JP6421899B2 - 弾性波フィルタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、弾性表面波や弾性境界波を利用した弾性波フィルタ装置に関し、特に、ピストンモードを利用した弾性波フィルタ装置に関する。
従来、ピストンモードを利用した弾性波フィルタが種々提案されている。例えば下記の特許文献1では、電極指交差領域において、中央領域の両側に、音速が相対的に低いエッジ領域が設けられている。エッジ領域において、電極指の幅が、残りの部分よりも大きくされている。この太幅部を設けることにより、ピストンモードが形成されており、横モードによるリップルの抑圧が図られている。
特開2014−131351号公報
一方で、弾性波フィルタ装置では、フィルタ特性における急峻性の向上と、通過帯域内における低損失化との両立が求められており、従来、IDT電極の膜厚を調整する方法や、あるいは橋絡容量を用いて弾性波共振子の比帯域を調整する方法などが考えられている。しかしながら、これらの方法では、急峻性の向上と、通過帯域内における低損失化とを両立するように、IDT電極の膜厚や弾性波共振子の比帯域を高精度に制御することは困難であった。
そこで、本発明の目的は、横モードリップルを抑制することができ、かつ同時にフィルタ特性の急峻性の向上及び通過帯域内における低損失化を確実に図り得る、弾性波フィルタ装置を提供することにある。
本願の第1の発明に係る弾性波フィルタ装置は、弾性波共振子からなる直列腕共振子および並列腕共振子を有するラダー型フィルタであって、前記弾性波共振子が、それぞれ、圧電体と、前記圧電体上に設けられており、対向し合う第1及び第2のバスバーと、前記第1のバスバーに基端が接続されており、先端が前記第2のバスバー側に位置している複数本の第1の電極指と、前記第2のバスバーに基端が接続されており、先端が前記第1のバスバー側に位置している複数本の第2の電極指とを有し、前記複数本の第1の電極指と前記複数本の第2の電極指が互いに間挿し合っており、前記第1の電極指と前記第2の電極指とが、弾性波伝搬方向において重なり合っている領域を交差領域とした場合に、該交差領域が、前記第1及び第2の電極指の延びる方向において中央に位置している中央領域と、前記中央領域の前記第1のバスバー側に位置している第1のエッジ領域と、前記中央領域の前記第2のバスバー側に位置している第2のエッジ領域とを有し、前記第1,第2のエッジ領域における音速が、前記中央領域における音速よりも低められており、少なくとも1つの前記直列腕共振子は、前記第1の電極指が、前記第2のエッジ領域において、残りの部分よりも幅が太い太幅部を有しており、かつ前記第2の電極指が、前記第1のエッジ領域において、残りの部分よりも幅が太い太幅部を有しており、残りの前記直列腕共振子及び前記並列腕共振子のうち少なくとも1つは、前記第1の電極指及び前記第2の電極指が、前記第1のエッジ領域及び前記第2のエッジ領域の双方において、残りの部分よりも幅が太い太幅部を有している。
第1の発明に係る弾性波フィルタ装置のある特定の局面では、前記少なくとも1つの直列腕共振子において、前記第1,第2のエッジ領域の前記第1,第2の電極指の延びる方向に沿う寸法をApt1とし、前記中央領域の前記第1,第2の電極指の延びる方向に沿う寸法をApt2とした場合、Apt1/Apt2が0.0638以上、0.094047以下である。この場合には、前記少なくとも1つの直列腕共振子における比帯域をより一層小さくすることができる。従って、通過帯域高域側におけるフィルタ特性の急峻性をより一層高めることができる。
