限定されず、実質的に0mm、即ち、係合突起部9Pの突端が尖っていても良い。
ここで、係合突起部9Pの形状、係合筒部6Pの孔の形状は、両者9P,6Pが互いに押圧し合う状態になる形状であれば良く、上述した形状に限定されるわけではない。例えば、次に例示するような形態でも良い。
・係合突起部9Pの外径が一様で、係合筒部6Pの孔の内径は、孔の奥に行くほど狭い形態(フィン9Pfの有無は問わない)。
・係合突起部9Pが先細りの形状で、係合筒部6Pの孔の内径も、孔の奥に行くほど狭い形態(フィン9Pfの有無は問わない)。
・係合突起部9Pが先太りの形状である形態。この場合、係合筒部6Pの孔の内径は、一様でも良いし、孔の奥に行くほど狭くても広くても良い(フィン9Pfの有無は問わない)。
なお、係合突起部9Pの基部9Psの横断面形状や係合筒部6Pの孔の横断面形状は円形に限定されるわけではなく、例えば、矩形などの多角形であっても良い。多角形の場合、上記『外径』・『内径』については、その多角形の外接円の『外径』・『内径』と読み替える。
[効果]
以上説明した構成を備えるリアクトル1は、ケース6に蓋9を取り付けるだけで、ケース6と蓋9とを強固に固定することができ、生産性に優れる。また、ケース6と蓋9とが強固に固定されているため、リアクトル1を高周波で使用しても、振動によってケース6に取り付けた蓋9ががたついたり、蓋9がケース6から外れたりすることが殆どない。蓋9のがたつきが効果的に抑制されることで、リアクトル1の使用に伴う騒音の発生を効果的に防止できる。そのため、リアクトル1を備える機器(例えばハイブリッド自動車など)の静粛性を向上させることができる。
[用途]
上記構成を備えるリアクトル1は、通電条件が、例えば、最大電流(直流):100A〜1000A程度、平均電圧:100V〜1000V程度、使用周波数:5kHz〜100kHz程度である用途、代表的には電気自動車やハイブリッド自動車などの車載用電力変換装置の構成部品に好適に利用することができる。この用途では、直流通電が0Aのときのインダクタンスが、10μH以上2mH以下、最大電流通電時のインダクタンスが、0Aのときのインダクタンスの10%以上を満たすものが好適に利用できると期待される。
[リアクトルの製造方法]
以上説明したリアクトル1は、例えば、次に示す工程α〜γに従って作製することができる。
[α]組合体10を作製する。
[β]組合体10をケースに収納する。
[γ]ケースに蓋を取り付ける。
以下、各手順を順次説明すると共に、本実施形態のリアクトル1に備わる各構成を詳細に説明する。
[α]組合体10を作製する
本実施形態の組合体10を図4に基づいて説明する(適宜、図1、図3も参照する)。組合体10を構成するコイル2と磁性コア3は次の通りである。もちろん、組合体10の構成は、以下に説明する構成に限定されるわけではない。
[構成部材]
〔コイル〕
コイル2は、一対のコイル素子2A,2Bと、両コイル素子2A,2Bを連結するコイル素子連結部2rとを備える。各コイル素子2A,2Bは、互いに同一の巻数、同一の巻回方向で中空筒状に形成され、各軸方向が平行するように横並びに並列されている。また、コイル素子連結部2rは、コイル2の他端側(図4において紙面右側)において両コイル素子2A,2Bを繋ぐU字状に屈曲された部分である。このコイル2は、接合部の無い一本の巻線を螺旋状に巻回して形成しても良いし、各コイル素子2A,2Bを別々の巻線により作製し、各コイル素子2A,2Bの巻線の端部同士を半田付けや圧着などにより接合することで形成しても良い。
コイル2は、銅やアルミニウム、その合金といった導電性材料からなる平角線や丸線などの導体の外周に、絶縁性材料からなる絶縁被覆を備える被覆線を好適に利用できる。本実施形態では、導体が銅製の平角線からなり、絶縁被覆がエナメル(代表的にはポリアミドイミド)からなる被覆平角線を利用し、各コイル素子2A,2Bは、この被覆平角線をエッジワイズ巻きにしたエッジワイズコイルである。また、各コイル素子2A,2Bの端面形状を長方形の角部を丸めた形状としているが、端面形状は、円形状など適宜変更することができる。
コイル2の両端部2a,2bは、ターン形成部分から引き延ばされて、端子部材8a,8bに接続される(図1を参照)。この端子部材8a,8bを介して、コイル2に電力供給を行なう電源などの外部装置(図示せず)が接続される。
〔磁性コア〕
