JP6418951B2 - 半導体素子、磁気記憶素子の製造方法 - Google Patents

半導体素子、磁気記憶素子の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は半導体素子及び磁気記憶素子に係り、より詳しくは、複数の導電層をパターニングする工程を含む半導体素子及び磁気記憶素子の製造方法に関する。
電子機器の高速化、低消費電力化にしたがってこれに内装される半導体記憶素子もやはり速い読出し/書込み動作、低い動作電圧が要求されている。このような要求を充足させる半導体記憶素子の一方案として磁気記憶素子が提案された。磁気記憶素子、MRAM(magnetic Random Access Memory)は高速に動作でき、また不揮発性特性を有するので、次世代の記憶素子として注目を浴びている。
このような趨勢に合わせて、上記MRAMの他にも、FRAM(登録商標)(Ferroelectric Random Access Memory)、及びPRAM(phase−change Random Access Memory)等の次世代半導体メモリ素子が開発されている。このような次世代半導体メモリ素子を構成する物質は電流又は電圧によって、その抵抗値が変わり、電流又は電圧供給が中断されても抵抗値をそのまま維持する特性を有する。半導体装置の高集積化によって、このような抵抗メモリ素子も高集積化が要求されている。
特開第2008−218829号公報 韓国特許第10−1060578号明細書 米国特許公開第2013−0032775号明細書
本発明の実施形態が達成しようとする一つの技術的課題は導電層をパターニングする時、発生する蝕刻副産物の再蒸着現象を緩和できる製造方法を提供することにある。本発明の実施形態が達成しようとする他の技術的課題は蝕刻副産物の再蒸着による導電層間の短絡を防止できる製造方法を提供することにある。
上述した技術的課題を解決するための半導体素子の製造方法は、基板上に導電層を形成する段階と、前記導電層と前記基板との間にエアーギャップを形成する段階と、前記導電層をパターニングして前記エアーギャップを露出させる段階と、を有し、前記基板と前記導電層との間に複数の導電ピラーを形成する段階をさらに有し、前記エアーギャップは、前記導電ピラー間に位置し、前記エアーギャップを形成する段階は、前記導電ピラーを囲む犠牲層を形成する段階と、前記犠牲層を除去して前記エアーギャップを形成する段階と、を含むことを特徴とする
前記犠牲層を形成する以前に、前記導電ピラー間にキャッピング絶縁層を形成する段階をさらに含み、前記キャッピング絶縁層は、前記導電ピラーの側壁の上に延長されることができる。
前記犠牲層上に前記導電ピラーの上面を露出するモールディング絶縁層を形成する段階をさらに含み、前記犠牲層を除去する時、前記モールディング絶縁層は、残留することができる。
前記モールディング絶縁層は、前記犠牲層との蝕刻選択性を有する物質により形成されることができる。
前記導電ピラーと前記基板とを連結するコンタクトを形成する段階と、前記導電ピラーと前記コンタクトとの間に導電パッドを形成する段階と、をさらに含むことができる。
前記導電層を形成する段階は、順に積層された第1導電層、絶縁膜、第2導電層を形成する段階を含むことができる。
前記第1及び第2導電層は、強磁性層であることができる。
前記エアーギャップを形成する段階は、前記導電ピラー間に順に犠牲層及びモールディング絶縁層を形成する段階と、前記犠牲層を除去する段階と、を含むことができる。
前記モールディング絶縁層を形成する段階は、前記導電ピラーの上部側壁の上に第1モールディングパターンを形成する段階を含み、前記犠牲層の少なくとも一部は、前記第1モールディングパターン間の開口部によって露出され、前記犠牲層は、前記第1モールディングパターン間の前記開口部を通じて除去されることができる。
前記第1モールディングパターンは、スペーサー工程によって形成されることができる。
前記モールディング絶縁層を形成する段階は、前記犠牲層を除去した後、前記第1モールディングパターン間の領域を満たす第2モールディングパターンを形成する段階をさらに含むことができる。
前記第2モールディングパターンを形成した後、平坦化工程を遂行して前記導電ピラーの上面を露出する段階をさらに含むことができる。
前記第1モールディングパターンを形成する段階は、前記犠牲層上に第1モールディング層を形成する段階と、前記第1モールディング層に貫通ホールを形成して前記犠牲層を露出させる段階と、を含むことができる。
前記導電ピラーの中の一部は、互いに第1距離に離隔され、前記導電ピラーの中の残りは、互いに前記第1距離より大きい第2距離に離隔されることができる。
前記エアーギャップを形成する段階は、前記導電ピラー間を完全に満たさないように段差塗布性が低いモールディング絶縁層を形成する段階と、を含むことができる。
上述した技術的課題を解決するための磁気記憶素子の製造方法は、基板上にコンタクトを形成する段階と、前記コンタクト上に複数の導電ピラーを形成する段階と、前記導電ピラー間に犠牲層及びモールディング絶縁層を形成する段階と、前記犠牲層を選択的に除去して前記モールディング絶縁層と前記基板との間にエアーギャップを形成する段階と、前記モールディング絶縁層上に磁気トンネル接合層を形成する段階と、前記磁気トンネル接合層をパターニングして前記エアーギャップを露出する段階と、を含む。
前記モールディング絶縁層を形成する段階は、前記導電ピラーの上部側壁の上に第1モールディングパターンを形成する段階を含むことができる。
隣接する第1モールディングパターンは、前記犠牲層を露出し、前記犠牲層は、前記第1モールディングパターン間に除去されることができる。
前記犠牲層の除去の以後、前記第1モールディングパターン間を満たす第2モールディングパターンを形成する段階をさらに含むことができる。
前記第1モールディングパターンを形成する段階は、前記犠牲層上に第1モールディング層を形成する段階と、前記第1モールディング層に貫通ホールを形成して前記犠牲層を露出させる段階と、を含むことができる。
前記導電ピラーの中の一部は、互いに第1距離に離隔され、前記導電ピラーの中の残りは、互いに前記第1距離より大きい第2距離に離隔されることができる。
前記犠牲層の除去は、アッシング工程を含むことができる。
上述した技術的課題を解決するための半導体素子の製造方法は、基板上に少なくとも1つの導電ピラーを形成する段階と、前記少なくとも1つの導電ピラーを囲むモールディング構造体を形成し、前記モールディング構造体と前記基板との間に空いた領域(cavity)を定義する段階と、前記モールディング構造体上に少なくとも1つの導電物質層を形成する段階と、前記少なくとも1つの導電物質層をパターニングして、前記少なくとも1つの導電ピラー上に少なくとも1つの導電パターンを形成する段階と、を含み、前記少なくとも1つの導電物質層のパターニング、前記モールディング構造体の一部を除去して前記空いた領域を露出し、前記パターニング発生した導電性残留物(residual)が前記空いた領域内に蒸着される。
上述した技術的課題を解決するための磁気記憶素子は、基板と連結されるコンタクトと、前記コンタクト上の導電ピラーと、前記導電ピラー上の磁気トンネル接合構造体と、前記磁気トンネル接合構造体の下部に提供され、前記導電ピラーの上部を囲む残留モールディングパターンと、を含むことができる。
平面的な観点で、前記残留モールディングパターンは、リング形状であることができる。
前記残留モールディングパターンの側壁は、前記磁気トンネル接合構造体の側壁と共面をなすことができる。
前記残留モールディングパターンの下面は、前記導電ピラーの下面より高いことができる。
前記導電ピラーの側壁、前記磁気トンネル接合構造体の側壁、前記残留モールディングパターンの側壁に沿って延長される保護絶縁層をさらに含み、前記残留モールディングパターンは、前記保護絶縁層と異なる物質を含むことができる。
前記導電ピラー間のギャップ領域の側壁及び下面に沿って提供されるキャッピング絶縁層をさらに含むことができる。
前記キャッピング絶縁層は、前記磁気トンネル接合構造体の下面と接することができる。
前記キャッピング絶縁層と前記保護絶縁層との間に提供される導電性蝕刻残留物層をさらに含むことができる。
前記コンタクトと前記導電ピラーとの間に提供される導電パッドをさらに含むことができる。
本発明の実施形態によれば、導電層のパターニング以前に予めエアーギャップを形成することによって蝕刻副産物の再蒸着を減すことができる。その結果、蝕刻副産物の再蒸着による短絡現象を緩和できる。
