JP2003347519A - マグネティックramの製造方法 - Google Patents

マグネティックramの製造方法

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JP2003347519A JP2002377522A JP2002377522A JP2003347519A JP 2003347519 A JP2003347519 A JP 2003347519A JP 2002377522 A JP2002377522 A JP 2002377522A JP 2002377522 A JP2002377522 A JP 2002377522A JP 2003347519 A JP2003347519 A JP 2003347519A
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啓 南 李
Young Jin Park
泳 震 朴
Chang Shuk Kim
昌 錫 金
In Woo Jang
仁 佑 張
Ki Kei
憙 慶
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MTJ層下方の下部リード層の損傷を防ぎつ
つ、MTJセル領域を確保して、素子の特性及び信頼性
を向上させることができるマグネティックRAMの製造
方法を提供すること。 【解決手段】 セル領域300と周辺回路領域400と
を有する半導体基板(図示せず)の上面に形成された第
1層間絶縁膜41の上面に、下部リード層43を形成す
る工程、その上面に第2層間絶縁膜45を形成する工
程、エッチングによりセル領域300における下部リー
ド層43を露出させる工程、露出した下部リード層4
3、及び周辺回路領域400における第2層間絶縁膜4
5の上面に、第2層間絶縁膜45の側壁の一部を露出さ
せる厚さのMTJ層49を形成する工程、周辺回路領域
400における第2層間絶縁膜45とその上のMTJ層
49とをリフトオフさせる工程、及びMTJ層49に接
続される上部リード層のビットライン59を形成する工
程を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マグネティックR
AM(magnetic RAM 以下、「MRAM」と記す)
の製造方法に関し、特に、工程マージンを向上させ、製
造過程における素子の損傷を防ぐことができるマグネテ
ィックRAMの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体メモリ製造会社等の研究機
関により次世代記憶素子の1つとして、強磁性体物質を
利用したMRAMの開発が進められている。
【0003】MRAMは、多層に形成された強磁性薄膜
を備え、各薄膜の磁化方向に起因する電気特性の変化を
感知することにより情報をリード及びライトする記憶素
子である。該素子を構成する磁性薄膜の固有の特性を利
用することにより、動作速度の高速化、低消費電力、及
び高集積化を可能にする素子として、また、フラッシュ
メモリのように不揮発性のメモリ動作が可能な素子とし
て実用化されることが期待されている。
【0004】MRAMの動作原理としては、スピンが電
子の伝達現象に多大な影響を及ぼすことにより発生する
巨大磁気抵抗(Giant Magneto-Resistive、GMR)現
象を利用するものや、スピン偏極磁気透過現象を利用す
るものがある。
【0005】巨大磁気抵抗(GMR)現象を利用したM
RAMは、非磁性層を挟んだ2つの磁性層のスピン方向
が同じ場合より異なる場合の方が、抵抗が大きくなる現
象を利用してGMR磁気によるメモリ動作を行うもので
ある。
【0006】スピン偏極磁気透過現象を利用したMRA
Mは、絶縁層を挟んだ2つの磁性層でスピン方向が異な
る場合より同じ場合の方が、遙かに大きい電流透過が発
生するという現象を利用して、磁気透過接合によるメモ
リ動作を行うものである。
【0007】しかし、MRAMに対する研究は未だ初期
の段階にあり、多くの研究が多層磁性薄膜の形成に集中
しており、単位セル構造及び周辺感知回路等に対する研
究については、未だほとんどなされていない状況であ
る。
【0008】図1A〜図1Iは、従来の技術に係るマグ
ネティックRAMの製造過程における概略的な断面構造
を工程順に示した図であり、これらの図においては、セ
ル領域100と周辺回路領域200とが同時に示されて
いる。
【0009】図示されていないがまず半導体基板上にト
ランジスタを形成し、該トランジスタのソース領域に接
続されたグランドラインを形成し、該トランジスタを含
む半導体基板上面を平坦化する第1層間絶縁膜11を形
成する。
【0010】次いで、図1Aに示されているように、第
1層間絶縁膜11上面に下部リード層となる連結層13
