JP6449918B2 - 帯状ストレッチリミッタを有するニット構成要素を組み込んだ製品 - Google Patents

帯状ストレッチリミッタを有するニット構成要素を組み込んだ製品 Download PDF

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Description

本発明は、ニット構成要素が組み込まれた製品に関するものである。
従来の履物製品は、一般的に、アッパーおよびソール構造という2つの主要な要素を含んでいる。アッパーは、ソール構造に固定されて、足を快適にかつ安定して受け入れるために、履物の内部に空洞を形成している。ソール構造は、それによってアッパーと地面との間に位置するように、アッパーの下側区域に固定されている。
たとえば、運動用の履物では、ソール構造は、ミッドソールとアウトソールとを含んでいてもよい。ミッドソールは、多くの場合、地面の反力を弱めて、歩くとき、走るとき、および他の歩行活動中に足および脚にかかる応力を低減するポリマー発泡材料を含んでいる。くわえて、ミッドソールは、力をさらに弱め、安定性を高め、または足の動きに影響を与える流体充填チャンバ、プレート、モデレータ、または他の要素を含んでいてもよい。アウトソールは、ミッドソールの下面に固定されて、ゴム等の耐久性のある耐摩耗性材料から形成されたソール構造の地面係止部を形成している。また、ソール構造は、履物の快適性を高めるために、空洞内に配置され、足の下面に近接する中敷きも含んでいてもよい。
アッパーは、大略的に、足の甲周りおよびつま先区域の上に、足の内側側部および外側側部に沿って、さらに足のかかと区域の周りに延びている。バスケットボール用履物およびブーツなどいくつかの履物製品では、アッパーは上方に、足首の周りに延びて、足首に支持または保護を与えてもよい。アッパーの内部の空洞へのアクセスは一般に、履物のかかと領域にある足首開口部によって提供される。アッパーの履き心地を調整するために、しばしば締めひもシステムがアッパーに組み込まれ、それによりアッパー内の空洞に足を入れ、また、空洞から足を抜くことが可能になる。締めひもシステムにより、着用者がアッパーの特定の寸法、特に周長を調節して、さまざまな寸法の足を収容することもできる。くわえて、アッパーは、履物の調整可能性を高めるために締めひもシステムの下に延びるベロを含んでいてもよく、アッパーは、かかとの動きを制限するためにヒールカウンタを組み込んでいてもよい。
さまざまな材料要素(たとえば、織物、ポリマー発泡体、ポリマーシート、革、合成皮革)が、従来、アッパーを製造する際に利用されている。たとえば、運動用の履物では、アッパーは、それぞれがさまざまな接合材料要素を含む複数の層を有していてもよい。例として、それらの材料要素は、弾性力、耐摩耗性、通気性、圧縮性、快適性および速乾性を、アッパーの異なる区域に付与するように選択される。アッパーの異なる区域に異なる特性を付与するために、材料要素は、所望の形状に切断してから、通常は、縫製または接着剤で互いに接合することが多い。また、材料要素は、同じ区域に複数の特性を付与するために、層状構成で接合されることが多い。
米国特許出願公開第2012/0233882号明細書
アッパーに組み込まれる材料要素の数および種類が増えるにつれ、材料要素の輸送、保管、切断および接合に関連する時間および費用も増加する可能性がある。切断および縫製プロセスから出る廃材も、アッパーに組み込まれる材料要素の数および種類が増えるにつれて、さらに多く蓄積する。さらに、アッパーの材料要素の数が多くなるほど、種類および数が少ない材料要素から形成されたアッパーよりもリサイクルが難しくなることがある。そのため、アッパーに利用する材料要素の数を減らすことにより、アッパーの製造効率およびリサイクル性を高めながら、廃棄物を少なくすることができる。
発明の詳細な説明では、一体ニット構造で形成されたニット構成要素を含む製品が開示されている。ニット構成要素は、ニュートラル位置と伸張位置との間で伸張するように構成されているニット要素を含む。また、ニット構成要素は、ニット要素を用いた一体ニット構造で形成されている伸張性ストランドも含む。伸張性ストランドは、ニット要素内に少なくとも部分的に埋め込まれている。伸張性ストランドは、ニット要素がニュートラル位置と伸張位置との間で動く場合に、弛み位置と緊張位置との間で動くように構成されているストレッチリミッタ要素として構成されている部分を含んでいる。伸張位置を越えるニット要素の伸張を防ぐために、ストレッチリミッタ要素は、ニット要素がニュートラル位置にあるときは弛み位置にあり、また、ストレッチリミッタ要素は、ニット要素が伸張位置にあるときには緊張位置にある。
また、一体ニット構造で形成されたニット構成要素を含む製品も開示されている。ニット構成要素は、第1の部分および第2の部分を備えたニット要素を含む。第1の部分は、ニュートラル位置と伸張位置との間で、第2の部分に対して伸張可能である。また、ニット構成要素は、ニット要素を用いた一体ニット構造で形成されている伸張性ストランドも含む。伸張性ストランドは、ニット要素の第1の部分および第2の部分の少なくとも一方にわたって延びている。伸張性ストランドは、ニット要素内に少なくとも部分的に埋め込まれている。伸張性ストランドは、第1の部分が、ニュートラル位置と伸張位置との間で伸張する場合に、弛み位置と緊張位置との間で動くように構成されているストレッチリミッタ要素として構成されている部分を含んでいる。ストレッチリミッタ要素は、第1の部分がニュートラル位置にあるときは、弛み位置にある。ストレッチリミッタ要素は、伸張位置を越える第1の部分の伸張を防ぐために、第1の部分が伸張位置にあるときは、緊張位置にある。
さらに、一体ニット構造で形成されたニット構成要素を含む製品が開示されている。ニット構成要素は、第1の部分および第2の部分を含むニット要素を含む。第1の部分および第2の部分はともに伸張可能である。また、ニット構成要素は、ニット要素内に少なくとも部分的に埋め込まれ、および第1の部分の伸張動作の範囲を制限するように構成されている第1の伸張性ストランドも含む。第1の伸張性ストランドは、第1の部分が伸張する場合に、弛み位置と緊張位置との間で動くように構成されている第1のストレッチリミッタ要素として構成されている部分を含む。また、ニット構成要素は、ニット要素内に少なくとも部分的に埋め込まれ、および第2の部分の伸張動作の範囲を制限するように構成されている第2の伸張性ストランドも含む。第2の伸張性ストランドは、第2の部分が伸張する場合に、弛み位置と緊張位置との間で動くように構成されている第2のストレッチリミッタ要素として構成されている部分を含む。第1のストレッチリミッタ要素は、弛み位置において、第1の部分の伸張を可能にするように構成されている。第1のストレッチリミッタ要素は、緊張位置において、第1の部分の伸張を阻止するように構成されている。第2のストレッチリミッタ要素は、弛み位置において、第2の部分の伸張を可能にするように構成されている。第2のストレッチリミッタ要素は、緊張位置において、第2の部分の伸張を阻止するように構成されている。
本開示の他のシステム、方法、特徴および利点は、以下の図面および詳細な説明を検討すれば、当業者には明らかであるか、または明らかになるであろう。そのようなすべての追加的なシステム、方法、特徴および利点が、この説明およびこの概要の範囲内に含まれること、本開示の範囲内に含まれること、および以下の請求項によって保護されることが意図されている。
本開示は、以下の図面および説明を参照することで、より良く理解することができる。図面の構成要素は、必ずしも縮尺どおりではなく、代わりに、本開示の原理を説明するにあたって強調を施している。さらに、図面中で、同様の符号は、異なる図にわたって、類似の部材を示すものとする。
ニット要素およびストレッチリミッタ要素を備えたニット構成要素の模式平面図であり、ストレッチリミッタ要素が第1の弛み位置で図示されている。 図1のニット構成要素の模式平面図であり、ストレッチリミッタ要素は、ニット要素のさらなる伸張を阻止するための緊張位置で図示されている。 図1のニット構成要素の模式平面図であり、ストレッチリミッタ要素が第2の弛み位置で図示されている。 図3のニット構成要素の模式平面図であり、ストレッチリミッタ要素は、ニット要素のさらなる伸張を阻止するための緊張位置で図示されている。 本開示の実施形態による、ストレッチリミッタ要素を有するニット構成要素を備えた履物製品を示す等角図である。 図5の履物製品のニット構成要素を示す等角図である。 図5の線7−7に沿ったニット構成要素を示す断面図である。 図5のニット構成要素を示す詳細図である。 図5のニット構成要素を示す上部平面図である。 図5のニット構成要素を示す底部平面図である。 図5のニット構成要素のストレッチリミッタ要素を示す斜視図であり、ストレッチリミッタ要素が第1の弛み位置で図示されている。 図11のストレッチリミッタ要素を示す斜視図であり、ストレッチリミッタ要素は、ニット要素のさらなる伸張を阻止するための緊張位置で図示されている。 図5のニット構成要素のストレッチリミッタ要素を示す斜視図であり、ストレッチリミッタ要素が第2の弛み位置で図示されている。 ニット要素のさらなる伸張を阻止するための緊張位置で図示された、図13のストレッチリミッタ要素の斜視図である。 第1の範囲内での中足領域の伸張を可能にするストレッチリミッタ要素を示す、図5のニット構成要素の模式的な等角図である。 第2の範囲内での中足領域の伸張を可能にするストレッチリミッタ要素を示す、図5のニット構成要素の模式的な等角図である。 図5のニット構成要素の複数の伸張性ストランドを示す詳細図であり、それらの伸張性ストランドは編まれていない状態で図示されており、また、それらの伸張性ストランドのうちの一つは、他の伸張性ストランドに対して調整されて図示されている。 編まれた状態で図示されている図17の伸張性ストランドの詳細図である。 さらに編まれた状態で図示されている図18の伸張性ストランドの詳細図である。 図5の履物製品の内側側部を示す図であり、伸張性ストランドは、かかと領域の比較的大きな伸張の範囲を可能にする。 図5の履物製品の内側側部を示す図であり、伸張性ストランドは、かかと領域の比較的小さな伸張の範囲を可能にする。 図20の線22−22に沿った履物製品を示す断面図であり、伸張性ストランドは、比較的大きな範囲の足先領域の伸張を可能にする。 図21の線23−23に沿った履物製品を示す断面図であり、伸張性ストランドは、足先領域の比較的小さな伸張の範囲を可能にする。 本開示の追加的な実施形態によるニット構成要素を示す平面図である。 図24のニット構成要素を備えた履物製品の内側側部を示す図であり、伸張性ストランドが部分的に編まれていない状態で図示されている。 図25の履物製品の内側側部を示す図であり、伸張性ストランドは、編まれて固定装置に取り付けられた状態で図示されており、固定装置は、非固定位置で図示されている。 図26の固定装置を示す詳細図である。 図25の履物製品の内側側部を示す図であり、固定装置は、第1の固定位置で図示されている。 図25の履物製品の内側側部を示す図であり、固定装置は、第2の固定位置で図示されている。 図28の線30−30に沿った履物製品を示す断面図である。 図29の線31−31に沿った履物製品を示す断面図である。 本開示の追加的な実施形態による、ニット要素およびストレッチリミッタ要素を用いたアパレル製品を示す斜視図である。 図32の線33−33の透視図から見たアパレル製品の一区域を示す詳細図である。 図32の線34−34の透視図から見たアパレル製品の該区域を示す詳細図である。
次に、添付図面を参照して、実施形態例をより詳細に説明する。
以下の説明および添付図面は、ニット構成要素に関連する多様な概念を開示する。ニット構成要素は、履物製品、アパレル製品、運動用具およびその他の物等の多様な物品に組み込むことができる。
ニット構成要素は、ニット構成要素の一つ以上の区域の伸張を可能にするさまざまな形状構成を含むことができる。ニット構成要素は、たとえば、下にある面にフィットして適合するように伸張することができる。より具体的には、いくつかの実施形態において、ニット構成要素は、履物製品に組み込むことができ、また、ニット構成要素は、着用者の足にフィットして適合するように伸張することができる。また、足の関節が関着することができ、足の筋肉組織は曲がることができ、および/または足は、ニット構成要素の伸張を引き起こすようにその他の形で動くことができる。さらに、履物は、地面、ボールまたは他の物体に衝突することができ、その結果として生じる力は、ニット構成要素の伸張を引き起こすことができる。したがって、ニット構成要素は、着用者の足に快適に固定された状態のままで伸張することができる。
さらに、いくつかの実施形態において、ニット構成要素は、ニット構成要素の伸張を制限する一つ以上の形状構成を含むことができる。たとえば、ニット構成要素の一つ以上の形状構成は、ニット構成要素が所定の寸法を超えて伸張することを阻止することができる。したがって、いくつかの実施形態において、ニット構成要素の伸張の量は、履物が足に固定されたままの状態で、足を支持し続けるように制限することができる。
さらに、いくつかの実施形態において、ニット構成要素は、ニット構成要素の伸張動作の利用可能な範囲を変えるように調整可能にすることができる。たとえば、第1の構成において、ニット構成要素は、第1の範囲の動作範囲内で伸張することができ、また、第2の構成では、ニット構成要素は、第2のより小さな範囲の動作範囲内で伸張することができる。したがって、ユーザは、ニット構成要素のストレッチ性の量を選択することができる。
