JP2017079164A - 熱収縮チューブ付電線の製造方法及び熱収縮チューブ付電線 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、端子付電線に対して両端に熱収縮チューブを取付ける場合であっても、両端の熱収縮チューブに対してエアーによる検査を行うことを可能にする技術を提供することを目的とする。【解決手段】熱収縮チューブ付電線10の製造方法は、以下に示す工程を備える。1つ目の工程(a)は、端子付電線11の両端11a、11bに熱収縮チューブ28を取付ける工程である。2つ目の工程(b)は、前記端子付電線11の被覆部16の内部にエアーを供給可能な管状部材40を前記端子付電線11に取付ける工程である。3つ目の工程(c)は、前記管状部材40から前記被覆部16内部にエアーを供給することによって少なくとも一端側の前記熱収縮チューブ28の取付状態を検査する工程である。【選択図】図6
Description
この発明は、電線と端子との接続部分に熱収縮チューブを取付けた熱収縮チューブ付電線を検査する技術に関する。
特許文献1には、防水対策として、熱収縮チューブが端子付電線に取付けられた防水型リードが開示されている。
ここで、電線のうち熱収縮チューブが被せられた部分の止水性を検査する方法の一つに、例えば、エアーによる検査がある。当該検査においては、電線のうち熱収縮チューブが取付けられた一端が水等に浸された状態で、熱収縮チューブが取付けられていない他端から被覆の内部にエアーが供給される。そして、熱収縮チューブが取付けられた一端からエアーの漏れがないことを以て、熱収縮チューブが良好な止水性を持った状態で確実に取付けられているとみなすことができる。
ここで、端子付電線に対して両端に熱収縮チューブを取付ける場合、先に取付ける一端側に関しては、上記検査方法によって検査を行うことができる。しかしながら、後から取り付ける他端側に関しては、一端側に既に熱収縮チューブが取付けられていることによって一端側からエアーを供給できないため、上記方法による検査を行うことができない。
そこで、本発明は、端子付電線に対して両端に熱収縮チューブを取付ける場合であっても、両端の熱収縮チューブに対してエアーによる検査を行うことを可能にする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係る熱収縮チューブ付電線の製造方法は、(a)端子付電線の両端に熱収縮チューブを取付ける工程と、(b)前記端子付電線の被覆部の内部にエアーを供給可能な管状部材を前記端子付電線に取付ける工程と、(c)前記管状部材から前記被覆部の内部にエアーを供給することによって少なくとも一端側の前記熱収縮チューブの取付状態を検査する工程と、を備える。
第2の態様に係る熱収縮チューブ付電線の製造方法は、第1の態様に係る熱収縮チューブ付電線の製造方法であって、前記管状部材は、一端が前記熱収縮チューブの内部に配設されると共に、他端が外方に露出した状態で前記熱収縮チューブが熱収縮される。
第3の態様に係る熱収縮チューブ付電線の製造方法は、第2の態様に係る熱収縮チューブ付電線の製造方法であって、前記端子付電線の一端側に前記熱収縮チューブ及び前記管状部材を取付け、前記端子付電線の他端側に前記熱収縮チューブが取付けられていない状態で、前記端子付電線の他端側からエアーを供給し、前記端子付電線の一端側の前記熱収縮チューブの取付状態を検査する工程と、前記端子付電線の一端側の前記熱収縮チューブの検査終了後に前記端子付電線の他端側に前記熱収縮チューブを取付け、前記端子付電線の一端側に設けられた前記管状部材からエアーを供給することで、前記端子付電線の他端側の前記熱収縮チューブの取付状態を検査する工程と、を備える。
第4の態様に係る熱収縮チューブ付電線の製造方法は、第2又は第3の態様に係る熱収縮チューブ付電線の製造方法であって、両端の前記熱収縮チューブの取付状態の検査の終了後に、前記管状部材のうち他端にキャップを被せる工程をさらに備える。
第5の態様に係る熱収縮チューブ付電線の製造方法は、第2又は第3の態様に係る熱収縮チューブ付電線の製造方法であって、両端の前記熱収縮チューブの取付状態の検査の終了後に、前記管状部材のうち外方に露出する部分を切除すると共に前記管状部材の開口を止水剤で塞ぐ工程をさらに備える。