を形成する。図示されていないが、連結層13は、第1
層間絶縁膜11を介して前記トランジスタのドレイン領
域に接続されている。連結層13は金属で形成されると
よい。
【0011】次に、図1Bに示されているように、連結
層13上面にMTJ層15を形成する。MTJ層15は
反強磁性層、固定強磁性層及び自由強磁性層の積層構造
を含む。
【0012】次いで、図1Cに示されているように、M
TJ層15上面に第1レジストパターン17を形成す
る。第1レジストパターン17は、MTJセルマスク
(図示せず)を利用した露光及び現像工程によって、セ
ル領域100のMTJ層15上面の所定領域にのみ形成
される。
【0013】次に、図1Dに示されているように、第1
レジストパターン17をマスクにしてMTJ層15をエ
ッチングし、MTJ層パターン16を形成した後、第1
レジストパターン17を除去する。
【0014】このとき、前記エッチング処理にはプラズ
マエッチング処理を用いるとよいが、図1Eに示されて
いるように、該プラズマエッチング処理により連結層1
3を構成する金属表面が損なわれ、連結層13表層部に
欠陥層19が形成されてしまう。
【0015】次いで、図1Fに示されているように、M
TJ層パターン16及び欠陥層19で構成される表面の
凹凸形状を平坦化する第2層間絶縁膜21を形成する。
【0016】次に、図1Gに示されているように、第2
層間絶縁膜21上面に第2レジストパターン23を形成
する。第2レジストパターン23は、後述する上部リー
ド層のビットライン31を形成するビットラインコンタ
クトマスク(図示せず)を利用した露光及び現像工程に
よって形成される。第2レジストパターン23は、セル
領域100のMTJ層15パターン上方の第2層間絶縁
膜21上面の所定領域と、周辺回路領域200の連結層
13上方の第2層間絶縁膜21上面の所定領域とを露出
させるように形成される。
【0017】次いで、第2レジストパターン23をマス
クにして第2層間絶縁膜21をエッチングし、図1Hに
示されているように、第2層間絶縁膜21にMTJ層パ
ターン16を露出させる第1コンタクトホール25と、
周辺回路領域200の連結層13を露出させる第2コン
タクトホール27とをそれぞれ形成する。
【0018】次に、図1Iに示されているように、第1
コンタクトホール25及び第2コンタクトホール27を
介してMTJ層パターン16及び連結層13に接続され
る上部リード層のビットライン31を形成する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第2コ
ンタクトホール27底部では、欠陥層19のために連結
層13の露出した部分29における電気抵抗が高くなっ
てしまう。そのため、後述する上部リード層のビットラ
イン31と、連結層13との間のコンタクト抵抗が高く
なってしまうという問題があった。
【0020】また、ビットライン31がコンタクトされ
るMTJ層パターン16のうち、ほぼコンタクト面積に
相当する狭い面積のみが、MTJセル領域に限定されて
しまうという問題があった。
【0021】このように、従来の技術に係るマグネティ
ックRAMの製造方法においては、MTJ層のパターニ
ング時に下部リード層である連結層の表面が損なわれて
欠陥層が形成されてしまうという問題点と、MTJセル
領域の有効面積は、上部リード層であるビットラインが
コンタクトされるMTJ層パターンのうち、ほぼコンタ
クト面積に相当する狭い面積のみに限定されてしまうと
いう問題点があった。
【0022】本発明は、セル領域MTJ層下方の下部リ
ード層である連結層の損傷を防ぎつつ、MTJセル領域
を確保することができ、これにより素子の特性及び信頼
性を向上させることができるマグネティックRAMの製
造方法を提供することを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明に係るマグネティ
ックRAMの製造方法は、セル領域と周辺回路領域とを
有し、所定の下部構造を備えた半導体基板の上面を平坦
化するように形成された第1層間絶縁膜の上面に、下部
リード層を形成する工程、前記下部リード層の上面に第
2層間絶縁膜を形成する工程、前記セル領域における前
記第2層間絶縁膜をエッチングして、前記セル領域にお
ける前記下部リード層を露出させる工程、前記露出した
下部リード層、及び前記周辺回路領域における前記第2
層間絶縁膜の上面に、前記第2層間絶縁膜の側壁の一部
を露出させる厚さのMTJ層を形成する工程、前記周辺
回路領域における前記第2層間絶縁膜とその上の前記M
TJ層とをリフトオフさせる工程、及び前記MTJ層に
接続される上部リード層のビットラインを形成する工程
を含むことを特徴としている。
【0024】ここで、前記下部リード層が連結層である
ことが望ましい。
【0025】また、前記第2層間絶縁膜が、前記MTJ
