JP6439743B2 - ワイヤーハーネス - Google Patents
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Description
本発明は、ワイヤーハーネスに関し、さらに詳しくは、絶縁電線の露出された導体同士が接合されたスプライス部を防水剤で覆って防水するワイヤーハーネスに関するものである。
例えば車載用ワイヤーハーネスでは、絶縁電線の中間部などで各絶縁電線の導体を部分的に露出させ、露出した導体同士を接合してスプライス部を形成することがある。形成されたスプライス部は、樹脂材料で覆って保護している。
スプライス部を含む露出された導体の束からなる導体露出部を樹脂材料で覆うと、導体を構成する素線間に樹脂材料が浸透する。樹脂材料が素線間に完全に浸透すると、被覆材の内側を経路とする接続端子側から導体露出部への水の浸入も防止することができる。これにより、防水効果がさらに高まる。よって、防水効果の面から、通常は、導体を構成する素線間に樹脂材料をよく浸透させている。しかし、導体を構成する素線間が樹脂材料で塞がれたことで、被覆材の内側の空気は導体露出部への逃げ場がなくなる。このようなワイヤーハーネスに含まれる絶縁電線の少なくとも1つが高温下に曝されると、被覆材の内側の空気が膨張し、導体露出部への逃げ場がないことで、導体露出部とは反対の接続端子側に膨張した空気が移動して、その圧力により防水端子のゴム栓が抜けて防水不能になるおそれがある。
本発明の解決しようとする課題は、導体露出部の防水性を確保するとともに、絶縁電線の少なくとも1つが高温下に曝されても接続端子の防水ゴム栓の抜けを抑え、実車走行環境に因らず確実に防水できるワイヤーハーネスを提供することにある。
上記課題を解決するため本発明に係るワイヤーハーネスは、複数本の絶縁電線の部分的に露出された導体同士が接合されたスプライス部を含む前記複数本の絶縁電線の露出された導体の束からなる導体露出部の外周面とこれに隣接する各絶縁電線の各被覆材端部の外周面とが防水剤により連続して覆われている防水構造を有するワイヤーハーネスにおいて、前記複数本の絶縁電線のうちの互いに隣接する絶縁電線間は、前記導体露出部に隣接する被覆材端部で前記防水剤により封止されており、前記複数本の絶縁電線のうちの少なくとも1本の絶縁電線は、前記導体露出部に隣接する被覆材端部とは反対の被覆材端部から前記スプライス部まで、導体を構成する素線間に気体が流通する流路を有することを要旨とするものである。
この際、前記複数本の絶縁電線のうちの少なくとも1本の絶縁電線は、電線の長手方向中間部において部分的に露出された導体が他の絶縁電線の露出された導体と前記スプライス部において接合されている絶縁電線であり、該絶縁電線は、電線の長手方向の一方端から他方端まで、導体を構成する素線間に気体が流通する流路を有することが好ましい。
また、前記複数本の絶縁電線のうちの2本以上の絶縁電線が、前記導体露出部に隣接する被覆材端部とは反対の被覆材端部から前記スプライス部まで、導体を構成する素線間に気体が流通する流路を有することが好ましい。
また、前記導体露出部の外周面とこれに隣接する各絶縁電線の各被覆材端部の外周面とを連続して覆っている防水剤の外周全体にわたって、該防水剤と密着した状態で、フィルム状または筒状の保護材が配置されていることが好ましい。
また、前記防水剤は、光硬化性樹脂の硬化物からなることが好ましい。
本発明に係るワイヤーハーネスによれば、導体露出部の外周面とこれに隣接する各絶縁電線の各被覆材端部の外周面とが防水剤により連続して覆われるとともに、複数本の絶縁電線のうちの互いに隣接する絶縁電線間が、導体露出部に隣接する被覆材端部で防水剤により封止されているので、被覆材の外部から導体露出部への水の浸入が抑えられ、防水性が確保される。そして、複数本の絶縁電線のうちの少なくとも1本の絶縁電線については、導体露出部に隣接する被覆材端部とは反対の被覆材端部からスプライス部まで、導体を構成する素線間に気体が流通する流路を有することから、この絶縁電線について、被覆材の内側の空気は導体露出部への逃げ場を有する。したがって、この絶縁電線が高温下に曝されても、被覆材の内側の空気は導体露出部に流れるので、導体露出部とは反対の接続端子側に膨張した空気が移動してその圧力により防水端子のゴム栓が抜けて防水不能になることが抑えられる。
