JP6431750B2 - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置及び半導体装置の製造方法に関する。
抵抗値の周波数依存性と抵抗温度係数とが小さく、実装・使用時の熱に対しても安定な抵抗体として、金属からなる抵抗体(以下、「金属抵抗体」ともいう。)が知られている。そして、この金属抵抗体を備えた半導体装置には、例えば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1には、金属抵抗体の下面に形成された下面酸化防止絶縁膜と、金属抵抗体の上面に形成された上面酸化防止絶縁膜と、金属抵抗体の側面近傍にのみ形成された側面酸化防止絶縁膜とを有する半導体装置が記載されている。また、この特許文献1には、上記半導体装置の製造方法も記載されている。
特開2009−302082号公報
特許文献1に記載された製造方法に基づいて形成した半導体装置は、金属抵抗体の端子間に印加した電圧を変化させた際にその抵抗値が変動する、いわゆる抵抗値変動が生じ、且つその幅(つまり、変動幅)が大きいことを本願の発明者(以下、単に「発明者」ともいう。)らは見出した。抵抗値変動が生じ、且つその変動幅が大きいと、金属抵抗体の抵抗値が予め設定した許容範囲から外れてしまい、半導体装置が予定した機能を発揮し得ない場合がある。なお、上述の抵抗値変動は、非金属からなる抵抗体(以下、「非金属抵抗体」ともいう。)でも生じ得る。このため、非金属抵抗体を備えた半導体装置でも、抵抗値変動が生じ、且つその変動幅が大きい場合には、予定した機能を発揮し得ない場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、金属又は非金属からなる抵抗体の端子間に印加した電圧を変化させた際に生じる抵抗値変動を抑制することができる半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る半導体装置は、基板と、前記基板の上方に形成され、絶縁層で囲まれた抵抗素子と、前記基板と前記抵抗素子との間に形成され、素子として使用しない第1のダミーパターン及び前記抵抗素子の上方に形成され、素子として使用しない第2のダミーパターンと、前記第1のダミーパターン及び前記第2のダミーパターンの少なくとも一方と、前記基板とを接続する接続部と、を備え、前記抵抗素子は、前記抵抗素子側から前記基板側に向かって見た場合に前記第1のダミーパターン及び前記第2のダミーパターンの少なくとも一方と重なる部分を有しており、前記第1のダミーパターン、前記第2のダミーパターン及び前記接続部の熱伝導率はそれぞれ、前記絶縁層の熱伝導率より高いことを特徴とする。
本発明によれば、金属又は非金属からなる抵抗体の端子間に印加した電圧を変化させた際に生じる抵抗値変動を抑制することができる。
第1実施形態に係る半導体装置の構造を模式的に示した斜視図である。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示した製造工程断面図である。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示した製造工程断面図である。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示した製造工程断面図である。 第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示した製造工程断面図である。 抵抗値変動の印加電圧依存性を示す図である。 端子間電圧依存性2次係数αの抵抗体被覆率依存性を示す図である。 端子間電圧依存性2次係数αの抵抗体被覆率依存性に関する実験で用いた半導体装置の構造を模式的に示した斜視図である。 抵抗体被覆率を調整するために用いた上部ダミーパターン及び中間ダミーパターンの形状を模式的に示した平面図である。 端子間電圧依存性2次係数αの抵抗体幅依存性に関する実験で用いた半導体装置の構造を模式的に示した斜視図である。 第2から第4の各実施形態に係る半導体装置の構造を模式的に示した斜視図である。
以下の詳細な説明では、本発明の実施形態の完全な理解を提供するように多くの特定の細部について記載される。しかしながら、かかる特定の細部がなくても1つ以上の実施形態が実施できることは明らかであろう。他にも、図面を簡潔にするために、周知の構造及び装置が略図で示されている。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の構造及びその製造方法について、図1から図5を参照しつつ説明する。なお、以下に説明する各図において、同一の構成を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
<半導体装置10の全体構造>
図1は、第1実施形態に係る半導体装置10の構造を模式的に示した斜視図である。図1に示すように、半導体装置10は、主な構成部材として、基板1と、絶縁層2と、プラグ3と、ダミーパターン4と、抵抗体5と、電圧印加端子6、7とを備えている。より詳しくは、半導体装置10は、基板1と、基板1の上方に形成された抵抗体5と、抵抗体5の上方に形成された上部ダミーパターン43と、基板1と抵抗体5との間に形成された中間ダミーパターン42と、中間ダミーパターン42と基板1との間に形成された下部ダミーパターン41と、を備えている。そして、上部、中間、下部の各ダミーパターン43、42、41の各熱伝導率は、抵抗体5を囲む絶縁層2の熱伝導率より高い。また、上部、中間、下部の各ダミーパターン43、42、41は、絶縁層2の熱伝導率より高い熱伝導率を有するプラグ3を介して基板1に接続されている。以下、この半導体装置10を構成する各部材の詳細について説明する。
(基板1)
基板1は、半導体基板であって、例えば、シリコン(Si)基板である。より詳しくは、基板1は、例えば、P型不純物もしくはN型不純物が5×1014個/cm〜約1×1016個/cmの濃度で導入された単結晶のSi基板であり、Si基板表面の面方位は(111)である。なお、不純物濃度が低いほど、基板1の熱伝導率が高くなり好ましい。
(抵抗体5)
基板1の上方には、Y軸方向に沿って延びる抵抗体5が形成されている。ここで、「Y軸方向」とは、抵抗体5に電圧を印加した際に電流が流れる方向を指す。また、後述する「X軸方向」とは、Y軸方向と直交する方向であって、基板1の表面に水平な方向を指す。また、「Z軸方向」とは、Y軸方向と直交する方向であって、基板1の表面に垂直な方向を指す。