本発明の一実施形態による半導体素子の製造方法を概略的に説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体素子の製造方法を概略的に説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体素子の製造方法を概略的に説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子の平面図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。 本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。 本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。 本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。 本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。 本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。 本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。 本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。 本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。 本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。 本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。 本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の平面図である。 本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図26のA−A’線に沿う断面図である。 本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図26のA−A’線に沿う断面図である。 本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図26のA−A’線に沿う断面図である。 本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図26のA−A’線に沿う断面図である。 本発明のその他の実施形態による他の磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図である。 本発明のその他の実施形態による他の磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図である。 本発明のその他の実施形態による他の磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による磁気トンネル接合構造体を説明するための概念図である。 本発明の他の実施形態による磁気トンネル接合構造体を説明するための概念図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子を含むメモリカードの一例を簡略に示したブロック図である。 本発明の一実施形態による磁気記憶素子を含む電子システムの一例を簡略に示したブロック図である。
以上の本発明の目的、他の目的、特徴及び長所は添付した図面に関連した以下の望ましい実施形態を通じて容易に理解できる。しかし、本発明はここで説明する実施形態に限定されず、他の形態に具体化されることもあり得る。むしろ、ここで紹介する実施形態は開示された内容が徹底して、完全になるように、そして当業者に本発明の思想が十分に伝達されるために提供される。
本明細書において、ある膜(又は層)が他の膜(又は層)又は基板上に在ると言及される場合にそれは他の膜(又は層)又は基板上に直接形成されるか、又はこれらの間に第3の膜(又は層)が介在されることもあり得る。また、図面において、構成の大きさ及び厚さ等は明確性のために誇張されることもある。また、本明細書の多様な実施形態において第1、第2、第3等の用語が多様な領域、膜(又は層)等を記述するために使用されるが、これらの領域、膜はこのような用語によって限定されない。これらの用語は単なるいずれかの所定領域又は膜(又は層)を他の領域又は膜(又は層)と区別させるために使用されるだけである。したがって、いずれかの一実施形態において第1膜質として言及された膜質が他の実施形態においては第2膜質として言及されることもあり得る。ここに説明し、例示する各実施形態はその相補的な実施形態も含む。本明細書において‘及び/又は’という表現は前後に羅列された構成要素の中の少なくとも1つを含む意味として使用される。明細書の全体に亘って同一の参照番号により表示される部分は同一の構成要素を示す。
図1乃至図3は本発明の一実施形態による半導体素子の製造方法を概略的に説明するための断面図である。
図1を参照すると、基板10上に導電層20が提供される。基板10はトランジスタ又はダイオード等の選択素子を含む基板である。導電層20と基板10との間に導電ピラーSPRが提供され、導電ピラーSPRの側壁、基板10の上面、及び導電層20の下面によって定義されるエアーギャップAGが提供される。導電ピラーSPRは基板10上に2次元的に配置されてもよい。導電層20は下部導電層L1、上部導電層L2、及び、下部導電層L1と上部導電層L2との間の絶縁層ILを含む。
導電層20上にマスクパターン40が提供され、マスクパターン40を蝕刻マスクとして導電層20のパターニング工程が遂行される。一例として、パターニング工程はイオンミリング(ion milling)などのドライエッチング(dry etching)工程を含む。
図2はパターニング工程において導電層20の一部が蝕刻されることを示す図である。図3はパターニング工程が完了して導電層20が互いに離隔された導電パターン21に分離されたことを示す図である。
図2及び図3を参照すると、導電層20がパターニングされて互いに離隔された導電パターン21に分離される。導電パターン21の各々は下部導電パターンP1、絶縁パターンILP、及び上部導電パターンP2を含む。下部導電パターンP1と上部導電パターンP2とは絶縁パターンILPを介して互いに絶縁される構造である。
パターニング工程が進行することによって導電層20内にはリセス領域RSが形成される。リセス領域RSの下部にはドライエッチング工程の副産物である蝕刻残留物30が形成される。蝕刻残留物30内の導電性物質はドライエッチングが続いて進行されることによってリドライエッチングされてリセス領域RSの側壁、即ち蝕刻された導電層20の側壁に付着する。ドライエッチング工程が続いて進行されて導電層20の下面が貫通され、リセス領域RSがエアーギャップAGと連結される場合、蝕刻残留物30はエアーギャップAGの底、即ち、基板10の上面に落ちて蝕刻残留物層ERが形成される。
リドライエッチングされて導電パターン21の側壁に付着する導電性物質の量はリセス領域RSの下面の高さに依存する。即ち、パターニング工程の初期にはリセス領域RSの下面が導電パターン21内に形成されるので、リドライエッチングされた導電性物質の中の相当数が導電パターン21の側壁に付着する。このような再付着した導電性物質は金属物質を含み、シリコンや絶縁膜等に比べて飽和蒸気圧が低い。したがって、このように再付着した導電性物質を除去し、リセス領域RSの下面を低くするために導電層20の下面が貫通されて導電パターン21が形成された以後にもドライエッチング工程が追加的に相当時間続いて進行される必要がある。導電層20の下にエアーギャップが無い場合、このような追加的なドライエッチング工程においてリセス領域RSの下面を低くすることは限界があり、追加的な工程時間が掛かるだけでなく、その下の構造に影響を与える。
本発明の実施形態によれば、導電層20の下に予めエアーギャップAGを形成して追加的なドライエッチング工程無しにリセス領域RSの下面を低くできる。即ち、導電層20の下面が貫通され、リセス領域RSがエアーギャップAGと連結される場合、蝕刻残留物層ERはエアーギャップAGの底、即ち基板10の上面に落ちるようになる。それによって、リドライエッチングされて導電パターン21の側壁に付着した導電性物質の量を減らすことができるので、下部導電パターンP1と上部導電パターンP2との間の短絡(short)を防止できる。また、リドライエッチングによって導電パターン21の幅が増加する量を減らすことができるので、隣接する導電パターン21間の短絡を防止できる。
