JP6432157B2 - 道路橋用伸縮装置 - Google Patents

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Description

本発明は道路橋用伸縮装置に関する。
道路橋は、道路橋を構成する要素として、例えば、橋軸方向の両端に配置された橋台と、橋台の間に橋軸方向に並べられた1つ以上の床版とを含んで構成されている。
橋台と床版との継ぎ目部、および、床版同士の継ぎ目部は、道路橋用伸縮装置を含んで構成されている。
道路橋用伸縮装置は、一般に、道路橋を構成する要素の互いに対向する端部、すなわち、互いに対向する橋台の端部と床版の端部、あるいは、互いに対向する床版の端部にそれぞれ取着された継手部材と、それら継手部材の間に配置され橋軸方向に伸縮可能な止水部材とを備えている。
このような道路橋用伸縮装置として、特許文献1には、橋軸方向と直交する方向に延在する隙間を形成する一対の継手部材と、継手部材の下方に配置され橋軸方向に弾性変形可能な止水部材とを備えるものが開示されている。
継手部材は、鋼材で構成され、互いに向かい合う先端面の間に、橋軸方向と直交する方向に延在する隙間を形成する一対の上板部と、先端面と反対側の上板部の端部から下方に突設され互いに対向する側板部とを備えている。
降雨時や積雪時、道路面上の水は、隙間を介して一対の継手部材の間に侵入するが、止水部材により水が道路橋の下方へ流下することが防止されている。
ところで、寒冷地においては、凍結防止のために凍結防止剤(融雪剤)が道路面に散布されるため、塩分を含んだ水が隙間から一対の継手部材の間に侵入し、上板部の表面や側板部の表面に付着する。このような塩分は、継手部材の腐食の原因となる。
また、一対の継手部材の間に侵入した水は、止水部材によって滞留することから早期に排水されにくく、継手部材の腐食が促進されることが懸念される。
そこで、寒冷地に設置される道路橋用伸縮装置については、上板部や側板部の表面に重防食塗装(重防錆塗装)を施して塩分による腐食を防止している。
特開2008−57246号公報
しかしながら、重防食塗装は、塗装作業に時間がかかり、また、高価な専用の塗料を用いる必要があることからコストが嵩む不利がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、継手部材の腐食を確実に防止しつつコスト低減を図る上で有利な道路橋用伸縮装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、一対の継手部材と止水部材とを有して道路橋を構成する要素の互いに対向する端部と共に道路橋の継ぎ目部を構成し、前記一対の継手部材は、橋軸方向に対向して配置され互いに向かい合う先端面の間に、橋軸方向と直交する方向に延在する隙間を形成する上板部と、前記先端面の反対側の前記上板部の端部から下方に突設され前記要素の前記端部に取着される側板部とを有し、前記止水部材は、前記一対の継手部材の前記側板部の互いに対向する内面間を連結し橋軸方向に弾性変形可能で前記隙間から前記一対の継手部材の内側に侵入した雨水の道路橋への下方への流下を防止するように構成された、道路橋用伸縮装置であって、前記止水部材から露出する前記側板部の内面の全域および前記上板部の下面の全域を被覆するゴム層が設けられ、前記止水部材の両端は加硫接着により前記側板部の内面に取着されており、前記ゴム層は前記止水部材の加硫成形時に前記止水部材と同時に成形されると共に前記内面の全域および前記下面の全域に加硫接着されていることを特徴とする。
また、本発明は、一対の継手部材と止水部材とを有して道路橋を構成する要素の互いに対向する端部と共に道路橋の継ぎ目部を構成し、前記一対の継手部材は、橋軸方向に対向して配置され互いに向かい合う先端面の間に、橋軸方向と直交する方向に延在する隙間を形成する上板部と、前記先端面の反対側の前記上板部の端部から下方に突設され前記要素の前記端部に取着される側板部とを有し、前記止水部材は、前記一対の継手部材の前記側板部の互いに対向する内面間を連結し橋軸方向に弾性変形可能で前記隙間から前記一対の継手部材の内側に侵入した雨水の道路橋への下方への流下を防止するように構成された、道路橋用伸縮装置であって、前記止水部材から露出する前記側板部の内面の全域および前記上板部の下面の全域を被覆するゴム層が設けられ、前記アンカー部材の上面は、前記上板部の上面よりも下方に位置し、橋軸方向と直交する方向において前記アンカー部材から変位した複数箇所でかつ橋軸方向において前記一対の継手部材の外側の箇所に取着可能で、前記箇所に取着された状態で、前記上板部の上面と同一面上に位置する上面部と、前記上板部の上面と反対に位置する前記上面部の端部から橋軸方向において前記上面部から離れるにつれて次第に下方に変位する傾斜面部とを有する誘導板が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ゴム層が止水部材から露出する継手部材の側板部の表面箇所の全域および上板部の下面の全域を被覆しているため、塩分を含んだ水が側板部の表面箇所および上板部の下面に付着することを防止できる。
