JP6946855B2 - 道路橋伸縮装置用間詰め構造 - Google Patents

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Description

本発明は道路橋伸縮装置用間詰め構造に関する。
道路橋は、道路橋を構成する要素として、例えば、橋軸方向の両端に配置された橋台と、橋台の間に橋軸方向に並べられた1つ以上の床版とを含んで構成されている。
橋台と床版との継ぎ目部、および、床版同士の継ぎ目部は、季節の温度差による床版の伸縮を吸収する道路橋伸縮装置を含んで構成されている。
道路橋伸縮装置は、一般に、道路橋を構成する要素の互いに対向する端部、すなわち、互いに対向する橋台の端部と床版の端部、あるいは、互いに対向する床版の端部にそれぞれ取着され橋軸方向と直交する方向に延在する隙間を形成する一対の継手部材と、それら継手部材の下方に配置され橋軸方向に伸縮可能な止水部材とを備えている(特許文献1)。
このような道路橋伸縮装置では、一対の継手部材の間に橋軸方向と直交する方向に延在する隙間が形成されるため、隙間の大きさによっては二輪車の車輪がはまり込み、二輪車の円滑な走行を図る上で不利となる。
そこで、間詰め部材により隙間の一部を塞ぐようにした道路橋伸縮装置用間詰め構造が提案されている(特許文献2)。
特開2008−57246号公報 特開2000−96503号公報
しかしながら、従来の道路橋伸縮装置用間詰め構造では、水平な板状部分に間詰め部材を載置する構造であるため、降雨時や降雪時に、雨水や雪が間詰め部材上に溜まりやすく車両が円滑な走行を行なう上で不利となる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、雨水や雪がたまりにくく、しかも耐久性に優れる道路橋伸縮装置用間詰め構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、発明は、互いに対向する一対の表面板を有して道路橋を構成する要素の互いに対向する端部と共に前記道路橋の継ぎ目部を構成し、前記一対の表面板の先端面間に橋軸方向と交差する方向に延在する凹凸状の隙間が形成され、前記凹凸状の隙間の一部を塞ぐように複数の間詰め部材が配置される道路橋伸縮装置用間詰め構造であって、前記間詰め部材は、弾性材料で細長に形成されており、その長手方向の両端が前記表面板の先端面に取着され、橋軸方向における前記先端面間の隙間の増減に対応してその形状が変化する湾曲部を有し、前記一対の表面板は、前記凹凸状の隙間を構成する複数のV字状凹部を有し、前記間詰め部材は、前記V字状凹部の底部の一部を塞ぐように設けられ、前記湾曲部は、橋軸方向における前記先端面間の隙間が最大となった状態と最小となった状態の中間の状態で、前記V字状凹部の底から離れる方向に凸状に形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記道路橋伸縮装置用間詰め構造は、橋軸方向に伸縮可能で前記表面板の下方で前記互いに対向する端部間を接続する止水部材をさらに備え、前記間詰め部材の長手方向の両端は、前記V字状凹部を構成する一対の側部で前記V字状凹部の底寄りの箇所に取着され、前記止水部材は、前記間詰め部材の長手方向の両端の下方に位置し前記両端を支持する支持面を有していることを特徴とする。
また、本発明は、互いに対向する一対の表面板を有して道路橋を構成する要素の互いに対向する端部と共に前記道路橋の継ぎ目部を構成し、前記一対の表面板の先端面間に橋軸方向と交差する方向に延在する凹凸状の隙間が形成され、前記凹凸状の隙間の一部を塞ぐように複数の間詰め部材が配置される道路橋伸縮装置用間詰め構造であって、前記間詰め部材は、弾性材料で細長に形成されており、その長手方向の両端が前記表面板の先端面に取着され、橋軸方向における前記先端面間の隙間の増減に対応してその形状が変化する湾曲部を有し、前記一対の表面板は、橋軸方向と交差する方向に交互に並べられ前記凹凸状の隙間を構成する複数のV字状凸部とV字状凹部とを有し、前記間詰め部材は、その長手方向の両端が隣り合う前記V字状凸部の先部先端面に取着されて前記隙間の一部を塞ぐように設けられ、前記湾曲部は、橋軸方向における前記先端面間の隙間が最大となった状態と最小となった状態の中間の状態で、平面視した場合、S字状または逆S字状を呈するように2つ設けられ、前記隙間が最も大きくなった状態では、前記2つの湾曲部が前記V字状凹部の底部の対向する箇所に位置すると共に、隣り合う前記V字状凸部の側部間に位置し、前記隙間が中間の状態では、前記2つの湾曲部はS字状または逆S字状を保持し、前記2つの湾曲部が前記V字状凹部の底部の対向する箇所に位置すると共に、隣り合う2つの前記V字状凸部の側部間に位置し、前記隙間が最も小さくなった状態では、前記2つの湾曲部は、前記V字状凸部と前記V字状凹部とによりつぶされた形状となり、前記間詰め部材は前記V字状凹部と、前記V字状凸部の側部間に位置することを特徴とする。
