JP6432157B2 - 道路橋用伸縮装置 - Google Patents
道路橋用伸縮装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6432157B2 JP6432157B2 JP2014093670A JP2014093670A JP6432157B2 JP 6432157 B2 JP6432157 B2 JP 6432157B2 JP 2014093670 A JP2014093670 A JP 2014093670A JP 2014093670 A JP2014093670 A JP 2014093670A JP 6432157 B2 JP6432157 B2 JP 6432157B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate portion
- bridge
- side plate
- pair
- axis direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 53
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 44
- 239000005060 rubber Substances 0.000 claims description 44
- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 claims description 11
- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 7
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 6
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 9
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 9
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 7
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 7
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 7
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 6
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 5
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 description 5
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 3
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 3
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 3
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 3
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- 238000009795 derivation Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 2
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 230000008014 freezing Effects 0.000 description 1
- 238000007710 freezing Methods 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- 229920001084 poly(chloroprene) Polymers 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
橋台と床版との継ぎ目部、および、床版同士の継ぎ目部は、道路橋用伸縮装置を含んで構成されている。
道路橋用伸縮装置は、一般に、道路橋を構成する要素の互いに対向する端部、すなわち、互いに対向する橋台の端部と床版の端部、あるいは、互いに対向する床版の端部にそれぞれ取着された継手部材と、それら継手部材の間に配置され橋軸方向に伸縮可能な止水部材とを備えている。
このような道路橋用伸縮装置として、特許文献1には、橋軸方向と直交する方向に延在する隙間を形成する一対の継手部材と、継手部材の下方に配置され橋軸方向に弾性変形可能な止水部材とを備えるものが開示されている。
