JP2008131870A - 移植機の予備苗載せ台 - Google Patents

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Jiro Shin
二郎 進
Masahiko Matsubara
正彦 松原
Tadashi Soan
規 宗安
Takeshi Shimokuchi
剛 下口
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Abstract

【課題】利便性の高い移植機の予備苗載せ台を提供することを課題としている。
【解決手段】植付作業機6を後方に連結した走行機体3の側方に予備苗を上部苗載せ面に載置して走行機体3前方より後方にスライド移動させる予備苗載せ台14を配置し、該予備苗載せ台14を複数の苗台A,B,Cに前後分割形成し、該複数の苗台A,B,Cの支持状態を前後方向に連結させた搬送姿勢と、上下複数段に形成した載置姿勢とに姿勢変更可能に構成した移植機の予備苗載せ台において、複数の苗台A,B,C同士を連結部材24,48,49で連結するとともに該連結状態で各苗台A,B,Cの苗載せ面を上向きに保持して姿勢変更可能に構成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、利便性の高い移植機の予備苗載せ台に関する。
苗載せ台を有する植付作業機を後方に連結し、機体側方に前後方向の予備苗載せ台を設け、該予備苗載せ台を用いて予備苗を機体前方から機体後方の苗載せ台にスライド供給するものにおいて、上記予備苗載せ台を、前後複数の苗台に分割形成して苗台が側面視一直線状に展開される搬送姿勢と上下複数段に構成される載置姿勢とに姿勢変更可能に構成した特許文献1に示す移植機の予備苗載せ台が公知なっている。
特開2005−176680号公報
しかし、上記文献の移植機の予備苗載せ台は、一の苗台を回動させて他の苗台の上方に位置させることにより搬送姿勢から載置姿勢に姿勢切換するため、回動させる上記苗台の載置姿勢時の苗載せ面が搬送姿勢時の苗載せ面の裏側の面に形成される。このため、予備苗を載置したまま予備苗載せ台を搬送姿勢から載置姿勢に姿勢変更できないという問題があった。
上記問題を解決するため本発明の移植機の予備苗載せ台は、第1に植付作業機6を後方に連結した走行機体3の側方に予備苗を上部苗載せ面に載置して走行機体3前方より後方にスライド移動させる予備苗載せ台14を配置し、該予備苗載せ台14を複数の苗台A,B,Cに前後分割形成し、該複数の苗台A,B,Cの支持状態を前後方向に連結させた搬送姿勢と、上下複数段に形成した載置姿勢とに姿勢変更可能に構成した移植機の予備苗載せ台において、複数の苗台A,B,C同士を連結部材24,48,49で連結するとともに該連結状態で各苗台A,B,Cの苗載せ面を上向きに保持して姿勢変更可能に構成したことを特徴としている。
第2に、各苗台A,B,Cが平行リンクにより連結され、平行リンクを上方又は下方に回動させることにより、予備苗載せ台14を搬送姿勢と載置姿勢とに姿勢切換可能に構成したことを特徴としている。
以上のように構成される本発明の移植機の予備苗載せ台によれば、予備苗を載置した状態のままで、予備苗載せ台を搬送姿勢から載置姿勢又は載置姿勢から搬送姿勢に姿勢変更できるので、予備苗載せ台の利便性が向上する。
また、苗台同士の連結に平行リンクを用いることにより、苗台の前後方向の操作に伴い苗台が上下移動するため、苗台の上下方向の操作が不要になる。このため、作業者の操作負荷が軽減される他、平行リンクの機能により苗台同士の平行姿勢が常に維持されるため、予備苗を載置した状態での苗台の姿勢変更が容易にできる。