図1〜図4は、本開示の実施形態によるそれらの形状構成を大略的に示す。しかし、ニット構成要素は、本開示の範囲を逸脱することなく、これらの実施形態から変更できることは正しく認識されるであろう。
図1は、例示的な実施形態によるニット構成要素10を示す。ニット構成要素10は、ニット要素12と、伸張性ストランド14とを大略的に含むことができる。ニット要素12は、伸張性ストランド14に取り付けることができる。
ニット要素12は、たとえば、布地シートの構造でニット布地を形成するように編むことによって接合される1本以上のヤーンまたはストランドを含むことができる。ニット要素12は、第1の境界20と、第2の境界22とを含むことができる。たとえば、境界20および境界22は、ニット構成要素10のそれぞれの縁部において画定することができる。他の実施形態では、境界20および/または境界22は、ニット構成要素10の両縁部から内側に離間させることができる。
ニット要素12は、いくつかの実施形態では、伸張可能にすることができる。場合によっては、ニット要素12は、弾性ヤーン等の、伸張するように構成されているヤーンまたはストランドで形成してもよい。他の場合では、ニット要素12は、ニット要素12を形成するのに用いられるニット構造によって伸張可能にしてもよい。
たとえば、図2に示すように、ニット要素12は、第2の境界22が、第1の境界20から離れて動くように伸張することができる。したがって、ニット要素12は、図1に示すニュートラル位置にあることができ、および図2に示す伸張位置まで伸張することができる。また、ニット要素12は、図2に符号16で示されている範囲の伸張動作をすることができる。
より具体的には、ニット要素12は、第1の境界10と第2の境界22との間で測った図1のニュートラル位置における第1の幅15を有することができる。また、ニット要素12は、図2の伸張位置にあるときの第2の幅17も有することができる。伸張の範囲16は、図2において、第1の幅15と第2の幅17との差として図示されている。図1および図2に示す1次元タイプの伸張が実施例にすぎないこと、また、ニット要素12を、本開示の範囲から逸脱することなく、異なる方法で伸張するように構成できることは正しく認識されるであろう。
伸張性ストランド14は、ヤーン、ケーブル、ロープまたは他のストランドとすることができる。伸張性ストランド14は、第1の端部30および第2の端部32を含むことができる。いくつかの実施形態において、伸張性ストランド14は、フレキシブルにすることができるが、伸張性ストランド14は、第1の端部30から第2の端部32までで測った実質的に一定の長さを有することができる。言い換えれば、伸張性ストランド14は、実質的に非弾性的にすることができる。したがって、ニット要素12は、伸張性ストランド14よりも、より伸張可能にすることができる。
伸張性ストランド14は、ニット要素12を横切って延びることができる。たとえば、いくつかの実施形態において、伸張性ストランド14は、第1の境界20から第2の境界22まで延びることができる。いくつかの実施形態において、伸張性ストランド14は、ニット要素12内に少なくとも部分的に埋め込むことができる。また、いくつかの実施形態において、伸張性ストランド14の部分は、ニット要素12から露出させることもできる。
伸張性ストランド14は、ニット要素12の伸張を制限することができる。たとえば、伸張性ストランド14の少なくとも一部は、ニット構成要素10のためのストレッチリミッタ要素34を提供することができる。ストレッチリミッタ要素34は、第1の端部30と第2の端部32との間に含めることができる。ストレッチリミッタ要素34は、ニット要素12の伸張を制御することができる。
より具体的には、いくつかの実施形態において、ストレッチリミッタ要素34は、図1に示すような弛み位置を有することができる。また、ストレッチリミッタ要素34は、図2に示すような緊張位置も有することができる。したがって、伸張性ストランド14は、ニット要素12が図1に示すニュートラル位置にある場合には、比較的弛めることができ、かつ、比較的低い張力を有することができる。対照的に、ニット要素12が図2に示す伸張位置にある場合には、伸張性ストランド14は、実質的に緊張させることができ、かつ、比較的高い張力を有することができる。緊張位置において、伸張性ストランド14は、ニット要素12が、図2に示す位置よりもさらに伸張することを阻止することができる。より具体的には、いくつかの実施形態において、伸張性ストランド14の弾性のなさによって、ニット要素12が、図2に示す伸張位置に関連する所定位置を越えて伸張し続けることを止めることができる。
また、いくつかの実施形態において、伸張性ストランド14のストレッチリミッタ要素34は、調節可能にすることができる。ストレッチリミッタ要素34の調節は、ニット構成要素10の伸張動作の範囲を変えることができる。
より具体的には、図1のストレッチリミッタ要素34の弛み位置は、第1の弛み位置と見なすことができる。また、いくつかの実施形態において、ストレッチリミッタ要素34は、図3に示すような第2の弛み位置に調節することもできる。図1の第1の弛み位置から図3の第2の弛み位置へのこの調節は、第1の長さ40から第2の長さ44へのストレッチリミッタ要素34の長さの変更によって、および第1の高さ42から第2の高さ46へのストレッチリミッタ要素34の高さの変更によって表されている。しかし、これは、ストレッチリミッタ要素34の調節の模式図にすぎないこと、およびその調節は、本開示の範囲から逸脱することなく、異なる方法で行うことができることは正しく認識されるであろう。
調節の結果として、ニット要素12は、図3のニュートラル位置から図4の伸張位置まで伸張することができる。この位置において、伸張性ストランド14を緊張させることができ、また、伸張性ストランドは、ニット要素12が、これ以上伸張することを阻止することができる。したがって、ニット要素12は、図4に示すような伸張動作の第2の範囲18にわたって伸張することができる。
いくつかの実施形態において、図4の伸張動作の第2の範囲18は、図2の伸張動作の第1の範囲16よりも小さい。言い換えれば、伸張性ストランド14は、ストレッチリミッタ要素34が、図3の第2の弛み位置にあるときと比べて、ストレッチリミッタ要素34が、図1の第1の弛み位置にある場合には、ニット構成要素10が、より大きな範囲にわたって伸張することを可能にすることができる。
次に、本開示のこれらの概念および他の概念について、追加的な実施形態に従って、より詳細に説明する。たとえば、図5は、これらの形状構成のうちの少なくともいくつかを組み込むことができる履物製品100を示す。しかし、それらの形状構成は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の物に組み込むことができることは正しく認識されるであろう。
〈履物製品の概略説明〉
例示的な実施形態による履物製品100が図5に図示されている。履物100は、ソール構造110およびアッパー120を大略的に含むことができる。
参照のために、履物100は、3つの大略的領域、すなわち、かかと領域102と、中足領域103と、足先領域104とに分けることができる。かかと領域102は、かかとおよび踵骨を含む、着用者の足の後方部に相当する履物100の部分を大略的に含むことができる。中足領域103は、アーチ区域を含む、着用者の足の中間部に相当する履物100の部分を大略的に含むことができる。足先領域104は、つま先、および中足骨と指骨とを接続する関節を含む、着用者の足の前方部に相当する履物100の部分を大略的に含むことができる。
履物100は、内側側部105および外側側部106も含むことができる。いくつかの実施形態において、内側側部105および外側側部106は、足先領域、かかと領域102、中足領域103および足先領域104を通って延びることができる。中足領域105および外側側部106は、履物100の両側部に相当することができる。より具体的には、外側側部106は、着用者の足の外側区域(すなわち、他方の足から遠ざかる方を向く面)に相当することができ、内側側部105は、着用者の足の内側区域(すなわち、他方の足の方を向く面)に相当することができる。かかと領域102、中足領域103、足先領域104、内側側部105および外側側部106は、履物100の正確な区域を区別することを意図するものではない。むしろ、かかと領域102、中足領域103、足先領域104、内側側部105および外側側部106は、以下の説明において役立つように、履物100の大略的区域を表すことを意図するものである。
また、履物100は、さまざまな軸に沿って延びることもできる。たとえば、図5に図示されているように、履物100は、長手方向軸107、横方向軸108および垂直軸109に沿って延びることができる。長手方向軸107は、大略的に、かかと領域102と足先領域104との間に延びることができる。横方向軸108は、大略的に、内側側部105と外側側部106との間に延びることができる。また、垂直軸109は、長手方向軸107および横方向軸108の両方に実質的に直角に延びることができる。長手方向軸107、横方向軸108および垂直軸109は、参照のために、および以下の説明において役立つように含まれているにすぎない。
次に、ソール構造110について説明する。ソール構造110は、アッパー120に取り付けることができ、および履物100が着用された場合に、足と地面との間に延びることができる。いくつかの実施形態において、ソール構造110は、ミッドソール112およびアウトソール114を含むことができる。ミッドソール112は、弾性圧縮可能な材料、流体充填ブラダー等を含むことができる。したがって、ミッドソール112は、着用者の足の衝撃を和らげることができ、また、ランニング、ジャンプ等をしたときに、衝撃や他の力を弱めることができる。ミッドソール112は、アッパー120に取り付けられている上面111を含むことができる。アウトソール114は、ミッドソール112に固着することができ、およびゴム等の耐摩耗材料を含むことができる。また、アウトソール114は、トレッドおよび他のトラクション強化形状構成も含むことができる。アウトソール114は、アッパー120から離れる方を向き、およびソール構造110の地面係合面を画定する下面113を含むことができる。
次に、図5および図6を参照して、アッパー120の実施形態について説明する。アッパー120は、ソール構造110を備えて図5に図示されている。また、アッパー120は、ソール構造110がなく、および一部が分解された状態で図6に図示されている。
図示されているように、アッパー120は、着用者の足を受け入れる空洞122を画定することができる。言い換えれば、アッパー120は、空洞122を画定する内側面121を画定することができ、また、アッパー120は、内側面121の反対側の方向に対向する外側面123を画定することができる。着用者の足が空洞122内に受け入れられると、アッパー120は、着用者の足を少なくとも部分的に包囲して密閉することができる。したがって、いくつかの実施形態において、アッパー120は、かかと領域102、中足領域103、足先領域104、内側側部105および外側側部106の周りで延びることができる。
アッパー102は、空洞122内へおよび空洞122の外へアクセスできるようにする主開口部124を含むことができる。また、アッパー120は、スロート128も含むことができる。スロート128は、カラーの主開口部124から足先領域104へ向かって延びることができる。スロート128の寸法は、内側側部105と外側側部106との間の履物100の幅を変更するように変えることができる。したがって、スロート128は、履物製品100のフィット性および快適性に影響を与えることができる。
図5および図6の実施形態等のいくつかの実施形態において、スロート128は、「開いた」スロート128とすることができ、そこでは、アッパー120は、主開口部124から足先領域104に向かって延びており、および内側側部105と外側側部106との間に画定されているスロート開口部125を含んでいる。他の実施形態では、スロート128は、「閉じた」スロート128とすることができ、そこでは、アッパー120は、実質的に連続しており、および内側側部105と外側側部106との間は途切れていない。
さらに、スロート128は、スロート開口部125内に配置されるベロ126を含むことができる。たとえば、いくつかの実施形態において、ベロ126は、その前方端部において、足先領域104に取り付けることができ、また、ベロ126は、内側側部105および外側側部106から取り外すことができる。したがって、ベロ126は、スロート開口部125を実質的に塞ぐことができる。
従来の多くの履物アッパーは、たとえば、縫製または接着によって接合される複数の材料要素(たとえば、布地、ポリマー発泡体、ポリマーシート、革、合成皮革)から形成されている。対照的に、アッパー120の少なくとも一部は、ニット構成要素130によって形成および画定されている。ニット構成要素130は、一体ニット構造で形成することができる。本開示のいくつかの実施形態によるニット構成要素130が、図8および図9に平面図で図示されている。