そのため、継手部材の腐食を確実に防止でき、手間がかかって高価な重防食塗装が不要となるため、コスト低減を図る上で有利となる。
第1の実施の形態における道路橋用伸縮装置の平面図である。 図1のAA線断面図である。 第2の実施の形態における道路橋用伸縮装置の平面図である。 図3のAA線断面図である。 第3の実施の形態における道路橋用伸縮装置の平面図である。 図5のAA線断面図である。 図6のA矢視から見た継手部材の部分の図である。 (A)アンカー部材の平面図、(B)アンカー部材の正面図である。 第4の実施の形態における道路橋用伸縮装置の平面図である。 図9のAA線断面図である。 (A)誘導板の平面図、(B)誘導板の正面図である。 第5の実施の形態における道路橋伸縮装置が拡幅された道路橋に適用された状態を示す説明図である。
(第1の実施の形態)
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図2に示すように、道路橋は、橋脚によって支持された多数の床版2が橋軸方向に並べられて構成され、それら床版2の継ぎ目部4は、互いに対向する床版2の端部と道路橋用伸縮装置10とを含んで構成されている。
道路橋用伸縮装置10は、一対の継手部材14と止水部材16とゴム層18を備えている。
一対の継手部材14は、対向する床版2の端部にそれぞれ取着され、橋軸方向における床版2の伸縮に応じ床版2と一体に橋軸方向に移動する。
継手部材14は、上板部20と、側板部22と、アンカー部材24とを備え、上板部20と側板部22は鋼材により一体的に形成されている。
上板部20は、橋軸方向と直交する方向に延在し、床版2の上面に形成された橋面舗装3の上面(道路橋の上面)と同一面をなす上面2002と、上面2002と反対に位置する下面2004と、凹凸状の先端面2006とを有している。
一対の継手部材14は、互いに対向する床版2の端部間において、凹凸状の先端面2006が隙間Sを空けた状態で噛合するように配置されている。したがって、互いに対向する床版2の端部に取着された一対の継手部材14の凹凸状の先端面2006により、平面視した場合、図1に示すように、橋軸方向に凹凸を繰り返しつつ橋軸方向と直交する方向の全長にわたって延在する凹凸状の隙間Sが形成され、床版2の橋軸方向の伸縮に応じ、隙間Sの橋軸方向の寸法は増減する。
側板部22は、上板部20の長さ方向の全長にわたって延在し、上板部20の凹凸状の先端面2006と反対側の端部から垂設され、側板部22の下端は床版2の端部の凹部2Aの底面に載置されている。
側板部22は、隙間S側に位置する内面2202と、反対側に位置する外面2204とを有し、外面2204にはアンカー部材24が突設されている。
外面2204と凹部2Aとの間に後打ちコンクリート13が打設され、継手部材14はアンカー部材24、後打ちコンクリート13を介して床版2の端部に固定されている。
止水部材16は、降雨時などに隙間Sから侵入する雨水の下方への流下を防止するものであり、図2に示すように、止水部材16は、橋軸方向に沿った幅Wを有している。
止水部材16は、継手部材14の下方に配置され橋軸方向と直交する方向に延在し、橋軸方向に弾性変形可能であり、従来公知の弾性材料で構成されている。このような弾性材料としてCRゴム(クロロプレンゴム)など従来公知の様々なゴムが使用可能である。
止水部材16は、一対の基部1602と、蛇腹部1604とを含んで構成されている。
一対の基部1602は、止水部材16の幅W方向の両端に位置し、対応する側板部22の内面2202にそれぞれ加硫接着により取着されている。
蛇腹部1604は、一対の基部1602を接続するものであり、上下方向に繰り返し変位しつつ凹凸状に止水部材16の幅W方向に延在し、継手部材14の移動に追従して橋軸方向(幅W方向)に伸縮する。
ゴム層18は、止水部材16から露出する内面2202の全域(表面箇所の全域)および上板部20の下面2004の全域を被覆するものである。
ゴム層18は、止水部材16の加硫成形時に止水部材16と同時に成形されると共に内面2202の全域および下面2004の全域に加硫接着されている。
