JP6415843B2 - 乗用型田植機 - Google Patents

乗用型田植機 Download PDF

Info

Publication number
JP6415843B2
JP6415843B2 JP2014085522A JP2014085522A JP6415843B2 JP 6415843 B2 JP6415843 B2 JP 6415843B2 JP 2014085522 A JP2014085522 A JP 2014085522A JP 2014085522 A JP2014085522 A JP 2014085522A JP 6415843 B2 JP6415843 B2 JP 6415843B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support frame
seedling
preliminary seedling
fixed position
rear direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014085522A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015204757A (ja
Inventor
晃次 濱田
晃次 濱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2014085522A priority Critical patent/JP6415843B2/ja
Publication of JP2015204757A publication Critical patent/JP2015204757A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6415843B2 publication Critical patent/JP6415843B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transplanting Machines (AREA)

Description

本発明は、乗用型田植機の予備苗のせ台の構造に関する。
乗用型田植機では特許文献1に開示されているように、機体の右及び左の横側部に支持フレームを備えて、予備苗のせ台を支持フレームに前後方向に沿って移動自在に支持しているものがあり、通常の植付作業や畦からの苗の補給時等のように各種の作業状態に適応するように、予備苗のせ台の位置を前後方向に変更できるように構成されたものがある。
前述のように予備苗のせ台を前後方向に移動自在に構成した場合、予備苗のせ台を所望の位置で固定可能な人為操作具を備える必要があり、特許文献1では、人為操作具(特許文献1の図10及び図14の80)を、予備苗のせ台における機体左右中央側に備えている。これにより、機体左右中央の運転座席の運転者にとって人為操作具に手が届き易く、人為操作具が操作し易いものとなる。
特開2009−178061号公報(図3,8,10,14参照)
予備苗のせ台を所望の位置で固定可能な人為操作具を予備苗のせ台における機体左右中央側に備えた場合、特許文献1では、人為操作具が上向きの解除位置(特許文献1の図14(a)のOFF)、及び横向きの固定位置(特許文献1の図14(b)のON)に操作自在に構成されている。
これによって、固定位置の人為操作具が機体左右中央側に突出するような状態となるので、例えば運転者が運転座席から立って移動した場合、運転者の脚等が固定位置の人為操作具に当たって、人為操作具が解除位置に操作される可能性がある。
特に特許文献1では、機体の前部を覆うボンネットの右及び左の横外側に乗降用のステップ(特許文献1の図3のS)が備えられ、ステップの横外側に予備苗のせ台が備えられている。これにより、運転者がステップを通って乗降する際に、運転者の脚等が固定位置の人為操作具に当たる可能性が高いものとなっている。
本発明は、乗用型田植機において、機体の右及び左の横側部に備えられた予備苗のせ台を前後方向に移動自在に構成し、予備苗のせ台を所望の位置で固定可能な人為操作具を備えた場合、運転者の脚等が固定位置の人為操作具に当たるような状態を少なくすることを目的としている。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、乗用型田植機において次のように構成することにある。
機体の右及び左の横側部に支持フレームを備えて、予備苗のせ台を前記支持フレームに前後方向に沿って移動自在に支持し、
前記予備苗のせ台を所望の位置で固定可能な人為操作具を、前記予備苗のせ台における機体左右中央側で、且つ、前記支持フレームよりも機体左右中央側に備えて、
前記予備苗のせ台を所望の位置で固定する固定位置及び固定を解除する解除位置に、前記人為操作具を操作自在に構成し、前記解除位置に対して前記固定位置を機体横外側に位置させて、
前記固定位置の前記人為操作具の持ち手部を、前後方向視で、前記予備苗のせ台の機体左右中央側の横辺部を通る鉛直線から機体横外側に位置させ、
前記解除位置の前記人為操作具の前記持ち手部を、前後方向視で、前記予備苗のせ台の機体左右中央側の横辺部を通る鉛直線から機体左右中央側に位置させている。
(作用及び発明の効果)
本発明の第1特徴によると、機体の右及び左の横側部の支持フレームに予備苗のせ台を前後方向に沿って移動自在に支持し、予備苗のせ台を所望の位置で固定可能な人為操作具を予備苗のせ台における機体左右中央側で、且つ、支持フレームよりも機体左右中央側に備えた場合、解除位置に対して固定位置を機体横外側に位置させ、固定位置の人為操作具の持ち手部を、前後方向視で、予備苗のせ台の機体左右中央側の横辺部を通る鉛直線から機体横外側に位置させている。
これにより、固定位置の人為操作具が機体左右中央側にあまり突出しない状態を得ることができるので、例えば運転者が運転座席から立って移動した場合、運転者の脚等が固定位置の人為操作具に当たる可能性は小さくなるのであり、人為操作具が解除位置に操作される可能性が小さくなる。
本発明の第1特徴によると、人為操作具の解除位置が固定位置よりも機体左右中央側に位置する状態となるので、例えば運転者が運転座席から立って移動した場合に、運転者の脚等が解除位置の人為操作具に当たる可能性がある。
一般に予備苗のせ台を前後方向に移動させる必要が生じた場合、固定位置の人為操作具を解除位置に操作して、予備苗のせ台を所望の位置まで移動させた後、人為操作具を解除位置から固定位置に操作して予備苗のせ台を固定することになるので、人為操作具が固定位置に位置している時間は十分に長いものであり、人為操作具が解除位置に位置している時間は、予備苗のせ台を前後方向に移動させている間の短いものとなっている。
これにより、本発明の第1特徴によると、人為操作具の解除位置が固定位置よりも機体左右中央側に位置する状態となっても、人為操作具が解除位置に位置している時間は短いものであるので、例えば運転者が運転座席から立って移動した場合、運転者の脚等が解除位置の人為操作具に当たる可能性は小さくなる。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の乗用型田植機において次のように構成することにある。
前記人為操作具を前後方向軸芯周りに揺動自在に支持して前記前後方向軸芯から下方に延出し、
機体横外側の前記固定位置と機体左右中央側の前記解除位置とに亘って、前記人為操作具を揺動自在に構成している。
(作用及び発明の効果)
本発明の第2特徴によると、人為操作具が下方に延出される状態となって、上方に向けて突出するような状態とはならないので、例えば運転者が運転座席から立って移動した場合、運転者の脚等が固定及び解除位置の人為操作具に当たる可能性がさらに小さくなる。
[III]
(構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第1又は第2特徴の乗用型田植機において次のように構成することにある。
前記予備苗のせ台を横向きの作業姿勢と上下向きの格納姿勢とに、前記支持フレームの前後方向の横軸芯周りに姿勢変更自在に支持し、
前記予備苗のせ台を前記支持フレームに姿勢変更自在に支持する支点部材と、前記固定位置の前記人為操作具とが、前後方向視で重複するように、前記固定位置を設定している。
(作用及び発明の効果)
乗用型田植機では特許文献1に記載のように、予備苗のせ台を横向きの作業姿勢と上下向きの格納姿勢とに、支持フレームの前後方向の横軸芯周りに姿勢変更自在に支持しているものがある。
前述のように予備苗のせ台を姿勢変更自在に構成した場合に、本発明の第3特徴によると、予備苗のせ台を支持フレームに姿勢変更自在に支持する支点部材という既存の部材に対して、固定位置の人為操作具を前後方向視で重複するように配置することにより、例えば運転者が運転座席から立って移動した際に、運転者の脚等が固定位置の人為操作具の付近に位置しても、運転者の脚等が固定位置の人為操作具よりも先に支点部材に当たるような状態が得られるのであり、運転者の脚等が固定位置の人為操作具に当たる可能性がさらに小さくなる。
[IV]
(構成)
本発明の第4特徴は、本発明の第3特徴の乗用型田植機において次のように構成することにある。
前記支点部材の後側に前記人為操作具を配置している。
(作用及び発明の効果)
乗用型田植機では特許文献1に記載のように、機体の右及び左の横側部に予備苗のせ台を備えた場合、予備苗のせ台の後側の機体左右中央に運転座席を備えているものがある。
本発明の第4特徴によると、支点部材の後側に人為操作具を配置しているので、運転座席の運転者から見て人為操作具が支点部材に隠れることがなく、運転座席の運転者が人為操作具の状態を容易に目視確認することができる。
乗用型田植機の全体側面図である。 乗用型田植機の全体平面図である。 乗用型田植機の全体正面図である。 支持フレーム及び支持枠の付近の縦断側面図である。 支持フレーム及び支持枠の付近の横断平面図である。 前の支持フレーム及び支持枠の付近の縦断正面図である。 後の支持フレーム及び支持枠の付近の縦断正面図である。 後の支持フレーム及び支持枠、第1予備苗のせ台の付近の背面図である。 操作レバーの付近の縦断側面図である。 支持枠の全体斜視図である。 (a)操作レバーを固定位置に操作した状態での操作レバーの付近の縦断背面図である。(b)操作レバーを解除位置に操作した状態での操作レバーの付近の縦断背面図である。 (a)第1及び第2予備苗のせ台を作業姿勢に操作した状態での後の支点部材の付近の縦断背面図である。(b)第1及び第2予備苗のせ台を格納姿勢に操作した状態での後の支点部材の付近の縦断背面図である。
[1]
図1及び図2に示すように、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2を備えた機体の後部に、リンク機構3及びリンク機構3を昇降駆動する油圧シリンダ4が備えられており、リンク機構3の後部に苗植付装置5が支持されて、乗用型田植機が構成されている。
図1及び図2に示すように、苗植付装置5は、伝動ケース6、伝動ケース6の後部の右及び左側部に回転自在に支持された回転ケース7、回転ケース7の両端に備えられた一対の植付アーム8、接地フロート9及び苗のせ台10等を備えて構成されている。これにより、苗のせ台10が左右に往復横送り駆動されるのに伴って、回転ケース7が回転駆動され、苗のせ台10の下部から植付アーム8が交互に苗を取り出して田面に植え付ける。
図1及び図2に示すように、機体に備えられた運転部11において、後部の運転座席12、運転座席12の下方のフロア13、エンジン(図示せず)を覆うボンネット14、ボンネット14の上部に備えられた操縦ハンドル15、ボンネット14の右及び左の機体横外側でフロア13につながる右及び左のステップ16、ボンネット14の前部に備えられた畦越え用の操作アーム17等が備えられている。
図1及び図2に示すように、運転座席12の後側に繰り出し部18及びホッパー19が備えられ、左横側部にブロア20が備えられており、接地フロート9に備えられた作溝器21と繰り出し部18とに亘ってホース22が接続されて、施肥装置23が構成されている。これにより、ホッパー19に貯留された肥料が繰り出し部18により繰り出されて、ブロア20の風によりホース22から作溝器21に供給され、作溝器21により田面に形成された溝に供給される。
[2]
図1及び図2に示すように、機体の前部において右及び左のステップ16の機体横外側に第1及び第2予備苗のせ台31,32(予備苗のせ台に相当)が備えられている。
次に、第1及び第2予備苗のせ台31,32を支持する右及び左の支持フレーム25,26、右及び左の支持枠28について説明する。
図1,2,3に示すように、エンジンを支持する支持フレーム24に、支持フレーム25が連結されており、支持フレーム25がステップ16の下側を横外方に向けて延出されて、ステップ16の機体横外側から上方に延出されている。
支持フレーム24の後側の機体フレームに、支持フレーム26が連結されており、支持フレーム26がフロア13の下側を横外方に向けて延出されて、フロア13の機体横外側から上方に延出されている。支持フレーム25の上部と支持フレーム26の上部とに亘って、支持フレーム27が連結されている。
図4,5,10に示すように、支持フレーム25,26の上部に支持枠28が上下に揺動自在に支持されている。丸パイプを平面視でU字状に折り曲げたフレーム部材37が備えられ、断面コ字状(チャンネル状)のフレーム部材38が、フレーム部材37の前部37b及び後部37cに亘って連結されており、正面視において半円状で平板状の前及び後の支点部材39(図6及び図7参照)が、フレーム部材37の中間部37aとフレーム部材38とに亘って連結されて、支持枠28が構成されている。
図4,5,6,10に示すように、フレーム部材37の前部37bにブラケット33が前方斜め上方向きに連結されて、ブラケット33にローラー40が自由回転自在に支持されている。フレーム部材37の後部37cにブラケット34が後方向きに連結されて、ブラケット34にローラー41が自由回転自在に支持されている。支点部材39に支持ロッド35が上向きに連結されており、支持ロッド35の上部にローラー45が自由回転自在に支持されている。これによって、後述の[3]に記載のように、第1及び第2予備苗のせ台31,32がローラー40,41,45により前後方向に沿って移動自在に支持される。
図1,2,3に示すように、左の支持枠28において、フレーム部材38に連結されたフレーム部材52が機体横外側に延出されて上向きに延出されており、フレーム部材52に押え部材53が上下に姿勢変更自在に支持されている。
スクイ板(図示せず)を左の第1及び第2予備苗のせ台31,32に載せた場合、押え部材53を下方の姿勢に操作することにより、スクイ板を押え部材53によって押さえておくことができる。
図4,5,6,7に示すように、支点部材39に亘って支点軸36が連結されて、支点軸36が支持フレーム25,26の上部に回転自在に支持されており、支持枠28が支点軸36の前後方向の横軸芯P1周りに揺動自在に支持されている。
図5,6,7,10に示す状態は、フレーム部材37の中間部37aが支持フレーム25,26の上部に当たって、支持枠28が下方に揺動できない状態である(後述の[7]に記載の作業姿勢B1)。
図4,5,7,12(a)に示すように、棒材をコ字状に折り曲げて構成されたロック部材29が、支持フレーム26の上部の前後方向の横軸芯P2周りに揺動自在に支持されており、バネ30によりロック部材29が上方に付勢されて、ロック部材29の上部29aが支点部材39の外周部に接触している。
これにより、図7及び図12(a)に示す状態から支持枠28を上方に持ち上げて、支点部材39の外周部に形成された凹部39aがロック部材29の上部29aの位置に到達すると、図12(b)に示すように、ロック部材29の上部29aが支点部材39の凹部39aに自動的に入り込んで、支持枠28が上下向きの姿勢に保持される(後述の[7]に記載の格納姿勢B2)。
[3]
次に、第1及び第2予備苗のせ台31,32、並びに、第1及び第2予備苗のせ台31,32の支持枠28への取付構造について説明する。
図4,5,7に示すように、第1予備苗のせ台31は合成樹脂により一体的に構成されており、第2予備苗のせ台32も同様に合成樹脂により一体的に構成されている。第1予備苗のせ台31の前部に金属製の右及び左の連結部材56が連結され、第2予備苗のせ台32の後部に金属製の右及び左の連結部材55が連結されており、第1及び第2予備苗のせ台31,32が連結部材55,56を介して左右方向の横軸芯P3周りに揺動自在に接続されている。
図4及び図5に示すように、第1予備苗のせ台31において、右及び左の連結部材56に亘って支持軸44が連結されて、支持軸44に右及び左のローラー42が自由回転自在に支持されている。第1予備苗のせ台31の裏面において、連結部材56と第1予備苗のせ台31の後部とに亘って、側面視で断面コ字状の長い案内部材46が連結されている。
図4,5,6,7,8に示すように、第1予備苗のせ台31の裏面に形成されたレール部31aがローラー40,41に載せられて、第1予備苗のせ台31の裏面と案内部材46との間にローラー41が入り込んでいる(ローラー41の下側に案内部材46が位置している)。ローラー42がフレーム部材38に入り込んでおり、ローラー45が第1及び第2予備苗のせ台31,32の機体左右中央側の横辺部31bに上側から接触している。
以上の構造により、図4,5,6,7に示すように、主にローラー40,41により、第1及び第2予備苗のせ台31,32の重量が支持されており、第1及び第2予備苗のせ台31,32が前後方向に移動自在に支持されている。主にローラー42,45及び案内部材46により、第1及び第2予備苗のせ台31,32の浮き上がり及び横ズレが防止されている。
図4及び図5に示すように、第1及び第2予備苗のせ台31,32を前方に移動させた場合、案内部材46の後側の端部にローラー41が当たる位置が、第1及び第2予備苗のせ台31,32の前方限界位置である。第1及び第2予備苗のせ台31,32を後方に移動させた場合、案内部材46の前側の端部にローラー41が当たる位置が、第1及び第2予備苗のせ台31,32の後方限界位置である。
[4]
次に、第1及び第2予備苗のせ台31,32を前後方向に移動させた場合の保持構造について説明する。
図5,8,9,10に示すように、右及び左の支持枠28においてフレーム部材37の中間部37aと後部37cとの角部(後の支点部材39の後側(運転座席12側))に、ブラケット49が後方に向いて連結されている。
図5,8,9,10に示すように、ブラケット49の左右方向の横軸芯P5周りに、操作アーム50が上下に揺動自在に支持されて前方に向けて延出されており、操作アーム50の前部にローラー50aが自由回転自在に支持されている。操作アーム50から下方に延出されたアーム部50bとフレーム部材37とに亘ってバネ51が接続されており、バネ51により操作アーム50が上方に付勢されている。
図4及び図9に示すように、第1予備苗のせ台31の裏面において、前項[3]に記載の前方及び後方限界位置の間で、下向きの複数の凹部31cが長手方向に沿って所定間隔を置いて形成されている。
前項[3]に記載のように、第1及び第2予備苗のせ台31,32を前後方向に移動させると、操作アーム50のローラー50aが第1予備苗のせ台31の凹部31cに入り込むことにより、第1及び第2予備苗のせ台31,32が前方及び後方限界位置の間の複数個所の各々に保持される。
[5]
次に、前項[4]に記載のように、操作アーム50のローラー50aにより、第1及び第2予備苗のせ台31,32が保持された状態において、第1及び第2予備苗のせ台31,32の固定構造について説明する。
図5,8,9,10に示すように、右及び左の支持枠28において、フレーム部材37の中間部37aと後部37cとの角部(後の支点部材39の後側(運転座席12側))に、ブラケット43が機体左右中央側(ステップ16側)に向いて連結されている。
図5,8,9,10に示すように、操作レバー47(人為操作具に相当)が備えられ、操作レバー47に連結された支持軸47aが、ブラケット43の前後方向軸芯P4周りに揺動自在に支持されており、操作レバー47がブラケット43の後側(運転座席12側)に配置されている(人為操作具を予備苗のせ台における機体左右中央側に備えた状態に相当)。操作レバー47の持ち手部47bが支持軸47aの下方に位置するように、操作レバー47が前後方向軸芯P4から下方に延出されており、操作レバー47の上部が機体横外側に向けて折り曲げられて係合部47cが形成されている。
図8,9,11(a)に示すように、ブラケット43の上部及び下部にピン43a,43bが連結されており、操作レバー47に連結されたピン47dとブラケット43のピン43aとに亘って、バネ48が接続されている。
図11(b)に示すように、バネ48によるトグル作用(不安定切換作用)とブラケット43のピン43aとの接当によって、操作レバー47が解除位置A2に保持される。
図11(a)に示すように、バネ48によるトグル作用(不安定切換作用)と後述する第1予備苗のせ台31の凹部31d(又はブラケット43のピン43b)との接当によって、操作レバー47が固定位置A1に保持される。
図4及び図9に示すように、第1予備苗のせ台31の凹部31cの各々に対応して、同数の凹部31dが第1予備苗のせ台31の横辺部31bに下向きに形成されている。
後述する[6]に記載のように、操作レバー47を固定位置A1に操作することによって、操作レバー47の係合部47cを第1予備苗のせ台31の凹部31dに入り込ませることで、第1及び第2予備苗のせ台31,32を固定する。
[6]
次に、前項[4][5]の記載に基づいて、第1及び第2予備苗のせ台31,32を前後方向に移動させる状態について説明する。
図11(b)に示すように、操作レバー47を解除位置A2に保持して、操作レバー47の係合部47cを第1予備苗のせ台31の凹部31dから抜いておくことによって、第1及び第2予備苗のせ台31,32を前後方向に移動させることができるのであり、操作アーム50のローラー50aが第1予備苗のせ台31の凹部31cに入り込む位置において、第1及び第2予備苗のせ台31,32が保持される。
前述のように、操作アーム50のローラー50aが第1予備苗のせ台31の凹部31cに入り込む位置に第1及び第2予備苗のせ台31,32が保持された状態において、図11(a)に示すように、操作レバー47を解除位置A2から固定位置A1に操作すると、操作レバー47の係合部47cが、操作レバー47の折り曲げ部分側から第1予備苗のせ台31の凹部31dに、機体横外側(第1予備苗のせ台31側)から機体左右中央側(ステップ16側)に向って入り込むのであり、これによって第1及び第2予備苗のせ台31,32が固定される。
図8及び図11(a)に示すように、前後方向軸芯P4を通る仮想の鉛直線に対して、固定位置A1が機体横外側(第1予備苗のせ台31側)(図8の紙面左側)に位置しており、正面視(背面視)において、固定位置A1の操作レバー47が、支点部材39に重複して支点部材39から機体左右中央側(ステップ16側)(図8の紙面右側)に突出しない状態となっている。
図8及び図11(b)に示すように、解除位置A2が機体左右中央側(ステップ16側)に位置しており、正面視(背面視)において、解除位置A2の操作レバー47の持ち手部47bが、支点部材39から機体左右中央側(ステップ16側)に突出する状態となっている(解除位置A2に対して固定位置A1が機体横外側に位置している状態に相当)。
この場合、図1及び図2に示すように、操作レバー47及びブラケット43が支点部材39に対して後側(運転座席12側)に配置されていることにより、運転座席12から固定位置A1及び解除位置A2の操作レバー47を容易に目視することができる。
操作レバー47を固定位置A1に操作しても解除位置A2に操作して、操作レバー47が第1予備苗のせ台31(横辺部31b)から上方に突出しない。
[7]
次に、第1及び第2予備苗のせ台31,32を作業姿勢B1及び格納姿勢B2に操作する状態について説明する。
図1,2及び図3の実線に示す状態は、フレーム部材37の中間部37aが支持フレーム25,26の上部に当たって、支持枠28が下方に揺動できない状態であり(前項[2]参照)、第1及び第2予備苗のせ台31,32(支持枠28)の横向きの作業姿勢B1の状態である。第1及び第2予備苗のせ台31,32(支持枠28)の作業姿勢B1において、第1及び第2予備苗のせ台31,32に苗を載せるのであり、前項[6]に記載のように、第1及び第2予備苗のせ台31,32を前後方向に移動させる。
図4に示すように、第1及び第2予備苗のせ台31,32を前方限界位置に移動させると、第2予備苗のせ台32がローラー45から前方に外れるので、操作レバー47を固定位置A1に操作した状態において、第2予備苗のせ台32を横軸芯P3周りに上方に持ち上げて反転させて、第1予備苗のせ台31に載せる(重ねる)。
図1に示すように、支持枠28において機体横外側のローラー41の支点軸にゴム製のバンド部材54が取り付けられているので、前述のように第2予備苗のせ台32を第1予備苗のせ台31に重ねた状態において、バンド部材54を第2予備苗のせ台32に取り付けて、第1及び第2予備苗のせ台31,32を重ねた状態で固定する。
次に図3の二点鎖線及び図12(b)に示すように、第1及び第2予備苗のせ台31,32(支持枠28)を上方に持ち上げるのであり、支点部材39の外周部に形成された凹部39aがロック部材29の上部29aの位置に到達すると、ロック部材29の上部が支点部材39の凹部39aに自動的に入り込んで、第1及び第2予備苗のせ台31,32(支持枠28)が上下向きの格納姿勢B2に保持される。
この場合、図3の実線及び図8に示すように、第1及び第2予備苗のせ台31,32(支持枠28)の作業姿勢B1において、固定位置A1(解除位置A2)の操作レバー47が下方に延出されるのであり、第1及び第2予備苗のせ台31,32(支持枠28)の格納姿勢B2において、固定位置A1(解除位置A2)の操作レバー47が機体横外側に延出される状態となる。
[発明の実施の別形態]
前述の[発明を実施するための形態]において、以下に示すように構成してもよい。
(1)
操作レバー47を下方ではなく上方に延出されるように構成し、機体横外側の固定位置A1及び機体左右中央側の解除位置A2に揺動自在に構成する。
(2)
操作レバー47を揺動自在に構成するのではなく左右方向に直線的に移動自在(スライド自在)に構成して、機体横外側の固定位置A1及び機体左右中央側の解除位置A2に操作自在(スライド自在)に構成する。
(3)
第2予備苗のせ台32を横軸芯P3周りに上方に持ち上げて反転させて、第1予備苗のせ台31に載せる構成を備えずに、反転不可の1つの予備苗のせ台を前後方向に移動自在に支持するように構成する。
(4)
固定位置A1及び解除位置A2の両方において、正面視(背面視)で、操作レバー47が支点部材39に重複して支点部材39から機体左右中央側(ステップ16側)に突出しないように構成する。
本発明は、予備苗のせ台を前後方向に移動自在に支持した乗用型田植機に適用できるものであり、機体の前部の横外側ではなく機体の中央部(運転座席)の横外側に予備苗のせ台を配置した乗用型田植機や、運転座席の下側にエンジンを配置した乗用型田植機にも適用できる。
25,26,27 支持フレーム
31,32 予備苗のせ台
31b 横辺部
39 支点部材
47 人為操作具
47b 持ち手部
A1 固定位置
A2 解除位置
B1 作業姿勢
B2 格納姿勢
P4 前後方向軸芯

Claims (4)

  1. 機体の右及び左の横側部に支持フレームを備えて、予備苗のせ台を前記支持フレームに前後方向に沿って移動自在に支持し、
    前記予備苗のせ台を所望の位置で固定可能な人為操作具を、前記予備苗のせ台における機体左右中央側で、且つ、前記支持フレームよりも機体左右中央側に備えて、
    前記予備苗のせ台を所望の位置で固定する固定位置及び固定を解除する解除位置に、前記人為操作具を操作自在に構成し、前記解除位置に対して前記固定位置を機体横外側に位置させて、
    前記固定位置の前記人為操作具の持ち手部を、前後方向視で、前記予備苗のせ台の機体左右中央側の横辺部を通る鉛直線から機体横外側に位置させ、
    前記解除位置の前記人為操作具の前記持ち手部を、前後方向視で、前記予備苗のせ台の機体左右中央側の横辺部を通る鉛直線から機体左右中央側に位置させている乗用型田植機。
  2. 前記人為操作具を前後方向軸芯周りに揺動自在に支持して前記前後方向軸芯から下方に延出し、
    機体横外側の前記固定位置と機体左右中央側の前記解除位置とに亘って、前記人為操作具を揺動自在に構成している請求項1に記載の乗用型田植機。
  3. 前記予備苗のせ台を横向きの作業姿勢と上下向きの格納姿勢とに、前記支持フレームの前後方向の横軸芯周りに姿勢変更自在に支持し、
    前記予備苗のせ台を前記支持フレームに姿勢変更自在に支持する支点部材と、前記固定位置の前記人為操作具とが、前後方向視で重複するように、前記固定位置を設定している請求項1又は2に記載の乗用型田植機。
  4. 前記支点部材の後側に前記人為操作具を配置している請求項3に記載の乗用型田植機。