いくつかの実施形態において、ニット構成要素130および/または履物100のその他の構成要素は、2013年9月13日に出願されたPodhajnyによる「Article of Footwear Incorporating a Knitted Component with Integrally Knit Contoured Portion」というタイトルの共同所有米国特許出願第14/026,589号明細書に開示されている一つ以上の形状構成を含むことができ、その開示は、参照によってその全体が本願明細書に組み込まれるものとする。
いくつかの実施形態において、ニット構成要素130は、アッパー120内に空洞122の少なくとも一部を画定することができる。また、いくつかの実施形態において、ニット構成要素130は、外側面123の少なくとも一部を画定することができる。さらに、いくつかの実施形態において、ニット構成要素130は、アッパー120の内側面121の少なくとも一部を画定することができる。さらに、いくつかの実施形態において、ニット構成要素130は、アッパー120のかかと領域102、中足領域103、足先領域104、内側側部105および外側側部106のかなりの部分を画定することができる。したがって、いくつかの実施形態において、ニット構成要素130は、着用者の足を取り囲むことができる。また、いくつかの実施形態において、ニット構成要素130は、着用者の足を圧迫して、着用者の足に固定することができる。
したがって、アッパー120は、比較的少数の材料要素で構成することができる。このことは、アッパー120の製造効率およびリサイクル性も向上させながら、廃棄物を減らすことができる。さらに、アッパー120のニット構成要素130は、より少数の縫い目または他の不連続部を組み込むことができる。このことは、履物100の製造効率をさらに向上させることができる。さらに、アッパー120の内側面121は、実質的に滑らかかつ均一にして、履物100の全体の快適性を高めることができる。
ニット構成要素130は、「一体ニット構造」で構成することができる。「一体ニット構造」という用語は、本願明細書において次のように定義され、クレームにおいて用いられている場合も同様に、ニット構成要素130が、編みプロセスによってワンピース要素として形成されていることを意味する。すなわち、編みプロセスは、大幅な追加的製造工程またはプロセスを要することなく、ニット構成要素130のさまざまな形状構成および構造を実質的に形成する。一体ニット構造は、それらの構造または要素が共通の少なくとも一つのコースを含む(すなわち、共通のストランドまたは共通のヤーンを共有する)ように接合されているヤーンまたは他のニット材料から成る一つ以上のコースを含む、および/またはニット構成要素130の各部分の間が実質的に連続しているコースを含む構造または要素を有するニット構成要素を形成するために用いることができる。この構成を用いて、一体ニット構造のワンピース要素が提供される。
ニット構成要素130の部分は、後の編みプロセスに従って、互いに接合することができるが、ニット構成要素130は、ワンピースニット要素として形成されているため、依然として一体ニット構造で形成された状態のままである。さらに、ニット構成要素130は、編みプロセスの後に他の要素(たとえば、インレイストランド、クロージャ要素、ロゴ、商標、および注意書きや材料情報を記載した札、および他の構造要素)が付与された場合も、依然として一体ニット構造で形成された状態のままである。
次に、種々の実施形態によるニット構成要素130の形状構成について、より詳細に説明する。ニット構成要素130は、ニット要素131を大略的に含むことができる。また、ニット構成要素130は、少なくとも伸張性ストランド150も大略的に含むことができる。
いくつかの実施形態においては、図8に図示されているように、ニット構成要素130のニット要素131は、複数のコース135およびウェール137を画定する複数の互いに絡み合ったループを形成するように(たとえば、編み機を用いて)操作される少なくとも1本のヤーン、ケーブルまたは他のヤーン129から形成してもよい。
さらに、図8に図示されているように、伸張性ストランド150は、ニット構成要素130を備える一体ニット構造で形成することができる。ストランド150は、ニット構成要素130に支持を与えることができる。より具体的には、いくつかの実施形態において、ストランド150の張力は、ニット構成要素130が、変形、伸張に耐えることを可能にし、またはその他の形で、ランニング、ジャンプまたは着用者の足のその他の動きの最中に、着用者の足に支持を与えることを可能にする。
伸張性ストランド150は、何らかの適切な方法で、ニット要素131に取り付けることができる。たとえば、いくつかの実施形態において、ストランド150の少なくとも一部は、編み機上の編みプロセス中に、ストランド150を組み込むことができるように、ニット要素131の一つ以上のコース135および/またはウェール137内に埋め込むことができる。より具体的には、図8の実施形態に図示されているように、伸張性ストランド150は、配置される際に、(a)ヤーン129から形成されたループの裏と、(b)ヤーン129から形成されたループの前との間に交互に通すことができる。実際には、伸張性ストランド150は、ニット要素131の一体ニット構造を縫うように通る。その結果、図7に示すいくつかの実施形態において、伸張性ストランド150は、アッパー120の外側面123と内側面121との間で、ニット要素131内に配置することができる。
ニット要素131を形成するヤーンは、何らかの適切なタイプで構成することができる。たとえば、ニット要素131のヤーン129は、綿、エラステイン、レーヨン、ウール、ナイロン、ポリエステルまたはその他の材料から形成することができる。また、いくつかの実施形態において、ヤーン129は、弾性的かつ弾力的にすることができる。したがって、ヤーン129は、長さを第1の長さから伸張させることができ、また、ヤーン129は、その第1の長さに戻るように付勢することができる。したがって、このような弾性ヤーン129は、ニット要素131が、力の影響下で、弾性的かつ弾力的に伸張することを可能にすることができる。その力が低下すると、ニット要素131は、そのニュートラル位置に戻ることができる。
さらに、いくつかの実施形態において、ヤーン129は、加熱された場合に溶融することができ、および冷却された場合に固体状態に戻ることができる熱硬化性(thermoset)樹脂材料から少なくとも部分的に形成することができる。したがって、ヤーン129は、融着ヤーンとすることができ、および2つの物または要素を接合するのに用いることができる。追加的な実施形態において、ニット要素131は、融着ヤーンと非融着ヤーンとの組合せを含むことができる。いくつかの実施形態においては、たとえば、ニット構成要素130およびアッパー120は、2012年9月20日に公開された特許文献1の教示に従って構成することができ、その開示は、参照によってその全体が本願明細書に組み込まれるものとする。
さらに、いくつかの実施形態において、単一のヤーン129は、ニット要素131のコース135およびウェール137の各々を形成することができる。他の実施形態では、ニット要素131は、複数のストランドを含むことができる。たとえば、異なるストランドは、異なるコース135および/または異なるウェール137を形成することができる。追加的な実施形態においては、複数のストランドは、共通のループ、共通のコースおよび/または共通のウェールを画定するように協働することができる。
また、伸張性ストランド150は、たとえば、何らかの適当なタイプのストランド、ヤーン、ケーブル、コード、フィラメント(たとえば、単繊維フィラメント)、スレッド、ロープ、帯または鎖で構成することができる。ニット要素131を形成しているヤーンと比較して、伸張性ストランド150の厚さは、より大きくしてもよい。いくつかの構成において、伸張性ストランド150は、ニット要素131のヤーンよりも著しく大きな厚さを有してもよい。伸張性ストランド150の断面形状は丸みがあってもよいが、三角形、正方形、長方形、楕円形または不規則な形状も用いてもよい。さらに、伸張性ストランド150を形成する材料は、ニット要素131内のヤーンのための任意の材料、たとえば、綿、エラステイン、ポリエステル、レーヨン、ウールおよびナイロンを含んでもよい。上述したように、伸張性ストランド150は、ニット要素131よりも大きな耐伸張性を呈してもよい。したがって、伸張性ストランド150用の適切な材料は、ガラス、アラミド(たとえば、パラアラミドおよびメタアラミド)、超高分子量ポリエチレンおよび液晶ポリマーを含む高引張強度用途に用いられるさまざまなエンジニアリングフィラメントを含んでもよい。
いくつかの実施形態において、ニット構成要素130は、図1〜図4に関連して上述した一つ以上の形状構成を共有することができる。いくつかの実施形態において、たとえば、ニット構成要素130は、ニット要素131を、所定の制御された方法で伸張させる一つ以上の形状構成を含むことができる。たとえば、ニット構成要素130は、ニット要素131の伸張動作の範囲を制限する一つ以上の形状構成および構造を含むことができる。また、いくつかの実施形態において、ニット要素131の伸張の範囲は、調節可能および制御可能にすることができる。たとえば、ニット構成要素130は、第1の範囲の伸張動作が許容されている第1の構成を有することができ、また、ニット構成要素130は、より大きな、より小さな範囲の伸張動作が許容されている異なる第2の構成を有することができる。
〈ニット要素の構成〉
次に、図6、図9および図10を参照して、いくつかの実施形態によるニット構成要素130のニット要素131について、より詳細に説明する。いくつかの実施形態において、ニット要素131は、ニット構成要素130およびアッパー120の大部分を画定することができる。
より具体的には、いくつかの実施形態において、ニット要素131は、ベース部134を含むことができる。また、いくつかの実施形態において、ベース部134は、ストローベル部または足下部とも呼ぶことができる。ベース部134は、ソール構造110に隣接して配置されるように構成することができる。たとえば、ベース部134は、ソール構造110の上面111に重ねることができ、および上面111に直接または間接的に取り付けることができる。追加的な実施形態においては、ベース部134の一つ以上の部分(たとえば、ベース部134の周辺)は、他の部分が取り外されたかまたは分離された状態のままで、ソール構造110に取り付けることができる。また、ベース部134は、着用者の足の下に延びるように構成することもできる。
ニット要素131はさらに、かかと部136を含むことができる。かかと部136は、ベース部134の一方の端部に配置することができる。また、かかと部136は、図6に図示されているように、垂直軸109に沿って、ベース部134から上方へ延びることができる。かかと部136は、アッパー120のかかと領域102を画定することができ、および着用者の足のかかとおよび/または足首区域を覆うように構成することができる。
ニット要素131は、外側部138および内側部140を追加的に含むことができる。外側部138は、かかと部136に対して前方に配置することができ、および図6に図示されているように、ベース部134の外側側部から上方に延びることができる。外側部138は、アッパー120の外側側部106を画定することができ、および着用者の足の外側区域を覆って接触するように構成することができる。さらに、内側部140は、外側部138に対してベース部134の反対側に配置することができる。内側部140は、長手方向軸107に沿って、かかと部136の前方に配置することができる。内側部140は、図6に図示されているように、ベース部134から垂直軸109に沿って上方に延びることができる。内側部140は、アッパーの内側側部105を画定することができ、および着用者の足の内側区域または甲回りを覆って接触するように構成することができる。
さらにまた、ニット要素131は、足先部142を含むことができる。足先部142は、かかと部136に対して、ベース部134の反対側の端部に配置することができる。また、足先部142は、外側部130および内側部132の前方に配置することもできる。また、いくつかの実施形態において、足先部142は、外側部138または内側部140に一体的に接続することができ、また、足先部142は、その他から取外しおよび離間することができる。図示されている実施形態においては、たとえば、足先部142は、外側部138に一体的に接続され、および内側部140から離間されている。したがって、アッパー120が、図6、図9および図10に示すような非組立状態である場合、足先部142と内側部140との間に、ギャップ146を画定することができる。
さらに、ニット要素131は、ベロ部144を含むことができる。図示されているように、ベロ部144は、湾曲領域148および長手方向領域149を含むことができる。図6、図9および図10に図示されているように、ベロ部144は、ベース部134から大略的に前方に延びることができる。湾曲領域148は、長手方向領域149が、図6、図9および図10に図示されているように、大略敵に後方に、および内側部140に対してある角度をなして延びているように湾曲することも可能である。
また、アッパー120が、図5に示すように組み立てられている場合、湾曲領域148は、ギャップ146を少なくとも部分的に塞ぐように上方に巻き付けることができ、また、ベロ部144の長手方向領域149は、外側部138と内側部140との間で、着用者の足を完全に覆うように、アッパー120のスロート128内に配置することができる。
