JP6440356B2 - 色素退色防止剤 - Google Patents

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Description

カロテノイド系の色素の退色を抑制し、さらに飲食品の外観、風味を損ねることがなく、食品中での分散性、乳化安定性に優れた色素退色防止剤に関する。
従来から、多くの飲食品、化粧品、医薬品などの商品価値を上げるため等に色素が利用されている。しかしながら、これらの色素は光や熱、酸素といった要因に不安定であり、例えば食品の加工や流通、及び保存中にそれらの影響を受けて退色し品質の低下を引き起こす。また、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等でのショーケースに陳列される事や、プラスチック容器入り飲食品のホット販売など、光以外にも熱や酸素などの影響も受けやすい状況にある。これらの問題を解決するため、製造工程中の殺菌を低温で処理することや、包材の機密性や遮光性を向上させることや、製品中にビタミンC等の抗酸化素材を添加するなどの対策が取られてきたが、それぞれに何らかの欠点があった。
例えば、酸化防止剤の添加としては古くから合成品であるジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、エリソルビン酸及びその誘導体が添加されてきた。しかし、これらの合成の酸化防止剤は健康に好ましくない影響を与えることが指摘され、使用が懸念されている。
また、これら合成の酸化防止剤に代わる各種天然抗酸化剤を単独で又は併用して使用する方法が知られている。例えば、クロロゲン酸、カフェー酸、フェルラ酸などのポリフェノール(クロロゲン酸類)を有効成分とするクチナシ黄色色素の退色防止剤(例えば、特許文献1参照。)、ヤマモモ科植物を含む色素の安定化法(例えば、特許文献2参照。)、南天の葉の抽出エキスを有効成分とするアントシアニン系色素及び/又はカロテノイド系色素の退色防止剤(例えば、特許文献3参照。)など数多く提案されている。しかし、これらの退色防止剤の多くは、退色防止剤そのものの風味が飲食品に悪影響を与えるという欠点がある。
特開平6−93199号公報(第2−4頁) 特開平6−234935号公報(第2−4頁) 特開平8−224068号公報(第2−3頁)
本発明は、カロテノイド系の色素の退色を抑制し、さらに飲食品の外観、風味を損ねることがなく、食品中での分散性、乳化安定性に優れた退色防止剤の開発を目的とする。
発明者らは、カロテノイド系色素の退色を抑制するため鋭意検討を行った結果、総トコフェロール中のα‐トコフェロール含量が40%以上であるトコフェロールと、茶抽出物を含む退色防止剤を添加することにより、従来の退色防止剤と比較して著しく退色が抑制されることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち本発明はα‐トコフェロールを40%以上含有するトコフェロールと、茶抽出物を含む退色防止剤を添加することを特徴とするものである。
本発明により、カロテノイド系の色素の退色を抑制し、さらに飲食品の外観、風味を損ねることがなく、食品中での分散性、乳化安定性に優れた色素退色防止剤を提供することができる。
以下、本発明について、詳細に説明する。
本発明の対象とするカロテノイド系の色素とは特に限定されるものではないが、一般的にはイソプレン単位を骨格とする化合物であり、α‐カロテン、β‐カロテン、リコピン、フィトエンなどの炭化水素類(カロテン類)やそのエポキシ体(キサントフィル類)としてアスタキサンチン、ゼアキサンチン、アクチニオエリスロール、ルテイン、クリプトキサンチン、ツナキサンチン、サルモキサンチン、パラシロキサンチン、ビオラキサンチン、アンテラキサンチン、ククルビタキサンチン、ディアトキサンチン、アロキサンチン、ペクテノール、ペクテノロン、マクトラキサンチン、カプサンチン、カプサンチノール、フコキサンチン、フコキサンチノール、ペリジニン、ハロシンチアキサンチン、アマロウシアキサンチン、カンタキサンチン、エキネノン、ロドキサンチン、ビキシン、ノルビキシン、さらには、ノルカロテノイド類やアポカロテノイド類が挙げられる。
これらは天然物より抽出される他、合成によって得られ、単品又は混合物、あるいは粗抽出物として実用に供される。
本願の発明に用いるトコフェロールとは、天然および合成トコフェロールであって、特に限定されるものではない。植物原料由来の油脂から抽出、精製される場合は、特に限定されるものではないが、代表例として大豆油、小麦胚芽油、パーム油などが挙げられる。また、抽出トコフェロール中のα,β,γ,δの成分比率は、植物の種類や品種、産地などにも影響されるが、工業的に分子蒸留などの工程により特定の同族体組成の成分比率を上げた製品が市販されている。トコフェロール中の各同族体の含有量は、食品添加物公定書に記載の測定方法( 高速液体クロマトグラフ法) により測定が可能である。
本発明に使用されるトコフェロールは、その精製方法などは特に限定しないが、総トコフェロール中、α−トコフェロールを40%以上含有するものであり、好ましくはα−トコフェロールを60%以上含有するものが望ましく、さらに好ましくはα−トコフェロールを75%以上含有するのもが望ましい。トコフェロールの同族体の中でカロテノイド系の色素に対する退色防止効果はα−トコフェロールが最も高く、総トコフェロール中のα−トコフェロールの配合比率が高いほど有効である。そのため、総トコフェロール中のα−トコフェロールが40%未満の含有量では十分な効果を発揮することができない。