また、本発明は、互いに対向する一対の表面板を有して道路橋を構成する要素の互いに対向する端部と共に前記道路橋の継ぎ目部を構成し、前記一対の表面板の先端面間に橋軸方向と交差する方向に延在する凹凸状の隙間が形成され、前記凹凸状の隙間の一部を塞ぐように複数の間詰め部材が配置される道路橋伸縮装置用間詰め構造であって、前記間詰め部材は、弾性材料で細長に形成されており、その長手方向の両端が前記表面板の先端面に取着され、橋軸方向における前記先端面間の隙間の増減に対応してその形状が変化する湾曲部を有し、前記一対の表面板は、橋軸方向と交差する方向に交互に並べられ前記凹凸状の隙間を構成する複数のV字状凸部を有し、前記間詰め部材は、隣り合う2つの前記V字状凸部の互いに対向する側部間の前記隙間の一部を塞ぐように設けられ、前記湾曲部は、橋軸方向における前記先端面間の隙間が最大となった状態と最小となった状態の中間の状態で、前記互いに対向する前記側部の一方から他方に向けて凸状に形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、互いに対向する一対の表面板を有して道路橋を構成する要素の互いに対向する端部と共に前記道路橋の継ぎ目部を構成し、前記一対の表面板の先端面間に橋軸方向と交差する方向に延在する凹凸状の隙間が形成され、前記凹凸状の隙間の一部を塞ぐように複数の間詰め部材が配置される道路橋伸縮装置用間詰め構造であって、前記間詰め部材は、弾性材料で細長に形成されており、その長手方向の両端が前記表面板の先端面に取着され、橋軸方向における前記先端面間の隙間の増減に対応してその形状が変化する湾曲部を有し、前記一対の表面板は、前記凹凸状の隙間を構成する複数のV字状凸部を有し、前記間詰め部材は、前記V字状凸部の先部の周囲の前記隙間の一部を塞ぐように設けられ、前記湾曲部は、橋軸方向における前記先端面間の隙間が最大となった状態と最小となった状態の中間の状態で、前記V字状凸部の先部から離れる方向に凸状に形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、互いに対向する一対の表面板を有して道路橋を構成する要素の互いに対向する端部と共に前記道路橋の継ぎ目部を構成し、前記一対の表面板の先端面間に橋軸方向と交差する方向に延在する凹凸状の隙間が形成され、前記凹凸状の隙間の一部を塞ぐように複数の間詰め部材が配置される道路橋伸縮装置用間詰め構造であって、前記間詰め部材は、弾性材料で細長に形成されており、その長手方向の両端が前記表面板の先端面に取着され、橋軸方向における前記先端面間の隙間の増減に対応してその形状が変化する湾曲部を有し、前記複数の間詰め部材の全ての長手方向の両端は、前記一対の表面板のうちの一方の表面板の先端面に取着されていることを特徴とする
また、本発明は、前記道路橋伸縮装置用間詰め構造は、橋軸方向に伸縮可能で前記表面板の下方で前記互いに対向する端部間を接続する止水部材をさらに備え、前記止水部材は前記表面板の先端面を覆う被覆部を有し、前記間詰め部材は、前記被覆部と一体に形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記間詰め部材は、前記表面板の上面よりも低い箇所に位置していることを特徴とする。
発明によれば、降雨時や降雪時に、雨水や雪は間詰め部材の下方に落下するため、降雨時や降雪時に、雨水や雪が間詰め部材上に溜まりにくく、車両が一対の継手部材上を円滑に走行する上で有利となる。
また、主として間詰め部材が有する湾曲部の形状変化により一対の表面板の先端面間の隙間の寸法変化を吸収するので、間詰め部材はそれらの長手方向に直接引っ張られ、直接圧縮されることがなく、間詰め部材の耐久性を高める上で有利となる。
また、本発明によれば、間詰め部材が隙間の一部を塞ぐため、二輪車が一対の継手部材上を円滑に走行する上で有利となる。
また、本発明によれば、間詰め部材の長手方向の両端を止水部材で支えるので、間詰め部材の耐久性を高める上で有利となる。
また、本発明によれば、道路橋伸縮装置用間詰め構造のコストダウンを図る上で有利となる。
また、本発明によれば、車両走行に伴って間詰め部材に摩耗が生じることを抑制でき、間詰め部材の耐久性を高める上で有利となる。
実施の形態の道路橋伸縮装置用間詰め構造が適用された道路橋伸縮装置の平面図である。 図1のA−A線断面図である。 実施の形態の道路橋伸縮装置用間詰め構造が適用された道路橋伸縮装置の分解平面図である。 実施の形態の道路橋伸縮装置用間詰め構造が適用された道路橋伸縮装置の分解斜視図である。 実施の形態の道路橋伸縮装置用間詰め構造が適用された道路橋伸縮装置の要部を拡大した斜視図である。 (A)〜(C)は第1の実施の形態における道路橋伸縮装置用間詰め構造の動作説明図である。 (A)〜(C)は第2の実施の形態における道路橋伸縮装置用間詰め構造の動作説明図である。 (A)〜(C)は第3の実施の形態における道路橋伸縮装置用間詰め構造の動作説明図である。 (A)〜(C)は第4の実施の形態における道路橋伸縮装置用間詰め構造の動作説明図である。 (A)〜(C)は第5の実施の形態における道路橋伸縮装置用間詰め構造の動作説明図である。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図2に示すように、道路橋は、橋脚によって支持された多数の床版2が橋軸方向に並べられて構成され、それら床版2の継ぎ目部4は、互いに対向する床版2の端部と道路橋伸縮装置10とを含んで構成されている。
図1〜図4に示すように、道路橋伸縮装置10は、一対の継手部材14と止水部材16と間詰め部材32とを備えている。
図2に示すように、一対の継手部材14は、対向する床版2の端部にそれぞれ取着され、橋軸方向における床版2の伸縮に応じ床版2と一体に橋軸方向に移動する。
継手部材14は、表面板20と、側板22と、アンカー部材24とを備え、表面板20と側板22は鋼材により一体的に形成されている。