継手部材は、鋼材で構成され、互いに向かい合う先端面の間に、橋軸方向と直交する方向に延在する隙間を形成する一対の上板部と、先端面と反対側の上板部の端部から下方に突設され互いに対向する側板部とを備えている。
降雨時や積雪時、道路面上の水は、隙間を介して一対の継手部材の間に侵入するが、止水部材により水が道路橋の下方へ流下することが防止されている。
ところで、寒冷地においては、凍結防止のために凍結防止剤(融雪剤)が道路面に散布されるため、塩分を含んだ水が隙間から一対の継手部材の間に侵入し、上板部の表面や側板部の表面に付着する。このような塩分は、継手部材の腐食の原因となる。
また、一対の継手部材の間に侵入した水は、止水部材によって滞留することから早期に排水されにくく、継手部材の腐食が促進されることが懸念される。
そこで、寒冷地に設置される道路橋用伸縮装置については、上板部や側板部の表面に重防食塗装(重防錆塗装)を施して塩分による腐食を防止している。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、継手部材の腐食を確実に防止しつつコスト低減を図る上で有利な道路橋用伸縮装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、一対の継手部材と止水部材とを有して道路橋を構成する要素の互いに対向する端部と共に道路橋の継ぎ目部を構成し、前記一対の継手部材は、橋軸方向に対向して配置され互いに向かい合う先端面の間に、橋軸方向と直交する方向に延在する隙間を形成する上板部と、前記先端面の反対側の前記上板部の端部から下方に突設され前記要素の前記端部に取着される側板部とを有し、前記止水部材は、前記一対の継手部材の前記側板部の互いに対向する内面間を連結し橋軸方向に弾性変形可能で前記隙間から前記一対の継手部材の内側に侵入した雨水の道路橋への下方への流下を防止するように構成された、道路橋用伸縮装置であって、前記止水部材から露出する前記側板部の内面の全域および前記上板部の下面の全域を被覆するゴム層が設けられ、前記アンカー部材の上面は、前記上板部の上面よりも下方に位置し、橋軸方向と直交する方向において前記アンカー部材から変位した複数箇所でかつ橋軸方向において前記一対の継手部材の外側の箇所に取着可能で、前記箇所に取着された状態で、前記上板部の上面と同一面上に位置する上面部と、前記上板部の上面と反対に位置する前記上面部の端部から橋軸方向において前記上面部から離れるにつれて次第に下方に変位する傾斜面部とを有する誘導板が設けられていることを特徴とする。
そのため、継手部材の腐食を確実に防止でき、手間がかかって高価な重防食塗装が不要となるため、コスト低減を図る上で有利となる。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図2に示すように、道路橋は、橋脚によって支持された多数の床版2が橋軸方向に並べられて構成され、それら床版2の継ぎ目部4は、互いに対向する床版2の端部と道路橋用伸縮装置10とを含んで構成されている。
道路橋用伸縮装置10は、一対の継手部材14と止水部材16とゴム層18を備えている。
継手部材14は、上板部20と、側板部22と、アンカー部材24とを備え、上板部20と側板部22は鋼材により一体的に形成されている。
上板部20は、橋軸方向と直交する方向に延在し、床版2の上面に形成された橋面舗装3の上面(道路橋の上面)と同一面をなす上面2002と、上面2002と反対に位置する下面2004と、凹凸状の先端面2006とを有している。
一対の継手部材14は、互いに対向する床版2の端部間において、凹凸状の先端面2006が隙間Sを空けた状態で噛合するように配置されている。したがって、互いに対向する床版2の端部に取着された一対の継手部材14の凹凸状の先端面2006により、平面視した場合、図1に示すように、橋軸方向に凹凸を繰り返しつつ橋軸方向と直交する方向の全長にわたって延在する凹凸状の隙間Sが形成され、床版2の橋軸方向の伸縮に応じ、隙間Sの橋軸方向の寸法は増減する。
側板部22は、隙間S側に位置する内面2202と、反対側に位置する外面2204とを有し、外面2204にはアンカー部材24が突設されている。
外面2204と凹部2Aとの間に後打ちコンクリート13が打設され、継手部材14はアンカー部材24、後打ちコンクリート13を介して床版2の端部に固定されている。
止水部材16は、継手部材14の下方に配置され橋軸方向と直交する方向に延在し、橋軸方向に弾性変形可能であり、従来公知の弾性材料で構成されている。このような弾性材料としてCRゴム(クロロプレンゴム)など従来公知の様々なゴムが使用可能である。
止水部材16は、一対の基部1602と、蛇腹部1604とを含んで構成されている。
一対の基部1602は、止水部材16の幅W方向の両端に位置し、対応する側板部22の内面2202にそれぞれ加硫接着により取着されている。
蛇腹部1604は、一対の基部1602を接続するものであり、上下方向に繰り返し変位しつつ凹凸状に止水部材16の幅W方向に延在し、継手部材14の移動に追従して橋軸方向(幅W方向)に伸縮する。
