JP6451208B2 - 易開封性包装材料 - Google Patents

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Description

本発明は、包装材料の最内面層にポリプロピレンフィルムを使用せずに耐油性に優れた易開封性包装材料に関するものである。
食品や飲料、医薬品などの包装材料は、一般に、フィルム強度に優れるポリエステルやナイロンのようなバリア性フィルムの一方の面に、アンカーコート剤を介してシーラント層となるラミネート用樹脂組成物系樹脂フィルム、中でもポリプロピレン、高圧法低密度ポリエチレン、エチレン単独重合体、エチレン−酢酸ビニル等を積層した積層体が広く利用されている。
このような包装材料は、主に、押出ラミネート法、溶剤型ドライラミネート法、無溶剤型ドライラミネート法などにより製造される。
なかでも押出ラミネート法は優れた生産性を示すため、多様な包装材料の製造方法として利用され、押出ラミネート加工性に優れる高圧法低密度ポリエチレン(以下、LDPEと記す)が広く用いられている。
しかしスナック菓子やインスタントラーメンなどの油性食品包装分野においては、LDPEの耐油性が低いことから、これまで利用されてこなかった。そのため、現在、油性食品包装分野においては耐油性に優れるポリプロピレンフィルムからなる包装材料が用いられている。
また、近年、食品包装分野においては、易開封性が求められることがあるが、LDPE単体を押出ラミネート加工した積層体では優れた易開封性を発現させることはできなかった。このような背景のため、油性食品包装分野では長年に渡ってポリプロピレンフィルムが利用されてきた。
前述の通り、ポリプロピレンフィルムは油性食品包装の内面材料として優れているが、ポリプロピレンフィルムのみではバリア性フィルムとの接着性が悪く、バリア性フィルムと無延伸ポリプロピレンフィルムとをLDPEを用いたサンドウィッチラミネート加工する方法が一般的であった。そのため、包装材料を薄膜化することが困難であった。
本発明は、上記のような状況を鑑みなされたものであって、ポリプロピレンフィルムを使用せずに耐油性に優れた易開封性包装材料を提供することを目的とするものである。
本発明は、少なくとも(A)層、(B)層、(C)層の順に3層から構成され、(A)層が下記要件(a)〜(d)を満たすラミネート用樹脂組成物、(B)層が下記要件(e)を満たす接着剤、(C)層が少なくとも1層以上の基材からなることを特徴とする易開封性包装材料に関するものである。
(a)高密度ポリエチレン(1)10〜70重量%、密度が940kg/m未満のであるエチレンと炭素数4以上のα−オレフィンとの共重合体(2)5〜80重量%、および高圧法低密度ポリエチレン(3)10〜85重量%((1)、(2)及び(3)の合計は100重量%)を含む組成物
(b)JIS K6922−1に基づき測定された密度が927〜947kg/m
(c)JIS K6922−1に基づき測定されたメルトマスフローレート(以下、MFRと記す場合がある)が2〜30g/10分
(d)膜厚が5〜25μm
(e)膜厚が0.1〜1.0μm
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明の(A)層は、高密度ポリエチレン(1)10〜70重量%、密度が940kg/m未満であるエチレンと炭素数4以上のα−オレフィンとの共重合体(2)5〜80重量%、および高圧法低密度ポリエチレン(3)10〜85重量%((1)、(2)及び(3)の合計は100重量%)を含むラミネート用樹脂組成物である。ラミネート用樹脂組成物を構成する高密度ポリエチレン(1)は、密度が940kg/m以上970kg/m未満の直鎖状エチレン単独重合体又はエチレンとα−オレフィンとの共重合体であることが好ましい。α−オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン、4−メチル−1−ペンテンなどが例示される。このような高密度ポリエチレン(1)はチーグラーナッタ触媒やメタロセン触媒により製造され、例えば東ソー(株)からニポロンハードなどが販売されている。高密度ポリエチレンのJIS K6922−1(1997年)で測定したMFRが10〜50g/10分が開封強度が低くなるため好ましく、15〜40g/10分がさらに好ましい。
ラミネート用樹脂組成物を構成する密度が940kg/m未満であるエチレンと炭素数4以上のα−オレフィンとの共重合体は、市販品の中から適宜選択することができ、例えば東ソー(株)からニポロン−Zの商標で販売されている。エチレンと炭素数4以上のα−オレフィンとの共重合体の密度は、925kg/m以上940kg/m未満であると易開封性、特に開封外観に優れるため好ましい。α−オレフィンとしては、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン、4−メチル−1−ペンテンなどが例示されるが、炭素数5以上のα−オレフィン、例えば1−ヘキセン、1−オクテン、4−メチル−1−ペンテンであると破袋強度に優れるため特に好ましい。