抵抗体5は、その形状が直方体である。また、基板1とは反対側に位置する上面5aと、基板1側に位置する下面5bとは、基板1の表面に対して略平行に配置されている。このため、抵抗体5の形状は、Z軸方向から見た場合に四角形である。
抵抗体5は、金属で形成された抵抗素子であって、例えば、窒化タンタル(TaN)で形成された抵抗素子である。
(電圧印加端子6、7)
抵抗体5の上面5aの両端部には、抵抗体5に電圧を印加するための端子である電圧印加端子6、7が対向して形成されている。この電圧印加端子6、7は、抵抗体5の上面5aからZ軸方向に向かって延びており、その形状は互いに直方体である。また、電圧印加端子6、7のサイズは略同じである。
電圧印加端子6、7は、金属で形成された端子であって、例えば、タングステン(W)やアルミニウム(Al)で形成された端子である。
(上部ダミーパターン43)
ダミーパターン4は、後述する上部、中間、下部の各ダミーパターン43、42、41で構成されている。以下、各ダミーパターンについて詳しく説明する。
抵抗体5の上方には、X軸方向に延びる上部ダミーパターン43が形成されている。この上部ダミーパターン43は、その形状が直方体である。また、基板1とは反対側に位置する上面43aと、基板1側に位置する下面43bとは、基板1の表面に対して略平行に配置されている。このため、上部ダミーパターン43の形状は、Z軸方向から見た場合に四角形である。また、上部ダミーパターン43は、Z軸方向から見た場合に電圧印加端子6、7の間に配置されており、且つ抵抗体5の中央部分と重なっている。換言すると、平面視で、抵抗体5の中央部分は上部ダミーパターン43で覆われている。
上部ダミーパターン43は、金属で形成されたダミーパターンであって、例えば、WやAlで形成されたダミーパターンである。ここで、「ダミーパターン」とは、例えば、抵抗体や配線といった素子として使用されないものを意味する。
なお、上部ダミーパターン43と抵抗体5とは絶縁されており、上部ダミーパターン43と抵抗体5との間には、後述する絶縁層2が形成されている。また、上部ダミーパターン43の厚みは、抵抗体5の厚みより厚い。
(中間ダミーパターン42)
基板1と、抵抗体5の下面5bとの間には、X軸方向に延びる中間ダミーパターン42が形成されている。この中間ダミーパターン42は、その形状が直方体である。また、基板1とは反対側に位置する上面42aと、基板1側に位置する下面42bとは、基板1の表面に対してそれぞれ平行に配置されている。このため、中間ダミーパターン42の形状は、Z軸方向から見た場合に四角形である。また、中間ダミーパターン42は、Z軸方向から見た場合に抵抗体5の中央部分と重なっている。また、中間ダミーパターン42の平面形状は、上部ダミーパターン43の平面形状と略同じであり、中間ダミーパターン42は、Z軸方向から見た場合に上部ダミーパターン43と重なっている。
中間ダミーパターン42は、金属で形成されたダミーパターンであって、例えば、WやAlで形成されたダミーパターンである。より詳しくは、中間ダミーパターン42は、例えば、上部ダミーパターン43と同じ材料で形成されたダミーパターンである。
なお、中間ダミーパターン42と抵抗体5とは絶縁されており、中間ダミーパターン42と抵抗体5との間には、絶縁層2が形成されている。つまり、中間ダミーパターン42と上部ダミーパターン43とで挟まれた抵抗体5は、絶縁層2で覆われている。また、中間ダミーパターン42の厚みは、抵抗体5の厚みより厚く、上部ダミーパターン43の厚みより薄い。
(下部ダミーパターン41)
基板1と、中間ダミーパターン42の下面42bとの間には、X軸方向に延びる下部ダミーパターン41が形成されている。この下部ダミーパターン41は、その形状が直方体であり、中間ダミーパターン42の形状と略同じである。また、下部ダミーパターン41の基板1とは反対側に位置する上面41aと、下部ダミーパターン41の基板1側に位置する下面41bとは、基板1の表面に対してそれぞれ平行に配置されている。このため、下部ダミーパターン41の形状は、Z軸方向から見た場合に四角形である。また、下部ダミーパターン41の平面形状は、上部、中間の各ダミーパターン43、42の平面形状と略同じであり、下部ダミーパターン41は、Z軸方向から見た場合に上部、中間の各ダミーパターン43、42と重なっている。
下部ダミーパターン41は、金属で形成されたダミーパターンであって、例えば、WやAlで形成されたダミーパターンである。より詳しくは、下部ダミーパターン41は、例えば、上部、中間の各ダミーパターン43、42と同じ材料で形成されたダミーパターンである。
なお、下部ダミーパターン41と中間ダミーパターン42とは絶縁されており、下部ダミーパターン41と中間ダミーパターン42との間には、絶縁層2が形成されている。さらに、下部ダミーパターン41と基板1との間にも絶縁層2が形成されている。また、下部ダミーパターン41の厚みは、抵抗体5の厚みより厚く、上部ダミーパターン43の厚みより薄い。
(プラグ3)
プラグ3は、後述する上部、中間、下部の各プラグ33、32、31で構成されている。以下、詳しく説明する。
上部ダミーパターン43と中間ダミーパターン42との間には、上部ダミーパターン43の下面43bと中間ダミーパターン42の上面42aの各端部をそれぞれ接続する一対の上部プラグ33が対向するように形成されている。また、中間ダミーパターン42と下部ダミーパターン41との間には、中間ダミーパターン42の下面42bと下部ダミーパターン41の上面41aの各端部をそれぞれ接続する一対の中間プラグ32が対向するように形成されている。さらに、下部ダミーパターン41と基板1との間には、下部ダミーパターン41の下面41bの端部と基板1の表面とをそれぞれ接続する一対の下部プラグ31が対向するように形成されている。つまり、上部、中間、下部の各ダミーパターン43、42、41は、プラグ3を介して基板1に接続されており、互いに熱接触している。
上部、中間、下部の各プラグ33、32、31は、Z軸方向に向かって延びており、その形状は互いに直方体である。また、上部、中間、下部の各プラグ33、32、31は、同一軸上に形成されており、Z軸方向から見た場合に互いに重なっている。