本願の第2の発明に係る弾性波フィルタ装置は、弾性波共振子からなる直列腕共振子および並列腕共振子を有するラダー型フィルタであって、前記弾性波共振子が、それぞれ、圧電体と、前記圧電体上に設けられており、対向し合う第1及び第2のバスバーと、前記第1のバスバーに基端が接続されており、先端が前記第2のバスバー側に位置している複数本の第1の電極指と、前記第2のバスバーに基端が接続されており、先端が前記第1のバスバー側に位置している複数本の第2の電極指とを有し、前記複数本の第1の電極指と前記複数本の第2の電極指が互いに間挿し合っており、前記第1の電極指と前記第2の電極指とが、弾性波伝搬方向において重なり合っている領域を交差領域とした場合に、該交差領域が、前記第1及び第2の電極指の延びる方向において中央に位置している中央領域と、前記中央領域の前記第1のバスバー側に位置している第1のエッジ領域と、前記中央領域の前記第2のバスバー側に位置している第2のエッジ領域とを有し、前記第1,第2のエッジ領域における音速が、前記中央領域における音速よりも低められており、少なくとも1つの前記直列腕共振子、並びに、残りの前記直列腕共振子及び前記並列腕共振子のうち少なくとも1つは、前記第1の電極指及び前記第2の電極指が、前記第1のエッジ領域及び前記第2のエッジ領域の双方において、残りの部分よりも幅が太い太幅部を有しており、前記少なくとも1つの直列腕共振子における前記第1,第2のエッジ領域の前記第1,第2の電極指の延びる方向に沿う寸法をApt3、前記中央領域の前記第1,第2の電極指の延びる方向に沿う寸法をApt4としたときに、Apt3/Apt4が、0.083423以上、0.10881以下である。この場合には、残りの直列腕共振子及び並列腕共振子において、横モードを効果的に抑制することができ、かつ比帯域をより一層狭くすることができる。従って、フィルタ特性の急峻性もより一層高められる。
以下、第1及び第2の発明を総称して本発明とする。
本発明に係る弾性波フィルタ装置の別の特定の局面では、前記少なくとも1つの直列腕共振子は、前記直列腕共振子のうち、最も電極指ピッチが大きい直列腕共振子である。この場合には、通過帯域高域側におけるフィルタ特性をより一層効果的に高めることができる。
本発明に係る弾性波フィルタ装置のさらに他の特定の局面では、前記少なくとも1つの直列腕共振子は、前記直列腕共振子のうち、反共振周波数が最も低い直列腕共振子である。この場合には、フィルタ特性において、通過帯域高域側の急峻性をより一層効果的に高めることができる。
本発明に係る弾性波フィルタ装置の別の特定の局面では、同一圧電基板上に、前記直列腕共振子及び前記並列腕共振子が構成されている。この場合には、1チップの部品として、本発明に係る弾性波フィルタ装置を提供することができる。
本発明に係る弾性波フィルタ装置の他の特定の局面では、前記ラダー型フィルタを第1の通過帯域を有する第1の帯域通過型フィルタとしたときに、前記第1の帯域通過型フィルタと一端側で共通接続されており、前記第1の通過帯域よりも高域側に位置している第2の通過帯域を有する第2の帯域通過型フィルタがさらに備えられている。この場合には、キャリアアグリゲーション(CA)などに適した弾性波フィルタ装置を提供することができる。
本発明に係る弾性波フィルタ装置のさらに他の特定の局面では、前記第1の帯域通過型フィルタが送信フィルタであり、前記第2の帯域通過型フィルタが受信フィルタである、デュプレクサが構成されている。
本発明に係る弾性波フィルタ装置によれば、横モードリップルを抑圧しつつ、同時にフィルタ特性の急峻性の向上と、通過帯域内における低損失化とを確実に図ることが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る弾性波フィルタ装置の回路図である。 図2は、第1のタイプの弾性波共振子の電極構造を説明するための平面図である。 図3は、図2の一部を拡大して示す部分切欠き平面図である。 図4は、本発明の第1の実施形態における残りの直列腕共振子の電極指の形状を説明するための部分切欠き平面図である。 図5は、第1のタイプの弾性波共振子と、第2のタイプの弾性波共振子及び交差幅重み付けが施された参考例の弾性波共振子の共振特性を示す図である。 図6は、第1の実施形態及び比較例の送信フィルタのS32伝送特性を示す図である。 図7は、図6の要部を拡大して示す図である。 図8は、第1のタイプの弾性波共振子において、静電容量を固定し、交差幅を変更した場合の共振特性の変化を示す図である。 図9は、第2のタイプの弾性波共振子において、静電容量を固定し、交差幅を変更した場合の共振特性の変化を示す図である。 図10は、第1のタイプの弾性波共振子の電極構造の第1の変形例を示す平面図である。 