ラミネート用樹脂組成物を構成する高圧法低密度ポリエチレンは、市販品の中から適宜選択することができ、例えば東ソー(株)からペトロセンの商標で販売されている。高圧法低密度ポリエチレンのJIS K6922−1(1997年)で測定したMFRが3〜20g/10分が開封強度が低くなるため好ましく、5〜20g/10分がさらに好ましく、9〜20g/10分が最も好ましい。高圧法低密度ポリエチレンの密度は、915kg/m以上925kg/m未満であるとラミネート成形性に優れるため好ましい。高密度ポリエチレン(1)、エチレンと炭素数4以上のα−オレフィンとの共重合体(2)、高圧法低密度ポリエチレン(3)の配合比率は、高密度ポリエチレン(1)が10〜70重量%、エチレンと炭素数4以上のα−オレフィンとの共重合体(2)が5〜80重量%、高圧法低密度ポリエチレン(3)が10〜85重量%、好ましくは、高密度ポリエチレン(1)が10〜40重量%、炭素数4以上のα−オレフィンとの共重合体(2)が5〜50重量%、高圧法低密度ポリエチレン(3)が20〜85重量%((1),(2)及び(3)の合計は100重量%)である。高密度ポリエチレン(1)が10重量%未満の場合、得られた易開封性包装材料の耐油性に劣るため好ましくなく、70重量%を超えると接着剤との接着性に劣るため好ましくない。エチレンと炭素数4以上のα−オレフィンとの共重合体(2)が5重量%未満の場合、得られた易開封性包装材料の内容物保護に必要な破袋強度が低くなり好ましくなく、80重量%を超えると開封外観に劣るため好ましくない。高圧法低密度ポリエチレンが10重量%未満の場合、押出ラミネート加工性に劣るため好ましくなく、85重量%を超えると耐油性及び/又は内容物保護に必要な破袋強度が低くなるため好ましくない。
(A)層のラミネート用樹脂組成物は、JIS K6922−1(1997年)により測定した密度が927〜947kg/m、好ましくは930〜942kg/mの範囲にある。密度が927kg/m未満の場合、易開封性に劣るため好ましくない。一方、密度が947kg/mを超える場合、(C)層との接着性に劣るため好ましくない。
また、このようなラミネート用樹脂組成物(A)は、JIS K6922−1(1997年)により測定したMFRが2〜30g/10分、好ましくは5〜30g/10分、さらに好ましい範囲は10〜30g/10分である。MFRが2g/10分未満の場合は易開封性に劣るため好ましくなく、30g/10分を超える場合は押出ラミネート成形性に劣るため好ましくない。
また、本発明のラミネート用樹脂組成物(A)は、必要に応じて酸化防止剤、滑剤、中和剤、ブロッキング防止剤、界面活性剤、スリップ剤等、通常ラミネート用樹脂組成物に使用される添加剤や他のラミネート用樹脂組成物などの熱可塑性樹脂を添加したものでもかまわない。
ラミネート用樹脂組成物(A)は、通常用いられる樹脂の混合装置により製造することができる。例えば、単軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、加圧ニーダ−、回転ロールなどの溶融混練装置、ヘンシェルミキサー、Vブレンダー、リボンブレンダー、タンブラーなどが挙げられる。溶融混練装置を用いる場合、溶融温度はラミネート用樹脂組成物(A)の融点〜350℃程度が好ましい。
ラミネート用樹脂組成物(A)を150mm×150mm×1mmのサイズでプレス成形した成形品(約20g)を60℃の食用油(サラダ油)に24時間浸漬後の重量変化率が1.2%以下であると、被包装物に含まれる食用油によるデラミネーションが生じにくくなるため好ましい。
本発明の(B)層を構成する接着剤(B)は、特に限定されるものではないが、JIS K7121で測定したガラス転移温度が−30〜+10℃であると開封強度と開封外観に優れるため好ましく、より好ましくは−25〜+5℃、さらに好ましくは−20〜0℃、最も好ましくは−20〜−5℃の範囲である。
また 本発明の(B)層を構成する接着剤(B)の20℃、周波数10Hzにおける貯蔵弾性率は1.0×10〜2.0×10Paの範囲にあると開封強度と開封外観に優れるため好ましく、より好ましくは4.0×10〜2.0×10Pa、更に好ましくは8.0×10〜2.0×10の範囲である。
このような接着剤(B)を構成する化合物は、ガラス転移温度および貯蔵弾性率が上記の範囲にあれば特に限定されるものではなく、ポリウレタン接着剤、ポリイソシアネート接着剤、ポリウレア接着剤、エポキシ接着剤、アクリル接着剤、ポリアミド接着剤、ポリブタジエン系接着剤などを例示することができるが、接着性や弾性率の制御が容易であるポリウレタン接着剤が好ましい。