図4は本発明の一実施形態による磁気記憶素子の平面図である。図5乃至図13は本発明の一実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。以下、説明を簡単にするために本発明の半導体素子を磁気記憶素子として説明するが、これに限定されない。
図4及び図5を参照すると、基板100上に選択素子が形成される。一例として、選択素子はトランジスタである。トランジスタは基板100上のワードラインWL、及びワードラインWL間のソース/ドレーン領域101を含む。ワードラインWLは第1方向(以下、x方向)に沿って配置され、第1方向と交差する第2方向(以下、y方向)に延長される。ワードラインWLはゲート電極及びゲート誘電膜を含む。一例として、ゲート電極はドーピングされた半導体及び/又は金属物質を含む。一例として、ゲート誘電膜は熱酸化膜である。ゲート電極の側壁にスペーサーが提供される。スペーサーは酸化膜、酸化窒化膜、及び窒化膜の中の少なくとも1つを含む。ワードラインWLは基板100上面上に配置されたものとして図示したが、これとは異なり基板100の上部に埋め込まれて配置されてもよい。
ワードラインWLを覆う第1層間絶縁膜111が形成され、第1層間絶縁膜111を貫通してソース/ドレーン領域101に接続されるコンタクト121が形成される。一例として、第1層間絶縁膜111はシリコン酸化膜であり,化学気相蒸着(Chemical Vapor Deposition)により形成される。コンタクト121はソース/ドレーン領域101と以下に説明される磁気トンネル接合を連結するための構造である。図示しないが、コンタクト121が提供されないソース/ドレーン領域101の一部はソースコンタクトと連結される。コンタクト121は金属、導電性金属窒化物、ドーピングされた半導体物質の中の少なくとも1つを含む。
コンタクト121の各々と連結される導電パッド125が提供される。導電パッド125はコンタクト121上に導電層を形成した後、これを貫通する埋め込み絶縁層126を形成して形成される。埋め込み絶縁層126が形成された後、平坦化工程が遂行されて導電パッド125の上面が露出される。これとは異なり、コンタクト121上にリセス領域を含む絶縁層を形成した後、リセス領域を満たすように導電パッド125を形成してもよい。導電パッド125は金属、導電性金属窒化物、ドーピングされた半導体物質の中の少なくとも1つを含む。埋め込み絶縁層126はシリコン酸化物、シリコン窒化物、及びシリコン酸化窒化物の中の少なくとも1つを含む。
図6を参照すると、導電パッド125上に導電ピラーSPRが形成される。一例として、導電ピラーSPRはコンタクト121上に導電層を形成した後、これをパターニングして形成される。他の実施形態において、導電ピラーSPRはコンタクト121上にリセス領域を含む絶縁層を形成した後、リセス領域を導電物質により満たして形成する。導電ピラーSPRは金属、導電性金属窒化物、ドーピングされた半導体物質の中の少なくとも1つを含む物質により形成される。一例として、導電ピラーSPRはチタニウム窒化物及び/又はタングステンを含む。導電ピラーSPRは基板100上に2次元的に配置されてもよい。
導電ピラーSPRの長さはコンタクト121の長さより小さい。一例として、導電ピラーSPRの長さは約400Å乃至約1200Åである。導電ピラーSPRの長さによって以下に説明するエアーギャップの高さが決定される。導電ピラーSPR間の距離は同一であると図示したが、これに限定されない。
導電ピラーSPRが形成された結果物の上に、キャッピング絶縁層113が形成される。キャッピング絶縁層113は導電ピラーSPRの側壁及び上面と、埋め込み絶縁層126の上面に沿って実質的にコンフォーマル(conformal)に形成される。一例として、キャッピング絶縁層113はシリコン窒化物又はシリコン酸化窒化物を含む。
図7を参照すると、導電ピラーSPR間に犠牲層131が形成される。一例として、犠牲層131はSOH(Silicon Organic Hybrid)を含む。他の実施形態において、犠牲層131は以下に説明されるモールディング構造体との蝕刻選択性を有する物質を含む。
犠牲層131はCVD工程によって形成される。犠牲層131はその上面が導電ピラーSPRの上面より低く形成される。一例として、犠牲層131の形成工程はその上面が導電ピラーSPRの上面より低くなるまでリセスする工程を含む。
犠牲層131が形成された結果物の上に、第1モールディングパターン136が形成される。第1モールディングパターン136は犠牲層131との蝕刻選択性を有する物質を含む。一例として、犠牲層131がシリコン酸化物を含む場合、第1モールディングパターン136はシリコン窒化物を含む。又は、犠牲層131はポリシリコンを含み、第1モールディングパターン136はシリコン酸化物又はシリコン窒化物を含む。
第1モールディングパターン136はキャッピング絶縁層113が形成された導電ピラーSPRの上部側壁の上に形成される。一例として、犠牲層131が形成された結果物の上に、絶縁層が形成され、乾式蝕刻工程を遂行してスペーサー形状の第1モールディングパターン136が形成される。平面的な観点において、第1モールディングパターン136は導電ピラーSPRの各々の外周面に沿って延長されるリング(ring)形状である。第1モールディングパターン136は犠牲層131の一部を露出する。
図8を参照すると、犠牲層131が除去されてエアーギャップAGが形成される。一例として、犠牲層131は第1モールディングパターン136間の空間を通じて除去される。犠牲層131がSOHを含む場合、犠牲層131の除去はアッシング(ashing)工程及び/又は紫外線照射工程を含む。犠牲層131が第1モールディングパターン136との蝕刻選択性を有する場合、犠牲層131の除去は選択的蝕刻工程を含む。即ち、第1モールディングパターン136は犠牲層131と共に除去されず残留する。
図9を参照すると、第1モールディングパターン136間の領域を満たす第2モールディングパターン138が形成される。第2モールディングパターン138は第1モールディングパターン136と同一の物質により形成される。一例として、第2モールディングパターン138は原子層蒸着工程(Atomic Layer Deposition:ALD)によって形成される。他の実施形態において、第2モールディングパターン138は段差塗布性(step coverage)が低い絶縁層により形成される。一例として、第2モールディングパターン138はプラズマ強化CVD(Plasma Enhanced CVD)又は物理気相蒸着(Physical Vapor Deposition:PVD)によって形成される。エアーギャップAGの少なくとも一部は第2モールディングパターン138によって満たされず、実質的に空いた空間として維持される。第2モールディングパターン138の形成工程は導電ピラーSPRの上面が露出されるように平坦化する工程を含む。その結果、導電ピラーSPR間に第1モールディングパターン136及び第2モールディングパターン138を含むモールディング構造体SCが形成される。平坦化工程によって、第1モールディングパターン136の上部及びキャッピング絶縁層113の上部が除去される。
図10を参照すると、モールディング構造体SC上に下部電極層140、磁気トンネル接合層MTL、及び上部電極層145が順に形成される。下部及び上部電極層140、145は金属、導電性金属窒化物、ドーピングされた半導体物質の中の少なくとも1つを含む物質により形成される。磁気トンネル接合層MTLは第1磁性層151、トンネル絶縁層152、及び第2磁性層153を含む。磁気トンネル接合層MTLに対しては以下、図34及び図35を参照してより詳細に説明する。
上部電極層145上に導電性マスクパターンMSが形成される。一例として、導電性マスクパターンMSはタングステン及び/又はチタニウム窒化物を含む。平面的な観点において、導電性マスクパターンMSは導電ピラーSPRと実質的に対応するように形成される。
図11を参照すると、導電性マスクパターンMSを蝕刻マスクとして磁気トンネル接合層MTL及び上部及び下部電極層140、145のパターニング工程が遂行される。一例として、パターニング工程はドライエッチング工程を含む。その結果、下部電極パターン141、磁気トンネル接合構造体MTJ、及び上部電極パターン146が形成される。磁気トンネル接合構造体MTJは第1磁性パターン154、トンネル絶縁パターン155、及び第2磁性パターン156を含む。パターニング工程の途中に、図1乃至図3を参照して説明したのと同様に、エアーギャップAGが露出され、エアーギャップAGの下部にドライエッチング工程の副産物である導電性蝕刻残留物層ERが形成される。
