JP2017027884A - 端子金具、端子付電線及び端子付電線の製造方法 - Google Patents

端子金具、端子付電線及び端子付電線の製造方法 Download PDF

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英昭 伊藤
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Abstract

【課題】本発明は、端子付電線に収縮チューブを取り付ける際に接着剤が相手側導体との接続部まで漏れることを、より簡易に抑制することができる技術を提供することを目的とする。【解決手段】端子金具10は、電線に取付けられると共に、電線に取付けられた状態でその周囲に収縮チューブが接着剤を間に介在させた状態で取り付けられる。端子金具10は、電線に固定される電線固定部20と、相手側導体に接続される接続部30と、流入抑制部40とを備える。流入抑制部40は、前記電線固定部20から前記接続部30に亘る板状部分12のうち前記電線固定部20と前記接続部30との間に介在する中間部分が、前記板状部分12のうち前記電線固定部20及び前記接続部30の部分のいずれか一方主面12a、12bから突出する態様で曲げられた形状に形成されている。【選択図】図1

Description

この発明は、端子金具に関する。
端子金具が取り付けられた端子付電線において、端子金具と電線との接続部分の防水を図るために収縮チューブを取り付ける技術が、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されている。
特許文献1に記載の端子金具には、突起が設けられ、当該突起により収縮チューブの位置決めを図るとされている。
ここで、端子金具に収縮チューブを取り付けるに当たり、止水性を得ることなどを目的として収縮チューブの内面と端子金具との間に接着剤を介在させることがある。この場合、接着剤が端子金具のうち相手側導体との接続部分まで漏れると、導通性が悪化する恐れがある。
これを防ぐ方法として、例えば、特許文献2に記載の熱収縮チューブ組付用治具を用いることが考えられる。
特開2014−116216号公報 特開2013−114936号公報
しかしながら、接着剤の漏れを防ぐために特許文献2に記載の熱収縮チューブ組付用治具にセットしていると、収縮チューブを取付ける効率が悪化する恐れがある。
そこで、本発明は、端子付電線に収縮チューブを取り付ける際に接着剤が相手側導体との接続部まで漏れることを、より簡易に抑制することができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係る端子金具は、電線に取付けられると共に、電線に取付けられた状態でその周囲に収縮チューブが接着剤を間に介在させた状態で取り付けられる端子金具であって、電線に固定される電線固定部と、相手側導体に接続される接続部と、前記電線固定部から前記接続部に亘る板状部分のうち前記電線固定部と前記接続部との間に介在する中間部分が、前記中間部分の幅方向全体に亘って、前記板状部分のうち前記電線固定部及び前記接続部の部分のいずれか一方主面から突出する態様で曲げられた形状に形成された流入抑制部と、を備える。
第2の態様に係る端子金具は、第1の態様に係る端子金具であって、前記流入抑制部は、前記電線が固定される側の主面に凸部が生じるように形成されている。
第3の態様に係る端子金具は、第2の態様に係る端子金具であって、前記凸部に前記板状部分の表裏を貫通する孔が形成されている。
第4の態様に係る端子金具は、第1の態様に係る端子金具であって、前記流入抑制部は、前記電線が固定される側とは反対側の主面に凸部が生じるように形成されている。
第5の態様に係る端子金具は、第1の態様に係る端子金具であって、前記流入抑制部は、前記電線が固定される側及び前記電線が固定される側とは反対側のそれぞれの主面に凸部が生じるように形成されている。
第6の態様に係る端子金具は、第1から第5のいずれか1つの態様に係る端子金具であって、前記接続部の底面に対して前記電線固定部の底面が前記電線側に寄せられて段差状に形成されている。
第7の態様に係る端子付電線は、第1から第6のいずれか1つの態様に係る端子金具と、前記電線固定部に固定された電線と、前記電線固定部及び前記電線の周囲に接着剤を介在させた状態で取付けられた収縮チューブと、を備える。
第8の態様に係る端子付電線の製造方法は、(a)端子金具の電線固定部及び前記電線固定部が固定された電線の周囲に収縮チューブを被せる工程と、(b)前記端子金具のうち相手側導体との接続部と前記電線固定部との間に設けられた流入抑制部により前記収縮チューブの内部に設けられた接着剤が前記接続部に流入することを抑制しつつ前記収縮チューブを収縮させる工程と、を備える。