上部プラグ33間には、抵抗体5が位置している。換言すると、抵抗体5は、上部ダミーパターン43と中間ダミーパターン42との間に位置しており、且つ上部プラグ33間に位置している。さらに、抵抗体5は、上部ダミーパターン43、中間ダミーパターン42、上部プラグ33のいずれとも絶縁されている。
上部、中間、下部の各プラグ33、32、31は、それぞれ金属で形成されたプラグであって、例えば、WやAlで形成されたプラグである。
なお、上部プラグ33のZ軸方向の長さは、中間プラグ32と下部プラグ31のZ軸方向の長さと比較して長い。なお、中間プラグ32と下部プラグ31の形状は、略同じである。
(絶縁層2)
上部、中間、下部の各ダミーパターン43、42、41、抵抗体5及びプラグ3の周囲には、それらを覆う絶縁層2が形成されている。換言すると、上部、中間、下部の各ダミーパターン43、42、41、抵抗体5及びプラグ3のそれぞれは、絶縁層2によって覆われている。
絶縁層2は、絶縁性の材料で形成された層(膜)であって、例えば、二酸化ケイ素(SiO)で形成された層である。また、絶縁層2の熱伝導率は、ダミーパターン4及びプラグ3の熱伝導率より低い。なお、熱伝導率の具体的な数値は、SiOが約1W/m・kであり、Wが約173W/m・kであり、Alが約236W/m・kであり、Siが約168W/m・kである。
なお、絶縁層2は、後述するように、下部、中間、第1上部、第2上部の各絶縁層21、22、23、24を含んでいる。
(抵抗体5の被覆率)
上述のように、本実施形態に係る抵抗体5は、Z軸方向から見た場合に、上部ダミーパターン43及び中間ダミーパターン42と重なる部分を有している。この重なる部分が抵抗体5の上面5a及び下面5bに占める割合(つまり、抵抗体5の被覆率C)は、下記式(2)によって定義される。そして、この被覆率Cは、本実施形態に係る半導体装置10において60%以上が好ましく、80%以上がより好ましい。
C=(SD1+SD2)/(SR1+SR2)×100 ・・・(2)
但し、
C:抵抗体5の被覆率(%)
SD1:Z軸方向から見た場合に、上部ダミーパターン43と抵抗体5の上面5aとが重なる部分の面積
SD2:Z軸方向から見た場合に、中間ダミーパターン42と、抵抗体5の下面5bとが重なる部分の面積
SR1:抵抗体5の上面5aの面積
SR2:抵抗体5の下面5bの面積
なお、本実施形態に係る半導体装置10において、「上部ダミーパターン43」は「第2のダミーパターン」に相当し、「中間ダミーパターン42」は「第1のダミーパターン」に相当するものである。また、「抵抗体5」は「抵抗素子」に相当するものである。また、「抵抗体5の上面5a」は「抵抗素子における第2のダミーパターン側の面」に相当し、「抵抗体5の下面5b」は「抵抗素子における第1のダミーパターン側の面」に相当するものである。また、「プラグ3」は「接続部」に相当するものである。
<半導体装置10の製造方法>
以下、本実施形態に係る半導体装置10の製造方法について、図2から図5を参照しつつ説明する。図2から図5は、本実施形態に係る半導体装置10の製造方法を工程順に示した製造工程断面図である。なお、各図の左側には、図1に示したA−A線における断面図を模式的に示しており、右側には、図1に示したB−B線における断面図を模式的に示している。
まず、図2(a)及び図2(b)に示すように、Siからなる基板1上にSiOからなる下部絶縁層21を形成する。この下部絶縁層21は、例えば、TEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)を用いたCVD(Chemical Vapor Deposition)法により形成することができる。
なお、図2(a)及び図2(b)に示した下部絶縁層21の表面は、例えば、CMP(Chemical Mechanical Polishing)により平坦化されている。
次に、下部絶縁層21に、基板1の表面の一部を露出させる一対の貫通孔(図示せず)を形成する。この貫通孔は、例えば、下部絶縁層21にドライエッチングを施して形成する。このドライエッチングは、下部絶縁層21がSiOで形成されている場合、例えば、CF(フッ化炭素)系ガスを用いて実施する。
その後、図2(c)及び図2(d)に示すように、露出させた基板1の表面に接続し、各貫通孔を埋める一対の下部プラグ31を形成する。この下部プラグ31は、例えば、WまたはAlの蒸着により形成することができる。
次に、図2(e)及び図2(f)に示すように、下部絶縁層21上に、各下部プラグ31と接続する下部ダミーパターン41を形成する。この下部ダミーパターン41は、例えば、WまたはAlの蒸着により形成した金属膜をパターニングして形成することができる。
次に、図2(g)及び図2(h)に示すように、SiOからなる中間絶縁層22を下部ダミーパターン41を覆うように形成する。この中間絶縁層22は、下部絶縁層21と同様に、例えばTEOSを用いたCVD法により形成することができる。なお、本実施形態では、中間絶縁層22の膜厚を下部絶縁層21の膜厚より厚く形成しているが、この中間絶縁層22の膜厚は適宜調節可能である。
なお、図2(g)及び図2(h)に示した中間絶縁層22の表面は、例えば、CMPにより平坦化されている。
次に、中間絶縁層22に、下部ダミーパターン41の両端部であって下部プラグ31の上方に位置する表面を露出させる一対の貫通孔(図示せず)を形成する。この貫通孔は、例えば、中間絶縁層22にドライエッチングを施して形成する。このドライエッチングは、中間絶縁層22がSiOで形成されている場合、例えば、CF系ガスを用いて実施する。
その後、図3(a)及び図3(b)に示すように、露出させた下部ダミーパターン41の表面41aに接続し、各貫通孔を埋める一対の中間プラグ32を形成する。この中間プラグ32は、下部プラグ31と同様に、例えば、WまたはAlの蒸着により形成することができる。
次に、図3(c)及び図3(d)に示すように、積層方向から見た場合に下部ダミーパターン41と重なるように、各中間プラグ32と接続する中間ダミーパターン42を中間絶縁層22上に形成する。この中間ダミーパターン42は、下部ダミーパターン41と同様に、例えば、WまたはAlの蒸着により形成した金属膜をパターニングして形成することができる。
次に、図3(e)及び図3(f)に示すように、SiOからなる第1上部絶縁層23を中間ダミーパターン42を覆うように形成する。この第1上部絶縁層23は、下部、中間の各絶縁層21、22と同様に、例えば、TEOSを用いたCVD法により形成することができる。なお、本実施形態では、第1上部絶縁層23の膜厚を中間絶縁層22の膜厚と略同じとなるように形成しているが、この第1上部絶縁層23の膜厚は適宜調節可能である。