第6の態様に係る熱収縮チューブ付電線は、端子付電線における電線及び端子の接続部に熱収縮チューブが取付けられている熱収縮チューブ付電線であって、前記熱収縮チューブは、前記端子付電線における両端に取付けられ、一端が当該一端から排出されるエアーが前記電線の被覆部の内部に供給可能となる位置に設けられていると共に、他端が前記熱収縮チューブ及び前記端子付電線の外方に位置するように設けられている管状部材を備える。
第7の態様に係る熱収縮チューブ付電線は、第6の態様に係る熱収縮チューブ付電線であって、前記管状部材の一端は前記熱収縮チューブの内部に配設されている。
第8の態様に係る熱収縮チューブ付電線は、第7の態様に係る熱収縮チューブ付電線であって、前記管状部材のうち外方に位置する他端にキャップが被せられている。
第1から第5の態様によると、(a)端子付電線の両端に熱収縮チューブを取付ける工程と、(b)端子付電線の被覆部の内部にエアーを供給可能な管状部材を取付ける工程と、(c)管状部材から被覆部の内部にエアーを供給することによって少なくとも一端側の熱収縮チューブの取付状態を検査する工程と、を備えるため、少なくとも後付の熱収縮チューブに対して工程(c)を行うことによって、端子付電線に対して両端に熱収縮チューブを取付ける場合であっても、両端の熱収縮チューブに対してエアーによる検査を行うことが可能となる。
特に、第2の態様によると、管状部材は一端が熱収縮チューブの内部に配設されると共に、他端が外方に露出した状態で熱収縮チューブが熱収縮されるため、検査時以外に管状部材が邪魔になりにくい。
特に、第3の態様によると、端子付電線の一端側に熱収縮チューブ及び管状部材を取付け、端子付電線の他端側に熱収縮チューブが取付けられていない状態で、端子付電線の他端側からエアーを供給し、端子付電線の一端側の熱収縮チューブの取付状態を検査する工程と、端子付電線の一端側の熱収縮チューブの検査終了後に端子付電線の他端側に熱収縮チューブを取付け、端子付電線の一端側に設けられた管状部材からエアーを供給することで、端子付電線の他端側の熱収縮チューブの取付状態を検査する工程と、を備えるため、一端側に関しては、従来通りの検査を採用することができる。
特に、第4の態様によると、両端の熱収縮チューブの取付状態の検査の終了後に、管状部材のうち他端にキャップを被せる工程をさらに備えるため、検査終了後に管状部材から水等が侵入することを抑制することができる。また、キャップを外すことで再びエアーによる検査を行うことができる。
特に、第5の態様によると、両端の熱収縮チューブの取付状態の検査の終了後に、管状部材のうち外方に露出する部分を切除すると共に管状部材の開口を止水剤で塞ぐ工程をさらに備えるため、当該熱収縮チューブ付電線を車両に配設した際に管状部材が周囲の部材と干渉することを抑制できる。
第6から第8の態様によると、熱収縮チューブが端子付電線における両端に取付けられ、一端が当該一端から排出されるエアーが電線の被覆部の内部に供給可能となる位置に設けられていると共に、他端が熱収縮チューブ及び端子付電線の外方に位置するように設けられている管状部材を備えるため、管状部材から被覆部の内部にエアーを供給することによって後付の熱収縮チューブに対しても取付状態を検査することができる。
特に、第7の態様によると、管状部材の一端は熱収縮チューブの内部に配設されているため、検査時以外に管状部材が邪魔になりにくい。
特に、第8の態様によると、管状部材のうち外方に位置する他端にキャップが被せられているため、検査終了後に管状部材から水等が浸入することを抑制することができる。また、キャップを外すことで再びエアーによる検査を行うことができる。
{実施形態}
以下、実施形態に係る熱収縮チューブ付電線及びその製造方法について説明する。説明の便宜上、まず、製造する熱収縮チューブ付電線について先に説明した後、熱収縮チューブ付電線の製造方法について説明する。
以下、実施形態に係る熱収縮チューブ付電線及びその製造方法について説明する。説明の便宜上、まず、製造する熱収縮チューブ付電線について先に説明した後、熱収縮チューブ付電線の製造方法について説明する。
<熱収縮チューブ付電線について>
まず、熱収縮チューブ付電線10について、図1を用いて説明する。図1は、実施形態に係る熱収縮チューブ付電線10を示す概略断面図である。
まず、熱収縮チューブ付電線10について、図1を用いて説明する。図1は、実施形態に係る熱収縮チューブ付電線10を示す概略断面図である。
