JP5297106B2 - 乗用型田植機 - Google Patents

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Description

本発明は、乗用型田植機における予備苗のせ台の構造に関する。
乗用型田植機においては、特許文献1に開示されているように、機体に固定された支持フレーム (特許文献1の図1及び図5の25)に、予備苗のせ台 (特許文献1の図1及び図5の27)を上下方向に所定間隔を置いて取り付けているものが多くある。
特許文献1では、最上位置の予備苗のせ台 (特許文献1の図1及び図5の27(u))及び最下位置の予備苗のせ台 (特許文献1の図1及び図5の27(d))を、支持フレームから取り外し、中間位置の予備苗のせ台(特許文献1の図1及び図5の27(m))の前部及び後部に取り付けて、予備苗のせ台を一列状に配置することができる (特許文献1の図3及び図4参照)。
このように予備苗のせ台を一列状に配置することにより、畦から苗のせ台 (特許文献1の図3及び図4の15)に苗を供給する場合、畦から苗を前部の予備苗のせ台に供給し、予備苗のせ台に載せた状態で後方に移動させ、後部の予備苗のせ台から苗のせ台に供給することができる。苗のせ台への苗の供給が終了すると、予備苗のせ台の各々に苗を載置する。
特開2007−282548号公報
予備苗のせ台を一列状に配置した状態では、予備苗のせ台が機体から前方に突出して、畦際での旋回等が行い難くなるので、乗用型田植機では一般に、予備苗のせ台を上下方向に所定間隔を置いて配置した状態(特許文献1の図1及び図2参照)で、苗の植付作業を行う。
特許文献1では、予備苗のせ台を上下方向に所定間隔を置いて配置した状態、及び、予備苗のせ台を一列状に配置した状態を得る場合、予備苗のせ台を支持フレームに取り付けたり取り外したり、中間位置の予備苗のせ台の前部及び後部に取り付けたり取り外したりする作業を行う必要があるので、操作性と言う面で改善の余地がある。
本発明は乗用型田植機において、予備苗のせ台を上下方向に所定間隔を置いて配置した状態、及び、予備苗のせ台を一列状に配置した状態を容易に得ることができるように構成することを目的としている。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、乗用型田植機において次のように構成することにある。
機体に支持された支持フレームに、リンク部材を左右方向の横軸芯周りに揺動自在に備え、リンク部材に複数の予備苗のせ台を支持する。
予備苗のせ台を上下方向に所定間隔を置いて配置した第1状態を設定する。
第1状態の最上位置の予備苗のせ台が最前位置又は最後位置に位置し、第1状態の最上位置の一つ下側の予備苗のせ台が最前位置の一つ後側又は最後位置の一つ前側に位置すると言うように、最上位置の予備苗のせ台から順番に最前位置から後側に又は最後位置から前側に位置させて、予備苗のせ台を一列状に配置した第2状態を設定する。
リンク部材を揺動操作することにより、予備苗のせ台を第1及び第2状態に操作自在に構成する。
予備苗のせ台に載置される苗の長手方向の長さよりも、予備苗のせ台の長手方向の長さを長いものに設定して、予備苗のせ台に苗を載置した状態で、リンク部材を揺動操作することにより、予備苗のせ台を第1及び第2状態に操作自在に構成する。
(作用)
[I]−1
本発明の第1特徴によると、左右方向の横軸芯周りに揺動自在なリンク部材に複数の予備苗のせ台を支持しており、リンク部材を揺動操作することにより、予備苗のせ台をリンク部材に取り付けたり取り外したりしなくても、予備苗のせ台を上下方向に所定間隔を置いて配置した第1状態、及び、予備苗のせ台を一列状に配置した第2状態を得ることができる。
これにより、第1状態及び第2状態を得る場合、特許文献1のように、予備苗のせ台を支持フレームに取り付けたり取り外したりする作業を行う必要がない。
[I]−2
本発明の第1特徴のように、左右方向の横軸芯周りに揺動自在なリンク部材に複数の予備苗のせ台を支持した状態で、リンク部材を揺動操作すると、予備苗のせ台がリンク部材の揺動操作に伴って円弧軌跡を描きながら第1状態から第2状態、第2状態から第1状態に操作されることになる。これにより、隣接する予備苗のせ台において、一方の予備苗のせ台の端部の軌跡と、他方の予備苗のせ台の端部の軌跡とが互いに接近する箇所が生じてくる。
この場合に、予備苗のせ台に苗を載置した状態(予備苗のせ台から上方に苗が出た状態 (延びた状態))で、予備苗のせ台を第1及び第2状態に操作すると、予備苗のせ台の端部の軌跡が互いに接近する箇所において、一方の予備苗のせ台の端部に位置する苗の上部に、他方の予備苗のせ台の端部が接触する可能性があり、一方の予備苗のせ台の端部に位置する苗が傷められる可能性がある。
本発明の第1特徴によると、予備苗のせ台に載置される苗の長手方向の長さよりも、予備苗のせ台の長手方向の長さを長いものに設定している(予備苗のせ台の長手方向の長さよりも、予備苗のせ台に載置される苗の長手方向の長さを短いものに設定している)。
これにより、予備苗のせ台に苗を載置する場合、予備苗のせ台の端部から内方側 (予備苗のせ台の前後方向中央側)に、苗の端部を位置させることができるのであり、予備苗のせ台の端部の軌跡が互いに接近する箇所において、一方の予備苗のせ台の端部に位置する苗の上部に、他方の予備苗のせ台の端部が接触する可能性を小さくすることができる。
(発明の効果)
本発明の第1特徴によると、乗用型田植機において、予備苗のせ台をリンク部材に取り付けたり取り外したりしなくても、予備苗のせ台を上下方向に所定間隔を置いて配置した第1状態、及び、予備苗のせ台を一列状に配置した第2状態を容易に得ることができるようになって、乗用型田植機の操作性を向上させることができた。
本発明の第1特徴によると、予備苗のせ台を第1及び第2状態に操作する際に、一方の予備苗のせ台の端部に位置する苗の上部に、他方の予備苗のせ台の端部が接触する可能性を小さくすることができ、予備苗のせ台に載置された苗が傷められる状態を少なくすることができて、苗が傷められることによる苗の生育不良を少なくすることができた。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の乗用型田植機において次のように構成することにある。
苗に接当することにより予備苗のせ台に載置される苗の位置を決める位置決め部材を予備苗のせ台に備えて、位置決め部材により予備苗のせ台に載置される苗の位置を決めた状態で、リンク部材を揺動操作することにより、予備苗のせ台を第1及び第2状態に操作自在に構成する。
本発明の第3特徴は、本発明の第1特徴の乗用型田植機において次のように構成することにある。
予備苗のせ台に載置すべき苗の位置を表示する表示部を予備苗のせ台に備えて、表示部に基づいて予備苗のせ台に苗を載置した状態で、リンク部材を揺動操作することにより、予備苗のせ台を第1及び第2状態に操作自在に構成する。
(作用)
本発明の第2特徴(第3特徴)によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
前項[I]−2に記載のように、予備苗のせ台に苗を載置する際に、予備苗のせ台の端部から内方側 (予備苗のせ台の前後方向中央側)に苗の端部を位置させる場合、位置決め部材(表示部)に従って、予備苗のせ台の適切な位置(一方の予備苗のせ台の端部に位置する苗の上部に、他方の予備苗のせ台の端部が接触する可能性が小さくなる位置)に、苗を迷うことなく位置させることができる。