ニット要素131はさらに、アッパー120を組み立てたときに、一緒に接合されるように構成されている少なくとも2つの縁部141,143を含むことができる。縁部141,143は、ニット要素131の周縁部132に沿った任意の適当な位置に、または、ニット要素131の他の任意の適当な区域に画定することができる。
たとえば、図5および図6に図示されているように、第1の縁部141は、ベロ部144の湾曲領域148に沿って延びることができ、また、足先部142に隣接して、横方向軸108に沿ってベース部134を通って部分的に延びることもできる。第2の縁部143は、足先部142に沿って、大略的に横方向軸108に沿って湾曲することができ、およびギャップ146を部分的に画定するように、足先部142内で垂直軸109に沿って下方に延びることができる。第1の縁部141および第2の縁部143は、図6に図示されているように、ベース部134内に画定されている切り欠き145で接することもできる。図5に示すように、縁部141は、縫製、接着剤、ファスナーまたは他の取付装置を用いて、縁部143に接合することができる。
〈伸張性ストランドの構成〉
次に、図6、図9および図10を参照して、ニット構成要素130の伸張性ストランド150について、より詳細に説明する。ニット構成要素130が、任意の数の伸張性ストランド150を含むことができること、および伸張性ストランド150は、ニット要素131の任意の部分にわたって延びることができることは正しく認識されるであろう。
伸張性ストランド150は、各々が、それぞれの第1の端部151と、第2の端部153と、中間区画155とを含むことができる。図9および図10に図示されている実施形態において、伸張性ストランド150の第1の端部151は、ニット要素131の内側部140に近接して配置され、および伸張性ストランド150の第2の端部153は、ニット要素131の外側部138に近接して配置されている。さらに、伸張性ストランド150の中間区域155は、ニット要素131の内側部140と外側部138との間に連続的に延びることができる。
また、いくつかの実施形態では、第1の端部151は、内側部140から延びることもでき、および内側部140から延びることもできる。また、いくつかの実施形態において、第1の端部151は、内側部140の周縁部133を越えて延びることもできる。同様に、第2の端部153は、外側部138から延びることができ、および外側部138から露出させることができる。いくつかの実施形態において、第2の端部153は、外側部138の周縁部135を越えて延びることができる。対照的に、いくつかの実施形態において、中間区画155は、ニット要素131内に埋め込むことができる。したがって、第1の端部151および第2の端部153は、伸張性ストランド150の露出区画176と呼ぶことができ、また、中間区画155は、伸張性ストランド150のインレイ区画178と呼ぶことができる。
他の実施形態では、第1の端部151および/または第2の端部153は、ニット要素131内に閉じ込めることができる。たとえば、第1の端部151および/または第2の端部153は、ニット要素131内に埋め込むことができる。また、いくつかの実施形態において、第1の端部151および/または第2の端部153は、接着剤、ファスナー、節止めまたは他の取付装置を介してニット要素131に固着することができる。
図5、図6、図9および図10の実施形態において、複数の伸張性ストランド150は、第1の伸張性ストランド152と、第2の伸張性ストランド154と、第3の伸張性ストランド156と、第4の伸張性ストランド158と、第5の伸張性ストランド160と、第6の伸張性ストランド162と、第7の伸張性ストランド164と、第8の伸張性ストランド166と、第9の伸張性ストランド168と、第10の伸張性ストランド170と、第11の伸張性ストランド172と、第12の伸張性ストランド174とを備えることができる。これらの伸張性ストランド150の各々は、外側部138と内側部150との間に大略的に延びることができるが、それらの伸張性ストランド150は、長手方向軸107に沿って、離間させることができる。
さらに、第1の伸張性ストランド152、第2の伸張性ストランド154、第3の伸張性ストランド156および第4の伸張性ストランド158は、足先領域104内に大略的に配置することができ、そしてまとめて、ニット構成要素130の足先伸張性ストランド115と呼ぶことができる。さらに、第5の伸張性ストランド160、第6の伸張性ストランド162、第7の伸張性ストランド164および第8の伸張性ストランド166は、中足領域103内に大略的に配置することができ、そしてまとめて、ニット構成要素の中足伸張性ストランド116と呼ぶことができる。さらに、第9の伸張性ストランド168、第10の伸張性ストランド170、第11の伸張性ストランド172および第12の伸張性ストランド174は、かかと領域102内に大略的に配置することができ、そしてまとめて、ニット構成要素130のかかと伸張性ストランド117と呼ぶことができる。
さらに、図9および図10に図示されているように、第1の伸張性ストランド152、第2の伸張性ストランド154、第3の伸張性ストランド156、第4の伸張性ストランド158、第5の伸張性ストランド160、第6の伸張性ストランド162、第7の伸張性ストランド164、第8の伸張性ストランド166、第9の伸張性ストランド168、第10の伸張性ストランド170および第11の伸張性ストランド172は、ベース部134を横切って、外側部138から内側部140まで連続的に延びることができる。したがって、図5および図6に示すように、これらの伸張性ストランド150は、着用者の足の周りおよび下に延びることができる。対照的に、図9および図10に示すように、第12の伸張性ストランド174は、かかと部136を横切って、外側部138から内側部140まで連続的に延びることができる。したがって、第12の伸張性ストランド174は、着用者の足および/または足首の後ろに延びることができる。
いくつかの実施形態においては、一つ以上の伸張性ストランド150を一緒に固定することができる。たとえば、いくつかの実施形態においては、伸張性ストランド150の一つ以上の第1の端部151を、一緒に束127で固定することができる。同様に、いくつかの実施形態においては、一つ以上の第2の端部153を束127で固定することができる。たとえば、図6、図9および図10の実施形態に図示されているように、複数の第1の端部151および/または複数の第2の端部153は、撚り合わせ、編み、またはその他の形で寄せ集めて一緒に固定することができる。
具体的には、いくつかの実施形態において、第1の伸張性ストランド152、第2の伸張性ストランド154、第3の伸張性ストランド156および第4の伸張性ストランド158の第1の端部151は、一緒に第1の内側編組物161で固定することができる。第1の伸張性ストランド152、第2の伸張性ストランド154、第3の伸張性ストランド156および第4の伸張性ストランド158の第2の端部153は、一緒に第1の外側編組物167で固定することができる。さらに、第5の伸張性ストランド160、第6の伸張性ストランド162、第7の伸張性ストランド164および第8の伸張性ストランド166の第1の端部151は、一緒に第2の内側編組物163で固定することができる。第5の伸張性ストランド160、第6の伸張性ストランド162、第7の伸張性ストランド164および第8の伸張性ストランド166の第2の端部153は、一緒に第2の外側編組物169で固定することができる。また、第9の伸張性ストランド168、第10の伸張性ストランド170、第11の伸張性ストランド172および第12の伸張性ストランド174の第1の端部151は、一緒に第3の内側編組物165で固定することができる。第9の伸張性ストランド168、第10の伸張性ストランド170、第11の伸張性ストランド172および第12の伸張性ストランド174の第2の端部153は、一緒に第3の外側編組物171で固定することができる。
さらに、いくつかの実施形態においては、2つ以上の編組物を一緒に固定することができる。たとえば、いくつかの実施形態においては、図5に図示されているように、第1の内側編組物161と第1の外側編組物167とを、第1の結び目173で一緒に固定することができる。同様に、第2の内側編組物163と第2の外側編組物169とを、第2の結び目175で一緒に固定することができる。さらに、いくつかの実施形態において、第3の内側編組物165と第3の外側編組物171とを、第3の結び目177で一緒に固定することができる。第1の結び目173、第2の結び目175および第3の結び目177は、伸張性ストランド150が、長手方向軸107周りで、着用者の足を実質的に包囲して、着用者の足をさらに固定することを可能にしていることは正しく認識されるであろう。また、着用者の足に履かせるために、または、履物100から着用者の足を取り外す目的で履物100を緩めるために、第1の結び目173、第2の結び目175および/または第3の結び目177を解くことができることも正しく認識されるであろう。
伸張性ストランド150の第1の端部151および第2の端部153が、図5および図6に図示した以外の方法で一緒に固定できることは正しく認識されるであろう。また、いくつかの実施形態においては、伸張性ストランド150の端部を一緒に固定するために、靴ひも、クランプ、または他の固定装置等の追加的な物体を含めることもできる。たとえば、いくつかの実施形態において、靴ひもは、内側側部105の伸張性ストランド150を、外側側部106の伸張性ストランド150に固定することができる。より具体的には、いくつかの実施形態において、第1の端部151は、履物100の内側側部105上の靴ひもを収容する一つ以上のループを形成することができ、また、第2の端部153は、履物100の外側側部106上の靴ひもを収容する一つ以上の追加的なループを形成することができる。その結果、靴ひもを結んでおよび/または蝶結びにして、第1の端部151を第2の端部153に対して固定することができる。
〈ストレッチリミッタ要素の構成〉
上述したように、ニット要素131は、伸張可能にすることができる。この伸張を制御するために、伸張性ストランド150のうちの一つ以上は、図5、図6、図9および図10に図示されているように、少なくとも一つのストレッチリミッタ要素180を含むことができる。図1〜図4の実施形態と同様に、ストレッチリミッタ要素180は、ニット要素131の伸張動作の範囲を制限することができる。したがって、ニット構成要素130は、所定の制御された方法で伸張することができる。
図11は、このような一つのストレッチリミッタ要素180を詳細に示している。ストレッチリミッタ要素180は、弛み位置で図示されている。図11では、ニット要素131も同様に、ニュートラル位置または非伸張位置で図示されている。非伸張位置において、ニット要素131は、第1の長さ251を有することができる。ニット要素131が、図11のニュートラル位置から図12の伸張位置まで伸張する際、ストレッチリミッタ要素180は、弛み位置から緊張位置まで動くことができる。緊張位置に達したときに、ストレッチリミッタ要素180の張力は、ニット要素131のさらなる伸張を阻止することができる。したがって、ニット要素131は、第2の長さ253まで伸張することができる。
より具体的には、図11の実施形態において、ストレッチリミッタ要素180は、第1の区画218と、第2の区画220と、第1の直線状区画218と第2の直線状区画220との間に設けられている中間区画222とに細かく分けることができる。いくつかの実施形態において、第1の直線状区画218および第2の直線状区画220は、実質的に直線状にすることができる。対照的に、中間区画222は、図11に示すように、第1の区画218と第2の区画220との間の非直線状経路に沿って延びることができる。たとえば、いくつかの実施形態において、中間区画222は、弛み位置にある場合、蛇行経路に沿って延びることができる。たとえば、図11の弛み位置において、中間区画222は、第1の横方向区画223と、第1の折り返し部224と、第2の横方向区画226と、第2の折り返し部228と、第3の横方向区画230と、第3の折り返し部240と、第4の横方向区画242とを画定することができる。
いくつかの実施形態において、ストレッチリミッタ要素180は、ニット要素131内に埋め込むことができる。たとえば、いくつかの実施形態において、第1の区画218および第2の区画220は、ニット要素131の共通コースに沿って延びることができ、それに対して、中間区画22は、ニット要素131の異なるコースおよびウェールを通って延びることができる。
さらに、いくつかの実施形態において、ストレッチリミッタ要素180の区域および/または伸張性ストランド150の他の区域は、ニット要素131に取り付けることができる。たとえば、いくつかの実施形態において、第1の折り返し部224、第2の折り返し部228および第3の折り返し部240は、ニット要素130に取り付けることができる。追加的な実施形態においては、第1の端部151および第2の端部153は、ニット要素130に取り付けることができる。伸張性ストランド150は、接着剤を介して、ファスナーを介して、または他の構成要素を介して、ニット要素131に固定することができる。他の実施形態では、伸張性ストランド150の区域は、ニット要素131に融着させることができる。伸張性ストランド150のその他の区域は、ニット要素131に対して、移動可能または滑動可能にすることができる。