図1は本発明を適用した移植機の全体側面図であり、図2は全体平面図である。前後輪1,2を備える走行機体3の後方に苗載せ台4を有する植付作業機6が連結され、走行機体3中央には運転席7が設けられている。運転席7前方のボンネット8の左右両側にはそれぞれフロントステップ9、ボンネット8後方の運転席7の床面にはステップ11、運転席7の左右後方にはそれぞれ上記ステップ11より一段高く苗供給用ステップ12がそれぞれ形成されている。
走行機体3右側方には、マット苗と苗箱とから構成される予備苗を載置する補助苗載せ台13が設置されている。走行機体3の左側方には、走行機体3前方から後方に予備苗をスライド移動させて植付作業機6の苗載せ台4に苗を供給する予備苗載せ台14が設けられている。
予備苗載せ台14は、前側の可動式の前苗台(可動苗台)Aと、走行機体3側に固設される中央の固定式の中央苗台(固定苗台)Bと、後側の可動式の後苗台(可動苗台)Cとからなり、図1に示すように前後の苗台A,Cが中央苗台Bの前後に配置され各苗台A,B,Cが側面視略一直線状に展開された搬送姿勢と、図3に示すように固定苗台Bの上方及び下方に可動苗台A,Cがそれぞれ位置決めされた載置姿勢とに姿勢切換可能に構成されている。
走行機体3左側部の前側下部から上方に向かって突設された前後2本の支柱16,17の先端に中央苗台Bの下面側が溶着等で取付けられることにより、中央苗台Bが走行機体3左側方に固設される。上記2本の支柱16,17は連結棒18によって互いが連結されて補強されており、前側の支柱16よりも後側の支柱17の方が低くなっており、中央苗台Bは、上面の苗載せ面が後方に向かって下降傾斜した状態で支持されている。そして、搬送姿勢時においては、前後の苗台A,Cも後方に向かって下降傾斜し、予備苗載せ台14には後方に向かって下降傾斜する搬送面が形成される。
各苗台A,B,Cは、前後方向の左右2枚の側板19,19が連結杆21によって連結された平面視略長方形の形状に形成され、左右の側板19,19の間には左右方向のローラ軸22が回転自在に軸支されている。ローラ軸22の左右両端には、それぞれローラ23が形成されている。該ロータ23が前後方向に一定間隔で並べられることにより、前後方向の搬送面が形成される。
中央苗台Bの左右の側板19,19と、前苗台Aの左右の側板19,19とがそれぞれ2本のアーム24,24によって連結され、計4本のアーム24によって中央苗台Bと前苗台Aが連結されている。各アーム24は全て同一形状であり、側面視略長方形状に形成されている。
次に、図1〜3に示される中央苗台B及び前苗台Aの左側板19,19同士の連結構造について説明する。2本のアーム24,24は、それぞれ基端部が中央苗台Bの左側板19の前部に回転自在に支持され、先端部が前苗台Aの左側板19に回動自在に連結されており、中央苗台B及び前苗台Aの2枚の左側板19,19と2本のアーム24,24とにより平行リンク機構が形成されている。さらに前苗台Aの左側板19には、側板19の長手方向に沿って前苗台Aに対して略平行なガイド溝26が形成されており、アーム24先端の前苗台Aの側板19との連結部24aは上記ガイド溝26に沿って前後スライド移動自在に連結されている。中央苗台B及び前苗台Aの右側板19,19同士も、上記左側板19,19同士の連結構造と略同一の構造により、連結されている。
上記平行リンク機構及びスライド機構により、前苗台Aは中央苗台Bに対して略平行姿勢を維持しながら上下及び前後移動可能に構成されている。ちなみに、前苗台Aは、中央苗台Bに対して、各アーム24の前方(下方)回動に伴い前方下方に移動し、各アーム24の後方(上方)回動に伴い後方上方に移動する他、ガイド溝26に沿った前後スライド移動により、中央苗台Bに対して前後移動する。
上記の前方下方移動、後方上方移動、及び前後スライド移動によって、前苗台Aは、前苗台Aと中央苗台Bが一直線状になる搬送姿勢と、前苗台Aが中央苗台Bの上方に位置決めされた載置姿勢とに姿勢変更可能に構成される。なお、前苗台Aは、中央苗台Bに対して常に略平行で後方に向かって下降傾斜しているため、前述のガイド溝26も後方に向かって下降傾斜した状態が維持される。
