JP6450049B2 - マフラ - Google Patents
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Description
本開示の一側面では、マフラにおいて、マフラを傾斜させて配置することなく、良好に排水できるようにすることが望ましい。
また、マフラは、誘導部として、セパレータにおいて、排気排出部の内部、または排気排出部において開口した排気入口部の近傍にセパレータ上に存在する水を落下させるように構成された排水孔を備えてもよい。
また、マフラにおいて、排水孔は、排気入口部の近傍に位置するように構成されてもよい。
また、マフラは、誘導部として、排気入口部から水平方向に延びるように構成された延長部、をさらに備え、排水孔は、延長部の真上に位置するように構成されてもよい。
また、マフラにおいて、延長部は、排気排出部を構成する部材と一体であるように構成されてもよい。
このようなマフラによれば、排気排出部の少なくとも一部をセパレータと一体とするので、誘導部と排気排出部との位置関係に狂いが生じることを抑制することができる。
また、マフラは、誘導部として、セパレータ上に存在する水を落下させるように構成された排水孔に向かって傾斜するように構成された傾斜部、をさらに備えてもよい。
また、マフラは、誘導部として、傾斜部に沿う溝部、をさらに備えてもよい。
[1.実施形態]
[1−1.構成]
実施形態のマフラは、自動車の内燃機関からの排気を自車両の外部に排出するものであり、排気音を低減する装置として構成されている。なお、自車両とは、本開示のマフラが搭載された車両を示す。以後、マフラが自車両に装着された状態を表す車両装着状態において、自車両の前側、後側をそれぞれ前、後とすると共に、自車両の後方に向かって右側、左側をそれぞれ右、左と称する。また、上下方向についても、マフラが自車両に装着された状態での方向を示す。
アウタープレート13,14は、横長の略楕円形状の板状部材であり、前後方向に対面した状態で配される。前側のアウタープレート13は、上下方向の中央よりもやや上方における左寄りの位置に排気を導入するための入口13Aが形成されている。また、アウタープレート13の外縁は、その断面がL字状に形成されている。
排水孔22は、セパレータ20に形成された孔であり、水を良好に落下させることができる程度の大きさに設定される。
通気孔27は、排水孔22を除く通気用の孔であり、セパレータ20において多数形成される。また、セパレータ20は、通気孔27の周囲に、バーリング27Aを備える。バーリング27Aは、図5に示すように、セパレータ20における通気孔27の周囲の部位を上方に曲げることで形成される。バーリング27Aは、通気孔27の周囲をより高い壁で囲う構成とすることで、セパレータ20上に存在する水が通気孔27に流入することを抑制する。すなわち、セパレータ20上に存在する水がマフラ1の底部に落下することを抑制する。
[1−2.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1b)本開示のマフラ1において、排水孔22は、排気入口部21の近傍に位置するように構成される。
(1c)本開示のマフラ1は、排気入口部21から水平方向に延びるように構成された延長部28A、をさらに備え、排水孔22は、延長部28Aの真上に位置するように構成される。
このようなマフラ1によれば、延長部28Aをセパレータ20と一体に構成するので、延長部28Aを別部材とする場合と比較して、マフラ1を製造する際の工程数を削減することができる。また、このようなマフラ1によれば、排気経路2の一部をセパレータ20と一体とするので、排水孔22、延長部28A、溝部29と、排気経路2との位置関係に狂いが生じることを抑制することができる。
このようなマフラ1によれば、排水孔22にセパレータ20上の水を集めつつ排水することができる。
このようなマフラ1によれば、溝部29に沿って排水孔22まで水を誘導することができる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(2b)また、上記実施形態では、延長部28Aを設け、延長部28Aの真上に排水孔22を形成したが、排水孔22の位置は、セパレータ20において、排気経路2において開口した排気入口部21の近傍に設けられていてもよい。この場合、延長部28Aを備える必要はない。
(2c)上記実施形態においては、本開示の排気導入部を筐体10に設けられた入口13Aとして構成したが、筐体10に排気を誘導するものであれば何でもよい。例えば、インレットパイプ等の筒状部材を排気導入部として適用してもよい。また、同様に、排気排出部としては、アウトレットパイプ等の筒状部材を適用してもよい。