第1から第6の態様によると、電線に固定される電線固定部と、相手側導体に接続される接続部と、電線固定部から接続部に亘る板状部分のうち電線固定部と接続部との間に介在する中間部分が、中間部分の幅方向全体に亘って、板状部分のうち電線固定部及び接続部の部分のいずれか一方主面から突出する態様で曲げられた形状に形成された流入抑制部と、を備えるため、電線固定部及び電線固定部に固定された電線の周囲に取り付けられる収縮チューブの接着剤が電線固定部から接続部に流入することを流入抑制部で抑制することができる。これにより、端子付電線に熱収縮チューブを取り付ける際に、他の治具を用いずとも、接着剤が相手側導体との接続部まで漏れることをより簡易に抑制することができる。
特に、第2の態様によると、流入抑制部は、電線が固定される側の主面に凸部が生じるように形成されているため、電線が固定される側の主面において漏れ出す接着剤に対しては、当該凸部で堰き止めて流入を抑制することができる。また、電線が固定される側の主面とは反対側の主面において漏れ出す接着剤に対しては、当該凸部が形成されることで当該凸部の反対側に形成される凹部によって流入を抑制することができる。
特に、第3の態様によると、凸部に板状部分の表裏を貫通する孔が形成されている。通常、電線が固定される側の接着剤の量は電線が固定される側とは反対側の接着剤の量よりも多いため、漏れ出す量も多くなることが予想される。このような場合に、凸部だけでは堰き止められない接着剤を電線が固定される側の面とは反対側の面に逃がすことができる。
特に、第4の態様によると、流入抑制部は、電線が固定される側とは反対側の主面に凸部が生じるように形成されているため、電線が固定される側とは反対側の主面において漏れ出す接着剤に対しては、当該凸部によって流入を抑制することができる。また、電線が固定される側の主面において漏れ出す接着剤に対しては、当該凸部が形成されることで当該凸部の反対側に形成される凹部によって流入を抑制することができる。
特に、第5の態様によると、流入抑制部は、電線が固定される側及び電線が固定される側とは反対側のそれぞれの主面に凸部が生じるように形成されているため、電線固定部から接続部への接着剤の流入をより確実に抑制することができる。
特に、第6の態様によると、接続部の底面に対して電線固定部の底面が電線側に寄せられて段差状に形成されているため、接着剤が接続部に流れ込まないように加工しやすい。
第7の態様によると、第1から第6のいずれか1つの態様に係る端子金具と、電線固定部に固定された電線と、電線固定部及び電線の周囲に接着剤を介在させた状態で取付けられた収縮チューブと、を備えるため、他の治具を用いずとも、電線固定部及び電線固定部に固定された電線の周囲に取り付けられる収縮チューブの接着剤が電線固定部から接続部に流入することを流入抑制部で抑制することができる。これにより、端子付電線に熱収縮チューブを取り付ける際に、接着剤が相手側導体との接続部まで漏れることをより簡易に抑制することができる。
第8の態様によると、(a)端子金具の電線固定部及び電線固定部が固定された電線の周囲に収縮チューブを被せる工程と、(b)端子金具のうち相手側導体との接続部と電線固定部との間に設けられた流入抑制部により収縮チューブの内部に設けられた接着剤が接続部に流入することを抑制しつつ収縮チューブを収縮させる工程と、を備えるため、他の治具を用いずとも、電線固定部及び電線固定部に固定された電線の周囲に取り付けられる収縮チューブの接着剤が電線固定部から接続部に流入することを流入抑制部で抑制することができる。これにより、端子付電線に熱収縮チューブを取り付ける際に、接着剤が相手側導体との接続部まで漏れることをより簡易に抑制することができる。
第1実施形態に係る端子金具を示す斜視図である。 第1実施形態に係る端子金具を示す側面図である。 端子付電線の一製造工程を示す説明図である。 端子付電線の一製造工程を示す説明図である。 第1実施形態に係る端子付電線を示す側面図である。 図5の部分拡大断面図である。 第2実施形態に係る端子金具を示す斜視図である。 第2実施形態に係る端子金具を示す断面図である。 第2実施形態に係る端子付電線を示す部分拡大断面図である。 第3実施形態に係る端子金具を示す側面図である。 第3実施形態に係る端子付電線を示す側面図である。 第4実施形態に係る端子金具を示す側面図である。 第4実施形態に係る端子付電線を示す側面図である。
{第1実施形態}
以下、第1実施形態に係る端子金具について説明する。図1は、第1実施形態に係る端子金具10を示す斜視図である。図2は、第1実施形態に係る端子金具10を示す側面図である。