ニット要素131が、図11のニュートラル位置から、図12の伸張位置まで伸張する際に、中間区画222は、真っすぐになって、実質的に直線状になることが可能である。最終的には、中間区画222は、図12に示されている緊張位置まで動くことができる。いくつかの実施形態では、緊張位置において、第1の横方向区画223、第1の折り返し部224、第2の横方向区画226、第2の折り返し部228、第3の横方向区画230、第3の折り返し部240および第4の横方向区画242は、第1の直線状区画218および第2の直線状区画220と実質的に一直線になることが可能である。緊張位置に達したときに、ストレッチリミッタ要素180は、張力を増加させることができ、およびニット要素131のさらなる伸張を阻止することができる。
いくつかの実施形態では、この種の制御された伸張は、ニット構成要素130の比較的小さな区域で呈することができる。たとえば、ストレッチリミッタ要素180に直接隣接するニット要素131の区域は、図11および図12に示す形で伸張することができる。
他の実施形態では、この種の制御された伸張は、ニット構成要素130のより大きな区域にわたって呈することができる。たとえば、いくつかの実施形態において、ニット構成要素130は、アッパー120の内側側部140の周縁部133と、アッパー120の外側側部138の周縁部135との間で、この種の伸張を呈することができる。
図15は、いくつかの実施形態によるこの種の伸張を模式的に示す。図示されているように、ニット要素131は、組み立てられて、アッパー120を形成している。また、伸張性ストランド150は、ニット要素131の中足領域103の周りに延びている。たとえば、図15に示す伸張性ストランド150は、図5の第5の伸張性ストランド160、第6の伸張性ストランド162、第7の伸張性ストランド164または第8の伸張性ストランド166を呈することができる(明確にするために、第2の結び目175は図示されていない)。また、伸張性ストランド150は、符号260で示すように、弛み位置に図示され、および符号262で示すように、緊張位置で図示されている。
いくつかの実施形態では、ニット構成要素130は、中足領域において、たとえば、着用者の足のたわみにより、地面への衝突により、または、他の理由のために、伸張することができる。その結果、ニット要素131は、径方向に拡大することができ、また、伸張性ストランド150は、矢印264で示すように、弛み位置260から緊張位置262まで動くことができる。緊張位置262に達したときに、伸張性ストランド150の張力は、ニット要素131のさらなる伸張を阻止することができる。
さらに、いくつかの実施形態において、ニット要素131は、ニュートラル位置に向けて付勢することができ、および/またはストレッチリミッタ要素180は、弛み位置に向かって付勢することができる。いくつかの実施形態において、この付勢は、ニット要素131の一般的な弾性力によって引き起こすことができる。追加的な実施形態においては、この付勢は、ニット要素131を形成するのに用いられるストランドの弾力性によって引き起こすことができる。したがって、伸張力が低下するにつれて、ニット要素131は、ニュートラル位置に向かって戻ることができ、また、ストレッチリミッタ要素180は、弛み位置に向かって戻ることができる。
したがって、いくつかの実施形態において、ニット要素131は、ニュートラル位置にあることが可能であり、および着用者の足に押し付けて、履物100を着用者の足に固定することができる。また、ニット要素131は、たとえば、地面との衝突による、または、他の理由のために、着用者の足のたわみに反応して伸張することも可能である。しかし、ストレッチリミッタ要素180は、ニット要素131が伸張し過ぎることを阻止することができる。たとえば、ストレッチリミッタ要素180は、ニット要素131が、着用者の足に固定されたままの状態であるように、ニット要素131の伸張を制限することができる。その結果、伸張力が低下した場合に、ニット要素131は、ニュートラル位置に戻ることができ、また、ストレッチリミッタ要素180は、弛み位置に戻ることができる。
ニット構成要素130が、任意の数のストレッチリミッタ要素180を含むことができること、およびストレッチリミッタ要素180を、ニット要素131上の任意の適当な位置に配置できることは正しく認識されるであろう。したがって、足先伸張性ストランド115のストレッチリミッタ要素180は、足先領域104内での伸張に影響を与えることができる。同様に、中足伸張性ストランド116のストレッチリミッタ要素180は、中足領域103における伸張に影響を与えることができる。また、かかと伸張性ストランド117のストレッチリミッタ要素180は、かかと領域102における伸張に影響を与えることができる。
たとえば、図9および図10の実施形態において、第1の伸張性ストランド152は、第1のリミッタ要素182および第2のリミッタ要素184を含むことができる。第2の伸張性ストランド154は、第3のリミッタ要素186および第4のリミッタ要素188を含むことができる。第3の伸張性ストランド156は、第5のリミッタ要素190および第6のリミッタ要素192を含むことができる。さらに、第4の伸張性ストランド158は、第7のリミッタ要素194および第8のリミッタ要素196を含むことができる。いくつかの実施形態において、第1のリミッタ要素182、第3のリミッタ要素186、第5のリミッタ要素190および第7のリミッタ要素194は、ニット要素131の外側部138内に配置することができる。対照的に、第2のリミッタ要素184、第4のリミッタ要素188、第6のリミッタ要素192および第8のリミッタ要素196は、ニット構成要素130の内側部140内に配置することができる。
さらに、第5の伸張性ストランド160は、第9のリミッタ要素198を含むことができ、第6の伸張性ストランド162は、第10のリミッタ要素200を含むことができ、第7の伸張性ストランド164は、第11のリミッタ要素202を含むことができ、および第8の伸張性ストランド166は、第12のリミッタ要素204を含むことができる。また、第9のリミッタ要素198、第10のリミッタ要素200、第11のリミッタ要素202および第12のリミッタ要素204は、内側部140に近接して、ベース部134内に配置することができる。したがって、図10に図示されているように、第9のリミッタ要素198、第10のリミッタ要素200、第11のリミッタ要素202および第12のリミッタ要素204は、着用者の足のアーチ領域の下に配置することができる。
さらに、第9の伸張性ストランド168は、第13のリミッタ要素206および第14のリミッタ要素208を含むことができる。第10の伸張性ストランド170は、第15のリミッタ要素210および第16のリミッタ要素212を含むことができる。さらに、第11の伸張性ストランド172は、第17のリミッタ要素214を含むことができ、また、第12の伸張性ストランド174は、第18のリミッタ要素216を含むことができる。第13のリミッタ要素206および第15のリミッタ要素210は、外側部138に近接して、ベース部134内に配置することができる。第14のリミッタ要素208および第16のリミッタ要素212は、内側部140に近接して、ベース部134内に配置することができる。また、いくつかの実施形態において、第17のリミッタ要素214は、ベース部134内に配置することができ、また、第18のリミッタ要素216は、かかと部136内に配置することができる。
〈伸張の範囲の調節〉
いくつかの実施形態では、ニット要素131の伸張動作の許容可能範囲を変更するために、一つ以上のストレッチリミッタ要素180を調節可能にすることができる。いくつかの実施形態において、着用者は、伸張するニット要素131の使用可能範囲を変更するために、ストレッチリミッタ要素180を、図11の第1の弛み位置から、図13の第2の緊張位置に調節して動かすことができる。この実施形態では、ストレッチリミッタ要素180が図11の第1の弛み位置にある場合、ニット要素131は、第1の長さ251から、図12に示すような第2の長さ253まで伸張することができる。換言すると、ストレッチリミッタ要素180は、図12に図示されているように、範囲252内のニット要素131の伸張(すなわち、第1の長さ251と第2の長さ253との差)を可能にすることができる。しかし、ストレッチリミッタ要素180が図13の第2の弛み位置にある場合には、ストレッチリミッタ要素180は、ニット要素131が、より小さな範囲内で伸張することを可能にすることができる。たとえば、ストレッチリミッタ要素180が図13の第2の弛み位置にある場合、ニット要素131は、第1の長さ251から第3の長さ255まで伸張することができる。換言すれば、ストレッチリミッタ要素180は、図14に示すような、より小さな範囲254内でのニット要素131の伸張(すなわち、第1の長さ251と第3の長さ255との差)を可能にすることができる。
この挙動は、図15および図16にも模式的に図示されている。図15では、伸張性ストランド150が、第1の弛み位置およびそれぞれの緊張位置にある状態で図示されている。したがって、ニット要素131は、図15に図示されているように、中足領域において、伸張動作の範囲252内で半径方向に伸張することができる。対照的に、図16では、伸張性ストランド150は、第2の弛み位置およびそれぞれの緊張位置の両状態で図示されている。したがって、ニット要素131は、図16に図示されているように、伸張動作のより小さな範囲254内で半径方向に伸張することができる。
いくつかの実施形態において、ストレッチリミッタ要素180は、第1の端部151および/または第2の端部153を互いに対して引っ張ることにより、図11の第1の弛み位置から、図13の第2の弛み位置まで調節することができる。たとえば、着用者は、第1の端部151および第2の端部153の両方を互いから離すように引っ張って、ストレッチリミッタ要素180の弛み位置を調節することができる。
また、いくつかの実施形態において、ストレッチリミッタ要素180は、第2の弛み位置と比較して、第1の弛み位置において異なる一つ以上の寸法を有することができる。たとえば、図11の第1の弛み位置において、ストレッチリミッタ要素180の中間区画222は、第1の長さ244を有することができる。また、ストレッチリミッタ要素180は、第1の幅246を有することができる。対照的に、図13の第2の弛み位置において、ストレッチリミッタ要素180は、第2の長さ248および第2の幅250を有することができる。図示されているように、第1の長さ244は、第2の長さ248よりも長くすることができ、また、第1の幅246は、第2の幅250よりも大きくすることができる。図11および図13に図示されている実施形態において、ストレッチ要素180のジグザグ形状は、第1および第2の弛み位置における形状と大略的に同じであるが、全体の寸法が変化する。他の実施形態では、ストレッチリミッタ要素180の形状は、ストレッチリミッタ要素180が第1の弛み位置から第2の弛み位置に動く際に変化する。たとえば、いくつかの実施形態において、一つ以上の横方向区画223,226,230,242間の角度が変化し、および/または折り返し部224,228,240の半径が変化する。これらの寸法を変えることにより、ユーザは、伸張性ストランド150内の利用可能な弛みの量を変えることができる。したがって、ニット要素131の伸張の利用可能な範囲を変化させることができる。
ストレッチリミッタ要素180が、一旦、第1の弛み位置または第2の弛み位置のいずれかに調節されると、ユーザは、伸張性ストランド150を、選択した弛み位置に固定することができる。たとえば、ストレッチリミッタ要素180は、図5に示すように、伸張性ストランド150の第1の端部151と第2の端部153とを結び合わせることにより、第1および/または第2の弛み位置に固定することができる。他の実施形態では、伸張性ストランド150を、所望量の弛みで固定するために、クランプまたは同様の手段を用いることができる。
また、いくつかの実施形態において、伸張性ストランド150は、上述した編組みによって、所望量の弛みで固定することができる。たとえば、図17〜図19に図示されているように、第1の伸張性ストランド152、第2の伸張性ストランド154、第3の伸張性ストランド156および第4の伸張性ストランド158が、典型的な実施例として図示されている。第1の伸張性ストランド152、第2の伸張性ストランド154、第3の伸張性ストランド156および第4の伸張性ストランド158は、図18および図19に図示されているように編むことができる。しかし、ユーザが、これらのストランドのうちの一つの弛み位置を変更したい場合、そのユーザは、それらのストランドの編みを解して、一つのストランドを他のストランドに対して調節することができる。図17の実施形態では、第2の伸張性ストランド154は、破線で示されているように、既に引っ張られている。その結果、ユーザは、図18および図19に図示されているように、それらのストランドを編み直すことができる。第1の伸張性ストランド152、第2の伸張性ストランド154、第3の伸張性ストランド156および第4の伸張性ストランド158間の摩擦が、それぞれにおける所望量の弛みを維持することができることは正しく認識されるであろう。追加的な実施形態においては、クランプ、ファスナー、接着剤または他の装置を、それらのストランドにおいて、所望量の弛みを維持するのに利用することができる。