磁性コア3は、各コイル素子2A,2Bの内部に配置される一対の内側コア部31,31(点線丸囲みを参照)と、コイル2から露出されている一対の外側コア部32,32とを環状に組み合わせて形成される。ここで、本実施形態では、内側コア部31,31は、その外周面に一体に形成される被覆樹脂40を備えるコア部品4A,4Bの形態で用いられている。被覆樹脂40は、いわば従来構成におけるボビンと同じ役割を果たすものと考えて良い。これらコア部品4A,4Bは同形状の部材であり、コア部品4Aを水平方向に180°回転させれば、コア部品4Bになる。従って、コア部品4Bの各部にはコア部品4Aと同一の符号を付し、以降はコア部品4Aを例にして説明する。
(コア部品)
コア部品4Aは、柱状の内側コア部31の外周面に被覆樹脂40を一体に形成した部材である。端的に言えば内側コア部31と、筒状ボビンと、枠状ボビンとが一体に形成された部材がコア部品4Aである。
内側コア部31は、図4の右下の点線丸囲みに示すように、略直方体状の磁性材料からなるコア片31mと、コア片31mよりも低透磁率のギャップ材31gとを交互に連結した積層柱状体である。本例ではコア片31mとギャップ材31gの数が同数となっており、内側コア部31の一端面(紙面左側端面)にはギャップ材31gが、他端面(紙面右側端面)にはコア片31mが配置されている。なお、点線丸囲みの内側コア部31は、図中のコア部品4Bに配置されたときの向きで示されている。つまり、コア部品4Aにおける内側コア部31は、図示する内側コア部31を水平方向に180°回転させた向き、即ち紙面左側端部にコア片31mが、紙面右側端部にギャップ材31gが配置される。
内側コア部31に一体化された被覆樹脂40は、枠状部42Aと、周面被覆部41oAと、係合筒部43Aと、を備える。周面被覆部41oAと係合筒部43Aとは、枠状部42Aの一面側から並列された状態で突出している。
周面被覆部41oAは、上述した内側コア部31の周面を、その長手方向のほぼ全長に亘って覆っており、従来構成における筒状ボビンの役割を担っている。この周面被覆部41oAの先端側部分は他の部分よりも薄肉に形成されており、この薄肉の部分(係合部417)を、コア部品4Aに対向するコア部品4Bの係合筒部43Aに挿入できるようになっている。そのため、コア部品4A,4Bを互いに近づけると、両コア部品4A,4Bの係合筒部43Aと係合部417とが嵌め合わされ、両コア部品4A,4Bが環状に繋がった状態となる。
上記周面被覆部41oAが繋がる枠状部42Aの部分には、内側コア部31の端面31eを被覆する端部被覆部41eAが形成されており、コア部品4Aの内側コア部31の端面31eが直接外側コア部32に接触しないようになっている。この端部被覆部41eAは、内側コア部31と外側コア部32の間に配置されるギャップの役割を果たす。
上記係合筒部43Aが繋がる枠状部42Aの部分には、内側コア部31を挿通させることができる大きさの貫通孔430が形成されている。貫通孔430は、係合部417に対応する矩形孔である。ここで、コア部品4Aの係合筒部43Aに挿入されるコア部品4Bの内側コア部31の端面にはギャップ材31gが配置されているので、コア部品4Bの内側コア部31はギャップ材31gを介して外側コア部32に繋がる。
枠状部42Aにおける周面被覆部41oAと係合筒部43Aとの間には仕切り部46Aが設けられている。仕切り部46Aは、コア部品4A,4Bに嵌め込まれるコイル2の両コイル素子2A,2Bの間に配置され、両コイル素子2A,2Bの離隔状態を保持するものである。これによって、両コイル素子2A,2B間の絶縁を確実にすることができる。
以上説明した被覆樹脂40の構成材料には、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂、液晶ポリマー(LCP)、ナイロン6、ナイロン66、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂などの熱可塑性樹脂を利用することができる。
(外側コア部)
外側コア部32,32は、例えばその上面が略ドーム状の柱状コア片である。紙面左側に配置される一方の外側コア部32は、内側コア部31,31の一端側(紙面左側)の面に対向し、紙面右側に配される他方の外側コア部32は、上記内側コア部31,31の他端側(紙面右側)に対向している。その結果、内側コア部31,31と外側コア部32,32とで環状の磁性コア3が形成される。
(コア片の材質)