パターニング工程の時、モールディング構造体SCが共に蝕刻されて磁気トンネル接合構造体MTJの下部に残留モールディングパターンWOが形成される。平面的な観点において、残留モールディングパターンWOは導電ピラーSPRの外周面に沿って延長されるリング(ring)形状である。残留モールディングパターンWOの側壁は磁気トンネル接合構造体MTJの側壁と共面をなす。導電性蝕刻残留物層ERはエアーギャップAGの底面から残留モールディングパターンWOの下面まで延長されるが、これに限定されない。
図12を参照すると、磁気トンネル接合構造体MTJが形成された結果物の上に保護絶縁層114及び第2層間絶縁膜116が順に形成される。保護絶縁層114は残留モールディングパターンWOと異なる物質を含む。一例として、保護絶縁層114はシリコン窒化物、シリコン酸化窒化物、又はアルミニウム酸化物を含む。第2層間絶縁膜116はシリコン酸化物により形成される。保護絶縁層114及び第2層間絶縁膜116はCVD工程により形成される。
図13を参照すると、平坦化工程を遂行して導電性マスクパターンMSの上面が露出される。その平坦化工程の時、保護絶縁層114及び第2層間絶縁膜116の一部が除去されることもある。露出した導電性マスクパターンMS上にビットラインBLが形成される。ビットラインBLはy方向に相互離隔され、x方向に延長される。一例として、ビットラインBLは金属又は導電性金属窒化物により形成される。
図4及び図13を再び参照して、本発明の一実施形態による磁気記憶素子を説明する。
基板100上に選択素子が提供される。一例として、選択素子はトランジスタである。トランジスタは基板100上のワードラインWL、及びワードラインWL間のソース/ドレーン領域101を含む。ワードラインWLはx方向に沿って配置され、第1方向と交差するy方向に沿って延長される。
ワードラインWLを覆う第1層間絶縁膜111を貫通してソース/ドレーン領域101に接続されるコンタクト121が提供される。一例として、第1層間絶縁膜111はシリコン酸化膜である。コンタクト121は金属、導電性金属窒化物、ドーピングされた半導体物質の中の少なくとも1つを含む。
コンタクト121の各々と連結される導電パッド125が提供される。コンタクト121は埋め込み絶縁層126によって相互分離される。導電パッド125は金属、導電性金属窒化物、ドーピングされた半導体物質の中の少なくとも1つを含む。埋め込み絶縁層126はシリコン酸化物、シリコン窒化物、及びシリコン酸化窒化物の中の少なくとも1つを含む。
導電パッド125上に導電ピラーSPRが提供される。平面的な観点において、導電ピラーSPRはx方向及びy方向に沿って2次元的に配置されてもよい。導電ピラーSPRは金属、導電性金属窒化物、ドーピングされた半導体物質の中の少なくとも1つを含む物質により形成される。一例として、導電ピラーSPRはチタニウム窒化物及び/又はタングステンを含む。導電ピラーSPRの長さは以下に説明される磁気トンネル接合構造体MTJの厚さより大きく、コンタクト121の長さより小さいことがある。一例として、導電ピラーSPRの長さは約400Å乃至約1200Åである。
導電ピラーSPRの側壁の上にキャッピング絶縁層113が提供される。キャッピング絶縁層113は導電ピラーSPRの側壁から埋め込み絶縁層126の上面の上に延長される。一例として、キャッピング絶縁層113はシリコン窒化物又はシリコン酸化窒化物を含む。
導電ピラーSPRの上に下部電極パターン141、磁気トンネル接合構造体MTJ、及び上部電極パターン146が順に提供される。キャッピング絶縁層113は下部電極パターン141の下面と接する。下部電極パターン141、磁気トンネル接合構造体MTJ、及び上部電極パターン146の側壁は実質的に共面をなす。磁気トンネル接合構造体MTJに対しては以下、図34及び図35を参照してより詳細に説明する。
磁気トンネル接合構造体MTJ上に順に導電性マスクパターンMS及びビットラインBLが提供される。即ち、磁気トンネル接合構造体MTJは導電性マスクパターンMSを通じてビットラインBLに電気的に連結される。導電性マスクパターンMS及びビットラインBLは金属及び/又は導電性金属窒化物を含む。
導電性マスクパターンMS、上部及び下部電極パターン141、146、磁気トンネル接合構造体MTJ、及び導電ピラーSPRの側壁に沿って保護絶縁層114が提供される。保護絶縁層114の上に磁気トンネル接合構造体MTJ間の領域を満たす第2層間絶縁膜116が提供される。一例として、保護絶縁層114はシリコン窒化物、シリコン酸化窒化物、又はアルミニウム酸化物を含み、第2層間絶縁膜116はシリコン酸化膜を含む。
下部電極パターン141の下面の下に残留モールディングパターンWOが提供される。残留モールディングパターンWOは保護絶縁層114と導電ピラーSPRの上部との間に提供される。平面的な観点において、残留モールディングパターンWOは導電ピラーSPRの外側壁に沿って延長されるリング(ring)形状を有する。残留モールディングパターンWOの側壁は下部電極パターン141の側壁及び磁気トンネル接合構造体MTJの側壁と共面をなす。残留モールディングパターンWOの下面は導電ピラーSPRの下面より高いことがある。残留モールディングパターンWOは保護絶縁層114と異なる物質を含む。一例として、残留モールディングパターンWOはシリコン酸化物を含む。
隣接する導電ピラーSPR間に導電性蝕刻残留物層ERが提供される。導電性蝕刻残留物層ERは保護絶縁層114とキャッピング絶縁層113との間に配置される。導電性蝕刻残留物層ERは下部及び下部から導電ピラーSPRの側壁の上に延長される上部を含む。導電性蝕刻残留物層ERの上面は残留モールディングパターンWOの下面と接すると図示したが、これに限定されない。導電性蝕刻残留物層ERは磁気トンネル接合構造体MTJを形成するためのドライエッチングの残留物により構成されるので、磁気トンネル接合構造体MTJの構成成分と同一の導電性物質を含む。
図14乃至図16は本発明の他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。説明を簡単にするために重複する構成に対する説明は省略する。
図14を参照すれば、図5を参照して説明した結果物の上にパッド絶縁層161、犠牲層131、蝕刻停止膜162、及び上部絶縁層163が順に形成される。一例として、パッド絶縁層161はシリコン窒化物を含む。犠牲層131はSOH、シリコン酸化物、又はシリコン酸化窒化物の中の少なくとも1つを含む。蝕刻停止膜162はシリコン窒化物を含み、上部絶縁層163はシリコン酸化物を含む。
上部絶縁層163、蝕刻停止膜162、犠牲層131、及びパッド絶縁層161を順に貫通するコンタクトホールCTが形成される。コンタクトホールCTは基板100上に2次元的に配列される。
図15を参照すると、コンタクトホールCTの側壁の上にキャッピング絶縁層113が形成される。キャッピング絶縁層113はコンタクトホールCTが形成された結果物の上に絶縁層を形成した後、乾式蝕刻工程を遂行して形成される。キャッピング絶縁層113は導電パッド125を露出する。
コンタクトホールCTを満たす導電ピラーSPRが形成される。導電ピラーSPRは金属及び/又は導電性金属窒化物を含む。
図16を参照すると、上部絶縁層163が除去される。上部絶縁層163の除去の時、犠牲層131は蝕刻停止膜162によって保護される。蝕刻停止膜162は上部絶縁層163と共に除去されるか、或いは別個の蝕刻工程によって除去される。
導電ピラーSPRの上部側壁の上に第1モールディングパターン136が形成される。一例として、上部絶縁層163が除去された結果物の上に、絶縁層が形成され、乾式蝕刻工程を遂行してスペーサー形状を有する第1モールディングパターン136が形成される。以後の工程は図9乃至図13を参照して説明した工程と同様に進行される。
図17乃至図22は本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。説明を簡単にするために重複する構成に対する説明は省略する。
図17を参照すれば、図6を参照して説明した結果物の上にモールディング絶縁層117が形成される。モールディング絶縁層117は段差塗布性が低い物質により形成される。一例として、モールディング絶縁層117はプラズマ強化CVD(Plasma Enhanced CVD)又は物理気相蒸着(Physical Vapor Deposition:PVD)によって形成される。その結果、導電ピラーSPR間にエアーギャップAGが形成される。モールディング絶縁層117の上面は導電ピラーSPRの高さに起因して凸凹を有する。エアーギャップAGの上面は導電ピラーSPRの上面より低い。
図18を参照すると、導電ピラーSPRの上面が露出されるまで、モールディング絶縁層117に平坦化工程が遂行され、その結果、モールディング絶縁層117からモールディング構造体SCが形成される。平坦化工程の時、導電ピラーSPRの上部に形成されたキャッピング絶縁層113の一部が除去される。