図11は、第1のタイプの弾性波共振子の電極構造の第2の変形例を示す平面図である。 図12は、第1のタイプの弾性波共振子の電極構造の第3の変形例を示す平面図である。 図13は、第1のタイプの弾性波共振子の電極構造の第4の変形例を示す平面図である。 図14は、第1のタイプの弾性波共振子の電極構造の第5の変形例を示す平面図である。 図15は、第1のタイプの弾性波共振子の電極構造の第6の変形例を示す平面図である。 図16は、第1のタイプの弾性波共振子の電極構造の第7の変形例を示す平面図である。 図17は、第1のタイプの弾性波共振子の電極構造の第8の変形例を示す平面図である。 図18は、第1のタイプの弾性波共振子の電極構造の第9の変形例を示す平面図である。 図19は、第1のタイプの弾性波共振子の電極構造の第10の変形例を示す平面図である。 図20は、複数の帯域通過型フィルタが一端側で束ねられている束ね型の弾性波フィルタ装置の回路図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
なお、本明細書に記載の各実施形態は、例示的なものであり、異なる実施形態間において、構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることを指摘しておく。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る弾性波フィルタ装置の回路図である。弾性波フィルタ装置1は、携帯電話機のRF段に用いられるデュプレクサである。弾性波フィルタ装置1は、アンテナに接続されるアンテナ端子2を有する。また、アンテナ端子2は、共通接続点3に接続されている。この共通接続点3と基準電位との間に、インピーダンス調整用インダクタL1が接続されている。共通接続点3と送信端子4との間に送信フィルタ11が接続されている。共通接続点3と受信端子5との間に受信フィルタ12が接続されている。
弾性波フィルタ装置1の特徴は、ラダー型フィルタである送信フィルタ11にある。
なお、送信フィルタ11の通過帯域よりも、受信フィルタ12の通過帯域が高域側に位置している。
送信フィルタ11は、複数の直列腕共振子S1,S2,S3,S4と、並列腕共振子P1,P2,P3,P4とを有する。
直列腕共振子S1、直列腕共振子S2、直列腕共振子S3及び直列腕共振子S4は、図1に示すように、送信端子4側からこの順序で配置されている。また、並列腕共振子P1は、送信端子4と基準電位との間に接続されている。並列腕共振子P2は、直列腕共振子S1と直列腕共振子S2との間の接続点と共通接続点13との間に接続されている。並列腕共振子P1と基準電位との間にインダクタL2が接続されている。
並列腕共振子P3は、直列腕共振子S2と直列腕共振子S3との間の接続点と共通接続点13との間に接続されている。共通接続点13とグラウンド電位との間に、インダクタL3が接続されている。
並列腕共振子P4は、直列腕共振子S3と直列腕共振子S4との間の接続点と基準電位との間に接続されている。なお、並列腕共振子P4と基準電位との間にはインダクタL4が接続されている。
受信フィルタ12は、特に限定されるわけではないが、本実施形態では、縦結合共振子型弾性波フィルタ101と、直列腕共振子S102,S103,S104と、並列腕共振子P105,P106とを有する。
上記送信フィルタ11では、直列腕共振子S1〜S4及び並列腕共振子P1〜P4は、それぞれ、弾性波共振子からなる。また、送信フィルタ11では、横モードリップルを抑圧するために、第1,第2のエッジ領域が交差領域に設けられている。特許文献1に記載のように、従来、横モードリップルを抑圧するために、交差領域において、中央領域の両側にエッジ領域を設けた構造が知られている。もっとも、ラダー型フィルタなどでは、複数の直列腕共振子を有する場合、全ての直列腕共振子において、同様のエッジ領域が形成されていた。
これに対して、送信フィルタ11では、複数の直列腕共振子S1〜S4のうち、送信端子4に最も近い、直列腕共振子S1が、残りの直列腕共振子S2,S3,S4と異なる電極構造を有する。それによって、フィルタ特性の急峻性の向上と、通過帯域内における挿入損失の低減の両立を図ることが可能とされている。これを、以下においてより詳細に説明する。