端子金具10は、電線70に取付けられると共に、電線70に取付けられた状態でその周囲に収縮チューブ80が接着剤90を間に介在させた状態で取り付けられる端子金具10である(図5参照)。具体的には、端子金具10は、電線固定部20と、接続部30と、流入抑制部40とを備える。端子金具10は、電線固定部20から接続部30に亘る一枚の板状部分12が設けられている。
電線固定部20は、電線70に固定される部分である。ここでは、電線固定部20は、電線70に圧着されることで電線70に固定される。具体的には、電線固定部20は、ワイヤバレル22とインシュレーションバレル24とを含む。ワイヤバレル22は、電線70のうち露出した芯線72に圧着される部分である。インシュレーションバレル24は、電線70のうち絶縁被覆74に圧着される部分である。ワイヤバレル22及びインシュレーションバレル24は、上記一枚の板状部分12の延在方向一端側の側方部分に起立して形成されている。つまり、ここでは、板状部分12に二対の起立片21a、21bが形成され、このうち接続部30側の一対の起立片21aがワイヤバレル22を構成し、もう一対の起立片21bがインシュレーションバレル24を構成している。
もっとも、電線固定部20に電線70を固定する手段としては、圧着に限られない。例えば、電線70が板状部分12に溶接等の接合により固定されている場合も考えられる。また、圧着により電線固定部20を電線70に固定する場合でも、電線固定部20の形状は上記したものに限られない。例えば、電線固定部は、ワイヤバレル22のみを含む場合が考えられる。また例えば、電線固定部は、筒状のいわゆるクローズドバレル型の形状に形成されている場合が考えられる。
接続部30は、相手側導体に接続される部分である。ここでは、接続部30として、上記板状部分12にボルト挿通孔30hが形成されている。つまり、ここでは、ボルト挿通孔30hに挿通されるボルト及び当該ボルトに螺合するナット等によって接続部30が相手側導体に対して固定される。この際、接続部30は、ボルト挿通孔30hの周縁が相手側導体に接触することで直接的に、又は、上記ボルト及びナット等を介して間接的に、相手側導体に対して電気的に接続される。当該接続部30が形成された端子金具10は、例えば、アース用に採用される。
もっとも、接続部30の形状は上記したものに限られない。例えば、接続部30の形状は、ピン型のいわゆるオス型の形状に形成されていてもよいし、オス型に対応するメス型の形状に形成されていてもよい。
流入抑制部40は、電線固定部20の周囲に収縮チューブ80が接着剤90を介在させた状態で取り付けられた際に、電線固定部20から接続部30へ接着剤90が漏れ出すのを抑制する部分である。具体的には、流入抑制部40は、電線固定部20から接続部30に亘って延在する板状部分12のうち電線固定部20と接続部30との間に介在する中間部分が曲げられた形状に形成されている。流入抑制部40は、板状部分12のうち電線固定部20及び接続部30の部分のいずれか一方主面12a、12bから突出する態様で曲げられた形状に形成されている。ここでは、流入抑制部40は、電線70が固定される側の主面12aに凸部42が生じるように形成されている。また、流入抑制部40は、板状部分12の中間部分の幅方向全体に亘って曲げられた形状に形成されている。
ここでは、流入抑制部40は、図2の側面視で略U字状、より詳細には、U字が逆さになった形状に形成されている。このため、流入抑制部40は、板状部分12のうち主面12aに凸部42が生じると共にその反対側の主面12bに、凹部44が生じるように形成されている。さらに当該凸部42及び凹部44は、板状部分12の幅方向に沿って全体に亘って延在している。
このような流入抑制部40は、板状部分12を曲げて形成されていてもよいし、曲がった形状に対応する金型等によって当該曲がった形状に形成されていてもよい。
流入抑制部40が、板状部分12のうち電線固定部20及び接続部30の部分のいずれか一方主面12a、12bから突出する態様で曲げられた形状に形成されていることで、収縮チューブ80の接着剤90が電線固定部20から接続部30へ漏れ出すことを抑制することができる。これについて、詳しくは後述する。
板状部分12の主面12aからの凸部42の突出寸法は適宜設定されていればよい。凸部42の突出寸法が大きいほど、より確実に接着剤90の流入を抑制することができる。また、凸部42の突出寸法が小さいほど、凸部42の形成が容易になる。