また、ユーザが、ニット要素131の一つの部分の、別の部分に対する伸張特性を調節できることも正しく認識されるであろう。たとえば、ユーザは、かかと領域102および中足領域103が、比較的小さな伸張の範囲を有することを所望し、および足先領域104が、比較的大きな伸張の範囲を有することを所望する可能性がある。そのため、いくつかの実施形態においては、ユーザは、足先伸張性ストランド115のストレッチリミッタ要素180(すなわち、リミッタ要素182,184,186,188,190,192,194,196)を第1の弛み位置に調節することができる。対照的に、ユーザは、中足伸張性ストランド116およびかかと伸張性ストランド117のストレッチリミッタ要素180(すなわち、リミッタ要素198,200,202,204,206,208,210,212,214,216)を第2の弛み位置に調節することができる。これは、一つの実施例にすぎず、また、いずれかのストレッチリミッタ要素180を、ニット要素131の該部分内での伸張の範囲に影響を与えるように、他のストレッチリミッタ要素180に対して調節できることは正しく認識されるであろう。
図20および図21は、この概念をさらに示している。図20に図示されているように、かかと伸張性ストランド117の一つ以上のストレッチリミッタ要素180は、かかと領域102の利用可能な伸張の範囲を変更するために調節することができる。たとえば、かかと伸張性ストランド117の一つ以上のストレッチリミッタ要素180は、図20に図示されているように、第1の弛み位置にすることができる。対照的に、図21に図示されているように、同じストレッチリミッタ要素180を、第2の弛み位置にすることができる。その結果、かかと領域102は、たとえば、着用者の足のたわみにより、両方の構成において伸張することができる。具体的には、かかと領域102は、図20に図示されているように、第1の伸張の範囲330内で伸張することができ、また、かかと領域102は、図21に図示されているように、第2のより小さな伸張の範囲331内で伸張することができる。
かかと伸張性ストランド117のストレッチリミッタ要素180は、さまざまな方法で、第1の弛み位置から第2の弛み位置に動かすことができることは正しく認識されるであろう。たとえば、かかと領域102の伸張特性は、かかと伸張性ストランド117の各ストレッチリミッタ要素180を調節することによって変更することができる。あるいは、かかと領域102のより分散した区域における伸張特性は、かかと伸張性ストランド117のいくつかのストレッチリミッタ要素180を調節するだけで変更することができる。
より具体的には、かかと領域102のほとんどまたはすべての伸張特性を変更するために、第13のストレッチリミッタ要素206、第14のストレッチリミッタ要素208、第15のストレッチリミッタ要素210、第16のストレッチリミッタ要素212、第17のストレッチリミッタ要素214および第18のストレッチリミッタ要素216をまとめて調節することができる。たとえば、これらのストレッチリミッタ要素206,208,210,212,214,216を、第1の弛み位置から第2の弛み位置に調節するために、かかと伸張性ストランド117の端部を引っ張って、所望の張力で第3の結び目177に固定することができる。逆に、第3の結び目177を解き、かかと伸張性ストランド117を緩めて、第3の結び目177を所望の張力で結び直すことによって、ストレッチリミッタ要素206,208,210,212,214,216を、第2の弛み位置から第1の弛み位置に調節することができる。
かかと領域102のより小さな区域の伸張特性を変更するために、ストレッチリミッタ要素206,208,210,212,214,216の個々を、第1の弛み位置と第2の弛み位置との間で、個別に調節することができる。実施例として、履物100が、図20に示すように構成され、および着用者が、長手方向軸107に沿ったかかと領域102において、より小さな伸張性を望んでいると仮定する。このプロセスを始めるために、第3の結び目177を解くことができ、および第12の伸張性ストランド174を第3の内側編組物165および第3の外側編組物171から解すことができる。次に、第12の伸張性ストランド174の両端部を引っ張って、第18のストレッチリミッタ要素216を、図20の第1の弛み位置から、図21の第2の弛み位置に動かすことができる。その後、第12の伸張性ストランド174は、第3の内側編組物165および第3の外側編組物171に編み直すことができ、第3の結び目177を結び直すことができる。その結果、かかと領域102の伸張の範囲は、図20に示す第1の範囲330から、図21に示す、第2のより小さな範囲331に変更することができる。履物100の他のいずれの伸張性ストランド150も、同様の方法で個別に調節できることは正しく認識されるであろう。したがって、アッパー120の特定の別個のゾーンにおける伸張特性を変更して、着用者の要望に合わせることができる。
図20〜図23は、足先伸張性ストランド115に関するこれらの概念をさらに示す。図20および図22に図示されているように、足先伸張性ストランド115の一つ以上のストレッチリミッタ要素180を第1の弛み位置にして、足先領域104における比較的大きな伸張の範囲を可能にすることができる。逆に、図21および図23において、一つ以上の足先伸張性ストランド115を第2の弛み位置にして、足先領域104における比較的小さな伸張の範囲を可能にすることができる。
いくつかの実施形態において、足先伸張性ストランド115のストレッチリミッタ要素180は、図22および図23に図示されているように、大略的に横方向軸108に沿った伸張に影響を及ぼすことができる。より具体的には、このことは、第2の伸張性ストランド154の第3のストレッチリミッタ要素186および第4のストレッチリミッタ要素188に関連して図22および図23に図示されている。図22に図示されているように、第3および第4のストレッチリミッタ要素186,188は、横方向軸108に沿った第1の伸張の範囲333を可能にするように、第1の弛み位置に配置することができる。逆に、図23に図示されているように、第3および第4のストレッチリミッタ要素186,188は、横方向軸108に沿った、第2のより小さな伸張の範囲334を可能にするように、第2の弛み位置に配置することができる。
第2の伸張性ストランド154の第3および第4のストレッチリミッタ要素186,188は、他の足先伸張性ストランド115のその他のストレッチリミッタ要素180とは無関係に調節できることは正しく認識されるであろう。いくつかの実施形態において、このことは、第1の結び目173を解き、第2の伸張性ストランド154を第1の内側編組物161および第1の外側編組物167から解し、第2の伸張性ストランド154の張力を調節した後、第1の結び目173を編み直して、所望の張力で結び直すことによって実現することができる。したがって、足先領域104の比較的小さな区域における伸張を調節することができる。
また、いくつかの実施形態において、足先伸張性ストランド115の各々は、一緒に調節することができる。いくつかの実施形態において、このことは、第1の結び目173を解き、第1の内側編組物161および第1の外側編組物167に編み込みながら、足先伸張性ストランド115の張力を調節して、第1の結び目173を結び直すことによって実現することができる。
さらに、中足伸張性ストランド116は、中足領域103の伸張を変えるために調節することができる。このことは、上述した方法と実質的に同じ方法で実現することができる。したがって、中足伸張性ストランド116のストレッチリミッタ要素180の個々は個別に調節することができ、または、それらの要素は、グループで調節することができる。
したがって、ニット構成要素130は、着用者が、アッパー120をさまざまな方法で変更および調整することを可能にすることができる。着用者は、アッパー120が確実かつ快適にフィットするように、アッパー120の多くの区域のフィット性および伸張動作を調節することができる。また、アッパー120は、着用者の活動のタイプに基づいて調節することができる。たとえば、履物100がランニング中に着用されている場合、その着用者は、足およびつま先の大きなたわみを可能にするために、足先領域104が、大きな伸張の範囲を有することを望む可能性がある。対照的に、履物100が、サッカーをするために着用されている場合には、その着用者は、キックのエネルギーがボールに容易に伝わるように、足先領域104が小さな伸張の範囲を有することを望む可能性がある。さらに、いくつかの実施形態において、履物100は、着用者の足の特定の区域上できつすぎる可能性がある。この問題を解消するために、着用者は、対応する伸張性ストランド150を調節して、該区域におけるより大きな伸張を可能にすることができる。
〈追加的な実施形態〉
図24〜図31は、本開示の追加的な実施形態を示す。これらの実施形態は、上述した実施形態と同様の形状構成を共有することができる。これらの実施形態は、追加的な形状構成を含むことも可能である。
図24に図示されているように、ニット構成要素130は、ニット要素131および複数の伸張性ストランド150を含むことができる。より具体的には、伸張性ストランド150は、第1の伸張性ストランド152、第2の伸張性ストランド154、第3の伸張性ストランド156、第4の伸張性ストランド158、第5の伸張性ストランド160、第6の伸張性ストランド162、第7の伸張性ストランド164、第8の伸張性ストランド166、第9の伸張性ストランド168、第10の伸張性ストランド170、第11の伸張性ストランド172および第12の伸張性ストランド174を備えることができる。これらの伸張性ストランド150は、図5〜図17の実施形態と同様の形状構成を共有することができる。しかし、いくつかの実施形態においては、これらの伸張性ストランド150のうちの一つ以上は、ニット要素131を横切って異なる経路を辿ることができる。
たとえば、図24に図示されているように、第1の伸張性ストランド152は、内側部140と外側部138との間に通すことができる。第1の伸張性ストランド152は、足先部142を通って延びることも可能である。ニット構成要素130は、図25に図示されているように組み立てられて、履物100に組み込まれ、第1の伸張性ストランド152の区画は、実質的に長手方向軸107に沿って、およびアッパー120の足先領域104を通って延びることができる。他の伸張性ストランド150は、図5〜図10に関して説明した実施形態と同様の経路を通ることができる。しかし、伸張性ストランド150は、本開示の範囲から逸脱することなく、ニット要素131のどの区域を横切っても延びることができることは正しく認識されるであろう。
さらに、図24に図示されているように、一つ以上のストレッチリミッタ要素180を、上述したように、ニット要素131内に埋め込むことができる。実施例として、第1の伸張性ストランド152の第1のリミッタ要素182および第2のリミッタ要素184を、ニット要素131のコースおよび/またはウェール内に埋め込むことができる。したがって、これらのリミッタ要素は、インレイリミッタ要素290と呼ぶことができる。
対照的に、いくつかの実施形態においては、一つ以上のストレッチリミッタ要素180を、ニット要素131から露出させることができる。したがって、これらのリミッタ要素は、露出リミッタ要素292と呼ぶことができる。たとえば、図24に図示されているように、第5の伸張性ストランド160、第6の伸張性ストランド162、第7の伸張性ストランド164、第8の伸張性ストランド166、第9の伸張性ストランド168、第10の伸張性ストランド170および第11の伸張性ストランド172は、それぞれの露出リミッタ要素292を含むことができる。
典型的な実施例として第10の伸張性ストランド170を参照すると、いくつかの実施形態において、露出リミッタ要素292を、ニット要素131の外側面123に配置することができる。また、いくつかの実施形態において、露出リミッタ要素292は、ニット要素131のベース部134上に、または、ベース部134に近接して配置することができる。第10の伸張性ストランド170のその他の区画は、図24に図示されているように、ニット要素131のコースおよび/またはウェール内に埋め込むことができる。
さらに、伸張性ストランド150の第1の端部151は、ニット要素131の内側部140から離れて延びることができ、また、第2の端部153は、外側部138から離れて延びることができる。第1の端部151および第2の端部153は、さまざまな方法で束ね、または寄せ集めて、まとめて固定することもできる。たとえば、いくつかの実施形態において、第1の端部151は、他の第1の端部151に編組することができ、また、第2の端部153は、他の第2の端部153に編組することができる。したがって、図24および図25に図示されているように、ニット構成要素130は、上述した実施形態と同様に、第1の内側編組物161と、第2の内側編組物163と、第3の内側編組物165と、第1の外側編組物167と、第2の外側編組物169と、第3の外側編組物171とを含むことができる。