層の厚さより約400〜5000Å厚く形成されている
ことが望ましい。
【0026】また、前記MTJ層が、固定強磁性層、ト
ンネル障壁層及び自由強磁性層を含む積層構造として形
成されていることが望ましい。
【0027】また、前記MTJ層が、膜厚約450〜6
00Åに形成されていることが望ましい。
【0028】本発明に係る別のマグネティックRAMの
製造方法は、セル領域と周辺回路領域とを有し、所定の
下部構造を備えた半導体基板の上面を平坦化するように
形成された第1層間絶縁膜の上面に、下部リード層を形
成する工程、前記下部リード層の上面に第2層間絶縁膜
を形成する工程、前記セル領域における前記第2層間絶
縁膜をエッチングして、前記セル領域における前記下部
リード層を露出させる工程、前記露出した下部リード
層、及び前記周辺回路領域における前記第2層間絶縁膜
の上面に、前記第2層間絶縁膜の側壁の一部を露出させ
る厚さのMTJ層を形成する工程、前記周辺回路領域に
おける前記第2層間絶縁膜とその上の前記MTJ層とを
リフトオフさせる工程、前記MTJ層及びリフトオフに
より露出した前記下部リード層で構成される表面の凹凸
形状を平坦化する第3層間絶縁膜を形成する工程、前記
第3層間絶縁膜に前記セル領域の所定領域における前記
MTJ層を露出させる第1コンタクトホールと、前記周
辺回路領域の所定領域における前記 下部リード層を露
出させる第2コンタクトホールとをそれぞれ形成する工
程、及び前記第1コンタクトホール及び前記第2コンタ
クトホールを介して前記MTJ層及び前記下部リード層
に接続される上部リード層のビットラインを、前記第1
コンタクトホール及び前記第2コンタクトホールを含む
前記第3層間絶縁膜上に形成する工程を含むことを特徴
としている。
【0029】ここで、前記下部リード層が金属で形成さ
れた連結層であることが望ましい。
【0030】また、前記第2層間絶縁膜が、前記MTJ
層の厚さより約400〜5000Å厚く形成されている
ことが望ましい。
【0031】また、前記MTJ層が、固定強磁性層、ト
ンネル障壁層及び自由強磁性層を含む積層構造として形
成されていることが望ましい。
【0032】また、前記MTJ層が、膜厚約450〜6
00Åに形成されていることが望ましい。
【0033】また、前記第1コンタクトホール及び前記
第2コンタクトホールを形成する工程が、セル領域のM
TJ活性領域を露出させるMTJマスクと、周辺回路領
域の下部リード層のコンタクト領域を露出させるコンタ
クトマスクとを合成した露光マスクを利用した露光及び
現像工程によって形成されたレジストパターンをマスク
としたエッチング処理により行われることが望ましい。
【0034】一方、本発明の技術的原理は次の通りであ
る。
【0035】MTJ活性領域のパターニング時に下部リ
ード層の連結層が損なわれるのを防ぐため、周辺回路領
域に形成されるMTJ層を剥離し、セル領域における前
記下部リード層上方にMTJ層を残すリフトオフ処理を
施す。これにより前記下部リード層の連結層が損なわれ
ない。
【0036】また、セル領域におけるMTJ活性領域を
露出させるMTJマスクと同時に、周辺回路領域におけ
る下部リード層である連結層のコンタクト領域を露出さ
せるコンタクトマスクを合成した露光マスクを利用し、
前記MTJ層及び前記下部リード層の連結層に接続され
る上部リード層となるビットラインを形成する。これに
より、予定された大きさのMTJ活性領域にビットライ
ンをコンタクトさせてMTJ有効面積を予定された通り
に確保することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
マグネティックRAMの製造方法について、添付した図
面を参照しつつ詳細に説明する。
【0038】図2A〜図2Hは、本発明の実施の形態に
係るマグネティックRAMの製造過程における概略的な
断面構造を工程順に示した図であり、これらの図におい
ては、セル領域300と周辺回路領域400とが同時に
示されている。
【0039】図示されていないが、まずセル領域300
と周辺回路領域400とを有する半導体基板上にトラン
ジスタを形成し、該トランジスタのソース領域に接続さ
れたグランドラインを形成し、このような下部構造を備
えた半導体基板の上面を平坦化する第1層間絶縁膜41
を形成する。
【0040】次いで、図2Aに示されているように、第
1層間絶縁膜41上面に下部リード層となる連結層43
を形成する。図示されていないが、連結層43は、第1
層間絶縁膜41を介して前記トランジスタのドレイン領
域に接続されている。連結層43は金属で形成されるこ
とが好ましい。
【0041】次に、図2Bに示されているように、連結
層43上面に第2層間絶縁膜45を形成する。第2層間
絶縁膜45は、後に形成されるMTJ層の厚さより約4
00〜5000Å厚く形成されることが好ましい。