ゴム層18は、止水部材16の加硫成形時に止水部材16と同時に成形されると共に内面2202の全域および下面2004の全域に加硫接着されている。
すなわち、金型内に継手部材14と加硫前の止水部材16と加硫前のゴム層18とが配置された状態で加硫成形機により所定温度で加熱されると共に、所定圧力で加圧がなされる。これにより、止水部材16とゴム層18が同時に加硫成形される。同時に、止水部材16の一対の基部1602が対応する側板部22の内面2202にそれぞれ加硫接着され、ゴム層18が止水部材16から露出する内面2202の全域および下面2004の全域に加硫接着される。
また、ゴム層18は加硫成形機により止水部材16と同時に加硫成形できるため、ゴム層18を簡単に確実に成形でき、ゴム層18にかかるコストを抑制する上で有利となる。
この場合、止水部材16に用いるゴム材料とゴム層18に用いるゴム材料とを異なったものとしてもよいが、止水部材16、ゴム層18の双方に同一のゴム材料を用いると、ゴム層18を簡単に製造する上でより有利となる。
また、ゴム層18が鋼材である側板部22および上板部20に対して加硫接着されているため、ゴム層18の接着強度を大きく確保でき、継手部材14の腐食を長期間にわたって確実に防止する上で有利となる。
そのため、継手部材14の腐食を確実に防止でき、手間がかかって高価な重防食塗装が不要となるため、コスト低減を図る上で有利となる。
次に、第2の実施の形態について説明する。
なお、以下の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の部分、部材については同一の符号を付してその説明を省略する。
第2の実施の形態は、図3、図4に示すように、ゴム層18が上板部20の先端面2006の全域も覆っている点が第1の実施の形態と異なっている。
本実施の形態でも、ゴム層18は加硫成形機により止水部材16と同時に加硫成形されている。
したがって、塩分を含んだ水が、側板部22の内面2202、上板部20の下面2004、先端面2006に付着することを防止できるため、継手部材14の腐食を確実に防止する上でより一層有利となる。
次に、第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態は、図5、図6に示すように、アンカー部材24が側板部22を貫通して一対の継手部材14の内側に配置される場合に、側板部22の内面2202と上板部20の下面2004に加え、一対の継手部材14の内側に位置するアンカー部材24の部分も止水部材16とゴム層18により被覆するようにしたものである。
すなわち、図7に示すように、側板部22には、橋軸方向と直交する方向に間隔をおいて下方に開放状の欠部2210が複数設けられている。
アンカー部材24は、図8(A)、(B)に示すように、細長の板状を呈し、各欠部2210を介して側板部22を貫通し橋軸方向に延在するように配置され、アンカー部材24は、側板部22の外面2204の外側に位置する箇所が基部24Aとなっており、側板部22の内面2202の内側に位置する箇所が先部24Bとなっている。
基部24Aには、鉄筋を配筋するための配筋用溝2402が形成されている。なお、配筋用溝2402に配筋された鉄筋が後打ちコンクリート13に埋設されることでアンカー部材24が凹部2Aに固定される。
したがって、一対の継手部材14の内側では、アンカー部材24の先部24Bは、凸部20Aの直下の箇所に位置している。
アンカー部材24は、例えば、溶接によりあるいはボルトナットなどにより上板部20、側板部22に取着されている。
なお、図5、図6において符号23は、継手部材14を橋軸方向と直交する方向に連結するためのフランジを示している。
そして、アンカー部材24の先部24B、すなわち、互いに対向する側板部22の間に位置するアンカー部材24の部分は、止水部材16とゴム層18により被覆されている。
このような第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様な効果が奏される他、凍結防止剤(融雪剤)の散布に起因する塩分を含んだ水がアンカー部材24に付着することを防止できる。
したがって、アンカー部材24の腐食を長期間にわたって確実に防止する上で有利となり、また、アンカー部材24に対しての手間がかかって高価な重防食塗装が不要となるため、コスト低減を図る上で有利となる。
そして、厚肉部1802の幅方向の一方の面1802Aで側板部22の内面2202を被覆し、厚肉部1802の厚さ方向の一方の面1802Bで上板部20の下面2004を被覆している。
このようにゴム層18に厚肉部1802を設けると、製造時、ゴム層18を成型するための金型のキャビティ内により多くのゴム材料を充填でき、側板部22の内面2202、上板部20の下面2004を簡単に確実に被覆する上でより有利となる。
次に、第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態は、第3の実施の形態の一対の継手部材14を、通常仕様と寒冷地仕様の双方に使用できるようにしたものである。