図19を参照すると、モールディング構造体SC上に下部電極層140、磁気トンネル接合層MTL、及び上部電極層145が順に形成される。下部及び上部電極層140、145は金属、導電性金属窒化物、ドーピングされた半導体物質の中の少なくとも1つを含む物質により形成される。磁気トンネル接合層MTLは第1磁性層151、トンネル絶縁層152、及び第2磁性層153を含む。上部電極層145上に導電性マスクパターンMSが形成される。一例として、導電性マスクパターンMSはタングステン及び/又はチタニウム窒化物を含む。平面的な観点において、導電性マスクパターンMSは導電ピラーSPRと実質的に対応するように形成される。
図20を参照すると、導電性マスクパターンMSを蝕刻マスクとして磁気トンネル接合層MTL及び上部及び下部電極層140、145のパターニング工程が遂行される。一例として、パターニング工程はドライエッチング工程を含む。その結果、下部電極パターン141、磁気トンネル接合構造体MTJ、及び上部電極パターン146が形成される。パターニング工程の途中に、図1乃至図3を参照して説明したのと同様に、エアーギャップAGが露出され、エアーギャップAGの下部にドライエッチング工程の副産物である導電性蝕刻残留物層ERが形成される。
パターニング工程の時、モールディング構造体SCが共に蝕刻されて磁気トンネル接合構造体MTJの下部に残留モールディングパターンWOが形成される。平面的な観点において、残留モールディングパターンWOは導電ピラーSPRの外周面に沿って延長されるリング(ring)形状である。導電性蝕刻残留物層ERは残留モールディングパターンWOの一部を覆うが、これに限定されない。
図21を参照すると、磁気トンネル接合構造体MTJが形成された結果物の上に保護絶縁層114及び第2層間絶縁膜116が順に形成される。保護絶縁層114は残留モールディングパターンWOと異なる物質を含む。一例として、保護絶縁層114はシリコン窒化物、シリコン酸化窒化物、又はアルミニウム酸化物を含む。第2層間絶縁膜116はシリコン酸化物により形成される。保護絶縁層114及び第2層間絶縁膜116はCVD工程により形成される。
図22を参照すると、平坦化工程を遂行して導電性マスクパターンMSの上面が露出される。平坦化工程の時、保護絶縁層114及び第2層間絶縁膜116の一部が除去される。露出された導電性マスクパターンMS上にビットラインBLが形成される。ビットラインBLはy方向に相互離隔され、x方向に延長される。一例として、ビットラインBLは金属又は導電性金属窒化物により形成される。
図23乃至図25は本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図4のA−A’線に沿う断面図である。説明を簡単にするために重複する構成に対する説明は省略する。
図23を参照すれば、図6を参照して説明した結果物の上に犠牲層131及び第1モールディング層137が順に形成される。犠牲層131は導電ピラーSPRの上面より低く形成され、第1モールディング層137の少なくとも一部は導電ピラーSPR間に延長される。一例として、犠牲層131はSOH(Silicon Organic Hybrid)を含む。他の実施形態において、犠牲層131は第1モールディング層137との蝕刻選択性を有する物質を含む。一例として、犠牲層131がシリコン酸化物を含む場合、第1モールディング層137はシリコン窒化物を含む。又は、犠牲層131はポリシリコンを含み、第1モールディング層137はシリコン酸化物又はシリコン窒化物を含む。犠牲層131はCVD工程によって形成される。
図24を参照すると、第1モールディング層137を貫通して犠牲層131を露出する貫通ホールPHが形成される。貫通ホールPHの形成は第1モールディング層137上にマスクパターンを形成した後、これを利用して第1モールディング層137を蝕刻することを含む。貫通ホールPHは平面的な観点において導電ピラーSPR間のすべての領域に形成できるが、これとは異なり一部領域に限定されて形成されてもよい。
貫通ホールPHを通じて露出された犠牲層131が除去されてエアーギャップAGが形成される。犠牲層131の除去はアッシング(ashing)工程及び/又は紫外線照射工程を含む。犠牲層131が第1モールディング層137との蝕刻選択性を有する場合、犠牲層131の除去は選択的蝕刻工程を含む。即ち、第1モールディング層137は犠牲層131と共に除去されず、残留する。
図25を参照すると、貫通ホールPHを満たす第2モールディングパターン138が形成される。一例として、第2モールディングパターン138は段差塗布性(step coverage)が低い絶縁層により形成される。一例として、第2モールディングパターン138はプラズマ強化CVD(Plasma Enhanced CVD)又は物理気相蒸着(Physical Vapor Deposition:PVD)によって形成される。その結果、エアーギャップAGの少なくとも一部は第2モールディングパターン138によって満たされず、実質的に空いた空間として維持される。第2モールディングパターン138の形成工程は導電ピラーSPRの上面が露出されるように平坦化する工程を含む。その結果、導電ピラーSPR間に第1モールディング層137及び第2モールディングパターン138を含むモールディング構造体SCが形成される。以後の工程は図10乃至図13を参照して説明した工程と同様に進行される。
図26は本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の平面図である。図27乃至図30は本発明のその他の実施形態による磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図であって、図26のA−A’線に沿う断面図である。説明を簡単にするために重複する構成に対する説明は省略する。
図26及び図27を参照すれば、図6を参照して説明した結果物の上に犠牲層131及び第1モールディングパターン139が順に形成される。犠牲層131は導電ピラーSPRの上面より低く形成され、犠牲層131上の第1モールディングパターン139は導電ピラーSPRの上面を露出するように平坦化される。一例として、犠牲層131はSOH(Silicon Organic Hybrid)を含む。他の実施形態において、犠牲層131は以下説明されるモールディング構造体との蝕刻選択性を有する物質を含む。
第1モールディングパターン139は犠牲層131との蝕刻選択性を有する物質を含む。一例として、犠牲層131がシリコン酸化物を含む場合、第1モールディングパターン139はシリコン窒化物を含む。又は、犠牲層131はポリシリコンを含み、第1モールディングパターン139はシリコン酸化物又はシリコン窒化物を含む。
第1モールディングパターン139上にマスクパターン171が形成される。マスクパターン171はフォトレジスト、シリコン窒化膜、及びシリコン酸化窒化膜の中の少なくとも1つを含む。マスクパターン171は複数の導電ピラーSPRの中の少なくとも1つを露出する。一例として、マスクパターン171は図26に図示した導電ピラーSPRの中のy方向に沿って配置された第1列C1を露出する。一例として、第1列C1の導電ピラーSPRは磁気記憶素子のセル領域の最外殻に配置される導電ピラーSPRである。
図26及び図28を参照すると、マスクパターン171によって露出された第1列C1の導電ピラーSPRが除去されて貫通ホールPHが形成される。第1列C1の導電ピラーSPRの除去の時、貫通ホールPHに隣接するキャッピング絶縁層113の一部が共に除去される。他の実施形態において、貫通ホールPHに隣接するキャッピング絶縁層113は別個の蝕刻工程によって除去される。貫通ホールPHは犠牲層131の側壁を露出する。
図29を参照すると、貫通ホールPHによって露出された犠牲層131が選択的に除去されてエアーギャップAGが形成される。一例として、犠牲層131がSOH(Silicon Organic Hybrid)を含む場合、犠牲層131の除去はアッシング(ashing)工程及び/又は紫外線照射工程を含む。他の実施形態において、犠牲層131が第1モールディングパターン139との蝕刻選択性を有する場合、犠牲層131の除去は選択的蝕刻工程を含む。