(発明の効果)
本発明の第2特徴(第3特徴)によると、本発明の第1特徴と同様に、前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴(第3特徴)によると、位置決め部材(表示部)に従って、予備苗のせ台の適切な位置に苗を迷うことなく位置させることができるようになって、乗用型田植機の操作性を向上させることができた。
[III]
(構成)
本発明の第4特徴は、本発明の第1〜第3特徴の乗用型田植機のうちのいずれか一つにおいて次のように構成することにある。
予備苗のせ台を第1及び第2状態に操作する為の移動操作部を、第1状態の最上位置の予備苗のせ台又は第1状態の最下位置の予備苗のせ台に備える。
(作用)
本発明の第4特徴によると、本発明の第1〜第3特徴のうちのいずれか一つと同様に前項[I][II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
前項[I]−1に記載のように、リンク部材を揺動操作することにより、予備苗のせ台を第1及び第2状態に操作する場合、作業者が手で持つ移動操作部(例えばハンドルや取っ手等)を備える必要があり、作業者が移動操作部を手で持ちながら予備苗のせ台を第1及び第2状態に操作するように構成する必要がある。
本発明の第4特徴によると、移動操作部を第1状態の最上位置の予備苗のせ台又は第1状態の最下位置の予備苗のせ台に備えているので、第1状態の中間位置の予備苗のせ台に移動操作部を備える場合に比べて、第1状態において乗用型田植機の作業者や畦の作業者が手を延ばして容易に移動操作部を持つことができる。
本発明の第4特徴のように、移動操作部を第1状態の最上位置の予備苗のせ台又は第1状態の最下位置の予備苗のせ台に備えると、予備苗のせ台を第2状態に操作した場合、第2状態の最前位置の予備苗のせ台又は第2状態の最後位置の予備苗のせ台に移動操作部が備えられることになる。これにより、第2状態において乗用型田植機の作業者や畦の作業者が手を延ばして容易に移動操作部を持つことができる。
(発明の効果)
本発明の第4特徴によると、本発明の第1〜第3特徴のうちのいずれか一つと同様に前項[I][II]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第4特徴によると、予備苗のせ台を第1及び第2状態に操作する為の移動操作部を備える場合、乗用型田植機の作業者や畦の作業者が手を延ばして容易に移動操作部を持つことができるようになり、乗用型田植機の操作性を向上させることができた。
[IV]
(構成)
本発明の第5特徴は、本発明の第4特徴の乗用型田植機において次のように構成することにある。
予備苗のせ台を第1及び第2状態に保持する保持状態及び解除状態に操作自在な保持操作部を、移動操作部が備えられた予備苗のせ台に備える。
(作用)
本発明の第5特徴によると、本発明の第4特徴と同様に前項[I][II][III]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
前項[I]−1に記載のように、リンク部材を揺動操作することにより、予備苗のせ台を第1及び第2状態に操作する場合、予備苗のせ台を第1及び第2状態に保持する保持状態及び解除状態に操作自在な保持操作部を備える必要がある。
本発明の第5特徴によると、保持操作部を移動操作部が備えられた予備苗のせ台に備えているので、前項[III]に記載のように、作業者が移動操作部を手で持ちながら予備苗のせ台を第1及び第2状態に操作する際、移動操作部を持った手で保持操作部を操作することができるのであり、例えば移動操作部を右手で持ちながら左手で保持操作部を操作すると言うようなことを行う必要がない。
(発明の効果)
本発明の第5特徴によると、本発明の第4特徴と同様に、前項[I][II][III]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第5特徴によると、予備苗のせ台を第1及び第2状態に保持する為の保持操作部を備える場合、移動操作部を持った手で保持操作部を操作することができるようになって、乗用型田植機の操作性を向上させることができた。
[V]
(構成)
本発明の第6特徴は、本発明の第5特徴の乗用型田植機において次のように構成することにある。
予備苗のせ台とリンク部材との間の位置関係を固定状態とすることにより、予備苗のせ台を第1及び第2状態に保持するように、保持操作部を構成する。
(作用)
本発明の第6特徴によると、本発明の第5特徴と同様に前項[I]〜[IV]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
予備苗のせ台はリンク部材に支持されているので、予備苗のせ台とリンク部材とは互いに接近した状態となっている。
これにより、前項[IV]に記載のように、予備苗のせ台を第1及び第2状態に保持する場合、本発明の第6特徴のように、互いに接近した予備苗のせ台とリンク部材との間の位置関係を固定状態とするように保持操作部を構成することによって、保持操作部をコンパクトに構成することが可能になる。
(発明の効果)
本発明の第6特徴によると、本発明の第5特徴と同様に前項[I]〜[IV]に記載の「発明の効果」を備えておりこれに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第6特徴によると、予備苗のせ台を第1及び第2状態に保持する為の保持操作部をコンパクトに構成することが可能になって、乗用型田植機における構造の簡素化の面で有利なものとなった。
[VI]
(構成)
本発明の第7特徴は、本発明の第5又は第6特徴の乗用型田植機において次のように構成することにある。
保持操作部により予備苗のせ台が第1及び第2状態に保持されていないことを表示する不保持表示部を備える。
(作用)
本発明の第7特徴によると、本発明の第5又は第6特徴と同様に前項[I]〜[V]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
前項[IV][V]に記載のように、予備苗のせ台を第1及び第2状態に保持する保持操作部を備えた場合、作業者が予備苗のせ台を第1状態(第2状態)に完全に操作する前に、保持操作部を操作して、予備苗のせ台を第1状態(第2状態)に保持しようとしてしまうことが考えられる。このような状態になると、保持操作部により予備苗のせ台を第1状態(第2状態)に保持できない状態になる。
本発明の第7特徴によると、作業者が前述のような誤った操作(予備苗のせ台を第1状態(第2状態)に完全に操作する前に保持操作部を操作して、予備苗のせ台を第1状態(第2状態)に保持しようとする操作)を行っても、保持操作部により予備苗のせ台が第1及び第2状態に保持されていないことが、不保持表示部によって表示される。
これにより、作業者は不保持表示部を目視することにより、前述のような誤った操作を行ったことを認識することができるのであり、作業者は操作のやり直しを行うことができる(再び予備苗のせ台を第1状態(第2状態)に完全に操作し、この後に保持操作部を操作して、予備苗のせ台を第1状態(第2状態)に保持する)。
(発明の効果)
本発明の第7特徴によると、本発明の第5又は第6特徴と同様に前項[I]〜[V]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第7特徴によると、作業者は不保持表示部を目視することにより、誤った操作を行ったことを認識することができるので、誤った操作の状態で放置してしまうことによる不具合を防止することができる。