すなわち、第4の実施の形態では、図9、図10に示すように、第3の実施の形態と同様に、側板部22の内面2202と上板部20の下面2004、一対の継手部材14の内側に位置するアンカー部材24の部分が止水部材16とゴム層18により被覆されている。
アンカー部材24の形状も第3の実施の形態と同様であり、アンカー部材24の上面は、上板部20の上面2002よりも下方に位置している。
そして、一対の継手部材14を寒冷地仕様にする場合、橋軸方向と直交する方向においてアンカー部材24から変位した複数箇所でかつ橋軸方向において一対の継手部材14の外側の箇所に誘導板30を取着したものである。
誘導板30は、継手部材14に取着された状態で、上板部20の上面2002と同一面上に位置する上面部3002と、上板部20の上面2002と反対に位置する上面部3002の端部から橋軸方向において上面部3002から離れるにつれて次第に下方に変位する傾斜面部3004とを有している。
誘導板30には、図10、図11に示すように鉄筋挿通用孔3006が設けられている。なお、鉄筋挿通用孔3006に配筋された鉄筋が後打ちコンクリート13に埋設されることで誘導板30が凹部2Aに固定される。
すなわち、通常仕様であるか否か寒冷地仕様であるか否かを問わず、一対の継手部材14を量産しておくことができる。そして、寒冷地仕様にする場合には、複数の誘導板30を継手部材14に取着することで対応する。
したがって、一対の継手部材14のコストの低減化、道路橋用伸縮装置10のコストの低減化を図る上で有利となる。
次に、第5の実施の形態について説明する。
第5の実施の形態は、図12に示すように、道路橋を拡幅した場合の形態であり、第1〜第4の実施の形態と同様に、橋軸方向と直交する方向に延在する道路橋用伸縮装置10が設けられると共に、橋軸方向に延在する道路橋用伸縮装置10′が設けられている。
橋軸方向と直交する方向に延在する道路橋用伸縮装置10については、第1〜第4の実施の形態と同様である。
橋軸方向に延在する道路橋用伸縮装置10′は、拡幅する前の道路橋部分Aと、拡幅した道路橋部分Bとにわたって設けられることになる。
例えば、図2を流用して説明すると、一対の継手部材14は、対向する道路橋部分Aの床版2の端部と道路橋部分Bの床版2の端部にそれぞれ取着され、凹凸状の隙間Sが道路橋の橋軸方向に延在して設けられる。
また、止水部材16は、継手部材14の下方に配置され橋軸方向に延在し、対応する側板部22の内面2202にそれぞれ加硫接着により取着されている。
ゴム層18は、第1の実施の形態(図2)と同様に、止水部材16から露出する内面2202の全域(表面箇所の全域)および上板部20の下面2004の全域を被覆している。あるいは、ゴム層18は、第2の実施の形態(図4)と同様に、止水部材16から露出する内面2202の全域(表面箇所の全域)および上板部20の下面2004の全域並びに上板部20の先端面2006の全域を被覆している。あるいは、ゴム層18および止水部材16は、側板部22の内面2202の全域と上板部20の下面2004の全域、一対の継手部材14の内側に位置するアンカー部材24の部分を被覆している。
このような第5の実施の形態においても第1〜第4の実施の形態と同様の効果が奏される。
14 継手部材
16 止水部材
18 ゴム層
20 上板部
2002 上面
2004 下面
2006 先端面
22 側板部
2202 内面
2204 外面
24 アンカー部材
30 誘導板
S 隙間
Claims (6)
- 一対の継手部材と止水部材とを有して道路橋を構成する要素の互いに対向する端部と共に道路橋の継ぎ目部を構成し、
前記一対の継手部材は、橋軸方向に対向して配置され互いに向かい合う先端面の間に、橋軸方向と直交する方向に延在する隙間を形成する上板部と、前記先端面の反対側の前記上板部の端部から下方に突設され前記要素の前記端部に取着される側板部とを有し、
前記止水部材は、前記一対の継手部材の前記側板部の互いに対向する内面間を連結し橋軸方向に弾性変形可能で前記隙間から前記一対の継手部材の内側に侵入した雨水の道路橋への下方への流下を防止するように構成された、
道路橋用伸縮装置であって、
前記止水部材から露出する前記側板部の内面の全域および前記上板部の下面の全域を被覆するゴム層が設けられ、
前記止水部材の両端は加硫接着により前記側板部の内面に取着されており、
前記ゴム層は前記止水部材の加硫成形時に前記止水部材と同時に成形されると共に前記内面の全域および前記下面の全域に加硫接着されている、
ことを特徴とする道路橋用伸縮装置。 - 一対の継手部材と止水部材とを有して道路橋を構成する要素の互いに対向する端部と共に道路橋の継ぎ目部を構成し、
前記一対の継手部材は、橋軸方向に対向して配置され互いに向かい合う先端面の間に、橋軸方向と直交する方向に延在する隙間を形成する上板部と、前記先端面の反対側の前記上板部の端部から下方に突設され前記要素の前記端部に取着される側板部とを有し、