図30を参照すると、貫通ホールPHを満たす第2モールディングパターン138が形成される。その結果、第1モールディングパターン139及び第2モールディングパターン138を含むモールディング構造体SCが形成される。第2モールディングパターン138は段差塗布性(step coverage)が低い絶縁層により形成される。一例として、第2モールディングパターン138はプラズマ強化CVD(Plasma Enhanced CVD)又は物理気相蒸着(Physical Vapor Deposition:PVD)によって形成される。その結果、エアーギャップAGの少なくとも一部は第2モールディングパターン138によって満たされず、実質的に空いた空間として維持される。第2モールディングパターン138の形成工程は平坦化工程を含む。以後の工程は図10乃至図13を参照して説明した工程と同様に進行される。
図31乃至図33は本発明のその他の実施形態による他の磁気記憶素子の製造方法を説明するための断面図である。説明を簡単にするために重複する構成に対する説明は省略する。
図31を参照すると、基板10上に導電ピラーSPRが形成される。基板10は図13を参照して説明した選択素子及びコンタクトを含む基板である。導電ピラーSPR上にキャッピング絶縁層113が形成される。一例として、キャッピング絶縁層113はシリコン窒化物又はシリコン酸化窒化物を含む。
導電ピラーSPR間の領域に犠牲層131が形成される。犠牲層131はその上面が導電ピラーSPRの上面より低く形成される。導電ピラーSPRの上部側壁の上に第1モールディングパターン136が形成される。第1モールディングパターン136はキャッピング絶縁層113が形成された導電ピラーSPRの上部側壁の上に形成される。一例として、犠牲層131が形成された結果物の上に、絶縁層が形成され、乾式蝕刻工程を遂行してスペーサー形状を有する第1モールディングパターン136が形成される。
第1モールディングパターン136の少なくとも一部は隣接する導電ピラーSPR間において互いに離隔され、残りは互いに連結される。即ち、隣接する導電ピラーSPR間の距離がd1である場合、第1モールディングパターン136は隣接する導電ピラーSPR間において互いに連結され、隣接する導電ピラーSPR間の距離がd1より大きいd2である場合、第1モールディングパターン136は隣接する導電ピラーSPR間において互いに離隔されて犠牲層131を露出する。
図32を参照すると、犠牲層131が除去されてエアーギャップAGが形成される。一例として、犠牲層131は第1モールディングパターン136間の空間を通じて除去される。一例として、犠牲層131の除去はアッシング(ashing)工程及び/又は紫外線照射工程を含む。犠牲層131が第1モールディングパターン136との蝕刻選択性を有する場合、犠牲層131の除去は選択的蝕刻工程を含む。
図33を参照すると、第1モールディングパターン136間の領域を満たす第2モールディングパターン138が形成される。一例として、第2モールディングパターン138は段差塗布性(step coverage)が低い絶縁層により形成される。一例として、第2モールディングパターン138はプラズマ強化CVD(Plasma Enhanced CVD)又は物理気相蒸着(Physical Vapor Deposition:PVD)によって形成される。その結果、エアーギャップAGの少なくとも一部は第2モールディングパターン138によって満たされず、実質的に空いた空間として維持される。第2モールディングパターン138の形成工程は導電ピラーSPRの上面が露出されるように平坦化する工程を含む。その結果、導電ピラーSPR間に第1モールディングパターン136及び第2モールディングパターン138を含むモールディング構造体SCが形成される。平坦化工程によって、第1モールディングパターン136の上部及びキャッピング絶縁層113の上部が除去される。以後の工程は図10乃至図13を参照して説明した工程と同様に進行される。
図34は本発明の一実施形態による磁気トンネル接合構造体を説明するための概念図である。本実施形態による磁気トンネル接合構造体MTJは第1磁性パターン154、トンネル絶縁パターン155、及び第2磁性パターン156を含む。第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156の中の1つは磁気トンネル接合(magnetic tunnel junction:MTJ)の自由層であり、その他の1つは磁気トンネル接合の固定層である。以下、説明を簡単にするために第1磁性パターン154を固定層とし、第2磁性パターン156を自由層として説明するが、これと反対に、第1磁性パターン154が自由層であり、第2磁性パターン156が固定層であってもよい。磁気トンネル接合構造体MTJの電気的抵抗は自由層及び固定層の磁化方向に依存する。例えば、磁気トンネル接合構造体MTJの電気的抵抗は自由層及び固定層の磁化方向が平行な場合に比べてこれらが反平行な(antiparallel)場合に著しく大きくなる。結果的に、磁気トンネル接合構造体MTJの電気的抵抗は自由層の磁化方向を変更することによって調節でき、これは本発明による磁気記憶装置においてデータ格納原理として利用される。
一実施形態において、第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156は磁化方向がトンネル絶縁パターン155の上面と実質的に平行な水平磁化構造を形成するための磁性層である。本実施形態において、第1磁性パターン154は反強磁性物質(anti−ferromagnetic material)を含む層と、強磁性物質(ferromagnetic material)を含む層とを含む。反強磁性物質を含む層はPtMn、IrMn、MnO、MnS、MnTe、MnF、FeCl、FeO、CoCl、CoO、NiCl、NiO及びCrの中の少なくとも1つを含む。一実施形態において、反強磁性物質を含む層は貴金属(precious metal)の中より選択された少なくとも1つを含む。貴金属はルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、金(Au)又は銀(AG)を含む。強磁性物質を含む層はCoFeB、Fe、Co、Ni、Gd、Dy、CoFe、NiFe、MnAs、MnBi、MnSb、CrO、MnOFe、FeOFe、NiOFe、CuOFe、MgOFe、EuO及びYFe12の中の少なくとも1つを含む。
第2磁性パターン156は変化可能である磁化方向を有する物質を含む。第2磁性パターン156は強磁性物質を含む。例えば、第2磁性パターン156はFeB、Fe、Co、Ni、Gd、Dy、CoFe、NiFe、MnAs、MnBi、MnSb、CrO2、MnOFe、FeOFe、NiOFe、CuOFe、MgOFe、EuO及びY3Fe12の中より選択された少なくとも1つを含む。
第2磁性パターン156は複数の層により構成される。例えば、複数の強磁性物質を含む層と、層間に介在される非磁性物質を含む層とを含む。この場合、強磁性物質を含む層と非磁性物質を含む層とは合成反強磁性層(synthetic antiferromagnetic layer)を構成する。合成反強磁性層は磁気記憶素子の臨界電流密度を減少させ、熱的安定性を向上させる。
トンネル絶縁パターン155はマグネシウム(Mg)の酸化物、チタニウム(Ti)の酸化物、アルミニウム(Al)、マグネシウム−亜鉛(MgZn)の酸化物、マグネシウム−ボロン(MgB)の酸化物、チタニウム(Ti)の窒化物及びバナジウム(V)の窒化物の中の少なくとも1つを含む。例えば、トンネル絶縁パターン155は酸化マグネシウム(MgO)の単層である。これと異なり、トンネル絶縁パターン155は複数の層を含んでもよい。トンネル絶縁パターン155は化学気相蒸着により形成される。
図35は本発明の他の実施形態による磁気トンネル接合構造体を説明するための概念図である。本実施形態において、第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156は磁化方向がトンネル絶縁パターン155の上面と実質的に垂直になる垂直磁化構造を有する。本実施形態において、第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156はL1結晶構造を有する物質、六方稠密格子構造を有する物質、及び非晶質RE−TM(Rare−Earth Transition Metal)合金の中の少なくとも1つを含む。例えば、第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156はFe50Pt50、Fe50Pd50、Co50Pt50、Co50Pd50及びFe50Ni50を含むL1結晶構造を有する物質の中の少なくとも1つである。これと異なり、第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156は六方稠密格子構造を有する10乃至45at%の白金(Pt)含量を有するコバルト−白金(CoPt)無秩序合金(disordered alloy)又はCo3Pt秩序合金(ordered alloy)を含む。これと異なり、第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156は鉄(Fe)、コバルト(Co)及びニッケル(Ni)の中より選択された少なくとも1つと、希土類金属であるテルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)及びガドリニウム(Gd)の中の少なくとも1つを含む非晶質RE−TM合金の中より選択された少なくとも1つとを含む。