一対の継手部材14の表面板20は、互いに対向する床版2の端部間において、凹凸状の先端面2006が隙間Sを空けた状態で噛合するように配置されている。
図2に示すように、表面板20は、橋軸方向と直交する方向に延在し、床版2の上面に形成された橋面舗装3の上面(道路橋の上面)と同一面をなす上面2002と、上面2002と反対に位置する下面2004と、凹凸状の先端面2006とを有している。
より詳細に説明すると、図3に示すように、表面板20は橋軸と直交する方向に延在する基板部26と、基板部26が互いに対向する箇所に橋軸と直交する方向に交互に並べられたV字状凸部28とV字状凹部30とを備えている。
したがって、凹凸状の先端面2006は、V字状凸部28の先端に位置する先部先端面2006Aと、V字状凸部28の側部に位置し、また、V字状凹部30の側部に位置する側部先端面2006Bと、V字状凹部30の底端に位置する底部先端面2006Cとを有している。
図1に示すように、一方の継手部材の表面板20のV字状凸部28とV字状凹部30は、他方の継手部材の表面板20のV字状凹部30とV字状凸部28に隙間Sをあけた状態で噛合するように設けられ、隙間Sの橋軸方向の寸法は床版2の橋軸方向の伸縮に応じて増減する。
図2に示すように、側板22は表面板20の先端面2006と反対の基端から下方に屈曲され、側板22は、表面板20の長さ方向の全長にわたって延在し、側板22の下端は床版2の端部の凹部2Aの底面に載置されている。
側板22は、隙間S側に位置する内面2202と、反対側に位置する外面2204とを有し、外面2204にはアンカー部材24が突設されている。
外面2204と凹部2Aとの間に後打ちコンクリート13が打設され、継手部材14はアンカー部材24、後打ちコンクリート13を介して床版2の端部に固定されている。
止水部材16は、降雨時などに隙間Sから侵入する雨水の下方への流下を防止するものであり、図3に示すように、止水部材16は、橋軸方向に沿った幅を有している。
止水部材16は、継手部材14の下方に配置され橋軸方向と直交する方向に延在し、橋軸方向に弾性変形可能であり、従来公知の弾性材料で構成されている。このような弾性材料としてCRゴム(クロロプレンゴム)など従来公知の様々なゴムが使用可能である。
図2に示すように、止水部材16は、一対の基部1602と、蛇腹部1604とを含んで構成されている。
一対の基部1602は、止水部材16の幅方向の両端に位置し、一対の基部1602の外側面は、対応する側板22の内面2202にそれぞれ加硫接着により取着されている。
図3、図4に示すように、一対の基部1602の上部には、表面板20の基板部26、V字状凸部28、V字状凹部30に対応した基板部1602A、V字状凸部1602B、V字状凹部1602Cが設けられ、V字状凹部1602Cは、隣り合う2つのV字状凸部1602Bの側部と、それらの間に位置する基板部1602Aの端部とで構成されている。
それら基部1602の基板部1602Aの上面、V字状凸部1602Bの上面は、表面板20の基板部26の下面、V字状凸部28の下面に加硫接着により取着されている。
橋軸方向の基板部1602Aの幅は、表面板20の基板部26の幅よりも大きい寸法で形成され、V字状凹部1602C側の基板部1602Aの部分の上面1602Dが表面板20のV字状凹部30の底部に突出している。
図4に示すように、さらに、基部1602の基板部1602Aの上面およびV字状凸部1602Bの上面から、表面板20の凹凸状の先端面2006を覆う被覆部1610が立設されている。
被覆部1610は、先部先端面2006Aを覆う先部被覆部1610Aと、側部先端面2006Bを覆う側部被覆部1610Bと、底部先端面2006Cを覆う底部被覆部1610Cとを有している。
それら被覆部1610A、1610B、1610Cは、先部先端面2006A、側部先端面2006B、底部先端面2006Cに加硫接着により取着されている。
なお、基板部26からV字状凸部28にわたりアンカー部材24のフランジ2402(図2参照)が挿入される溝部1620が形成されている。
図2に示すように、蛇腹部1604は、一対の基部1602を連結している。
蛇腹部1604は、凹凸状の隙間Sの橋軸方向の寸法の変化を吸収するものであり、本実施の形態では、下方に凸状に形成されているが、下方に突出する凸部と、上方に突出する凸部とが交互に形成されるなどその構造は任意である。
次に道路橋伸縮装置用間詰め構造の実施の形態について説明する。
図1に示すように、間詰め部材32は、凹凸状の隙間Sの一部を塞ぎ、二輪車の円滑な走行を図るものである。
間詰め部材32は細長形状を呈している。
間詰め部材32は、二輪車の荷重がかかった際に大きな変形が生じない従来公知の弾性材料が用いられ、止水部材16と同様にCRゴム(クロロプレンゴム)など従来公知の様々なゴムが使用可能である。
本実施の形態では、間詰め部材32をその長手方向と直交する平面で切断した断面は、二輪車の荷重がかかった際に大きな変形が生じない大きさで形成され、詳細には、所定の幅と、幅よりも大きい寸法の所定の高さで形成されている。
また、間詰め部材32は、表面板20の上面2002よりも低い箇所に位置しており、車両走行に伴って摩耗が生じないように図られている。
間詰め部材32は、その長手方向の両端が被覆部1610(図4参照)に接続され、1つまたは複数の湾曲部を有している。