すなわち、金型内に継手部材14と加硫前の止水部材16と加硫前のゴム層18とが配置された状態で加硫成形機により所定温度で加熱されると共に、所定圧力で加圧がなされる。これにより、止水部材16とゴム層18が同時に加硫成形される。同時に、止水部材16の一対の基部1602が対応する側板部22の内面2202にそれぞれ加硫接着され、ゴム層18が止水部材16から露出する内面2202の全域および下面2004の全域に加硫接着される。
本実施の形態によれば、ゴム層18が止水部材16から露出する側板部22の内面2202の全域および上板部20の下面2004の全域を被覆しているため、凍結防止剤(融雪剤)の散布に起因する塩分を含んだ水が隙間Sから一対の継手部材14の内側に侵入し、側板部22の内面2202および上板部20の下面2004に付着することを防止できる。
また、ゴム層18は加硫成形機により止水部材16と同時に加硫成形できるため、ゴム層18を簡単に確実に成形でき、ゴム層18にかかるコストを抑制する上で有利となる。
この場合、止水部材16に用いるゴム材料とゴム層18に用いるゴム材料とを異なったものとしてもよいが、止水部材16、ゴム層18の双方に同一のゴム材料を用いると、ゴム層18を簡単に製造する上でより有利となる。
また、ゴム層18が鋼材である側板部22および上板部20に対して加硫接着されているため、ゴム層18の接着強度を大きく確保でき、継手部材14の腐食を長期間にわたって確実に防止する上で有利となる。
そのため、継手部材14の腐食を確実に防止でき、手間がかかって高価な重防食塗装が不要となるため、コスト低減を図る上で有利となる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。
なお、以下の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の部分、部材については同一の符号を付してその説明を省略する。
第2の実施の形態は、図3、図4に示すように、ゴム層18が上板部20の先端面2006の全域も覆っている点が第1の実施の形態と異なっている。
本実施の形態でも、ゴム層18は加硫成形機により止水部材16と同時に加硫成形されている。
したがって、塩分を含んだ水が、側板部22の内面2202、上板部20の下面2004、先端面2006に付着することを防止できるため、継手部材14の腐食を確実に防止する上でより一層有利となる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態は、図5、図6に示すように、アンカー部材24が側板部22を貫通して一対の継手部材14の内側に配置される場合に、側板部22の内面2202と上板部20の下面2004に加え、一対の継手部材14の内側に位置するアンカー部材24の部分も止水部材16とゴム層18により被覆するようにしたものである。
すなわち、図7に示すように、側板部22には、橋軸方向と直交する方向に間隔をおいて下方に開放状の欠部2210が複数設けられている。
アンカー部材24は、図8(A)、(B)に示すように、細長の板状を呈し、各欠部2210を介して側板部22を貫通し橋軸方向に延在するように配置され、アンカー部材24は、側板部22の外面2204の外側に位置する箇所が基部24Aとなっており、側板部22の内面2202の内側に位置する箇所が先部24Bとなっている。
基部24Aには、鉄筋を配筋するための配筋用溝2402が形成されている。なお、配筋用溝2402に配筋された鉄筋が後打ちコンクリート13に埋設されることでアンカー部材24が凹部2Aに固定される。
より詳細には、図5に示すように、継手部材14の上板部20には隙間Sを形成する凸部20Aと凹部20Bとが交互に形成され、平面視した場合、欠部2210は凸部20Aの延長上に位置する側板部22の箇所に設けられている。
したがって、一対の継手部材14の内側では、アンカー部材24の先部24Bは、凸部20Aの直下の箇所に位置している。
アンカー部材24は、例えば、溶接によりあるいはボルトナットなどにより上板部20、側板部22に取着されている。
なお、図5、図6において符号23は、継手部材14を橋軸方向と直交する方向に連結するためのフランジを示している。
このようなアンカー部材24を設けることで、車両の走行時に継手部材14の上板部20に係る荷重をアンカー部材24を介して確実に支持できるように図られている。
そして、アンカー部材24の先部24B、すなわち、互いに対向する側板部22の間に位置するアンカー部材24の部分は、止水部材16とゴム層18により被覆されている。