[VII]
(構成)
本発明の第8特徴は、本発明の第1〜第7特徴の乗用型田植機のうちのいずれか一つにおいて次のように構成することにある。
予備苗のせ台に載置される苗に接当することにより、予備苗のせ台から苗が前後方向に移動するのを止める阻止部材を備える。阻止部材を予備苗のせ台に載置される苗に接当する作用姿勢及び予備苗のせ台に載置される苗から離れる退避姿勢に姿勢変更自在に構成する。予備苗のせ台が第1状態に操作されると、阻止部材を作用姿勢に操作し、予備苗のせ台が第2状態に操作されると、止部材を退避姿勢に操作する操作機構を備える。
(作用)
本発明の第8特徴によると、本発明の第1〜第7特徴のうちのいずれか一つと同様に前項[I]〜[VI]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
前項[I]に記載のように、予備苗のせ台を第1状態に操作した状態で、予備苗のせ台に苗を載置した場合、予備苗のせ台から苗が前後方向に落ちないように構成する必要がある。
本発明の第8特徴によれば、予備苗のせ台に載置される苗に接当することにより、予備苗のせ台から苗が前後方向に移動するのを止める阻止部材を備えており、予備苗のせ台を第1状態に操作すると、阻止部材が自動的に作用姿勢に操作される。これにより、例えば図1に示すように、予備苗のせ台を第1状態に操作した状態で、予備苗のせ台に苗を載置した場合、苗が移動しようとしても阻止部材に接当するので、予備苗のせ台から苗が前後方向に落ちるようなことはない。
本発明の第8特徴によれば、予備苗のせ台を第2状態に操作すると、阻止部材が自動的に退避姿勢に操作される。これにより、例えば図3に示すように、畦から苗のせ台に苗を供給する場合、畦の作業者が予備苗のせ台に苗を供給し、苗を予備苗のせ台に載せた状態で後方に移動させて、苗のせ台に供給する際に、予備苗のせ台での苗の移動に対して阻止部材が邪魔になるようなことがない。
(発明の効果)
本発明の第8特徴によると、本発明の第1〜第7特徴のうちのいずれか一つと同様に前項[I]〜[VI]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第8特徴によると、予備苗のせ台に阻止部材を備える場合、予備苗のせ台を第1及び第2状態に操作することにより、阻止部材が自動的に作用及び退避姿勢に操作されるように構成することにより、予備苗のせ台を第1及び第2状態に操作した状態での作業を適切に行うことができるようになって、乗用型田植機の作業性を向上させることができた。
[VIII]
(構成)
本発明の第9特徴は、本発明の第1〜第8特徴の乗用型田植機のうちのいずれか一つにおいて次のように構成することにある。
リンク部材の前後方向の横軸芯周りに、予備苗のせ台を上向きに姿勢変更自在に構成する。
(作用)
本発明の第9特徴によると、本発明の第1〜第8特徴のうちのいずれか一つと同様に前項[I]〜[VII]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第9特徴によると、例えば乗用型田植機をトラックの荷台に載せて移動する場合や倉庫に保管する場合等において、予備苗のせ台を上向きに姿勢変更することにより、予備苗のせ台が邪魔になるようなことがない。
(発明の効果)
本発明の第9特徴によると、本発明の第1〜第8特徴のうちのいずれか一つと同様に前項[I]〜[VII]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第9特徴によると、乗用型田植機をトラックの荷台に載せて移動する場合や倉庫に保管する場合等において、予備苗のせ台が邪魔にならないようにすることができて、乗用型田植機の作業性を向上させることができた。
[1]
図1に示すように、前輪1及び後輪2で支持された機体の後部に、リンク機構3を介して6条植型式の苗植付装置5が昇降自在に支持され、リンク機構3を昇降駆動する油圧シリンダ4が備えられて、乗用型田植機が構成されている。
図1及び図2に示すように、機体の前部にエンジン17を収容するボンネット18が備えられており、運転座席11とボンネット18との間にフロア19が備えられ、ボンネット18の右及び左横側とフロア19とに亘って、ステップ20が備えられている。フロア19及びステップ20の右及び左横側に、補助ステップ21が備えられており、補助ステップ21は平面視において(図2参照)、前側ほど幅の狭くなる先細り状に構成されている。
次に、苗植付装置5について説明する。
図1及び図2に示すように、苗植付装置5は、4個の伝動ケース6、伝動ケース6の後部に回転駆動自在に支持された一対の回転ケース7、回転ケース7の両端に備えられた一対の植付アーム8、複数のフロート9、8個の苗のせ面を備えて左右方向に往復横送り駆動される苗のせ台10等を備えて構成されている。
図1及び図2に示すように、運転座席11の後側に、肥料を貯留するホッパー12及び2つの植付条に対応した4個の繰り出し部13が備えられており、運転座席11の下側にブロア14が備えられている。フロート9に8個の作溝器15が固定されて、繰り出し部13と作溝器15とに亘って8本のホース16が接続されている。
これにより、図1及び図2に示すように、苗のせ台10が左右に往復横送り駆動されるのに伴って、回転ケース7が回転駆動され、苗のせ台10の下部から植付アーム8が交互に苗Aを取り出して田面に植え付ける。ホッパー12から肥料が所定量ずつ繰り出し部13によって繰り出されると、ブロア14の送風により肥料がホース16を通って作溝器15に供給されるのであり、作溝器15を介して肥料が田面に供給される。
[2]
次に、予備苗のせ台51,52,53,54の支持構造について説明する。
図1,2,5に示すように、機体の横側部の下部に固定された前支持フレーム22(支持フレームに相当)が、補助ステップ21の前端部付近の横外側から上方に延出され、機体の横側部の下部に固定された後支持フレーム23(支持フレームに相当)が、補助ステップ21の中間部付近の横外側から上方に延出されており、前及び後支持フレーム22,23の上部に亘って支持フレーム24が固定されている。
図6及び図7に示すように、支持フレーム24の上端部の前部の左右方向の横軸芯P34周りに、リンク部材33の上部が揺動自在に支持されており、支持フレーム24の上端部の後部の左右方向の横軸芯P24周りに、リンク部材32の下部が揺動自在に支持されている。支持フレーム24において、横軸芯P24の位置よりも横軸芯P34の位置が少し高いものに設定されており、横軸芯P24,P34の近傍に接当部24a,24bが固定されている。
図6及び図7に示すように、リンク部材31が備えられており、リンク部材31,32の上部に亘って、支持部材41がリンク部材31,32の左右方向の横軸芯P11,P21周りに、揺動自在に接続されている。
リンク部材31の下部、リンク部材32の中間部及びリンク部材33の上部に亘って、支持部材42がリンク部材31,32,33の左右方向の横軸芯P12,P22,P31周りに、揺動自在に接続されている。
図7に示すように、リンク部材34が備えられており、リンク部材32の下部、リンク部材33の中間部、及びリンク部材34の上部に亘って、支持部材43がリンク部材32,33,34の左右方向の横軸芯P23,P32,P41周りに揺動自在に接続されている。リンク部材33,34の下部に亘って、支持部材44がリンク部材33,34の左右方向の横軸芯P33,P42周りに、揺動自在に接続されている。