なお、図3(e)及び図3(f)に示した第1上部絶縁層23の表面は、下部、中間の各絶縁層21、22の表面と同様に、例えば、CMPにより平坦化されている。
次に、図4(a)及び図4(b)に示すように、積層方向から見た場合に中間プラグ32間であって中間ダミーパターン42と重なるように、TaNからなる抵抗体5を第1上部絶縁層23上に形成する。この抵抗体5は、例えば、反応性スパッタリング法により形成したTaN膜をパターニングして形成することができる。
次に、図4(c)及び図4(d)に示すように、SiOからなる第2上部絶縁層24を抵抗体5を覆うように形成する。この第2上部絶縁層24は、下部、中間、第1上部の各絶縁層21、22、23と同様に、例えば、TEOSを用いたCVD法により形成することができる。なお、本実施形態では、第2上部絶縁層24の膜厚は、下部、中間、第1上部の各絶縁層21、22、23の膜厚より薄くなるように形成しているが、この第2上部絶縁層24の膜厚は適宜調節可能である。
なお、図4(c)及び図4(d)に示した第2上部絶縁層24の表面は、下部、中間、第1上部の各絶縁層21、22、23の表面と同様に、例えば、CMPにより平坦化されている。
次に、第1、第2の各上部絶縁層23、24に、中間ダミーパターン42の両端部であって中間プラグ32の上方に位置する表面を露出させる一対の貫通孔(図示せず)を一貫して形成する。この貫通孔は、例えば、第1、第2の各上部絶縁層23、24にドライエッチングを施して形成する。このドライエッチングは、第1、第2の各上部絶縁層23、24がSiOで形成されている場合、例えば、CF系ガスを用いて実施することができる。
その後、図5(a)及び図5(b)に示すように、露出させた中間ダミーパターン42の表面42aに接続し、各貫通孔を埋める一対の上部プラグ33を形成する。この上部プラグ33は、下部、中間の各プラグ31、32と同様に、例えば、WまたはAlの蒸着により形成することができる。
次に、第2上部絶縁層24に、抵抗体5の両端部における表面の一部を露出させる一対の貫通孔を形成する。この貫通孔は、例えば、第2上部絶縁層24にドライエッチングを施して形成する。このドライエッチングは、第2上部絶縁層24がSiOで形成されている場合、例えば、CF系ガスを用いて実施することができる。
次に、図5(c)及び図5(d)に示すように、第2上部絶縁層24上に、積層方向から見た場合に下部、中間の各ダミーパターン41、42と重なるように各上部プラグ33と接続する上部ダミーパターン43を形成するとともに、露出させた抵抗体5の表面5aに接続し、各貫通孔を埋める一対の電圧印加端子6、7を一貫して形成する。この上部ダミーパターン43及び電圧印加端子6、7は、例えば、WまたはAlの蒸着により形成した金属膜をパターニングしてそれぞれ形成することができる。
以上の工程を経て、本実施形態に係る半導体装置10を製造する。
(実験結果)
本実施形態に係る半導体装置10が奏する作用効果を検証するために、発明者らは、(1)抵抗値変動の印加電圧依存性、(2)端子間電圧依存性2次係数αの抵抗体被覆率依存性及び(3)端子間電圧依存性2次係数αの抵抗体幅依存性に関する実験を行った。以下、これらの実験結果について説明する。
(1)抵抗値変動の印加電圧依存性について
発明者らは、本実施形態に係る半導体装置10に備わる抵抗体5に各電圧を印加し、その抵抗値変動を測定した。こうして得た各電圧に対する抵抗値変動から、抵抗値変動の印加電圧依存性に関する知見を得た。以下、この抵抗値変動の印加電圧依存性の実験結果について説明する。
図6は、発明者らが行った抵抗値変動の印加電圧依存性についての実験結果を示す図である。図6において、縦軸は、規格化された抵抗値(つまり、抵抗値変動)を示しており、横軸は、抵抗体5の電圧印加端子6に印加した電圧を示している。この時、電圧印加端子7は0Vで固定されている。
図6に示した抵抗値変動の挙動から、抵抗値変動は、電圧印加端子6に印加した電圧(以下、単に「印加電圧」ともいう。)Vに対して、2次の依存性を有することがわかる。これは、抵抗体5の抵抗値は、印加電圧Vに対して「α×V」で変動することを意味する。ここで、「α」は、端子間電圧依存性2次係数と呼ばれる係数であり、本実験に用いた半導体装置10の端子間電圧依存性2次係数αは、−47ppm/Vであった。
なお、図6では測定した各データを「◇」で示しており、図6に示した実線は、測定した各データをフィッティングして得た曲線である。そして、上述の端子間電圧依存性2次係数αは、このフィッティングカーブ(実線)から算出したものである。
(2)端子間電圧依存性2次係数αの抵抗体被覆率依存性について
発明者らは、抵抗体5の被覆率Cが異なる半導体装置を数種類作成し、各半導体装置における端子間電圧依存性2次係数αを測定した。こうして得た各被覆率Cに対する端子間電圧依存性2次係数αから、端子間電圧依存性2次係数αの抵抗体被覆率依存性に関する知見を得た。以下、この抵抗値変動の印加電圧依存性の実験結果について説明する。
図7は、発明者らが行った端子間電圧依存性2次係数αの抵抗体被覆率依存性についての実験結果を示す図である。図7において、縦軸は、端子間電圧依存性2次係数αを示しており、横軸は、抵抗体5の被覆率Cを示している。ここで、本実施形態に係る半導体装置10についてのデータは「●」で示しており、後述する比較例に係る半導体装置20(図8及び図9参照)についての各データは「○」で示している。また、図7に示した実線は、比較例に係る半導体装置20における各データをフィッティングして得た曲線である。また、図7に示した破線は、本実施形態に係る半導体装置10におけるデータを、上記実線を基にフィッティングして得た曲線である。
図7に示すように、端子間電圧依存性2次係数αは、抵抗体5の被覆率Cが増加するにつれ増加する傾向にある。より詳しくは、端子間電圧依存性2次係数αは、抵抗体5の被覆率Cが49%以上ではその増加傾向が小さくなり、安定化する傾向にあり、抵抗体5の被覆率Cが60%以上であると特に安定化する傾向にある。また、本実施形態に係る半導体装置10の端子間電圧依存性2次係数αは、比較例に係る半導体装置20の端子間電圧依存性2次係数αより大きい値(絶対値では小さい値)となっている。