【0042】次いで、図2Cに示されているように、周
辺回路領域400における第2層間絶縁膜45上面に第
1レジストパターン47を形成する。第1レジストパタ
ーン47は、第2層間絶縁膜45上面にレジストを塗布
し、セルマスク(図示せず)を利用した露光及び現像工
程によって、セル領域300のレジストを除去して形成
される。
【0043】次に、図2Dに示されているように、第1
レジストパターン47をマスクにしてセル領域300に
おける第2層間絶縁膜45をエッチングして、セル領域
300における連結層43を露出させ、露出した連結層
43、及び周辺回路領域400における第2層間絶縁膜
45の上面にMTJ層49を形成する。
【0044】第2層間絶縁膜45のエッチング処理は、
上述した従来の技術におけるMTJ層のエッチング処理
に比べて容易に行うことができる。これは、MTJ層は
多層の金属が積層されているのに対し、層間絶縁膜は1
つの絶縁層で構成されているからである。
【0045】MTJ層49は、第2層間絶縁膜45の側
壁の一部を露出させる厚さとなっており、望ましくは膜
厚約450〜600Åに形成される。MTJ層49は、
反強磁性層、トンネル障壁層、固定強磁性層及び自由強
磁性層を含む積層構造として形成され、それぞれの層は
物理気相成長法を利用して形成されることが望ましい。
【0046】次いで、図2Eに示されているように、第
2層間絶縁膜45とMTJ層49との膜厚の差により側
壁が露出した周辺回路領域400における第2層間絶縁
膜45とその上のMTJ層49とをリフトオフさせる。
これにより、第2層間絶縁膜45とその上のMTJ層4
9を同時に除去することができ、MTJ層49は、セル
領域300にのみ残り、周辺回路領域400では連結層
43が露出する。
【0047】次に、図2Fに示されているように、MT
J層49及び露出した連結層43で構成される表面の凹
凸形状を平坦化する第3層間絶縁膜51を形成し、該第
3層間絶縁膜51上面に第2レジストパターン53を形
成する。第2レジストパターン53は、セル領域300
のMTJ活性領域を露出させるMTJマスクと、周辺回
路領域400の下部リード層である連結層43のコンタ
クト領域を露出させるコンタクトマスクとを合成した露
光マスク(図示せず)を利用した露光及び現像工程によ
って形成されることが好ましい。
【0048】次いで、第2レジストパターン53をマス
クにして第3層間絶縁膜51をエッチングし、図2Gに
示されているように、第3層間絶縁膜51にセル領域3
00の所定領域におけるMTJ層49を露出させる第1
コンタクトホール55と、周辺回路領域400の所定領
域における連結層43を露出させる第2コンタクトホー
ル57とをそれぞれ形成する。
【0049】コンタクトホール形成のためのエッチング
処理は、第3層間絶縁膜51、金属層の連結層43と、
MTJ層49のエッチング選択比の差を利用して行うこ
とが好ましい。
【0050】次に、図2Hに示されているように、第1
コンタクトホール55及び第2コンタクトホール57を
介してMTJ層49及び連結層43に接続される上部リ
ード層のビットライン59を、第1コンタクトホール5
5及び第2コンタクトホール57を含む第3層間絶縁膜
51上に形成する。このとき、ビットライン59とコン
タクトされるMTJ層49がMTJセル領域として用い
られる。
【0051】なお、本実施の形態においてMTJセルと
は、トランジスタのようにマグネティックRAMを構成
する抵抗変化素子であり、AMR、GMR、スピン弁
(spinvalve)、強磁性体/金属・半導体ハイブリッド
構造、III−V族磁性半導体複合構造、金属(半金属)
/半導体複合構造、CMR(ColossalMagneto-Resistan
ce)等のような磁化又は磁性により抵抗値が変化する全
ての種類の磁気抵抗素子と、電気信号による物質相変換
に伴い抵抗値が変化する相変換素子とを含む。
【0052】
【発明の効果】前述のように、本発明に係るマグネティ
ックRAMの製造方法は、リフトオフ法を利用してセル
領域全体にMTJ層を形成し、MTJセルマスクを利用
してMTJセル領域を画定する上部リード層のビットラ
インを形成することにより、下部リード層である連結層
の損傷を防ぎ、MTJセルの有効面積を拡大することが
でき、素子の特性及び信頼性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 従来の技術に係るマグネティックRAMの
製造過程において、第1層間絶縁膜上面に下部リード層
となる連結層を形成した状態を示す断面図である。
【図1B】 従来の技術に係るマグネティックRAMの
製造過程において、連結層上面にMTJ層を形成した状
態を示す断面図である。
【図1C】 従来の技術に係るマグネティックRAMの
製造過程において、MTJ層上面に第1レジストパター