前記止水部材は、前記一対の継手部材の前記側板部の互いに対向する内面間を連結し橋軸方向に弾性変形可能で前記隙間から前記一対の継手部材の内側に侵入した雨水の道路橋への下方への流下を防止するように構成された、
道路橋用伸縮装置であって、
前記止水部材から露出する前記側板部の内面の全域および前記上板部の下面の全域を被覆するゴム層が設けられ、
前記アンカー部材の上面は、前記上板部の上面よりも下方に位置し、
橋軸方向と直交する方向において前記アンカー部材から変位した複数箇所でかつ橋軸方向において前記一対の継手部材の外側の箇所に取着可能で、前記箇所に取着された状態で、前記上板部の上面と同一面上に位置する上面部と、前記上板部の上面と反対に位置する前記上面部の端部から橋軸方向において前記上面部から離れるにつれて次第に下方に変位する傾斜面部とを有する誘導板が設けられている、
ことを特徴とする道路橋用伸縮装置。 - 前記側板部は、前記内面と反対に位置する外面を有し、
前記側板部に橋軸方向と直交する方向に間隔をおいて下方に開放状の欠部が複数設けられ、
前記欠部を介して前記側板部を貫通し橋軸方向に延在するアンカー部材が複数設けられ、
前記互いに対向する側板部の間に位置する前記アンカー部材の部分は、前記止水部材と前記ゴム層により被覆されている、
ことを特徴とする請求項2記載の道路橋用伸縮装置。 - 前記ゴム層は前記先端面の全域も被覆している、
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の道路橋用伸縮装置。 - 前記ゴム層は、上下方向の厚さと橋軸方向の幅とを有する厚肉部を有し、
前記厚肉部の幅方向の一方の面で前記側板部の内面を被覆し、前記厚肉部の厚さ方向の一方の面で前記上板部の下面を被覆している、
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の道路橋用伸縮装置。 - 前記ゴム層は、前記止水部材と同一の材料で形成されている、
ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載の道路橋用伸縮装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014093670A JP6432157B2 (ja) | 2013-10-25 | 2014-04-30 | 道路橋用伸縮装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013221740 | 2013-10-25 | ||
JP2013221740 | 2013-10-25 | ||
JP2014093670A JP6432157B2 (ja) | 2013-10-25 | 2014-04-30 | 道路橋用伸縮装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015108278A JP2015108278A (ja) | 2015-06-11 |
JP6432157B2 true JP6432157B2 (ja) | 2018-12-05 |
Family
ID=53438814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014093670A Active JP6432157B2 (ja) | 2013-10-25 | 2014-04-30 | 道路橋用伸縮装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6432157B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6946855B2 (ja) * | 2017-08-23 | 2021-10-13 | 横浜ゴム株式会社 | 道路橋伸縮装置用間詰め構造 |
JP6946860B2 (ja) * | 2017-08-29 | 2021-10-13 | 横浜ゴム株式会社 | 道路橋伸縮装置用間詰め構造 |
JP6984238B2 (ja) * | 2017-08-29 | 2021-12-17 | 横浜ゴム株式会社 | 道路橋伸縮装置用間詰め構造 |
JP7013755B2 (ja) * | 2017-09-19 | 2022-02-01 | 横浜ゴム株式会社 | 道路橋伸縮装置用間詰め構造 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4332504A (en) * | 1979-11-05 | 1982-06-01 | Motonosuke Arai | Expansion joints for roads |
JPS5829606U (ja) * | 1981-08-15 | 1983-02-25 | 株式会社富士技建 | 道路等の伸縮継手 |
JPS6033912A (ja) * | 1983-08-01 | 1985-02-21 | 神奈川県 | 橋梁における伸縮継手部の防塵止水装置 |