以上の実験結果から、本実施形態に係る半導体装置10では、抵抗体5の被覆率Cが49%以上の場合、端子間電圧依存性2次係数αが−25ppm/V以下となることがわかった。換言すると、端子間電圧依存性2次係数αを−25ppm/V以下とするためには、抵抗体5の被覆率Cを49%以上にすることが好ましいことがわかった。
抵抗体5の被覆率Cは高いほど好ましい。抵抗体5の被覆率Cは、例えば、60%以上であることが好ましく、80%以上であることがより好ましく、95%以上であることが特に好ましい。
また、この実験結果は、上部、中間、下部の各ダミーパターン43、42、41と、基板1とをプラグ3を介して接続することで、端子間電圧依存性2次係数αは大きくなる(絶対値では小さくなる)ことを意味している。つまり、この端子間における印加電圧依存性の低減は、各ダミーパターン43、42、41と、基板1とをプラグ3を介して接続することで、放熱効率が向上し、抵抗値変動が抑制されたことを意味している。
(比較例に係る半導体装置20の構造)
以下、本実験に用いた比較例に係る半導体装置20の構造と、その上部、中間の各ダミーパターン43、42の形状とについて、図8及び図9を参照しつつ説明する。
まず、比較例に係る半導体装置20の基本構造について説明する。
図8は、本実験で用いた半導体装置の構造を模式的に示した斜視図であって、図8(a)は比較例に係る半導体装置20の基本構造を示し、図8(b)は本実施形態に係る半導体装置10の構造を示している。この半導体装置20の基本構造は、本実施形態に係る半導体装置10の構造と比較して、上部プラグ33、中間プラグ32、下部ダミーパターン41、下部プラグ31を備えていない点で異なるが、それ以外の部分については同じである。このため、比較例に係る半導体装置20は、上部ダミーパターン43及び中間ダミーパターン42のいずれも基板1に接続されていない。
次に、比較例に係る半導体装置20に備わる上部、中間の各ダミーパターン43、42の形状について説明する。
図9は、本実験に用いた比較例に係る半導体装置20に備わる上部、中間の各ダミーパターン43、42の形状を模式的に示した平面図である。
図9(a)は、所謂ラインアンドスペース(以下、単に「L&S」とも表記する。)で形成した中間ダミーパターン42の構造を模式的に示した図である。また、図9(b)は、L&Sで形成した上部ダミーパターン43の構造を模式的に示した図である。また、図9(c)は、平板状に形成した中間ダミーパターン42の構造を模式的に示した図である。また、図9(d)は、平板状に形成した上部ダミーパターン43の構造を模式的に示した図である。
本実験では、これらの上部ダミーパターン43及び中間ダミーパターン42を組み合わせて、抵抗体5の被覆率Cを調整した。こうして調整した抵抗体5の被覆率Cの具体例を表1に示す。なお、表1の「M2」は中間ダミーパターン42を意味し、「M3」は上部ダミーパターン43を意味し、「なし」はダミーパターン自体を備えていないことを意味している。なお、この被覆率Cは、上述の式(2)を用いて算出されたものである。
ここで、抵抗体5の被覆率Cについて、図9(c)に示した形態を例に挙げて具体的に説明する。図9(c)に示す形態では、抵抗体5の下面5bの全ては、平板状に形成された中間ダミーパターン42で覆われており、抵抗体5の下面5bの被覆率は98%となる。一方、抵抗体5の上面5aの全ては上部ダミーパターン43で覆われていないため、抵抗体5の上面5aの被覆率は0%となる。このため、上述の式(2)に基づき決定される抵抗体5全体の被覆率Cは、49%となる。
Figure 0006431750
なお、厳密には、抵抗体5の側面の被覆率も考慮して、抵抗体5全体の被覆率Cを算出すべきである。しかしながら、抵抗体5の厚みは比較的薄いため、抵抗体5の側面の面積は抵抗体5の上面5a及び下面5bの面積に比べて極めて小さい。換言すると、抵抗体5の側面の被覆による影響は、抵抗体5の上面5a及び下面5bの被覆による影響に比べて極めて小さい。このため、本実験では、抵抗体5の被覆率Cを算出する際、抵抗体5の上面5a及び下面5bの被覆率のみを考慮した。
次に、表1に示した各被覆率と、それに対応する端子間電圧依存性2次係数αを表2に示す。これらの数値をプロットしたものが、図7となる。
Figure 0006431750
(3)端子間電圧依存性2次係数αの抵抗体幅依存性について
発明者らは、抵抗体5の幅Wが異なる半導体装置を数種類作成し、各半導体装置の端子間電圧依存性2次係数αを測定した。こうして得た各抵抗体幅Wに対する端子間電圧依存性2次係数αから、端子間電圧依存性2次係数αの抵抗体幅依存性に関する知見を得た。以下、この端子間電圧依存性2次係数αの抵抗体幅依存性の実験結果について説明する。
まず、本実験で用いた半導体装置の構造について簡単に説明する。図10は、本実験で用いた半導体装置の構造を模式的に示した斜視図であって、図10(a)は比較例に係る半導体装置30の構造を示し、図10(b)は本実施形態に係る半導体装置10の構造を示している。図10(a)に示すように、比較例に係る半導体装置30は、抵抗体5と、一対の電圧印加端子6、7とで構成されている。なお、図10(b)には、構造の差異点が容易に理解できるように、本実施形態に係る半導体装置10を示している。以下、便宜的に、比較例に係る半導体装置30の構造を「構造A」とし、本実施形態に係る半導体装置10の構造を「構造B」とする。
本実験では、構造Aの抵抗体5及び構造Bの抵抗体5の幅Wをそれぞれ、2μm、8μm、32μmとした場合の端子間電圧依存性2次係数αを測定した。こうして測定した端子間電圧依存性2次係数αを表3に示す。
Figure 0006431750
表3に示すように、抵抗体5の各幅Wにおいて、構造Aの端子間電圧依存性2次係数αは、構造Bの端子間電圧依存性2次係数αに比べて大きかった(絶対値では小さかった)。
この実験結果は、抵抗体5の幅Wを変化させた場合であっても、上部、中間、下部の各ダミーパターン43、42、41と、基板1とをプラグ3を介して接続することで、端子間電圧依存性2次係数αが大きくなる(絶対値では小さくなる)ことを意味している。
(本実施形態の効果)
(1)本実施形態に係る半導体装置10は、基板1と、抵抗体5と、上部ダミーパターン43及び中間ダミーパターン42と、上部ダミーパターン43及び中間ダミーパターン42と基板1とを接続するプラグ3と、を備えている。また、抵抗体5は、Z軸方向から見た場合に上部ダミーパターン43及び中間ダミーパターン42と重なる部分を有しており、上部ダミーパターン43、中間ダミーパターン42及びプラグ3の各熱伝導率は、抵抗体5を囲む絶縁層2の熱伝導率より高くなっている。
