JPH0332565Y2 - - Google Patents

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JPH0332565Y2
JPH0332565Y2 JP1984053070U JP5307084U JPH0332565Y2 JP H0332565 Y2 JPH0332565 Y2 JP H0332565Y2 JP 1984053070 U JP1984053070 U JP 1984053070U JP 5307084 U JP5307084 U JP 5307084U JP H0332565 Y2 JPH0332565 Y2 JP H0332565Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、道路橋用伸縮装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
道路橋用の伸縮装置としては、既に、特公昭
51−49504号公報において開示されており、こ
のものは、フインガー間の遊隙を弾性を有する
板状の補填部材で密着シールしている。
このものでは、前記補填部材によりフインガ
ー間の遊隙が閉鎖されていることから、前記遊
隙から砂、塵、水等の落下が防止できる。
ところが、上記伸縮装置では、気温の変化に
伴うフインガー間の遊隙変化により、フインガ
ーの上面と補填部材の上面とが面一にならない
場合が生じ、この伸縮装置を設置した部分にお
いて、歩行者がつまづいたり足をとられるとい
う危険な事態が発生する。
即ち、この形式の伸縮装置では、予め、補填
部材の上面をフインガーの上面よりも低く設定
した場合は当然のこととして、たとえ、施工時
において、フインガーの上面と補填部材の上面
とが面一となるように設定していても、フイン
ガー間が接近した場合には、補填部材が屈曲し
てその上面が突出又は没入することとなつてし
まい、上記事態を回避できない。
他方、道路橋用の伸縮装置としては、実公昭
51−34750号公報においても開示されている。
このものは、フインガーの下側において、弾
性を有する板状の補填部材を、フインガー間に
架設して構成してあり、前記補填部材における
フインガー間の遊隙と対応する部分にV字状の
撓み部を設けたものである。
このものでは、フインガー間の遊隙の変化は
上記撓み部で吸収されることとなり、又、前記
遊隙からの砂、塵、水等の落下が防止できる。
ところが、この形式のものにおいても、前者
のものと同様の問題を有している。
〔考案が解決しようとする課題〕
この考案は、道路橋用伸縮装置に関し、フイ
ンガー相互間距離(遊隙の大きさ)が変化して
も、補填部材の上面とフインガーの上面間の面
一が確保できるようにすることにより、伸縮装
置を設置した部分において、歩行者がつまづい
たり足をとられるという危険な事態が発生しに
くいようにすることを課題とする。
〔課題を解決する為の手段〕
この考案は、道路橋用伸縮装置に関し、鋼製
櫛型ジヨイントのフインガー先端とこれと対向
するフインガー間底部との間に補填部材を配設
すると共に、前記補填部材の一端部をフインガ
ー先端と、これの他端部をフインガー間底部
と、それぞれ固定し、前記補填部材が、弾性材
により構成され、且つ、厚肉の長板状に形成さ
れていると共に、これの側面に、上下面に開放
する切欠が形成されたものとし、補填部材の上
記配設状態において、補填部材の側面とフイン
ガーの側面との間に小間隙が形成されると共に
前記補填部材の上面がフインガー上面とほぼ面
一となるように設定している。
〔作用〕
この考案は次のように作用する。
配設時における補填部材とフインガーの関
係 道路面に形成される開放部は、補填部材の側
面とフインガー側面間の小間隙、及び切欠の開
放部によるもののみとなつており、補填部材の
両端部とフインガー先端及びフインガー間底部
との間には開放部は形成されない。
又、補填部材の上面とフインガーの上面とが
ほぼ面一になつており、これら相互間には段付
きができていない。
フインガー相互間距離が大きくなつた状態に
おける補填部材とフインガーの関係 補填部材は弾性材により構成されており、その
一端部をフインガー先端と、他端部をフインガー
間底部と、それぞれ固定してあるから、補填部材
が弾性変形して伸びた状態となる。この状態にお
いて、道路面に形成される開放部は、の状態よ
りも僅かに大きくなつた補填部材の側面とフイン
ガー側面間の小間隙、及び切欠の開放部のみとな
つており、当然のことながら、補填部材の両端部
とフインガー先端及びフインガー間底部との間に
は間隙が形成されていない。
又、補填部材の上面とフインガーの上面とがほ
ぼ面一になつており、これら相互間にはほとんど
段付きができていない。
フインガー相互間距離が小さくなつた状態に
おける補填部材とフインガーの関係 補填部材は弾性材により構成されており、且
つ、厚肉の長板状に形成されていると共に、これ
の両側面に、上下面に開放する複数の切欠が形成
されたものとしてあるから、圧縮力が作用した場
合には、切欠部分近傍に集中荷重が作用すること
となり、補填部材は小間隙の範囲において前記切
欠部分で、即ち、曲がりやすい側方側に屈曲(弾
性変形)することとなる。この状態では、道路面
に形成される上記開放部の面積は上記した,
とほとんど変化なく、又、補填部材は小間隙の範
囲において、側方に屈曲(弾性変形)するのみで
あるから、上記と同様に、補填部材の上面と
フインガーの上面とがほぼ面一になり、これら相
互間には段付きができない。
即ち、上記したように、この考案の道路橋用伸
縮装置では、フインガー相互間距離が変化して
も、道路面の開放部面積はほとんど変化せず、且
つ、補填部材の上面とフインガーの上面とがほぼ
面一になり、これら相互間には段付きができない
ものとなる。
〔実施例〕
以下、この考案の構成を一実施例として示した
図面に従つて説明する。
第1図において、1は道路橋の継ぎ目部に配置
された伸縮装置で、大伸縮型の鋼製櫛型ジヨイン
トを示している。
2はこのジヨイントのフインガーで対向するも
のが相互に噛合わされている。dは噛合わせ長さ
を示す。3はフインガー先端、4はフインガー間
底部である。フインガー先端3とフインガー4の
間にはゴム等の伸縮可能な部材からなる補填部材
5が配置されている。
伸縮装置1は、第2図に示すように、道路橋の
単位床板9,9にわたつてボルト締め等で固定さ
れる。記号10はアスフアルト等のオーバーレイ
である。櫛型ジヨイントの場合は噛合せたフイン
ガー間に通常大きな間隙があるのでここから、雨