本発明の退色防止剤に含まれるトコフェロール量は特に限定するものではないが、0.5〜25重量%が含まれることが好ましく、さらに好ましくは1.0〜10重量%が含まれることが望ましい。0.1%未満では期待される効果は得られにくく、40重量%を超える濃度の添加では水又は多価アルコール中油型の乳化物とした場合、安定に添加することが困難となる。
本発明で用いる茶抽出物の原料は、特に限定するものではなく、植物学的にはツバキ科の植物であるCamellia Sinensisの葉より製造される不発酵茶である緑茶、半発酵茶である烏龍茶、発酵茶である紅茶が挙げられる。それらの中で、好ましくは不発酵茶である緑茶を用いるのが良い。抽出物は、茶葉又は茶葉を粉砕したものを、水又は熱水もしくはグリセリンやエタノールなどのアルコールにより抽出した画分、又は酢酸エチル可溶画分、アセトン可溶画分より得たものなどが挙げられ、さらに好ましくは、(+)−カテキン、(−)−エピカテキン、(+)−ガロカテキン、(−)−エピガロカテキン、(−)−カテキンガレート、(−)−エピカテキンガレート、(−)−ガロカテキンガレート及び(−)−エピガロカテキンガレートからなる群より選ばれるカテキン類の1種又は2種以上が挙げられる。
上記カテキン類の含量は特に限定するものではないが、使用する茶抽出物中に60%以上含有されていることが好ましく、さらに好ましくは70%以上含有されていることがよい。これらカテキン類の総含量は、酒石酸鉄を用いた比色定量法により測定可能であるが、各カテキン類の組成を詳細に測定するためには、高速液体クロマトグラフィーで測定することが好適である。
本発明の退色防止剤に含まれる茶抽出物量は特に限定するものではないが、0.01〜5重量%が好ましい。さらに好ましくは0.1〜2.5重量%含有されることが望ましい。0.01%未満では期待される効果は得られにくく、5重量%を超えると食品の風味に影響を及ぼす場合もある。
本発明の退色防止剤に含まれる界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、好ましくは炭素数8〜22の飽和ないし不飽和脂肪酸で、単品又は混合した構成脂肪酸からなるポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリソルベートの1種または2種以上を含むことが望ましく、さらに好ましくはポリグリセリン脂肪酸エステルであることが望ましい。また、界面活性剤の親水性、親油性の度合いはHLB(Hydrophile‐ Lipophile Balance)で表されるが、本発明の中の水及び/又は多価アルコール中油型乳化物を得るためにはHLBが9以上、好ましくは11以上であることが望ましい。HLBが9より小さいと、油溶性物質であるトコフェロールを水に安定に分散することが難しくなる。
HLBの求め方は特に限定するものではなく、既存の種々の手法が利用できる。例えばエステル型の界面活性剤の場合、けん化価と構成脂肪酸の酸価から次式によって算出できる。また、該退色防止剤の乳化に使用される界面活性剤は他の界面活性剤の1種又は2種以上を併用してもよい。そのような界面活性剤としてモノグリセリン脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリド、モノグリセリド誘導体、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、酵素分解レシチン、キラヤ抽出物などが例示できる。
HLB=20×(1−S/A)
S: けん化価、A: 構成脂肪酸の酸価
また、親水基としてポリオキシエチレン鎖だけを持つものは次式で算出できる。
HLB=E/5
E: ポリオキシエチレン基の重量分率
これらの算術的な方法の他、実験的にHLBを求めることもできる。すなわちHLB既知の界面活性剤と未知の界面活性剤を組み合わせて、HLB既知の油脂と水を乳化し、もっとも乳化状態が良い混合比のものを選定して、次式より算定できる。
{(Wu×HLBu)+(Wa×HLBa)}/(Wu+Wa)=HLBo
Wu:HLB未知の界面活性剤の重量分率
Wa:HLB既知の界面活性剤の重量分率
HLBu:HLB未知の界面活性剤のHLB(求める界面活性剤のHLB)
HLBa:HLB既知の界面活性剤のHLB
HLBo:油脂の所要HLB
本発明に記載される多価アルコールとは、1つの分子内に2個以上の水酸機を有する化合物の総称であり、特にその種類を限定するものではない。例えば、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール、マルチトール、キシリトール、エリスリトール、ラクチトール、ソルビタン、キシロース、アラビノース、マンノース、乳糖、砂糖、カップリングシュガー、ブドウ糖、酵素水飴、酸糖化水飴、麦芽糖水飴、麦芽糖、異性化糖、果糖、還元麦芽糖、還元澱粉水飴、蜂蜜などが挙げられる。これらは単独で又は2種以上を混合して用いることができる。また、より利用しやすくする目的で、乳化に影響を及ぼさない範囲において、エタノールなどを混合しても良い。
本発明における水及び/又は多価アルコール中油型乳化物である色素退色防止剤を調製する場合は、水及び/又は多価アルコール中に界面活性剤を溶解させた後、トコフェロールを含む油相を添加し、乳化装置を用い乳化することにより得られる。乳化装置は、特に限定されるものではないが、具体的には、ホモミキサー、コロイドミル、高圧ホモジナイザー、超高圧ホモジナイザーなどが挙げられる。茶抽出物の添加方法は特に限定されるものではなく、乳化の前後の何れでも良いが、好ましくは乳化前に添加し、水及び/又は多価アルコール中によく溶解させておくのが望ましい。なお、素材の劣化を防ぎ、製剤の安定性を向上させる目的で、全ての工程を通じて、窒素、ヘリウムといった不活性ガス気流下での調製が望ましい。