凸部42の突出寸法を設定するに当たり考慮すべき値としては例えば、流出する接着剤90の量(以下、流出量と称する)及び速度(以下、流出速度と称する)が考えられる。より具体的には、流出量が多く、また流出速度が速い場合、凸部42の突出寸法を大きくすることが考えられる。反対に、流出量が少なく、また流出速度が速い場合に、凸部42の突出寸法を小さくすることが考えられる。上記のほか、凸部42の突出寸法を設定するに当たり考慮すべき値としては例えば、接着剤90の粘度が考えられる。より具体的には、接着剤90の粘度が高い場合、接着剤90がある程度高さを保った状態で凸部42に達すると考えられる。一方、接着剤90の粘度が低い場合、接着剤90は凸部42に達する前にある程度平面に沿って広がると考えられる。なお、流出速度は、収縮チューブ80の収縮の速度及び上記接着剤90の粘度等に応じて決定されると考えられる。すなわち、収縮チューブ80が速く収縮すると共に接着剤90の粘度が低い場合に流出速度が速くなり、収縮チューブ80が遅く収縮すると共に接着剤90の粘度が高い場合に流出速度が遅くなると考えられる。
また、板状部分12の延在方向に対する凸部42の寸法(凸部42の幅寸法)は、当該端子金具10が、凸部42が設けられない従来の端子金具10に代替可能となるように設定されているとよい。より詳細には、凸部42の位置がボルト締めの際にボルトと干渉しない位置に設定された上で、端子金具10の延在方向の寸法が凸部42を設けない場合に比べてなるべく増加しないように凸部42の幅寸法が設定されているとよい。
また、ここでは接続部30の底面に対して電線固定部20の底面が電線70側に寄せられて段差状に形成されている。ここでは、接続部30及び電線固定部20の底面は、板状部分12のうち電線70が固定される側とは反対側の主面12bである。つまり、板状部分12の主面12bにおいて、接続部30の部分よりも電線固定部20の部分が電線70側に寄せられている(例えば、図2において主面12bは、接続部30の部分よりも電線固定部20の部分が上方に位置する)。これにより、収縮チューブ80の接着剤90が接続部30に流れ込まないように加工しやすい。さらに、接続部30を相手側導体に対してボルト締めする際に、収縮チューブ80の厚みを吸収することができる。
また、ここでは、端子金具10には、その先端に回り止用の突起14が設けられている。当該突起14は、略L字状に曲げられたような形状に形成されている。当該突起14が、相手側導体などに設けられた回り止用の孔に挿入されることで、ボルト締めの際などに端子金具10がボルト周りで回ることを抑制することができる。
次に、端子金具10を電線70に取り付けると共に端子金具10及び電線70に収縮チューブ80を取り付ける様子について説明しつつ、これらが組み合わさった端子付電線100について説明する。図3及び図4は、端子付電線100の一製造工程を示す説明図である。図5は、第1実施形態に係る端子付電線100を示す側面図である。図6は、図5の部分拡大断面図である。
図3に示すように、まずは、端子金具10を電線70に取り付ける。具体的には、端子金具10のうち電線固定部20を電線70に固定する。
ここで、電線70は、芯線72と芯線72の周囲に設けられた絶縁被覆74とを含む。芯線72は、少なくとも1本の銅又はアルミニウム等の導電性材料で形成された素線で構成される。ここでは、芯線72は、複数の素線で構成されるものとして説明する。絶縁被覆74は、絶縁性を有する材料を芯線72の周囲に押し出すなどして形成される。また、図3に示されるように、電線70の端部には、芯線72が露出した芯線露出部72aが形成されている。芯線露出部72aは、電線70の端部の絶縁被覆74を皮剥ぎするなどして、形成される。電線70は、車両等の配設対象箇所に配設された状態で、車両等に搭載された各種電気機器同士を電気的に接続するものとして用いられる。
ここでは、上述したように電線固定部20はワイヤバレル22とインシュレーションバレル24とを含む。従って、電線70の端部を板状部分12上に配した状態で、ワイヤバレル22を芯線露出部72aに圧着すると共にインシュレーションバレル24を絶縁被覆74に圧着する。これにより、電線固定部20が電線70に固定されると共に電気的に接続される。
次に、図4及び図5に示すように、収縮チューブ80を取り付ける。具体的には、端子金具10のうち流入抑制部40よりも電線固定部20側の部分及び電線70の端部に収縮チューブ80を取り付ける。
ここで、収縮チューブ80は、管状に形成され、その径が小さくなるように収縮可能に形成されている。ここでは、収縮チューブ80として、熱により収縮可能な熱収縮チューブ80が用いられている。もっとも、収縮チューブ80としては、径を広げた状態で対象に被せた後に収縮可能なものであればよい。
より詳細には、熱収縮チューブ80は、例えば、ポリオレフィン系、ナイロン系、シリコーン系、フッ素樹脂系又はポリエステルエラストマー系などの合成樹脂からなる管状の部材である。熱収縮チューブ80は、押出成形によって細い管状に成形された樹脂部材が、加熱された状態で太い管状へ引き伸ばされた後に冷却されることによって得られる。このようにして得られた熱収縮チューブ80、加熱された場合、引き伸ばされる前の細い管状まで収縮する形状記憶特性を有する。