このようなポリウレタン接着剤は、分子内に少なくとも2個以上の水酸基を有するポリオール成分と分子内に少なくとも2個以上のイソシアネート基を有するイソシアネート成分から構成される。ポリオール成分としては、ポリウレタンポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、アクリルポリオール、ラミネート用樹脂組成物ポリオールなどが挙げられ、このようなポリオール成分を2種以上混合して用いても構わない。中でも、ガラス転移温度と貯蔵弾性率の制御が容易なポリウレタンポリオール、ポリエステルポリオールやポリエーテルポリオールが好ましい。また、ポリウレタンポリオールやポリエステルポリオールを構成するジカルボン酸成分、ジオール成分、ジエステル成分の30重量%以上が脂肪族系であることが、易開封性に優れるため好ましい。
一方、イソシアネート成分としては、芳香脂肪族ジイソシアネート、脂肪族ジイソシアネート、脂環族ジイソシアネート等を挙げることができる。芳香脂肪族ジイソシアネートの具体例としては、1,3−又は1,4−キシリレンジイソシアネート若しくはその混合物、1,3−又は1,4−ビス(1−イソシアナト−1−メチルエチル)ベンゼン若しくはその混合物、ω,ω′−ジイソシアナト−1,4−ジエチルベンゼン等を挙げることができる。脂肪族ジイソシアネートの具体例としては、ヘキサメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、2−メチル−ペンタン−1,5−ジイソシアネート、3−メチル−ペンタン−1,5−ジイソシアネート、リジンジイソシアネート、トリオキシエチレンジイソシアネート等を挙げることができる。脂環族ジイソシアネートの具体例としては、イソホロンジイソシアネート、シクロヘキシルジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添加キシレンジイソシアネート、水素添加テトラメチルキシレンジイソシアネート等を挙げることができる。
また、イソシアネート成分として、前記ジイソシアネートのビウレット体,ダイマー体,トリマー体,ダイマー・トリマー体,ウレトンイミン変性体などのポリメリック体や,2官能以上のポリオール等と前記ジイソシアネート或いはそのポリメリック体との反応で得られるポリイソシアネートのアダクト体などの有機ポリイソシアネート変性体が挙げられる。
これらは単独で或いは2種類以上を混合して使用することができる。
これらのうち脂肪族イソシアネート変性体及び/又は脂環族イソシアネート変性体,更に脂肪族イソシアネート変性体が易開封性に優れるため好ましい。
このようなポリウレタン接着剤は、適宜市販品の中から選択することができ、東ソー(株)から、ニッポラン、コロネートなどの商品名で各々市販されている。
ガラス転移温度および貯蔵弾性率の調整は、ポリオール成分やイソシアネート成分の選択及びポリオール成分とイソシアネート成分の配合比により調整することができる。また、ポリウレタン接着剤を構成するポリオール成分の水酸基数とイソシアネート成分のイソシアネート基数の比率(NCO/OH)が0.5〜2.5の範囲にあると、易開封性、特に開封外観に優れるため好ましく、0.7〜2.0の範囲にあると更に好適であり、最も好ましくは0.8〜1.6である。
接着剤(B)の厚みは、0.01〜3μmの範囲であり、接着性、易開封性に優れることから、0.1〜1μmの範囲がさらに好適であり、さらに好ましくは0.1〜0.7μmである。
接着剤(B)の希釈に用いられる溶剤については、特に限定されるものではないが、酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、イソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、メチレンクロリド、エチレンクロリド等のハロゲン化炭化水素類、ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホアミド、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、水等を例示することができる。
このような接着剤(B)は、公知の押出ラミネーターに付帯されているコーターにて(C)層の基材に塗布される。