熱収縮チューブ付電線10は、電線13と、端子18と、熱収縮チューブ28とを備える。さらにここでは、熱収縮チューブ付電線10は、管状部材40を備える。具体的には、電線13に端子18が取付けられた端子付電線11に熱収縮チューブ28及び管状部材40が取り付けられて熱収縮チューブ付電線10をなしている。
電線13は、芯線部14と、芯線部14の周囲に形成された被覆部16とを備える。芯線部14は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の導電性材料によって線状に形成されている。ここでは、芯線部14は、複数の素線が撚り合わされた構成とされている。もっとも、芯線部は、単線によって構成されていてもよい。被覆部16は、絶縁性樹脂材料が押出装置等により芯線部14の周りに押し出されることによって形成される。この電線13の先端部には、芯線部14が露出しており、所定長の露出芯線部14aが形成されている。
端子18は、例えば、銅又は銅合金等によって形成された板材をプレス加工等することによって形成された部材である。端子18の表面には、錫メッキ等が施されていてもよい。ここでは、端子18として、アース端子が想定される。
この端子18は、相手側接続部20と、電線接続部22と、連結部26とを備える。相手側接続部20と電線接続部22とが連結部26を介して直線状に連なっている。
相手側接続部20は、板状に形成されている。相手側接続部20は、例えば、楕円板状、円形板状、又は四角板状等に形成される。相手側接続部20には、孔20hが形成されている。孔20hには、ボルト32が挿通される。孔20hは円形に形成されているものとして説明するが、必ずしもその必要はない。
電線接続部22は、ここでは、板状に形成されている。そして、当該板状に形成された電線接続部22の一方主面に露出芯線部14aが接合によって接続されている。接合方法としては、例えば、超音波溶接、抵抗溶接、半田付等が考えられる。
もっとも、電線接続部22は、電線13に圧着により接続されるものであってもよい。この場合、電線接続部は、芯線圧着部を含むことが考えられる。芯線圧着部は、底部の両側部に一対の圧着片が延出形成された構成とされることが考えられる。そして、底部上に露出芯線部14aを配設した状態で、一対の圧着片が露出芯線部14aにかしめられる。さらに電線接続部は、芯線圧着部に加えて、被覆圧着部を含むことが考えられる。被覆圧着部は、芯線圧着部に対して相手側接続部20とは反対側に形成され、底部の両側部に一対の圧着片が延出形成された構成とされることが考えられる。そして、底部上に被覆部16の端部を配設した状態で、一対の圧着片が被覆部16にかしめられる。
連結部26は、板状に形成されており、相手側接続部20と電線接続部22とを繋いでいる。相手側接続部20と連結部26と電線接続部22とは、同一面状に延在している。
上記端子18は、次のようにして接続対象となる部位30に接続される。すなわち、接続対象となる部位30(例えば、アース接続部位30)上に、ボルト32が立設されている。アース接続部位30におけるボルト32が立設された部分の周縁部は、金属等によって導電性部分に形成されている。そして、ボルト32を孔20hに通すようにして、アース接続部位30上に相手側接続部20を配設する。この後、ナット34を、ボルト32に締付け、アース接続部位30とナット34との間に、相手側接続部20を挟込む。これにより、相手側接続部20がアース接続部位30に対して一定姿勢で固定されると共に、相手側接続部20がアース接続部位30、ボルト32、ナット34に接触し、もって、端子18がアース接続部位30に電気的に接続される。
熱収縮チューブ28は、端子18と電線13との接続部12を覆う部材である。ここでは、熱収縮前の熱収縮チューブ28B(以下、名称の後に付する符号を、熱収縮前の熱収縮チューブ28B、熱収縮後の熱収縮チューブ28と区別する。)が接続部12を覆った状態で熱収縮することによって、熱収縮チューブ28が形成されている。なお、熱収縮チューブ28Bは、押出成形により管状に成形された樹脂部材が、架橋処理されたのち加熱された状態で太い管状へ引き伸ばされた後に冷却されることによって得られる。このようにして得られた熱収縮チューブ28Bは、加熱された場合、引き伸ばされる前の細い管状まで収縮する形状記憶特性を有する。