さらに、いくつかの実施形態において、一つ以上の編組物を寄せ集め、束ね、またはその他の形で集めてまとめて固定することができる。たとえば、図26に図示されているように、いくつかの実施形態においては、第1の内側編組物161、第2の内側編組物163、第3の内側編組物165、第1の外側編組物167、第2の外側編組物169および第3の外側編組物171を寄せ集めて、まとめて固定することができる。たとえば、これらの編組物を一緒に編んで主編組物179とすることができる。
主編組物179はさらに、伸張性ストランド150における所望の張力を維持するために、アッパー120に、または、ソール構造110に固定することができる。たとえば、いくつかの実施形態において、主編組物179は、かかと領域102に巻き付くことが可能であり、およびアッパー120の内側側部105に固定することができる。
さらに、履物100は、図26、図28および図29に示すように、主編組物179を固定するための固定装置197を含むことができる。いくつかの実施形態において、固定装置197は、ファスナー、接着剤または他のタイプを含むことができる。いくつかの実施形態において、固定装置197は、フック271と、フック272を収容するリテーナ273とを含むことができる。さらに、図27に図示されているように、フック271は、主編組物179をフック272に取り付けるクランプ279に取り付けることができる。
リテーナ273は、各々がフック272を収容するように構成された一つ以上の開口部275を含むことができる。たとえば、いくつかの実施形態においては、図26に図示されているように、リテーナ273は、3つの開口部275を含むことができる。いくつかの実施形態において、リテーナ273は、アッパー120の上に含ませることができる。たとえば、リテーナ273は、内側側部105上に配置することができる。開口部275は、大略的に長手方向軸107に平行に整列させることができる。
図26に図示されているように、フック271は、フック271がリテーナ273から離間され、および開口部275の外部に配置されている非固定位置を有することができる。対照的に、図28に図示されているように、フック271は、フック271が開口部275内に配置されている固定位置を有することができる。図28に図示されているように、フック271は、第1の固定位置を有することができ、フック271はそこで、かかと領域102に最も近い開口部273内に収容されている。また、図29に図示されているように、フック271は、第2の固定位置を有することができ、フック271はそこで、かかと領域102からさらに離れて離間されている開口部273内に収容されている。したがって、伸張性ストランド150の張力は、リテーナ273の異なる開口部275間でフック271を移動させることによって調節することができる。
また、いくつかの実施形態において、クランプ279は、伸張性ストランド150の張力を変えるのに用いることができる調節可能クランプとすることができる。たとえば、図27に図示されているように、クランプ279は、主編組物179を収容するハウジング283を含むことができる。主編組物179は、ハウジング283に対して固定することができる。また、クランプ279は、ボタン等のセレクタ281も含むことができる。着用者は、セレクタ281を押すことにより、主編組物179をハウジング283から一時的に外し、図27の破線で示すように、主編組物179をハウジングに対して進めることができる。
図11および図13に関連して説明したように、伸張性ストランド150およびストレッチリミッタ要素180は調節することができる。したがって、より多くの弛みを伴うストレッチリミッタ要素180は、より少ない弛みを伴うストレッチリミッタ要素180よりも、より大きく伸張することができる。
同様に、図25〜図29の実施形態において、ストレッチリミッタ要素180の弛み位置は、一つ以上の方法で調節することができる。たとえば、着用者は、異なる開口部275間でフック271を動かして、伸張性ストランド150の弛み位置を変えることができる。また、着用者は、クランプ279に対して主編組物179を進めて、ストレッチリミッタ要素180の弛み位置を変えることができる。また、個々のリミッタ要素180も同様に調節することができる。たとえば、いくつかの実施形態においては、一つ以上の伸張性ストランド150を、各編組物から取外し、他の伸張性ストランド150に対して進ませた後、編み直してフック271に取り付けることができる。その結果、フック271をリテーナ273に留め直すことができる。
したがって、履物100の伸張特性を選択可能にすることができ、および正確に調節することができる。たとえば、図28の実施形態において、かかと領域102は、範囲300内で伸張することができ、また、足先領域104は、範囲302内で伸張することができる。言い換えれば、第1の伸張性ストランド152のストレッチリミッタ要素184は、範囲302内で、足先領域104の伸張を可能にすることができる。また、第12の伸張性ストランド174のストレッチリミッタ要素216は、範囲300内で、かかと領域102の伸張を可能にすることができる。これらの伸張特性を調節するために、ユーザは、主編組物179および他のいずれかの必要な編組物を解くことができる。その結果、着用者は、第1の伸張性ストランド152および第12の伸張性ストランド174を、他の伸張性ストランド150に対して進めることができる。次に、着用者は、伸張性ストランド150を編み直し、主編組物179をクランプ279に取り付け直して、フック271をリテーナ273に取り付け直すことができる。その結果、図29の実施形態に図示されているように、かかと領域102は、減らされた範囲304内で伸張することができ、また、足先領域104は、減らされた範囲306内で伸張することができる。他の伸張性ストランド150を同様の方法で調節できることは正しく認識されるであろう。
さらに、いくつかの実施形態においては、一つ以上の伸張性ストランド150およびストレッチリミッタ要素180をソール構造110に取り付けることができる。したがって、いくつかの実施形態において、伸張性ストランド150は、ソール構造110の伸張特性に影響を与えることができる。
より具体的には、図30および図31は、典型的な実施例として、第5の伸張性ストランド160の露出リミッタ要素292を示す。図示されているように、いくつかの実施形態において、第5の伸張性ストランド160は、内側側部105と外側側部106との間に延びることができ、また、露出ストレッチリミッタ要素292は、ニット要素131の外側面123から露出させることができる。また、露出ストレッチリミッタ要素292は、ソール構造110の上面111に取り付けることができる。
したがって、図30に図示されているように、ソール構造110は、ストレッチリミッタ要素292が、弛み位置と緊張位置との間で動く際に、ニット要素131内で伸張することができる。たとえば、いくつかの実施形態においては、図30に図示されているように、ニット要素131およびソール構造110は、実質的に横方向軸108に沿って、同時に伸張することができる。具体的には、ストレッチリミッタ要素292が弛み位置にある場合、ニット要素131およびソール構造110は、図30に実線で図示されているように、比較的狭くすることができる。しかし、ソール構造110およびニット要素131は、破線で示されているように、幅が伸張することができる。一旦、ストレッチリミッタ要素292が、その緊張位置に達すると、ストレッチリミッタ要素292は、さらなる伸張を阻止することができる。したがって、ソール構造110およびニット要素131は、図30に図示されているように、第1の範囲310内で伸張することができる。
さらに、いくつかの実施形態において、着用者は、図31に示すように、ストレッチリミッタ要素292の弛み位置を調節することができる。したがって、上述した実施形態と同様に、着用者は、端部151および153を引っ張って、それらの端部を固定し直すことによって、ストレッチリミッタ要素292の弛み位置を調節することができる。その結果、ニット要素131およびソール構造110は、図31に図示されているように、第2の範囲312内で伸張することができる。第2の伸張の範囲312は、第1の範囲310よりも小さいことに留意する。
いくつかの実施形態において、ソール構造110は、この種の伸張動作を高度に伸張可能にすることができる。たとえば、いくつかの実施形態において、ソール構造110は、高度に弾力的かつ弾性的な材料を含むことができる。
次に、図32〜図34を参照すると、本開示の追加的な実施形態が図示されている。図示されているように、アパレル製品1000は、ストレッチリミッタ要素1034を備えたニット構成要素1130を組み込むことができる。ストレッチリミッタ要素1034は、上述した実施形態と同様に、アパレル製品1000の一つ以上の区域の伸張特性を調節するのに用いることができる。
図32に図示されているように、アパレル製品1000は、シャツ、スウェットシャツ、または、胴および/または腕に着用する他の製品とすることができる。しかし、アパレル製品1000を、体の他の区域を覆うために構成することができることは正しく認識されるであろう。したがって、衣料品1000は、ズボン、スリーブ、ショール、頭を覆う製品、またはその他のタイプとすることができる。
いくつかの実施形態において、ニット構成要素1130は、アパレル製品1000の大部分を画定することができる。他の実施形態では、ニット構成要素1130は、アパレル製品1000の局所的区域を画定することができる。
さらに、ストレッチリミッタ要素1034は、衣料品1000の適当などの区域にも組み込むことができる。たとえば、ストレッチリミッタ要素1034は、解剖学的関節に隣接して、衣料品1000の区域に組み込むことができる。したがって、要素1034は、着用者が関節を曲げたときに起きる衣料品1000の伸張に影響を与えることができる。また、いくつかの実施形態において、要素1034は、着用者の筋肉のしなりまたは他の動きによって伸張する区域に組み込むことができる。具体的には、図32の実施形態に図示されているように、ストレッチリミッタ要素1034は、着用者の肘を覆う衣料品1000の区域に組み込むことができる。したがって、衣料品1000は、たとえば、ひじ関節の曲がりによって伸張することができ、また、ストレッチリミッタ要素1034は、この伸張動作を制限および/または調節するのに用いることができる。
図32〜図34に図示されているように、ニット構成要素1130は、ニット要素1131と、一つ以上の伸張性ストランド1150とを含むことができる。いくつかの実施形態において、伸張性ストランド1150は、第1の端部1151と、第2の端部1153と、第1の端部1151と第2の端部1153との間に画定されている中間区画1155とを含むことができる。
いくつかの実施形態において、伸張性ストランド1150は、大略的に衣料品1000のスリーブ1005の長手方向軸1003に沿って延びることができる。また、いくつかの実施形態において、第1の端部1151は、スリーブ1005の近接領域に配置することができ、また、第2の端部1153は、スリーブ1005の遠位領域に配置することができる。
伸張性ストランド1150は、ストレッチリミッタ要素1034を画定することができる。さらに、ストレッチリミッタ要素1034は、第1の弛み位置と第2の弛み位置との間で調節することができる。例示的な実施形態に従って、第1の弛み位置は図33に示され、また、第2の弛み位置は図34に示されている。上述した実施形態と同様に、ニット要素1131の基準区域1001は、図34の第2の弛み位置と比較して、図33の第1の弛み位置において、より大きな伸張の範囲を呈することができる。より具体的には、第1の弛み位置にある場合、基準区域1001は、第1の範囲1252内で伸張することができ、また、第2の弛み位置にある場合には、基準区域1001は、より小さな第2の範囲1254内で伸張することができる。
伸張性ストランド1150は、第1の弛み位置と第2の弛み位置との間で、ストレッチリミッタ要素1034を調節するために操作することができる。いくつかの実施形態において、第1の端部1151および/または第2の端部1153は、ストレッチリミッタ要素1034を調節するために操作することができる。
たとえば、図32に示すいくつかの実施形態において、第1の端部1151は、ニット要素1131に固定することができる。対照的に、第2の端部1153は、ニット要素1131から露出させることができ、およびニット要素1131から延びることができる。着用者は、たとえば、第2の端部1153を引っ張って、ストレッチリミッタ要素1034を、第1の弛み位置から第2の弛み位置に調節することができる。また、いくつかの実施形態において、ニット構成要素1130の弾性力は、一旦、着用者が第2の端部1153を引っ張ることを止めると、ストレッチリミッタ要素1034を第1の弛み位置に戻すことができる。