上記内側コア部31と外側コア部32を構成する各コア片には、鉄などの鉄属金属やその合金などに代表される軟磁性粉末を用いた圧粉成形体や、軟磁性粉末を含む樹脂からなる成形硬化体、絶縁被膜を有する磁性薄板(例えば、電磁鋼板)を複数積層した積層体などが利用できる。
内側コア部31,31を構成するコア片31mと、外側コア部32,32とは、磁気特性を異ならせても良い。例えば、コア片31mと外側コア部32とで使用する材質を異ならせることで両者の磁気特性を異ならせても良いし、コア片31mを成形硬化体、外側コア部32を圧粉成形体とすることで両者の磁気特性を異ならせても良い。一般に、成形硬化体に含まれる磁性粉末の量は、圧粉成形体と比較して少ない傾向にあるため、『成形硬化体の比透磁率<圧粉成形体の比透磁率』となる。そのため、内側コア部31のコア片31mを成形硬化体、外側コア部32を圧粉成形体とすれば、大電流で使用した場合でも磁気飽和し難い磁性コア3(リアクトル1)とすることができる。なお、成形硬化体からなる一つのコア片31mと、そのコア片31mの一端側に貼り合わされる一枚のギャップ材31gとで内側コア部31を形成しても良い。
[組立手順]
図4に示すように、本実施形態では、巻線を巻回してなるコイル2を用意し、このコイル2に複数の分割片からなる磁性コア3を組み付けることで組合体10を完成させた。具体的には、コイル2にコア部品4A,4Bを組み付け、さらにその組物を外側コア部32,32で挟み込む。もちろん、組上がった磁性コア3に巻線を巻回することでコイル2を形成し、組合体10を完成させても良い。これら複数の分割片同士は、例えば熱硬化型の接着剤などで接合することが好ましい。接着剤が分割片同士の衝突を抑制するクッション材として機能することが期待でき、リアクトル1の使用時の騒音を抑制できるからである。
[その他の組合体]
図4の示す組合体10とは異なり、上記内側コア部31,31をコア部品4A,4Bの形態とすることなく組合体を作製しても良い。例えば、内側コア部31,31と、外側コア部32,32と、一対の筒状ボビンと、一対の枠状ボビンと、を用意する。そして、筒状ボビンを外周に嵌め込んだ内側コア部31,31を外側コア部32,32で挟み込むことで、磁性コア3を完成させても良い。その場合も、内側コア部31と外側コア部32とを接着剤を介して接合すれば、リアクトル1の使用時におけるコア部31,32同士の衝突を抑制でき、その結果としてリアクトル1の使用時の騒音を抑制できる。なお、上記筒状ボビンは分割片を組み合わせる構成であっても良い。
[β]組合体10をケース6に収納する。
上記[α]で作製した組合体10をケース6に収納するにあたり、本実施形態では、図5に示すように、ケース6と、絶縁シート7Aと、接着シート7Bとを用意した。まず、用意した部材について説明する。
[用意した部材]
〔ケース〕
ケース6の説明では、主として図3を参照するものとする。本実施形態で用意したケース6は、平板状の底板部60と、この底板部60とは別個に作製した側壁部61と、を組み合わせることで形成されている。両者60,61は、その材質を異ならせることもできるし、同じとすることもできる。
(底板部)
底板部60は、組合体10(図5参照)を支持しつつ、組合体10からリアクトル1の取付対象(例えば、冷却ベース)への放熱経路として機能する板状の部材である。具体的には、底板部60の一面側(紙面上方側)が組合体10を搭載する搭載面であり、底板部60の他面側(紙面下方側)がリアクトル1を冷却する冷却ベース(図示せず)への取付面である。
底板部60の四隅にはそれぞれ、リアクトル1を冷却ベースに取り付けるための第一取付孔H1が設けられている。また、当該四隅のうち、対角位置にある二つの隅には、第二取付孔H2が設けられている。
上記構成を備える底板部60は、コイル2に近接して配置されるため、非磁性材料から構成することが好ましい。また、底板部60は、組合体10の放熱経路に利用されるため、熱伝導性に優れる金属材料から構成する。つまり、底板部60は、アルミニウムやその合金、あるいはマグネシウムやその合金などの非磁性金属から構成する。上記列挙した非磁性金属は軽量であるため、軽量化が望まれている車載部品の構成材料に適する。この底板部60の厚さは、強度、磁束の遮蔽性を考慮して、2〜5mm程度とすることが好ましい。
(側壁部)