この際、複数本の絶縁電線のうちの少なくとも1本の絶縁電線は、電線の長手方向中間部において部分的に露出された導体が他の絶縁電線の露出された導体とスプライス部において接合されている絶縁電線であり、該絶縁電線が、電線の長手方向の一方端から他方端まで、導体を構成する素線間に気体が流通する流路を有すると、この絶縁電線が高温下に曝されても、被覆材の内側の空気は絶縁電線の高温下に曝されていない部分まで流れるので、導体露出部とは反対の接続端子側に膨張した空気が移動してその圧力により防水端子のゴム栓が抜けて防水不能になることがより抑えられる。
また、複数本の絶縁電線のうちの2本以上の絶縁電線が、導体露出部に隣接する被覆材端部とは反対の被覆材端部からスプライス部まで、導体を構成する素線間に気体が流通する流路を有すると、一の絶縁電線が高温下に曝されても、被覆材の内側の空気はこの一の絶縁電線と流路がつながっている他の絶縁電線の被覆材の内側まで流れるので、一の絶縁電線における導体露出部とは反対の接続端子側に膨張した空気が移動してその圧力により防水端子のゴム栓が抜けて防水不能になることがより抑えられる。
また、導体露出部の外周面とこれに隣接する各絶縁電線の各被覆材端部の外周面とを連続して覆っている防水剤の外周全体にわたって、該防水剤と密着した状態で、フィルム状または筒状の保護材が配置されていると、防水剤を所望の位置に配置しやすくなるとともに、被覆材の外部から導体露出部への水の浸入がより一層抑えられる。
また、防水剤が光硬化性樹脂の硬化物からなると、光照射により瞬時に硬化できる樹脂であるため、意図的に導体を構成する素線間に樹脂材料を浸透させないようにして、導体を構成する素線間に気体が流通する流路を確保することができる。
次に、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るワイヤーハーネスのスプライス部付近の外観を示す斜視図である。図2は、図1のA−A線水平断面図である。図3は、図1のワイヤーハーネスの製造方法の一例を示す説明図である。
本発明の一実施形態に係るワイヤーハーネス10は、電線の長手方向中間部において部分的に導体8が露出されている絶縁電線1と、電線の長手方向端部において部分的に導体8が露出されている絶縁電線2,3とを備え、これら複数本の絶縁電線1〜3の部分的に露出された導体8同士が接合されたスプライス部4を含む複数本の絶縁電線1〜3の露出された導体8の束からなる導体露出部5を有する。そして、この導体露出部5の外周面とこれに隣接する各絶縁電線1〜3の各被覆材端部1a〜3a、1bの外周面とが防水剤6により連続して覆われている防水構造を有する。これにより、導体露出部5の外周面の外側からの水の浸入を抑えることができる。防水剤6の外周には、外周全体にわたって、防水剤6と密着した状態で、フィルム状の保護材(保護フィルム7)が配置されている。これにより、導体露出部5の外周面の外側からの水の浸入をより一層抑えることができる。複数本の絶縁電線1〜3のうちの互いに隣接する絶縁電線1,2間、2,3間、3,1間は、導体露出部5に隣接する被覆材端部1a〜3aで防水剤6により封止されている。これにより、絶縁電線1,2間、2,3間、3,1間からの水の浸入を抑えることができる。