さらに、いくつかの実施形態において、衣料品1000は、固定装置1007を含むことができる。固定装置1007は、伸張性ストランド1150、およびそれに伴って、ストレッチリミッタ要素1034を、選択された弛み位置に固定するのに用いることができる。固定装置1007は、クランプ、ひも、スプール、または、伸張性ストランド1150を取外し可能にニット要素1131に固定する他の手段を含むことができる。たとえば、図32の実施形態においては、固定装置1007が模式的に図示され、および衣料品1000の袖口1009に隣接して図示されている。固定装置1007は、ストレッチリミッタ要素1034を所望の位置に維持するために、袖口1009に対して第2の端部1153に取外し可能に固定することができる。追加的な実施形態においては、固定装置1007は、伸張性ストランド1150内に形成された取外し可能な結び目とすることができ、また、その結び目は、スリーブ1005が伸張したときに、第2の端部1153がニット要素1131内に滑り込むことを防止するために、袖口1009と当たることが可能である。
衣料品1000が、追加的なストレッチリミッタ要素1034を異なる区域に備えた追加的な伸張性ストランド1150を含むことも可能であることは正しく認識されるであろう。それらのストレッチリミッタ要素1034は、衣料品1000のそれぞれの区域が、異なる伸張特性を呈することができるように、個別に調節することができる。
まとめると、本願明細書に記載されているニット構成要素130,1130は、履物100、衣料品1000、または、他の製品の伸張を制御するのに用いることができる。したがって、これらの製品は、快適性を維持するために伸張することができ、また、その伸張は、その製品が確実に着用者の体に固定されたままであるように制限することができる。また、いくつかの実施形態において、伸張性ストランド150,1150は、製品の一つ以上の区域の伸張動作を、着用者の要望に合うように調節することができる。たとえば、伸張性ストランド150,1150は、製品の異なるゾーンまたは区域に配置することができ、また、異なる伸張性ストランド150,1150は、異なるゾーンで起きる伸張の量を制御するために調節することができる。
本開示のさまざまな実施形態について説明してきたが、その説明は、限定的であるというよりも、例示的であることが意図されており、また、当業者には、本開示の範囲内にある、より多くの実施形態および実施態様が可能であることは明らかであろう。したがって、本開示は、添付クレームおよびそれらの等価物の観点を除いて限定すべきではない。また、さまざまな変更および変形を、添付クレームの範囲内で行うことができる。

Claims (21)

  1. ット構成要素を備える製品であって、前記ニット構成要素は、
    ニュートラル位置と伸張位置との間で伸張するように構成されているニット要素と、
    前記ニット要素に形成されている伸張性ストランドであって、前記ニット要素内に少なくとも部分的に埋め込まれている伸張性ストランドと、を備え、
    前記伸張性ストランドは、前記ニット要素が、前記ニュートラル位置と前記伸張位置との間で動く場合に、第1の弛み位置と緊張位置との間で動くように構成されているストレッチリミッタ要素として構成されている部分を含み、
    前記ストレッチリミッタ要素は、前記ニット要素が前記ニュートラル位置にあるときは前記第1の弛み位置にあり、
    前記ストレッチリミッタ要素は、前記伸張位置を越える前記ニット要素の伸張を防ぐために、前記ニット要素が前記伸張位置にあるときには前記緊張位置にあり、
    前記伸張性ストランドは第2の弛み位置を有し、前記伸張性ストランドは、前記ストレッチリミッタの位置での前記伸張性ストランドの寸法を前記ニット要素に対して変えることにより、前記第1の弛み位置と前記第2の弛み位置との間で調節可能である、製品。
  2. 記ニット要素は、前記伸張性ストランドが、前記第1の弛み位置から前記緊張位置へ動く際に、伸張動作の第1の範囲内で伸張するように構成され、
    前記ニット要素は、前記伸張性ストランドが、前記第2の弛み位置から前記緊張位置へ動く際に、第2の伸張動作の範囲内で伸張するように構成され、前記伸張動作の第1の範囲は、前記伸張動作の第2の範囲よりも大きい、請求項1に記載の製品。
  3. 前記伸張性ストランドは、前記ニット要素から露出されている端部を含み、前記端部は、前記第1の弛み位置および前記第2の弛み位置の少なくとも一方に前記伸張性ストランドを固定するように構成される、請求項2に記載の製品。
  4. 履物製品のソール構造とアッパーとをさらに備え、前記アッパーは、前記ソール構造に取り付けられ、
    前記ニット要素は、内側部と、外側部と、前記内側部および前記外側部を備えたベース部とを含み、
    前記内側部は、前記アッパーの内側側部を少なくとも部分的に画定し、前記外側部は、前記アッパーの外側側部を少なくとも部分的に画定し、前記ベース部は、前記ソール構造に近接して配置され、
    前記伸張性ストランドは、前記内側部、前記ベース部および前記外側部を横切って連続的に延びている、請求項1に記載の製品。
  5. 前記伸張性ストランドは、前記ニット要素から露出されている露出区画を含む、請求項4に記載の製品。
  6. 前記露出区画は、前記伸張性ストランドの第1の露出端部であり、前記伸張性ストランドは、第2の露出端部を含み、
    前記第1の露出端部および前記第2の露出端部は、固定位置と非固定位置との間で動くように構成され、前記第1の露出端部および前記第2の露出端部は、前記固定位置に一緒に固定され、および前記第1の露出端部および前記第2の露出端部は、前記非固定位置では、互いに固定されない、請求項5に記載の製品。
  7. 前記ストレッチリミッタ要素は、前記ベース部に近接して配置される、請求項4に記載の製品。
  8. 前記ストレッチリミッタ要素は、前記ニット要素内に埋め込まれる、請求項1に記載の製品。
  9. 前記ストレッチリミッタ要素は、前記ニット要素から露出される、請求項1に記載の製品。
  10. 履物製品のソール構造とアッパーとをさらに備え、前記アッパーは前記ソール構造に取り付けられ、
    前記ニット構成要素は、前記アッパーの少なくとも一部を画定し、
    前記ストレッチリミッタ要素は、前記ソール構造に取り付けられる、請求項9に記載の製品。
  11. 前記ストレッチリミッタ要素は、前記ストレッチリミッタ要素が前記緊張位置にある場合には、前記ニット要素を横切って実質的に直線状経路に沿って延びており、
    前記ストレッチリミッタ要素は、前記ストレッチリミッタ要素が前記第1の弛み位置にある場合には、前記ニット要素を横切って非直線状経路に沿って延びている、請求項1に記載の製品。
  12. ット構成要素を備える製品であって、前記ニット構成要素は、
    第1の部分および第2の部分を含むニット要素であって、前記第1の部分が、ニュートラル位置と伸張位置との間で、前記第2の部分に対して伸張可能であるニット要素と、
    前記ニット要素に形成されている伸張性ストランドであって、前記ニット要素の第1の部分および第2の部分の少なくとも一方にわたって延びている伸張性ストランドと、を備え、
    前記伸張性ストランドは、前記ニット要素内に少なくとも部分的に埋め込まれ、
    前記伸張性ストランドは、前記第1の部分が、前記ニュートラル位置と前記伸張位置との間で伸張する場合に、第1の弛み位置と緊張位置との間で動くように構成されているストレッチリミッタ要素として構成されている部分を含み、
    前記ストレッチリミッタ要素は、前記第1の部分が前記ニュートラル位置にあるときは、前記第1の弛み位置にあり、
    前記ストレッチリミッタ要素は、前記伸張位置を越える前記第1の部分の伸張を防ぐために、前記第1の部分が前記伸張位置にあるときは前記緊張位置にあり、前記伸張性ストランドは第2の弛み位置を有し、前記伸張性ストランドは、前記ストレッチリミッタの位置での前記伸張性ストランドの寸法を前記ニット要素に対して変えることにより、前記第1の弛み位置と前記第2の弛み位置との間で 調節可能である、製品。
  13. 履物製品のソール構造とアッパーとをさらに備え、前記アッパーは前記ソール構造に取り付けられ、
    前記第1の部分は、前記アッパーのかかと領域、前記アッパーの中足領域および前記アッパーの足先領域のうちの一つを少なくとも部分的に画定し、
    前記第2の部分は、前記かかと領域、前記中足領域および前記足先領域のうちの別の物を少なくとも部分的に画定する、請求項12に記載の製品。
  14. 記第1の部分は、前記伸張性ストランドが前記第1の弛み位置から前記緊張位置へ動く際に、伸張動作の第1の範囲内で、前記第2の部分に対して伸張可能であり、
    前記第1の部分は、前記伸張性ストランドが前記第2の弛み位置から前記緊張位置へ動く際には、伸張動作の第2の範囲内で、前記第2の部分に対して伸張可能であり、前記伸張動作の第1の範囲は、前記伸張動作の第2の範囲よりも大きい、請求項12に記載の製品。
  15. 一体ニット構造で形成されたニット構成要素を備える製品であって、前記ニット構成要素は、
    ともに伸張可能である第1の部分および第2の部分を含むニット要素と、
    前記ニット要素内に少なくとも部分的に埋め込まれ、および前記第1の部分の伸張動作の範囲を制限するように構成されている第1の伸張性ストランドであって、前記第1の伸張性ストランドは、第1のストレッチリミッタ要素として構成されている部分を含み、前記第1のストレッチリミッタ要素は、前記第1の部分が伸張する場合に、弛み位置と緊張位置との間で動くように構成される第1の伸張性ストランドと、
    前記ニット要素内に少なくとも部分的に埋め込まれ、および前記第2の部分の伸張動作の範囲を制限するように構成されている第2の伸張性ストランドであって、前記第2の伸張性ストランドは、第2のストレッチリミッタ要素として構成されている部分を含み、前記第2のストレッチリミッタ要素は、前記第2の部分が伸張する場合に、弛み位置と緊張位置との間で動くように構成される第2の伸張性ストランドと、を備え、
    前記第1のストレッチリミッタ要素は、前記弛み位置において、前記第1の部分の伸張を可能にするように構成され、および前記第1のストレッチリミッタ要素は、前記緊張位置において、前記第1の部分の伸張を阻止するように構成され、および
    前記第2のストレッチリミッタ要素は、前記弛み位置において、前記第2の部分の伸張を可能にするように構成され、前記第2のストレッチリミッタ要素は、前記緊張位置において、前記第2の部分の伸張を阻止するように構成される、製品。
  16. ット構成要素を備える製品であって、前記ニット構成要素は、
    ともに伸張可能である第1の部分および第2の部分を含むニット要素と、
    前記ニット要素内に少なくとも部分的に埋め込まれ、および前記第1の部分の伸張動作の範囲を制限するように構成されている第1の伸張性ストランドであって、前記第1の伸張性ストランドは、第1のストレッチリミッタ要素として構成されている部分を含み、前記第1のストレッチリミッタ要素は、前記第1の部分が伸張する場合に、第1の弛み位置と緊張位置との間で動くように構成される第1の伸張性ストランドと、
    前記ニット要素内に少なくとも部分的に埋め込まれ、および前記第2の部分の伸張動作の範囲を制限するように構成されている第2の伸張性ストランドであって、前記第2の伸張性ストランドは、第2のストレッチリミッタ要素として構成されている部分を含み、前記第2のストレッチリミッタ要素は、前記第2の部分が伸張する場合に、第1の弛み位置と緊張位置との間で動くように構成される第2の伸張性ストランドと、を備え、
    前記第1のストレッチリミッタ要素は、前記第1の弛み位置において、前記第1の部分の伸張を可能にするように構成され、および前記第1のストレッチリミッタ要素は、前記緊張位置において、前記第1の部分の伸張を阻止するように構成され、および
    前記第2のストレッチリミッタ要素は、前記第1の弛み位置において、前記第2の部分の伸張を可能にするように構成され、前記第2のストレッチリミッタ要素は、前記緊張位置において、前記第2の部分の伸張を阻止するように構成され、前記第1のストレッチリミッタ要素と前記第2のストレッチリミッタ要素のうちの少なくとも1つは、第2の弛み位置を有する伸張性ストランドを含み、前記伸張性ストランドは、前記ストレッチリミッタ位置での前記伸張性ストランドの寸法を前記ニット要素に対して変えることにより、前記第1の弛み位置と前記第2の弛み位置との間で調節可能である、製品。
  17. 履物製品のソール構造とアッパーとをさらに備え、前記アッパーは前記ソール構造に取り付けられ、
    前記第1の部分は、前記アッパーのかかと領域、前記アッパーの中足領域および前記アッパーの足先領域のうちの一つを少なくとも部分的に画定し、
    前記第2の部分は、前記かかと領域、前記中足領域および前記足先領域のうちの別の物を少なくとも部分的に画定する、請求項15または請求項16に記載の製品。
  18. 前記第1のストレッチリミッタ要素は、前記第1の部分の前記伸張動作の範囲を変えるために調節可能である、請求項15または請求項16に記載の製品。
  19. 前記第1の伸張性ストランドは第1の端部を含み、前記第2の伸張性ストランドは第2の端部を含み、前記第1の端部および前記第2の端部は、前記第1の部分の前記伸張動作の範囲を維持するように一緒に取り付けられる、請求項18に記載の製品。
  20. 前記第1の端部および前記第2の端部は一緒に編まれる、請求項19に記載の製品。
  21. 前記第1の伸張性ストランドは、第3の端部をさらに備え、前記第2の伸張性ストランドは、第4の端部を含み、および前記第1の端部、前記第2の端部、前記第3の端部および前記第4の端部は一緒に編まれる、請求項20に記載の製品。
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