なお、以下においては、直列腕共振子S1の電極構造を有する弾性波共振子を第1のタイプの弾性波共振子とする。残りの直列腕共振子S2〜S4の電極構造を有する弾性波共振子を第2のタイプの弾性波共振子とする。
図2は、第1のタイプの弾性波共振子の電極構造を説明するための平面図である。第1のタイプの弾性波共振子では、圧電基板15上に、図示の電極構造が設けられている。図2では、IDT電極16と反射器16Aとが示されている。図示は省略しているが、IDT電極16の反射器16Aが設けられている側とは反対側にも同様に反射器が設けられている。それによって、1ポート型弾性波共振子が構成されている。
IDT電極16は、対向し合っている第1及び第2のバスバー17,18を有する。第1のバスバー17に第1の電極指19の基端が接続されている。第1の電極指19の先端が、第2のバスバー18側に位置している。第2の電極指20は、基端が第2のバスバー18に接続されており、先端が第1のバスバー17側に位置している。複数本の第1の電極指19と複数本の第2の電極指20とは、互いに間挿し合っている。
第1の電極指19と第2の電極指20とを弾性波伝搬方向に視たときに重なり合っている領域が交差領域Aである。交差領域Aでは、第1の電極指19と第2の電極指20との間で電圧が印加され、弾性波が励振される。
ところで、横モードリップルを抑圧するために、交差領域Aでは、中央領域A0の一方側に第1のエッジ領域A1が、他方側に第2のエッジ領域A2が設けられている。第1,第2のエッジ領域A1,A2では、音速が、中央領域A0よりも低くされている。そして、第1のエッジ領域A1の外側及び第2のエッジ領域A2の外側には、第1,第2のエッジ領域A1、A2よりも音速が高い領域が設けられている。すなわち、第1の細バスバー21と、第2の電極指20の先端との間が相対的に音速の高い領域となっている。また、第2の細バスバー22と、第1の電極指19の先端との間の領域では、第2のエッジ領域A2よりも音速が高くされている。それによって、横モードリップルの抑圧が図られている。
ところで、第1のタイプの弾性波共振子では、複数本の第1の電極指19が、第2のエッジ領域A2において太幅部19aを有する。太幅部19aは、第1の電極指19の残りの部分に比べて幅が太い部分である。それによって、第2のエッジ領域A2の音速が低められている。同様に、第1のエッジ領域A1において、第2の電極指20が太幅部20aを有する。それによって、第1のエッジ領域A1の音速が低められている。
なお、弾性波伝搬方向において端部に位置する第1の電極指19及び第2の電極指20では、先端の太幅部19a,20aの幅が、残りの第1,第2の電極指19,20の太幅部19a,20aの幅よりも狭くなっている。これは、特に限定されるわけではないが、IDT電極の弾性波伝搬方向両端において、第1,第2の電極指19,20の外側端縁を直線状とするためである。
なお、第1,第2の細バスバー21,22の外側に、さらに高音速領域及び中音速領域を設けるために、ダミー電極23,24が設けられている。このような第1,第2の細バスバー21,22、ダミー電極23,24は必ずしも設けられずともよい。
図3に示すように、第2の電極指20では、太幅部20aが先端に設けられるため、太幅部20aが設けられている部分により第1のエッジ領域A1が構成されている。それによって、第1のエッジ領域A1における音速が低められている。
前述したように、直列腕共振子S1は、このような第1のタイプの弾性波共振子からなる。
他方、図4は、第2のタイプの弾性波共振子の電極構造を説明するための部分切欠き平面図である。