ンを形成した状態を示す断面図である。
【図1D】 従来の技術に係るマグネティックRAMの
製造過程において、第1レジストパターンをマスクにし
てMTJ層をエッチングした状態を示す断面図である。
【図1E】 従来の技術に係るマグネティックRAMの
製造過程において、プラズマエッチング処理により連結
層表層部に欠陥層が形成された状態を示す断面図であ
る。
【図1F】 従来の技術に係るマグネティックRAMの
製造過程において、MTJ層パターン及び欠陥層で構成
される表面の凹凸形状を平坦化する第2層間絶縁膜を形
成した状態を示す断面図である。
【図1G】 従来の技術に係るマグネティックRAMの
製造過程において、第2層間絶縁膜上面に第2レジスト
パターンを形成した状態を示す断面図である。
【図1H】 従来の技術に係るマグネティックRAMの
製造過程において、第2層間絶縁膜にMTJ層パターン
を露出させる第1コンタクトホールと、周辺回路領域の
連結層を露出させる第2コンタクトホールとを形成した
状態を示す断面図である。
【図1I】 従来の技術に係るマグネティックRAMの
製造過程において、第1コンタクトホール及び第2コン
タクトホールを介してMTJ層パターン及び連結層に接
続される上部リード層のビットラインを形成した状態を
示す断面図である。
【図2A】 本発明の実施の形態に係るマグネティック
RAMの製造過程において、第1層間絶縁膜上面に下部
リード層となる連結層を形成した状態を示す断面図であ
る。
【図2B】 本発明の実施の形態に係るマグネティック
RAMの製造過程において、連結層上面に第2層間絶縁
膜を形成した状態を示す断面図である。
【図2C】 本発明の実施の形態に係るマグネティック
RAMの製造過程において、周辺回路領域における第2
層間絶縁膜上面に第1レジストパターンを形成した状態
を示す断面図である。
【図2D】 本発明の実施の形態に係るマグネティック
RAMの製造過程において、第1レジストパターンをマ
スクにしてセル領域における第2層間絶縁膜をエッチン
グし、露出したセル領域における連結層、及び周辺回路
領域における第2層間絶縁膜の上面にMTJ層を形成し
た状態を示す断面図である。
【図2E】 本発明の実施の形態に係るマグネティック
RAMの製造過程において、周辺回路領域における第2
層間絶縁膜とその上のMTJ層とをリフトオフさせた状
態を示す断面図である。
【図2F】 本発明の実施の形態に係るマグネティック
RAMの製造過程において、平坦化のための第3層間絶
縁膜を形成し、該第3層間絶縁膜上面に第2レジストパ
ターンを形成した状態を示す断面図である。
【図2G】 本発明の実施の形態に係るマグネティック
RAMの製造過程において、第3層間絶縁膜にセル領域
の所定領域におけるMTJ層を露出させる第1コンタク
トホールと、周辺回路領域の所定領域における連結層を
露出させる第2コンタクトホールとを形成した状態を示
す断面図である。
【図2H】 本発明の実施の形態に係るマグネティック
RAMの製造過程において、第1コンタクトホール及び
第2コンタクトホールを介してMTJ層及び連結層に接
続される上部リード層のビットラインを形成した状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
11、41 第1層間絶縁膜 13、43 下部リード層、連結層 15、49 MTJ層 16 MTJ層パターン 17、47 第1レジストパターン 19 欠陥層 21、45 第2層間絶縁膜 23、53 第2レジストパターン 25、55 第1コンタクトホール 27、57 第2コンタクトホール 31、59 上部リード層、ビットライン 51 第3層間絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金 昌 錫 大韓民国京畿道利川市夫鉢邑牙美里山136 −1 (72)発明者 張 仁 佑 大韓民国ソウル特別市松坡区可楽洞 可楽 アパート99−508 (72)発明者 慶 憙 大韓民国京畿道利川市夫鉢邑牙美里山136 −1 Fターム(参考) 5F083 FZ10 KA05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セル領域と周辺回路領域とを有し、所定
    の下部構造を備えた半導体基板の上面を平坦化するよう
    に形成された第1層間絶縁膜の上面に、下部リード層を
    形成する工程、 前記下部リード層の上面に第2層間絶縁膜を形成する工
    程、 前記セル領域における前記第2層間絶縁膜をエッチング
    して、前記セル領域における前記下部リード層を露出さ
    せる工程、 前記露出した下部リード層、及び前記周辺回路領域にお
    ける前記第2層間絶縁膜の上面に、前記第2層間絶縁膜
    の側壁の一部を露出させる厚さのMTJ層を形成する工