収縮チューブ80と電線70及び端子金具10との間には、接着剤90(止水剤とも言う)が介在する。接着剤90は、収縮チューブ80の内部の隙間を埋める部材である。これにより、収縮チューブ80内部への水等の浸入をより確実に抑制することができる。もって、端子金具10と芯線72との接触部分への水かかり及び毛細管現象によって絶縁被覆74内部を水等が伝わることなどを抑制することができる。接着剤90としては、流動性を有する樹脂であればよい。接着剤90は、例えば、変性オレフィン系又はポリエステル系のホットメルト接着剤90等の熱可塑性の部材を含むことが考えられる。
ここでは、接着剤90としてホットメルト接着剤90が採用されているものとして説明する。より詳細には、収縮チューブ80として熱収縮チューブ80が用いられているため、収縮チューブ80を収縮させるために加熱する必要がある。この際、接着剤90としてホットメルト接着剤90が用いられていると、接着剤90を予め収縮チューブ80の内部に仕込んでおいた場合でも、この加熱の際に、接着剤90が軟化し、収縮チューブ80内で流動する。これにより、接着剤90が収縮チューブ80の収縮に伴って収縮チューブ80内の隙間に入りこみ、当該隙間を埋めることができる。
例えば、接着剤90は、収縮チューブ80が収縮した状態で収縮チューブ80の端部からはみ出すようにその量が調節される。このはみ出しを目視にて確認することにより、収縮チューブ80が収縮した状態で接着剤90が収縮チューブ80と電線70及び端子金具10との間及び素線間に浸透していることの一つの目安とすることができる。もっとも、接着剤90が収縮チューブ80からはみ出すことは必須ではない。
接着剤90の収縮チューブ80からのはみ出しの如何にかかわらず、接着剤90の量の誤差等の影響で、接着剤90が接続部30側へ流入してしまう場合がある。接着剤90が接続部30へ流入してしまった場合は、流入した接着剤90を接着剤90が硬化した後などに除去する必要が有り、工数が余分にかかる。また、接続部30への接着剤90の流入を抑制するために他の治具等を用いる場合には、その治具をセットするための工数が余分にかかる。これに対して、ここでは、端子金具10に流入抑制部40を形成することで、他の治具を用いずとも接着剤90が接続部30へ流入することを抑制可能にしている。
図4に示すように、熱収縮チューブ80は、収縮前の状態で電線70及び端子金具10に被せられる。この際、熱収縮チューブ80を位置決めするにあたり流入抑制部40が一つの目安となる。より詳細には、流入抑制部40の端部又はそれよりも若干電線固定部20側に熱収縮チューブ80が位置するように、収縮前の熱収縮チューブ80を被せる。
そして、熱収縮チューブ80は、電線70及び端子金具10に被せられた状態で加熱されることで収縮し、図5に示すように、電線70及び端子金具10に密着する。この際、熱収縮チューブ80の内部に仕込まれていたホットメルト接着剤90は、加熱に伴い流動し、熱収縮チューブ80の内部の隙間を埋める。さらにここでは接着剤90は、図5及び図6に示すように、収縮チューブ80の端部からはみ出す。なお、ここでは、電線70が固定される側の主面12aを鉛直上向きにした状態で収縮チューブ80が収縮しているものとする。
収縮チューブ80の端部からはみ出した接着剤90は、流入抑制部40で接続部30への流入が抑制される。より詳細には、図6に示すように、板状部分12のうち電線70が固定される側の主面12aにおいて収縮チューブ80の端部からはみ出した接着剤90は、流入抑制部40のうち凸部42によって堰き止められる。また、板状部分12のうち電線70が固定される側の主面12aとは反対側の主面12bにおいて収縮チューブ80の端部からはみ出した接着剤90は、流入抑制部40のうち凹部44又は凹部44の手前にたまる。なお、凸部42によって堰き止められた接着剤90は、板状部分12の側面を伝って、電線70が固定される側とは反対側の主面12bに達することも考えられる。
以上のように端子金具10を電線70に固定すると共に端子金具10及び電線70の周囲に収縮チューブ80を取り付けることで、端子付電線100が完成となる。
このような端子金具10及び端子付電線100によると、電線70に固定される電線固定部20と、相手側導体に接続される接続部30と、電線固定部20から接続部30に亘る板状部分12のうち電線固定部20と接続部30との間に介在する中間部分が、中間部分の幅方向全体に亘って、板状部分12のうち電線固定部20及び接続部30の部分のいずれか一方主面12a、12bから突出する態様で曲げられた形状に形成された流入抑制部40と、を備えるため、電線固定部20及び電線固定部20に固定された電線70の周囲に取り付けられる収縮チューブ80の接着剤90が電線固定部20から接続部30に流入することを流入抑制部40で抑制することができる。これにより、端子付電線100に熱収縮チューブ80を取り付ける際に、他の治具を用いずとも、接着剤90が相手側導体との接続部30まで漏れることをより簡易に抑制することができる。