以上のように、リンク部材31〜34及び支持部材41〜44により、パンタグラフが複数つながるような四連リンク機構が構成されており、図6及び図7に示すように、支持部材41〜44の各々に予備苗のせ台51〜54が横外方(図5の紙面右方及び図6の紙面下方)に向けて支持されている。
[3]
次に支持部材41〜44への予備苗のせ台51〜54の取付構造について説明する。
図6,7,14に示すように、支持部材41〜44の前部及び後部に、コ字状のブラケット25が固定され、予備苗のせ台51〜54の前部に2個の受け部26が一体的に形成され、予備苗のせ台51〜54の後部に2個の受け部26が一体的に形成されている。予備苗のせ台51〜54の前部の受け部26の上部が、支持部材41〜44の前部のブラケット25の前後方向の横軸芯P1周りに揺動自在に支持されている。
図13及び図14に示すように、支持部材41〜44の後部のブラケット25の上部及び下部に開口部25a,25bが形成されており、開口部25aは横軸芯P1の延長線に位置している。予備苗のせ台51〜54の後部の受け部26の上部及び下部に、開口部26a,26bが形成されている。
図6及び図13に示すように、丸棒をJ字状に折り曲げて構成された固定部材27が備えられて、固定部材27が支持部材41〜44の後部のブラケット25の開口部25a、予備苗のせ台51〜54の後部の受け部26の開口部26aに亘って貫通しており、固定部材27が横軸芯P1の延長線に位置している。これにより、図5に示すように、支持部材41〜44の前部及び後部のブラケット25の横軸芯P1周りに、予備苗のせ台51〜54が揺動自在に支持される。
図5,13,14に示す状態は、予備苗のせ台51〜54を横向きの使用姿勢(図5の実線参照)に操作している状態であり、後述する予備苗のせ台51〜54の横壁部40が支持部材41〜44のブラケット25に接当して、予備苗のせ台51〜54が使用姿勢を超えて下方に揺動しない状態である。
図13及び図14に示すように、固定部材27の先端部27aに止め部27bが固定されており、固定部材27を図13の紙面右方に付勢するバネ28が固定部材27に取り付けられている。図13及び図14に示す状態は、固定部材27の先端部27aを予備苗のせ台51〜54の受け部26の開口部26b、及び支持部材41〜44のブラケット25の開口部25bに挿入し、固定部材27の止め部27bが予備苗のせ台51〜54の受け部26に接当している状態であり、この状態で予備苗のせ台51〜54が使用姿勢に保持される(予備苗のせ台51〜54が使用姿勢を超えて上方に揺動しない状態)。
図13の二点鎖線に示すように、バネ28の付勢力に抗して固定部材27を図13の紙面左方にスライド操作し、固定部材27の先端部27aを予備苗のせ台51〜54の受け部26の開口部26b、及び支持部材41〜44のブラケット25の開口部25bから抜くことにより、予備苗のせ台51〜54を上向きの格納姿勢 (図5及び図14の二点鎖線参照)に操作することができる。
前述のような、予備苗のせ台51〜54の使用及び格納姿勢への操作は、後述の[4][5]に記載の予備苗のせ台51〜54の第1状態及び第2状態の両方において行うことができる。
[4]
次に、第1状態及び第2状態、予備苗のせ台51〜54の第1状態から第2状態への操作について説明する。
図5,6,7に示すように、支持部材41の上部に、アーチ状のハンドル29(移動操作部に相当)が固定されている(第1状態の最上位置の予備苗のせ台に備えた状態に相当)。図7及び図12(a)に示すように、支持部材41の前部に支持軸30が前後方向に沿って固定され、断面コ字状の操作部材35 (保持操作部に相当)が支持軸30周りに揺動自在に支持されて、操作部材35に操作レバー36 (保持操作部に相当)が固定されており、操作レバー36がハンドル29に沿うように配置されている。
図6,7,12(a)に示すように、支持部材41の前部の下部の延出部41aに開口部が形成され、支持部材41の延出部41aの開口部に沿って連結ピン37 (保持操作部に相当) (不保持表示部に相当)が左右方向にスライド自在に支持されている。操作部材35の下部が連結ピン37に接続され、バネ38が支持軸30に取り付けられており、バネ38により操作部材35が支持軸30周りに図12(a)の紙面反時計方向(連結ピン37が図12(a)の紙面右方に移動する方向)に付勢されている。
図1,5,7に示す状態は、予備苗のせ台51〜54を上下方向に所定間隔を置いて配置した第1状態に操作した状態を示しており、図12(a)に示すように、連結ピン37をリンク部材32の連結孔32cに挿入した状態である。第1状態において、最上位置の予備苗のせ台51及び最上位置の一つ下側の予備苗のせ台52が、前及び後支持フレーム22,23、支持フレーム24の上端部よりも上方に位置している。
図1及び図7に示すように、第1状態において、リンク部材31〜34が互いに平行な状態で斜め上向きになって、リンク部材32が支持フレーム24の接当部24aに接当して、リンク部材33が支持フレーム24の接当部24bに接当しており、支持部材41〜44(予備苗のせ台51〜54)が互いに平行な状態で略水平(又は水平から少し後下がり姿勢)になっている。図7及び図12(a)に示すように、連結ピン37をリンク部材32の連結孔32cに挿入することにより、支持部材41とリンク部材32との間の位置関係(横軸芯P21を中心とした支持部材41とリンク部材32との角度)が固定状態となるので、予備苗のせ台51〜54(リンク部材31〜34及び支持部材41〜44)が第1状態に保持される。
図1及び図7に示すように、例えばフロア19に立つ作業者が手でハンドル29を持ちながら操作レバー36を一緒に握り操作することにより、操作部材35が支持軸30周りに図12(a)の紙面反時計方向に操作され、連結ピン37がリンク部材32の連結孔32cから抜き操作される。この状態で作業者がハンドル29を後方に操作すると、図1及び図7から図3及び図4に示すように、リンク部材32,33が横軸芯P24,P34周りに図7の紙面時計方向に揺動操作され、これに伴ってリンク部材31,34が横軸芯P12,P42周りに図7の紙面時計方向に揺動操作される。
図1及び図7から図3及び図4に示すように、予備苗のせ台51,52が後方下方に移動し、予備苗のせ台53,54が前方上方に移動する状態となり、リンク部材31〜34が互いに上下に重なり合う状態となって、予備苗のせ台51が最後位置に位置し、予備苗のせ台52が予備苗のせ台51の一つ前側に位置し、予備苗のせ台53が予備苗のせ台52の一つ前側に位置し、予備苗のせ台54が最前位置に位置する。
これにより、図3及び図4に示すように、予備苗のせ台51〜54を一列状に配置した第2状態が得られる。第2状態において、前及び後支持フレーム22a,23、支持フレーム24の上端部付近に予備苗のせ台51〜54が位置しており、図4に示すように、右及び左の予備苗のせ台51の左右方向の間隔よりも、右及び左の予備苗のせ台54の左右方向の間隔が小さくなっている。この場合、図3に示すように、予備苗のせ台54が前及び後支持フレーム22,23、支持フレーム24の上端部よりも僅かに上側で、予備苗のせ台51が前及び後支持フレーム22,23、支持フレーム24の上端部よりも僅かに下側に位置している。