間詰め部材32の長手方向の両端は、その他の間詰め部材32の箇所に比べ若干大きな輪郭で形成され、間詰め部材32の取り付け強度が確保されている。
本実施の形態では、間詰め部材32と、被覆部1610を含む止水部材16とが一体に形成されている場合について説明するが、間詰め部材32と止水部材16とを別部材とし、止水部材16が被覆部1610を有していない場合、間詰め部材32の長手方向の両端を凹凸状の先端面2006に加硫接着や、接着剤、あるいは、ボルトにより取着してもよく、あるいは、止水部材16が被覆部1610を有している場合、間詰め部材32の長手方向の両端を被覆部1610に加硫接着や接着材により取着してもよいことは無論のことである。
(第1の実施の形態)
つぎに、道路橋伸縮装置用間詰め構造の第1の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、間詰め部材32として複数の第1の間詰め部材34と、複数の第2の間詰め部材36が用いられている。
図1、図6(A)に示すように、第1の間詰め部材34は、V字状凹部30の底部の一部を塞ぐように設けられ、1つの湾曲部3402を有している。
図3に示すように、第1の間詰め部材34の長手方向の両端は、V字状凹部30を構成する一対の側部(側部先端面2006B)でV字状凹部30の底(底部先端面2006C)寄りの箇所に、本実施の形態では、底部被覆部1610C寄りの側部被覆部1610Bの箇所に接続されている。
図6(B)に示すように、湾曲部3402は、橋軸方向における先端面間の隙間Sが最大となった状態と最小となった状態の中間の状態で、第1の間詰め部材34の長手方向の中央部がV字状凹部30の底から最も離れるように、V字状凹部30の底から離れる方向に凸状に形成されている。
なお、図1、図2に示すように、第1の間詰め部材34の長手方向の両端は、V字状凹部1602C側の基板部1602Aの部分の上面1602D(支持面)に載置され、二輪車の荷重が第1の間詰め部材34に作用した際に、第1の間詰め部材34の長手方向の両端を止水部材16の基部で支えるようにしている。
図1、図6(A)に示すように、第2の間詰め部材36は、隣り合う2つのV字状凸部28の互いに対向する側部間の隙間Sの一部を塞ぐように設けられ、2つの湾曲部3602を有している。
間詰め部材32の長手方向の両端は、隣り合う2つのV字状凸部28の互いに対向する側部の先端寄りの箇所に、本実施の形態では、図3に示すように、先部被覆部1610A寄りの側部被覆部1610Bの箇所に接続されている。
図6(B)に示すように、2つの湾曲部3602は、橋軸方向における先端面間の隙間Sが最大となった状態と最小となった状態の中間の状態で、平面視した場合、互いに対向する側部間でS字状または逆S字状を呈するように設けられている。
次に、図6(A)、(B)、(C)を参照して作用、効果について説明する。
図6(A)に隙間Sが最も大きくなった状態を示し、図6(C)に隙間Sが最も小さくなった場合を示し、図6(B)は隙間Sがそれらの中間になった状態を示している。
図6(A)に示すように、隙間Sが最も大きくなった状態では、第1の間詰め部材34の湾曲部3402の中央部は、対向する表面板20のV字状凸部28から大きく離れており、第1の間詰め部材34の湾曲部3402は、対向する表面板20のV字状凸部28で変形されていない当初の湾曲形状を保持している。
一方、第2の間詰め部材36は、橋軸方向における先端面間の隙間Sが中間の状態から隣り合う2つのV字状凸部28の互いに対向する側部間の寸法が大きくなり、第2の間詰め部材36の長手方向の両端が橋軸方向においてほぼ同じ位置となるため、2つの湾曲部3602がつぶされた形状となる。
したがって、隙間Sが最も大きくなった状態では、第1の間詰め部材34がV字状凹部30の底部に位置し、第2の間詰め部材36がV字状凸部28の側部間に位置し、2輪車の円滑な走行が図られている。
図6(B)に示すように、隙間Sが図6(A)、(C)の中間の状態では、第1の間詰め部材34の湾曲部3402の中央部は、橋軸方向における先端面間の隙間Sが最大の状態に比べ、V字状凸部28に近づくもののV字状凸部28から離れているため、第1の間詰め部材34は、対向する表面板20のV字状凸部28で変形されていない当初の湾曲形状を保持している。
一方、第2の間詰め部材36は、橋軸方向における先端面2006間の隙間Sが最大の状態に比べ、第2の間詰め部材36の長手方向の両端が橋軸方向に離れるため、第2の間詰め部材36は、隣り合う2つのV字状凸部28の互いに対向する側部で変形されていない当初のS字状または逆S字状を保持している。
したがって、隙間Sが中間の状態でも、第1の間詰め部材34がV字状凹部30の底部に位置し、第2の間詰め部材36がV字状凸部28の側部間に位置し、2輪車の円滑な走行が図られている。
図6(C)に示すように、隙間Sが最も小さくなった状態では、第1の間詰め部材34の湾曲部3402に対向する表面板20のV字状凸部28が食い込むことで、湾曲部3402がつぶされた形状となる。
一方、第2の間詰め部材36は、隣り合う2つのV字状凸部28の互いに対向する側部間の寸法が小さくなると共に大きくなり、第2の間詰め部材36の長手方向の両端が橋軸方向にさらに離れるため、2つの湾曲部3402が偏平につぶされた形状となる。
したがって、隙間Sが最も小さくなった状態でも、第1の間詰め部材34がV字状凹部30の底部に位置し、第2の間詰め部材36がV字状凸部28の側部間に位置し、2輪車の円滑な走行が図られている。