また、流入抑制部40は、電線70が固定される側の主面12aに凸部42が生じるように形成されているため、電線70が固定される側の主面12aにおいて漏れ出す接着剤90に対しては、当該凸部42で堰き止めて流入を抑制することができる。また、電線70が固定される側の主面12aとは反対側の主面12bにおいて漏れ出す接着剤90に対しては、当該凸部42が形成されることで当該凸部42の反対側に形成される凹部44によって流入を抑制することができる。
また、接続部30の底面に対して電線固定部20の底面が電線70側に寄せられて段差状に形成されているため、接着剤90が接続部30に流れ込まないように加工しやすい。
さらに、こうして製造された端子付電線100は、ボルト締めされるに当たりねじりが生じた場合でも止水性の悪化を抑制することができると考えられる。より詳細には、端子付電線100の端子金具10がボルト締めされる際に端子付電線100にねじりが生じる場合がある。当該ねじりは、例えば、接続部30の板厚が薄い場合、又は電線70が太物である際に電線70にくせがついている場合等に生じる。この場合、当該ねじりによる応力が収縮チューブ80にかかり、収縮チューブ80が破れるなどする恐れがあった。しかしながら、ここでは、板状部分12に側面視U字状の流入抑制部40が形成されているため、ねじりによる応力が流入抑制部40に集中しやすい。これにより、ねじりによる応力が収縮チューブ80にかかりにくくなり、収縮チューブ80の破れなどを抑制することができる。
また、上記端子金具10は、流入抑制部40で曲がり易いため、電線70の引出方向が異なる場合でも対応しやすくなる。より詳細には、端子金具10を中間部分で板状部分12のうち接続部30の部分の延在方向に対して交差する方向に曲げようとした場合に、その応力が流入抑制部40に集中しやすい。このため、端子金具10は、板状部分12のうち接続部30における延在方向と電線固定部20における延在方向とが交差するように流入抑制部40で曲がり易くなる。これにより、電線70の引出方向が板状部分12のうち接続部30における延在方向と異なる方向に設定されている場合でも、当該端子金具10を流入抑制部40で曲げることで対応することができる。この場合、収縮チューブ80を曲げずに済むので止水性が悪化することを抑制することができる。
{第2実施形態}
次に、第2実施形態に係る端子金具について説明する。図7は、第2実施形態に係る端子金具10Aを示す斜視図である。図8は、第2実施形態に係る端子金具10Aを示す断面図である。なお、本実施の形態の説明において、これまで説明したものと同様構成要素については同一符号を付してその説明を省略する(以下の実施形態の説明においても同様)。
第2実施形態に係る端子金具10Aは、流入抑制部40Aの凸部42に孔42hが形成されている点で第1実施形態に係る端子金具10とは異なる。
具体的には、孔42hは、板状部分12の表裏を貫通する態様で凸部42に形成されている。ここでは、孔42hは凸部42の頂部と凹部44の底部とを結ぶように形成されているが、このことは必須ではない。孔は、凸部42のうち頂部よりも低い部分に形成されていてもよい。この場合、孔は、凸部42のうち電線固定部20側向きに開口するように形成されていてもよいし、接続部30側向きに開口するように形成されていてもよい。
また、ここでは、孔42hは板状部分12の幅方向に沿って中央に形成されているが、このことは必須ではない。孔は、板状部分12の幅方向に沿ってどちらか一方端部寄りに形成されていてもよい。
上記第1実施形態と同様に、端子金具10Aを電線70に取り付けると共に電線70及び端子金具10Aの周囲に収縮チューブ80を取り付けることで、端子付電線100Aを製造することができる。
ここで、端子付電線100Aを製造するに当たり、孔42hと接着剤90との関係性について図9を参照しつつ説明する。図9は、第2実施形態に係る端子付電線100Aを示す部分拡大断面図である。
上述したように、収縮チューブ80が収縮する際に、接着剤90が収縮チューブ80の内部で流動し、一部が収縮チューブ80から漏れ出す。通常、電線70が固定される側の接着剤90の量は電線70が固定される側とは反対側の接着剤90の量よりも多いため、漏れ出す量も多くなることが予想される。漏れ出した接着剤90は、板状部分12の主面12aを伝って電線固定部20から接続部30側に浸入しようとする。この際、漏れ出す接着剤90の流出量が多い場合、又は流出速度が速い場合などに、漏れ出した接着剤90が凸部42の頂部に達する場合があり得る。この場合、孔42hが設けられていないと、接着剤90が頂部を越えることもあり得る。しかしながら、ここでは、凸部42の頂部に孔42hが形成されているため、凸部42の頂部に達した接着剤90は、図9に示すように、孔42hの開口から内部に浸入し、孔42hの内周面に沿って移動する。そして、孔42hの内周面に沿って移動する接着剤90は、孔42hの内周面に留まる、又は凸部42の反対側の凹部44或いは板状部分12の主面12bに達する。