本発明の(C)層を構成する基材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル、ナイロン6、ナイロン66などのポリアミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物、ポリビニルアルコール、ポリプロピレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリメチルペンテン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、セルロース系樹脂などの高分子重合体からなるフィルム、セロファンが挙げられ、ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物、ポリビニルアルコールからなる郡より選ばれる少なくとも1種以上のフィルムであることが好ましい。
更に、これらのフィルムは、さらにアルミニウム蒸着、アルミナ蒸着、二酸化珪素蒸着、アクリル処理されたものでもよく、アルミニウム、アルミナ、シリカなどの金属または金属酸化物からなる蒸着薄膜を有するフィルムであることが好ましい。
また、これらの中ではアルミニウム蒸着層、アルミナ蒸着層、二酸化珪素蒸着層、アクリル処理層からなる群から選ばれたものを有する二軸延伸ポリエステルフィルムまたはポリアミドフィルムである(C)層が、ラミネート用樹脂組成物(A)との接着性が良好なため好ましい。
さらに(C)層は、(B)層との接着性を高めたものとするために、(C)層の(B)層と接する面に対してコロナ処理、フレーム処理、プラズマ処理などの公知の表面処理を施すことが好ましい。
本発明の易開封性包装材料は、少なくとも(A)層、(B)層、(C)層の順に3層から構成される。また他の成分、例えば(D)層を含んでいてもよい。具体的には、(A)層/(B)層/(C)層/(D)層、(D)層/(A)層/(B)層/(C)層などが例示される。(D)層の材料は特に限定されるものではないが、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物、ポリビニルアルコール、アクリル系樹脂、ポリメチルペンテン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリウレタン、セルロース系樹脂などを例示することができる。
本発明の易開封性包装材料は、公知のラミネート方法により作製することができる。本発明の易開封性包装材料を得る手法として、プレス成形法や押出成形法により成形されたラミネート用樹脂組成物(A)からなる(A)層及び接着剤(B)からなる(B)層及び(C)層の成形体を熱圧着するラミネート法が好ましい。ラミネート方法としては押出ラミネート、サンドウィッチラミネート、ドライラミネート、ノンソルベントドライラミネート、ウェットラミネート、サーマルラミネートなどが挙げられ、コストや薄膜成形性の観点から押出ラミネートが好ましい。
押出ラミネート加工に供する際、良好な接着性を得るため、ダイより押出されラミネート用樹脂組成物よりなる溶融フィルムの少なくとも接着剤(B)と接する面は、空気もしくはオゾンガスにより酸化されることが好ましい。空気による酸化反応を進行させる場合、ダイより押出された本発明のラミネート用樹脂組成物(A)の温度は290℃以上であることが好ましく、オゾンガスによる酸化反応を進行させる場合は、ダイより押出された本発明のラミネート用樹脂組成物(A)の温度は200℃以上であることが好ましい。またオゾンガスの処理量としては、ダイより押出された本発明のララミネート用樹脂組成物よりなるフィルム1m当たり0.5mg以上であることが好ましい。
ラミネート用樹脂組成物(A)からなる(A)層の膜厚は、5〜25μm、好ましくは15〜25μmである。ラミネート用樹脂組成物からなる(A)層の膜厚が5μm未満の場合は(C)層との基材接着性と耐油性に劣り、25μmを超える場合は経済性が悪化するだけでなく、剥離外観が悪化する。
本発明を構成する(A)層同士をヒートシーラーで125℃〜140℃でヒートシールした場合の易開封性包装材料の開封強度は、5〜25Nであることが好ましく、より好ましくは8〜20Nである。易開封性包装材料の開封強度が5N未満の場合は包装材料として内容物の保護が不十分であり好ましくなく、開封強度が25Nを超える場合は開封強度が強く易開封性に劣る。
本発明の易開封性包装材料は、易開封性に優れており、(C)層との基材接着性が高いことから、多岐にわたる易開封性包装材料として用いることができるが、耐油性にすぐれることからスナック菓子やインスタントラーメンなどの油脂成分含有内容物の包装材料として特に好適である。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(1)メルトマスフローレート(MFR)
JIS K6922−1(1997年)に準拠して測定した。
(2)密度
JIS K6922−1(1997年)に準拠して測定した。
(3)ガラス転移点