図3,4,8に示すように、予備苗のせ台51〜54を第2状態に操作すると、連結ピン37がリンク部材31の連結孔31cに対向する位置に来るので、操作レバー36から手を離すとバネ38の付勢力により、連結部材35が支持軸30周りに図12(a)の紙面反時計方向に揺動操作され、連結ピン37がリンク部材31の連結孔31cに挿入される。これにより、支持部材41とリンク部材31との間の位置関係(横軸芯P11を中心とした支持部材41とリンク部材31との角度)が固定状態となるので、予備苗のせ台51〜54(リンク部材31〜34及び支持部材41〜44)が第2状態に保持される。
[5]
次に、予備苗のせ台51〜54の第2状態から第1状態への操作について説明する。
図3及び図4に示すように、第2状態において、例えばフロア19に立つ作業者が手でハンドル29を持ちながら操作レバー36を一緒に握り操作することにより、操作部材35が支持軸30周りに図12(a)の紙面反時計方向に操作され、連結ピン37がリンク部材31の連結孔31cから抜き操作される。この状態で作業者がハンドル29を前方に操作すると、図3及び図4から図1及び図7に示すように、リンク部材32,33が横軸芯P24,P34周りに図7の紙面反時計方向に揺動操作され、これに伴ってリンク部材31,34が横軸芯P12,P42周りに図 の紙面反時計方向に揺動操作される。
図3及び図4から図1及び図7に示すように、予備苗のせ台51,52が前方上方に移動し、予備苗のせ台53,54が後方下方に移動する状態となり、リンク部材31〜34が互いに平行な状態で斜め上向きとなり、リンク部材32,33が支持フレーム24の接当部24a,24bに接当して、支持部材41〜44(予備苗のせ台51〜54)が互いに平行な状態で略水平(又は水平から少し後下がり姿勢)となって、予備苗のせ台51が最上位置に位置し、予備苗のせ台52が予備苗のせ台51の一つ下側に位置し、予備苗のせ台53が予備苗のせ台52の一つ下側に位置し、予備苗のせ台54が最下位置に位置する。
予備苗のせ台51〜54を第2状態から第1状態に操作した後、操作レバー36から手を離して、連結ピン37をリンク部材32の連結孔32cに挿入し、予備苗のせ台51〜54を第1状態に保持する。
しかしながら、予備苗のせ台51〜54を第1状態に完全に操作する前に、操作レバー36から手を離すと、図12(b)に示すように、連結ピン37がリンク部材32の連結孔32cに対向する位置に来る前に図12(b)の紙面右方に移動し、連結ピン37がリンク部材32に乗る状態となって、予備苗のせ台51〜54を第1状態に操作できない状態となる。
この場合に、図6及び図7に示すように、連結ピン37が第1状態の最上位置の予備苗のせ台51(支持部材41)に備えられている点、連結ピン37が支持部材41よりも機体内方側(図6の紙面上側及び図7の紙面右側)に位置 (露出)する点、連結ピン37がリンク部材32の上側に位置 (露出)する点により、例えばフロア19に立つ作業者が連結ピン37の状態を目視し易い。これにより、例えばフロア19に立つ作業者が、予備苗のせ台51〜54が第1状態に完全に操作されていないことを容易に認識することができる。
予備苗のせ台51〜54を第1状態から第2状態に操作する場合、予備苗のせ台51〜54を第2状態に完全に操作する前に、操作レバー36から手を離すと、図12(b)に示すように、連結ピン37がリンク部材31の連結孔31cに対向する位置に来る前に図12(b)の紙面右方に移動し、連結ピン37がリンク部材31に乗る状態となって、予備苗のせ台51〜54を第2状態に操作できない状態となる。
この場合に、図3及び図4に示すように、連結ピン37が第2状態の最後位置の予備苗のせ台51(支持部材41)に備えられている点、連結ピン37が支持部材41よりも機体内方側(図6の紙面上側及び図7の紙面右側)に位置 (露出)する点、連結ピン37がリンク部材31の上側に位置 (露出)する点により、例えばフロア19に立つ作業者が連結ピン37の状態を目視し易い。これにより、例えばフロア19に立つ作業者が、予備苗のせ台51〜54が第2状態に完全に操作されていないことを容易に認識することができる。
[6]
次に、予備苗のせ台51について説明する。
図6に示すように、予備苗のせ台51は、平面状の苗のせ面39、苗のせ面39の右及び左の横側部の前後方向に沿った横壁部40、前項[3]に記載の受け部26、苗のせ面39の前部及び後部の端部に形成された切り欠き部45、苗のせ面39に備えられた6個の自由回転自在なローラー46等を備えて構成されている。予備苗のせ台51の横壁部40の前側及び後側の端部40aが、右及び左の横外方に開く形状に構成されている。ローラー46の間隔L3が苗A(苗箱56)の長手方向の長さL1よりも短いものに設定されている。
図5及び図6に示すように、苗のせ面39の後部の支持部材41とは反対側の部分に、逆U字状の止め部47 (位置決め部材に相当)が固定されている。図6,9(a),10(a)に示すように、丸棒材を折り曲げて構成された阻止部材48が予備苗のせ台51の下部に備えられて、予備苗のせ台51の下部の左右方向の横軸芯P2周りに阻止部材48が揺動自在に支持されており、阻止部材48の一方の端部が逆U字状に折り曲げられて止め部48a(位置決め部材に相当)が構成され、苗のせ面39の前部の支持部材41側の部分の開口部39aに、止め部48aが下側から臨んでいる。
図6,9(a),10(a),11に示すように、支持部材41がリンク部材31の横軸芯P11周りに揺動自在に接続される場合、リンク部材31に支持軸31aが固定されて、リンク部材31の支持軸31a (横軸芯P11)周りに、支持部材41が揺動自在に接続されている。阻止部材48の他方の端部がリンク部材31の支持軸31aの位置に延出されて、阻止部材48の他方の端部にローラー48bが回転自在に支持されている。
図6,9(a),10(a),11に示すように、リンク部材31の支持軸31aにカム部材31b (操作機構に相当)が固定され、阻止部材48を横軸芯P2周りに図10(a)の紙面反時計方向に付勢するバネ50が備えられており、バネ50により阻止部材48の止め部48aが下方に付勢され、阻止部材48のローラー48bが上方に付勢されてリンク部材31のカム部材31bに押圧されている。
[7]
次に、予備苗のせ台52,53について説明する。
図9(b)及び図10(b)に示すように、予備苗のせ台52,53は、予備苗のせ台51と同様に、苗のせ面39、横壁部40、受け部26、切り欠き部45、及びローラー46等を備えて構成されている。
図9(b)及び図10(b)に示すように、丸棒材を折り曲げて構成された阻止部材49が予備苗のせ台52,53の下部に備えられて、予備苗のせ台52,53の下部の左右方向の横軸芯P3周りに阻止部材49が揺動自在に支持されている。阻止部材49の一方の端部が逆U字状に折り曲げられて止め部49a(位置決め部材に相当)が構成されており、苗のせ面39の後部の支持部材42,43側の部分の開口部39aに、止め部49aが下側から臨んでいる。
図9(b)及び図10(b)に示すように、丸棒材を折り曲げて構成された阻止部材48が予備苗のせ台52,53の下部に備えられて、予備苗のせ台52,53の下部の左右方向の横軸芯P4周りに阻止部材48が揺動自在に支持されている。阻止部材48の一方の端部が逆U字状に折り曲げられて止め部48aが構成されており、苗のせ面39の前部の支持部材42,43側の部分の開口部39aに止め部48aが下側から臨んでいる。