JP2000248505A (ja) * | 1999-03-01 | 2000-09-12 | Nitta Ind Corp | 橋梁用伸縮継手 |
JP3611551B2 (ja) * | 2002-03-05 | 2005-01-19 | 元之助 新井 | 道路橋用伸縮継手の保護装置 |
JP4162548B2 (ja) * | 2003-07-22 | 2008-10-08 | ショーボンド建設株式会社 | 鋼製伸縮継手及び鋼製伸縮継手の施工方法 |
JP2011163079A (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-25 | Juichi Yamauchi | 道路橋用伸縮継手の漏水誘導装置 |
JP3167121U (ja) * | 2011-01-25 | 2011-04-07 | 首都高メンテナンス西東京株式会社 | 伸縮継手装置 |
-
2014
- 2014-04-30 JP JP2014093670A patent/JP6432157B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015108278A (ja) | 2015-06-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4022538A (en) | Expansion joint seal | |
JP6432157B2 (ja) | 道路橋用伸縮装置 | |
EP2013419B1 (en) | Expansion joint for pavement items and related manufacturing and assembling method | |
KR20170082318A (ko) | 탄성복원형 신축이음장치 및 그 시공방법 | |
JP5886076B2 (ja) | 床版防水工の壁高欄等の施工部の保護構造及びその構築方法 | |
JP6850103B2 (ja) | プレキャスト壁高欄接合構造、及びプレキャスト壁高欄接合方法 | |
KR20190112451A (ko) | 탄성보강재를 이용하여 내구성을 향상시킨 신축이음 시공방법 | |
JP2011012500A (ja) | 橋梁用伸縮ジョイント | |
KR101385991B1 (ko) | 신축이음장치용 신축성 마감부재 유닛, 그 마감부재 유닛을 갖는 신축이음장치, 그 신축이음장치의 제작방법 및 시공방법 | |
JP2017179865A (ja) | 道路橋用伸縮装置 | |
JP4646137B2 (ja) | 遊間用止水材および橋梁伸縮装置 | |
JPH08120604A (ja) | 舗装体 | |
KR101560189B1 (ko) | 키 형상을 활용한 강성 포장도로의 신축이음구조 및 시공방법 | |
JPH0732578Y2 (ja) | 橋梁における高欄間の止水構造 | |
JP3155525U (ja) | 橋桁遊間の目地部補修構造 | |
JP4362209B2 (ja) | 道路橋伸縮継手 | |
JP5738819B2 (ja) | 止水構造 | |
KR101559064B1 (ko) | 누수 방지 기능을 갖는 신축이음장치 및 그의 시공방법 | |
JP6002530B2 (ja) | 橋面舗装端部止水工及びその施工方法 | |
KR101532542B1 (ko) | 신축이음장치의 이음부 누수방지장치 | |
CN206570684U (zh) | 桥梁自洁伸缩缝装置 | |
KR102305121B1 (ko) | 가황식 배수시트 및 방수도포재를 이용한 유지보수가 용이한 누수방지 신축이음장치 | |
JP5873303B2 (ja) | 橋梁用伸縮装置及びその施工方法 | |
JP4121965B2 (ja) | 建設継手 | |
JP6675533B1 (ja) | 橋梁伸縮部の防水施工方法及び防水施工構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170418 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180320 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180507 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181009 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181022 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6432157 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |