JP5175750B2 - 磁性記憶素子を用いた半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

磁性記憶素子を用いた半導体集積回路装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体集積回路装置に搭載するに有用な磁性記憶素子の製造方法及び当該半導体集積回路装置の製造方法に関するものである。わけても、当該磁性記憶素子を、CMOS(相補型MOSFET)を有する半導体集積回路装置に搭載する不揮発性記憶装置として有用である。
近年、磁性材料を用いた記憶素子を、半導体集積回路装置に組み入れる技術の開発が進んでいる。特に、スピン注入を利用して磁性記憶素子の書き換えを行う方式は、微細化するほど書換電流を低減できることから、半導体装置のスケーリングに馴染み易く、新たな記憶装置として期待が高まっている。
スピン注入型の磁性記憶素子は、TMR(Tunnel Magneto−Resistance)効果を利用している。この素子は、絶縁層(トンネル膜)と複数の磁性材料との積層膜(以下、TMR積層膜と略称する)を用いる事が特徴である。このTMR積層膜は種々の材料を積層した複雑な膜であるため、加工するためには通常の半導体製造で用いられるRIE(Reactive ion etching:反応性イオンエッチング)法ではなく、高エネルギーのイオンを対象物に当てて、物理的にエッチングを行なうイオンミリング法を適用する必要がある。イオンミリングは、対象物との化学反応を利用しないエッチング法であるため、広範な種類の材料を加工するのに適しており、特に磁性材料を用いた素子の加工で用いられてきた技術である。
こうした例として、例えば、特開2007−59879号公報(特許文献1)、特開2005−116888(特許文献2)などをあげることが出来る。
特開2007−59879号公報 特開2005−116888号公報
前述のTMR積層膜の加工に際して、イオンミリングは次のような短所を有している。即ち、その短所としては、被エッチング物が、加工したパタンの側壁にフィルム状に再付着することが挙げられる。磁性記憶素子を半導体集積回路装置に搭載する場合、この被エッチング物の飛散、再付着が半導体製造装置および製造ラインを汚染する原因となる。結果として、製造される磁性記憶素子や半導体装置及び半導体集積回路装置などの安定した特性を確保するための問題点となる。
典型的なスピン注入型磁性記憶素子の構造例を挙げて、具体的な問題点を説明する。図19から図21は、レジストをマスクにしてハードマスクをイオンミリングで形成した直後の、磁性記憶素子の主要部の模式的な断面図である。
図19の状態は、ハードマスク兼上部電極引上層HMMの加工を終えた状態である。即ち、基板上に形成された絶縁膜INS1中に配線間電極プラグPLUGが設けられ、この上部に、磁性記憶素子を構成する下部電極層BM、磁性体積層膜TMR、上部電極膜UMが積層されている。そして、上部電極膜UM上の必要箇所に、ハードマスク兼上部電極引上層HMM、及び加工の為のレジストRESが設けられている。レジストRESをマスクにしてハードマスクHMMをイオンミリングRIEで形成した直後である。尚、図19から図21までの図中の符号は、各図での同じ部位の符号は、重複表示を省略し、新たな部位及び説明に直接必要な部位のみを表示する。
図19の状態に対して、加工に用いたレジストRESを除去し、更に、ハードマスクHMMをマスクに、イオンミリングを適用して上部電極UM、磁性体積層膜TMRを加工した状態が、図20の状態である。図20では、ハードマスクHMMの側壁に、上部電極膜UMを主としつつ、若干の磁性体積層膜TMR成分を含む再付着物REDEPがフィルム状に付着する。この再付着物REDEPは、イオンミリング加工そのものに起因して発生するため、付着後の除去は困難である。
図20の状態から、更に工程を進めたのが、図21である。まず、図20の構造のものに、全面に層間絶縁膜INS2を堆積する。その後、CMP(Chemical Mechanical Polishing:化学的機械研磨)を施して、配線形成前の基体面の平坦化を行うと共に、ハードマスクHMMの上端面を露出させる。この時、ハードマスクHMM上面露出と共に、再付着物REDEPも表面に露出し、CMP装置内で層間絶縁膜INS2およびハードマスクHMMと同時に研磨される。そうなれば、再付着物REDEPに含まれる磁性材料がCMP装置内部に広がって、CMP装置そのものを汚染する。そのまま製造を続ければ、配線層BLを堆積する装置にも汚染が広がる。CMOSをはじめとした半導体集積回路装置を製造するラインでは、重大な問題である。ハードマスクHMMの側壁に、イオンミリングに起因する再付着物は、層間絶縁膜INS2を堆積する以前に除去せねばならない、という問題に直面する。
本願発明は、こうしたハードマスク側壁に付着した再付着物を、CMP処理前に除去可能な磁性記憶素子の製造方法、およびこの磁性記憶素子を搭載した半導体集積回路装置の製造方法を提供するものである。
本願発明に係る第1の磁性記憶素子の製造方法は、下記の工程を有するものである。その要点は、第1の側壁スペーサの下部にアンダーカット形状を形成することが骨子である。即ち、基体上に、第1の導電層と、磁性記憶機能を有する積層膜と、第2の導電層と、第3の導電層と、第4の導電層と、を順次形成し、
前記第4の導電層を所定形状に加工する工程、
前記加工された第4の導電層を少なくとも覆って、第1の側壁スペーサ用の材料層を形成する工程、
前記第4の導電層の側壁に形成されている前記第1の側壁スペーサ用の材料層を残して、その残余を除去し、第1の側壁スペーサを形成する工程、
前記第3の導電層の、これまでの工程によって準備された基体の上面に露出している領域及び前記第1の側壁スペーサの下部に対応する領域を除去し、前記第1の側壁スペーサの下部にアンダーカット形状を形成する工程、
前記第4の導電層と前記第1の側壁スペーサとをマスク領域として、前記第2の導電層および前記磁性記憶機能を有する積層膜をイオンミリングで食刻する工程、
前記第4の導電層の側壁に形成されている前記第1の側壁スペーサを除去する工程、
これまでの工程によって準備された基体の表面に絶縁膜を形成する工程、
前記絶縁膜を研磨により平坦化し、且つ前記加工された第4の導電層を、前記絶縁膜上面に露出させる工程、
少なくとも前記第4の導電層に電気的に接続する第5の導電層を形成する工程、を有する磁性記憶素子の製造方法である。
この場合、前記第1の側壁スペーサ用の材料層がシリコン酸化膜であることが、実用上好ましい。即ち、磁性記憶素子の製造が、半導体集積回路装置の製造工程との連続性、あるいは製造装置の共用することなどに極めて有用である。
又、前記第3の導電層は、前記第2及び第4の導電層に対して、選択的な除去が可能な導電層であることが重要である。
本願発明に係る第2の磁性記憶素子の製造方法は、下記の工程を有するものである。第1の磁性記憶素子の製造方法とは異なって、第1の側壁スペーサと第2の側壁スペーサを用いる方法である。即ち、基上に、第1の導電層と、磁性記憶機能を有する積層膜と、第2の導電層と、第4の導電層と、を形成し、
前記第4の導電層を所定形状に加工する工程、
前記加工された第4の導電層と、これに隣接する前記第2の導電層の上面とを少なくとも覆って、第1の側壁スペーサ用の材料層を形成する工程、
前記第1の側壁スペーサ用の材料層上に、第2の側壁スペーサ用の材料層を形成する工程、
前記第1の側壁スペーサ用の材料層及び前記第2の側壁スペーサ用の材料層における、前記第4の導電層の側壁に対応する領域を残して、その残余を除去し、第1の側壁スペーサ及び第2の側壁スペーサを、前記第1の側壁スペーサが前記第2の導電層上に延在する領域の上部に前記第2の側壁スペーサの下端が搭載されるような状態に形成する工程、
前記第1の側壁スペーサの、当該基体に対して上端部及び下端部の一部を除去し、第1の側壁スペーサ及び前記第2の側壁スペーサと前記第2の導電層との間にアンダーカット形状を形成する工程、
前記第4の導電層及び前記第1の側壁スペーサと前記第2の側壁スペーサとをマスク領域として、前記第2の導電層および前記磁性記憶機能を有する積層膜をイオンミリングで食刻する工程、
前記第4の導電層の側壁に形成された第1の側壁スペーサを除去することで、前記第2の側壁スペーサをも併せて除去する工程、
これまでの工程によって準備された基体の表面に絶縁膜を形成する工程、
前記絶縁膜を研磨により平坦化し、且つ前記第4の導電層を、前記絶縁膜上面に露出させる工程、
少なくとも前記第4の導電層に電気的に接続する第5の導電層を形成する工程、を有する磁性記憶素子の製造方法である。
尚、ここで、上記第1の側壁スペーサ及び第2の側壁スペーサを形成する工程では、第1の側壁スペーサ及び第2の側壁スペーサを、前記第1の側壁スペーサが前記第2の導電層上に延在する領域の上部に前記第2の側壁スペーサの下端が搭載されるような状態に形成するようにすることに重要な点がある。
この場合、第1の側壁スペーサ用の材料層がシリコン酸化膜であり、第2の側壁スペーサ用の材料層がシリコン窒化膜であることが、実用上、極めて有用である。即ち、第1の方法と同様に、磁性記憶素子の製造が、半導体集積回路装置の製造工程との連続性、あるいは製造装置の共用することなどに極めて有用である。
又、前記第1の側壁スペーサ用の材料は、前記第2の側壁スペーサ用の材料に対して選択的な除去が可能なことが重要である。それは、第1の側壁スペーサの下部にアンダーカット形状を形成する為に必要な事項である。
次に、当該磁性記憶素子を半導体集積回路装置に搭載した形態、即ち、磁性記憶素子を有する半導体集積回路装置の製造方法について説明する。
半導体集積回路が形成され、且つその表面には、前記半導体集積回路に電気的に接続される導電体層が露出している半導体基体を準備し、前記半導体基体上に、少なくとも前記半導体基体の表面に露出した導電体層を覆って、これまで説明してきた磁性記憶素子の製造工程を実施すれば良い。勿論、前述の2つの基本的な磁性記憶素子の製造方法を適用することが出来る。半導体基体を準備して後の工程は、これまで説明してきた磁性記憶素子の製造方法のそれであるので、その詳細説明は省略する。
前記半導体集積回路が、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)を有することは、実用的な観点から、極めて有用である。これまでの半導体装置或いは半導体集積回路装置の回路的或いは装置の構造的な技術を用いることが出来るからである。
尚、磁性記憶機能を有する積層膜に関しては、発明を実施するための最良の形態の欄において具体的に説明される。
本願発明により、磁性記憶機能を有する積層膜を有する磁性記憶素子或いは当該磁性記憶素子を用いた半導体装置を、安定した特性にて製造することを可能にする。
図1は、本願発明の実施の形態1の製造工程を説明する断面図である。 図2は、本願発明の実施の形態1の製造工程を説明する断面図である。 図3は、本願発明の実施の形態1の製造工程を説明する断面図である。 図4は、本願発明の実施の形態1の製造工程を説明する断面図である。 図5は、本願発明の実施の形態1の製造工程を説明する断面図である。 図6は、本願発明の実施の形態1の製造工程を説明する断面図である。 図7は、本願発明の実施の形態1の製造工程を説明する断面図である。 図8は、本願発明の実施の形態1の製造工程を説明する断面図である。 図9は、本願発明の実施の形態2の製造工程を説明する断面図である。 図10は、本願発明の実施の形態2の製造工程を説明する断面図である。 図11は、本願発明の実施の形態2の製造工程を説明する断面図である。 図12は、本願発明の実施の形態2の製造工程を説明する断面図である。 図13は、本願発明の実施の形態2の製造工程を説明する断面図である。 図14は、本願発明の実施の形態2の製造工程を説明する断面図である。 図15は、本願発明の実施の形態2の製造工程を説明する断面図である。 図16は、本願発明の実施の形態2の製造工程を説明する断面図である。 図17は、本願発明の実施の形態1の磁性記憶素子を半導体集積回路装置に適用した例の断面図である。 図18は、本願発明の実施の形態2の磁性記憶素子を半導体集積回路装置に適用した例の断面図である。 図19は、従来の磁性記憶素子の製造方法を例示する断面図である。 図20は、従来の磁性記憶素子の製造方法を例示する断面図である。 図21は、従来の磁性記憶素子の製造方法を例示する断面図である。
本発明の第1の実施形態を、図1から図8を用いて説明する。尚、ここでは本発明の要点である、磁性材料を用いた記憶素子部分の製造に関する工程を示している。こうした磁性材料を用いた磁性記憶素子は、半導体装置、多くの場合、半導体集積回路に搭載されて用いられる。その全体構成に関しては後述される。
第1の実施形態は、基本工程として、前記第1の磁性記憶素子の製造方法として説明したものに相当する。
即ち、基体上に、第1の導電層と、磁性記憶機能を有する積層膜と、第2の導電層と、第3の導電層と、第4の導電層と、を順次形成し、
前記第4の導電層を所定形状に加工する工程、
前記加工された第4の導電層を少なくとも覆って、第1の側壁スペーサ用の材料層を形成する工程、
前記第4の導電層の側壁に形成されている前記第1の側壁スペーサ用の材料層を残して、その残余を除去し、第1の側壁スペーサを形成する工程、
前記第3の導電層の、これまでの工程によって準備された基体の上面に露出している領域及び前記第1の側壁スペーサの下部に対応する領域を除去し、前記第1の側壁スペーサの下部にアンダーカット形状を形成する工程、
前記第4の導電層と前記第1の側壁スペーサとをマスク領域として、前記第2の導電層および前記磁性記憶機能を有する積層膜をイオンミリングで食刻する工程、
前記第4の導電層の側壁に形成されている前記第1の側壁スペーサを除去する工程、
これまでの工程によって準備された基体の表面に絶縁膜を形成する工程、
前記絶縁膜を研磨により平坦化し、且つ前記加工された第4の導電層を、前記絶縁膜上面に露出させる工程、
少なくとも前記第4の導電層に電気的に接続する第5の導電層を形成する工程、を有する磁性記憶素子の製造方法である。
ここで、磁性記憶素子の製造に供する前記基体としては、表面に導体層を有する絶縁基板を用いることが出来るが、半導体装置或いは半導体集積回路を内蔵する半導体装置基体を適用することが出来る。この場合、当該半導体装置或いは半導体集積回路装置に磁性記憶素子を電気的に接続することによって、記憶機能を有する半導体装置或いは半導体集積回路装置の実現が可能となる。基体としての半導体集積回路装置が相補型金属酸化膜半導体(CMOS)になる論理回路を有することによって、磁性記憶素子を有する不揮発性記憶装置を実現することが出来ることは上述した通りである。
以下に述べる具体的な実施例における主な部分の呼称と、基本工程の概念との対応関係を説明しておく。実施の形態においては、各部材を具体的な役割の名称を付すことで構造の具体化に対する理解が容易となるので、この呼称を用いる。
半導体基板000:基体、プラグ電極002:半導体集積回路に電気的に接続される導電体層、下部電極用導体層003:第1の導体層、TMR積層膜004:磁性記憶機能を有する積層膜、上部電極層005:第2の導電層、中間導電層006:第3の導電層、ハードマスク導電材料007:第4の導電層、第1のスペーサ用材料:009、配線012:第5の導体層
ここで、シリコン酸化膜001に露出面を有するプラグ電極002は、主な材質としてWを用いることが一般的である。TMR積層膜(磁性記憶機能を有する積層膜)004は、Tunneling MagnetoResistive積層膜の略称である。これは、通例、トンネル磁気抵抗効果膜と称される。こうした膜自体は、これまで知られたものであり、その代表例は、強磁性膜/絶縁膜/強磁性膜からなるトンネル膜で、2枚の強磁性膜の、磁化方向の向きに応じてトンネル抵抗が変化するものである。この基本形態に対して各種の改良案が提案されている。本願発明は、Tunneling MagnetoResistive積層膜(トンネル磁気抵抗効果膜)を用いる趣旨であり、本願発明において、上述の基本形態に対する各種改良、変形形態を用いる事が可能なことはいうまでも無い。本願発明は、トンネル磁気抵抗効果膜を用いることを前提にしているが、トンネル磁気抵抗効果膜を用いた場合の、いわば、これに対する配線構造、配線方法にあるので、トンネル磁気抵抗効果膜自体の詳細説明は省略する。後述される第2の実施の形態などにおける場合も同様である。
尚、トンネル磁気抵抗効果膜の例としては、例えば、先に掲げた特開2007−59879号公報(特許文献1)をあげることが出来る。
下部電極層003に相当する第1の導体層は、通例、耐熱金属であるTa、TiN,Ruの群から選ばれた少なくとも一者などを用いることが出来る。上部電極層005に相当する第2の導電層は、通例、TiNが用いられる。中間導電層006の材料は、通例、Wが用いられる。上部電極層,中間導電層および下部電極層には,ドライエッチングで選択比が取れることが条件になる材料の組み合わせがあります。代表的な例として、例えば、上部電極層/中間導電層/下部電極層として、TiN/W/TiN、W/TiN/Wが挙げられる。尚、ここで、CMPによる電極表面露出工程に適さないRuはハードマスク導電材料007には用いない。そして、中間導電層006に相当する第3の導電層の材料は、上部電極層005及びハードマスク導電材料007の材料に対して、選択的な加工が出来るものを選択しなければならない。その理由は後述する。第5の導電層は、通例Al、AlSi、Wが用いられる。
各導体層の厚さは、概ね次の範囲より選択される。即ち、第1の導体層は20乃至30ナノメートルの範囲、第2の導体層は20乃至30ナノメートルの範囲、第3の導体層は10乃至30ナノメートルの範囲、第4の導体層は50乃至200ナノメートルの範囲、第5の導体層は150乃至400ナノメートルの範囲である。又、TMR積層膜(磁性記憶機能を有する積層膜)の厚さは概ね15乃至30ナノメートルの範囲である。
次に、本願発明の第1の実施の形態の製造工程を具体的に説明する。尚、この例では、半導体集積回路装置を有する半導体基体として説明するが、上述したように、表面に導体層を有する絶縁基板を用いて、単に磁性記憶素子を製造することが出来ることはいうまでもない。従って、その説明は省略する。
図1は、半導体基板000に設けられたシリコン酸化膜001上に、下部電極層003、TMR積層膜004、上部電極層005、中間導電層006、ハードマスク導電材料007が、順次積層、堆積された状態である。又、シリコン酸化膜001とプラグ電極002の上面は、通例のCMP技術を用いて平坦化してある。シリコン酸化膜001は、CVD(化学的気相成長法)で形成されたシリコン酸化膜で、半導体集積回路装置の配線層間膜に相当する。こうした配線層間膜を貫通してのプラグ電極などは、例えば、通例のシリコン系半導体集積回路装置の製造方法に従って形成されているものである。本願発明では、特別な基体を準備することも、当然可能であるが、これまでのシリコン系半導体集積回路装置の基体自体を用いることが出来る。従って、本願明細書においては、磁性記憶素子に対する配線部以外の、シリコン系半導体集積回路装置自体に係わる製造工程に関しての説明は省略する。尚、半導体集積回路の部分も含め、当該発明の係る半導体集積回路装置の代表的な構造例は後に例示される。
図1の状態から図2の状態へは、通例のリソグラフィ技術を用いて加工した。レジスト008(通例のホトレジストを用いて十分である)をマスクとして形成し、通例のドライエッチング技術を用いて、ハードマスク導電材料層007を符号007Mの形状に加工する。図2では、ハードマスク導電材料層007Mは断面のみを示している。平面形状の代表的な例を掲げれば、矩形あるいは円形ないし楕円形などを取ることが出来る。その大きさは、例えば100ナノメートル四方の矩形あるいは直径あるいは短径100ナノメートルの円形あるいは楕円形などである。ハードマスク導電材料層007Mは、加工時にマスクの役割を果すと共に、装置の完成後、この上部配線への導体としての役割をはたす。
図3は、レジストマスク008を除去した後に、CVD法により、第1のスペーサ用材料009であるシリコン酸化膜を全面に堆積した断面図である。スペーサ用材料009の厚さは例えば30ナノメートルとする。この膜厚は30ナノメートルから5ナノメートルが実際的である。膜厚が厚過ぎるとマスク寸法の増加量が目立つし、一方、膜厚の薄さの下限はCVD法による薄膜のデポジションの限界までである。
図4は、シリコン酸化膜009を堆積した図3の段階に、異方性ドライエッチングを施し、ハードマスク導電材料層007Mの側壁に側壁スペーサ009Wを形成した状態である。第1の側壁スペーサ用の材料層(シリコン酸化膜009)に対して、第4の導電層(ハードマスク導電材料層007M)の側壁に形成されている第1の側壁スペーサ用の材料層を残して、その残余を除去した。尚、このような側壁スペーサの形成法自体は、MOSFETのゲート電極側壁スペーサを形成する手法と同様の通例の技術である。
図5は、図4の状態に、導電中間層006(第3の導電層)を除去する等方性エッチングを施した後の断面である。即ち、第3の導電層(導電中間層006)の、これまでの工程によって準備された基体の上面に露出している領域及び第1の側壁スペーサ009Wの下部に対応する領域を除去し、第1の側壁スペーサ009Wの下部にアンダーカット形状を形成しているのである。この等方性エッチングは、例えばドライエッチング法によった。ハードマスク導電材料層007M下には、除去されなかった導電中間層006が導電中間加工膜006Mとして残り、第1の側壁スペーサ009Wの下にアンダーカット形状200を生じる。本工程の要点は、第1の側壁スペーサ009Wの下にこのアンダーカット形状200を設けることにある。この理由と効果を、図6を用いて説明する。
図6は、上部電極層005M(第2の導体層)及びTMR積層膜004M(磁性記憶機能を有する積層膜)の形状に加工した状態を示す断面図である。即ち、図5の形状が出来た後に、レジストマスク007Mおよび第1の側壁スペーサ009Wをマスクとして、イオンミリング法で上部電極層005を垂直に加工して上部電極層005Mに、TMR積層膜004を斜めに加工してTMR積層膜004Mとした後の形状である。
本発明が解決しようとする課題の項目において説明したが、イオンミリング時には、エッチングされる物質が側壁に再付着する現象が起こる。図6における、符号010はその再付着物であり、主として上部電極層005の成分からなる。又、TMR積層膜004の成分も含まれる。本例では、図6に示すとおり、図5の状態で形成されているアンダーカット200の箇所で再付着物010を分断できる。
図7は、図6の状態から第1の側壁スペーサ009Wを除去した状態を示す断面図である。シリコン酸化膜で第1の側壁スペーサ009Wを形成しておけば、フッ酸洗浄で第1の側壁スペーサ009Wを溶かすことが出来る。このとき、第1の側壁スペーサ009W表面に再付着していた再付着物010は支持体を失って剥がれ落ちる。従って、ハードマスク導電材料層007Mの側壁に再付着物が存在しない状態を作り出す事が可能である。更に、通例のリソグラフィ技術、エッチング技術を用いて下部電極用導体層003(第1の導体層)の不要分を除去し、下部電極層003Mとする。
図8は、図7の全面に層間絶縁膜011を堆積した後にCMPを施し、ハードマスク導電材料膜007M(第4の導体層)の上部表面を露出させ、さらに配線層012(第5の導体層)を形成したものである。ハードマスク導電材料膜007Mの側壁に再付着物が無いので、CMP装置のTMR材料による汚染を防ぐ事が出来る。また、再付着物によるTMR積層膜側壁から配線012への短絡も同時に防止できる。プラグ電極002は下部電極層003Mに接続されている。従って、磁性記憶素子を構成する下部電極層003M、TMR積層膜004M、及び上部電極層005Mは、下部電極層003Mが、プラグ電極002に、一方、上部電極層005Mが、導電中間層006及びハードマスク導電材料層007を介して、配線012に接続されることとなる。
尚、上部電極層005Mの側壁に若干の再付着物010が残存するが、同電極層の極めて薄い層の側壁であり且つ層間絶縁膜011によって覆われるので本質的な影響は無い。従来例で説明したような、再付着物が配線012に影響を及ぼすことは無い。
次に、第2の実施の形態を、図9から図16を用いて説明する。本例は、第1の実施の形態とは異なって、導電中間層を用いることなく、第1及び第2の側壁スペーサを用いて、イオンミリングによる再付着物を除去できる製造方法である。尚、第1の実施の形態と同様に、本例においても、本発明の要点である、磁性材料を用いた記憶素子部分に対する配線についての工程を示している。こうした磁性材料を用いた磁性記憶素子は、半導体装置、半導体集積回路に搭載されて用いられる。第1の実施の形態と同様に、本例においても、特別な基体を準備することも、当然可能であるが、これまでのシリコン系半導体集積回路装置の基体自体を用いることが出来る。従って、本願明細書においては、磁性記憶素子に対する配線部以外の、シリコン系半導体集積回路装置自体に係わる製造工程に関しての説明は省略する。尚、半導体集積回路の部分も含め、当該発明の係る半導体集積回路装置の代表的な構造例は後に例示される。
本例の基本工程は、次の通りである。即ち、
基板上に、第1の導電層と、磁性記憶機能を有する積層膜と、第2の導電層と、第4の導電層と、を形成し、
前記第4の導電層を所定形状に加工する工程、
前記加工された第4の導電層と、これに隣接する前記第2の導電層の上面とを少なくとも覆って、第1の側壁スペーサ用の材料層を形成する工程、
前記第1の側壁スペーサ用の材料層上に、第2の側壁スペーサ用の材料層を形成する工程、
前記第1の側壁スペーサ用の材料層及び前記第2の側壁スペーサ用の材料層における、前記第4の導電層の側壁に対応する領域を残して除去し、第1の側壁スペーサ及び第2の側壁スペーサを形成する工程、
前記第1の側壁スペーサの、当該基体に対して少なくとも下端部の一部を除去し、第1の側壁スペーサ及び前記第2の側壁スペーサと前記第2の導電層との間にアンダーカット形状を形成する工程、
前記第4の導電層及び前記第1の側壁スペーサと前記第2の側壁スペーサとをマスク領域として、前記第2の導電層および前記磁性記憶機能を有する積層膜をイオンミリングで食刻する工程、
前記第4の導電層の側壁に形成された第1の側壁スペーサを除去することで、前記第2の側壁スペーサをも併せて除去する工程、
これまでの工程によって準備された基体表面に絶縁膜を形成する工程、
前記絶縁膜を研磨により平坦化し、且つ前記第4の導電層を、前記絶縁膜上面に露出させる工程、
少なくとも前記第4の導電層に電気的に接続する第5の導電層を形成する工程、を有する磁性記憶素子の製造方法の製造方法である。
尚、ここで、上記第1の側壁スペーサ及び第2の側壁スペーサを形成する工程では、第1の側壁スペーサ及び第2の側壁スペーサを、第1の側壁スペーサが第2の導電層上に延在する領域の上部に第2の側壁スペーサの下端が搭載されるような状態に形成するようにすることに重要な点があることは、上述した通りである。
更に、半導体集積回路が形成され、且つ当該半導体基体の表面には、前記半導体集積回路に接続する導電体層が露出している半導体基体を準備して上記の工程を取ることによって、本願に係わる半導体集積回路装置を製造することが出来る。このことは実施の形態1の場合と全く同様である。
実施の形態1の場合と同様に、以下に述べる具体的な実施例における各部の呼称と、基本工程のそれとの対応関係を説明しておく。
半導体基板000:基体、プラグ電極014:半導体集積回路に電気的に接続される導電体層、下部電極層015:第1の導体層、TMR積層膜016:磁性記憶機能を有する積層膜、上部電極層017:第2の導電層、ハードマスク導電材料層018:第4の導電層、配線024:第5の導体層
尚、実施の形態2は、前述の実施の形態1とは、中間導体層006(第3の導体層)を用いず、第1及び第2の側壁スペーサを用いることが異なる。その他の諸事項は特段言及する場合を除いて、実施の形態1と同様である。従って、それらの重複しての詳細説明は省略する。
図9は、基本的に図1の状態と同様である。半導体基体000に設けられたシリコン酸化膜013上に、下部電極層015、TMR積層膜016、上部電極層017、ハードマスク導電材料018が、順次積層、堆積されている。符号014は、シリコン酸化膜001を貫通するプラグ電極で、主な材質としてWを用いることが一般的である。シリコン酸化膜013は、CVD(化学的気相成長法)で形成されたシリコン酸化膜で、半導体集積回路装置の配線層間膜に相当する。又、シリコン酸化膜013とプラグ電極014の上面は、通例のCMP(化学的機械研磨法)技術を用いて平坦化してある。
下部電極層015の材料に相当する第1の導体層は、Ta、W、TiN、Ruなどの群から選ばれた少なくとも一者を用いることが出来る。上部電極層017に相当する第2の導体層は、通例、前述した材料が用いられる。
ハードマスク導電材料018の材料に相当する第4の導体層の材料には、Ta、W、TiNなどなどの群から選ばれた少なくとも一者を用いる事が出来る。尚、ここで、CMPによる電極表面露出工程に適さないRuは用いない。第5の導電層は、通例、前述した材料が用いられる。
第1の導体層、第2の導体層、第4の導体層の厚さは、実施の形態1で述べたものと同様である。又、TMR積層膜(磁性記憶機能を有する積層膜)の厚さも同様である。
図10は、本発明を適用する対象の一つである磁性記憶素子を加工するための最初の工程である。図9から図10への加工は、通例のリソグラフィ技術を用いている。レジスト層(通例、ホトレジスト層)019をマスクとし、通例のドライエッチング技術を用いて、ハードマスク導電材料018をハードマスク導電材料膜018Mの形状に加工する。
図11は、レジストマスク019を除去した後に、第1のスペーサ材料に相当するシリコン酸化膜020および第2のスペーサ材料に相当するシリコン窒化膜021を全面に堆積した断面図である。シリコン酸化膜020およびシリコン窒化膜021の厚さは、各々、5ナノメートルから30ナノメートル、及び5ナノメートルから10ナノメートルの範囲、例えば夫々30ナノメートルおよび5ナノメールとする。この積層順序は、後述の工程で重要になる。
図12は、シリコン酸化膜020およびシリコン窒化膜021を堆積した図11の段階に、異方性ドライエッチングを施し、ハードマスク導電材料膜018Mの側壁に第1のスペーサ020Wおよび第2のスペーサ021Wを形成した状態である。この場合、第2の側壁スペーサ021Wの下部に第1の側壁スペーサ020Wの層030が残存していることが肝要である。即ち、第1の側壁スペーサ及び第2の側壁スペーサを、前記第1の側壁スペーサが前記第2の導電層(本例では上部電極層)上に延在する領域の上部に前記第2の側壁スペーサの下端が搭載されるような状態に形成されている。
図13は、図12の段階の構造に対して、シリコン酸化膜020Wを等方的にエッチング除去したものであり、第の側壁スペーサ020W2の形状となる。即ち、第1の側壁スペーサ020W2は、その上端部と下端部とが食刻されている。シリコン酸化膜の除去量は、本例では、35ナノメートル相当とする。そのようなエッチングを施すことで、第1のスペーサ020Wおよび第2のスペーサ021W直下に、ハードマスク導電材料膜018Mが露出するまでの深いアンダーカット201が形成される。尚、ここで、本願発明に対して重要なアンダーカット201の形成の為には、第1の側壁スペーサ020W2の少なくとも下端部が食刻されれば十分である。しかし、通例、そのままシリコン酸化膜020Wを等方的にエッチングするので、図13に図示されるようにその上端部と下端部が食刻されることとなる。
図14は、図13の段階で、ハードマスク導電材料膜018M、第1のスペーサ020W2および第2のスペーサ021Wをマスク領域として、TMR積層膜016および上部電極層017をイオンミリングで加工した状態である。実施の形態1と同様、イオンミリング法でTMR積層016を斜めに加工してTMR積層加工膜016Mの形状に、上部電極層017を垂直に加工して上部電極膜017Mの形状に加工する。上部電極層017をイオンミリング処理する際に発生する再付着物022は、図13で形成したアンダーカット部201で上部電極膜017Mの側壁と第2のスペーサ021Wの側壁とに分断される。
図15は、図14の段階のものにフッ酸による食刻処理を施して、第1の側壁スペーサ020W2を除去したものである。シリコン酸化膜で層020W(後の第1の側壁スペーサ020W2)を形成しておけば、フッ酸洗浄で020W2を溶かすことが出来る。このとき、第2の側壁スペーサ021W表面に再付着していた再付着物022は支持体を失って剥がれ落ちる。従って、ハードマスク導電材料膜018M側壁には再付着物022が存在しない状態を作り出す事が可能である。更に、通例のリソグラフィ技術でのエッチングを用いて下部電極層015の不要分を除去し、下部電極層015Mとする。
図16は、図15の状態の、基体の全面に、層間絶縁膜023を堆積した後にCMPを施し、ハードマスク導電材料膜018Mの上部表面を露出させる。更に、配線層024を形成した状態の素子断面図である。ハードマスク導電材料膜018Mの側壁に再付着物が無いので、CMP装置のTMR材料による汚染を防ぐ事が出来る。また、再付着物によるTMR積層膜016Mの側壁から配線024への短絡も同時に防止することができる。
尚、実施の形態1の場合と同様に、上部電極層017Mの側壁に若干の再付着物022が残存するが、同電極層の極めて薄い層の側壁であり且つ層間絶縁膜023によって覆われるので本質的な影響は無い。従来例で説明したような、再付着物が配線024に影響を及ぼすことは無い。
こうして、第1の実施の形態と同様に、プラグ電極014は下部電極層015Mに接続されている。従って、磁性記憶素子を構成する下部電極層015M、TMR積層膜016M、及び上部電極層017Mは、下部電極層015Mが、プラグ電極014に、一方、上部電極層017Mが、ハードマスク導電材料層018Mを介して、配線024に接続されることとなる。
次に、本願の磁性記憶素子を半導体集積回路装置に搭載した場合の具体的構造を2つ例示する。
図17に、本願発明の実施の形態1の磁性記憶素子を、CMOS型半導体集積回路装置に適用した場合の模式的な断面図を示す。この図では、p型MOSFET領域pMOS、n型MOSFET領域nMOS、n型MOSFET、及び磁性記憶素子から構成されるメモリセルの集積領域MEMが存在する領域を示している。以下、各構成要素を説明する。
シリコン基板100、pMOSの深いn型ウェル101、nMOSの深いp型ウェル102、メモリ領域の深いp型ウェル103、p型MOSの浅いn型ウェル104、n型MOSの浅いp型ウェル105、メモリ領域の浅いp型ウェル106、浅溝素子分離領域107が形成されている。
浅溝素子分離領域107によって分離された4つのウエルに、各々MOSFETが形成されている。即ち、pMOS、nMOS領域、及びメモリセル領域にはメモリセルMCA1とMCA2の領域が示されている。各MOSFETに対しては、各MOSFETのゲート絶縁膜108、pMOSのp型ゲート電極109、nMOSのn型ゲート電極110、メモリセルMCA1のn型ゲート電極111A、メモリセルMCB1のn型ゲート電極111B、各々のゲート電極側壁に形成した絶縁膜スペーサ112、pMOSの拡散層113、nMOSの拡散層114、MCA1のn型拡散層115、MCB1のn型拡散層116の各部が示される。
こうしたMOSFET部に対して、第一の配線層間絶縁膜117が形成され、この第一の配線層間絶縁膜117を貫通して、pMOSのソースプラグ118、pMOSのドレインプラグ119、nMOSのソースプラグ120、nMOSのドレインプラグ121、MCA1のソースプラグ122、MCのドレインプラグ123、MCB1のソースプラグ124、MCB1のドレインプラグ125が形成されている。
更に、この第一の配線層間絶縁膜117上で、前記各プラグに対応してpMOSの第1のソース配線層126、pMOSの第1のドレイン配線層127、nMOSの第1のソース配線層128、nMOSの第1のドレイン配線層129、MCA1の第1のソース配線層130、MCの第1のドレイン配線層131、MCB1の第1のソース配線層132、MCB1の第1のドレイン配線層133が配置形成されている。
これらのソース配線層及びドレイン配線層を覆って、第2の層間絶縁膜134が形成される。そして、第2の層間絶縁膜134を貫通して、4つのプラグ、pMOSの第2のドレインプラグ135、nMOSの第2のドレインプラグ136、MCA1の第2のドレインプラグ137、MCB1の第2のドレインプラグ138が形成されている。
これらのプラグ上に第3の層間絶縁膜139が形成されている。そして、この第3の層間絶縁膜139を貫通して、pMOS、nMOSの各領域には、2つのプラグpMOSの第2のドレインプラグ140、nMOSの第2のドレインプラグ141、及びMEM領域には、2つのハードマスク導電層007MA及び007MBが配置されている。
そして、この上部には、pMOSの第2のドレイン配線層142、nMOSの第2のドレイン配線層143、ビット線144が形成される。そして、最上層に、最上層配線層間絶縁膜145が形成される。
尚、上述の構造はこれまでのCMOSの構成であり、製造はこれに習って十分である。従って、その詳細の説明は省略する。
そして、本例の特徴は次の点にある。図17の例では、磁性体記憶素子がMCA1およびMCB1に1つずつ配置する例を示される。磁性体記憶素子MCA1に対して、一つの磁性体記憶素子の下部電極003MAが第2のドレインプラグ137に電気的に接続するようにし、その上部にTMR積層膜004MA、上部電極層005MA、中間導電層006MA、ハードマスク導電層007MAを配置する。MCB1も同様に、下部電極003MBが、MCA1の第2のドレインプラグ137に電気的に接続するようにし、その上部にTMR積層膜004MB、上部電極層005MB、中間導電層006MB、ハードマスク導電層007MBを配置する。各ドレインプラグ007MAおよび007MBは、同一のビット線144に接続されている。尚、先に説明したn型ゲート電極111Aの層はMCA1のワード線、n型ゲート電極111Bの層はMCB1のワード線として機能する。図17で示した構造は、本願発明の実施の形態1で説明した磁性記憶素子を、CMOS半導体集積回路装置に搭載した例である。
図18に、本願発明の実施の形態2を、CMOS型半導体集積回路装置に適用した場合の模式的な断面図を示す。CMOS部の基本構成は図17と同一であるので、符号100から符号144の説明は省略する。1個の磁性体記憶素子と1個のn型MOSFETから構成されるメモリセルMCA2において、磁性体記憶素子の下部電極015MAを、MCA1の第2のドレインプラグ137と電気的に接続されるように配置する。第2のドレインプラグ137の上に、TMR積層膜016MA、上部電極017MAおよびハードマスク導電層018MAを配置する。メモリセルMCB2に対しても同様で、磁性体記憶素子の下部電極015MBを、MCB1のドレインプラグ138と電気的に接続されるように配置する。MCB1の第2のドレインプラグ138の上に、TMR積層膜016MB、上部電極017MBおよびハードマスク導電層018MBを配置する。図18に示した構造は、本願発明の実施の形態2で説明した磁性記憶素子を、CMOS半導体集積回路装置に搭載した例である。
本願発明により、イオンミリングによって発生した側壁再付着物を防止できるので、半導体製造装置の汚染防止が期待できる。それにより、磁性記憶素子を搭載した半導体集積回路装置の安定した製造が実現できる。