第2のタイプの弾性波共振子31では、IDT電極32の弾性波伝搬方向一方側に反射器33が設けられている。図示を省略しているが、弾性波伝搬方向他方側にも、反射器が設けられている。それによって、1ポート型弾性波共振子が構成されている。図4に示すように、複数本の第1の電極指19Aと、複数本の第2の電極指20Aとが互いに間挿し合うように設けられている。第1のタイプの弾性波共振子と異なるところは、第1の電極指19Aが、第1のエッジ領域において太幅部19bを有していることにある。また、図4では図示はされていないが、第2の電極指20Aにおいても、先端側だけでなく、第2のエッジ領域に太幅部を有する。すなわち、第2のタイプの弾性波共振子31では、第1のエッジ領域及び第2のエッジ領域の双方において、第1の電極指19A及び第2の電極指20Aが、太幅部を有している。そのため、第1のエッジ領域及び第2のエッジ領域における音速をより効果的に低くすることが可能とされている。
図5は、太幅部の構成が異なることを除いては同様にして構成された第1のタイプの弾性波共振子、第2のタイプの弾性波共振子及び参考例の弾性波共振子の共振特性を示す図である。参考例では、包絡線で囲まれた部分の領域が菱形であるように交差幅重み付けが施されている。実線が参考例の弾性波共振子の共振特性である。破線が第1のタイプの弾性波共振子の共振特性であり、一点鎖線が第2のタイプの弾性波共振子の共振特性である。上記ピストンモードを利用した第1及び第2のタイプの弾性波共振子では、共振周波数と反共振周波数との間の周波数差である比帯域が狭い。さらに、第1のタイプの弾性波共振子の比帯域は、第2のタイプの弾性波共振子の比帯域よりも狭くなっている。
本実施形態の送信フィルタ11では、直列腕共振子S1が、第1のタイプの弾性波共振子からなる。
第1のタイプの弾性波共振子は、第2のタイプの弾性波共振子に比べて、Qは低いものの、比帯域が狭いため、フィルタ特性の急峻性を高めることができる。これは、直列腕共振子S1〜S4の反共振周波数が、送信フィルタ11の高域側減衰極を構成することによる。少なくとも1つの直列腕共振子S1が、第1のタイプの弾性波共振子からなり、残りの直列腕共振子S2〜S4が第2のタイプの弾性波共振子からなる。そのため、第1のタイプの弾性波共振子の反共振周波数が、第2のタイプの弾性波共振子の反共振周波数よりも低域側に位置しているため、ラダー型フィルタである送信フィルタ11の高域側における急峻性を効果的に高めることができる。
図6は、第1の実施形態及び比較例の送信フィルタのS32伝送特性を示し、図7は、図6中の円Bで囲まれた部分を拡大して示す図である。なお、送信フィルタ11の通過帯域は、1850Hz〜1910Hzである。
図6及び図7において、実線が上記第1の実施形態の送信フィルタ11のS32伝送特性を示す。破線が、全ての直列腕共振子が第2のタイプの弾性波共振子で構成されていることを除いては、上記第1の実施形態と同様にして構成された比較例の送信フィルタのS32伝送特性を示す。
上記第1の実施形態及び比較例の送信フィルタにおける通過帯域高域側における減衰量が3dB、3.5dB、50dB及び55dBにおける周波数位置は下記の表1に示す通りである。3.5dBにおける減衰量と50dBにおける減衰量との差である急峻性と、3.5dBにおける減衰量と55dBにおける減衰量との差である急峻性も下記の表1に併せて示す。
Figure 0006421899
表1から明らかなように、比較例に比べ、上記第1の実施形態によれば、通過帯域高域側におけるフィルタ特性の急峻性を効果的に高めることができる。また、図6及び図7から明らかなように、フィルタ特性の急峻性が高められているだけでなく、通過帯域内における挿入損失を小さくすることが可能とされていることがわかる。
なお、上記第1の実施形態では、直列腕共振子S1が、第1のタイプの弾性波共振子であり、残りの直列腕共振子S2〜S4が、第2のタイプの弾性波共振子からなる。もっとも、本発明においては、これに限定されず、少なくとも1つの直列腕共振子が、第1のタイプの弾性波共振子であり、残りの直列腕共振子及び並列腕共振子のうちの少なくとも1つが第2のタイプの弾性波共振子であればよい。それによって、第1のタイプの弾性波共振子を一部用いることにより、フィルタ特性の急峻性と、挿入損失を小さくすることができる。
図8は、上記第1のタイプの弾性波共振子において、静電容量を固定し、交差幅を30.0λ、20.0λ、17.5λ、15.0λ、12.5λまたは7.5λとした場合の共振特性を示す図である。