熱収縮チューブ28は、接続部12の外形状に応じた形状で熱収縮しており、当該接続部12の表面に可及的に密着している。また、熱収縮チューブ28の内側には、接着剤としてホットメルト29が設けられている。ホットメルト29は、例えば、熱収縮チューブ28の内周面全体に形成されている。熱収縮チューブ28Bが熱収縮する際に、本ホットメルト29が軟化又は溶融して接続部12の表面と熱収縮チューブ28の内面との隙間を可及的に埋める。
なお、接着剤としては、ホットメルト29の他、熱硬化性の接着剤、湿気硬化性の接着剤等が用いられてもよい。これらの場合には、接続部12に事前に接着剤を塗布しておくとよい。
ここでは、端子付電線11の両端11a、11bに熱収縮チューブ28が取付けられている(図5参照)。このような熱収縮チューブ付電線10は、例えば、両端がエンジンルームに配設されることを想定している。
ここでは、熱収縮チューブ28は、当該熱収縮チューブ28が取付けられる接続部12の腐食を抑制するため、接続部12に直接水等が掛からないように設けられている。これは、接続部12に電解液がかかることによる腐食が、端子18と芯線部14とが異種金属で形成される場合に特に問題となる恐れがあるためである。例えば、端子18が銅又は銅合金等によって形成され、芯線部14がアルミニウム又はアルミニウム合金で形成される場合などが想定されている。
もっとも、熱収縮チューブ28は、当該熱収縮チューブ28が取付けられる接続部12の腐食を抑制するため以外の目的で取付けられることもあり得る。例えば、熱収縮チューブ28は、被覆部16の内部への水等の浸入を抑制するために設けられる場合が考えられる。より詳細には、端子付電線11における一端11a側での腐食が問題となる場合、他端11b側において被覆部16の内部に浸入した水等が毛細管現象により被覆部16の内部を伝って一端11a側へ到達する恐れがある。従って、一端11a側での腐食が問題となる場合であって、他端11b側に水かかりが発生する箇所に配設される場合において、被覆部16の内部への水等の浸入を抑制するために当該他端11bにも熱収縮チューブ28が取付けられることがある。
ここで、熱収縮チューブ28が良好な止水性を持った状態で接続部12に取付けられていることを検査する方法として、エアーによる検査が採用されることがある。通常、エアーによる検査は、以下のようにして行われる。即ち、検査対象となる端子付電線11は、一端11a側に熱収縮チューブ28が取付けられていると共に、他端11b側に熱収縮チューブ28が取付けられていない状態のものが用いられる。そして、一端11a側を水等に浸した状態で、他端11b側から被覆部16の内部にエアーを送り込む。このとき一端11a側からエアーの漏れがないかを確認し、漏れがないことを以て一端11a側の熱収縮チューブ28が、良好な止水性を持った状態で接続部12に取付けられているとみなすことができる。
上述したようにエアーによる検査においては、被覆部16の内部にエアーを送り込む必要が有る。この際、本実施形態にかかる熱収縮チューブ付電線10のように端子付電線11における両端11a、11bに熱収縮チューブ28が取付けられる場合、後から取付ける側(ここでは、他端11b)の熱収縮チューブ28については、上記検査を行うことが難しい。そこで、本実施形態にかかる熱収縮チューブ付電線10は、被覆部16の内部にエアーを供給可能な管状部材40を備えている。
管状部材40の一端40aは、当該一端40aから排出されるエアーが電線13の被覆部16の内部に供給可能となる位置に設けられている。また、管状部材40の他端40bは、熱収縮チューブ28及び端子付電線11の外方に位置するように設けられている。これにより、外部に露出する管状部材40の他端40bから供給されたエアーが、管状部材40の一端40aから排出されて被覆部16の内部に供給される。
より詳細には、ここでは、管状部材40の一端40aは、熱収縮チューブ28の内部に配設されている。このような管状部材40は、一端40aが熱収縮チューブ28の内部に位置した状態で熱収縮チューブ28が収縮されることで得られる。このため、管状部材40の一端40aは、端子付電線11の端部における被覆部16と芯線部14の間、又は芯線部14を構成する素線の間に配設されることが好ましい。これにより、管状部材40の一端40aが熱収縮チューブ28の内部に位置した状態で熱収縮チューブが熱収縮した際に管状部材40の一端40aがホットメルト29で塞がれることをより確実に抑制することができる。また、管状部材40は、熱収縮チューブ28を熱収縮させる際の加熱に耐えられる材料で形成されているとよい。
ここでは、管状部材40は、端子付電線11における一端11a側のみに設けられている。この場合、詳しくは後述するが、当該管状部材40が設けられる端子付電線11の一端11a側は、熱収縮チューブ28の取付け及びエアーによる検査が他端11bより先に行われる。この際、他端11b側には熱収縮チューブ28が取付けられていないため、一端11a側のエアーによる検査は、通常の検査と同様の方法で行うことができる。その後、他端11b側に管状部材40を設けずに熱収縮チューブ28を取付けて、先に取り付けた管状部材40を用いて他端11b側の検査を行う。これにより、端子付電線11の両端11a、11bに熱収縮チューブ28を取付ける場合にも、両端11a、11bの熱収縮チューブ28の取付状態についてエアーによる検査を行うことができる。
また、ここでは、管状部材40のうち外方に位置する他端40bにキャップ50が被せられている。当該キャップ50は着脱可能に設けられている。これにより、エアーによる検査終了後に管状部材40から水等が浸入することを抑制することができる。また、キャップ50を外すことで再びエアーによる検査を行うことができる。
なお、管状部材40のうち他端40b側の熱収縮チューブ28から延出する部分は、検査終了後などのしかるべき時にテープ等で電線13と共に束ねられることも考えられる。これにより、熱収縮チューブ付電線10を車両に配設する際に、管状部材40が周囲の部材と干渉することを抑制することができる。
<製造方法>
次に、上記熱収縮チューブ付電線10を製造する方法について説明する。
次に、上記熱収縮チューブ付電線10を製造する方法について説明する。
まずは、端子付電線11の一端11aに管状部材40及び熱収縮チューブ28を取付ける。図2に示すように、ここでは、管状部材40の一端40aが熱収縮チューブ28Bの内部に位置すると共に他端40bが熱収縮チューブ28Bの外方に位置するようにして、熱収縮チューブ28Bを接続部12に被せる。なお、ここでは、管状部材40は、他端40bにキャップ50が取り付けられた状態で、端子付電線11に取付けられているが、このことは必須ではない。管状部材40が端子付電線11に取付けられたあとに、他端40bにキャップ50が取り付けられてもよい。ここでは、一端11a側の熱収縮チューブ28の検査時に管状部材40の他端40bも液体に浸されるため、キャップ50は、一端11a側の熱収縮チューブ28の検査の前までに取付けられているとよい。もっとも、一端11a側の熱収縮チューブ28の検査時に管状部材40の他端40bが液体に浸されない場合、キャップ50は、両端11a、11bの熱収縮チューブ28の検査終了後に取付けられていればよい。
この状態で、図3に示すように、加熱装置70により熱収縮チューブ28Bを加熱し、熱収縮させる。これにより、端子付電線11の一端11a側に管状部材40及び熱収縮チューブ28が取付けられた状態となる。
より具体的には、熱収縮チューブ28Bは、加熱されると、引き伸ばされる前の細い管状に戻ろうと遷移する。この途中の段階で接続部12によって、さらにここでは管状部材40によって熱収縮チューブ28Bの熱収縮が阻害され、熱収縮チューブ28Bは接続部12及び管状部材40の外形に応じた形状に熱収縮する。このとき、管状部材40の一端40aが位置ずれしないように、熱収縮チューブ28Bの外面から熱収縮チューブ28B、管状部材40及び端子付電線11を併せて挟持するなどするとよい。また、管状部材40の一端40aがホットメルト29で塞がれないように、他端40bからエアーを供給しつつ熱収縮チューブ28Bを熱収縮させることも考えられる。
熱収縮チューブ28B内のホットメルト29は、加熱装置70の熱によって軟化又は溶融し、さらに熱収縮チューブ28Bの熱収縮を受けて接続部12と熱収縮チューブ28との隙間を埋める。この際、ホットメルト29の余剰分は熱収縮チューブ28の端部から流れ出ようとする。
端子付電線11の一端11a側に管状部材40及び熱収縮チューブ28が取付けられたら、次に、図4に示すように一端11a側の熱収縮チューブ28の取付状態を検査する。
具体的には、端子付電線11の一端11a側を熱収縮チューブ28ごと容器80に溜められた水又はオイル等の液体90に浸す。ここでは、液体90として水が想定されている。この状態で、熱収縮チューブ28が取付けられていない他端11b側から被覆部16の内部にエアーを供給する。このとき、一端11a側からエアーが漏れていなければ、つまりここでは、液体90中に浸した端子付電線11から気泡が現れなければ、検査が合格とされる。
端子付電線11の一端11a側に取付けられた熱収縮チューブ28の取付状態の検査が合格したら、図5に示すように、端子付電線11の他端11b側に熱収縮チューブ28を取付ける。この際ここでは、端子付電線11の他端11b側には管状部材40を取付けないため、端子付電線11の他端11b側の熱収縮チューブ28は従来と同様に取付けられる。
端子付電線11の他端11b側に熱収縮チューブ28を取付けたら、図6に示すように、他端11b側の熱収縮チューブ28の取付状態を検査する。
具体的には、端子付電線11の他端11b側を熱収縮チューブ28ごと容器80に溜められた液体90に浸す。この状態で、一端11a側から被覆部16の内部にエアーを供給する。より詳細には、端子付電線11の一端11a側に取付けられている管状部材40の他端40bのキャップ50を外す。そして管状部材40の他端40bからエアーを供給する。すると、エアーは管状部材40の一端40aから排出されて被覆部16の内部に供給される。このとき、端子付電線11の他端11b側からエアーが漏れていなければ、つまりここでは、液体90中に浸した端子付電線11の他端11bから気泡が現れなければ、検査が合格とされる。
端子付電線11の他端11b側に取付けられた熱収縮チューブ28の取付状態の検査も合格とされたら、管状部材40の他端40bに再びキャップ50を取付けることで熱収縮チューブ付電線10が完成となる。即ち、ここでは、製造された熱収縮チューブ付電線10は図5のようになる。
もっとも、端子付電線11の他端11b側に取付けられた熱収縮チューブ28の取付状態の検査も合格とされたら、管状部材40は取り除かれてもよい。この際、ここでは、管状部材40の一端40aは熱収縮チューブ28の内部に収まっているため、図7に示すように、管状部材40のうち熱収縮チューブ28から外方に延出する他端40b側部分のみを取り除くことが考えられる。図7に示す例では、熱収縮チューブ28からはみ出たホットメルト29の外面に沿って管状部材40の他端40b側部分を切除している。
管状部材40の他端40bが取り除かれた熱収縮チューブ付電線10Aは、図8のようになる。なお、熱収縮チューブ28内に残った管状部材40Rの開口はホットメルト29とは別の止水剤等で塞がれるとよい。
<効果等>
以上のように構成された熱収縮チューブ付電線10及びその製造方法によると、端子付電線11の両端11a、11bに熱収縮チューブ28を取付ける工程と、端子付電線11の被覆部16の内部にエアーを供給可能な管状部材40を取付ける工程と、管状部材40から被覆部16の内部にエアーを供給することによって少なくとも一端側の熱収縮チューブ28の取付状態を検査する工程と、を備える。この際、少なくとも後付の熱収縮チューブ28に対して管状部材40からエアーを供給して検査を行うことによって、端子付電線11に対して両端11a、11bに熱収縮チューブ28を取付ける場合であっても、両端11a、11bの熱収縮チューブ28に対してエアーによる検査を行うことが可能となる。
以上のように構成された熱収縮チューブ付電線10及びその製造方法によると、端子付電線11の両端11a、11bに熱収縮チューブ28を取付ける工程と、端子付電線11の被覆部16の内部にエアーを供給可能な管状部材40を取付ける工程と、管状部材40から被覆部16の内部にエアーを供給することによって少なくとも一端側の熱収縮チューブ28の取付状態を検査する工程と、を備える。この際、少なくとも後付の熱収縮チューブ28に対して管状部材40からエアーを供給して検査を行うことによって、端子付電線11に対して両端11a、11bに熱収縮チューブ28を取付ける場合であっても、両端11a、11bの熱収縮チューブ28に対してエアーによる検査を行うことが可能となる。
また、管状部材40は一端40aが熱収縮チューブ28の内部に配設されると共に、他端40bが外方に露出した状態で熱収縮チューブ28が熱収縮されるため、検査時以外に管状部材40が邪魔になりにくい。
また、端子付電線11の一端11a側に熱収縮チューブ28及び管状部材40を取付け、端子付電線11の他端11b側に熱収縮チューブ28が取付けられていない状態で、端子付電線11の他端11b側からエアーを供給し、端子付電線11の一端11a側の熱収縮チューブ28の取付状態を検査する工程と、端子付電線11の一端11a側の熱収縮チューブ28の検査終了後に端子付電線11の他端11b側に熱収縮チューブ28を取付け、端子付電線11の一端11a側に設けられた管状部材40からエアーを供給することで、端子付電線11の他端11b側の熱収縮チューブ28の取付状態を検査する工程と、を備える。このため、一端11a側に関しては、従来通りの検査を採用することができる。
また、両端11a、11bの熱収縮チューブ28の取付状態の検査の終了後に、管状部材40のうち他端40bにキャップ50を被せる工程をさらに備えるため、検査終了後に管状部材40から水等が侵入することを抑制することができる。また、キャップ50を外すことで再びエアーによる検査を行うことができる。
また、両端11a、11bの熱収縮チューブ28の取付状態の検査の終了後に、管状部材40のうち熱収縮チューブ28の外方に露出する部分を切除すると共に管状部材40の開口を止水剤で塞ぐことも考えられる。この場合には、当該熱収縮チューブ付電線10Aを車両に配設した際に管状部材40のうち熱収縮チューブ28の外方に露出する部分が周囲の部材と干渉することを抑制できる。
{変形例}
実施形態において、管状部材40が端子付電線11における一端11a側のみに設けられているものとして説明したが、このことは必須ではない。図9に示すように、管状部材40は、端子付電線11における両端に設けられていてもよい。
実施形態において、管状部材40が端子付電線11における一端11a側のみに設けられているものとして説明したが、このことは必須ではない。図9に示すように、管状部材40は、端子付電線11における両端に設けられていてもよい。
端子付電線11における両端に管状部材40が取付けられている熱収縮チューブ付電線10Bは、2つの熱収縮チューブ28の取付工程が終わった後に熱収縮チューブ28の取付状態の検査工程を行うことができる。より詳細には、まず、端子付電線11における両端11a、11bに対して一度に熱収縮チューブ28及び管状部材40を取付けて熱収縮チューブ付電線10Bをなす。この後、当該熱収縮チューブ付電線10Bを検査場所に運び片端ずつ反対側の端部に設けられた管状部材40を用いてエアーによる検査を行う。つまり、実施形態に係る熱収縮チューブ付電線10においては、2つの熱収縮チューブ28を取付ける間に必ず先に取り付けた側の熱収縮チューブの検査工程が含まれる。しかしながら、変形例に係る熱収縮チューブ付電線10Bにおいては、2つの熱収縮チューブ28を取付けてから検査工程に移ることができる。これにより、取付作業場と検査作業場との間で熱収縮チューブ付電線10Bを輸送する回数を減少させることができる。
また、実施形態において管状部材40を端子付電線11の端部に取付けるものとして説明したが、このことは必須ではない。例えば、管状部材40は端子付電線11の中間部分に取り付けられていてもよい。この場合、例えば、管状部材40はスプライス部に取付けられることなどが考えられる。管状部材40が端子付電線11の中間部分に取り付けられる場合、1つの管状部材40で両端11a、11bの熱収縮チューブ28の取付状態を一度に検査することができる。
また、実施形態において管状部材40の一端40aを熱収縮チューブ28の内部に配置させるものとして説明したが、このことは必須ではない。例えば、注射針状の細い管状部材を熱収縮チューブ28の取付けられていない被覆部16にさしてエアーを供給することも考えられる。この場合、管状部材は検査終了後に取り除かれ、熱収縮チューブ付電線に残らないこともあり得る。
なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 熱収縮チューブ付電線
11 端子付電線
12 接続部
13 電線
18 端子
20 相手側接続部
20h 孔
22 電線接続部
26 連結部
28、28B 熱収縮チューブ
29 ホットメルト
40 管状部材
50 キャップ
70 加熱装置
11 端子付電線
12 接続部
13 電線
18 端子
20 相手側接続部
20h 孔
22 電線接続部
26 連結部
28、28B 熱収縮チューブ
29 ホットメルト
40 管状部材
50 キャップ
70 加熱装置
Claims (8)
- (a)端子付電線の両端に熱収縮チューブを取付ける工程と、
(b)前記端子付電線の被覆部の内部にエアーを供給可能な管状部材を前記端子付電線に取付ける工程と、