絶縁電線1〜3の導体8は、複数本の素線8aの束で構成されている。複数本の素線8aは、撚り合わされて撚線とされたものであってもよいし、撚り合わされていないものであってもよい。このような絶縁電線1〜3は、被覆材9と導体8との間や導体8を構成する素線8a,8a間に、空気を含んでいる。つまり、被覆材9の内側に空気を含んでいる。導体8を構成する素線8a,8a間には、電線の長手方向全体にわたって、気体が流通する流路を有している。
ここで、導体露出部5を防水剤6で覆うときには、導体8を構成する素線8a,8a間に防水剤6が浸透する。防水剤6が素線8a,8a間に完全に浸透すると、導体8を構成する素線8a,8a間が防水剤6で完全に塞がれる。そうすると、素線8a,8a間に存在していた気体が流通する流路が完全に塞がれる。本発明では、導体露出部5を防水剤6で覆うときに、導体8を構成する素線8a,8a間が防水剤6で完全に塞がれないようにし、気体が流通する流路を素線8a,8a間に確保するようにする。これにより、導体露出部5に隣接する被覆材端部1a〜3a、1bとは反対の被覆材端部からスプライス部4まで、導体8を構成する素線8a,8a間に気体が流通する流路を有することとなり、被覆材9の内側の空気は導体露出部5への逃げ場を有する。したがって、この絶縁電線1〜3の一部が高温下に曝されても、被覆材9の内側の空気は導体露出部5に流れるので、導体露出部5とは反対の接続端子側に膨張した空気が移動してその圧力により防水端子のゴム栓が抜けて防水不能になることが抑えられる。
気体が流通する流路を素線8a,8a間に確保するのは、複数本の絶縁電線1〜3のうちの高温下に曝される少なくとも1本の絶縁電線についてであればよいが、複数本の絶縁電線1〜3のうちの2本以上の絶縁電線についてであれば、一の絶縁電線が高温下に曝されても、被覆材9の内側の空気はこの一の絶縁電線と流路がつながっている他の絶縁電線の被覆材9の内側まで流れるので、一の絶縁電線における導体露出部5とは反対の接続端子側に膨張した空気が移動してその圧力により防水端子のゴム栓が抜けて防水不能になることがより抑えられる。
複数本の絶縁電線1〜3のうちの絶縁電線1は、電線の長手方向中間部において部分的に導体8が露出されている絶縁電線であり、部分的に露出された導体8が他の絶縁電線2〜3の露出された導体8とスプライス部4において接合されている。この絶縁電線1において、気体が流通する流路が素線8a,8a間に確保されていると、電線の長手方向の一方端から他方端まで、導体8を構成する素線8a,8a間に気体が流通する流路を有することとなる。そうすると、この絶縁電線1の一部が高温下に曝されても、被覆材9の内側の空気は絶縁電線1の高温下に曝されていない部分まで流れるので、導体露出部5とは反対の接続端子側に膨張した空気が移動してその圧力により防水端子のゴム栓が抜けて防水不能になることがより抑えられる。
防水剤6が素線8a,8a間に完全に浸透しないようにするには、例えば、導体露出部5等を覆う際の防水剤6の粘度を比較的高くして素線8a,8a間に完全に浸透しないようにする、防水剤6として硬化性樹脂を用いる場合には瞬時に硬化させて素線8a,8a間に完全に浸透しないようにする、導体露出部5等に防水剤6を塗布した後で素線8a,8a間に浸透する方向に外力を加えないか外力を小さくして素線8a,8a間に完全に浸透しないようにするとよい。
絶縁電線1〜3の被覆材9の材料は、特に限定されるものではなく、絶縁性の樹脂材料などであればよい。絶縁性の樹脂材料としては、例えば、塩化ビニル樹脂、オレフィン系樹脂などが挙げられる。絶縁性の樹脂材料には、被覆材材に添加される添加剤が含まれていてもよい。添加剤としては、例えば難燃剤、酸化防止剤などが挙げられる。
導体8を構成する素線8aは、金属素線、有機繊維から選択される1種または2種以上から構成される。金属素線としては、導電性に優れる銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金などが用いられる。また、補強線(テンションメンバ)として、ステンレスなどが用いられてもよい。有機繊維としては、導電性を有する有機繊維や非導電性の有機繊維が用いられる。導電性を有する有機繊維は、繊維内部に導電性フィラーを含む導電性繊維であってもよいし、有機繊維の外周に金属層が被覆されてなる導電性繊維であってもよい。非導電性の有機繊維は、補強線(テンションメンバ)として用いられるとよい。
