JP6438240B2 - 車両用ブッシュおよびシャシフレーム支持構造 - Google Patents
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Description
本発明の車両用ブッシュによれば、当該車両用ブッシュを車両上下方向に対して傾けることなく、弾性主軸の方向が変えられることで、組み立て時の作業性を損なうことなく、車両の操縦安定性を向上させることができる。
この場合、前記弾性主軸をより大きく傾かせることができる。
この場合、前記弾性主軸の傾きを大きく確保しつつ、当該弾性主軸の傾きを安定的に一定の状態に維持することができる。
この場合、前記弾性主軸をより大きく傾かせることができる。
前記ブッシュは、内側部材と、前記内側部材を取り囲む外筒部材と、前記内側部材と前記外筒部材との間に配置される弾性体とを有して、前記内側部材の中心軸を車両上下方向として車両に取り付けられ、前記内側部材および前記外筒部材の一方は、車幅方向内側に向かうに従って上方に傾斜する傾斜部を有するものであり、前記内側部材および前記外筒部材の他方は、前記傾斜部の傾斜面と対向するように前記内側部材および前記外筒部材の前記一方に向かって突出する対向部を有するものであり、前記弾性体は、少なくとも、前記傾斜部と前記対向部との間に介在する部分を含むものである。
本発明のシャシフレーム支持構造によれば、車両用ブッシュを車両上下方向に対して傾けることなく、弾性主軸の方向が変えられることで、シャシフレームのロール回転角度が低減されるため、シャシフレームの相対的な動きが減少することにより、組み立て時の作業性を損なうことなく、車両の操縦安定性を向上させることができる。
この場合、前記弾性主軸をより大きく傾かせることができる。
この場合、前記弾性主軸の傾きを大きく確保しつつ、当該弾性主軸の傾きを安定的に一定の状態に維持することができる。
この場合、前記弾性主軸をより大きく傾かせることができる。
図1に示すように、内筒部材11の下側傾斜部11bと外筒部材12の下側対向部12bとは、車幅方向内側に向かう従って上方に傾斜し、これら下側傾斜部11bおよび下側対向部12bの相互間に形成された領域S1 には弾性体13が介在する。即ち、弾性体13は、内筒部材11の下側傾斜部11bと外筒部材12の下側対向部12bとの間に介在する部分を含む。この領域S1 内の弾性体13は、円筒ブッシュ1の上端面(内筒部材11の上端面11e1 )に対して下向きの荷重が加わると、内筒部材11の下側傾斜部11bが外筒部材12の下側対向部12bに向かって移動することから、内筒部材11の下側傾斜部11bと外筒部材12の下側対向部12bとの間で圧縮される。これにより、内筒部材11には、白抜き矢印に示す円筒ブッシュ1の上端面から入力される下向きの荷重と、白抜き矢印に示す弾性体13からの車幅方向外側に向かう反力とが入力される。この結果、内筒部材11は、車幅方向外側に向かって下方に傾斜する合力を受ける。このため、円筒ブッシュ1の弾性主軸O2 の方向は、車両上側に向かうに従って車幅方向内側に傾斜する。
11 内筒部材(内側部材)
11a 本体部
11b 下側傾斜部
11c 上側傾斜部(他の傾斜部)
11f1 下側傾斜面
11f2 上側傾斜面
12 外筒部材
12b 下側対向部(対向部)
12c 上側対向部(他の対向部)
12e 補助対向部(他の対向部)
12g 中間対向部(他の対向部)
12f1 下側対向面
12f2 上側対向面
13 弾性体
13b 上側空洞部(空洞部)
13b1 開口側領域
13b2 傾斜部側領域
13c 下側空洞部(他の空洞部)
13c1 開口側領域
13c2 傾斜部側領域
13e1 上端面
13e2 下端面
20 サブフレーム(シャシフレーム)
21 ブッシュ取り付け部
30 リアタイヤ
30a ナックル
41 アッパーアーム
42 ロアアーム
O1 中心軸
O2 弾性主軸
Lr1 サブフレームのロール回転中心軸(本発明)
Lr2 サブフレームのロール回転中心軸(従来)
LR サスペンションリンク機構のロール回転中心軸
S1 領域(弾性体の部分)
S2 領域(弾性体の部分)
Claims (10)
- 車両の車幅方向の左右二箇所の少なくとも一方の位置に配置されるブッシュであって、
前記ブッシュは、内側部材と、前記内側部材を取り囲む外筒部材と、前記内側部材と前記外筒部材との間に配置される弾性体とを有して、前記内側部材の中心軸を車両上下方向として車両に取り付けられるものであって、
前記内側部材は、車両に取り付けられたときに車幅方向内側に向かうに従って上方に傾斜する傾斜部を有するものであり、