水や土砂が下方に落下するのを防止するため樋を
設けるが、非排水型では図のようにブタジエンの
硬化物のようなシーラント7で床版間を密封す
る。そして、第2図の実施例ではシーラント7上
にバツクアツプ材6として高発泡のポリエチレン
を配し、その上に前記補填部材5を配している。
補填部材5はフインガー2先端とフインガー間底
部との間隙の全体にわたり、かつ、フインガー2
の上面と面一となるものであり、伸縮が自在なよ
うにその両端のみをフインガー先端3とフインガ
ー間底部4に固定する。固定方法は接着あるいは
第3図のようにボルトによつてもよい。
補填部材5は十分な弾性を有すると共に伸縮時
になるべく抵抗の少ない構成が望ましい。単に充
分な弾性があつても伸縮時にフインガーの移動を
阻害するような材質あるいは構成は排除されるべ
きである。第3,4図にその好適な例をあげる。
補填部材5は弾性材により構成されており、第
3図に示すように、厚肉の長板状に形成されてい
ると共に、これの両側面には上下面に開放する断
面V字状の切欠を、中程には上下面に開放するダ
イヤ型の貫通孔8を、それぞれ形成してある。そ
して、第3図及び第4図に示す補填部材5の配設
状態において、補填部材5の側面とフインガー2
の側面との間に小間隙が形成されると共に前記補
填部材の上面がフインガー上面とほぼ面一となる
ように設定してある。又、補填部材5の構成壁9
は屈曲と伸縮の作用を受け、又構成壁9は比較的
厚さが小さくなるので、構成壁9の内部には補強
コード10がその中心部に埋入されている。
なお、第1図から明らかなように、本考案を採
用するについては鋼製櫛型ジヨイントにおけるフ
インガー2及びフインガー間隔を先端から基部ま
でほぼ同一の幅としてもよい。すなわち、本考案
は櫛型ジヨイントにおける間隙の解消を目的とす
るものであるから、このようにすると、従来の長
い台形をしたフインガーおよびフインガー間隔の
噛合せに比較して、特にフインガー側部の間隙を
小さくすることができて好都合である。
〔考案の効果〕
この発明は上記のような構成であるから、次の
効果を有する。
この考案の道路橋用伸縮装置では、フインガー
相互間距離が変化しても、道路面の開放部面積は
ほとんど変化せず、且つ、補填部材の上面とフイ
ンガーの上面とがほぼ面一になり、これら相互間
には段付きができないこととなるから、道路橋用
伸縮装置を設置した部分において、歩行者がつま
づいたり足をとられるという危険な事態は発生し
にくいものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は平面図、第2図は第1図の−線断
面図、第3図は平面図、第4図は第3図の−
線断面図。 1……伸縮装置、2……フインガー、3……フ
インガー先端、4……フインガー間底部、5……
補填部材、6……バツクアツプ材、7……シーラ
ント、8……貫通孔、9……構成壁、10……補
強コード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 鋼製櫛型ジヨイントのフインガー先端とこれ
    と対向するフインガー間底部との間に補填部材
    を配設すると共に、前記補填部材の一端部をフ
    インガー先端と、これの他端部をフインガー間
    底部と、それぞれ固定し、 前記補填部材が、弾性材により構成され、且
    つ、厚肉の長板状に形成されていると共に、こ
    れの側面に、上下面に開放する切欠が形成され
    たものとし、 補填部材の上記配設状態において、補填部材
    の側面とフインガーの側面との間に小間隙が形
    成されると共に前記補填部材の上面がフインガ
    ー上面とほぼ面一となるように設定した ことを特徴とする道路橋用伸縮装置。 2 補填部材の両側面間に、上下面に開放する貫
    通孔を具備させたことを特徴とする請求項1記
    載の道路橋用伸縮装置。
JP5307084U 1984-04-10 1984-04-10 道路橋用伸縮装置 Granted JPS60165511U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5307084U JPS60165511U (ja) 1984-04-10 1984-04-10 道路橋用伸縮装置

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JP5307084U JPS60165511U (ja) 1984-04-10 1984-04-10 道路橋用伸縮装置

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Publication Number Publication Date
JPS60165511U JPS60165511U (ja) 1985-11-02
JPH0332565Y2 true JPH0332565Y2 (ja) 1991-07-10

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ID=30573584

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JP5307084U Granted JPS60165511U (ja) 1984-04-10 1984-04-10 道路橋用伸縮装置

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JPH0738323Y2 (ja) * 1990-01-31 1995-08-30 中井商工株式会社 フィンガージョイント
JP4542529B2 (ja) * 2006-07-26 2010-09-15 ニッタ株式会社 伸縮装置
JP6946860B2 (ja) * 2017-08-29 2021-10-13 横浜ゴム株式会社 道路橋伸縮装置用間詰め構造
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JPS5134750U (ja) * 1974-09-06 1976-03-15
JPS5149504A (ja) * 1975-05-14 1976-04-28 Yutaka Mizutani Shindokuiuchiki

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JPS60165511U (ja) 1985-11-02

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