第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156は界面垂直磁気異方性(interface perpendicular magnetic anisotropy)を有する物質を含む。界面垂直磁気異方性は内在的水平磁化特性を有する磁性層がそれと隣接する他の層との界面からの影響によって垂直磁化方向を有する現象を言う。ここで、“内在的水平磁化特性”は外部的な要因がない場合、磁性層がそれの最も広い表面に平行な磁化方向を有する特性を意味する。例えば、内在的水平磁化特性を有する磁性層が基板上に形成され、外部的な要因が無い場合、磁性層の磁化方向は基板の上面と実質的に平行になる。
一例として、第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156はコバルト(Co)、鉄(Fe)及びニッケル(Ni)の中の少なくとも1つを含む。第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156はボロン(B)、亜鉛(Zn)、アルミニウム(Al)、チタニウム(Ti)、ルテニウム(Ru)、タンタル(Ta)、シリコン(Si)、銀(AG)、金(Au)、銅(Cu)、炭素(C)及び窒素(N)を含む非磁性物質の中の少なくとも1つをさらに含む。一例として、第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156はCoFe又はNiFeを含み、ボロン(B)をさらに含む。これに加えて、第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156の飽和磁化量を低くするために、第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156はチタニウム(Ti)、アルミニウム(Al)、シリコン(Si)、マグネシウム(Mg)、タンタル(Ta)及びシリコン(Si)の中の少なくとも1つをさらに含む。第1磁性パターン154及び第2磁性パターン156はスパッタリング又はPECVDにより形成される。
上述した実施形態において開示した磁気記憶素子は多様な形態の半導体パッケージ(semiconductor package)により具現できる。例えば、本発明の実施形態による磁気記憶素子はPoP(Package on Package)、Ball grid arrays(BGAs)、Chip scale packages(CSPs)、Plastic Leaded Chip Carrier(PLCC)、Plastic Dual In−Line Package(PDIP)、Die in Waffle Pack、Die in Wafer Form、Chip On Board(COB)、Ceramic Dual In−Line Package(CERDIP)、Plastic Metric Quad Flat Pack(MQFP)、Thin Quad Flatpack(TQFP)、Small Outline(SOIC)、Shrink Small Outline Package(SSOP)、Thin Small Outline(TSOP)、In Package(SIP)、Multi Chip Package(MCP)、Wafer−level Fabricated Package(WFP)、Wafer−Level Processed Stack Package(WSP)、等のパッケージを利用して実装される。
本発明の実施形態による磁気記憶素子が実装されたパッケージは磁気記憶素子を制御するコントローラ及び/又は論理素子等をさらに含む。
図36は本発明の一実施形態による磁気記憶素子を含むメモリカードの一例を簡略に示したブロック図である。
図36を参照すれば、本発明の一実施形態によるメモリカード1200は記憶装置1210を含む。記憶装置1210は上述した実施形態による磁気記憶素子の中の少なくとも1つを含む。また、記憶装置1210は他の形態の半導体記憶素子(例えば、SRAM素子又はDRAM素子等)をさらに含む。メモリカード1200はホスト(Host)と記憶装置1210との間のデータ交換を制御するメモリコントローラ1220を含む。
メモリコントローラ1220はメモリカードの全般的な動作を制御するCPU1222を含む。また、メモリコントローラ1220はCPU1222の動作メモリとして使用されるRAM1221を含む。これに加えて、メモリコントローラ1220はホストインターフェイス1223、メモリインターフェイス1225をさらに含む。ホストインターフェイス1223はメモリカード1200とホスト(Host)との間のデータ交換プロトコルを具備する。メモリインターフェイス1225はメモリコントローラ1220と記憶装置1210とを接続させる。メモリコントローラ1220はエラー訂正ブロック(1224、Ecc)をさらに含む。エラー訂正ブロック1224は記憶装置1210から読出されたデータのエラーを検出及び訂正できる。図示しないが、メモリカード1200はホスト(Host)とのインターフェイシングのためのコードデータを格納するROM装置(ROMdevice)をさらに含むことができる。メモリシステム1200は携帯用データ格納カードとして使用できる。これと異なり、メモリカード1200はコンピューターシステムのハードディスクを代替できる固相ディスク(SSD、Solid State Disk)としても具現できる。
図37は本発明の一実施形態による磁気記憶素子を含む電子システムの一例を簡略に示したブロック図である。
図37を参照すれば、本発明の実施形態による電子システム1100はコントローラ1110、入出力装置(1120、I/O)、記憶装置(1130、memory device)、インターフェイス1140及びバス(1150、bus)を含む。コントローラ1110、入出力装置1120、記憶装置1130及び/又はインターフェイス1140はバス1150を通じて互いに結合される。バス1150はデータが移動される通路(path)に該当する。
コントローラ1110はマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセス、マイクロコントローラ、及びこれと類似な機能を遂行できる論理素子の中の少なくとも1つを含む。入出力装置1120はキーパッド(keypad)、キーボード、及びディスプレイ装置等を含む。記憶装置1130はデータ及び/又は命令語等を格納する。記憶装置1130は上述した実施形態に開示した磁気記憶素子の中の少なくとも1つを含む。また、記憶装置1130は他の形態の半導体記憶素子(例えば、DRAM素子又はSRAM素子等)をさらに含む。インターフェイス1140は通信ネットワークにデータを伝送するか、或いは通信ネットワークからデータを受信する機能を遂行する。インターフェイス1140は有線又は無線形態である。例えば、インターフェイス1140はアンテナ又は有無線トランシーバー等を含む。図示しないが、電子システム1100はコントローラ1110の動作を向上するための動作記憶素子として、高速のDRAM素子及び/又はSRAM素子等をさらに含んでもよい。
電子システム1100は個人携帯用情報端末機(PDA、personal digital assistant)ポータブルコンピュータ(portable computer)、ウェブタブレット(web tablet)、無線電話機(wireless phone)、モバイルフォン(mobile phone)、デジタルミュージックプレーヤー(digital music player)、メモリカード(memory card)、又は情報を無線環境により送信及び/又は受信できるすべての電子製品に適用できる。
以上、添付した図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者は、本発明の技術的思想や必須的な特徴を変形せず、他の具体的な形態に実施できることを理解できる。したがって、以上において記述した実施形態はすべての面において例示的なことであり、限定的なことではないと理解しなければならない。したがって、本発明の範囲は添付する請求の範囲及びその等価物から許容可能である解析の最も広い範囲に決定されなければならない。