本発明における水及び/又は多価アルコール中油型乳化物である色素退色防止剤を水に分散させた時の平均粒子径を1.0μm以下、好ましくは0.4μm以下とすることによって、油溶性であるトコフェロールの分離がなく、分散性が向上するため、最終製品の外観を損ねることがなく効果的にカロテノイド系の色素の退色を抑制することができる。粒子径が1.0μmを超えると油溶性であるトコフェロールの分離や浮上が認められ、退色防止の効果を十分発揮しないばかりでなく、最終製品の外観を損ねるおそれがある。0.4μm以下の微細な乳化にすることよって、さらに乳化安定性に優れるものとなる。また、平均粒子径が小さくなればなるほど、トコフェロールとカロテノイド系の色素の接する表面積が大きくなることから、退色防止の効果も増大し、少量の添加で効果を十分に発揮することができる。本発明におけるトコフェロールを水に分散させた時の平均粒子径はベックマンコールター社の粒度分布測定器(L−230)などを用いて容易に測定することができる。
カロテノイド系の色素は光や熱、酸素などの影響を受け、非常に早いスピードで退色するため、トコフェロールの同族体の中で最も活性の高いα−トコフェロールがカロテノイド系の色素の退色に対して最も効果的に働く。総トコフェロール中のα−トコフェロールの配合比率が高いほど有効であり、さらに界面活性剤で微細かつ安定な乳化物とすることで、熱や酸素、光などに因る退色に対する抑制効果の向上を期待することができる。
本発明は総トコフェロール中、α−トコフェロールを40%以上含有するトコフェロール、茶抽出物を含有する退色防止剤を添加することで所望の効果が得られるが、必要に応じて公知の酸化防止剤を併用してもよい。例として油溶性酸化防止剤(カンゾウ油抽出物、ゴマ油不けん化物、γ−オリザノール、ナタネ油抽出物)、水溶性酸化防止剤(L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸エステル、L−アスコルビン酸ナトリウム、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、没食子酸、クロロゲン酸、酵素処理ルチン、ブドウ種子抽出物、ローズマリー抽出物、ヒマワリ抽出物、クエルセチン、ヤマモモ抽出物、食用カンナ抽出物、ブルーベリー葉抽出物等)、また、水、油に難溶である酸化防止剤(ドクダミ抽出物、アオイ花抽出物、ピメンタ抽出物等)、金属封鎖剤(グルコン酸、コウジ酸、フィチン酸、ポリリン酸、キチン、キトサン等)、アミノ酸類、クエン酸等の有機酸類又その塩類、ヘスペリジン、ヘスペレチン等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を併用配合してもよい。
尚、本発明の退色防止剤を食用色素と混合する場合は、その方法を特に限定するものではないが、色素の退色を効果的に抑制するために、油溶性の色素は、乳化前に予めトコフェロールと混合する方がよく、水溶性の色素は乳化後に混合する方がよい。
本発明の退色防止剤と食用色素との混合割合は、特に限定されるものではなく、使用される食品の種類などによって異なるので一概には決定できないが、一般的には色素99:1 〜 1:99の範囲で混合するのが好ましい。
本発明において、飲食品とは特に限定されるものではなく、光、熱、酸素などの影響を受け色素成分が退色する飲食品すべてに効果を発揮するが、例えば無果汁飲料、果汁入り飲料、野菜飲料、乳酸菌飲料、炭酸飲料、アルコール飲料、ミネラル含有飲料、ビタミン含有飲料、機能性食品素材の含有飲料等の飲料類、乳飲料、乳酸菌飲料、はっ酵乳、ヨーグルト、アイスクリーム等の乳及び、乳を主原料とする製品、ゼリー、ババロア、プリン等のデザート食品類、キャンディー、スナック食品等の菓子類、サプリメントなどを挙げることができる。
本発明の退色防止剤のこれら飲食品に対する添加量は、特に限定されるものではなく、使用する退色防止剤中の成分の純度、配合割合や、添加する飲食品の種類等により変動するが、一般的には飲食品の0.005〜0.5重量%の範囲で添加するのが好ましい。さらに好ましくは0.01〜0.1重量% が望ましい。0.005重量% 未満では期待される効果は得られにくく、0.5重量%を超える濃度の添加では退色防止剤の香味が飲食品の風味に影響する場合もある。
以下、本発明の態様を実施例によりさらに記載し、開示する。この実施例は、単なる本発明の例示であり、何ら限定を意味するものではない。
実施例1
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)82.5gにイオン交換水10gとポリグリセリン脂肪酸エステルであるデカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値14)5gと茶抽出物(カテキン含量90%以上、太陽化学(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(d−α−トコフェロール含量80%)2gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて退色防止剤100gを得た。このようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は0.1μm以下であった。この様にして得られた製剤を、酸糖液に0.05%添加した。酸糖液は、市販品のβ―カロテン色素製剤0.1gを果糖ブドウ糖液糖100g、クエン酸2.5gおよびクエン酸ナトリウム0.5gの水溶液に、470nmでの吸光度が1.0となるように溶解させ、Bx.7.5、pH2.8に調製したものである。これを1000ml調製し、無色透明の200mlガラス瓶に充填した。このようにして得られたサンプルを12℃、7500Lxの条件で照射し、吸光度測定と官能評価を行った。