したがって、第1の実施の形態によれば、第1の間詰め部材34がV字状凹部30の底部の一部を塞ぎ、第2の間詰め部材36がV字状凸部28の側部間の隙間Sの一部を塞ぐことで、二輪車が一対の継手部材14上を円滑に走行する上で有利となる。
また、第1の間詰め部材34と第2の間詰め部材36は共に細長形状を呈しそれらの長手方向の両端が先端面2006に取着され、第1の間詰め部材34と第2の間詰め部材36の下方に離れた箇所に蛇腹部1604が位置しているので、降雨時や降雪時に、雨水や雪は間詰め部材32の下方に落下する。
したがって、降雨時や降雪時に、雨水や雪が間詰め部材32上に溜まりにくく、車両が一対の継手部材14上を円滑に走行する上で有利となる。
また、季節の変化により凹凸状の隙間Sの橋軸方向の寸法が変化した場合、第1の間詰め部材34と第2の間詰め部材36はそれらの長手方向に直接引っ張られ、直接圧縮されることがなく、主として第1の間詰め部材34と第2の間詰め部材36とが有する湾曲部3402の形状変化により隙間Sの寸法変化を吸収するので、第1の間詰め部材34と第2の間詰め部材36の耐久性を高める上で有利となる。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について図7(A)〜(C)を参照して説明する。
なお、以下の実施の形態では、第1の実施の形態と同様な箇所、部材に同一の符号を付してその説明を省略、簡略し、第1の実施の形態と異なった箇所を重点的に説明する。
第2の実施の形態では、間詰め部材32として複数の第1の間詰め部材34と、複数の第3の間詰め部材38が用いられている。
第1の間詰め部材34は第1の実施の形態の第1の間詰め部材34と同様である。
第3の間詰め部材38は、隣り合う2つのV字状凸部28の互いに対向する側部間の隙間Sの一部を塞ぐように設けられ、1つの湾曲部3802を有している。
第3の間詰め部材38の長手方向の両端は、V字状凸部28を構成する側部の先端寄りの箇所と、先端とV字状凹部30の底との中間に位置する側部の箇所とに取着され、本実施の形態では、先部被覆部1610A寄りの側部被覆部1610Bの箇所と、先部被覆部1610Aと底部被覆部1610Cとの中間に位置する側部被覆部1610Bの箇所に接続されている。
図7(B)に示すように、湾曲部3802は、橋軸方向における先端面2006間の隙間Sが最大となった状態と最小となった状態の中間の状態で、平面視した場合、第3の間詰め部材38が設けられた側部から対向する側部に向けて凸状に形成されている。
次に、図7(A)、(B)、(C)を参照して作用、効果について説明する。
図7(A)に示すように、隙間Sが最も大きくなった状態で、第1の間詰め部材34の湾曲部3402の形状は第1の実施の形態と同様である。
一方、第3の間詰め部材38は、橋軸方向における先端面2006間の隙間Sが中間の状態から隣り合う2つのV字状凸部28の互いに対向する側部間の寸法が大きくなるため、湾曲部3802は、対向する表面板20のV字状凸部28の側部に接触しておらず、変形されていない当初の湾曲形状を保持している。
したがって、隙間Sが最も大きくなった状態では、第1の間詰め部材34がV字状凹部30の底部に位置し、2つの第3の間詰め部材38がV字状凸部28の側部間に位置し、2輪車の円滑な走行が図られている。
図7(B)に示すように、隙間Sが図7(A)、(C)の中間の状態で、第1の間詰め部材34の湾曲部3402の形状は第1の実施の形態と同様である。
一方、第3の間詰め部材38は、橋軸方向における先端面2006間の隙間Sが最大の状態に比べ、対向する表面板20のV字状凸部28の側部が湾曲部3802に近づくものの依然として側部と湾曲部3802とが離れているため、湾曲部3802は、対向する表面板20のV字状凸部28の側部で変形されていない当初の湾曲形状を保持している。
したがって、隙間Sの中間の状態でも、第1の間詰め部材34がV字状凹部30の底部に位置し、2つの第3の間詰め部材38がV字状凸部28の側部間に位置し、2輪車の円滑な走行が図られている。
図7(C)に示すように、隙間Sが最も小さくなった状態では、第1の間詰め部材34の湾曲部3402に対向する表面板20のV字状凸部28が食い込み、また、第3の間詰め部材38の一部が食い込むことで、湾曲部3402がつぶされた形状となる。
一方、第3の間詰め部材38は、湾曲部3802の一部が第1の間詰め部材34によりつぶされた形状となる。
したがって、隙間Sが最も小さくなった状態でも、第1の間詰め部材34がV字状凹部30の底部に位置し、2つの第3の間詰め部材38がV字状凸部28の側部間に位置し、2輪車の円滑な走行が図られている。
このような第2の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様な効果が奏される。
(第3の実施の形態)
次に第3の実施の形態について図8(A)、(B)、(C)を参照して説明する。
第3の実施の形態では、間詰め部材32として複数の第4の間詰め部材40が用いられている。
第4の間詰め部材40は、V字状凸部28の先部の周囲の隙間Sの一部を塞ぐように設けられ、1つの湾曲部4002を有している。
第4の間詰め部材40の長手方向の両端は、V字状凸部28の両側でV字状凸部28の先端とV字状凹部30の底との中間に位置する側部の箇所に取着され、本実施の形態では、先部被覆部1610Aと底部被覆部1610Cとの中間に位置する側部被覆部1610Bの箇所に接続されている。