10、100 基板
20 導電層
21 導電パターン
30 蝕刻残留物
40 マスクパターン
101 ソース/ドレーン領域
111 第1層間絶縁膜
113 キャッピング絶縁層
114 保護絶縁層
116 第2層間絶縁膜
117 モールディング絶縁層
121 コンタクト
125 導電パッド
126 埋め込み絶縁層
131 犠牲層
136、139 第1モールディングパターン
137 第1モールディング層
138 第2モールディングパターン
140 下部電極層
145 上部電極層
151 第1磁性層
152 トンネル絶縁層
153 第2磁性層
154第1磁性パターン
155 トンネル絶縁パターン
156 第2磁性パターン
162 蝕刻停止膜
163 上部絶縁層
171 マスクパターン
AG エアーギャップ
ER 蝕刻残留物層
IL 絶縁層
L1 下部導電層
L2 上部導電層
MS 導電性マスクパターン
MTJ 磁気トンネル接合構造体
MTL 磁気トンネル接合層
SC モールディング構造体
SPR 導電ピラー
WO 残留モールディングパターン

Claims (23)

  1. 基板上に導電層を形成する段階と、
    前記導電層と前記基板との間にエアーギャップを形成する段階と、
    前記導電層をパターニングして前記エアーギャップを露出させる段階と、を有し、
    前記基板と前記導電層との間に複数の導電ピラーを形成する段階をさらに有し、
    前記エアーギャップは、前記導電ピラー間に位置し、
    前記エアーギャップを形成する段階は、前記導電ピラーを囲む犠牲層を形成する段階と、
    前記犠牲層を除去して前記エアーギャップを形成する段階と、を含むことを特徴とする半導体素子の製造方法。
  2. 前記犠牲層を形成する以前に、前記導電ピラー間にキャッピング絶縁層を形成する段階をさらに含み、
    前記キャッピング絶縁層は、前記導電ピラーの側壁の上に延長されることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子の製造方法。
  3. 前記犠牲層上にモールディング絶縁層を形成する段階をさらに含み、前記モールディング絶縁層は、前記導電ピラーの上面を露出し、
    前記犠牲層が除去された後、前記モールディング絶縁層は、残留することを特徴とする請求項1に記載の半導体素子の製造方法。
  4. 前記モールディング絶縁層は、前記犠牲層との蝕刻選択性を有する物質により形成されることを特徴とする請求項3に記載の半導体素子の製造方法。
  5. 前記導電ピラーと前記基板とを連結するコンタクトを形成する段階と、
    前記導電ピラーと前記コンタクトとの間に導電パッドを形成する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体素子の製造方法。
  6. 前記導電層を形成する段階は、第1導電層、絶縁膜、及び第2導電層を順に形成する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体素子の製造方法。
  7. 前記第1及び第2導電層は、強磁性層であることを特徴とする請求項6に記載の半導体素子の製造方法。
  8. 前記エアーギャップを形成する段階は、前記導電ピラー間に順に犠牲層及びモールディング絶縁層を形成する段階と、
    前記犠牲層を除去する段階と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体素子の製造方法。
  9. 前記モールディング絶縁層を形成する段階は、前記導電ピラーの上部側壁の上に第1モールディングパターンを形成する段階を含み、
    前記犠牲層の少なくとも一部は、前記第1モールディングパターン間の開口部によって露出され、
    前記犠牲層は、前記第1モールディングパターン間の前記開口部を通じて除去されることを特徴とする請求項8に記載の半導体素子の製造方法。
  10. 前記第1モールディングパターンは、スペーサー工程によって形成されることを特徴とする請求項9に記載の半導体素子の製造方法。
  11. 前記モールディング絶縁層を形成する段階は、前記犠牲層を除去した後、前記第1モールディングパターン間の前記開口部を満たす第2モールディングパターンを形成する段階をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の半導体素子の製造方法。
  12. 前記第2モールディングパターンを形成した後、平坦化工程を遂行して前記導電ピラーの上面を露出する段階をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の半導体素子の製造方法。
  13. 前記第1モールディングパターンを形成する段階は、
    前記犠牲層上に第1モールディング層を形成する段階と、
    前記第1モールディング層に貫通ホールを形成して前記犠牲層を露出させる段階と、を含むことを特徴とする請求項9に記載の半導体素子の製造方法。
  14. 前記導電ピラーの中の一部は、互いに第1距離に離隔され、
    前記導電ピラーの中の残りは、互いに前記第1距離より大きい第2距離に離隔されることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子の製造方法。
  15. 前記エアーギャップを形成する段階は、前記導電ピラー間を完全に満たさないように段差塗布性が低いモールディング絶縁層を形成する段階と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体素子の製造方法。
  16. 基板上にコンタクトを形成する段階と、
    前記コンタクト上に複数の導電ピラーを形成する段階と、
    前記導電ピラー間に犠牲層及びモールディング絶縁層を形成する段階と、
    前記犠牲層を選択的に除去して前記モールディング絶縁層と前記基板との間にエアーギャップを形成する段階と、
    前記モールディング絶縁層上に磁気トンネル接合層を形成する段階と、
    前記磁気トンネル接合層をパターニングして前記エアーギャップを露出する段階と、を含むことを特徴とする磁気記憶素子の製造方法。
  17. 前記モールディング絶縁層を形成する段階は、前記導電ピラーの上部側壁の上に第1モールディングパターンを形成する段階を含むことを特徴とする請求項16に記載の磁気記憶素子の製造方法。
  18. 前記第1モールディングパターンの中の隣接する第1モールディングパターン間に前記犠牲層が露出され、
    前記犠牲層は、前記隣接する第1モールディングパターン間の開口部を通じて除去されることを特徴とする請求項17に記載の磁気記憶素子の製造方法。
  19. 前記犠牲層の除去の以後、前記隣接する第1モールディングパターン間の前記開口部を満たす第2モールディングパターンを形成する段階をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の磁気記憶素子の製造方法。
  20. 前記第1モールディングパターンを形成する段階は、
    前記犠牲層上に第1モールディング層を形成する段階と、
    前記第1モールディング層に貫通ホールを形成して前記犠牲層を露出させる段階と、を含むことを特徴とする請求項17に記載の磁気記憶素子の製造方法。
  21. 前記導電ピラーの中の一部は、互いに第1距離に離隔され、
    前記導電ピラーの中の残りは、互いに前記第1距離より大きい第2距離に離隔されることを特徴とする請求項16に記載の磁気記憶素子の製造方法。
  22. 前記犠牲層は、アッシング工程を利用して除去されることを特徴とする請求項16に記載の磁気記憶素子の製造方法。
  23. 基板上に少なくとも1つの導電ピラーを形成する段階と、
    前記少なくとも1つの導電ピラーを囲むモールディング構造体を形成し、前記モールディング構造体と前記基板との間に空いた領域(cavity)を定義する段階と、
    前記モールディング構造体上に少なくとも1つの導電物質層を形成する段階と、
    前記少なくとも1つの導電物質層をパターニングして、前記少なくとも1つの導電ピラー上に少なくとも1つの導電パターンを形成する段階と、
    を含み、
    前記少なくとも1つの導電物質層のパターニング、前記モールディング構造体の一部を除去して前記空いた領域を露出し、前記パターニング発生した導電性残留物(residual)が前記空いた領域内に蒸着されることを特徴とする半導体素子の製造方法。
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