[3.実施形態の構成と本開示の構成との対応関係]
上記実施形態において隙間部10C、通気孔27は本開示でいう連通部の一例に相当し、上記実施形態において入口13Aは本開示でいう排気導入部の一例に相当する。また、上記実施形態において出口14A、排気入口部21、凹部28、カバーパイプ50は本開示でいう排気排出部の一例に相当し、上記実施形態において排水孔22、延長部28A、溝部29は本開示でいう誘導部の一例に相当する。
Claims (10)
- 内部に空間を有するように構成された筐体と、
前記筐体の内部の空間を少なくとも上側空間、および前記上側空間よりも下側に位置する下側空間、に仕切るとともに、前記上側空間および前記下側空間を連通するように構成された連通部を有するセパレータと、
前記上側空間に排気を導入するように構成された排気導入部と、
管状に構成され、前記下側空間を含む領域から排気を排出するように構成された排気排出部と、
前記セパレータ上に存在する水を前記排気排出部内に誘導するように構成された誘導部と、
を備え、
前記誘導部として、
前記セパレータにおいて、前記排気排出部の内部、または前記排気排出部において開口した排気入口部の近傍に前記セパレータ上に存在する水を落下させるように構成された排水孔と、
前記排気入口部から水平方向に延びるように構成された延長部と、
をさらに備え、
前記排水孔は、前記延長部の真上に位置する
ように構成されたマフラ。 - 請求項1に記載のマフラであって、
前記排水孔は、前記排気入口部の近傍に位置する
ように構成されたマフラ。 - 請求項1または請求項2に記載のマフラであって、
前記延長部は、前記排気排出部を構成する部材と一体である
ように構成されたマフラ。 - 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のマフラであって、
前記排気排出部の少なくとも一部は、前記セパレータと一体である
ように構成されたマフラ。 - 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のマフラであって、
前記セパレータは、前記連通部として、通気用の孔である通気孔、
をさらに備え、
前記セパレータは、
前記通気孔の周囲に、前記セパレータ上に存在する水が当該通気孔に流入することを抑制するように構成された流入抑制部、
をさらに備えるマフラ。 - 内部に空間を有するように構成された筐体と、
前記筐体の内部の空間を少なくとも上側空間、および前記上側空間よりも下側に位置する下側空間、に仕切るとともに、前記上側空間および前記下側空間を連通するように構成された連通部を有するセパレータと、
前記上側空間に排気を導入するように構成された排気導入部と、
管状に構成され、前記下側空間を含む領域から排気を排出するように構成された排気排出部と、
前記セパレータ上に存在する水を前記排気排出部内に誘導するように構成された誘導部と、
を備え、
前記セパレータは、前記連通部として、通気用の孔である通気孔、
をさらに備え、
前記セパレータは、
前記通気孔の周囲に、前記セパレータ上に存在する水が当該通気孔に流入することを抑制するように構成された流入抑制部、
をさらに備えるマフラ。 - 請求項1〜請求項6の何れか1項に記載のマフラであって、
前記セパレータは、該セパレータの縁部に前記セパレータ上に存在する水が縁部から落下することを抑制するように構成された落下抑制部、
をさらに備えるマフラ。 - 請求項1〜請求項7の何れか1項に記載のマフラであって、
前記誘導部として、前記セパレータ上に存在する水を落下させるように構成された排水孔に向かって傾斜するように構成された傾斜部、
をさらに備えるマフラ。 - 請求項8に記載のマフラであって、
前記誘導部として、前記傾斜部に沿う溝部、
をさらに備えるマフラ。 - 内部に空間を有するように構成された筐体と、
前記筐体の内部の空間を少なくとも上側空間、および前記上側空間よりも下側に位置する下側空間、に仕切るとともに、前記上側空間および前記下側空間を連通するように構成された連通部を有するセパレータと、
前記上側空間に排気を導入するように構成された排気導入部と、
管状に構成され、前記下側空間を含む領域から排気を排出するように構成された排気排出部と、
前記セパレータ上に存在する水を前記排気排出部内に誘導するように構成された誘導部と、
を備え、
前記セパレータは、該セパレータの縁部が上方に向けて屈曲されることで前記セパレータ上に存在する水が縁部から落下することを抑制するように構成された落下抑制部、
をさらに備えるマフラ。
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