湾曲部4002は、橋軸方向における先端面2006間の隙間Sが最大となった状態と最小となった状態の中間の状態で、V字状凸部28の先部から離れる方向に凸状に形成されている。
次に、図8(A)、(B)、(C)を参照して作用、効果について説明する。
図8(A)に示すように、隙間Sが最も大きくなった状態で、第4の間詰め部材40の湾曲部4002は、対向する表面板20のV字状凹部30の底部に接触しておらず、変形されていない当初の湾曲形状を保持し、湾曲部4002の中央部はV字状凹部30の底部に対向する箇所に位置し、湾曲部4002の両側部はV字状凸部28の側部間に位置し、2輪車の円滑な走行が図られている。
図8(B)に示すように、隙間Sが中間の状態で、第4の間詰め部材40の湾曲部4002は、対向する表面板20のV字状凹部30の底部に接触しておらず、変形されていない当初の湾曲形状を保持し、湾曲部4002の中央部はV字状凹部30の底部に位置し、湾曲部4002の両側部はV字状凸部28の側部間に位置し、2輪車の円滑な走行が図られている。
図8(C)に示すように、隙間Sが最も小さくなった状態では、第4の間詰め部材40の湾曲部4002はV字状凹部30の底によりつぶされた状態となり、湾曲部4002の中間部はV字状凹部30の底部に位置し、湾曲部4002の両側部はV字状凸部28の側部間に位置し、2輪車の円滑な走行が図られている。
このような第3の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様な効果が奏される。
(第4の実施の形態)
次に第4の実施の形態について図9(A)〜(B)を参照して説明する。
第4の実施の形態では、間詰め部材32として複数の第5の間詰め部材42が用いられている。
第5の間詰め部材42は、隣り合う2つのV字状凸部28の互いに対向する側部間の隙間Sの一部を塞ぐように設けられ、2つの湾曲部4202を有している。
第5の間詰め部材42の長手方向の両端は、橋軸と直交する方向に並べられた一対の継手部材14の表面板20の隣り合うV字状凸部28の先部先端面2006Aに取着され、本実施の形態では、先部被覆部1610Aに接続されている。
図9(B)に示すように、2つの湾曲部4202は、橋軸方向における先端面2006間の隙間Sが中間の状態で、平面視した場合、互いに対向する側部間でS字状または逆S字状を呈するように設けられている。
次に、図9(A)、(B)、(C)を参照して作用、効果について説明する。
図9(A)に示すように、隙間Sが最も大きくなった状態では、第5の間詰め部材42は、第5の間詰め部材42の2つの湾曲部4202がV字状凹部30の底部の対向する箇所に位置すると共に、隣り合う2つのV字状凸部28の側部間に位置し、隙間Sが中間の状態から2つの湾曲部4202がつぶされた形状となる。
したがって、隙間Sが最も大きくなった状態では、第5の間詰め部材42がV字状凹部30の底部に対向する箇所に位置すると共にV字状凸部28の側部間に位置し、2輪車の円滑な走行が図られている。
図9(B)に示すように、隙間Sが図9(A)、(C)の中間の状態では、変形されていない当初のS字状または逆S字状を保持し、2つの湾曲部4202がV字状凹部30の底部の対向する箇所に位置すると共に、隣り合う2つのV字状凸部28の側部間に位置している。
したがって、隙間Sが中間の状態でも、2輪車の円滑な走行が図られている。
図9(C)に示すように、隙間Sが最も小さくなった状態では、第5の間詰め部材42の2つの湾曲部4202は、V字状凸部28とV字状凹部30とによりつぶされた形状となり、第5の間詰め部材42はV字状凹部30と、V字状凸部28の側部間に位置する。
したがって、隙間Sが最も小さくなった状態でも、2輪車の円滑な走行が図られている。
(第5の実施の形態)
次に第5の実施の形態について図10(A)〜(B)を参照して説明する。
第5の実施の形態では、間詰め部材32として複数の第6の間詰め部材44と第7の間詰め部材46が用いられている。
第6の間詰め部材44は、V字状凹部30の底部の一部を塞ぐように設けられ、1つの湾曲部4402を有している。
第6の間詰め部材44の長手方向の両端は、V字状凹部30を構成する一対の側部(側部先端面2006B)でV字状凹部30の底(底部先端面2006C)寄りの箇所に、本実施の形態では、底部被覆部1610C寄りの側部被覆部1610Bの箇所に接続されている。
図10(B)に示すように、湾曲部4402は、橋軸方向における先端面2006間の隙間Sが最大となった状態と最小となった状態の中間の状態で、第6の間詰め部材44の長手方向の中央部がV字状凹部30の底から最も離れるように、V字状凹部30の底から離れる方向に凸状に形成されている。
第7の間詰め部材46は、V字状凸部28の先部の周囲の隙間Sの一部を塞ぐように設けられ、1つの湾曲部4606を有している。
第7の間詰め部材46の長手方向の両端は、V字状凸部28の両側でV字状凸部28の先端とV字状凹部30の底との中間に位置する側部の箇所に取着され、本実施の形態では、先部被覆部1610Aと底部被覆部1610Cとの中間に位置する側部被覆部1610Bの箇所に接続されている。
湾曲部4602は、橋軸方向における先端面2006間の隙間Sが最大となった状態と最小となった状態の中間の状態で、V字状凸部28の先部から離れる方向に凸状に形成されている。