側壁部61は、上方と下方に開口部を有する筒状の部材であって、既に説明した係合筒部6Pの他、その内壁面の上方開口部寄りの位置に係合爪6Cと、係合爪6Cの両サイドに配置されるガイド突起6Gと、を有する。係合爪6Cは、ケース6の上方から下方に向かうに従い、ケース6内周面からの突出量が漸次大きくなる断面三角形状の突起であって、後述する蓋9に備わる環状の留め具9Cが引っ掛られる部分である。この係合爪6Cは、いわゆるスナップフィット構造の一部を構成する部材である。一方、ガイド突起6G,6Gは、ケース6の高さ方向に延び、後述する環状の留め具9Cを係合爪6Cに係合させるときに、留め具9Cを両側から挟み込む一対の突条であって、留め具9Cを係合爪6Cに案内する役割を持つ。ここで、従来のスナップフィット構造は、ケース6の外側に設けられているが、本実施形態では、ケース6の内側に設けられている。
上記側壁部61の下方縁部にはフランジ部61Fが設けられている。フランジ部61Fの輪郭形状は、上述した底板部60の輪郭形状にほぼ一致し、そのフランジ部61Fには、底板部の第一取付孔H1と第二取付孔H2に対応する位置に第三取付孔H3と第四取付孔H4が形成されている。
また、側壁部61には、ケース6に組合体10を収納したときに組合体10の外側コア部32,32の周面と上面を包囲するコアカバー部6A,6Bが設けられている(図1を合わせて参照)。つまり、コアカバー部6A,6Bは、外側コア部32,32の外周面形状に対応した形状となっている。このコアカバー部6A,6Bにより、ケース6に収納した組合体10がケース6から脱落することを効果的に防止できる。コアカバー部6A,6Bが設けられていることで、側壁部61の上方開口部が組合体10よりも小さくなっているからである。このコアカバー部6A,6Bの内周面と、外側コア部32,32の外周面とのクリアランスは、0.5〜3.0mm程度とすることが好ましい。その他、コアカバー部6A,6Bを形成することで、後述する実施形態3に示すようにケース6に封止樹脂を充填する場合、封止樹脂の量が少なくて済む。それによって、封止樹脂の充填時間の短縮化、硬化時間の短縮化といった生産性の面でのメリットが得られる(もちろん、コスト面でのメリットもある)。
上記コアカバー部6A,6Bのうち、紙面手前側(組合体10のコイル2の端部2a,2bが配置される側)のコアカバー部6Aには、円筒状の端子台6Sa,6Sbが二つ設けられている。端子台6Sa,6Sbにはネジ穴が切ってあり、各端子台6Sa,6Sbに端子部材8a,8bをネジ止めできるようになっている(図1を合わせて参照)。一方、紙面奥側(コイル2のコイル素子連結部2rが配置される側)のコアカバー部6Bには、後述する温度測定部材80(図1を合わせて参照)の取付部となるスライドレール6Rが設けられている。
その他、側壁部61の内周面のうち、コアカバー部6Bの側の位置には、温度測定部材80の取り付けの際に利用されるフック6Fが設けられている。
上記構成を備える側壁部61は、樹脂で構成することが好ましい。樹脂であれば、例えば、射出成形などで複雑な形状に形成することが容易であるからである。側壁部61を構成する樹脂としては、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂、ウレタン樹脂、ポリフェニレンスルフィド(PPS)樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂などを利用することができる。これらの樹脂は、電気絶縁性に優れることから、組合体10のコイル2と側壁部61との間の絶縁を確保し易い。これら樹脂には、窒化珪素、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、ムライト、および炭化珪素から選択される少なくとも1種のセラミックスフィラーが含有されていても良く、そうすることで、側壁部61の絶縁性および放熱性を向上させることができる。
なお、側壁部61は金属で形成することもできる。例えば、アルミニウムなどの非磁性金属で側壁部61を構成すれば、側壁部61に電磁波シールドの機能を持たせることができる。
〔その他のケース〕
上記構成と異なり、組合体10を収納するケース6として、底板部60と側壁部61とが繋ぎ目なく一体になったケース6を利用することもできる。また、ケース6として、コンバータケースを利用することもできる。
〔絶縁シートおよび接着シート〕