前苗台A下面の後端が、中央苗台B前端面の下端から前方に突設された支持プレート27によって支持され、前苗台A上面の後端に設けられた係止部材30に中央苗台B上面の前端に設けられたクランプ28を係止させることにより、前苗台A後端面と中央苗台B前端面が当接した状態で前苗台Aの搬送姿勢が維持される。
搬送姿勢時の前苗台Aを後方上方に移動させると、前苗台Aと中央苗台Bを連結する各アーム24が、後方回動して中央苗台Bの側板19に設けられたストッパーピン29と当接し、中央苗台Bに対して略垂直な状態で位置決めされる。この状態で前苗台Aをガイド溝26に沿って後方にスライド移動させると、前苗台Aが中央苗台Bの上方に位置する図3に示す載置姿勢になる。
前苗台Aの載置姿勢時、前述したように前苗台Aのガイド溝26が後方に向かって下降傾斜しているため、前苗台Aの自重によりアーム24の連結部24aがガイド溝26の前端面に当接する。前述のアーム24のストッパーピン29への当接及びアーム24の連結部24aのガイド溝26前端面への当接により、前苗台Aの載置姿勢が維持される。
ここで、中央苗台Bに回動自在に支持された各アーム24は、平行リンク機構を構成するアーム24同士が互いに干渉してしまい、中央苗台Bと平行になる角度までは前方回動しない。このため、アーム24基端部を中央苗台Bの上下方向の中心位置で支持し且つアーム24先端の連結部24aを連結するガイド溝26を前苗台Aの側板19上部の上方突出部19aに穿設して、アーム24基端の位置とアーム24先端部の連結部24aの位置とが上下にずれるようにし、中央苗台Bと前苗台Aとが一直線状に展開された搬送姿勢時においても、平行リンクを構成する2つのアーム24,24は、中央苗台Bよりも若干上方を向いた状態になり、互いが干渉しないように構成されている。
次に中央苗台Bと後苗台Cの連結構造について説明する。中央苗台Bの左右の側板19,19後部には2本のアーム24,24の基端部がそれぞれ回動自在に支持されている一方、後苗台Cの左右の側板19,19下部にはそれぞれガイド溝26が穿設されており、上記各アーム24の先端に形成された連結部24aが回動自在且つスライド自在に後苗台Cのガイド溝26に連結されている。
その他の連結機構は前述した前苗台Aと中央苗台Bの連結構造と略同一であり、平行リンク機構を形成している2本のアーム24,24同士の干渉を避けるため、各アーム24の基端部を中央苗台Bの上下方向の中心位置で支持し、且つ、先端の連結部24aを連結させるガイド溝26を後苗台Cの側板19下部の下方突出部19bに穿設して、アーム24基端の取付け位置とアーム24先端の連結位置を上下にずらしている。
次に後苗台Cの姿勢維持機構について説明する。搬送姿勢時、後苗台C下面の前端を中央苗台B後端面の下端から後方に突設された支持プレート27によって支持し、且つ、後苗台C上面の前端に設けられたクランプ28を中央苗台上面の後端に設けられた係止部材30に係止させることにより、中央苗台B後端面と後苗台C前端面が当接した状態で後苗台Cの搬送姿勢が維持される。
図4は、中央苗台Bを支持する後側の支柱17の要部背面図であり、同図に示すように後側の支柱17には左右方向にフック31が設けられている。搬送姿勢である後苗台Cを、前方下方移動させ且つガイド溝26に沿って前方にスライド移動させて、載置姿勢に姿勢変更させた後、支柱17の上記フック31を後苗台Cの右側板19に引っ掛けて後苗台Cを支柱17に固定することにより、後苗台Cの載置姿勢が維持される。載置姿勢時、中央苗台Bと後苗台Cを連結する各アーム24は、中央苗台B及び後苗台Cに対して略垂直になるとともに、後苗台Cのガイド溝26後端にアーム24の連結部24aが位置した状態になる