JP2014085522A 2014-04-17 2014-04-17 乗用型田植機 Active JP6415843B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014085522A JP6415843B2 (ja) 2014-04-17 2014-04-17 乗用型田植機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014085522A JP6415843B2 (ja) 2014-04-17 2014-04-17 乗用型田植機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015204757A JP2015204757A (ja) 2015-11-19
JP6415843B2 true JP6415843B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=54602202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014085522A Active JP6415843B2 (ja) 2014-04-17 2014-04-17 乗用型田植機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6415843B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0697894B2 (ja) * 1986-10-14 1994-12-07 三菱農機株式会社 苗植機における補助苗台
JP2000135007A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Kubota Corp 乗用作業機
JP3327872B2 (ja) * 1999-08-04 2002-09-24 株式会社クボタ 乗用型水田走行作業機
JP5330699B2 (ja) * 2008-01-29 2013-10-30 株式会社クボタ 乗用型田植機
JP5297105B2 (ja) * 2008-07-04 2013-09-25 株式会社クボタ 乗用型田植機
JP5497581B2 (ja) * 2010-08-30 2014-05-21 三菱農機株式会社 移植機
JP2012075346A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd 移植機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015204757A (ja) 2015-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5297105B2 (ja) 乗用型田植機
KR101472066B1 (ko) 트랙터용 써레
JP4968879B2 (ja) 田植機の予備苗台構造
JP6415843B2 (ja) 乗用型田植機
JP6614899B2 (ja) 田植機
JP5919231B2 (ja) マルチフィルム敷設機のフィルム覆土機構
JP2007151557A (ja) 移植機
JP2014150749A (ja) 乗用型田植機
JP6006280B2 (ja) 乗用型田植機
JP2007000083A5 (ja)
JP2013201945A (ja) 移植機
JP5297106B2 (ja) 乗用型田植機
JP2014207922A5 (ja)
JP5422072B2 (ja) 乗用型田植機
JP6486301B2 (ja) 乗用型田植機
JP6261403B2 (ja) 水田作業機
JP4919203B2 (ja) 移植機
JP5651762B2 (ja) 乗用型田植機
JPS6124020Y2 (ja)
JP5731287B2 (ja) 乗用型田植機
JP2011019487A (ja) 移植機
JP2012254025A (ja) 田植機
JP6132794B2 (ja) 水田作業機
JP2007261579A (ja) 水田作業機
JP5513557B2 (ja) クローラ走行装置のクローラ張力調整装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170314

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171107

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20171206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6415843

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150