このような第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様な効果が奏される他、凍結防止剤(融雪剤)の散布に起因する塩分を含んだ水がアンカー部材24に付着することを防止できる。
したがって、アンカー部材24の腐食を長期間にわたって確実に防止する上で有利となり、また、アンカー部材24に対しての手間がかかって高価な重防食塗装が不要となるため、コスト低減を図る上で有利となる。
また、図6に示すように、ゴム層18は、上下方向の厚さと橋軸方向の幅とを有する厚肉部1802を有している。
そして、厚肉部1802の幅方向の一方の面1802Aで側板部22の内面2202を被覆し、厚肉部1802の厚さ方向の一方の面1802Bで上板部20の下面2004を被覆している。
このようにゴム層18に厚肉部1802を設けると、製造時、ゴム層18を成型するための金型のキャビティ内により多くのゴム材料を充填でき、側板部22の内面2202、上板部20の下面2004を簡単に確実に被覆する上でより有利となる。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態は、第3の実施の形態の一対の継手部材14を、通常仕様と寒冷地仕様の双方に使用できるようにしたものである。
すなわち、第4の実施の形態では、図9、図10に示すように、第3の実施の形態と同様に、側板部22の内面2202と上板部20の下面2004、一対の継手部材14の内側に位置するアンカー部材24の部分が止水部材16とゴム層18により被覆されている。
アンカー部材24の形状も第3の実施の形態と同様であり、アンカー部材24の上面は、上板部20の上面2002よりも下方に位置している。
そして、一対の継手部材14を寒冷地仕様にする場合、橋軸方向と直交する方向においてアンカー部材24から変位した複数箇所でかつ橋軸方向において一対の継手部材14の外側の箇所に誘導板30を取着したものである。
なお、誘導板30は除雪車のオーガが継手部材14に接触することを防止し、オーガの破損、継手部材14の破損を防止するものであり、誘導板30は継手部材14に溶接によりあるいはボルトなどで取着されている。
誘導板30は、継手部材14に取着された状態で、上板部20の上面2002と同一面上に位置する上面部3002と、上板部20の上面2002と反対に位置する上面部3002の端部から橋軸方向において上面部3002から離れるにつれて次第に下方に変位する傾斜面部3004とを有している。
誘導板30には、図10、図11に示すように鉄筋挿通用孔3006が設けられている。なお、鉄筋挿通用孔3006に配筋された鉄筋が後打ちコンクリート13に埋設されることで誘導板30が凹部2Aに固定される。
第4の実施の形態によれば、複数の誘導板30を用意しておくことで、一対の継手部材14を、通常仕様と寒冷地仕様の双方に使用できるようになる。
すなわち、通常仕様であるか否か寒冷地仕様であるか否かを問わず、一対の継手部材14を量産しておくことができる。そして、寒冷地仕様にする場合には、複数の誘導板30を継手部材14に取着することで対応する。
したがって、一対の継手部材14のコストの低減化、道路橋用伸縮装置10のコストの低減化を図る上で有利となる。
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の形態について説明する。
第5の実施の形態は、図12に示すように、道路橋を拡幅した場合の形態であり、第1〜第4の実施の形態と同様に、橋軸方向と直交する方向に延在する道路橋用伸縮装置10が設けられると共に、橋軸方向に延在する道路橋用伸縮装置10′が設けられている。
橋軸方向と直交する方向に延在する道路橋用伸縮装置10については、第1〜第4の実施の形態と同様である。
橋軸方向に延在する道路橋用伸縮装置10′は、拡幅する前の道路橋部分Aと、拡幅した道路橋部分Bとにわたって設けられることになる。
例えば、図2を流用して説明すると、一対の継手部材14は、対向する道路橋部分Aの床版2の端部と道路橋部分Bの床版2の端部にそれぞれ取着され、凹凸状の隙間Sが道路橋の橋軸方向に延在して設けられる。
また、止水部材16は、継手部材14の下方に配置され橋軸方向に延在し、対応する側板部22の内面2202にそれぞれ加硫接着により取着されている。