次に、後方に向かって下降傾斜した各苗台A,B,Cの後端から予備苗が落下することを防止する苗ストッパーについて説明する。予備苗載せ台14の搬送姿勢時、後方に向けて下降傾斜した搬送面上をスライド移動する予備苗が予備苗載せ台14後端から落下することを防止するため、後苗台Cの後端には苗ストッパー(図示しない)が突設されている。さらに、中央苗台B及び前苗台Aの後端には、直立姿勢と倒伏姿勢に切換可能な切換苗ストッパー32が設けられている。以下、前苗台A後端に設けた切換苗ストッパー32の例に基づき、切換苗ストッパー32の構造について説明する。
図5(A)は前苗台A後端の要部平面図であり、(B)は前苗台A後端の要部断面側面図である。切換苗ストッパー32は、左右方向に形成され前後方向を向いた長方形状のストッパープレート33と、ストッパープレート33下端から前方に延設され上下方向を向いた長方形状の係止プレート34と、ストッパープレート33の左右端の下部と係止プレート34の左右端の後部とをそれぞれ連接する2枚のサイドプレート36とにより構成され、ストッパープレート33と係止プレート34の左右幅は略同一で前苗台Aの苗載せ面の左右幅よりも若干短くなっている。
切換苗ストッパー32の左右のサイドプレート36,36が前苗台Aの左右側板19,19の内側面にそれぞれ回動自在に支持されることにより、切換苗ストッパー32は、ストッパープレート33が上下方向を向いて倒伏し搬送面の一部を構成する倒伏姿勢と、ストッパープレート33が前後方向を向いて前苗台A後端側で予備苗を受止める直立姿勢とに姿勢切換可能に構成されている。
また、切換苗ストッパー32は前苗台Aの左右側板19,19を連結する最後方の連結杆21よりもさらに後方位置で支持され且つバネ37により後方揺動方向に付勢されており、図5(A)に示す切換苗ストッパー32の係止プレート34上面と上記連結杆21下端との当接により、切換ストッパー32の直立姿勢が維持される。
ストッパープレート33の左右端からそれぞれ左右方向に一体的に突設された突起片33a,33aは、前苗台Aの左右側板19,19の内側面に設けられた円弧溝19cを介して中空状に形成された上記左右側板19,19の内部に位置決めされる。上記円弧溝19cは、直立姿勢から倒伏姿勢の範囲で切換苗ストッパー32を姿勢変更させた際の上記突起片33aの円弧状軌跡に対応させて側板19に穿設されている。
図6(A)は予備苗載せ台14の搬送姿勢時の前苗台Aと中央苗台Bの当接箇所付近の要部断面側面図であり、(B)は切換苗ストッパー32の倒伏姿勢時の前苗台A及び苗切換ストッパー32の要部平面図である。前苗台Aの載置姿勢から搬送姿勢への姿勢切換過程において、中央苗台Bの左右の側板19,19前端面の上部から前方に向かって突設されたストッパー解除片38,38は、前苗台Aの左右の側板19,19後端面に形成された挿入口(図示しない)から側板19,19内部に挿入され、側板内部に位置する切換苗ストッパー32の突起片33a,33aを前方に押圧し、ストッパープレート33を前方に倒伏させる。
図6(A)に示すように前苗台Aが搬送姿勢に姿勢切換されると、中央苗台Bのストッパー解除片38は完全に前苗台Aの側板19内に収容され、それに対応して切換苗ストッパー32も倒伏姿勢に姿勢切換されるとともに、上記ストッパー解除片38と上記突起片33aとの当接により、切換苗ストッパー32の倒伏姿勢が維持される。中央苗台B後端に設けられた切換苗ストッパー32も前苗台A後端に設けられる上記切換苗ストッパー32と略同一に構成され、後苗台Cの前端から前方に突設されたストッパー解除片38により姿勢切換される。