実施例2
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)82.5gにイオン交換水10gとポリグリセリン脂肪酸エステルであるデカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値14)5gと茶抽出物(カテキン含量90%以上、太陽化学(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(d−α−トコフェロール含量70%)2gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて退色防止剤100gを得た。このようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は0.1μm以下であった。この様にして得られた製剤を実施例1と同様に調製した酸糖液に0.05%添加し、同様の評価を行った。
実施例3
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)82.5gにイオン交換水10gとポリグリセリン脂肪酸エステルであるデカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値14)5gと茶抽出物(カテキン含量90%以上、太陽化学(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(d−α−トコフェロール含量45%)2gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて退色防止剤100gを得た。そのようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は0.1μm以下であった。この様にして得られた製剤を実施例1と同様に調製した酸糖液に0.05%添加し、同様の評価を行った。
実施例4
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)83.7gにイオン交換水10gとポリグリセリン脂肪酸エステルであるデカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値14)5gと茶抽出物(カテキン含量90%以上、太陽化学(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(d−α−トコフェロール含量80%)0.8gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて退色防止剤100gを得た。そのようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は0.1μm以下であった。この様にして得られた製剤を実施例1と同様に調製した酸糖液に0.05%添加し、同様の評価を行った。
実施例5
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)72.5gにイオン交換水10gとポリグリセリン脂肪酸エステルであるデカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値14)5gと茶抽出物(カテキン含量90%以上、太陽化学(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(d−α−トコフェロール含量80%)12gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて退色防止剤100gを得た。そのようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は0.4μmであった。この様にして得られた製剤を実施例1と同様に調製した酸糖液に0.05%添加し、同様の評価を行った。
実施例6
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)84.2gにイオン交換水10gとポリグリセリン脂肪酸エステルであるデカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値14)5gと茶抽出物(カテキン含量90%以上、太陽化学(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(d−α−トコフェロール含量80%)0.3gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて退色防止剤100gを得た。そのようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は0.1μm以下であった。この様にして得られた製剤を実施例1と同様に調製した酸糖液に0.2%添加し、同様の評価を行った。
実施例7
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)64.5gにイオン交換水10gとポリグリセリン脂肪酸エステルであるデカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値14)5gと茶抽出物(カテキン含量90%以上、太陽化学(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(d−α−トコフェロール含量80%)20gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて退色防止剤100gを得た。そのようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は0.8μmであった。この様にして得られた製剤を実施例1と同様に調製した酸糖液に0.05%添加し、同様の評価を行った。