このため、半導体装置10は、抵抗体5に電圧を印加することで発生し絶縁層2に蓄積された熱を、絶縁層2の熱伝導率よりも高い材料で形成された、上部ダミーパターン43、中間ダミーパターン42及びプラグ3を通じて基板1に逃がすことができる。つまり、電圧印加に起因して抵抗体5から放出された熱を効率よく、抵抗体5及び絶縁層2から基板1へ伝導(つまり、放熱)することができる。このため、抵抗体5自身及びその周辺の温度変化によって生じる抵抗体5の抵抗値変動を効果的に抑制することができる。
(2)また、本実施形態では、抵抗体5は、抵抗体5側から基板1側に向かって見た場合に上部ダミーパターン43及び中間ダミーパターン42のそれぞれと重なる部分を有しており、上記式(2)で定義される抵抗体5の被覆率Cを49%以上にしている。
このため、抵抗体5に電圧を印加して発生した熱を、上部ダミーパターン43、中間ダミーパターン42及びプラグ3を通じで基板1に確実に逃がすことができる。このため、抵抗体5自身及びその周辺の温度変化によって生じる抵抗体5の抵抗値変動を確実に抑制することができる。
(3)また、本実施形態では、抵抗素子の被覆率Cを80%以上にしている。
このため、抵抗体5に電圧を印加して発生した熱を、上部ダミーパターン43、中間ダミーパターン42及びプラグ3を通じで基板1により確実に逃がすことができる。このため、抵抗体5自身及びその周辺の温度変化によって生じる抵抗体5の抵抗値変動をより確実に抑制することができる。
(4)また、本実施形態では、抵抗体5は窒化タンタルで形成されている。
このため、抵抗体5を実装・使用時の熱に対しても安定な抵抗体とすることができる。
(5)また、本実施形態では、上部ダミーパターン43及び中間ダミーパターン42と、プラグ3とを金属で形成している。
このため、ダミーパターン及びプラグの形成が容易となり、半導体装置の製造コストが高騰するのを抑制することができる。
(6)また、本実施形態では、上部ダミーパターン43及び中間ダミーパターン42と、プラグ3とは、タングステン又はアルミニウムで形成されており、絶縁層2はSiOで形成されており、基板1はSiで形成されている。
このため、ダミーパターン及びプラグの形成がさらに容易となり、半導体装置の製造コストが高騰するのをさらに抑制することができる。
・その他の実施形態
以下、第2から第4の各実施形態に係る半導体装置の構造を、図11を参照しつつ説明する。図11は、第2から第4の各実施形態に係る半導体装置の構造を模式的に示した斜視図である。より詳しくは、図11(a)は、第2実施形態に係る半導体装置の構造を模式的に示した斜視図である。また、図11(b)は、第3実施形態に係る半導体装置の構造を模式的に示した斜視図である。また、図11(c)は、第4実施形態に係る半導体装置の構造を模式的に示した斜視図である。以下、各実施形態の詳細について説明する。
なお、第1実施形態に係る半導体装置10と同一の構成を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
[第2実施形態]
(構造)
図11(a)に示すように、第2実施形態に係る半導体装置11は、基板1と、基板1の上方に形成された抵抗体5と、抵抗体5の上方に形成された上部ダミーパターン43と、基板1と抵抗体5との間に形成された下部ダミーパターン41とを備えている。そして、上部、下部の各ダミーパターン43、41の各熱伝導率は、抵抗体5を囲む絶縁層(図示せず)の熱伝導率より高い。また、上部、下部の各ダミーパターン43、41は、上記絶縁層の熱伝導率より高い熱伝導率を有する上部、下部の各プラグ33、31を介して基板1に接続されている。また、抵抗体5は、一対の電圧印加端子6、7を備えている。
(製造方法)
以下、第2実施形態に係る半導体装置11の製造方法について、第1実施形態に係る半導体装置10の製造方法を説明する際に用いた図を参照しつつ、簡単に説明する。
まず、基板1上に下部絶縁層21を形成する。その後、下部絶縁層21に基板1に接続する下部プラグ31を形成する。
次に、下部絶縁層21上に、下部プラグ31に接続する下部ダミーパターン41を形成する。その後、下部絶縁層21上に、下部ダミーパターン41を覆う第1上部絶縁層23を形成する。
次に第1上部絶縁層23上に、積層方向から見た場合に下部プラグ31間であって下部ダミーパターン41と少なくとも一部が重なるように抵抗体5を形成する。その後、第1上部絶縁層23上に、抵抗体5を覆う第2上部絶縁層24を形成する。
次に、第1、第2の各上部絶縁層23、24に、下部ダミーパターン41に接続し、抵抗体5に接続しない上部プラグ33を下部プラグ31の上方に形成する。その後、第2上部絶縁層24上に、上部プラグ33に接続し、積層方向から見た場合に抵抗体5と少なくとも一部が重なるように上部ダミーパターン43を形成するとともに、抵抗体5に接続する電圧印加端子6、7を形成する。
こうして、第2実施形態に係る半導体装置11を製造する。
(効果)
第2実施形態に係る半導体装置11であっても、第1実施形態に係る半導体装置10と同様の作用効果を奏する。また、第2実施形態に係る半導体装置11であれば、中間ダミーパターン42及び中間プラグ32を設ける必要がないので、製造工程数を少なくすることができる。よって、タクトタイムを短縮することができる。また、半導体装置の低背化を実現することができる。
[第3実施形態]
(構造)
図11(b)に示すように、第3実施形態に係る半導体装置12は、基板1と、基板1の上方に形成された抵抗体5と、抵抗体5の上方に形成された上部ダミーパターン43とを備えている。そして、上部ダミーパターン43の熱伝導率は、抵抗体5を囲む絶縁層(図示せず)の熱伝導率より高い。また、上部ダミーパターン43は、上記絶縁層の熱伝導率より高い熱伝導率を有する上部プラグ33を介して基板1に接続されている。また、抵抗体5は、一対の電圧印加端子6、7を備えている。
なお、本実施形態に係る半導体装置12において、「上部ダミーパターン43」は「第1のダミーパターン」に相当するものである。
(製造方法)
以下、第3実施形態に係る半導体装置12の製造方法について、第1実施形態に係る半導体装置10の製造方法を説明する際に用いた図を参照しつつ、簡単に説明する。