防水剤6は、特に限定されるものではなく、密着性に優れる絶縁性の樹脂材料などであればよい。防水剤6としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、湿気硬化性樹脂などが挙げられる。これらのうちでは、導体露出部5の外周や絶縁電線1〜3の外周、絶縁電線1,2間、2,3間、3,1間への浸透しやすさと、絶縁電線1〜3の導体8を構成する素線8a,8a間への浸透を抑えることのバランスに優れるなどの観点から、硬化性樹脂が好ましく、その中でも硬化速度が速い光硬化性樹脂が最も好ましい。防水剤6が光硬化性樹脂の硬化物からなると、光照射により瞬時に硬化できる樹脂であるため、意図的に導体8を構成する素線8a,8a間に樹脂材料を浸透させないようにして、導体8を構成する素線8a,8a間に気体が流通する流路を確保することができる。光硬化性樹脂としては、紫外線硬化型アクリル樹脂などの紫外線硬化型樹脂が挙げられる。
光硬化性樹脂は、室温(25℃)における粘度が1.0〜20Pa・sの範囲内であることが好ましい。粘度が1.0Pa・s以上であると、硬化前の時間内で導体8を構成する素線8a,8a間に完全に浸透することを抑えやすい。粘度が20Pa・s以下であると、導体露出部5の外周や絶縁電線1〜3の外周、絶縁電線1,2間、2,3間、3,1間への浸透しやすさを確保しやすい。つまり、防水性を確保しつつ、導体8を構成する素線8a,8a間に気体が流通する流路を確保しやすくする。粘度としては、より好ましくは2.0Pa・s以上、さらに好ましくは5.0Pa・s以上である。また、より好ましくは15Pa・s以下である。
スプライス部4は、抵抗溶接、超音波溶接、レーザ溶接などの各種溶接方法を用いて形成してもよいし、圧着端子などの部品を用いて圧着により形成してもよい。
保護フィルム7は、防水剤6の外周に巻き付けることで、防水剤6と密着した状態で、防水剤6の外周に配置されている。巻き付けやすさなどから、保護フィルム7は柔軟性に優れるものが好ましい。したがって、樹脂製フィルムが好ましい。保護フィルム7を構成する樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンなどが挙げられる。保護フィルム7は、巻き付け後の形状安定性や密封性などから、自己密着(粘着)性を有するものが好ましい。この観点から、保護フィルム7の樹脂としては、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、フッ化ビニリデン樹脂などが好ましい。
防水剤6として光硬化性樹脂を用いる場合には、保護フィルム7は、光透過性に優れるものが好ましい。例えば紫外線透過率50%以上であることが好ましい。より好ましくは紫外線透過率90%以上である。保護フィルム7の厚みは、優れた柔軟性を確保するなどの観点から、200μm以下が好ましい。より好ましくは150μm以下である。一方、強度を確保するなどの観点から、5μm以上であることが好ましい。
次に、ワイヤーハーネス10の製造方法について説明する。図3には、ワイヤーハーネス10の製造方法の一例を示している。
図3(a)に示すように、まず、スプライス部4を含む導体露出部5を有する複数の絶縁電線1〜3の電線束を準備する。このような電線束は、各絶縁電線1〜3の被覆材9をそれぞれ所定位置で部分的に除去し、内部の導体8を部分的に露出させた後、露出された導体8同士を接合することにより形成することができる。次いで、導体露出部5とこれに隣接する各絶縁電線1〜3の各被覆材端部1a〜3a、1bを含む範囲を覆うことができる大きさの保護フィルム7を準備して、導体露出部5を中心に電線束を保護フィルム7の上に載置する。次いで、この導体露出部5を中心に所定量の防水剤6を供給する。