実施例8
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)82.5gにイオン交換水10gとポリグリセリン脂肪酸エステルであるデカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値14)5gと茶抽出物(カテキン含量62%、太陽化学(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(d−α−トコフェロール含量80%)2gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて退色防止剤100gを得た。そのようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は0.1μm以下であった。この様にして得られた製剤を実施例1と同様に調製した酸糖液に0.05%添加し、同様の評価を行った。
実施例9
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)82.5gにイオン交換水10gとポリグリセリン脂肪酸エステルであるデカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値14)5gと茶抽出物(カテキン含量25%、太陽化学(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(d−α−トコフェロール含量80%)2gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて退色防止剤100gを得た。そのようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は0.1μm以下であった。この様にして得られた製剤を実施例1と同様に調製した酸糖液に0.05%添加し、同様の評価を行った。
実施例10
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)82.95gにイオン交換水10gとポリグリセリン脂肪酸エステルであるデカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値14)5gと茶抽出物(カテキン含量90%以上、太陽化学(株)製)0.05gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(d−α−トコフェロール含量80%)2gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて退色防止剤100gを得た。そのようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は0.1μm以下であった。この様にして得られた製剤を実施例1と同様に調製した酸糖液に0.05%添加し、同様の評価を行った。
実施例11
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)73gにイオン交換水10gとポリグリセリン脂肪酸エステルであるデカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値14)5gと茶抽出物(カテキン含量90%以上、太陽化学(株)製)10gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(d−α−トコフェロール含量80%)2gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて退色防止剤100gを得た。そのようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は0.1μm以下であった。この様にして得られた製剤を実施例1と同様に調製した酸糖液に0.05%添加し、同様の評価を行った。
実施例12
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)82.5gにイオン交換水10gとポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルであるポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(花王(株)製、HLB値15)5gと茶抽出物(カテキン含量90%以上、太陽化学(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(d−α−トコフェロール含量80%)2gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて退色防止剤100gを得た。そのようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は0.1μm以下であった。この様にして得られた製剤を実施例1と同様に調製した酸糖液に0.05%添加し、同様の評価を行った。
実施例13