ガラス転移点は、セイコー電子社製DSC200を用い、窒素気流下で行った。すなわち2液硬化型ポリウレタン系接着剤の硬化物10mgを用い、昇温速度10℃/分で−100℃から100℃までDSC測定を行い、ガラス転移点を求めた。
(4)貯蔵弾性率
貯蔵弾性率は、株式会社ユービーエム製Rheogel E4000を用い、引張モードで測定した。
周波数を10Hzとし、−100〜200℃の範囲で測定し、貯蔵弾性率を求めた。
(5)開封強度
実施例より得られた(A)層、(B)層、(C)層の3層の順に構成された積層体をテスター産業(株)製ホットタックテスターを用い、シール温度140℃、シール圧力0.2MPa、シール時間1秒にて上下加熱でヒートシールしピロー袋を作成した後、引張試験機(ORIENTEC製 テンシロンRTE−1210)を用い、サンプル幅15mm、300mm/分の引張速度にて、ピロー袋の開封を行い開封強度を測定した。また剥離外観は、積層体に破れがないか有無を確認した。
(6)破袋強度
実施例より得られた(A)層、(B)層、(C)層の3層の順に構成された積層体をテスター産業(株)製ホットタックテスターを用い、シール温度140℃、シール圧力0.2MPa、シール時間1秒にて上下加熱でヒートシールし100cmのピロー袋を作成した後、ピロー袋内に注射針を用いてエアーを注入し(0.75L/min.)、破袋時の最大圧力を計測した。なお、測定方法はJIS Z 0238に準拠した。
(7)耐油性
ペレット約20gを神藤工業(株)製50t自動プレス機を用いてプレス成形した。成形品のサイズは150mm×150mm×1mmとした。得られた成形品を60℃のサラダ油(商品名:日清サラダオイル)中に24時間浸漬し、浸漬前後での重量変化率を調査した。
(8)成形性
押出ラミネート時において、膜切れや大きな幅変動などの成形不良が起こらず、安定したラミネートフィルムが得られるどうか確認した。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(A)層のラミネート用樹脂組成物(A−1)の製造例
(A)層のラミネート用樹脂組成物(A−1)として、メルトマスフローレート20g/10分、密度964kg/mの高密度ポリエチレン(東ソー(株)製、商品名ニポロンハード1000)とメルトマスフローレート2g/10分、密度936kg/mのエチレンと炭素数4以上のα−オレフィンとの共重合体(東ソー(株)製、商品名ニポロンZ ZF260)とメルトマスフローレート3g/10分、密度924kg/mの高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製、商品名ペトロセン205)を重量比20/10/70の割合でドライブレンドし、50mmφのスクリューとストランドダイを有する単軸押出機((株)プラコー製)を用いて設定温度180℃、吐出量25kg/時でストランド状に押出し、ストランドカッター((株)誠和鉄工所製)を用いてペレットとした。このラミネート用樹脂組成物(A−1)のMFR、密度および耐油性を評価した。結果を表1に示す。
(A)層のラミネート用樹脂組成物(A−2)の製造例
(A)層のラミネート用樹脂組成物(A−2)として、メルトマスフローレート20g/10分、密度964kg/mの高密度ポリエチレン(東ソー(株)製、商品名ニポロンハード1000)とメルトマスフローレート2g/10分、密度936kg/mのエチレンと炭素数4以上のα−オレフィンとの共重合体(東ソー(株)製、商品名ニポロンZ ZF260)とメルトマスフローレート24g/10分、密度918kg/mの高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製、商品名ペトロセン202)とメルトマスフローレート3g/10分、密度924kg/mの高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製、商品名ペトロセン205)を重量比25/10/45/20の割合でドライブレンドした以外は(A−1)の製造例と同様の方法で製造した。このラミネート用樹脂組成物(A−2)のMFR、密度、耐油性を評価した。結果を表1に示す。
(A)層のラミネート用樹脂組成物(A−3)の製造例
(A)層のラミネート用樹脂組成物(A−3)として、メルトマスフローレート20g/10分、密度964kg/mの高密度ポリエチレン(東ソー(株)製、商品名ニポロンハード1000)とメルトマスフローレート2g/10分、密度936kg/mのエチレンと炭素数4以上のα−オレフィンとの共重合体(東ソー(株)製、商品名ニポロンZ ZF260)とメルトマスフローレート24g/10分、密度918kg/mの高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製、商品名ペトロセン202)とメルトマスフローレート3g/10分、密度924kg/mの高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製、商品名ペトロセン205)を重量比40/10/30/20の割合でドライブレンドした以外は(A−1)の製造例と同様の方法で製造した。このラミネート用樹脂組成物(A−3)のMFR、密度、耐油性を評価した。結果を表1に示す。