シリコン酸化膜:001、シリコン酸化膜001を貫通するプラグ電極:002、下部電極層:003、TMR積層膜:004、上部電極層:005、中間導電層:006、ハードマスク導電材料層:007、レジスト:008、加工後のハードマスク導電材料層:007M、シリコン酸化膜:009、シリコン酸化膜009を加工して形成した第1の側壁スペーサ:009W、層006の一部を残した中間導電層:006M、層005を加工して形成した上部電極層:005M、層004を加工して形成したTMR積層膜:004M、再付着物:010、仕上がり下部電極層:003M、配線層:012、シリコン酸化膜:013、プラグ電極:014、下部電極層:015、TMR積層膜:016、上部電極層:017、ハードマスク導電材料層:018、レジスト層:019、層018を加工したハードマスク導電材料層:018M、シリコン酸化膜:020、シリコン窒化膜:021、第1の側壁スペーサ:020W、第2の側壁スペーサ:021W、スペーサ020Wをさらに加工した第2の側壁スペーサ:020W2、層016を加工して形成したTMR積層膜:016M、層017を加工して形成した上部電極層:017M、仕上がり下部電極層:015M、層間絶縁膜:023、配線層:024、p型MOSFET領域:pMOS、n型MOSFET領域:nMOS、メモリセルの集積領域:MEM、シリコン基板:100、pMOSの深いn型ウェル:101、nMOSの深いp型ウェル:102、メモリ領域の深いp型ウェル:103、p型MOSの浅いn型ウェル:104、n型MOSの浅いp型ウェル:105、メモリ領域の浅いp型ウェル:106、浅溝素子分離領域:107、各MOSFETのゲート絶縁膜:108、pMOSのp型ゲート電極:109、nMOSのn型ゲート電極:110、メモリセルMCA1のn型ゲート電極:111A、メモリセルMCB1のn型ゲート電極:111B、ゲート電極側壁に形成した絶縁膜スペーサ:112、pMOSの拡散層:113、nMOSの拡散層:114、MCA1のn型拡散層:115、MCB1のn型拡散層:116、第一の配線層間絶縁膜:117、pMOSのソースプラグ:118、pMOSのドレインプラグ:119、nMOSのソースプラグ:120、nMOSのドレインプラグ:121、MCA1のソースプラグ:122、MCのドレインプラグ:123、MCB1のソースプラグ:124、MCB1のドレインプラグ:125、pMOSの第1のソース配線層:126、pMOSの第1のドレイン配線層:127、nMOSの第1のソース配線層:128、nMOSの第1のドレイン配線層:129、MCA1の第1のソース配線層:130、MCの第1のドレイン配線層:131、MCB1の第1のソース配線層:132、MCB1の第1のドレイン配線層:133、第2の層間絶縁膜:134、pMOSの第2のドレインプラグ:135、nMOSの第2のドレインプラグ:136、MCA1の第2のドレインプラグ:137、MCB1の第2のドレインプラグ:138、第3の層間絶縁膜:139、pMOSの第2のドレインプラグ:140、nMOSの第2のドレインプラグ:141、pMOSの第2のドレイン配線層:142、nMOSの第2のドレイン配線層:143、最上層配線層間絶縁膜:145、
MCA1に対応する磁性体記憶素子の下部電極:003MA、MCA1に対応するTMR積層膜:004MA、MCA1に対応する上部電極層:005MA、MCA1に対応する中間導電層:006MA、MCA1に対応するハードマスク導電層:007MA、MCB1に対応する磁性体記憶素子の下部電極:003MB、MCB1に対応するTMR積層膜:004MB、MCB1に対応する上部電極層:005MBA、MCB1に対応する中間導電層:006MB、MCB1に対応するハードマスク導電層:007MB、MCA2に対応する磁性体記憶素子の下部電極:015MA、MCA2に対応するTMR積層膜:016MA、MCA2に対応する上部電極:017MA、MCA2に対応するハードマスク導電層:018MA、MCB2に対応する磁性体記憶素子の下部電極:015MB、MCB2に対応するTMR積層膜:016MB、MCB2に対応する上部電極:017MB、MCB2に対応するハードマスク導電層:018MB。

Claims (18)

  1. 基体上に、第1の導電層と、磁性記憶機能を有する積層膜と、第2の導電層と、第3の導電層と、第4の導電層と、を順次形成し、
    前記第4の導電層を所定形状に加工する工程、
    前記加工された第4の導電層を少なくとも覆って、第1の側壁スペーサ用の材料層を形成する工程、
    前記第4の導電層の側壁に形成されている前記第1の側壁スペーサ用の材料層を残して、その残余を除去し、第1の側壁スペーサを形成する工程、
    前記第3の導電層の、これまでの工程によって準備された基体の上面に露出している領域及び前記第1の側壁スペーサの下部に対応する領域を除去し、前記第1の側壁スペーサの下部にアンダーカット形状を形成する工程、
    前記第4の導電層と前記第1の側壁スペーサとをマスク領域として、前記第2の導電層および前記磁性記憶機能を有する積層膜をイオンミリングで食刻する工程、
    前記第4の導電層の側壁に形成されている前記第1の側壁スペーサを除去する工程、
    これまでの工程によって準備された基体の表面に絶縁膜を形成する工程、
    前記絶縁膜を研磨により平坦化し、且つ前記加工された第4の導電層を、前記絶縁膜の上面に露出させる工程、
    少なくとも前記第4の導電層に電気的に接続する第5の導電層を形成する工程、を有することを特徴とする磁性記憶素子の製造方法。
  2. 請求項1に記載の磁性記憶素子の製造方法において、
    前記第1の側壁スペーサ用の材料層がシリコン酸化膜であることを特徴とする磁性記憶装置の製造方法。
  3. 請求項1に記載の磁性記憶素子の製造方法において、
    前記第3の導電層は、前記第2及び第4の導電層に対して、選択的な除去が可能な導電層であることを特徴とする磁性記憶装置の製造方法。
  4. 上に、第1の導電層と、磁性記憶機能を有する積層膜と、第2の導電層と、第4の導電層と、を形成し、
    前記第4の導電層を所定形状に加工する工程、
    前記加工された第4の導電層と、これに隣接する前記第2の導電層の上面とを少なくとも覆って、第1の側壁スペーサ用の材料層を形成する工程、
    前記第1の側壁スペーサ用の材料層上に、第2の側壁スペーサ用の材料層を形成する工程、
    前記第1の側壁スペーサ用の材料層及び前記第2の側壁スペーサ用の材料層における、前記第4の導電層の側壁に対応する領域を残して、その残余を除去し、第1の側壁スペーサ及び第2の側壁スペーサを、前記第1の側壁スペーサが前記第2の導電層上に延在する領域の上部に前記第2の側壁スペーサの下端が搭載されるような状態に形成する工程、
    前記第1の側壁スペーサの、当該基体に対して上端部及び下端部の一部を除去し、第1の側壁スペーサ及び前記第2の側壁スペーサと前記第2の導電層との間にアンダーカット形状を形成する工程、
    前記第4の導電層及び前記第1の側壁スペーサと前記第2の側壁スペーサとをマスク領域として、前記第2の導電層および前記磁性記憶機能を有する積層膜をイオンミリングで食刻する工程、
    前記第4の導電層の側壁に形成された第1の側壁スペーサを除去することで、前記第2の側壁スペーサをも併せて除去する工程、
    これまでの工程によって準備された基体表面に絶縁膜を形成する工程、
    前記絶縁膜を研磨により平坦化し、且つ前記第4の導電層を、前記絶縁膜上面に露出させる工程、
    少なくとも前記第4の導電層に電気的に接続する第5の導電層を形成する工程、を有することを特徴とする磁性記憶素子の製造方法。
  5. 請求項4に記載の磁性記憶素子の製造方法において、