図5に示すように、絶縁シート7Aと接着シート7Bは、ケース6の底板部60に組合体10を接着させるためのシート状部材である。絶縁シート7Aは、非磁性金属からなる底板部60と組合体10との間の絶縁を確保するため部材であって、接着剤などで底板部60に貼り付けられる。一方、接着シート7Bは、その両面が粘着質で柔らかく、複雑な凹凸形状を有する組合体10を絶縁シート7Aに強固に密着させるための部材である。
絶縁シート7Aには所定の耐電圧特性(リアクトル1においては2.5kV/50μm以上)が求められる。また、絶縁シート7Aは、コイル2(コイル素子2A,2B)で発生した熱を効果的に底板部6に伝達できるように、0.1W/m・K以上の優れた熱伝導性を有することが好ましく、その熱伝導率は高いほど好ましい(特に好ましくは2.0W/m・K以上)。
一方、接着シート7Bには、コイル2と底板部60との間を十分に絶縁可能な程度の絶縁特性と、リアクトル1の使用時における最高到達温度に対して軟化しない程度の耐熱性が求められる。例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、不飽和ポリエステルなどの熱硬化性樹脂や、PPS樹脂、液晶ポリマー(LCP)などの熱可塑性の絶縁性樹脂が接着シート7Bに好適に利用できる。この絶縁性樹脂には、側壁部61の説明の際に例示したセラミックスフィラーが含有されていても良く、そうすることで、接着シート7Bの絶縁性および放熱性を向上させることができる。接着シート7Bの熱伝導率は、絶縁シート7Aと同等程度が好ましい。
〔その他〕
本実施形態のリアクトル1は、リアクトル1の運転時における組合体10の温度を監視するための温度測定部材80を備える。温度測定部材80は、熱電対などの公知の温度センサ81と、その温度センサ81に接続される配線82と、配線82の端部を保持する筒状の保持部83と、を備える。筒状の保持部83の一側開口部に上記配線82が挿入され、保持部83の内部に配線82が保持されている。そのため、リアクトル1の外部にある測定機器の配線を、保持部83の他側開口部に挿入すれば、温度センサ81と測定機器とが電気的に接続される。また、保持部83の外周面にはスライド溝が形成されており、上述したケース6の側壁部61に設けられるスライドレール6Rに保持部83を取り付けることができるようになっている。
[組合体10の収納手順]
まず、底板部60の上面に接着剤を用いて絶縁シート7Aを取り付け、その絶縁シート7Aの上に接着シート7Bと組合体10を載置する。接着シート7Bは柔軟性を有するため、組合体10の下面の凹凸に入り込み、底板部60に対して組合体10が固定される。なお、底板部60の上面に接着剤を塗布もしくは印刷し、その上に組合体10を載置することで底板部60に組合体10を固定しても良い。
次に、組合体10の上方から側壁部61を被せ、ネジ63(固定部材)を用いて側壁部61と底板部60とを一体化する。このネジ止めには、側壁部61の第四取付孔H4と、底板部60の第二取付孔H2を用いる。
最後に、組合体10のコイル2の端部2a,2bに端子部材8a,8bを取り付けると共に、温度測定部材80を配置する。端子部材8a,8bは、滑り台のような形状をしており、その一端をコイル2の端部2a,2bに圧接や溶接し、その中間部をネジにより端子台6Sa,6Sbに固定する。そうすることで、端子部材8a,8bの他端(即ち、リアクトル1に電力を供給する電気機器との接続端)が、ケース6の上端(即ち、側壁部61の上端)よりも低い位置に配置される。
一方、温度測定部材80の配置にあたり、温度センサ81は組合体10のコイル素子2A,2B間に配置されるようにする(図1を合わせて参照)。また、配線82は、コイル素子2A,2B間の溝に這わせて、側壁部61のフック6Fに引っかけ、保持部83はスライドレール6Rに嵌め込む。
[γ]ケース6に蓋9を取り付ける。
[用意した部材]
〔蓋〕
図1、図2に示すように、本実施形態の蓋9は、側壁部61の上方開口部全てを覆う大きさを備える。さらに、この蓋9は、ケース6に取り付けたときに側壁部61の上方開口部から張り出す端子カバー部90を備える。
蓋9の内面には、既に説明した係合突起部9Pの他、ケース6の内部空間に向かって突出する留め具9Cが形成されている。本実施形態の留め具9Cは、環状に形成されており、上述したケース6の側壁部61の内壁面に設けられた係合爪6Cに係合する。留め具9Cと係合爪6Cは、いわゆるスナップフィット構造を構成するものである。このスナップフィット構造により、ケース6に対する蓋9の固定を強固にすることができる。
[蓋の取り付け]
以上説明した蓋9を、ケース6の上方開口部に取り付ける。その際、蓋9の係合突起部9Pをケース6の係合筒部6Pの位置に合わせ、蓋9をケース6に向かって押す。そうすることで、係合突起部9Pが係合筒部6Pに圧入されると共に、蓋9の留め具9Cがケース6の係合爪6Cに係合し、ケース6に蓋9が取り付けられる。このとき、係合爪6Cの両サイドにガイド突起6G,6Gが形成されているため、留め具9Cがスムースに係合爪6Cに案内される。また、蓋9をケース6に取り付ければ、蓋9の端子カバー部90によって端子部材8a,8bの一部(端子台6Sa,6Sbに固定される部分)が覆われ、その覆われた部分が機械的衝撃から保護される。
以上のようにして完成させたリアクトル1は、冷却ベースに取り付ける。その取り付けの際は、ケース6の第三取付孔H3にネジを打てば良い。
<実施形態2>
実施形態2では、実施形態1とは異なるケース側押圧係合部と蓋側押圧係合部を備えるリアクトルを図6に基づいて説明する。両押圧係合部以外の構成は、実施形態1と同様であるため、以下では蓋とケースのみを説明する。図6にも、蓋と、ケースのみしか示さない。
本実施形態におけるケース側押圧係合部6Qは、図6(A)に示すように、ケース6の上方開口部寄りの内壁面に繋がり、その上方開口部から突出する部材である。このケース側押圧係合部6Qは、図6(B)に示すように、側壁部61の壁面に平行なベース部6Qbと、ベース部6Qbの外面側で、ケース6の外側方向に張り出す二つの張出部6Qo,6Qoと、を備える。張出部6Qo,6Qoは、畝状の部分で、その上方側の部分がベース部6Qb側に傾斜している。なお、張出部6Qoは一つでも構わないが、二つ設けることで、ケース6に対する蓋9の固定を強固にできる。
一方、図6(A)に示すように、本実施形態における蓋側押圧係合部9Qは、蓋9に備わる庇部91の内周面のうち、蓋9をケース6に取り付けたときに、ケース蓋側押圧係合部6Qの張出部6Qoに接触する部分である。庇部91は、ケース6に蓋9を取り付けたときに、ケース6外壁面の開口部寄りの部分に被さる部分のことである。なお、実施形態1の説明の際には述べなかったが、この庇部91は、実施形態1の蓋9にも設けられている。
以上説明した構成を備える蓋9をケース6に取り付ければ、ケース側押圧係合部6Qの張出部6Qoに、庇部91の内周面が摺接する。その際、ケース側押圧係合部6Qは、ケース6の内方側に押圧されるが、同時にベース部6Qbの弾性により庇部91の内周面(蓋側押圧係合部9Q)を押し返す。その結果、ケース6のケース蓋側押圧係合部6Qと、蓋9の蓋側押圧係合部9Qとが互いに押圧し合い、ケース6に対して蓋9が強固に固定され、ケース6に対する蓋9のがたつきと脱落が効果的に防止される。
ここで、上述した庇部91の内周面から張り出す蓋側張出部を形成しても良い。例えば、ケース6に蓋9を取り付けたときに、蓋側張出部が、ケース側押圧係合部6Qの張出部6Qo,6Qoの間に配置されるように、蓋側張出部を蓋9に形成すれば良い。
<実施形態3>
上記実施形態1,2のリアクトルにおいて、ケース6の内部に封止樹脂を充填する例を図1に基づいて説明する。
ケース6に封止樹脂を充填する場合、封止樹脂は、ケース6内の組合体10のほぼ全て(コイル2の端部2a,2bを除く)を覆うように、ケース6の内部に充填すると良い。封止樹脂によって、ケース6内での組合体10の位置を固定することができる。また、封止樹脂によって、組合体10を機械的な衝撃や腐食雰囲気から保護することができる。その他、封止樹脂は、リアクトル1を動作させたときに組合体10で発生した熱をケース6側に逃がす放熱経路としての役割も持つ。
ケース6への封止樹脂の充填量は、適宜選択することができる。ケース6の側壁部61の縁一杯にまで封止樹脂を充填しても構わない。但し、点検などのためにリアクトル1の蓋9を取り外すことを想定しているのであれば、ケース6内への封止樹脂の充填量は、封止樹脂が蓋9のいずれの部分にも接触しない量とする。つまり、ケース6内の封止樹脂の上端面が、ケース6に取り付けた蓋9の下端部(図1にあっては係合突起部9Pの下端もしくは留め具9Cの下端)よりも低い位置となるように、封止樹脂の充填量を調節する。逆に、リアクトル1の蓋9を取り外さないのであれば、封止樹脂が蓋9に接触する、あるいは蓋9の一部が封止樹脂に埋設される位置まで、ケース6内に封止樹脂を充填すると良い。そうすることで、ケース6に対する蓋9の固定をより強固にすることができる。なお、言うまでもないが、封止樹脂で蓋9を固定する場合、封止樹脂が硬化する前に、ケース6に蓋9を取り付ける。