    程、 前記周辺回路領域における前記第2層間絶縁膜とその上
    の前記MTJ層とをリフトオフさせる工程、及び前記M
    TJ層に接続される上部リード層のビットラインを形成
    する工程を含むことを特徴とするマグネティックRAM
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記下部リード層が連結層であることを
    特徴とする請求項1記載のマグネティックRAMの製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記第2層間絶縁膜が、前記MTJ層の
    厚さより約400〜5000Å厚く形成されていること
    を特徴とする請求項1記載のマグネティックRAMの製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記MTJ層が、固定強磁性層、トンネ
    ル障壁層及び自由強磁性層を含む積層構造として形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のマグネティッ
    クRAMの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記MTJ層が、膜厚約450〜600
    Åに形成されていることを特徴とする請求項1記載のマ
    グネティックRAMの製造方法。
  6. 【請求項6】 セル領域と周辺回路領域とを有し、所定
    の下部構造を備えた半導体基板の上面を平坦化するよう
    に形成された第1層間絶縁膜の上面に、下部リード層を
    形成する工程、 前記下部リード層の上面に第2層間絶縁膜を形成する工
    程、 前記セル領域における前記第2層間絶縁膜をエッチング
    して、前記セル領域における前記下部リード層を露出さ
    せる工程、 前記露出した下部リード層、及び前記周辺回路領域にお
    ける前記第2層間絶縁膜の上面に、前記第2層間絶縁膜
    の側壁の一部を露出させる厚さのMTJ層を形成する工
    程、 前記周辺回路領域における前記第2層間絶縁膜とその上
    の前記MTJ層とをリフトオフさせる工程、 前記MTJ層及びリフトオフにより露出した前記下部リ
    ード層で構成される表面の凹凸形状を平坦化する第3層
    間絶縁膜を形成する工程、 前記第3層間絶縁膜に前記セル領域の所定領域における
    前記MTJ層を露出させる第1コンタクトホールと、前
    記周辺回路領域の所定領域における前記 下部リード層
    を露出させる第2コンタクトホールとをそれぞれ形成す
    る工程、及び前記第1コンタクトホール及び前記第2コ
    ンタクトホールを介して前記MTJ層及び前記下部リー
    ド層に接続される上部リード層のビットラインを、前記
    第1コンタクトホール及び前記第2コンタクトホールを
    含む前記第3層間絶縁膜上に形成する工程を含むことを
    特徴とするマグネティックRAMの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記下部リード層が金属で形成された連
    結層であることを特徴とする請求項6記載のマグネティ
    ックRAMの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第2層間絶縁膜が、前記MTJ層の
    厚さより約400〜5000Å厚く形成されていること
    を特徴とする請求項6記載のマグネティックRAMの製
    造方法。
  9. 【請求項9】 前記MTJ層が、固定強磁性層、トンネ
    ル障壁層及び自由強磁性層を含む積層構造として形成さ
    れていることを特徴とする請求項6記載のマグネティッ
    クRAMの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記MTJ層が、膜厚約450〜60
    0Åに形成されていることを特徴とする請求項6記載の
    マグネティックRAMの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第1コンタクトホール及び前記第
    2コンタクトホールを形成する工程が、セル領域のMT
    J活性領域を露出させるMTJマスクと、周辺回路領域
    の下部リード層のコンタクト領域を露出させるコンタク
    トマスクとを合成した露光マスクを利用した露光及び現
    像工程によって形成されたレジストパターンをマスクと
    したエッチング処理により行われることを特徴とする請
    求項6記載のマグネティックRAMの製造方法。
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