なお、λは、IDT電極の電極指ピッチで定まる波長である。
下記の表2は、交差幅が上記のように変化された場合の比帯域と、Apt1/Apt2の値との関係を示す。
Figure 0006421899
表2においてApt1は、第1,第2のエッジ領域A1,A2の第1,第2の電極指の延びる方向に沿う寸法である。また、Apt2は、中央領域A0の第1,第2の電極指の延びる方向に沿う寸法である。
表2から明らかなように、容量を固定し交差幅を変更した場合、交差幅が17.5λ以下では、比帯域が20λ以上の場合よりも狭くなっている。なお、交差幅が図8から明らかなように、交差幅が7.5λでは、横モードリップルが、共振周波数と反共振周波数との間に現れており、12.5λでは、横モードリップルがわずかに現れている。従って、好ましくは、Apt1/Apt2を、0.0638以上、0.094047以下とすることが望ましい。それによって、横モードリップルを抑圧し、かつ比帯域を十分に狭くすることができる。より好ましくは、Apt1/Apt2は、0.0759以下であり、その場合には、横モードリップルをより効果的に抑圧することができる。
図9は、第2のタイプの弾性波共振子において、静電容量を固定し、交差幅を30.0λ、20.0λ、17.5λ、15.0λ、12.5λ、10.0λ、7.5λと変更した場合の共振特性の変化を示す図である。
また、交差幅がこれらの場合の比帯域の大きさと、Apt3/Apt4との関係を下記の表3に示す。
Figure 0006421899
表3において、Apt3は、第1,第2のエッジ領域A1,A2の第1,第2の電極指の延びる方向に沿う寸法である。また、Apt4は、中央領域A0の第1,第2の電極指の延びる方向に沿う寸法である。
表3から明らかなように、第2のタイプの弾性波共振子においては、交差幅が10λ以上になると、横モードリップルを効果的に抑制し得ることがわかる。従って、Apt3/Apt4は、0.10881以下であることが望ましい。また、Apt3/Apt4が、0.083423以上であれば、比帯域を狭くすることができる。従って、好ましくは、Apt3/Apt4は、0.083423以上、0.10881以下とすることが望ましい。
第1のタイプの弾性波共振子における電極構造は図2に示したものに限定されず、以下の図10〜図19に示す第1〜第10の変形例のように変形してもよい。図10に示す第1の変形例では、前述した第1,第2の細バスバー21,22及びダミー電極指23,24が設けられていない。このように、第1,第2の細バスバー21,22が設けられておらずともよい。
図11に示す第2の変形例では、第2の電極指20の第1のエッジ領域A1における太幅部20aが、第2の電極指20の弾性波伝搬方向における中心からずれている。このように、太幅部の中心は、該太幅部が設けられている電極指の残りの部分の中心から、弾性波伝搬方向においてずれていてもよい。
図12に示す第3の変形例では、第1の電極指19において、第2の電極指20の先端と弾性波伝搬方向に重なる部分において、太幅部19cが設けられており、第2の電極指20においては、第1の電極指19の先端部と重なる領域に太幅部20cが設けられている。すなわち、第1の電極指19が、第1のエッジ領域A1において太幅部19cを有し、第2の電極指20が、第2のエッジ領域A2において太幅部20cを有している。
図13に示す第4の変形例では、ダミー電極23A,24Aが第2の電極指20及び第1の電極指19の先端と対向するように設けられている。
図14に示す第5の変形例では、太幅部19a,20aの残りの電極指部分がさらに2種類の幅の部分を有している。すなわち、太幅部19a,20aよりも細い部分19d,20dと、より一層細い部分19e,20eとが設けられている。
図15に示す第6の変形例では、太幅部19a,20aよりも細い部分19d,20dと、太幅部19a,20aよりも細いが、細い部分19d,20dよりも太い部分19f,20fが設けられている。
図16に示す第7の変形例では、誘電体層41,42が設けられている。第1のエッジ領域A1において、誘電体層41は、太幅部20a上を通過するように、弾性波伝搬方向に延ばされている。誘電体層42は、第2のエッジ領域A2において、太幅部19a上を通過するように、弾性波伝搬方向に延ばされている。このような誘電体としては、SiOなどの様々な誘電体を用いることができる。