次いで、図3(b)に示すように、広げていた保護フィルム7を2つ折りに重ね合わせる。このとき、導体露出部5の外周面とこれに隣接する各絶縁電線1〜3の各被覆材端部1a〜3a、1bの外周面とが防水剤6により連続して覆われているか、また、複数本の絶縁電線1〜3のうちの互いに隣接する絶縁電線1,2間、2,3間、3,1間が、導体露出部5に隣接する被覆材端部1a〜3aで防水剤6により封止されているか、目視等で確認する。必要に応じて、保護フィルム7の外側から力を加え、所望の範囲に防水剤6がいきわたるようにする。防水剤6を供給する範囲を導体露出部5の外周面のみとすると、導体露出部5に隣接する被覆材端部1a〜3a、1bまで広げるために、保護フィルム7の外側から力を加える必要が生じる。最初から導体露出部5と導体露出部5に隣接する被覆材端部1a〜3a、1bまで広範囲に防水剤6を供給すると、保護フィルム7の外側から力を加える必要がないか、最小限の力で済むため、素線8a,8a間に防水剤6が浸透するのを抑えることができる。2つ折りに重ね合わせた保護フィルム7は、その後、防水剤6等の外周に巻き付ける。保護フィルム7が自己密着(粘着)性を有するものであると、その自己密着(粘着)性により巻き付けた状態が保持される。また、フィルム同士の重なり部分の密着性により密封状態となる。これにより、防水剤6が保護フィルム7の内側で保持される。
次いで、図3(c)に示すように、紫外線照射装置等の光照射装置を用い、防水剤6に光を照射して、防水剤6を硬化させる。防水剤6は瞬時に硬化するので、防水剤6の供給後、直ちに硬化させることで、素線8a,8a間に防水剤6が浸透するのを抑えることができる。以上により、ワイヤーハーネス10が得られる。
以上の構成のワイヤーハーネス10によれば、導体露出部5の外周面とこれに隣接する各絶縁電線1〜3の各被覆材端部1a〜3a、1bの外周面とが防水剤6により連続して覆われるとともに、複数本の絶縁電線1〜3のうちの互いに隣接する絶縁電線1,2間、2,3間、3,1間が、導体露出部5に隣接する被覆材端部1a〜3aで防水剤6により封止されているので、被覆材9の外部から導体露出部5への水の浸入が抑えられ、防水性が確保される。そして、複数本の絶縁電線1〜3のうちの少なくとも1本の絶縁電線については、導体露出部5に隣接する被覆材端部とは反対の被覆材端部からスプライス部4まで、導体8を構成する素線8a,8a間に気体が流通する流路を有することから、この絶縁電線について、被覆材9の内側の空気は導体露出部5への逃げ場を有する。したがって、この絶縁電線が高温下に曝されても、被覆材9の内側の空気は導体露出部5に流れるので、導体露出部5とは反対の接続端子側に膨張した空気が移動してその圧力により防水端子のゴム栓が抜けて防水不能になることが抑えられる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば上記実施形態では、ワイヤーハーネス10を構成する複数本の絶縁電線1〜3のうちの絶縁電線1は、電線の長手方向中間部において部分的に導体8が露出されている絶縁電線であり、部分的に露出された導体8が他の絶縁電線2,3の露出された導体8とスプライス部4において接合されている。つまり、中間スプライス部の防水構造となっている。本発明は、上記絶縁電線1においても、電線の長手方向端部において部分的に導体8が露出されている、いわゆる端末スプライス部の防水構造であってもよい。
また、上記実施形態では、防水剤6の外周を覆う保護材がフィルム状のものとなっているが、筒状(周方向において継ぎ目のないシームレス部材)のものであってもよい。この場合、その筒状の内側に防水剤6を配置することとなるが、防水剤6の配置しやすさと密封性とを考慮して、例えば熱収縮性を有する樹脂製の筒状体を保護材として用いるとよい。