前記外筒部材は、前記内側部材の傾斜部の傾斜面と対向するように前記内側部材に向かって突出する対向部を有するものであり、
前記外筒部材の対向部は、車両に取り付けられたときに車幅方向内側に向かうに従って上方に傾斜しており、
前記弾性体は、少なくとも、前記内側部材の傾斜部と前記外筒部材の対向部との間に介在する部分を含むものであり、
前記内側部材の傾斜部と前記外筒部材の対向部とは、互いに径方向で重なり合っていないとともに、互いに前記中心軸方向で重なり合っていない、車両用ブッシュ。 - 請求項1において、前記弾性体は、前記中心軸方向の両端面のうち、前記内側部材の傾斜部を挟んで前記外筒部材の対向部と反対側の前記端面に開口して当該端面と前記内側部材の傾斜部との間に延在する空洞部を有する、車両用ブッシュ。
- 請求項1または2において、前記内側部材は、車両に取り付けられたときに車幅方向内側に向かうに従って上方に傾斜する他の傾斜部を有するものであり、
前記外筒部材は、前記内側部材の他の傾斜部の傾斜面と対向するように前記内側部材に向かって突出する他の対向部を有するものであり、
前記弾性体は、前記内側部材の他の傾斜部と前記外筒部材の他の対向部との間に介在する部分をさらに含むものである、車両用ブッシュ。 - 請求項3において、前記弾性体は、前記中心軸方向の両端面のうち、前記内側部材の他の傾斜部を挟んで前記外筒部材の他の対向部と反対側の前記端面に開口して当該端面と前記内側部材の他の傾斜部との間に延在する、他の空洞部を有する、車両用ブッシュ。
- 請求項4において、前記他の空洞部は、車両に取り付けられたときに前記中心軸に対して車幅方向外側に配置されるとともに、前記弾性体の前記端面から前記中心軸に沿って前記内側部材の他の傾斜部まで延在しており、前記他の空洞部と前記中心軸を挟んで径方向反対側に位置する、前記弾性体の前記内側部材の傾斜部と前記外筒部材の対向部との間に介在する部分には、空洞部が配置されていない、車両用ブッシュ。
- シャシフレームと、前記シャシフレームの車幅方向の左右二箇所の位置に配置される少なくとも2つのブッシュとを有し、当該ブッシュによって前記シャシフレームを支持するシャシフレーム支持構造であって、
前記ブッシュは、内側部材と、前記内側部材を取り囲む外筒部材と、前記内側部材と前記外筒部材との間に配置される弾性体とを有して、前記内側部材の中心軸を車両上下方向として車両に取り付けられ、
前記内側部材は、車幅方向内側に向かうに従って上方に傾斜する傾斜部を有するものであり、
前記外筒部材は、前記内側部材の傾斜部の傾斜面と対向するように前記内側部材に向かって突出する対向部を有するものであり、
前記外筒部材の対向部は、車幅方向内側に向かうに従って上方に傾斜しており、
前記弾性体は、少なくとも、前記内側部材の傾斜部と前記外筒部材の対向部との間に介在する部分を含むものであり、
前記内側部材の傾斜部と前記外筒部材の対向部とは、互いに径方向で重なり合っていないとともに、互いに前記中心軸方向で重なり合っていない、シャシフレーム支持構造。 - 請求項6において、前記弾性体は、前記中心軸方向の両端面のうち、前記内側部材の傾斜部を挟んで前記外筒部材の対向部と反対側の前記端面に開口して当該端面と前記内側部材の傾斜部との間に延在する空洞部を有する、シャシフレーム支持構造。
- 請求項6または7において、前記内側部材は、車幅方向内側に向かうに従って上方に傾斜する他の傾斜部を有するものであり、
前記外筒部材は、前記内側部材の他の傾斜部の傾斜面と対向するように前記内側部材に向かって突出する他の対向部を有するものであり、
前記弾性体は、前記内側部材の他の傾斜部と前記外筒部材の他の対向部との間に介在する部分をさらに含むものである、シャシフレーム支持構造。 - 請求項8において、前記弾性体は、前記中心軸方向の両端面のうち、前記内側部材の他の傾斜部を挟んで前記外筒部材の他の対向部と反対側の前記端面に開口して当該端面と前記内側部材の他の傾斜部との間に延在する、他の空洞部を有する、シャシフレーム支持構造。
- 請求項9において、前記他の空洞部は、前記中心軸に対して車幅方向外側に配置されているとともに、前記弾性体の前記端面から前記中心軸に沿って前記内側部材の他の傾斜部まで延在しており、前記他の空洞部と前記中心軸を挟んで径方向反対側に位置する、前記弾性体の前記内側部材の傾斜部と前記外筒部材の対向部との間に介在する部分には、空洞部が配置されていない、シャシフレーム支持構造。
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