上記構成により、予備苗載せ台14の載置姿勢時には、前苗台A及び中央苗台Bの上記2つの切換苗ストッパー32,32のストッパープレート33,33と、後苗台Cの上記苗ストッパーとが、ストッパー面を形成して予備苗を受止めて各苗台A,B,C後端からの予備苗の落下を防止するとともに、予備苗載せ台14の搬送姿勢時にはストッパープレート33が倒伏してストッパー面の形成を解除して前苗台Aから中央苗台B及び中央苗台Bから後苗台Cへの予備苗の搬送を可能にする。この切換ストッパーの切換動作は予備苗載せ台14の姿勢切換に対応して自動的に行われるため、利便性が高い。
以上、平行リンクを構成する2本のアームの形状が側面視略直方形に形成された例につき説明したが、図7及び8は平行リンク機構を形成する2本のアーム24,24が側面視略への字型に形成された例につき示している。上記2本のアーム24,24は互いが離反する向きに中央部分が屈曲しており、予備苗載せ台14の搬送姿勢時、側面視略への字型(又は逆への字型)に形成されている。
上記構成により、平行リンク機構を形成する2本のアーム24,24同士の干渉が最小限に抑制され、各アーム24を各苗台A,B,Cと平行になる位置まで倒伏させることが可能になる。このため、中央苗台Bの各アーム24支持位置と、前苗台A及び後苗台Cの各アーム24連結位置とを上下にずらす必要がなく、上記支持位置及び連結位置を上下方向中心に位置させることができ、前苗台Aの左右側板19,19の上方突出部19a及び後苗台Cの左右側板19,19の下方突出部19bを設ける必要がない。上記構成により、苗台A,B,C同士の連結構造をシンプルにすることができるため、製造コストを低く抑えることが可能になる。
以上、平行リンク機構を用いて固定苗台である中央苗台Bに可動苗台である前苗台A及び後苗台Bを連結する例に説明したが、図9及び10はロッド48,49を用いて中央苗台Bに前苗台A及び後苗台Bを連結する例につき示している。以下、平行リンク機構を用いた予備苗載せ台14と異なる部分について説明する。
予備苗載せ台14の載置姿勢時、図9に示すように、中央苗台Bの上方に前苗台Aが位置し、前苗台Aのさらに上方に後苗台Cが位置しており、各苗台A,B,Cは、後方に向かって下降傾斜した状態で、走行機体3の左側部から上方に向かって突設された前後2本の支柱16,17によって支持されている。
上記2本の支柱16,17には、それぞれ下段、中段、上段と3段の載置プレート41、42,43が設けられており、下段の載置プレート41,41には中央苗台Bが固定的に支持され、中段の載置プレート42,42には前苗台Aが載置され、上段の載置プレート43,43には後苗台Cが載置されている。上段及び中段の載置プレート42,43は側面視略への字型の形状に成形され、上方に向いた載置面と前方に向いたストッパー面を形成している。
前苗台Aの下面前部には、下方に向かって突出するストッパー片44が突設されており、上記ストッパー片44が前支柱16の中段載置プレート42の上記ストッパー面と当接することにより、前苗台Aが前後2本の支柱16,17の中段載置プレート42,42から後方に滑り落ちることが防止され、前苗台Aの載置姿勢が維持される。後苗台Cの載置姿勢時の姿勢維持機構も、前苗台Aと略同一の構成により構成されている。
中央苗台Bの左側板19の前後位置にそれぞれ回動自在に支持される2個のカラー46,47には、それぞれロッド48,49がスライド自在に挿入支持されている。前側のカラー46に支持されたロッド48の先端は前苗台Aの左側板19の前位置に回動自在に支持され、後側のカラー47に支持されたロッド49の先端は後苗台Cの左側板19の後位置に回動自在に支持されており、これら2本のロッド48,49が中央苗台Bに前苗台A及び後苗台Cを連結する連結部材を形成する。
各ロッド48,49の基端部にはストッパー51が形成されており、ロッド48,49がカラー46,47から抜け落ちることが防止される。前苗台Aの左側板19の後部及び後苗台Cの左側板19の前部には、それぞれ側板19の長手方向に沿って当接部52が形成されており、中央苗台Bの前後端の下端には、それぞれ前後方向に支持プレート27,27が突設されている。