このような端子金具10A及び端子付電線100Aによると、凸部42に板状部分12の表裏を貫通する孔42hが形成されているため、凸部42だけでは堰き止められない接着剤90を電線70が固定される側の主面12aとは反対側の主面12bに逃がすことができる。
{第3実施形態}
次に、第3実施形態に係る端子金具について説明する。図10は、第3実施形態に係る端子金具10Bを示す側面図である。
第3実施形態に係る端子金具10Bは、凸部42Bの向きが第1実施形態に係る端子金具10Bとは異なる。
具体的には、流入抑制部40Bは、電線70が固定される側とは反対側の主面12bに凸部42Bが生じるように形成されている。このため、電線70が固定される側の主面12aには、凸部42Bの反対側に凹部44Bが形成されている。凸部42B及び凹部44Bの形状は、例えば、凸部42及び凹部44の形状と同様に設定される。なお、凸部42Bが設けられることで、板状部分12のうち接続部30に相当する部分の主面12bが凸部42Bよりも上方に位置してしまうと、接続部30を適切に接続できない恐れがある。これを回避するため、ここでは、板状部分12のうち接続部30に相当する部分の主面12bが凸部42Bと同じかそれよりも下方(図10及び図11に示す例では、同じ)に位置するように、凸部42Bと板状部分12のうち接続部30に相当する部分とを連結部46を介して連結している。
上記第1実施形態と同様に、端子金具10Bを電線70に取り付けると共に電線70及び端子金具10Bの周囲に収縮チューブ80を取り付けることで、端子付電線100Bを製造することができる。この際、凸部42B、つまり主面12bを鉛直上向きにした状態で収縮チューブを収縮させてもよいし、凹部44B、つまり主面12aを鉛直上向きにした状態で収縮チューブを収縮させてもよい。ここでは、凹部44B、つまり主面12aを鉛直上向きにした状態で収縮チューブを収縮させるものとして説明する。
ここで、端子付電線100Bを製造するに当たり、漏れ出す接着剤90の様子について図11を参照しつつ説明する。図11は、第3実施形態に係る端子付電線100Bを示す側面図である。
上述したように、収縮チューブ80が収縮する際に、接着剤90が収縮チューブ80の内部で流動し、一部が収縮チューブ80から漏れ出す。この際、電線70が固定される側の主面12aにおいて収縮チューブ80から漏れ出した接着剤90は、図11に示すように、平坦部分を伝って凹部44Bにたまる。また、電線70が固定される側とは反対側の主面12bにおいて収縮チューブ80から漏れ出した接着剤90は、凸部42Bによって堰き止められる。これらにより、接着剤90が接続部30まで達することを抑制することができる。
このような端子金具10B及び端子付電線100Bによると、流入抑制部40Bは、電線70が固定される側とは反対側の主面12bに凸部42Bが生じるように形成されているため、電線70が固定される側とは反対側の主面12bにおいて漏れ出す接着剤90に対しては、当該凸部42Bによって流入を抑制することができる。また、電線70が固定される側の主面12aにおいて漏れ出す接着剤90に対しては、当該凸部42Bが形成されることで当該凸部42Bの反対側に形成される凹部44Bによって流入を抑制することができる。
{第4実施形態}
次に、第4実施形態に係る端子金具について説明する。図12は、第4実施形態に係る端子金具10Cを示す側面図である。
第4実施形態に係る端子金具10Cは、流入抑制部40Cの形状が第1実施形態に係る端子金具10の流入抑制部40の形状とは異なる。
具体的には、流入抑制部40Cは、電線70が固定される側及び電線70が固定される側とは反対側のそれぞれの主面12a、12bに凸部42Ca、42Cbが生じるように形成されている。より詳細には、電線固定部20側から接続部30側に向けて主面12a側に突出する凸部42Ca及び主面12b側に突出する凸部42Cbが並ぶように形成されている。このため、流入抑制部40Cは、側面視S字状に形成されている。なお、凸部42Cbが設けられることで、板状部分12のうち接続部30に相当する部分の主面12bが凸部42Cbよりも上方に位置してしまうと、接続部30を適切に接続できない恐れがある。これを回避するため、ここでは、板状部分12のうち接続部30に相当する部分の主面12bが凸部42Cbと同じかそれよりも下方(図12及び図13に示す例では、同じ)に位置するように、凸部42Cbと板状部分12のうち接続部30に相当する部分とを連結部46を介して連結している。