(A)層のラミネート用樹脂組成物(A−4)の製造例
(A)層のラミネート用樹脂組成物(A−4)として、メルトマスフローレート20g/10分、密度964kg/mの高密度ポリエチレン(東ソー(株)製、商品名ニポロンハード1000)とメルトマスフローレート2g/10分、密度936kg/mのエチレンと炭素数4以上のα−オレフィンとの共重合体(東ソー(株)製、商品名ニポロンZ ZF260)とメルトマスフローレート24g/10分、密度918kg/mの高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製、商品名ペトロセン202)とメルトマスフローレート3g/10分、密度924kg/mの高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製、商品名ペトロセン205)を重量比25/20/49/6の割合でドライブレンドした以外は(A−1)の製造例と同様の方法で製造した。このラミネート用樹脂組成物(A−4)のMFR、密度、耐油性を評価した。結果を表1に示す。
(A)層のラミネート用樹脂組成物(A−5)の製造例
(A)層のラミネート用樹脂組成物(A−5)として、メルトマスフローレート20g/10分、密度964kg/mの高密度ポリエチレン(東ソー(株)製、商品名ニポロンハード1000)とメルトマスフローレート2g/10分、密度936kg/mのエチレンと炭素数4以上のα−オレフィンとの共重合体(東ソー(株)製、商品名ニポロンZ ZF260)とメルトマスフローレート24g/10分、密度918kg/mの高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製、商品名ペトロセン202)を重量比30/10/60の割合でドライブレンドした以外は(A−1)の製造例と同様の方法で製造した。このラミネート用樹脂組成物(A−5)のMFR、密度、耐油性を評価した。結果を表1に示す。
(A)層のラミネート用樹脂組成物(A−6)の製造例
(A)層のラミネート用樹脂組成物(A−6)として、メルトマスフローレート20g/10分、密度964kg/mの高密度ポリエチレン(東ソー(株)製、商品名ニポロンハード1000)とメルトマスフローレート3g/10分、密度924kg/mの高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製、商品名ペトロセン205)を重量比22/78の割合でドライブレンドした以外は(A−1)の製造例と同様の方法で製造した。このラミネート用樹脂組成物(A−6)のMFR、密度、耐油性を評価した。結果を表1に示す。
(A)層のラミネート用樹脂組成物(A−7)の製造例
(A)層のラミネート用樹脂組成物(A−7)として、メルトマスフローレート20g/10分、密度964kg/mの高密度ポリエチレン(東ソー(株)製、商品名ニポロンハード1000)とメルトマスフローレート2g/10分、密度936kg/mのエチレンと炭素数4以上のα−オレフィンとの共重合体(東ソー(株)製、商品名ニポロンZ ZF260)とメルトマスフローレート3g/10分、密度924kg/mの高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製、商品名ペトロセン205)を重量比30/65/5の割合でドライブレンドした以外は(A−1)の製造例と同様の方法で製造した。このラミネート用樹脂組成物(A−7)のMFR、密度、耐油性を評価した。結果を表1に示す。
(A)層のラミネート用樹脂組成物(A−8)の製造例
(A)層のラミネート用樹脂組成物(A−8)として、メルトマスフローレート20g/10分、密度964kg/mの高密度ポリエチレン(東ソー(株)製、商品名ニポロンハード1000)とメルトマスフローレート2g/10分、密度936kg/mのエチレンと炭素数4以上のα−オレフィンとの共重合体(東ソー(株)製、商品名ニポロンZ ZF260)とメルトマスフローレート24g/10分、密度918kg/mの高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製、商品名ペトロセン202)を重量比5/10/85の割合でドライブレンドした以外は(A−1)の製造例と同様の方法で製造した。このラミネート用樹脂組成物(A−8)のMFR、密度、耐油性を評価した。結果を表1に示す。