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)82.5gにイオン交換水10gとポリグリセリン脂肪酸エステルであるデカグリセリントリミリステート(太陽化学(株)製、HLB値10)5gと茶抽出物(カテキン含量90%以上、太陽化学(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(d−α−トコフェロール含量80%)2gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて退色防止剤100gを得た。そのようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は0.5μmであった。この様にして得られた製剤を実施例1と同様に調製した酸糖液に0.05%添加し、同様の評価を行った。
実施例14
実施例1と同様に得られた退色防止剤を酸糖液に0.2%添加し、実施例1と同様の評価を行った。
実施例15
実施例1と同様に得られた退色防止剤を酸糖液に0.4%添加し、実施例1と同様の評価を行った。
実施例16
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)74.8gにイオン交換水10gとポリグリセリン脂肪酸エステルであるデカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値14)5gと茶抽出物(カテキン含量62%、太陽化学(株)製)0.2gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(d−α−トコフェロール含量80%)10gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて退色防止剤100gを得た。そのようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は0.3μmであった。この様にして得られた製剤を実施例1と同様に調製した酸糖液に0.005%添加し、同様の評価を行った。
実施例17
実施例1と同様に得られた退色防止剤を酸糖液に1.0%添加し、実施例1と同様の評価を行った。
実施例18
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)82.5gにイオン交換水10gとショ糖ステアリン酸エステル(HLB値15)5gと茶抽出物(カテキン含量90%以上、太陽化学(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(d−α−トコフェロール含量80%)2gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて退色防止剤100gを得た。そのようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は0.5μmであった。この様にして得られた製剤を実施例1と同様に調製した酸糖液に0.05%添加し、同様の評価を行った。
実施例19
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)82.5gにイオン交換水10gとポリグリセリン脂肪酸エステルであるデカグリセリンペンタミリステート(太陽化学(株)製、HLB値8)5gと茶抽出物(カテキン含量90%以上、太陽化学(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(d−α−トコフェロール含量80%)2gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて退色防止剤100gを得た。そのようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は1.3μmであった。この様にして得られた製剤を実施例1と同様に調製した酸糖液に0.05%添加し、同様の評価を行った。
実施例20
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)80gにイオン交換水10gとポリグリセリン脂肪酸エステルであるデカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値14)5gと茶抽出物(カテキン含量90%以上、太陽化学(株)製)3gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(d−α−トコフェロール含量80%)2gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて退色防止剤100gを得た。そのようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は0.1μm以下であった。この様にして得られた製剤を実施例1と同様に調製した酸糖液に0.05%添加し、同様の評価を行った。
比較例1
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)82.5gにイオン交換水10gとポリグリセリン脂肪酸エステルであるデカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値14)5gと茶抽出物(カテキン含量90%以上、太陽化学(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(d−α−トコフェロール含量20%)2gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて退色防止剤100gを得た。そのようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は0.1μm以下であった。この様にして得られた製剤を実施例1と同様に調製した酸糖液に0.05%添加し、同様の評価を行った。