ゴム層18は、第1の実施の形態(図2)と同様に、止水部材16から露出する内面2202の全域(表面箇所の全域)および上板部20の下面2004の全域を被覆している。あるいは、ゴム層18は、第2の実施の形態(図4)と同様に、止水部材16から露出する内面2202の全域(表面箇所の全域)および上板部20の下面2004の全域並びに上板部20の先端面2006の全域を被覆している。あるいは、ゴム層18および止水部材16は、側板部22の内面2202の全域と上板部20の下面2004の全域、一対の継手部材14の内側に位置するアンカー部材24の部分を被覆している。
このような第5の実施の形態においても第1〜第4の実施の形態と同様の効果が奏される。
10、10′ 道路橋用伸縮装置
14 継手部材
16 止水部材
18 ゴム層
20 上板部
2002 上面
2004 下面
2006 先端面
22 側板部
2202 内面
2204 外面
24 アンカー部材
30 誘導板
S 隙間

Claims (6)

  1. 一対の継手部材と止水部材とを有して道路橋を構成する要素の互いに対向する端部と共に道路橋の継ぎ目部を構成し、
    前記一対の継手部材は、橋軸方向に対向して配置され互いに向かい合う先端面の間に、橋軸方向と直交する方向に延在する隙間を形成する上板部と、前記先端面の反対側の前記上板部の端部から下方に突設され前記要素の前記端部に取着される側板部とを有し、
    前記止水部材は、前記一対の継手部材の前記側板部の互いに対向する内面間を連結し橋軸方向に弾性変形可能で前記隙間から前記一対の継手部材の内側に侵入した雨水の道路橋への下方への流下を防止するように構成された、
    道路橋用伸縮装置であって、
    前記止水部材から露出する前記側板部の内面の全域および前記上板部の下面の全域を被覆するゴム層が設けられ
    前記止水部材の両端は加硫接着により前記側板部の内面に取着されており、
    前記ゴム層は前記止水部材の加硫成形時に前記止水部材と同時に成形されると共に前記内面の全域および前記下面の全域に加硫接着されている、
    ことを特徴とする道路橋用伸縮装置。
  2. 一対の継手部材と止水部材とを有して道路橋を構成する要素の互いに対向する端部と共に道路橋の継ぎ目部を構成し、
    前記一対の継手部材は、橋軸方向に対向して配置され互いに向かい合う先端面の間に、橋軸方向と直交する方向に延在する隙間を形成する上板部と、前記先端面の反対側の前記上板部の端部から下方に突設され前記要素の前記端部に取着される側板部とを有し、
    前記止水部材は、前記一対の継手部材の前記側板部の互いに対向する内面間を連結し橋軸方向に弾性変形可能で前記隙間から前記一対の継手部材の内側に侵入した雨水の道路橋への下方への流下を防止するように構成された、
    道路橋用伸縮装置であって、
    前記止水部材から露出する前記側板部の内面の全域および前記上板部の下面の全域を被覆するゴム層が設けられ
    前記アンカー部材の上面は、前記上板部の上面よりも下方に位置し、
    橋軸方向と直交する方向において前記アンカー部材から変位した複数箇所でかつ橋軸方向において前記一対の継手部材の外側の箇所に取着可能で、前記箇所に取着された状態で、前記上板部の上面と同一面上に位置する上面部と、前記上板部の上面と反対に位置する前記上面部の端部から橋軸方向において前記上面部から離れるにつれて次第に下方に変位する傾斜面部とを有する誘導板が設けられている、
    ことを特徴とする道路橋用伸縮装置。
  3. 前記側板部は、前記内面と反対に位置する外面を有し、
    前記側板部に橋軸方向と直交する方向に間隔をおいて下方に開放状の欠部が複数設けられ、
    前記欠部を介して前記側板部を貫通し橋軸方向に延在するアンカー部材が複数設けられ、
    前記互いに対向する側板部の間に位置する前記アンカー部材の部分は、前記止水部材と前記ゴム層により被覆されている、
    ことを特徴とする請求項記載の道路橋用伸縮装置。
  4. 前記ゴム層は前記先端面の全域も被覆している、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の道路橋用伸縮装置。
  5. 前記ゴム層は、上下方向の厚さと橋軸方向の幅とを有する厚肉部を有し、
    前記厚肉部の幅方向の一方の面で前記側板部の内面を被覆し、前記厚肉部の厚さ方向の一方の面で前記上板部の下面を被覆している、
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項記載の道路橋用伸縮装置。
  6. 前記ゴム層は、前記止水部材と同一の材料で形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項記載の道路橋用伸縮装置。
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