図17に示す第8の変形例では、第1のエッジ領域A1または第2のエッジ領域A2において、第1,第2の電極指19,20に相対的に残りの電極指部分よりも幅の細い細幅部19g,20gが設けられている。この場合においても、太幅部19aと細幅部20gとにより、第2のエッジ領域A2の音速が、太幅部20aと細幅部19gとにより、第1のエッジ領域A1の音速が、中央領域よりも低められておればよい。
図18に示す第9の変形例では、図17に示した変形例の構造に加えて、第1,第2のエッジ領域A1,A2の外側の高音速領域において第1の電極指19及び第2の電極指20の幅が太くされている。このように、低音速領域である第1,第2のエッジ領域A1,A2よりも高音速である限り、外側の高音速領域における第1,第2の電極指19,20の幅を若干太くしてもよい。
図19に示す第10の変形例のように、中央領域A0における第1,第2の電極指19,20の幅を、第1のエッジ領域A1または第2のエッジ領域A2及び外側の高音速領域における第1,第2の電極指19,20の幅よりも太くしてもよい。
図10〜図19に示したように、第1のタイプの弾性波共振子における太幅部及びその他の幅の部分の電極形状は適宜変形することができる。なお、第2のタイプの弾性波共振子においても同様である。
また、図20に示すように、複数の帯域通過型フィルタ51〜53が一端側で束ねられている弾性波フィルタ装置にも本発明を適用することができる。デュプレクサ及び上記束ね型の弾性波フィルタ装置においても、好ましくは、本発明に従って構成されているラダー型フィルタにより、相対的に通過帯域が低い第1の通過帯域を有する帯域通過型フィルタが構成される。その場合には、第1の帯域通過型フィルタの第1の通過帯域高域側におけるフィルタ特性の急峻性を効果的に高めることができる。
1…弾性波フィルタ装置
2…アンテナ端子
3…共通接続点
4…送信端子
5…受信端子
11…送信フィルタ
12…受信フィルタ
13…共通接続点
15…圧電基板
16…IDT電極
16A…反射器
17,18…第1,第2のバスバー
19,20…第1,第2の電極指
19A,20A…第1,第2の電極指
19a,19b,19c,20a,20c…太幅部
19d,20d,19e,20e,19f,20f…部分
19g,20g…細幅部
21,22…第1,第2の細バスバー
23,23A,24,24A…ダミー電極
31…弾性波共振子
32…IDT電極
33…反射器
41,42…誘電体層
51〜53…帯域通過型フィルタ
101…縦結合共振子型弾性波フィルタ
A0…中央領域
A1,A2…第1,第2のエッジ領域
L1…インピーダンス調整用インダクタ
L2,L3,L4…インダクタ
S1,S2,S3,S4…直列腕共振子
P1,P2,P3,P4…並列腕共振子
S102,S103,S104…直列腕共振子
P105,P106…並列腕共振子

Claims (8)

  1. 弾性波共振子からなる直列腕共振子および並列腕共振子を有するラダー型フィルタであって、
    前記弾性波共振子が、それぞれ、圧電体と、前記圧電体上に設けられており、対向し合う第1及び第2のバスバーと、前記第1のバスバーに基端が接続されており、先端が前記第2のバスバー側に位置している複数本の第1の電極指と、前記第2のバスバーに基端が接続されており、先端が前記第1のバスバー側に位置している複数本の第2の電極指とを有し、前記複数本の第1の電極指と前記複数本の第2の電極指が互いに間挿し合っており、
    前記第1の電極指と前記第2の電極指とが、弾性波伝搬方向において重なり合っている領域を交差領域とした場合に、該交差領域が、前記第1及び第2の電極指の延びる方向において中央に位置している中央領域と、前記中央領域の前記第1のバスバー側に位置している第1のエッジ領域と、前記中央領域の前記第2のバスバー側に位置している第2のエッジ領域とを有し、前記第1,第2のエッジ領域における音速が、前記中央領域における音速よりも低められており、