もっとも、電線固定部20側から接続部30側に向けて凸部42Cb及び凸部42Caが並ぶように形成されていてもよい。
上記第1実施形態と同様に、端子金具10Cを電線70に取り付けると共に電線70及び端子金具10Cの周囲に収縮チューブ80を取り付けることで、端子付電線100Cを製造することができる。
ここで、端子付電線100Cを製造するに当たり、漏れ出す接着剤90の様子について図13を参照しつつ説明する。図13は、第4実施形態に係る端子付電線100Cを示す側面図である。
上述したように、収縮チューブ80が収縮する際に、接着剤90が収縮チューブ80の内部で流動し、一部が収縮チューブ80から漏れ出す。この際、電線70が固定される側の主面12aにおいて収縮チューブ80から漏れ出した接着剤90は、図13に示すように、凸部42Caによって堰き止められる。この際、接着剤90が凸部42Caを越えた場合、凸部42Caを越えた接着剤90は凸部42Cbの反対側に形成された凹部44Caにたまる。また、電線70が固定される側とは反対側の主面12bにおいて収縮チューブ80から漏れ出した接着剤90は、凸部42Caの反対側の凹部44Cb又はその手前に留まる又は凸部42Cbによって堰き止められる。これらにより、接着剤90が接続部30まで達することを抑制することができる。
このような端子金具10C及び端子付電線100Cによると、流入抑制部40Cは、電線70が固定される側及び電線70が固定される側とは反対側のそれぞれの主面12a、12bに凸部42Ca、42Cbが生じるように形成されているため、電線固定部20から接続部30への接着剤90の流入をより確実に抑制することができる。
なお、上記各実施形態で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。例えば、第3および第4実施形態に係る端子金具10B、10Cにおいて、第2実施形態に係る端子金具10Aのように、凸部に孔が形成されていてもよい。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 端子金具
12 板状部分
12a 主面
12b 主面
20 電線固定部
30 接続部
40 流入抑制部
42 凸部
42h 孔
44 凹部
70 電線
80 収縮チューブ
90 接着剤
100 端子付電線

Claims (8)

  1. 電線に取付けられると共に、電線に取付けられた状態でその周囲に収縮チューブが接着剤を間に介在させた状態で取り付けられる端子金具であって、
    電線に固定される電線固定部と、
    相手側導体に接続される接続部と、
    前記電線固定部から前記接続部に亘る板状部分のうち前記電線固定部と前記接続部との間に介在する中間部分が、前記中間部分の幅方向全体に亘って、前記板状部分のうち前記電線固定部及び前記接続部の部分のいずれか一方主面から突出する態様で曲げられた形状に形成された流入抑制部と、
    を備える、端子金具。
  2. 請求項1に記載の端子金具であって、
    前記流入抑制部は、前記電線が固定される側の主面に凸部が生じるように形成されている、端子金具。
  3. 請求項2に記載の端子金具であって、
    前記凸部に前記板状部分の表裏を貫通する孔が形成されている、端子金具。
  4. 請求項1に記載の端子金具であって、
    前記流入抑制部は、前記電線が固定される側とは反対側の主面に凸部が生じるように形成されている、端子金具。
  5. 請求項1に記載の端子金具であって、
    前記流入抑制部は、前記電線が固定される側及び前記電線が固定される側とは反対側のそれぞれの主面に凸部が生じるように形成されている、端子金具。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の端子金具であって、
    前記接続部の底面に対して前記電線固定部の底面が前記電線側に寄せられて段差状に形成されている、端子金具。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の端子金具と、
    前記電線固定部に固定された電線と、
    前記電線固定部及び前記電線の周囲に接着剤を介在させた状態で取付けられた収縮チューブと、
    を備える、端子付電線。
  8. (a)端子金具の電線固定部及び前記電線固定部が固定された電線の周囲に収縮チューブを被せる工程と、
    (b)前記端子金具のうち相手側導体との接続部と前記電線固定部との間に設けられた流入抑制部により前記収縮チューブの内部に設けられた接着剤が前記接続部に流入することを抑制しつつ前記収縮チューブを収縮させる工程と、
    を備える、端子付電線の製造方法。
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