(A)層のラミネート用樹脂組成物(A−9)の製造例
(A)層のラミネート用樹脂組成物(A−9)として、メルトマスフローレート20g/10分、密度964kg/mの高密度ポリエチレン(東ソー(株)製、商品名ニポロンハード1000)とメルトマスフローレート2g/10分、密度936kg/mのエチレンと炭素数4以上のα−オレフィンとの共重合体(東ソー(株)製、商品名ニポロンZ ZF260)とメルトマスフローレート70g/10分、密度916kg/mの高圧法低密度ポリエチレン(東ソー(株)製、商品名ペトロセン249)を重量比20/10/70の割合でドライブレンドした以外は(A−1)の製造例と同様の方法で製造した。このラミネート用樹脂組成物(A−9)のMFR、密度、耐油性を評価した。結果を表1に示す。
Figure 0006451208
実施例1
(A)層としてラミネート用樹脂組成物(A−1)を用い、90mmφのスクリューを有する押出ラミネーター((株)ムサシノキカイ製)へ供給し、基材の引取速度を100m/分として、開口幅を600mmとしたTダイより320℃の温度で押出し、(C)層として第一給紙部から繰り出した二軸延伸ポリエステルフィルム(東洋紡績(株)製 商品名東洋紡エステルフィルムE−5100、厚み25μm、以下、PETと記す場合がある)のコロナ処理面に、2液硬化型ポリウレタン系接着剤層として以下に示す比率で配合した系接着剤を塗布し溶剤を乾燥した上にラミネート用樹脂組成物(A−1)が20μmの厚さになるように押出ラミネートしたラミネートフィルムを得た。このラミネートフィルムを使って開封強度、剥離外観を評価した。結果を表2に示す。
接着剤:
ポリエステル系ポリウレタン樹脂(東ソー(株)製、商品名ニッポラン3228)とポリイソシアネート(東ソー(株)製、商品名コロネートHL)を重量比100/5で混合し、酢酸エチルを用いて固形分濃度を7%となるように希釈した。
実施例2
(A)層としてラミネート用樹脂組成物(A−2)を用いた以外は、実施例1と同様の方法でラミネートフィルムを作成し、得られたラミネートフィルムの物性を評価した。結果を表2に示す。
実施例3
(A)層としてラミネート用樹脂組成物(A−3)を用いた以外は、実施例1と同様の方法でラミネートフィルムを作成し、得られたラミネートフィルムの物性を評価した。結果を表2に示す。
実施例4
(A)層としてラミネート用樹脂組成物(A−4)を用いた以外は、実施例1と同様の方法でラミネートフィルムを作成し、得られたラミネートフィルムの物性を評価した。結果を表2に示す。
実施例5
(A)層としてラミネート用樹脂組成物(A−5)を用いた以外は、実施例1と同様の方法でラミネートフィルムを作成し、得られたラミネートフィルムの物性を評価した。結果を表2に示す。
実施例6
接着剤として以下に示す比率で配合した接着剤を用いた以外は実施例2と同様の方法でラミネートフィルムを作成し、得られたラミネートフィルムの物性を評価した。結果を表1に示す。
接着剤:
ポリエステル系ポリウレタン樹脂(東ソー(株)製、商品名ニッポラン3228)とポリイソシアネート(東ソー(株)製、商品名コロネートHL)を重量比100/5で混合し、酢酸エチルを用いて固形分濃度を12%となるように希釈した。
実施例7
接着剤として以下に示す比率で配合した接着剤を用いた以外は実施例2と同様の方法でラミネートフィルムを作成し、得られたラミネートフィルムの物性を評価した。結果を表1に示す。
接着剤:
ポリエステル系ポリウレタン樹脂(東ソー(株)製、商品名ニッポラン3228)とポリイソシアネート(東ソー(株)製、商品名コロネートHL)を重量比100/10で混合し、酢酸エチルを用いて固形分濃度を7%となるように希釈した。
実施例8
(C)層として第一給紙部から繰り出したアルミ蒸着ポリエステルフィルム((株)麗光製、商品名ダイアラスターST、厚み12μm、以下、VM−PETと記す場合がある)を用いた以外は実施例2と同様の方法でラミネートフィルムを作成し、得られたラミネートフィルムの物性を評価した。結果を表2に示す。
実施例9
(C)層として第一給紙部から繰り出したナイロンフィルム(東洋紡績(株)製 商品名東洋紡ハーデンフィルムN−1100、厚み25μm、以下、Amideと記す場合がある)を用いた以外は実施例2と同様の方法でラミネートフィルムを作成し、得られたラミネートフィルムの物性を評価した。結果を表2に示す。
Figure 0006451208
比較例1
(A)層としてラミネート用樹脂組成物(A−6)を用いた以外は、実施例1と同様の方法でラミネートフィルムを作成しようと試みたが、破袋強度が低かった
比較例2
(A)層としてラミネート用樹脂組成物(A−7)を用いた以外は、実施例1と同様の方法でラミネートフィルムを作成しようと試みたが、破袋強度が低かった