図9(b),10(b),11に示すように、支持部材42,43がリンク部材32,33の横軸芯P22,P32周りに揺動自在に接続される場合、リンク部材32,33に支持軸32a,33aが固定されて、リンク部材31の支持軸32a,33a (横軸芯P22,P32)周りに、支持部材42,43が揺動自在に接続されている。阻止部材49の他方の端部がリンク部材32,33の支持軸32a,33aの位置に延出されて、阻止部材49の他方の端部にローラー49bが回転自在に支持されている。
図9(b),10(b),11に示すように、リンク部材32,33の支持軸32a,33aにカム部材32b,33b (操作機構に相当)が固定され、阻止部材48の他方の端部に固定された連係金具48cが、阻止部材49のローラー49bの付近に接続されている。阻止部材49を横軸芯P3周りに図10(b)の紙面時計方向に付勢するバネ50が備えられており、バネ50により阻止部材48,49の止め部48a,49aが下方に付勢され、阻止部材49のローラー49bが上方に付勢されてリンク部材32,33のカム部材32b,33bに押圧されている。
[8]
次に、予備苗のせ台54について説明する。
図9(c)及び図10(c)に示すように、予備苗のせ台54は、予備苗のせ台51,52,53と同様に、苗のせ面39、横壁部40、受け部26、切り欠き部45、及びローラー46等を備えて構成されている。
図9(c)及び図10(c)に示すように、苗のせ面39の前部の支持部材44とは反対側の部分に、逆U字状の止め部55(位置決め部材に相当)(図5参照)が固定されている。丸棒材を折り曲げて構成された阻止部材49が予備苗のせ台54の下部に備えられて、予備苗のせ台54の下部の左右方向の横軸芯P5周りに阻止部材49が揺動自在に支持されており、阻止部材49の一方の端部が逆U字状に折り曲げられて止め部49aが構成され、苗のせ面39の後部の支持部材44側の部分の開口部39aに、止め部49aが下側から臨んでいる。
図9(c),10(c),11に示すように、支持部材44がリンク部材34の横軸芯P42周りに揺動自在に接続される場合、リンク部材34に支持軸34aが固定されて、リンク部材34の支持軸34a (横軸芯P42)周りに、支持部材44が揺動自在に接続されている。阻止部材49の他方の端部がリンク部材34の支持軸34aの位置に延出されて、阻止部材49の他方の端部にローラー49bが回転自在に支持されている。
図9(c),10(c),11に示すように、リンク部材34の支持軸34aにカム部材34b (操作機構に相当)が固定され、阻止部材49を横軸芯P5周りに図10(c)の紙面時計方向に付勢するバネ50が備えられており、バネ50により阻止部材49の止め部49aが下方に付勢され、阻止部材49のローラー49bが上方に付勢されてリンク部材34のカム部材34bに押圧されている。
[9]
次に、苗のせ台10及び予備苗のせ台51〜54への苗の供給について説明する。
図15(a)に示すように、一般に合成樹脂製の苗箱56において、苗Aがマット状に生育されている。先ず苗のせ台10に苗Aを供給する場合、機体の前端部が畦に接するように機体の向きを設定した後、図3及び図4に示すように、予備苗のせ台51〜54を第2状態に操作する。
図9(a)〜10(c)に示すように、予備苗のせ台51〜54を第1及び第2状態に操作するのに伴って、予備苗のせ台51〜54とリンク部材31〜34の支持軸31a〜34aとが互いに相対回転し、阻止部材48,49のローラー48b,49bに対して、リンク部材31〜34のカム部材31b〜34bが回転することになる。
これにより、図9(a)〜10(c)に示すように、予備苗のせ台51〜54を第2状態に操作すると、リンク部材31〜34のカム部材31b〜34bにより、阻止部材48,49のローラー48b,49bが下方に押し操作されず、阻止部材48,49の止め部48a,49aが、予備苗のせ台51〜54の苗のせ面39の開口部39aに入り込んだ退避姿勢に操作される(図10(a)(b)(c)の二点鎖線参照)。
図3,4,15(a)に示すように、予備苗のせ台51〜54を第2状態に操作した状態において、畦の作業者が予備苗のせ台54に苗A(苗箱56)を供給し、苗A(苗箱56)を予備苗のせ台51〜54に載せた状態で後方に移動させ、苗A(苗箱56)を予備苗のせ台51の止め部47に接当させて止めるのであり、フロア19の作業者が予備苗のせ台51から苗A(苗箱56)を取り出して、苗Aを苗のせ台10に供給する。
図3及び図15(a)に示すように、第2状態で、予備苗のせ台51〜54に苗A(苗箱56)を載置していない状態において、予備苗のせ台51〜54の各々が少し後下がり状態となり、予備苗のせ台54と予備苗のせ台53との間に少し段差が生じ(予備苗のせ台54が高側で、予備苗のせ台53が低側)、予備苗のせ台53と予備苗のせ台52との間に少し段差が生じ(予備苗のせ台53が高側で、予備苗のせ台52が低側)、予備苗のせ台52と予備苗のせ台51との間に少し段差が生じ(予備苗のせ台52が高側で、予備苗のせ台51が低側)、予備苗のせ台51〜54が全体的に少し後下がり状態となっている。予備苗のせ台51〜54の第2状態において、前及び後支持フレーム22,23、支持フレーム24の上端部と予備苗のせ台52,53の上端部とが略同じ高さ(又は支持フレーム24の上端部よりも、予備苗のせ台52,53の上端部が少し高い状態)になっている。
これにより図3,4,15(a)に示すように、苗A(苗箱56)を予備苗のせ台51〜54に載せた状態で後方に移動させる場合、苗A(苗箱56)が予備苗のせ台54から予備苗のせ台53に移る際、苗A(苗箱56)が予備苗のせ台53から予備苗のせ台52に移る際、苗A(苗箱56)が予備苗のせ台52から予備苗のせ台51に移る際、苗A(苗箱56)の底部が予備苗のせ台53(52,51)に引っ掛かるようなことがない。
図6に示すように、苗A(苗箱56)を予備苗のせ台51〜54に載せた状態で後方に移動させる場合、予備苗のせ台51の横壁部40の前側及び後側の端部40aが、右及び左の横外方に開く形状に構成されていることにより、苗A(苗箱56)が予備苗のせ台54から予備苗のせ台53に移る際、苗A(苗箱56)が予備苗のせ台53から予備苗のせ台52に移る際、苗A(苗箱56)が予備苗のせ台52から予備苗のせ台51に移る際、苗A(苗箱56)の右又は左の角部が予備苗のせ台53(52,51)の右又は左の横壁部40の端部40aに引っ掛かるようなことがない。
図3,4,15(a)に示すように、苗A(苗箱56)を予備苗のせ台51〜54に載せた状態で後方に移動させる場合、苗A(苗箱56)の底部がローラー46に乗って円滑に移動する。
この場合、図6に示すように、ローラー46の間隔L3が苗A(苗箱56)の長手方向の長さL1よりも短いものに設定されていることにより、隣接するローラー46の間に苗A(苗箱56)が入り込んでしまうようなことがなく、いずれかのローラー46が苗A(苗箱56)の底部に接触している。この状態は、予備苗のせ台54の後部のローラー46と予備苗のせ台53の前部のローラー46、予備苗のせ台53の後部のローラー46と予備苗のせ台52の前部のローラー46、予備苗のせ台52の後部のローラー46と予備苗のせ台51の前部のローラー46においても同様に生じる。
[10]
前項[9]に記載の作業を行って、苗のせ台10への苗の供給が終了すると、次に予備苗のせ台51〜54に苗A(苗箱56)を載置する。
予備苗のせ台51〜54を第2状態に操作した状態において、図15(b)に示すように、予備苗のせ台51〜54に4枚の苗A(苗箱56)を載置し、このうち前の3枚の苗A(苗箱56)を前方に詰めて移動させて、予備苗のせ台54の止め部55に接当させ、後の1枚の苗A(苗箱56)を後方に移動させて、予備苗のせ台51の止め部47に接当させる。
図6及び図15(a)に示すように、苗A(苗箱56)の長手方向の長さL1よりも、予備苗のせ台51〜54の長手方向の長さL2が長いものに設定されている。これにより図15(b)に示すように、予備苗のせ台52,53,54の後部(図15(b)の紙面右側)から苗A(苗箱56)が前側(図15(b)の紙面左側)に入る状態となり、予備苗のせ台51の前部(図15(b)の紙面左側)から苗A(苗箱56)が後側(図15(b)の紙面右側)に入る状態となる。
図15(b)に示す状態において、図15(c)に示すように、予備苗のせ台51〜54を第2状態から第1状態に操作し始めると、リンク部材32,33が横軸芯P24,P34周りに図15(c)の紙面反時計方向に揺動操作され、これに伴ってリンク部材31,34が横軸芯P12,P42周りに図15(c)の紙面反時計方向に揺動操作される。これにより、予備苗のせ台51,52が前方上方に移動し、予備苗のせ台53,54が後方下方に移動する状態となる。
図15(c)に示すように、予備苗のせ台51〜54を第2状態から第1状態に操作する途中の状態において、予備苗のせ台54の苗A(苗箱56)の後部(図15(c)の紙面右側の上部)と予備苗のせ台53の前部(図15(c)の紙面左側)とが接近する。予備苗のせ台53の苗A(苗箱56)の後部(図15(c)の紙面右側の上部)と予備苗のせ台52の前部(図15(c)の紙面左側)とが接近する。予備苗のせ台52の苗A(苗箱56)の後部(図15(c)の紙面右側の上部)と予備苗のせ台51の前部(図15(c)の紙面左側)とが接近する。
この場合に、図6及び図15(a)に示すように、苗A(苗箱56)の長手方向の長さL1よりも、予備苗のせ台51〜54の長手方向の長さL2が長いものに設定されている点、予備苗のせ台52,53,54の後部(図15(c)の紙面右側)から苗A(苗箱56)が前側(図15(c)の紙面左側)に入る状態となる点、予備苗のせ台51の前部(図15(c)の紙面左側)から苗A(苗箱56)が後側(図15(c)の紙面右側)に入る状態となる点により、予備苗のせ台54の苗A(苗箱56)の後部(図15(c)の紙面右側の上部)と予備苗のせ台53の前部(図15(c)の紙面左側)との接触が回避される。予備苗のせ台53の苗A(苗箱56)の後部(図15(c)の紙面右側の上部)と予備苗のせ台52の前部(図15(c)の紙面左側)との接触が回避される。予備苗のせ台52の苗A(苗箱56)の後部(図15(c)の紙面右側の上部)と予備苗のせ台51の前部(図15(c)の紙面左側)との接触が回避される(接触したとしても、苗Aが傷められるような接触にはならない)。
図9(a)〜10(c)に示すように、予備苗のせ台51〜54を第1状態から第2状態に操作し始めると、リンク部材31〜34のカム部材31b〜34bにより、阻止部材48,49のローラー48b,49bが下方に押し操作されて、阻止部材48,49の止め部48a,49aが、予備苗のせ台51〜54の苗のせ面39の開口部39aから上方に突出する作用姿勢に早期に操作される(図10(a)(b)(c)の実線参照)。
これにより、予備苗のせ台51〜54を第1状態に操作すると、阻止部材48の止め部48aが、予備苗のせ台52,53の苗A(苗箱56)を下側から持ち上げるような状態となるので、図15(d)に示すように、フロア19の作業者が苗A(苗箱56)を手で押して、予備苗のせ台52,53における阻止部材48,49の止め部48a,49aの間に位置させる。
[11]
前項[10]に記載の作業を行って、予備苗のせ台51〜54に苗A(苗箱56)を載置した状態で、予備苗のせ台51〜54を第1状態に操作した場合、前項[10]の記載及び図15(d)に示すように、苗A(苗箱56)を予備苗のせ台52,53における阻止部材48,49の止め部48a,49aの間、予備苗のせ台51における阻止部材48の止め部48aと止め部47との間、予備苗のせ台54における阻止部材49の止め部49aと止め部55との間に位置させたとする。
図15(d)に示す状態において、予備苗のせ台51〜54を第1状態から第2状態に操作すると、前項[10]の記載及び図15(c)に示すように、予備苗のせ台54の苗A(苗箱56)の後部(図15(c)の紙面右側の上部)と予備苗のせ台53の前部(図15(c)の紙面左側)とが接近する。予備苗のせ台53の苗A(苗箱56)の後部(図15(c)の紙面右側の上部)と予備苗のせ台52の前部(図15(c)の紙面左側)とが接近する。予備苗のせ台52の苗A(苗箱56)の後部(図15(c)の紙面右側の上部)と予備苗のせ台51の前部(図15(c)の紙面左側)とが接近する。
この場合、苗A(苗箱56)が予備苗のせ台52,53における阻止部材48,49の止め部48a,49aの間、予備苗のせ台51における阻止部材48の止め部48aと止め部47との間、予備苗のせ台54における阻止部材49の止め部49aと止め部55との間に位置していることにより、苗A(苗箱56)の前部が予備苗のせ台51〜54の前部から後側に位置し、苗A(苗箱56)の後部が予備苗のせ台51〜54の後部から前側に位置している。
これにより、図15(c)において、予備苗のせ台54の苗A(苗箱56)の後部(図15(c)の紙面右側の上部)と予備苗のせ台53の前部(図15(c)の紙面左側)との接触が回避される。予備苗のせ台53の苗A(苗箱56)の後部(図15(c)の紙面右側の上部)と予備苗のせ台52の前部(図15(c)の紙面左側)との接触が回避される。予備苗のせ台52の苗A(苗箱56)の後部(図15(c)の紙面右側の上部)と予備苗のせ台51の前部(図15(c)の紙面左側)との接触が回避される。
[発明の実施の第1別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]において以下の構成を追加してもよい。
前項[11]及び図15(d)に示すように、予備苗のせ台51〜54に苗A(苗箱56)を載置した状態で、予備苗のせ台51〜54を第1状態に操作した場合、苗A(苗箱56)を予備苗のせ台52,53における阻止部材48,49の止め部48a,49aの間、予備苗のせ台51における阻止部材48の止め部48aと止め部47との間、予備苗のせ台54における阻止部材49の止め部49aと止め部55との間に位置させただけでは、予備苗のせ台51〜54における苗A(苗箱56)の位置が決まり難いことが考えられる(苗A(苗箱56)の長手方向の長さL1よりも、予備苗のせ台52,53における阻止部材48,49の止め部48a,49aの間隔、予備苗のせ台51における阻止部材48の止め部48aと止め部47との間隔、予備苗のせ台54における阻止部材49の止め部49aと止め部55との間隔が長い点による)。
この場合に、予備苗のせ台51の止め部47、予備苗のせ台52,53の阻止部材48の止め部48a、予備苗のせ台54の止め部55に着色を施したり、文字を記入したりして、予備苗のせ台51の止め部47、予備苗のせ台52,53の阻止部材48の止め部48a、予備苗のせ台54の止め部55を表示部として使用する。これにより、図15(d)に示すように、予備苗のせ台51〜54に苗A(苗箱56)を載置した状態で、予備苗のせ台51〜54を第1状態に操作した場合、苗A(苗箱56)を予備苗のせ台51の止め部47、予備苗のせ台52,53の阻止部材48の止め部48a、予備苗のせ台54の止め部55に接当させる。