(c)前記管状部材から前記被覆部の内部にエアーを供給することによって少なくとも一端側の前記熱収縮チューブの取付状態を検査する工程と、
を備える、熱収縮チューブ付電線の製造方法。 - 請求項1に記載の熱収縮チューブ付電線の製造方法であって、
前記管状部材は、一端が前記熱収縮チューブの内部に配設されると共に、他端が外方に露出した状態で前記熱収縮チューブが熱収縮される、熱収縮チューブ付電線の製造方法。 - 請求項2に記載の熱収縮チューブ付電線の製造方法であって、
前記端子付電線の一端側に前記熱収縮チューブ及び前記管状部材を取付け、前記端子付電線の他端側に前記熱収縮チューブが取付けられていない状態で、前記端子付電線の他端側からエアーを供給し、前記端子付電線の一端側の前記熱収縮チューブの取付状態を検査する工程と、
前記端子付電線の一端側の前記熱収縮チューブの検査終了後に前記端子付電線の他端側に前記熱収縮チューブを取付け、前記端子付電線の一端側に設けられた前記管状部材からエアーを供給することで、前記端子付電線の他端側の前記熱収縮チューブの取付状態を検査する工程と、
を備える、熱収縮チューブ付電線の製造方法。 - 請求項2又は請求項3に記載の熱収縮チューブ付電線の製造方法であって、
両端の前記熱収縮チューブの取付状態の検査の終了後に、前記管状部材のうち他端にキャップを被せる工程をさらに備える、熱収縮チューブ付電線の製造方法。 - 請求項2又は請求項3に記載の熱収縮チューブ付電線の製造方法であって、
両端の前記熱収縮チューブの取付状態の検査の終了後に、前記管状部材のうち外方に露出する部分を切除すると共に前記管状部材の開口を止水剤で塞ぐ工程をさらに備える、熱収縮チューブ付電線の製造方法。 - 端子付電線における電線及び端子の接続部に熱収縮チューブが取付けられている熱収縮チューブ付電線であって、
前記熱収縮チューブは、前記端子付電線における両端に取付けられ、
一端が当該一端から排出されるエアーが前記電線の被覆部の内部に供給可能となる位置に設けられていると共に、他端が前記熱収縮チューブ及び前記端子付電線の外方に位置するように設けられている管状部材を備える、熱収縮チューブ付電線。 - 請求項6に記載の熱収縮チューブ付電線であって、
前記管状部材の一端は前記熱収縮チューブの内部に配設されている、熱収縮チューブ付電線。 - 請求項7に記載の熱収縮チューブ付電線であって、
前記管状部材のうち外方に位置する他端にキャップが被せられている、熱収縮チューブ付電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015207152A JP2017079164A (ja) | 2015-10-21 | 2015-10-21 | 熱収縮チューブ付電線の製造方法及び熱収縮チューブ付電線 |
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JP2015207152A JP2017079164A (ja) | 2015-10-21 | 2015-10-21 | 熱収縮チューブ付電線の製造方法及び熱収縮チューブ付電線 |
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JP2017079164A true JP2017079164A (ja) | 2017-04-27 |
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JP2015207152A Pending JP2017079164A (ja) | 2015-10-21 | 2015-10-21 | 熱収縮チューブ付電線の製造方法及び熱収縮チューブ付電線 |
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JP (1) | JP2017079164A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110785895A (zh) * | 2017-06-23 | 2020-02-11 | 住友电气工业株式会社 | 带有端子的电线及其制造方法 |
-
2015
- 2015-10-21 JP JP2015207152A patent/JP2017079164A/ja active Pending
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