比較例3
(A)層としてラミネート用樹脂組成物(A−8)を用いた以外は、実施例1と同様の方法でラミネートフィルムを作成しようと試みたが、開封強度が高く、剥離外観に劣った。
比較例4
(A)層としてラミネート用樹脂組成物(A−9)を用いた以外は実施例1と同様の方法でラミネートフィルムを作成しようと試みたが、安定したラミネートフィルムが得られなかった。
比較例5
(A)層の厚みを30μmとした以外は実施例2と同様の方法でラミネートフィルムを作成しようと試みたが、剥離外観に劣った。
Figure 0006451208

Claims (15)

  1. 少なくとも(A)層、(B)層、(C)層の順に3層から構成され、(A)層が下記要件(a)〜(d)を満たすラミネート用樹脂組成物、(B)層が下記要件(e)を満たす接着剤、(C)層が少なくとも1層以上の基材からなることを特徴とする易開封性包装材料。
    (a)高密度ポリエチレン(1)10〜70重量%、密度が940kg/m未満であるエチレンと炭素数4以上のα−オレフィンとの共重合体(2)5〜80重量%、および高圧法低密度ポリエチレン(3)10〜85重量%((1),(2)及び(3)の合計は100重量%)を含む組成物
    (b)JIS K6922−1に基づき測定された密度が927〜947kg/m
    (c)JIS K6922−1に基づき測定されたメルトマスフローレート(MFR)が2〜30g/10分
    (d)膜厚が5〜25μm
    (e)膜厚が0.1〜1.0μm
  2. 前記(A)層が、(C)層上に(B)層を介し押出ラミネート成形により形成されたフィルムであることを特徴とする請求項1に記載の易開封性包装材料。
  3. 前記(B)層の接着剤が、JIS K7121に基づき測定されたガラス転移点が−30〜+10℃であることを特徴とする請求項1又は2に記載の易開封性包装材料。
  4. 前記(B)層の接着剤が、20℃で測定した引張貯蔵弾性率E’が1.0×10〜2.0×10Paの範囲にあることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項に記載の易開封性包装材料。
  5. 前記(B)層が、主剤であるポリオール成分と硬化剤であるイソシアネート成分からなる2液硬化型ポリウレタン接着剤であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項に記載の易開封性包装材料。
  6. 前記イソシアネート成分が脂肪族系イソシアネートから成ることを特徴とする請求項5に記載の易開封性包装材料。
  7. 前記ポリオール成分の水酸基数(OH)と前記イソシアネート成分のイソシアネート基数の比(NCO/OH)が0.5〜2.5であることを特徴とする請求項5又は6に記載の易開封性材料。
  8. 前記(A)層のラミネート用樹脂組成物のJIS K6922−1に基づき測定されたMFRが10〜30g/10分であることを特徴とする請求項1乃至7いずれか一項に記載の易開封性包装材料
  9. 前記(A)層同士をヒートシーラーで125℃〜140℃でヒートシールすることにより得られたピロー袋の開封強度が、5〜25Nであることを特徴とする請求項1乃至8いずれか一項に記載の易開封性包装材料。
  10. 前記(A)層のラミネート用樹脂組成物のJIS K6922−1に基づき測定された密度が930〜942kg/mであることを特徴とする請求項1乃至9いずれか一項に記載の易開封性包装材料
  11. 前記(C)層が、ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物及びポリビニルアルコールからなる郡より選ばれる少なくとも1種以上のフィルムであることを特徴とする請求項1乃至10いずれか一項に記載の易開封性包装材料。
  12. 前記(C)層が、アルミニウム、アルミナ、シリカの金属または金属酸化物からなる蒸着薄膜を有する少なくとも1種以上の蒸着フィルムであることを特徴とする請求項11に記載の易開封性包装材料。
  13. 前記(C)層がアルミニウム蒸着層を有する二軸延伸ポリエステルフィルムまたはポリアミドフィルムであることを特徴とする請求項1乃至12いずれか一項に記載の易開封性包装材料。
  14. 前記(A)層のポリオレフィンのプレス成形品(150mm×150mm×1mm)を60℃の食用油に24時間浸漬した時の重量変化率が、1.2%以下であることを特徴とする請求項1乃至13いずれか一項に記載の易開封性包装材料。
  15. 油脂成分含有内容物の包装用であることを特徴とする請求項1乃至14いずれか一項に記載の易開封性包装材料。
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