また、上記実施形態では、防水剤6として光硬化性樹脂を用いる例で製造方法を説明しているが、防水剤6は他の硬化性樹脂や熱可塑性樹脂であってもよい。また、図3に示す製造例では、先に電線束を保護フィルム7の上に載置しているが、保護フィルム7上に先に防水剤6を供給し、その後、防水剤6の上に電線束を載置してもよい。
以下、本発明の実施例、比較例を示す。
〔実施例1〜4、比較例1〜3〕
図3に示す工程にしたがい、ワイヤーハーネスを作製した。防水剤としては、光硬化性樹脂を用いた。浸透時間は、防水剤を供給後から光照射するまでの時間とした。防水剤の供給範囲は、最初から導体露出部と導体露出部に隣接する被覆材端部までの広範囲とした。保護フィルムを巻き付ける前後で、巻き付け操作以外で防水剤に対し保護フィルムの外側から外力を加えなかった。
・光硬化性樹脂1(UV硬化樹脂1):スリーボンド製「TB3017D」粘度13Pa・s(25℃)
・光硬化性樹脂2(UV硬化樹脂2):スリーボンド製「TB3177」粘度1.2Pa・s(25℃)
・保護フィルム:デンカ製「♯244J」
UV照射:1W/cm2×3sを表裏2回
図3に示す工程にしたがい、ワイヤーハーネスを作製した。防水剤としては、光硬化性樹脂を用いた。浸透時間は、防水剤を供給後から光照射するまでの時間とした。防水剤の供給範囲は、最初から導体露出部と導体露出部に隣接する被覆材端部までの広範囲とした。保護フィルムを巻き付ける前後で、巻き付け操作以外で防水剤に対し保護フィルムの外側から外力を加えなかった。
・光硬化性樹脂1(UV硬化樹脂1):スリーボンド製「TB3017D」粘度13Pa・s(25℃)
・光硬化性樹脂2(UV硬化樹脂2):スリーボンド製「TB3177」粘度1.2Pa・s(25℃)
・保護フィルム:デンカ製「♯244J」
UV照射:1W/cm2×3sを表裏2回
(防水性評価)
図4(a)に示すように、ワイヤーハーネス10の各絶縁電線1〜3の端部にゴムチューブ11を挿入し、ワイヤーハーネス10全体を水槽12中に入れた状態で、両端のゴムチューブ11からそれぞれ100kPaのエア圧を加えた。エア圧を30秒間加圧している間に防水構造部13からエア漏れがなければ、合格(○)とし、エア漏れがあれば不合格(×)と評価した。
図4(a)に示すように、ワイヤーハーネス10の各絶縁電線1〜3の端部にゴムチューブ11を挿入し、ワイヤーハーネス10全体を水槽12中に入れた状態で、両端のゴムチューブ11からそれぞれ100kPaのエア圧を加えた。エア圧を30秒間加圧している間に防水構造部13からエア漏れがなければ、合格(○)とし、エア漏れがあれば不合格(×)と評価した。
(止水性評価)
図4(b)に示すように、防水性評価が合格であったものについて、一方端のゴムチューブ11を外し、他端側のゴムチューブ11から100kPaのエア圧を加えた。エア圧を30秒間加圧している間に絶縁電線1の一方端からエア漏れがあれば、導体を構成する素線間に気体が流通する流路を有するものとして、合格(○)とし、エア漏れがなければ不合格(×)と評価した。この止水性評価を流路確認の評価とした。
図4(b)に示すように、防水性評価が合格であったものについて、一方端のゴムチューブ11を外し、他端側のゴムチューブ11から100kPaのエア圧を加えた。エア圧を30秒間加圧している間に絶縁電線1の一方端からエア漏れがあれば、導体を構成する素線間に気体が流通する流路を有するものとして、合格(○)とし、エア漏れがなければ不合格(×)と評価した。この止水性評価を流路確認の評価とした。