比較例2
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)84.5gにイオン交換水10gとポリグリセリン脂肪酸エステルであるデカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値14)5gと茶抽出物(カテキン含量90%以上、太陽化学(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解し、退色防止剤100gを得た。そのようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は0.1μm以下であった。この様にして得られた製剤を実施例1と同様に調製した酸糖液に0.05%添加し、同様の評価を行った。
比較例3
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)82.5gにイオン交換水10gとポリグリセリン脂肪酸エステルであるデカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値14)5gと茶抽出物(カテキン含量90%以上、太陽化学(株)製)0.5gを添加し、65℃に加温溶解した。抽出トコフェロール(d−α−トコフェロール含量0%)2gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて退色防止剤100gを得た。そのようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は0.1μm以下であった。この様にして得られた製剤を実施例1と同様に調製した酸糖液に0.05%添加し、同様の評価を行った。
比較例4
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)83gにイオン交換水10gとポリグリセリン脂肪酸エステルであるデカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値14)5gを65℃ に加温溶解した。抽出トコフェロール(d−α−トコフェロール含量80%)2gを油相とし、これを多価アルコール中に添加し、ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)にて回転数9000rpmで乳化させて退色防止剤100gを得た。そのようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は0.1μm以下であった。この様にして得られた製剤を実施例1と同様に調製した酸糖液に0.05%添加し、同様の評価を行った。
比較例5
多価アルコールとして、グリセリン(日本油脂(株)製)85gにイオン交換水10gとポリグリセリン脂肪酸エステルであるデカグリセリンモノミリステート(太陽化学(株)製、HLB値14)5gを添加し、65℃ に加温溶解して乳化製剤100gを得た。そのようにして得られた退色防止剤を水に分散させたときの平均粒子径は0.1μm以下であった。この様にして得られた製剤を実施例1と同様に調製した酸糖液に0.05%添加し、同様の評価を行った。
比較例6
実施例1と同様に調製した酸糖液に抽出トコフェロール(d−α−トコフェロール含量20%)0.001gと茶抽出物(カテキン含量90%以上、太陽化学(株)製)0.00025gを添加し、無色透明の200mlガラス瓶に充填した。このようにして得られたサンプルで、実施例1と同様の評価を行った。
吸光度測定と官能評価
吸光度測定は照射開始から3日後の時点で470nmにおける濁度を、日立製U−3900を用い室温にて測定し、照射前の濁度から色素の未退色率を数値化した。また、光を照射する前と後での風味確認を専門パネラー20人による官能評価で、以下の基準での点数を平均化した。尚、総合評価は劣化前後の風味で共に4.0以上を◎、劣化前後の風味で共に3.5以上を○、劣化前後の風味で共に3.0以上を△、それ以外を×とした。
劣化前
1: 強い劣化臭を感じる。
2: 劣化臭を感じる。
3: 少し劣化臭を感じる。
4: 殆ど劣化臭を感じない。
5: 劣化臭を感じない。
劣化後
1: 強い劣化臭を感じる。
2: 劣化臭を感じる。
3: 少し劣化臭を感じる。
4: 殆ど劣化臭を感じない。
5: 劣化臭を感じない。
Figure 0006440356
表1より明らかなように、トコフェロール組成中40%以上のα‐トコフェロールを含有する抽出トコフェロールと、茶抽出物を含有することを特徴とするカロテノイド系の色素の退色防止剤は従来の退色防止剤と比較し、優れた退色防止能を有することは明らかである。
カロテノイド系の色素の退色を抑制し、さらに飲食品の外観、風味を損ねることがなく、食品中での分散性、乳化安定性に優れた色素退色防止剤を提供することができ、産業上貢献大である。

Claims (4)

  1. 下記、(A)、(B)及びHLBが9以上のポリグリセリン脂肪酸エステルを含有する多価アルコール中油型乳化物であり、水に分散させた時の平均粒子径が1.0μm以下である、カロテノイド系の色素退色防止剤。
    (A)トコフェロール組成中のα−トコフェロールが60%以上であるトコフェロール
    (B)茶抽出物
  2. (A)が0.1〜40重量%、(B)が0.01〜5重量%である請求項1記載の色素退色防止剤。
  3. 請求項1又は2記載の色素退色防止剤を含有するカロテノイド系色素。
  4. 請求項1又は2記載の色素退色防止剤を添加する飲食品の退色防止方法。
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