なお、第6の間詰め部材44の長手方向の両端は、第7の間詰め部材46の長手方向の端部に接続されており、言い換えると、第7の間詰め部材46の長手方向の両端は、第6の間詰め部材44の長手方向の端部に接続されており、したがって、複数の第6の間詰め部材44と複数の第7の間詰め部材46として単一の間詰め部材32を使用し、それら複数の第6の間詰め部材44と複数の第7の間詰め部材46を構成することも可能である。
また、第6の間詰め部材44の長手方向の両端と第7の間詰め部材46の長手方向の両端は、一対の表面板20のうちの一方の表面板20の先端面2006に取着され、間詰め構造の製造の簡単化が図られている。
次に、図10(A)、(B)、(C)を参照して作用、効果について説明する。
図10(A)に示すように、隙間Sが最も大きくなった状態で、第6の間詰め部材44の湾曲部4402の形状は第1の実施の形態の第1の間詰め部材34と同様である。
一方、第7の間詰め部材46の湾曲部4602は、対向する表面板20のV字状凹部30の底部に接触しておらず、変形されていない当初の湾曲形状を保持し、湾曲部4602の中央部はV字状凹部30の底部に対向する箇所に位置し、湾曲部4602の両側部はV字状凸部28の側部間に位置し、2輪車の円滑な走行が図られている。
したがって、隙間Sが最も大きくなった状態では、第1の間詰め部材34がV字状凹部30の底部に位置し、第7の間詰め部材46がV字状凹部30の底部に対向する箇所と、V字状凸部28の側部間に位置し、2輪車の円滑な走行が図られている。
図10(B)に示すように、隙間Sが図(A)、(C)の中間の状態で、第6の間詰め部材44の湾曲部4402の形状は第1の実施の形態の第1の間詰め部材34と同様である。
一方、第7の間詰め部材46の湾曲部4602は、対向する表面板20のV字状凹部30の底部に接触しておらず、変形されていない当初の湾曲形状を保持し、湾曲部4602の中央部はV字状凹部30の底部に位置し、湾曲部4602の両側部はV字状凸部28の側部間に位置し、2輪車の円滑な走行が図られている。
したがって、隙間Sの中間の状態でも、第1の間詰め部材34がV字状凹部30の底部に位置し、2つの第7の間詰め部材46がV字状凹部30の底部に対向する箇所と、V字状凸部28の側部間に位置し、2輪車の円滑な走行が図られている。
図10(C)に示すように、隙間Sが最も小さくなった状態では、第6の間詰め部材44の湾曲部4402に対向する表面板20のV字状凸部28が食い込み、また、第7の間詰め部材46の一部が食い込むことで、湾曲部4402がつぶされた形状となる。
一方、第7の間詰め部材46の湾曲部4602はV字状凹部30の底によりつぶされた状態となり、V字状凸部28の側部間に位置し、2輪車の円滑な走行が図られている。
したがって、隙間Sが最も小さくなった状態でも、第6の間詰め部材44がV字状凹部30の底部に位置し、第7の間詰め部材46がV字状凸部28の側部間に位置し、2輪車の円滑な走行が図られている。
このような第5の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様な効果が奏される。
4 継ぎ目部
10 道路橋伸縮装置
14 継手部材
16 止水部材
1602D 上面(支持面)
1610 被覆部
1610A 先部被覆部
1610B 側部被覆部
1610C 底部被覆部
20 表面板
2002上面
2006 先端面
2006A 先部先端面
2006B 側部先端面
2006C 底部先端面
28 V字状凸部
30 V字状凹部
32 間詰め部材
34 第1の間詰め部材
3402 湾曲部
36 第2の間詰め部材
3602 湾曲部
38 第3の間詰め部材
3802 湾曲部
40 第4の間詰め部材
4002 湾曲部
42 第5の間詰め部材
4202 湾曲部
44 第6の間詰め部材
4402 湾曲部
46 第7の間詰め部材
4602 湾曲部
S 隙間

Claims (8)

  1. 互いに対向する一対の表面板を有して道路橋を構成する要素の互いに対向する端部と共に前記道路橋の継ぎ目部を構成し、
    前記一対の表面板の先端面間に橋軸方向と交差する方向に延在する凹凸状の隙間が形成され、
    前記凹凸状の隙間の一部を塞ぐように複数の間詰め部材が配置される道路橋伸縮装置用間詰め構造であって、
    前記間詰め部材は、弾性材料で細長に形成されており、その長手方向の両端が前記表面板の先端面に取着され、橋軸方向における前記先端面間の隙間の増減に対応してその形状が変化する湾曲部を有し、
    前記一対の表面板は、前記凹凸状の隙間を構成する複数のV字状凹部を有し、
    前記間詰め部材は、前記V字状凹部の底部の一部を塞ぐように設けられ、
    前記湾曲部は、橋軸方向における前記先端面間の隙間が最大となった状態と最小となった状態の中間の状態で、前記V字状凹部の底から離れる方向に凸状に形成されている、
    ことを特徴とする道路橋伸縮装置用間詰め構造。
  2. 前記道路橋伸縮装置用間詰め構造は、橋軸方向に伸縮可能で前記表面板の下方で前記互いに対向する端部間を接続する止水部材をさらに備え、
    前記間詰め部材の長手方向の両端は、前記V字状凹部を構成する一対の側部で前記V字状凹部の底寄りの箇所に取着され、
    前記止水部材は、前記間詰め部材の長手方向の両端の下方に位置し前記両端を支持する支持面を有している、
    ことを特徴とする請求項記載の道路橋伸縮装置用間詰め構造。