以上説明した実施形態3の構成によれば、封止樹脂を設けたことによる効果、即ち、ケース6内での組合体10の固定効果、組合体10の保護効果、および組合体10で発生した熱を逃がして組合体10の動作を安定させる効果を奏する。また、封止樹脂で蓋9を止めてしまえば、ケース6に対する蓋9のがたつきと脱落をより効果的に防止することができる。
<変形実施形態>
実施形態1〜3のリアクトルは、ケースの内部で係合するスナップフィット構造を備えているが、ケースの外部で係合するスナップフィット構造を備えるリアクトルとしても良い。また、スナップフィット構造自体を備えないリアクトルであっても当然構わない。ケース蓋側押圧係合部と蓋側押圧係合部との係合により、蓋のがたつきを効果的に抑制することができるからである。
上記変形実施形態の構成によれば、ケースに対して蓋を取り外し自在とすることができる。もちろん、ケース蓋側押圧係合部と蓋側押圧係合部との係合が強固であるため、蓋が取り外し自在とはいっても、蓋が簡単に外れるわけではない。
<実施形態4>
実施形態1〜3や変形実施形態のリアクトルは、例えば、車両などに載置されるコンバータの構成部品や、このコンバータを備える電力変換装置の構成部品に利用することができる。
例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車といった車両1200は、図7に示すようにメインバッテリ1210と、メインバッテリ1210に接続される電力変換装置1100と、メインバッテリ1210からの供給電力により駆動して走行に利用されるモータ(負荷)1220とを備える。モータ1220は、代表的には、3相交流モータであり、走行時、車輪1250を駆動し、回生時、発電機として機能する。ハイブリッド自動車の場合、車両1200は、モータ1220に加えてエンジンを備える。なお、図7では、車両1200の充電箇所としてインレットを示すが、プラグを備える形態としても良い。
電力変換装置1100は、メインバッテリ1210に接続されるコンバータ1110と、コンバータ1110に接続されて、直流と交流との相互変換を行うインバータ1120とを有する。この例に示すコンバータ1110は、車両1200の走行時、200V〜300V程度のメインバッテリ1210の直流電圧(入力電圧)を400V〜700V程度にまで昇圧して、インバータ1120に給電する。また、コンバータ1110は、回生時、モータ1220からインバータ1120を介して出力される直流電圧(入力電圧)をメインバッテリ1210に適合した直流電圧に降圧して、メインバッテリ1210に充電させている。インバータ1120は、車両1200の走行時、コンバータ1110で昇圧された直流を所定の交流に変換してモータ1220に給電し、回生時、モータ1220からの交流出力を直流に変換してコンバータ1110に出力している。
コンバータ1110は、図8に示すように複数のスイッチング素子1111と、スイッチング素子1111の動作を制御する駆動回路1112と、リアクトルLとを備え、ON/OFFの繰り返し(スイッチング動作)により入力電圧の変換(ここでは昇降圧)を行う。スイッチング素子1111には、FET,IGBTなどのパワーデバイスが利用される。リアクトルLは、回路に流れようとする電流の変化を妨げようとするコイルの性質を利用し、スイッチング動作によって電流が増減しようとしたとき、その変化を滑らかにする機能を有する。このリアクトルLとして、上記実施形態、変形実施形態に記載のリアクトルを用いる。軽量で扱い易いこれらリアクトルを用いることで、電力変換装置1100(コンバータ1110を含む)の軽量化を図ることができる。
ここで、上記車両1200は、コンバータ1110の他、メインバッテリ1210に接続された給電装置用コンバータ1150や、補機類1240の電力源となるサブバッテリ1230とメインバッテリ1210とに接続され、メインバッテリ1210の高圧を低圧に変換する補機電源用コンバータ1160を備える。コンバータ1110は、代表的には、DC−DC変換を行うが、給電装置用コンバータ1150や補機電源用コンバータ1160は、AC−DC変換を行う。給電装置用コンバータ1150のなかには、DC−DC変換を行うものもある。給電装置用コンバータ1150や補機電源用コンバータ1160のリアクトルに、上記実施形態や変形例のリアクトルなどと同様の構成を備え、適宜、大きさや形状などを変更したリアクトルを利用することができる。また、入力電力の変換を行うコンバータであって、昇圧のみを行うコンバータや降圧のみを行うコンバータに、上記実施形態のリアクトルなどを利用することもできる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、コイル素子を一つしか持たないリアクトルにも、本発明の構成を適用することができる。