比較例1では、比較的粘度の高い樹脂を用いた時で浸漬時間が短いため、導体露出部の外周と導体露出部に隣接する被覆材端部の外周に十分にいきわたらない状態で硬化していた。このため、防水性が不十分であった。比較例2では、比較的粘度の高い樹脂を用いているが、浸漬時間が長いため、導体を構成する素線間に浸透しすぎて、完全に塞いでいた。このため、防水性は十分であったが、素線間に気体が流通する流路が確保されなかった。比較例3では、比較的粘度の低い樹脂を用いており、浸漬時間も長いため、導体を構成する素線間に浸透しすぎて、完全に塞いでいた。このため、防水性は十分であったが、素線間に気体が流通する流路が確保されなかった。
これに対し、実施例1〜2では、比較的粘度の高い樹脂を用いた時で浸漬時間が適度であるため、導体露出部の外周と導体露出部に隣接する被覆材端部の外周に十分に防水剤がいきわたった状態で硬化しており、防水性は十分であった、また、浸漬時間が適度であるため、導体を構成する素線間に浸透しすぎることなく防水剤が硬化しており、素線間に気体が流通する流路が十分に確保されていた。また、実施例3〜4では、比較的粘度の低い樹脂を用いた時で浸漬時間が適度であるため、同様に防水性が十分であり、また、素線間に気体が流通する流路が十分に確保されていた。したがって、実施例のワイヤーハーネスを用いれば、例えばワイヤーハーネスを構成する絶縁電線の1つが高温下に曝されても、被覆材の内側の空気は導体露出部や他の絶縁電線に流れるので、導体露出部とは反対の接続端子側に膨張した空気が移動してその圧力により防水端子のゴム栓が抜けて防水不能になることが抑えられる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
10 ワイヤーハーネス
1〜3 絶縁電線
4 スプライス部
5 導体露出部
6 防水剤
7 保護フィルム
8 導体
8a 素線
9 被覆材
1〜3 絶縁電線
4 スプライス部
5 導体露出部
6 防水剤
7 保護フィルム
8 導体
8a 素線
9 被覆材
Claims (5)
- 複数本の絶縁電線の部分的に露出された導体同士が接合されたスプライス部を含む前記複数本の絶縁電線の露出された導体の束からなる導体露出部の外周面とこれに隣接する各絶縁電線の各被覆材端部の外周面とが防水剤により連続して覆われている防水構造を有するワイヤーハーネスにおいて、
前記複数本の絶縁電線のうちの互いに隣接する絶縁電線間は、前記導体露出部に隣接する被覆材端部で前記防水剤により封止されており、
前記複数本の絶縁電線のうちの少なくとも1本の絶縁電線は、前記導体露出部に隣接する被覆材端部とは反対の被覆材端部から前記スプライス部まで、導体を構成する素線間に気体が流通する流路を有することを特徴とするワイヤーハーネス。 - 前記複数本の絶縁電線のうちの少なくとも1本の絶縁電線は、電線の長手方向中間部において部分的に露出された導体が他の絶縁電線の露出された導体と前記スプライス部において接合されている絶縁電線であり、該絶縁電線は、電線の長手方向の一方端から他方端まで、導体を構成する素線間に気体が流通する流路を有することを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネス。
- 前記複数本の絶縁電線のうちの2本以上の絶縁電線が、前記導体露出部に隣接する被覆材端部とは反対の被覆材端部から前記スプライス部まで、導体を構成する素線間に気体が流通する流路を有することを特徴とする請求項1または2に記載のワイヤーハーネス。
- 前記導体露出部の外周面とこれに隣接する各絶縁電線の各被覆材端部の外周面とを連続して覆っている防水剤の外周全体にわたって、該防水剤と密着した状態で、フィルム状または筒状の保護材が配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス。
- 前記防水剤が、光硬化性樹脂の硬化物からなることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス。
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