  3. 互いに対向する一対の表面板を有して道路橋を構成する要素の互いに対向する端部と共に前記道路橋の継ぎ目部を構成し、
    前記一対の表面板の先端面間に橋軸方向と交差する方向に延在する凹凸状の隙間が形成され、
    前記凹凸状の隙間の一部を塞ぐように複数の間詰め部材が配置される道路橋伸縮装置用間詰め構造であって、
    前記間詰め部材は、弾性材料で細長に形成されており、その長手方向の両端が前記表面板の先端面に取着され、橋軸方向における前記先端面間の隙間の増減に対応してその形状が変化する湾曲部を有し、
    前記一対の表面板は、橋軸方向と交差する方向に交互に並べられ前記凹凸状の隙間を構成する複数のV字状凸部とV字状凹部とを有し、
    前記間詰め部材は、その長手方向の両端が隣り合う前記V字状凸部の先部先端面に取着されて前記隙間の一部を塞ぐように設けられ、
    前記湾曲部は、橋軸方向における前記先端面間の隙間が最大となった状態と最小となった状態の中間の状態で、平面視した場合、S字状または逆S字状を呈するように2つ設けられ、
    前記隙間が最も大きくなった状態では、前記2つの湾曲部が前記V字状凹部の底部の対向する箇所に位置すると共に、隣り合う前記V字状凸部の側部間に位置し、
    前記隙間が中間の状態では、前記2つの湾曲部はS字状または逆S字状を保持し、前記2つの湾曲部が前記V字状凹部の底部の対向する箇所に位置すると共に、隣り合う2つの前記V字状凸部の側部間に位置し、
    前記隙間が最も小さくなった状態では、前記2つの湾曲部は、前記V字状凸部と前記V字状凹部とによりつぶされた形状となり、前記間詰め部材は前記V字状凹部と、前記V字状凸部の側部間に位置する、
    ことを特徴とする道路橋伸縮装置用間詰め構造。
  4. 互いに対向する一対の表面板を有して道路橋を構成する要素の互いに対向する端部と共に前記道路橋の継ぎ目部を構成し、
    前記一対の表面板の先端面間に橋軸方向と交差する方向に延在する凹凸状の隙間が形成され、
    前記凹凸状の隙間の一部を塞ぐように複数の間詰め部材が配置される道路橋伸縮装置用間詰め構造であって、
    前記間詰め部材は、弾性材料で細長に形成されており、その長手方向の両端が前記表面板の先端面に取着され、橋軸方向における前記先端面間の隙間の増減に対応してその形状が変化する湾曲部を有し、
    前記一対の表面板は、橋軸方向と交差する方向に交互に並べられ前記凹凸状の隙間を構成する複数のV字状凸部を有し、
    前記間詰め部材は、隣り合う2つの前記V字状凸部の互いに対向する側部間の前記隙間の一部を塞ぐように設けられ、
    前記湾曲部は、橋軸方向における前記先端面間の隙間が最大となった状態と最小となった状態の中間の状態で、前記互いに対向する前記側部の一方から他方に向けて凸状に形成されている、
    ことを特徴とする道路橋伸縮装置用間詰め構造。
  5. 互いに対向する一対の表面板を有して道路橋を構成する要素の互いに対向する端部と共に前記道路橋の継ぎ目部を構成し、
    前記一対の表面板の先端面間に橋軸方向と交差する方向に延在する凹凸状の隙間が形成され、
    前記凹凸状の隙間の一部を塞ぐように複数の間詰め部材が配置される道路橋伸縮装置用間詰め構造であって、
    前記間詰め部材は、弾性材料で細長に形成されており、その長手方向の両端が前記表面板の先端面に取着され、橋軸方向における前記先端面間の隙間の増減に対応してその形状が変化する湾曲部を有し、
    前記一対の表面板は、前記凹凸状の隙間を構成する複数のV字状凸部を有し、
    前記間詰め部材は、前記V字状凸部の先部の周囲の前記隙間の一部を塞ぐように設けられ、
    前記湾曲部は、橋軸方向における前記先端面間の隙間が最大となった状態と最小となった状態の中間の状態で、前記V字状凸部の先部から離れる方向に凸状に形成されている、
    ことを特徴とする道路橋伸縮装置用間詰め構造。
  6. 互いに対向する一対の表面板を有して道路橋を構成する要素の互いに対向する端部と共に前記道路橋の継ぎ目部を構成し、
    前記一対の表面板の先端面間に橋軸方向と交差する方向に延在する凹凸状の隙間が形成され、
    前記凹凸状の隙間の一部を塞ぐように複数の間詰め部材が配置される道路橋伸縮装置用間詰め構造であって、
    前記間詰め部材は、弾性材料で細長に形成されており、その長手方向の両端が前記表面板の先端面に取着され、橋軸方向における前記先端面間の隙間の増減に対応してその形状が変化する湾曲部を有し、
    前記複数の間詰め部材の全ての長手方向の両端は、前記一対の表面板のうちの一方の表面板の先端面に取着されている、
    ことを特徴とする道路橋伸縮装置用間詰め構造。
  7. 前記道路橋伸縮装置用間詰め構造は、橋軸方向に伸縮可能で前記表面板の下方で前記互いに対向する端部間を接続する止水部材をさらに備え、
    前記止水部材は前記表面板の先端面を覆う被覆部を有し、
    前記間詰め部材は、前記被覆部と一体に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1、からの何れか1項記載の道路橋伸縮装置用間詰め構造。
  8. 前記間詰め部材は、前記表面板の上面よりも低い箇所に位置している、
    ことを特徴とする請求項1からの何れか1項記載の道路橋伸縮装置用間詰め構造。
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