載置姿勢の予備苗載せ台14を搬送姿勢に姿勢切換するために、前後の苗台A,Cを前後の支柱16,17の載置プレート42,43から取り外し、前苗台Aを前方、後苗台Cを後方に引き出すと、前後のカラー46,47に支持される2本のロッド48,49が、カラー46,47に対して前後方向にそれぞれスライド移動しながらカラー46,47の回動に伴い下方に揺動される。
続いて、前苗台A下面の後端を中央苗台Bの前側の支持プレート27、後苗台C下面の前端を中央苗台Bの後側の支持プレート27に当接させて、各苗台A,B,Cを一直線状に配置すると、ロッド48,49の基端部のストッパー51,51がカラー46,47に当接し、前側のカラー46に支持され前苗台Aに回動自在に取付けられたロッド48の中途部が前苗台Aの左側板19に形成された前述の当接部52に当接し、後側のカラー47に支持され後苗台Cに回動自在に取付けられたロッド49の中途部が後苗台Cの左側板19に形成された前述の当接部52に当接する。
各ロッド48,49中途部の前後苗台A,Cの当接部52,52への当接、各ロッド48,49基端部に形成されたストッパー51,51の前後のカラー46,47への当接及び中央苗台Bの前後の支持プレート27,27への前後の苗台A,C下面の前後端の当接により、各苗台A,B,Cが一直線状に展開された姿勢、すなわち予備苗載せ台14の搬送姿勢が維持される。なお、予備苗載せ台14の載置姿勢から搬送姿勢への姿勢切換時、前述したように前苗台Aは前方に引き出し下方移動させればよく、後苗台Cは後方に引き出し下方移動させればよいので、載置姿勢時の前後苗台A,Cの苗載せ面を上方に向けたままの状態で姿勢切換ができる。
搬送姿勢時の移植機の全体側面図である。 搬送姿勢時の移植機の全体平面図である。 載置姿勢時の移植機の全体側面図である。 中央苗台を支持する後側の支柱の要部背面図である。 (A)は前苗台後端の要部平面図であり、(B)は前苗台後端の要部断面側面図である。 (A)は予備苗載せ台の搬送姿勢時の前苗台と中央苗台の当接箇所付近の要部断面側面図であり、(B)は切換苗ストッパーの倒伏姿勢時の前苗台及び苗切換ストッパーの要部平面図である。 平行リンク機構を用いた他の実施例を示す搬送姿勢時の移植機の全体側面図である。 平行リンク機構を用いた他の実施例を示す載置姿勢時の移植機の全体側面図である。 他の実施例を示す載置姿勢時の移植機の全体側面図である。 他の実施例を示す搬送姿勢時の移植機の全体側面図である。
符号の説明
3 走行機体
6 植付作業機
14 予備苗載せ台
24 アーム(連結部財)
48 ロッド(連結部財)
49 ロッド(連結部財)
A 前苗台(苗台,可動苗台)
B 中央苗台(苗台,固定苗台)
C 後苗台(苗台,可動苗台)

Claims (2)

  1. 植付作業機(6)を後方に連結した走行機体(3)の側方に予備苗を上部苗載せ面に載置して走行機体(3)前方より後方にスライド移動させる予備苗載せ台(14)を配置し、該予備苗載せ台(14)を複数の苗台(A),(B),(C)に前後分割形成し、該複数の苗台(A),(B),(C)の支持状態を前後方向に連結させた搬送姿勢と、上下複数段に形成した載置姿勢とに姿勢変更可能に構成した移植機の予備苗載せ台において、複数の苗台(A),(B),(C)同士を連結部材(24),(48),(49)で連結するとともに該連結状態で各苗台(A),(B),(C)の苗載せ面を上向きに保持して姿勢変更可能に構成した移植機の予備苗載せ台。
  2. 各苗台(A),(B),(C)が平行リンクにより連結され、平行リンクを上方又は下方に回動させることにより、予備苗載せ台(14)を搬送姿勢と載置姿勢とに姿勢切換可能に構成した請求項1の移植機の予備苗載せ台。
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