まず、基板1上に、第1上部絶縁層23を形成する。その後、第1上部絶縁層23上に、抵抗体5を形成する。
次に、第1上部絶縁層23上に、抵抗体5を覆う第2上部絶縁層24を形成する。その後、第1、第2の各上部絶縁層23、24に、基板1に接続し、抵抗体5に接続しない上部プラグ33を形成する。
次に第2上部絶縁層24上に、上部プラグ33に接続し、積層方向から見た場合に抵抗体5と少なくとも一部が重なるように上部ダミーパターン43を形成するとともに、抵抗体5に接続する電圧印加端子6、7を形成する。
こうして、第3実施形態に係る半導体装置12を製造する。
(効果)
第3実施形態に係る半導体装置12であっても、第1実施形態に係る半導体装置10と同様の作用効果を奏する。また、第3実施形態に係る半導体装置12であれば、中間、下部の各ダミーパターン42、41と、中間、下部の各プラグ32、31とを設ける必要がないので、製造工程数を少なくすることができる。よって、タクトタイムを短縮することができる。また、半導体装置の低背化を実現することができる。
[第4実施形態]
(構造)
図11(c)に示すように、第4実施形態に係る半導体装置13は、基板1と、基板1の上方に形成された抵抗体5と、基板1と抵抗体5との間に形成された下部ダミーパターン41とを備えている。そして、下部ダミーパターン41の熱伝導率は、抵抗体5を囲む絶縁層(図示せず)の熱伝導率より高い。また、下部ダミーパターン41は、上記絶縁層の熱伝導率より高い熱伝導率を有する下部プラグ31を介して基板1に接続されている。また、抵抗体5は、一対の電圧印加端子6、7を備えている。
なお、本実施形態に係る半導体装置13において、「下部ダミーパターン41」は「第1のダミーパターン」に相当するものである。
(製造方法)
以下、第4実施形態に係る半導体装置13の製造方法について、第1実施形態に係る半導体装置10の製造方法を説明する際に用いた図を参照しつつ、簡単に説明する。
まず、基板1上に下部絶縁層21を形成する。その後、下部絶縁層21に基板1に接続する下部プラグ31を形成する。
次に、下部絶縁層21上に、下部プラグ31に接続する下部ダミーパターン41を形成する。その後、下部絶縁層21上に、下部ダミーパターン41を覆う第1上部絶縁層23を形成する。
次に第1上部絶縁層23上に、積層方向から見た場合に下部プラグ31間であって下部ダミーパターン41と少なくとも一部が重なるように抵抗体5を形成する。その後、第1上部絶縁層23上に、抵抗体5を覆う第2上部絶縁層24を形成する。
次に、第2上部絶縁層24に、抵抗体5に接続する電圧印加端子6、7を形成する。
こうして、第4実施形態に係る半導体装置13を製造する。
(効果)
第4実施形態に係る半導体装置13であっても、第1実施形態に係る半導体装置10と同様の作用効果を奏する。また、第4実施形態に係る半導体装置13であれば、上部、中間の各ダミーパターン43、42と、上部、中間の各プラグ33、32とを設ける必要がないので、製造工程数を少なくすることができる。よって、タクトタイムを短縮することができる。また、半導体装置の低背化を実現することができる。
(その他の実施形態及び変形例)
(1)上述の各実施形態では、上部、中間、下部の各ダミーパターン43、42、41や、上部、中間、下部の各プラグ33、32、31、或いは電圧印加端子6、7について、それらの具体的な形状について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。上述した形状は、適宜変更しても構わない。上部、中間、下部の各プラグ33、32、31や電圧印加端子6、7は、例えば、円柱であってもよい。この場合であっても、上述の作用効果を奏することができる。
(2)また、上述の各実施形態では、上部、中間、下部の各プラグ33、32、31は、基板1や上部、中間、下部の各ダミーパターン43、42、41に単に接続されている場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。上部、中間、下部の各プラグ33、32、31と、上部、中間、下部の各ダミーパターン43、42、41との各接続点に、例えば、熱伝導率が減少することを防止するための部材(つまり、熱伝導率を維持するために部材)を介挿してもよい。こうすることで、放熱効率をより高めることができる。
(3)また、上述の各実施形態では、基板1として、Si基板を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。上述の各実施形態で用いる基板1は、例えば、p型の不純物イオンが注入されてp型の導電性を備えたSi基板であってもよいし、n型の不純物イオンが注入されてn型の導電性を備えたSi基板であってもよい。この場合であっても、上述の作用効果を奏することができる。
(4)また、上述の各実施形態では、ダミーパターン4及びプラグ3を金属で形成した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。つまり、ダミーパターン4及びプラグ3の材料は、特に限定されるものではない。例えば、ダミーパターン4及びプラグ3は非金属で形成されたものであってもよいが、ダミーパターン4及びプラグ3の各熱伝導率は抵抗体5を囲む絶縁層2の熱伝導率より高くなっている必要がある。
(5)また、上述の各実施形態では、一対のプラグ3を形成した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。各実施形態に係る半導体装置に備わるプラグの数は、例えば、1であってよいし、3以上であってもよい。この場合であっても、上述の作用効果を奏することができる。
(6)また、上述の各実施形態では、各プラグ31、32、33を同一軸上に形成した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。下層、中間の各プラグ31、32は、例えば、積層方向から見て抵抗体5と重ならないように形成されていてもよい。
(7)また、上述の第1実施形態では、上部、中間、下部の3つのダミーパターン43、42、41から構成された半導体装置10について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、4つ以上のダミーパターンを備えた半導体装置であってもよいこの場合であっても、上述の作用効果を奏することができる。