    前記第1の側壁スペーサ用の材料層がシリコン酸化膜であり、前記第2の側壁スペーサ用の材料層がシリコン窒化膜であることを特徴とする磁性体記憶素子の製造方法。
  6. 請求項4に記載の磁性記憶素子の製造方法において、
    前記第1の側壁スペーサ用の材料は、前記第2の側壁スペーサ用の材料に対して選択的な除去が可能なことを特徴とする磁性体記憶素子の製造方法。
  7. 半導体集積回路が形成され、且つその表面には、前記半導体集積回路に電気的に接続される導電体層が露出している半導体基体を準備し、
    前記半導体基体上に、少なくとも前記半導体基体の表面に露出した導電体層を覆って、第1の導電層と、磁性記憶機能を有する積層膜と、第2の導電層と、第3の導電層と、第4の導電層とを形成し、
    前記第4の導電層を所定形状に加工する工程、
    前記加工された第4の導電層を少なくとも覆って、第1の側壁スペーサ用の材料層を形成する工程、
    前記第4の導電層の側壁に形成されている前記第1の側壁スペーサ用の材料層を残して、その残余を除去し、第1の側壁スペーサを形成する工程、
    前記第3の導電層の、これまでの工程によって準備された基体の上面に露出している領域及び前記第1の側壁スペーサの下部に対応する領域を除去し、前記第1の側壁スペーサの下部にアンダーカット形状を形成する工程、
    前記第4の導電層と前記第1の側壁スペーサとをマスク領域として、前記第2の導電層および前記磁性記憶機能を有する積層膜をイオンミリングで食刻する工程、
    前記第4の導電層の側壁に形成されている前記第1の側壁スペーサを除去する工程、
    これまでの工程によって準備された基体の表面に絶縁膜を形成する工程、
    前記絶縁膜を研磨により平坦化し、且つ前記加工された第4の導電層を、前記絶縁膜上面に露出させる工程、
    少なくとも前記第4の導電層に電気的に接続する第5の導電層を形成する工程、を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  8. 請求項7に記載の磁性記憶素子の製造方法において、
    前記第1の側壁スペーサ用の材料層がシリコン酸化膜であることを特徴とする磁性記憶装置の製造方法。
  9. 請求項7に記載の磁性記憶素子の製造方法において、
    前記第3の導電層は、前記第2及び第4の導電層に対して、選択的な除去が可能な導電層であることを特徴とする磁性記憶装置の製造方法。
  10. 請求項7に記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記半導体集積回路が、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  11. 請求項8に記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記半導体集積回路が、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  12. 請求項9に記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記半導体集積回路が、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  13. 半導体集積回路が形成され、且つの表面には、前記半導体集積回路に接続する導電体層が露出している半導体基体を準備し、
    前記半導体基体上に、少なくとも前記半導体基体の表面に露出した導電体層を覆って、第1の導電層と、磁性記憶機能を有する積層膜と、第2の導電層と、第4の導電層と、を形成し、
    前記第4の導電層を所定形状に加工する工程、
    前記加工された第4の導電層と、これに隣接する前記第2の導電層の上面とを少なくとも覆って、第1の側壁スペーサ用の材料層を形成する工程、
    前記第1の側壁スペーサ用の材料層上に、第2の側壁スペーサ用の材料層を形成する工程、
    前記第1の側壁スペーサ用の材料層及び前記第2の側壁スペーサ用の材料層における、前記第4の導電層の側壁に対応する領域を残して、その残余を除去し、第1の側壁スペーサ及び第2の側壁スペーサを、前記第1の側壁スペーサが前記第2の導電層上に延在する領域の上部に前記第2の側壁スペーサの下端が搭載されるような状態に形成する工程、
    前記第1の側壁スペーサの、当該基体に対して上端部及び下端部の一部を除去し、第1の側壁スペーサ及び前記第2の側壁スペーサと前記第2の導電層との間にアンダーカット形状を形成する工程、
    前記第4の導電層及び前記第1の側壁スペーサと前記第2の側壁スペーサとをマスク領域として、前記第2の導電層および前記磁性記憶機能を有する積層膜をイオンミリングで食刻する工程、
    前記第4の導電層の側壁に形成された第1の側壁スペーサを除去することで、前記第2の側壁スペーサをも併せて除去する工程、
    これまでの工程によって準備された基体の表面に絶縁膜を形成する工程、
    前記絶縁膜を研磨により平坦化し、且つ前記第4の導電層を、前記絶縁膜上面に露出させる工程、
    少なくとも前記第の導電層に電気的に接続する第5の導電層を形成する工程、を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  14. 請求項13に記載の磁性記憶素子の製造方法において、
    前記第1の側壁スペーサ用の材料層がシリコン酸化膜であり、前記第2の側壁スペーサ用の材料層がシリコン窒化膜であることを特徴とする磁性体記憶素子の製造方法。
  15. 請求項13に記載の磁性記憶素子の製造方法において、
    前記第1の側壁スペーサは、前記第2の側壁スペーサに対して選択的な除去が可能なことを特徴とする磁性体記憶素子の製造方法。
  16. 請求項13に記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記半導体集積回路が、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  17. 請求項14に記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記半導体集積回路が、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  18. 請求項15に記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    前記半導体集積回路が、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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