前述の状態において、予備苗のせ台51〜54を第1状態から第2状態に操作しても、図15(c)において、予備苗のせ台54の苗A(苗箱56)の後部(図15(c)の紙面右側の上部)と予備苗のせ台53の前部(図15(c)の紙面左側)との接触が回避される。予備苗のせ台53の苗A(苗箱56)の後部(図15(c)の紙面右側の上部)と予備苗のせ台52の前部(図15(c)の紙面左側)との接触が回避される。予備苗のせ台52の苗A(苗箱56)の後部(図15(c)の紙面右側の上部)と予備苗のせ台51の前部(図15(c)の紙面左側)との接触が回避される。
[発明の実施の第2別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]に代えて、図16に示すように構成してもよい。
図16に示すように、側面視において、リンク部材31〜34を逆向きに配置してもよい。このように構成した場合、ハンドル29、操作レバー36及び連結ピン37を支持部材44に備える。
これにより、図16に示すように、予備苗のせ台51〜54を第1状態から第2状態に操作すると、予備苗のせ台51,52が前方下方に移動し、予備苗のせ台53,54が後方上方に移動する状態となり、予備苗のせ台51が最前位置に位置し、予備苗のせ台52が予備苗のせ台51の一つ後側に位置し、予備苗のせ台53が予備苗のせ台52の一つ後側に位置し、予備苗のせ台54が最後位置に位置する。
[発明の実施の第3別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]において、ハンドル29、操作レバー36及び連結ピン37を支持部材41ではなく、予備苗のせ台51に備えてもよい。ハンドル29、操作レバー36及び連結ピン37を支持部材44や予備苗のせ台54に備えてもよい。
前述の[発明の実施の第2別形態]において、ハンドル29、操作レバー36及び連結ピン37を支持部材44ではなく、予備苗のせ台54に備えてもよい。ハンドル29、操作レバー36及び連結ピン37を支持部材41や予備苗のせ台51に備えてもよい。
本発明は4個の予備苗のせ台51〜54に対してばかりではなく、3個の予備苗のせ台51,52,53に対しても適用できる。
予備苗のせ台を第1状態に操作した状態での乗用型田植機の全体側面図 予備苗のせ台を第1状態に操作した状態での乗用型田植機の全体平面図 予備苗のせ台を第2状態に操作した状態での乗用型田植機の全体側面図 予備苗のせ台を第2状態に操作した状態での乗用型田植機の全体平面図 予備苗のせ台を第1状態に操作した状態での予備苗のせ台の正面図 予備苗のせ台を第1状態に操作した状態での予備苗のせ台の平面図 予備苗のせ台を第1状態に操作した状態での予備苗のせ台の側面図 予備苗のせ台を第2状態に操作した状態での予備苗のせ台の側面図 予備苗のせ台における阻止部材の付近の平面図 予備苗のせ台における阻止部材の付近の縦断側面図 予備苗のせ台におけるリンク部材の支持軸の付近の縦断正面図 (a)予備苗のせ台を第1状態に保持した状態での予備苗のせ台におけるハンドル及び操作レバーの付近の縦断正面図、(b)予備苗のせ台を第1状態に完全に操作する前に操作レバーから手を離した状態での予備苗のせ台におけるハンドル及び操作レバーの付近の縦断正面図、 支持部材への予備苗のせ台の取付構造を示す縦断側面図 支持部材への予備苗のせ台の取付構造を示す縦断正面図 予備苗のせ台を第2状態から第1状態、第1状態から第2状態に操作する過程を示す側面図 発明の実施の第2別形態における予備苗のせ台の側面図
符号の説明
22,23,24 支持フレーム
29 移動操作部
31,32,33,34 リンク部材
31b,32b,33b,34b 操作機構
37 保持操作部、不保持表示部
47,48a,49a,55 位置決め部材、表示部
48,49 阻止部材
51,52,53,54 予備苗のせ台
A 苗
L1 苗の長手方向の長さ
L2 予備苗のせ台の長手方向の長さ

Claims (9)

  1. 機体に支持された支持フレームに、リンク部材を左右方向の横軸芯周りに揺動自在に備え、前記リンク部材に複数の予備苗のせ台を支持して、
    前記予備苗のせ台を上下方向に所定間隔を置いて配置した第1状態を設定し、
    前記第1状態の最上位置の予備苗のせ台が最前位置又は最後位置に位置し、前記第1状態の最上位置の一つ下側の予備苗のせ台が最前位置の一つ後側又は最後位置の一つ前側に位置すると言うように、前記最上位置の予備苗のせ台から順番に最前位置から後側に又は最後位置から前側に位置させて、前記予備苗のせ台を一列状に配置した第2状態を設定して、
    前記リンク部材を揺動操作することにより、前記予備苗のせ台を第1及び第2状態に操作自在に構成し、
    前記予備苗のせ台に載置される苗の長手方向の長さよりも、前記予備苗のせ台の長手方向の長さを長いものに設定して、前記予備苗のせ台に苗を載置した状態で、前記リンク部材を揺動操作することにより、前記予備苗のせ台を第1及び第2状態に操作自在に構成してある乗用型田植機。
  2. 苗に接当することにより前記予備苗のせ台に載置される苗の位置を決める位置決め部材を、前記予備苗のせ台に備えて、
    前記位置決め部材により予備苗のせ台に載置される苗の位置を決めた状態で、前記リンク部材を揺動操作することにより、前記予備苗のせ台を第1及び第2状態に操作自在に構成してある請求項1に記載の乗用型田植機。
  3. 前記予備苗のせ台に載置すべき苗の位置を表示する表示部を、前記予備苗のせ台に備えて、
    前記表示部に基づいて予備苗のせ台に苗を載置した状態で、前記リンク部材を揺動操作することにより、前記予備苗のせ台を第1及び第2状態に操作自在に構成してある請求項1に記載の乗用型田植機。
  4. 前記予備苗のせ台を第1及び第2状態に操作する為の移動操作部を、前記第1状態の最上位置の予備苗のせ台又は第1状態の最下位置の予備苗のせ台に備えてある請求項1〜3のうちのいずれか一つに記載の乗用型田植機。
  5. 前記予備苗のせ台を第1及び第2状態に保持する保持状態及び解除状態に操作自在な保持操作部を、前記移動操作部が備えられた予備苗のせ台に備えてある請求項4に記載の乗用型田植機。
  6. 前記予備苗のせ台とリンク部材との間の位置関係を固定状態とすることにより、前記予備苗のせ台を第1及び第2状態に保持するように、前記保持操作部を構成してある請求項5に記載の乗用型田植機。
  7. 前記保持操作部により予備苗のせ台が第1及び第2状態に保持されていないことを表示する不保持表示部を備えてある請求項5又は6に記載の乗用型田植機。
  8. 前記予備苗のせ台に載置される苗に接当することにより、前記予備苗のせ台から苗が前後方向に移動するのを止める阻止部材を備え、
    前記阻止部材を予備苗のせ台に載置される苗に接当する作用姿勢及び予備苗のせ台に載置される苗から離れる退避姿勢に姿勢変更自在に構成し、
    前記予備苗のせ台が第1状態に操作されると、前記阻止部材を作用姿勢に操作し、前記予備苗のせ台が第2状態に操作されると、前記阻止部材を退避姿勢に操作する操作機構を備えてある請求項1〜7のうちのいずれか一つに記載の乗用型田植機。
  9. 前記リンク部材の前後方向の横軸芯周りに、前記予備苗のせ台を上向きに姿勢変更自在に構成してある請求項1〜8のうちのいずれか一つに記載の乗用型田植機。
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