以上で、特定の実施形態を参照して本発明を説明したが、これら説明によって発明を限定することを意図するものではない。本発明の説明を参照することにより、当業者には、開示された実施形態の種々の変形例とともに本発明の別の実施形態も明らかである。従って、特許請求の範囲は、本発明の範囲及び要旨に含まれるこれらの変形例または実施形態も網羅すると解すべきである。
1 基板
2 絶縁層
21 下部絶縁層
22 中間絶縁層
23 第1上部絶縁層
24 第2上部絶縁層
3 プラグ
31 下部プラグ
31a 下部プラグの上面
31b 下部プラグの下面
32 中間プラグ
32a 中間プラグの上面
32b 中間プラグの下面
33 上部プラグ
33a 上部プラグの上面
33b 上部プラグの下面
4 ダミーパターン
41 下部ダミーパターン
41a 下部ダミーパターンの上面
41b 下部ダミーパターンの下面
42 中間ダミーパターン
42a 中間ダミーパターンの上面
42b 中間ダミーパターンの下面
43 上部ダミーパターン
43a 上部ダミーパターンの上面
43b 上部ダミーパターンの下面
5 抵抗体
5a 抵抗体の上面
5b 抵抗体の下面
6 電圧印加端子
7 電圧印加端子
10 半導体装置
11 半導体装置
12 半導体装置
13 半導体装置
20 半導体装置
21 半導体装置
W 抵抗体の幅
α 端子間電圧依存性2次係数
C 被覆率
SD1 上部ダミーパターンと抵抗体の上面との重なり面積
SD2 中間ダミーパターンと抵抗体の上面との重なり面積
SR1 抵抗体の上面の面積
SR1 抵抗体の下面の面積

Claims (9)

  1. 基板と、
    前記基板の上方に形成され、絶縁層で囲まれた抵抗素子と、
    前記基板と前記抵抗素子との間に形成され、素子として使用しない第1のダミーパターン及び前記抵抗素子の上方に形成され、素子として使用しない第2のダミーパターンと
    前記第1のダミーパターン及び前記第2のダミーパターンの少なくとも一方と、前記基板とを接続する接続部と、を備え、
    前記抵抗素子は、前記抵抗素子側から前記基板側に向かって見た場合に前記第1のダミーパターン及び前記第2のダミーパターンの少なくとも一方と重なる部分を有しており、
    前記第1のダミーパターン、前記第2のダミーパターン及び前記接続部の熱伝導率はそれぞれ、前記絶縁層の熱伝導率より高い半導体装置。
  2. 前記抵抗素子は、前記抵抗素子側から前記基板側に向かって見た場合に前記第1のダミーパターン及び前記第2のダミーパターンのそれぞれと重なる部分を有しており、
    下記式(1)で定義される前記抵抗素子の被覆率Cは、49%以上である請求項1に記載の半導体装置。
    C=(SD1+SD2)/(SR1+SR2)×100 ・・・(1)
    但し、
    C:前記抵抗素子の被覆率(%)
    SD1:前記抵抗素子側から前記基板側に向かって見た場合に、前記第1のダミーパターンと、前記抵抗素子における前記第1のダミーパターン側の面とが重なる部分の面積
    SD2:前記抵抗素子側から前記基板側に向かって見た場合に、前記第2のダミーパターンと、前記抵抗素子における前記第2のダミーパターン側の面とが重なる部分の面積
    SR1:前記抵抗素子における前記第1のダミーパターン側の面積
    SR2:前記抵抗素子における前記第2のダミーパターン側の面積
  3. 前記第1のダミーパターン及び前記第2のダミーパターンを備え、
    前記抵抗素子の被覆率Cは、80%以上である請求項に記載の半導体装置。
  4. 前記抵抗素子は、窒化タンタルで形成されている請求項1から請求項のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記第1のダミーパターン及び前記第2のダミーパターンの少なくとも一方と、前記接続部とは、金属で形成されている請求項1から請求項のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記第1のダミーパターン及び前記第2のダミーパターンの少なくとも一方と、前記接続部とは、タングステン又はアルミニウムで形成されており、
    前記絶縁層は、二酸化ケイ素で形成されており、
    前記基板は、ケイ素で形成されている請求項1から請求項のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 基板上に、第1の絶縁層を形成する工程と、
    前記第1の絶縁層に、前記基板に接続する第1の接続部を形成する工程と、
    前記第1の絶縁層上に、前記第1の接続部に接続し、素子として使用しない第1のダミーパターンを形成する工程と、
    前記第1の絶縁層上に、前記第1のダミーパターンを覆う第2の絶縁層を形成する工程と、
    前記第2の絶縁層上に、積層方向から見て前記第1のダミーパターンと少なくとも一部が重なるように抵抗素子を形成する工程と、
    前記第2の絶縁層上に、前記抵抗素子を覆う第3の絶縁層を形成する工程と、を有し、
    前記第1のダミーパターン及び前記第1の接続部の熱伝導率を、前記抵抗素子を囲む前記第2の絶縁層及び前記第3の絶縁層の熱伝導率より高くする半導体装置の製造方法。
  8. 基板上に、第1の絶縁層を形成する工程と、
    前記第1の絶縁層上に、抵抗素子を形成する工程と、
    前記第1の絶縁層上に、前記抵抗素子を覆う第2の絶縁層を形成する工程と、
    前記第1の絶縁層及び前記第2の絶縁層に、前記基板に接続し、前記抵抗素子に接続しない第1の接続部を形成する工程と、
    前記第2の絶縁層上に、前記第1の接続部に接続し、積層方向から見て前記抵抗素子と少なくとも一部が重なるように第1のダミーパターンを形成する工程と、を有し、
    前記第1のダミーパターン及び前記第1の接続部の熱伝導率を、前記抵抗素子を囲む前記第1の絶縁層及び前記第2の絶縁層の熱伝導率より高くする半導体装置の製造方法。
  9. 前記第2の絶縁層及び前記第3の絶縁層に、前記第1のダミーパターンに接続し、前記抵抗素子に接続しない第2の接続部を形成する工程と、
    前記第3の絶縁層上に、前記第2の接続部に接続し、積層方向から見て前記抵抗素子と少なくとも一部が重なるように第2のダミーパターンを形成する工程と、をさらに有する請求項に記載の半導体装置の製造方法。
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