    少なくとも1つの前記直列腕共振子は、前記第1の電極指が、前記第2のエッジ領域において、残りの部分よりも幅が太い太幅部を有しており、かつ前記第2の電極指が、前記第1のエッジ領域において、残りの部分よりも幅が太い太幅部を有しており、
    残りの前記直列腕共振子及び前記並列腕共振子のうち少なくとも1つは、前記第1の電極指及び前記第2の電極指が、前記第1のエッジ領域及び前記第2のエッジ領域の双方において、残りの部分よりも幅が太い太幅部を有している、弾性波フィルタ装置。
  2. 前記少なくとも1つの直列腕共振子において、前記第1,第2のエッジ領域の前記第1,第2の電極指の延びる方向に沿う寸法をApt1とし、前記中央領域の前記第1,第2の電極指の延びる方向に沿う寸法をApt2とした場合、Apt1/Apt2が0.0638以上、0.094047以下である、請求項1に記載の弾性波フィルタ装置。
  3. 弾性波共振子からなる直列腕共振子および並列腕共振子を有するラダー型フィルタであって、
    前記弾性波共振子が、それぞれ、圧電体と、前記圧電体上に設けられており、対向し合う第1及び第2のバスバーと、前記第1のバスバーに基端が接続されており、先端が前記第2のバスバー側に位置している複数本の第1の電極指と、前記第2のバスバーに基端が接続されており、先端が前記第1のバスバー側に位置している複数本の第2の電極指とを有し、前記複数本の第1の電極指と前記複数本の第2の電極指が互いに間挿し合っており、
    前記第1の電極指と前記第2の電極指とが、弾性波伝搬方向において重なり合っている領域を交差領域とした場合に、該交差領域が、前記第1及び第2の電極指の延びる方向において中央に位置している中央領域と、前記中央領域の前記第1のバスバー側に位置している第1のエッジ領域と、前記中央領域の前記第2のバスバー側に位置している第2のエッジ領域とを有し、前記第1,第2のエッジ領域における音速が、前記中央領域における音速よりも低められており、
    少なくとも1つの前記直列腕共振子、並びに、残りの前記直列腕共振子及び前記並列腕共振子のうち少なくとも1つは、前記第1の電極指及び前記第2の電極指が、前記第1のエッジ領域及び前記第2のエッジ領域の双方において、残りの部分よりも幅が太い太幅部を有しており、
    前記少なくとも1つの直列腕共振子における前記第1,第2のエッジ領域の前記第1,第2の電極指の延びる方向に沿う寸法をApt3、前記中央領域の前記第1,第2の電極指の延びる方向に沿う寸法をApt4としたときに、Apt3/Apt4が、0.083423以上、0.10881以下である、弾性波フィルタ装置。
  4. 前記少なくとも1つの直列腕共振子は、前記直列腕共振子のうち、最も電極指ピッチが大きい直列腕共振子である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の弾性波フィルタ装置。
  5. 前記少なくとも1つの直列腕共振子は、前記直列腕共振子のうち、反共振周波数が最も低い直列腕共振子である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の弾性波フィルタ装置。
  6. 同一圧電基板上に、前記直列腕共振子及び前記並列腕共振子が構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の弾性波フィルタ装置。
  7. 前記ラダー型フィルタを第1の通過帯域を有する第1の帯域通過型フィルタとしたときに、
    前記第1の帯域通過型フィルタと一端側で共通接続されており、前記第1の通過帯域よりも高域側に位置している第2の通過帯域を有する第2の帯域通過型フィルタをさらに備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載の弾性波フィルタ装置。
  8. 前記第1の帯域通過型フィルタが送信フィルタであり、前記第2の帯域通過型フィルタが受信フィルタである、デュプレクサが構成されている、請求項7に記載の弾性波フィルタ装置。
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