本発明のリアクトルは、ハイブリッド自動車や電気自動車、燃料電池自動車といった車両に搭載される双方向DC−DCコンバータといった電力変換装置の構成部品に利用することができる。
1 リアクトル
10 組合体
2 コイル
2A,2B コイル素子 2r コイル素子連結部 2a,2b 端部
3 磁性コア
31 内側コア部 31m コア片 31g ギャップ材 31e 端面
32 外側コア部
4A,4B コア部品
40 被覆樹脂
41oA 周面被覆部 417 係合部
41eA 端部被覆部
42A 枠状部 430 貫通孔
43A 係合筒部
46A 仕切り部
6 ケース
60 底板部 H1 第一取付孔 H2 第二取付孔
61 側壁部
61F フランジ部 H3 第三取付孔 H4 第四取付孔
6A,6B コアカバー部 6Sa,6Sb 端子台
6C 係合爪 6G ガイド突起 6F フック 6R スライドレール
6P 係合筒部(ケース側押圧係合部)
6Q ケース側押圧係合部 6Qb ベース部 6Qo 張出部
63 ネジ(固定部材)
7A 絶縁シート 7B 接着シート
8a,8b 端子部材
80 温度測定部材 81 温度センサ 82 配線 83 保持部
9 蓋
90 端子カバー部 91 庇部
9C 留め具
9P 係合突起部(蓋側押圧係合部) 9Ps 基部 9Pf フィン
9Q 蓋側押圧係合部
1100 電力変換装置
1110 コンバータ 1111 スイッチング素子 1112 駆動回路
L リアクトル
1120 インバータ
1150 給電装置用コンバータ 1160 補機電源用コンバータ
1200 車両
1210 メインバッテリ
1220 モータ
1230 サブバッテリ
1240 補機類
1250 車輪

Claims (11)

  1. 巻線を巻回してなるコイルと、
    そのコイルの内部に挿通される磁性コアと、
    これらコイルおよび磁性コアの組合体を収納するケースと、
    前記ケースの開口部の少なくとも一部を覆う蓋と、
    を備えるリアクトルであって、
    前記ケースと前記蓋はそれぞれ、互いに押圧し合うケース側押圧係合部と蓋側押圧係合部とを備えることを特徴とするリアクトル。
  2. 前記ケース側押圧係合部と前記蓋側押圧係合部の一方は突起、他方はその突起を受け入れる孔である請求項1に記載のリアクトル。
  3. 前記ケース側押圧係合部が孔、前記蓋側押圧係合部が突起である請求項2に記載のリアクトル。
  4. 前記突起は先細りの形状である請求項2または3に記載のリアクトル。
  5. 前記突起の先端側には、前記突起の軸を中心に、前記突起の周方向に並ぶ複数のフィンが設けられる請求項2〜4のいずれか一項に記載のリアクトル。
  6. 前記蓋は、ケース外壁面の開口部寄りの部分に被さる庇部を備え、
    前記ケース側押圧係合部は、前記ケースの開口縁部に設けられ、前記ケースの外側方向に突出する突起であり、
    前記蓋側押圧係合部は、前記庇部の内周面の一部で構成されている請求項1に記載のリアクトル。
  7. さらに、前記ケースと蓋に互いに嵌め合うスナップフィット構造を備える請求項1〜6のいずれか一項に記載のリアクトル。
  8. 前記ケースは、
    底板部と、
    前記底板部とは別個に作製され、固定部材により前記底板部に取り付けられる側壁部と、を備え、
    前記蓋と前記側壁部とは樹脂製である請求項1〜7のいずれか一項に記載のリアクトル。
  9. 前記側壁部は、前記コイルの端部に取り付けられる端子部材を固定するための端子台を備え、
    前記蓋は、前記端子台上に配置される端子部材の上面をカバーする端子カバー部を備える請求項8に記載のリアクトル。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載のリアクトルを備えるコンバータ。
  11. 請求項10に記載のコンバータを備える電力変換装置。
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